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[18482] 小説コンクール 投稿者:DS 投稿日:2008/10/18(Sat) 20:43 <HOME>
このサイトにがほぼ閉鎖状態になるまであと何日もないです。
ですがもうどうせなら最後にいい思い出が残せるといいな、なんて思ったので、立ててしまいました。

色々計画しましたが、ここが無くなっては実行は無理です。
まだ色々とまとまってませんが、気づいてくれた人だけでいいです。
参加して貰えませんか?

お題は「秋」にしておきます。
考案して下さった皆さん、すみません…。
投票などはいっそのことなくてもいいと思いました。

とりあえず最後に一つのスレッドに同じ目的で小説を書いて終わりたいな、と。
わがままなんですけどね。

よろしくお願いします…
[18482へのレス] Re: 小説コンクール 投稿者:Riku 投稿日:2008/10/25(Sat) 22:29 <HOME>
投票などなくても、小説は誰かに見てもらえばいいものと思っています。
最後にふさわしいと思いますよー^^
なのであまりにも即席で、見づらいかもしれませんが参加させていただきます。
 最後の英文は禁止ワード含んでたりなので文法おかしいかもですorz

今までここにいた事の最終がこの一話だと信じて…
  ***********

世界は終わらない。
誰かが消えても、地球がある。
地球が消えようとも、星がある。
たとえ星が消えたとしても…宇宙がある。
宇宙が消えても歴史は残り、時は進み――

「そして・・・愚かな物も、賢きものも…すべてを許してきたのだろうな」
その七色の鳥は笑った。
ホウオウと呼ばれる者は笑った。
真夜中の暗黒に、その輝いている姿は映えていた。
それはもう、眩しいぐらいに。
しかしそれは一介の「データ」に過ぎなかった。
「・・・もうすぐ、消えるんだね」
七色に輝くホウオウの足元に、誰かが暗黒に紛れてうずくまっていた。
耳と額・足の輪が、黄色く瞬いた。
赤い目を持つ、それはブラッキーだった。
「そう。消える。消えてしまうのだよ。・・・ふん。面白くないね。我々は人々の記憶にしか何かを残すことが出来ない」
ホウオウがつまらなそうに棒読み口調で言った。
「人間の娯楽の為に、生まれ、死んでいく。いや、作られ消えていくのか」
どっちでもいいよ、といいたげにブラッキーがため息をついた。
空で星が瞬いた。
これもプログラムの作用だと知っているだけに、何だか虚しかった。

  ***

「それ、はじめからにするんだって?」
クラスメイトが聞いた。
公園のベンチで、今人気のゲーム機を開いて、遊んでいたところだった。
「あぁ。だって、もう全クリして飽きちゃったし…」
男の子は笑った。

  ***

「・・・ブラッキー。・・・ああ、お前も最後まで名前をもらうことがなかったのだね」
大きな首をブラッキーの方へ向けて、言った。
「ああ。…わかってても、やっぱり哀しい気がするよ」
「ふん……一つ、何か残しておきたかったが…お前は季節というものを知っているかい?」
ホウオウの神聖な瞳に魅入られても、そのブラッキーは平気だった。
今更、恐怖するものも、敬うものもないことを知っていた。
「……あまりよくはしらないね。この世界にはないものなの?」
「この世界にもある。ただ、動かぬだけだ」
ホウオウは哂(わら)った。切なく想ったのか、馬鹿らしく想ったのかはわからなかった。
頭を上げて、ホウオウは空を見た。ブラッキーもつられて空を見た。
「――よく聞きなさい、ブラッキー。この世界では、ずっと、いつまでも…言ってしまえば永遠に、季節は変わらない」
ただ、といって一息ついた。
「一つだけ、この世界にない季節があるのだよ」
「其れはなあに?」
ブラッキーの純粋な眼が、ホウオウへと向いた。
「それはねぇ・・・――」

  ***

《▼ ほんとうに はじめからに しますか?》
「しつこいよなぁ、こういう質問ってさ」
「だよな。なーんかさ、心配性じゃね?」
「ははは。何かわかる」
男の子は何のためらいもなく、ボタンを押した。
カーソルが「はい」という選択を選んだ。

  ***

「 ――おや、そろそろ時間が来てしまったようだね」
ホウオウがつまらなそうに哂った。
空に穴が開いている。
そして周りの景色が消えていく。

消滅が始まった、二匹はそう悟った。
「…秋だよ」
「うん?」
唐突だったので、ブラッキーは聞き返した。
「この世界にない季節は、秋だよ。――北には寒い冬があり、南には暑い夏がある。そして至る場所に、花を咲かせる春がある」
でも。秋はない。
この世界にはいないもの。
落ち葉。木の葉。
紅く染まった、美しい紅葉の木…
「――秋って、どんなもの?」
消え行く星を見送りながら、最期が近いと知りながら――ブラッキーは訊いた。
「…木の実が生(な)り、綺麗な紅に染まった葉が落ちていく。――人々は、その美しき紅の世界を見て癒されるのだと」
わたしも一度見てみたかった、ホウオウは言った。
「綺麗なんだろうね、きっと」
ブラッキーは笑った。
前足が段々と消えていくのを知っていて。
「嗚呼、それからねぇ」
ホウオウは嬉しそうな顔でブラッキーに話しかけた。
お互いが消えるのを知っていて、運命を知っていて。
「人間は死ぬときに、天国という場所へいくらしいよ」
「天国?人間は消えないの?」
さっきより、いっそう楽しく会話した。
最期が訪れるのを忘れようとしているのか、別れを惜しんでいるのかは複雑過ぎて解らなかった。

「『玩具』のわたしたちと違って、魂(たましい)というものになって、その天国という場所で楽しく暮らすのだと」
「でも僕は玩具である運命を受け入れたよ。ホウオウだってそうでしょう?」
ホウオウは答えず、代わりに哂った。
既にその七色の翼は消失の空間に掻き消えていた。
それを気にしない様子で、会話を続けた。
「玩具…ふん…――やがてはこの心も消えてしまうのだろうな。作られた物の最期とは、つまらない」
周りの景色はもうほとんど塵となっていた。
ブラッキーの方も下半身が消えていたが、それを気にすることなく会話を続けていた。
「マスターは…ずっと僕らのことを覚えていてくれるかな?」
「無理だな。所詮人間だ」
「……」
あまりに哀しい答だったが、それが真実であり、願いは叶わない。
「記憶とは切ない物だ。消えては増え、増えるたびに何かが消える」
「でも…」
ブラッキーが何かを言いかけたが、もう体が消えてしまっているホウオウを見て、つい言葉をためらった。
「でも、マスターはきっと覚えていてくれるよ!だから僕たちに終わりを与えたんだよ」
必死に、訴えるように言った。
「…終わりか。ふん。…――いいかブラッキー、これだけは覚えて、信じて――そして消えなさい」

「誰かに好きなってもらうために、生まれたのだと」

「だったら、大丈夫だよ!」
ホウオウの言葉を聴いて、ブラッキーは明るい表情になった。

「ホウオウのこと大好きだよ!」
七色の鳥は、最期に笑顔を残して消えた。

地も消え、空も消えた。
この世界に終わりはない。
また、すぐに世界が始まる。
そして消えた者も、誰かの記憶の中で詠い続けるだろう。
きっと…きっと…。
願いを持った最後のデータは、「ブラッキー」の形を持ったプログラムは、つぶやいた。

「マスターも、大好きだよ」

  ***
「え?」
何かが聞こえたかのように、男の子は我に返った。
「どした?」
友達が聞く。
「…いや、なんでもないや」
ゲーム画面に視線を戻した。
「しょきかが かんりょうしました」、という文字が画面にでているだけだった。

「…」
どこかから落ち葉が一枚、舞い落ちてきて、ゲーム画面の上にそっと舞い降りた。
ほとんど黒に染まっているが、端っこの一部が所々黄色くなっている、不思議な葉だった。
「うわ〜!この葉っぱすっげえ!ブラッキーみたいな色してる!」
友達が叫んだ。

「…あ……」
今更、何かを思い出したような衝撃だった。
「もう秋なんだな」
友達がしみじみといった。
男の子は答えずに、落ちてきた黒い葉っぱをポケットに大事にしまいこんだ。

どこかで、だれかに愛されていたような気がした。

***** End of lost
        but I loved everyone.

   Farewell,everyone!
[18482へのレス] Re: 小説コンクール 投稿者:パチリス@プラチナ楽しみ♪ 投稿日:2008/10/26(Sun) 13:42 <HOME>
結局、何もできずにこのまますらすらは消えてしまぅのかァ。
と思っていました。小説の更新も全然してません……。
これで、この板にくるのは最後かもしれませんねェ。
悲しいなァ。すらすらは僕の「支え」でしたからね……。
僕の最後のポケモン小説かもしれません。
ぜひ、読んでくださいね。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

「もう、秋なんだネ」
彼女は静かに言った。
もう二年も彼女は世界を見ていない。
彼女の瞳には何も映らない。

◆◇◆◇◆◇

二年前。
あの時、僕は彼女と遊んでいた。
まだ、彼女は目が見えていた。
目の見える、ごく普通のエーフィだった。
僕も、ごく普通のリーフィアだった。
ふ、と思った。
「なんで、皆、『普通』にこだわるのかナ」
「そうねェ。いったい、『普通』ってなんなんだろうネ」
彼女の言葉は僕の心を大きく動かした。
いままで、ずぅっと、普通という言葉を使ってきたが、普通とは何なんだろうか。そんな事、考えた事がなかった。
「なんの変哲もない事かなァ……」
僕がつぶやくと、彼女は「うん……」とうなずいた。
その時だった。
僕が何かを踏んだ。
何かは弾け、光り、彼女の眼を奪った。
閃光爆弾だった。この辺りは昔、戦場だった。
それが、今頃になって発動したのか。誰かが故意に仕掛けたのか。
僕の右前脚は大火傷を負った。
でも、一ヶ月で治った。しかし、彼女はもう治らなかった。
それから、彼女は世界を見ることはできなくなった。

◆◇◆◇◆◇

「もう、秋なんだネ」
呟いた彼女を見て、僕は「え?」と聞き返した。
「だって、歩けば地面で落ち葉を踏む音が聞こえるよ。虫の鳴き声も聞こえる」
意識していなかった。それは彼女だけが感じれる世界なのかもしれない。
「あの日――、『普通』って何かナ、て言ってたよネ」
「うん」
「私ネ、『普通』なんてないと思うの」
「うん?」
「私みたいに目の見えない人は『普通』じゃないの? て考えるとそうじゃないと思う。私にとっては今の目の見えない生活がもう『普通』になってるんだ」
確かに、そうかもしれない。
自分が『普通』。人が『普通』じゃない。
そんなのは無い。そう考えたほうが楽かもしれない。

◆◇◆◇◆◇

「私、秋が好き」
「……」
「目が見えなくても世界が見える。音が教えてくれる」
「うん。君が嬉しそうな顔をしているのなら、僕はそれがとても嬉しい。だから、僕も秋が好きだよ」
「フフッ……」
「僕は秋も、君も好きだ」
「私もヨ」
秋はこれから何度もくる。
その度に彼女の笑顔を見て、僕も笑おう。

END
[18482へのレス] Re: 小説コンクール 投稿者:リア 投稿日:2008/10/31(Fri) 23:50 <HOME>
最後くらい小説書きましょうか・・・。
お題通りかけるかちょっと不安です・・((ぇ
昔書いてた小説、自分のとこにうpしてみようかなと迷い中です。。
とりあえずウダウダ言わず書いてみちゃいますッ!

あとがき

すみませんっ!秋の設定、全然活かせませんでした;;
グダグダだし・・明るい話にしようと思ったのに・・。
雑談板、巻き添え喰らったみたいでお別れ言えなかったので、
ここでいいます!((ぇ
皆さん、今までありがとうございました!
よかったらサイト、見に来てくださいッっ!

―――

〜信じる心〜

「ヘルガー!もうすぐ秋だね!」
「ライチュウ・・。そう・・だね・・。」

ニコッ!と笑いかけるが、ヘルガーは悲しそうな顔をする。

「ヘルガー?どうしたの?」
「あのね、ライチュウ。僕は秋が来たらこの森を出て行くよ。」
「どっ・・どうしていきなり!?」

いつも一緒に居れる。そう思っていたのに・・。
僕たちは子供のころからずーっと一緒で、
これからもずーっと一緒だって思っていたのに・・。
現実は常に残酷だ。

「あのね、仕方のないことなんだよ・・・。」
「どうして・・どうしてっ!?」

僕の声はだんだん泣き声に変わっていく。
ヘルガー、まだ一緒に居たいよ・・。

「ライチュウ・・泣かないで?」
「へっ・・ヘルガーが行くなら僕も行くぅ・・!」
「何言ってるの?ライチュウ、君はここに居て。
そして僕の帰りを待ってて?」

イヤイヤ、と、首を振る。
我儘?そんなのはわかってる。

「お願い、ライチュウ。必ずこの森に帰ってくるから・・!」
「イヤなの・・。ヘルガーと一緒に居たい!」
「ダメだってば・・」
「じゃぁ理由は!?ダメって言い張るんなら理由があるんでしょ!?」

ヘルガーは黙り込む。
ねぇ?どうして?どうして貴方は僕を置いて行こうとするの?

「ライチュウ、僕を信じて待ってて?」
「何を・・何を信じろって言うの!?
なんで何も教えてくれないの!?ねぇ!ねぇ!!」
「煩いっ!!」

怒鳴られた。あの冷静だったヘルガーが、
始めて僕に向かって怒鳴ったんだ。
そして、カタカタと震えている・・。

「何で・・ヘルガー。辛いことがあるんなら僕に話して?
怖いなら僕に言って?寂しいならもっと傍においで?」
「ライチュウに・・何がわかるって言うんだ!?」

そう言うとヘルガーはどこかへ駆けて行く。

―――お願い、待って!

必死にヘルガー後ろ姿を追いかけるが、
距離は広がっていくばかり。
やがて、ヘルガーの姿は見えなくなった。

「ヘルガー・・」

僕はその場に一人残され、泣き崩れる。
大切な友の名を、何度も何度も呼び続ける。

「ヘルガぁッ・・ヘルガー・・っ・・!」

返事をする者は無い。



秋が来た。
あの日以来僕はヘルガーに一度も会っていない。
ただ、一通の手紙が来た。

『ありがとう。ごめん。』

二言だけのとても短い手紙。

「ヘルガー・・僕、ずっと待ってるからね。
だから・・絶対帰ってきてよ、この森に・・・」

頬が滴を伝うのを感じながら呟く。
ヘルガー・・帰ってきたら、ただいま。って
一番に言いに来てね・・?

END
[18482へのレス] Re: 小説コンクール 投稿者:おっはよー 投稿日:2008/11/01(Sat) 06:44
うっひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
ヘルガーがどうした?意味不明!!今頃ポケモンとか時代遅れすぎるwwwwwwwwwwwww
どうせもう終わりなんだし、馬鹿だね^^

[17916] 要望・連絡スレッド 投稿者:DS 投稿日:2008/06/29(Sun) 01:22
100行ったので立てました。

要望や連絡がある場合はこのスレッドをお使いください。
また、アンケートを立てたい場合は「小説アンケートスレッド」を、
感想や報告がある場合は「小説感想スレ&報告スレ」を
お使いください。

こんな感じですかね。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:JUN 投稿日:2008/06/29(Sun) 23:02
ガイラス様>
ライトさんとラグーンの試合が始まりました。
出来るだけ力を入れて書いてます。

で、貴方の意見も採り入れようと思います。

ラグーンの竜義でこれだけはライトさんに使って欲しい竜義や、使って欲しい技、体技などを教えて欲しいです。

ライトさんがお望みであればラグーンの最強の体技も出します。

逆にライトさんに使わせたい技などありましたら此処にお書き下さい。

オーカイン様>
お役に立てず申し訳ないです。
貴方の小説はバックアップはとって置いたのですが…
パソコンが壊れた際に消えてしまいました…
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:ガイラス 投稿日:2008/07/01(Tue) 00:03
明後日(正確には明日)からテストのガイラスです。

>JUN様
う〜ん、これは絶対に使って欲しいってのは無いですけど
ライトは本気のラグーンさんと戦いたいらしいので、誠に図々しいですが
全力で相手してやってください。

ではレポートも書かないといけないのでこれにて。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:DS 投稿日:2008/07/16(Wed) 00:25
こんばんは。
夏に入ったのか、入ってないのかよくわからない季節ですね。
最近お店の冷房がきつくなってきました。

突然ですが、2つほど連絡があるのでここに書かせていただきます。

一つ目に、謝罪をしなければならないことがあります…。

私事で申し訳ないですが、私が書いていた小説、「私のポケットの中」を非常に勝手ながら消させていただきました…。
見返したとき感じた文章のまとまりのなさ、文章力、内容が把握しにくいなどの点を兼ねての最終手段です…。
読んでいただいていた方には誠に申し訳ないと思っています…。

ですが、この掲示板の利用規約に
「書き始めたら最後まで責任を持って書きましょう。」
とあります。
私は利用規約を破ってしまったことになります。
それだけは避けなければなりません。
それに私もこのまま消して終わりということにはしたくないです。
なので、これも非常に勝手なのですが、消した代わりにもう一度1から書き直そうと思います。

これで書き直すのは3回目です…。
読者の方には誠に申し訳ないと思っています…。
これも全て私の不甲斐無さが招いたことです…。
次に書き直したものは物語が完結するまで責任を持って書くつもりでいます…。

誠に申し訳ありませんでした…。


次に2つ目の連絡をさせていただきます。
もう気付いてくださった方は何人かおられますが、私が勝手に夏の小説コンクールについてのスレッドを立てさせていただきました。
気付かれてない方もいると思うので一度見て頂けませんか。
私の提案もあるので賛成か反対かだけでも答えてくださるとありがたいです。
あと、賛成である場合は今ある条件だけで皆さんが『楽しく』コンクールに参加できるかどうかも判断していただけたらありがたいです。
意見が多く集まらないと、夏ではなく秋になるか今年は無い、ということになるかもしれません。
少数意見だけでは勝手に行うのと同じになってしまいます。
ご協力をお願いいたします。

長々と申し訳ありませんでした。
それでは。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:サーナ 投稿日:2008/07/17(Thu) 00:54
DSさん>

「私のポケットの中」の件は大変残念です。
チャットで話していてときも、立ち止まったかのように見えましたが、結局削除されることになったんですね。
私は良くDSさんの小説を読んでいましたし、その文章力や内容の発展をいつも羨ましく眺めておりました。
そんなサーナ・・・ちょっぴり悲しいものです。


ただ、次に描くであろう作品。
今度は最終回まで無事に描き終えられることを楽しみにしてます。
ぜひこの小説板をDSさんの手で活気付けてください。


――――おしまぃ。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:DS 投稿日:2008/07/18(Fri) 00:25
>サーナさん

悲しいなんていってくださって…。
泣いていいですか(
ありがとうございます。

私も盛り上げようと努力はしています。
ですが、そろそろ私も受験戦争の真っ只中に…。
サーナさんがここは動くしかないですよ。
などといって私への負荷を回避してみます((

次に書く小説こそはしっかりと書き上げます。
まだバットエンドの方しか浮かんでいないので何とも言いがたいですが、頑張ります。

それでは。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:レップウザ 投稿日:2008/07/24(Thu) 23:34 <HOME>
JUNさん>

了解いたしました。
ラグーンさんもエリスさんも登場させていただきますよ。
えっと、それでラグーンさんとアルさんを稽古させることについてですが、稽古について何か要望などありますのでしょうか?
あとワザなども教えていただけるとありがたいです。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:JUN 投稿日:2008/07/26(Sat) 02:20
レップウザ様>
ラグーンはアルさんの力の強さを見るだけでなく、心の強さを見極めようとしてます。

使う技は…

ボーマンダの覚える技全て
緋龍の力発動時<発動時の詠唱・・・我が内なる緋龍の力を開放する!封印一門解除!>
緋色爪<ひしょくそう>(緋色のオーラ<炎の力>を爪に纏わせ相手を斬る)
紅蓮華(相手を炎に包み込む、その炎はまるで華の様<簡単に言えば炎が花を象る>)
炎床(地面に不可視の炎を立ち上らせる、相手は体力を徐々に減っていく事を気付かない、任意のタイミングで火柱を上げさせることも可能)
炎柱(ラグーンの望む場所に炎の柱を立ち上らせる、逃げる相手に主に使う)

黒龍の力発動時(発動時の詠唱<我が内なる黒龍よ!其の大いなる闇の力を貸し給え!!>)
神滅闇斬爪(神も死神も滅する究極の闇の力を爪に纏わせ相手を斬る)
闇放(黒龍の闇をそのまま相手に当てる、黒龍の闇に与えられた物は視力、聴力、嗅覚、触覚を失う、危険な技なので、アクアが居ないときや本気にならない時は使用しない)
竜視 凶神覇(闇を相手に注ぎ込み、相手の最も恐れている過去を幻覚で何度も連続再生させ、精神ダメージと身体ダメージを両方与える、喰らったダメージはこの技の使い手に吸い取られる)

アクアやリタは病気や怪我を癒す力を持っていますので…
是非有効活用させて下さい。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:レップウザ 投稿日:2008/07/29(Tue) 00:17 <HOME>
JUNさん>
ワザを書いていただきありがとうございます。

共演の方の話はもうあと少ししたら登場(?)する予定です。
楽しみにしていただけるとありがたいです。
おかしな点が出ることがないよう頑張りますが、もし出てしまった場合は遠慮なくご指摘願います。
こちらからも私のキャラ達をどうぞ宜しくお願いいたします。

では
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:ヒコザル 投稿日:2008/07/30(Wed) 15:19
DSさん>しかし、そんなに書き直すんならもう書かなければいいじゃないですか。
しょせん書き始めても謝罪をしなければならないような
ことならばね。
いくらダメでも、諦めるって言うのは一番ダメだと思う。
みんなに読んでもらっていたじゃないですか。
それなのに自分の不都合で消すなんて。
小説を書くということは誰かに読んでもらうことが全てじゃない。

書き終えることが全てなのだよ。


[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:DS 投稿日:2008/07/30(Wed) 17:43
>ヒコザルさん

貴方の言うとおりです。
私は途中であの小説を諦めました。
もう一度書き直すとはいえ、それは紛れも無い事実です。
反論する気は無いです。

貴方の言うとおり、小説は読んでもらうことが全てではなく、書き終えることが全てなのだと私も思います。
しかし、それに気づけたのは消してからでした。
初めて消した時に浮かんできた気持ちは、罪悪感と後悔などでした。
気付いた時には遅かったとはこのことです。

本当に馬鹿なことをしたと思っています。
読んで下さっていた方々のことをよく考えていればこんなことをしなかったかもしれない、そう思いました。
でもそんなのは消したのを何かのせいにして逃げようとしているのと一緒です。
私は自分であの小説を消しました。
自分の意思で。

でも、もう一度チャンスをください。
もう2度と自分勝手な理由で消したりはしません。
次に小説を自分の意思で消すことがあったら、もう私はこの板には来ません。
こんなことをしたのですからおそらく読んでくださっている方はほとんどいないでしょう。
しかし、もう一度スレッドを立ててしまった以上、もう逃げ出すようなことはせず、書き上げようと決めています。
自分で消すのは最初で最後です。

今言えるのはこれだけです。
本当に申し訳ありませんでした。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:DS 投稿日:2008/08/03(Sun) 00:03
連レス申し訳ありません;

>レップウザさん

すみません;
チャットで話をしていたのですっかりこちらに書くのを忘れてました;

とりあえず共演に使いたいキャラクターなどを教えていただければどれでも貸し出しいたします。
内容についても特に要望等はないです。

こちらの方でももう少し時間がかかりそうなのでJUNさんの後になる件は全然かまいませんよ。

今回も、よろしくお願いします。

それでは。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:JUN 投稿日:2008/08/08(Fri) 01:32
レップウザ様>
えぇっと…貴方の方の僕のキャラは完璧に原作通りです。
此処まで僕のキャラを見事に使いこなされるとは……
流石はレップウザ様としか言いようがありませんね。

えっと一通り貴方のキャラも出させていただきました。
誠に勝手ながら貴方の方のセイントガーディアンズの本部に行った後って設定にしました、もし其れが嫌なのであれば仰って下さい、他を考えますので…

で、キャラの方の性格等はどうでしょうか…
ちょっと自信ないです。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:ガイラス 投稿日:2008/08/08(Fri) 01:58
>JUN様

アンケートスレでルインさんがノアに鳳凰舞教えてくれるって言ってましたけど。
是非ノアに鳳凰舞を叩き込んでやってくれませんか?

短いっすけどこれにて。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:JUN 投稿日:2008/08/08(Fri) 02:12
ガイラス様>
了解いたしました、次の話辺りでノアさんにルインを教える話を書いておきます。

短文失礼いたしました。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:パチリス@プラチナ楽しみ♪ 投稿日:2008/08/08(Fri) 17:03 <HOME>
>皆様

僕は、よく考えると、
【PMS】と、【探検隊クレス】が大作な気がします。
しかし、それもログ破損という形で今や影も形も無い……。
だが、僕はあの続きが書きたかった。
それが心残りでありませんでした。
そこで!!
どちらかを復活させようと思います。
本当に何も残っていませんので、ストーリー等、
すごおおおぉぉく変わるかと思います。
それを了承した上で、どちらが復活して欲しいか言ってください。
「読んでいなかった」という方も、名前からしてでいいので答えていただけると嬉しいです。
お願いします。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:JUN 投稿日:2008/08/09(Sat) 00:14
パチリス様>
僕はやはりボンバーズが貴方の作の中で好きです。
でも、どの作も素晴らしいと思います。
だけど…其の二つの中で決めて欲しいと仰られば…
PMSの方を選びます。

もしPMSが復活するなら
フェイさんとルインの剣技対決がまた実現できますね。
ルインは剣技勝負でのライバルを捜していますので。
剣技を使うポケモンが増えると彼女も喜びます。

ガイラス様>
かなり無理矢理感はありますが…
ノアさんは鳳凰舞を覚えました。

一応鳳凰舞の技一覧を書いておきますね。

鳳凰舞之攻・剣舞(けんぶ)<踊りながら相手に攻撃する、攻撃するたびに攻撃力は倍に倍になっていく、この効果で上がった攻撃力は戦闘中ずっと持続>
鳳凰舞之魅・輪廻<美しくて綺麗な舞を舞い、相手を動けなくする>
鳳凰舞之防・結界<神をも魅了する綺麗な舞で神に守って貰う、要するに舞いに魅了された神が踊り手に結界を張ってくれる>
鳳凰舞之援・向上<綺麗な舞を舞い味方の全能力を少しずつ少しずつ上げていく>
鳳凰舞之治・万能<不思議な舞を舞い、味方にかかった不利なステータスを全て回復>
鳳凰舞之癒・治癒<美しい舞いを舞って、味方を回復させる>
鳳凰舞極義・鳳凰砲<力強くも美しい舞を舞い、鳳凰の力を借りて、凄まじい炎の砲を打ち出す>

※ここから先は危険なので踊り手にも被害が及ぶ
鳳凰舞禁断・蘇生<自分が大ダメージを受ける変わりに戦闘不能の味方復活させる、味方が絶命していた場合は自分が絶命する変わりに味方を生き返らせる>
鳳凰舞禁断・死舞<自分が大ダメージを受ける変わりに相手を一撃で倒す、恨みをもってこの舞いを踊ると踊り手も絶命>

と言うような感じです。
是非使ってあげて下さい!
ルインもきっと喜びます!!
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:パチリス@プラチナ楽しみ♪ 投稿日:2008/08/09(Sat) 15:30 <HOME>
>JUN様

そうですか?
ボンバーズ……。
そう言ってもらえると嬉しいです。

PMSですね。
もしPMSが復活したとしても、一から始まるので
ルインさんとの対決はずいぶん後になりますね……。
そん時はよろしくお願いしますッ!

>皆様

もう少し待ちます。
PMSかクレス。
どうぞ、選んでくださいな。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:アオポン 投稿日:2008/08/10(Sun) 00:35
パチリスさん>
内容を覚えていないので何とも言えませんが、僕もPMSですかね。。。
名前からの判断で申し訳ないです。

そういや自分も消え去って何もなくなった所から書き始めたのを思い出しました。
記憶が全てですから、頑張ってください!


皆様へ>
現在のお話が完遂したら、交流会をやろうかなと思っています。
今の話がいつ終わるかは分からないけど((
近くなったらまた書こうかと思いますが、参加希望の方がいらっしゃれば此処に書き込んでもらえないでしょうか?
参加ポケの細かい情報はまだいいです、今は名前と種族だけ書き示してもらえるとありがたいです。

では、よろしくお願いします。。。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:レップウザ 投稿日:2008/08/10(Sun) 02:06 <HOME>
JUNさん>

正直ちゃんとできているかどうか不安だったのでそういっていただき有り難うございます。
こちらもJUNさんの小説の方にこちらのキャラが登場しているのを拝見いたしました。
皆、特徴がうまく掴まれていて何一つして原作と違うところはありませんでした。
此方からも流石JUNさんと申し上げたいと思います。
時間軸の本部に行った後という設定ですが、特に問題はございませんのでその設定で書いてくださって構いません。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:SP 投稿日:2008/08/10(Sun) 11:14
こんにちは。
初めて小説を書いたSPです。
まだ慣れないところもあり、多少文が変かも知れませんがLegendary lightをよろしくお願いします。

bySP
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:MASA 投稿日:2008/08/10(Sun) 13:15
こんにちは、新しく「未来へと続く階段」を書き始めました。
といっても、黒き光の途中の話なんですけどね・・・
なので、更新が始まるのはかなり先になってしまうかも知れません。

ですが更新し始めたら、こちらのほうも宜しくお願いします。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:パチリス@プラチナ楽しみ♪ 投稿日:2008/08/11(Mon) 21:34 <HOME>
>アオポン様

有難うございます。
PMSですか・・・。
僕はクレスと予想してましたが・・・。

じゃぁ、もうPMSで行きましょうッ!
そこで、JUN様とアオポン様に質問していいですか?

田中くん「おはよう」

か、

「おはよう」
田中くんは言った。

のどっちがいいでしょうか?
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:アオポン 投稿日:2008/08/11(Mon) 23:15
パチリスさん>
自分が前者の方で書いているので、僕的には前者のほうですかね。
後者のほうだと誰が話しているか分からなくなる時があるんで…
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:JUN 投稿日:2008/08/12(Tue) 20:40
パチリス様>
僕は…
名前「台詞」
の形の方が見やすいと思います。
無理にト書きにすると見難くなるので僕は前者をお薦めします。

「台詞」
誰々が言った。
状況説明

より…

名前「台詞」
状況説明

の方が簡潔で見やすいと思います。
確かに普通の著書では全てがト書きですが…其れを真似して無理矢理ト書きにする必要性は無いと思います。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:彼岸花 投稿日:2008/08/13(Wed) 11:52
今日は。ほぼ数ヶ月ドロンの種を食い続けた彼岸花です。
……え? お前なんか知らない?
はい。私、元freedomです。改名しました。

理由としましては三つ、気分転換がしたかったから。
そろそろお盆……お彼岸の季節だから。
“ポケモンタワーで祈祷師発狂”の称号がもう一回欲しかったから。
はい、以上です。
……え?下らないって?
ええ、下らないかも知れません。でも暫くスランプだったので、新しい自分として再出発しようと思いまして。

それだけです。これからは“彼岸花”として宜しくしてやって下さい。
では、これにて。


―― 修正追伸 ――
>JUN様
長らく更新放置していて大変申し訳在りませんでした。漸く時間が出来たので、就職試験までは更新出来ます。
それにつきまして、一つ伺って置きたい事が有ります。
今度はレジェンドとエアズさんの地稽古を書きたいのですが、エアズさんの技がどうやら全ては掲載されていない様に思いました。
今のまま書いても宜しいのでしょうか?
また、更新した話で何かおかしい所がないかの確認もお願いしたいのですが……。
 
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:パチリス@プラチナ楽しみ♪ 投稿日:2008/08/13(Wed) 19:17 <HOME>
>アオポン様、JUN様

そうですかー。
ならそーしましょっと♪
有難うございましたぁ!

>彼岸花様

おぉ、改名ですかッ!!
freedom様(だったころ)はそーゆー風にスランプから抜け出していたんですね。
それで、あの素晴らしい作品を。
これからも、よろしくお願いします!
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:JUN 投稿日:2008/08/13(Wed) 23:41
彼岸花様>
う〜む…長く以前の名を呼んでいたからまだこの呼び名はなれませんね〜…

そしてスランプからの脱出おめでとう御座います。
ん〜む…確かにエアズの技はすべて書いてないですねー…
まだ彼を本気にさせた者がまだ一人も居ないんです。
だけどレジェンドさんなら…彼を本気にさせてくれるかも知れませんね…

分かりました…わざをすべて書いておきます。
コレを使うか使わないかは貴方が決めて下さい。
あ、ちなみに技集書いてない技だけを表記しますので。

神竜覚醒(自分の身体能力を約10倍に跳ね上げる、その時、身体が蒼金色に光る、その間近接攻撃しか扱えず、効果時間は5分、その後自分の体力が半分削られる)
神竜封眠(自分の身体能力を1/2程にし、自分の自己治癒能力を跳ね上げる、その治癒能力はラグーン真眼解放時の全力のドラゴンクローのダメージを瞬時に快復するほど)
断罪(アクアの白龍刀技・断罪の元となった技、闇と聖を同調させ、其れによって発生した高エネルギーの力を相手にぶつける)
真・断罪(神竜覚醒時に断罪を使用すると自動的にこの技になる、聖と闇を同調させ、この世を凌駕するエネルギーを爪に纏わせ連続ぎり)
天上天下(エアズの最強にして最大の技、四大竜の力を全て開放し、其れを爪に纏わせ、相手を爪で斬り飛ばし、その後、相手を追って飛び上がり、相手を爪で叩き落とす、これを使うと神経が損傷し、行動不能になる<アクアの白龍の力で神経を治すことは可能>)

一応この位ですねー…
で、特に僕のキャラでおかしい点はありません。
流石は貴方ですね。
全くもって文句の付け所はありません。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:彼岸花 投稿日:2008/08/14(Thu) 15:05
もうお盆ですねぇ。彼岸花です。

>JUN様
今日更新した話を見て頂ければ解ると思いますが、エアズさんを本気にさせて頂きました。
血で足元をぬかるませて転ばせるなんてちょっと卑怯かな〜、とか思ったんですけど、大体あの様な話の流れになりました。

其れで質問があるのですが、皇龍の力の使い所はあのような感じでよろしかったでしょうか?
名前を呼ぶとか、そう言うのはないのでしょうか?
他に何か気になった事が有ればご指摘お願いします。
では、失礼します。
 
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:JUN 投稿日:2008/08/14(Thu) 19:35
彼岸花様>
んっと…エアズを本気にさせるとは流石はレジェンドさん。
皇龍の力は発動はあんな感じで大丈夫です。

エアズの気が高ぶると皇龍が姿を現します。
皇龍の口調はラウゼとほぼ同じです。

補足はしておきますが蒼眼は技ではありません。
選ばれたドラゴンタイプのポケモンが持つ瞳です。
まぁ記憶自体が無くなるから使えなくなるのは問題ないと思います。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:レップウザ 投稿日:2008/08/17(Sun) 03:23 <HOME>
DSさん>
チャットで話しましたので、こちらがお貸しするキャラの技を書かせていただきます。
前回お貸ししたメインキャラ三人は、全てサイトの方に書いてあるのでそちらを見てくださるとありがたいです。
彼等はワザは全てそれぞれの種族が覚えるワザを全て使えるという設定です。なお、アルのみ『はどうだん』を特別に使用します。
では、新たにお貸しするキャラの特徴などを…。

【ファオロン】(フライゴン♂)
常に微笑みを浮かべている。
滅多に怒らない温厚な性格です。
口調はやんわりと穏やかで語尾が『〜』となることが多い。
ポケを姓で呼びます。長いと略します。分からないときはそのまま名前で呼びます。
戦いは好まないが修行や稽古では普通に戦う。
その時は歌やカンフーの身のこなしで華麗に戦う。
二重人格者で戦いによって何かしら被害を起こす者は仲間でも容赦しない。一度人格が変わると戦おうとするだけで襲います。
口調も罵声や乱暴な言葉が多くなり、身体能力も半端なく上がります。
暴走した場合アル、レン、リーナに制止役をお願いします。

能力・ワザ
・ナックラー、フライゴンが覚えるワザ全て。
癒しの力
【緩やかな癒し】
一度対象にかけると一日中常に体力が回復し続ける。一度に複数のポケモンに対して使える。
【暴走する癒し】
一度対象にかけると10分間傷を負ったり、体力が減っても一瞬で回復させる。その回復力に追いつけるものはいない。しかし、効果が切れると体の身体能力が著しく低下する。

潜在秘術
【平和の歌】
高く清らかな声で歌い、歌声を聴いたものは眠る(眠りは浅い)。特性ふみん、しぜんかいふく、やるき、ぼうおん無効。しんぴのまもり無効。目が覚めたものは、戦闘意識が完全に失せてしまう。
【鈴の歌】
鈴の音のような歌声で歌う。ぼうおん無効。いやしのすずと同じ効果を持ち、味方の傷も少し癒す。
【苦痛の歌】
低く恐ろしげな歌声で歌う。ぼうおん無効。呪いの言葉のような歌を幻聴のように相手の心に幾度も響かせ精神的ダメージを与える。闇の力を宿すものには肉体的ダメージも与える。

第二人格時

【大砂爆弾】
地面から砂を発生させて空中で塊にして、相手にぶつけ、すさまじい爆発を起こして攻撃。何個でも作ることが可能。大きさは自由に変えられる。
【臓喰砂蟲】
相手の体の表面にすなじごくを発生させそこから蟲を湧き出させる。蟲は表面の体を食い破って体内に侵入し臓器を食い荒らす。
【侵砂舞散】
超微粒子の砂をあたり一面に吹き荒らす。相手はその砂を吸うと体の中を自由に動き回り体に様々な異常を起こす。砂が肺に入ると呼吸ができなくなる。また血管を通ったりすることもある。

第二人格になった時のワザはどれも危険なので誰かが止めさせてあげると良いかもしれません。ちなみに二重人格状態だと流石に彼も無理をしているのでかなり体に負荷がかかっています。

【カイ】(カイリュー♂)
だいたいの性格はサイトの方にも書いてありますが、温厚で優しい性格です。
ただ卑怯な手を使うものは嫌いなマジメ系キャラです。実力はかなりある方です。
ワザの方もサイトの方に大方書かれているわけですが、使用されてない隠れたワザもお見せしましょう。

ワザ:カイリューが覚えるワザ全て。

潜在秘術
【大閃光龍星弾】
龍の頭の形をした光に包まれた巨大な隕石を雨のように降らせる。
【霊魂奪光龍爪】
龍の頭を波動を纏った爪で攻撃。掠めただけで相手の魂や体に宿る霊と名の付くもの全てを体から引き離す。魂を抜かせるかはカイの意思で決められる。悪霊などを悪い霊だけを体から抜け出させることも可能です。

秘儀術
【巨竜大撃突波】(波は誤字じゃないです)
ドラゴンダイブの派生版。龍の頭を象った巨大な波動が体を包みこみ、相手をその激突力と波動で押しつぶす。相手をひるませる。

最後にフェルナです。

【フェルナ】(トゲチック♀)
だいたいのことはサイトのほうにも書いてあります。
人の痛みが分かる性格で、相手の気持ちを考えてから行動したり話したりする優しい性格。
誰かと接するときはいつも相手の気持ちになって接する。

ワザ:トゲチックが使えるワザ全て。

癒しの力
【究極なる癒し】
対象の傷、体力を一瞬で完璧に癒す。重い病も簡単に治すこともでき、意識不明のものも意識を取り戻す。
【浄化する癒し】
対象にかけられた呪いを解く。死者に対して使うと成仏させられる。闇の力を持つもの対して使うとダメージを与える。

潜在秘術
【絶対防御結界】
結界を張る。結界の中にはいかなる攻撃も届かない。だが、結界を維持している間は激しいスピードで体力が消耗していく。
【天使の翼】
背中の羽を巨大な翼にすることができる。飛行能力もあがることはもちろん、羽の雨を降らせたり暴風を起こしたりなど用途は様々。またこの状態時のみトゲキッスが覚える全てのワザが使えるようになる。

秘儀術
【女神のキッス】
男も女も全てを魅了する口付けをする。キスされたものはメロメロ、錯乱状態にすることができる。対象が男性の場合気絶させる。てんしのキッスの派生版
【ラッキーフィンガー】
ゆびをふるの派生版。出てくるワザが限定され高威力、一撃必殺、能力をぐーんとあげる、能力をがくっとさげる、状態異常にするワザしか出なくなる。(自爆系はのぞく)

ワザを一通り書かせていただきました。
そのほか要望があるようでしたらお願いします。
長文失礼いたします…
【修正】10:04分
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:DS 投稿日:2008/08/20(Wed) 20:52
>レップウザさん

返事が遅れてしまって申し訳ありません。
詳しく書いてくださってありがとうございます。
これからしばらくの間書かせていただきます。
違うところなどがあったら遠慮なくおっしゃってください。
直ぐに直しますので。
共演の方の承諾、ありがとうございました。

それでは。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:レップウザ 投稿日:2008/09/08(Mon) 01:24 <HOME>
JUNさん>

共演話の方を無事完結させることができました。
正直書いていて楽しかったです。が、いろいろと難しかった時もありました。
ですが、そういうのも何もかもひっくるめて楽しかったです。
小説の最後の方にも書きましたが、共演していただき本当にありがとうございました。
確認のため、原作と相違点がありましたら、遠慮なく仰ってください。
それと、話の中にてガルーラ特製スペシャルケーキをそちらに送ったのでもしよかったら救助隊の皆さんで召し上がってください。

それでは…
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:フライヤ. 投稿日:2008/09/08(Mon) 01:30
レップウザさん>
おつかれさまです。
次回は私と・・(何を言うっ

皆様へ>
私は夜型なので日が変わる頃によく雑談チャットにいたりします。なので、そのような時間にすらすらへ来た場合は一度チャットに立ち寄ってみてください〜
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:JUN 投稿日:2008/09/08(Mon) 01:50
レップウザ様>
いえいえ、こちらこそわがままを聞いて下さりありがとう御座います。

キャラの方ですが、原作通りしっかり書かれています。

僕の方もキャラが違うとか、あったら仰って下さい。
速攻で直します、僕の方はもうちょっと続くと思います。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:レップウザ 投稿日:2008/09/21(Sun) 01:17 <HOME>
返事に一週間以上もかけている自分は人間としてなってません。
遅れて申し訳ございません。返信させていただきます。

フライヤさん>
もしや私の小説を読んでくださっていたのでしょうか?
それはとても嬉しいでございます。
実は密かに自分もホームページでフライヤさんの小説を読ませていただいておりました。
共演はOKしてもいいのですが、まだ一人共演するかたを控えている身ですゆえ、だいぶ遅くなるかもしれません。

JUNさん>
そちらもこっちの原作どおりでございます。
更新を頑張ってくださいね。更新できるときでいいですので。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:フライヤ. 投稿日:2008/09/21(Sun) 15:14
小説のシステムがRPGと化している【クエスト】小説作者のフライヤ.です。

死神、チコは現在、とある戦いを終えた所で小説が止まっています。どうしようか、新キャラを出して共に戦わせるか。うーん・・・、それはさておき。

レップウザさん>
小説読んでくださってましたか(喜)
現在はいろんな方からチコやアユ、フライヤのイラストを描いてもらってます。しかし、小説サイトの要領が5kbとかなり小さく、貼るのに苦労しています。
レップウザさんの小説はかなりの人気で私も嬉しい事でございますが、悔しいですっ。(涙)

あの時代に戻って人気を繋げたかったのに…とある事件で自分はすらすらさんのサイトになかなか顔が出せない状態になってしまい…でも、レップウザさんやパチリスさんなどの歓迎に大きく感謝しています。もちろん、読者さんの感想も見て嬉しく思っています。

読者の皆様へ>
最近の感想で読者さんがこう言ったのです。
「要望なんて出していいんですか?」
という事を申したりする方がいます。「不遠慮ではないんですか?」といいたそうだったので、返答しました。

【逆に要望してくださいっ!】

読者やベテランさんからの厳しいお言葉やクレームがあっても、そのお言葉やクレームを糧として自分は成長すると思っているからです。(誹謗・中傷はクレームではございません)

皆さんの要望で短編・長編の小説が出来るのです!
なので、要望を送ってください!お願いします!

それではっ、小説書かなきゃ(汗
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:JUN 投稿日:2008/09/24(Wed) 22:38
レップウザ様>
ようやく共演が終わりました。
キャラの性格などが壊れてないかなどをチェックして違うところがあったら遠慮無く仰って下さい。

そして、ハッピーズの奴らが三人にそれぞれプレゼントを渡しました。

アルさん→白龍の牙で出来たペンダント(闇の攻撃のダメージを軽減)
リーナさん→浄罪鉄のブレスレット(浄化の技の威力が僅かに上昇)
レンさん→鳳凰の羽で出来たミサンガ(炎の威力が僅かに上昇と命が危ないときに身代わりで切れてくれる)

後はリタがチョコケーキを作ったのでセイントガーディアンズの皆さんで食べてあげて下さい、相当大きいので全員分あると思います。

とにかく、共演ありがとう御座いました。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:レップウザ 投稿日:2008/09/24(Wed) 23:37 <HOME>
JUNさん>
共演をしていただきありがとうございました。
お疲れ様です。最後の最後までアル達の性格、キャラは何の違いもズレもなく、本当にJUNさんは凄いお方だと思いました。
では、ハッピーズの皆さんからプレゼントを頂いたということで、早速彼らに身に着けていただきましょうか。お〜い!

アル「何だ作者。あんたがオレを呼ぶなんて…珍しいな」
レン「だな。オレら三人あんまあんたに突っかかったりしないし、小説以外で出るなんて特別方法使った返事しかないだろ?」
リーナ「二人の言うとおりだね。それでどうして私達を呼んだりなんかしたの?」

それはね、君達三人はハッピーズの皆さんからプレゼントを頂いただろう?早速着けて貰おうって思ってさ。
さっ、早く!

……数十秒後。

アル「このペンダント…。何だか着けただけで体に確かな変化があったことが分かる。しかし、オレは何かと首からいろいろとぶら下げすぎだな…。アミュレット、アクセサリー、ペンダント…。オレはそんな装飾品を身につける性格じゃないのだが…」
レン「ミサンガかぁ。こりゃぁいい!何だが燃えるような力をもらった気がするぜ!ふやっふ――!」
リーナ「ブレスレットかぁ。私の腕にぴったりに作ってもらったんだっけ。ふふっ、何だかちょっといい気分。このブレスレットから力を貰ってるのかな?」

いやぁ、いいですねぇ。三人とも似合ってますよ。それとチョコケーキも届いてるんですよね。
セイントガーディアンズの皆さんで食べてくださいですって。

アル「(チョコだと…?)…それは美味しそうだ。早速頂こう」
レン「おいおい。何、お前目の色変えてんだよ。お前だけの分じゃないぜ。みんなで食べんだ。お〜い、総長や先輩方、後輩やその他本部で働く皆〜!皆纏めて来〜い!チョコケーキだぞ〜!」
リーナ「凄く大きいから全員分ありますよ〜。慌てないでくださいね〜」

それから講堂にてチョコケーキパーティーが行われ、光の守護者たち全員お腹いっぱいケーキを食べましたとさ。おしまい!

と、こんな感じに絵本チックな終わり方にしてみました(
本当にありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:彼岸花 投稿日:2008/10/07(Tue) 21:47
え〜と……久々に様子を見に来たら……何か……ああいう事態になってまして……。
私は一体如何すればと考えた結果……残り一月足らずの間……もう何を優先してもJUN様との共演小説を書き上げようと決意しました。
彼岸花です。
サイトも凍結しましたし、部活はもう3年がいなくても大丈夫だし、クラスの模擬店も簡単な仕事をゲットしたし……粗筋は一応出来てるし……後は書くだけ!
初めて文章を書くのに時間と勝負しようとしてます。
でも書きます。

JUN様、其の為にはJUN様の協力が必要不可欠なのです。
どうか、何か在ったら言って下さい。JUN様のキャラを書くのも自分のキャラを書くのも久し振りなので、本当に変だったら嫌なんです。
暇なときで良いので、御指摘などあればお願いします!
 
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:ガイラス 投稿日:2008/10/07(Tue) 22:02
鈍足〜鈍速〜、小説の更新絶賛鈍足中のガイラスです。

>彼岸花様

お久しぶりです!!続きずっと楽しみにしてました。
やっぱり彼岸花様の小説は面白いです!!
・・・・感想だけですいません。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:JUN 投稿日:2008/10/07(Tue) 23:50
彼岸花様>
んっと、解りました、精一杯貴方に協力します。
たった一ヶ月…自分も小説をどこかに移動させるか完結せねばなりません。

共に頑張っていきましょう。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:アオポン 投稿日:2008/10/08(Wed) 22:25
恐らくこの掲示板ではライターズの更新は止める予定のアオポンです。
移転先が決まっているので、出来ればこちらでこの章は完結させたかったのですが、最近地味にスランプ気味なのと、テスト間近+受験と、こうしてPCができる機会も少なくなる、ということでこういう判断をいたしました。
此処で読んでくださった皆様には本当に申し訳ないです。。
そのうち移転先に移し、ライターズを続けていく予定ですので、移転しても読んでやる!という方、大歓迎です(

ほかの方の小説もさまざまな形で続いたり、完結したりするんですよね。。。
このサイトで皆さんとともに書けなくなるのはちょっとつらいです…(
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:レップウザ 投稿日:2008/10/08(Wed) 23:15 <HOME>
ここすらすらで小説が書けなくなるというのは変えようのない事実です。
皆さんの小説もここで読めなくなると思うと、本当に寂しいものです。
続きが読めなくなって悲しい気持ちもありますし、何より皆さんと会えなくなるというのが辛いです。
ここを離れても小説を書く方は、もし良いのであればここに移転先などを書いてくださるとありがたいです。
そうすれば皆さんの様子が、分かりますので…。

私の場合、自サイトでひっそりほそぼそと書かせていただきます。
こんな自分の小説の続きを読みたいという方いれば、どうぞよろしくお願いします。
先が見えないほど長くなりますので、覚悟をしてくださいませ(
ゲストブックなどに足跡でも残してくださると嬉しいです(
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:ガイラス 投稿日:2008/10/08(Wed) 23:44
ここで書けなくなるのはとても寂しいですね。
此処ほど色んな人がアドバイスし合ったり、作品を競演させ合ったりする所もそうそう無いでしょうから。
移転先もまだ決まらないし、書くのを止めようとも思ってるんですが・・・
流石に此処まで書いて来たので作品がちゃんと完結するまで続けて行こうと思います(一応どんな結末になるかまでは考えてるので

さてと、小説の続き書きながらもボチボチ移転先探さないと。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:JUN 投稿日:2008/10/09(Thu) 00:01
自分もこんなに続けたのに完結するまでやめるわけには行きません。
移転先もまだ決まってませんが幾つか目星はつけてるんですよね…
折角仲良くなった小説仲間とこのまま別れるのも痛まれます…

もし、そちらさえよければ連絡を取り合いたいくらいです。
もし、僕と連絡を取り合っても良いよ、って方はメールを送って下さい。
メルアドは公開していますので…
是非僕にメールを送って下さい。
小説のことだけでは無く、色々話したいです。
ちなみにメッセンジャーなのでチャットも可能です。

移転先なども話し合って同じ所に移転したいくらいです。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:ガイラス 投稿日:2008/10/09(Thu) 00:31
>JUN様
そうですね、今まで一緒に小説書いてきた仲間達と別れるってのも辛いですよね。
自分も出来れば同じ所に移転したいです。

あと自分で良ければ連絡取り合っても良いですよ?
と言ってもケータイは持ってないし、メールのチェックもあまりしない自分で良ければですが(汗
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:MASA 投稿日:2008/10/09(Thu) 15:24
どうも。最近PCが壊れ気味+受験で中々小説が書けないMASAです。メールが見れなくてショックです(泣

ここで小説を書いている皆様>
何か最近、「移転」という言葉を見かけますが、何かあったんですか?
期末テストで、PCを見てなかったので、何がなんだかわかりません(すみません)

あと、もし僕でよければ今後も連絡を取り合っていきたいです。というか、僕と連絡を取り合ってください!お願いします。

毎日平凡だった僕の生活が、ここの小説を読んで変わりました。それだけ、皆様には、とても感謝しています。僕も此処で小説を書き始めてまだ、半年ぐらいですが、これは、人生でそう多くは無い『出会い』だったと思います。なので、このまま別れるのは嫌です。

高校に入ったら(今の年齢がこれでバレますが)ケータイを買ってもらうので(PCが壊れているので自分専用のPCもほしいです)そこで、皆様と今後も交流をしていきたいです。僕も忙しいのでメールはあまりチェックできないですが、宜しくお願いします。

ちなみに、僕はこのまま小説を続けるつもりです。友達(SPさんですが)と一緒に別の場所で書き続けていくつもりです。
SPさんが、こんな所みたいなページをつくってくれたらなぁ〜・・・と思うMASAです。

いつか、こんな所みたいなページをつくれるようになったら、皆様、是非来て投稿してください。(また夢のような話ですが)
この世の環境が一夜にしてよくなるぐらいの確立ですが、その小さな可能性を信じて、皆様のメールアドレスぐらいは知っておきたいです。

此処で一言!
MASAの嫌いなこと。それは・・・『別れ』です!
知り合った人と別れるのは大嫌いです。連絡を取り合って生きたいです。これからも、いつまでも―

P.S.
こんなことを言っていましたが、まだ、状況がどうなっているかわかっていません。言い過ぎました、すみません。
でも、此処が無くなるって事は・・・・・・ないですよね・・・
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:SP 投稿日:2008/10/10(Fri) 16:34
みなさんに質問です!
「ああいう事態」とはサイト凍結やデーターが追い付かない(メモリオーバー?)などのトラブルのことでしょうか?
ということはすらすらで・・・小説が書けなくなるってことですか!?

生意気言って申し訳ないんですけれど・・・
「誰かが共通の掲示板など・・・立てられたらいいですよね!」

MASAさん同様僕も受験生なので・・・時間がないと言ったらそうなのですが・・・


僕もここにきて自分がいろいろな意味で変わったと思います。ここで出会った仲間と別れるのは正直きついです。

なので連絡を取っていけたらとうれしいと思います・・・


生意気言ってすいませんでした。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:彼岸花 投稿日:2008/10/10(Fri) 20:33
最近になって……本当に色々な悩み事が増えて来ました……。彼岸花です。

>JUN様
あの、先鋒戦を更新したかったのですが、フェンさんの技が解りません。
フェンさんの他にもライさん、フィールさんとの地稽古を予定していたのですが、何か変更した技などはありませんか?
どうか教えて下さい。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:JUN 投稿日:2008/10/10(Fri) 21:52
彼岸花様>
えっと返事遅れて申し訳ありません。

フェンの技を表記しておきます。

サイコウィル(相手を自分の念力の結界で包み込む、この結界は特に何も相手に及ぼす影響はないが…フェンの念の力に反応し、相手を縛り付け、動けなくする)
サイコブレイド(念の力を具現化し、不可視の剣を創り出す、テレポートの力で剣の太刀筋を見えなくさせたり出来る)
サイコヴァルキリー(念の力で女天使を創り出し、相手に襲いかからせる)
サイコヴァリア(特殊攻撃系を完全遮断する結界を創り出す)
サイコウォール(打撃攻撃を完全遮断する見えない壁を創り出す)

赤念力の力<この力を開放するとフェン自身の人格が保てなくなる>
サイコフルール(テレポートで相手の前に瞬間移動し、相手の首を締め上げる、普通の念力、赤念力、氷の2つの力で相手を締め上げる、相手は捕まれている間は全くもって抵抗不能)
サイコボゥ(空中に紅い紅玉を作り出す、その紅玉を相手がふれると、暫く行動不能になってしまう、紅玉はいくつも作り出せる)

氷雪の魔女フルーレの力発動時(赤念力の力を発動させるとフェンはフルーレの性格になってしまう、瞳が綺麗な緋色になる)
ムゲンノユメ(相手を精神世界に閉じこめ、相手の精神を一瞬にして壊し、戦闘不能状態にさせる)
フリーズ・フルーレ(氷柱を自分の周りに張り巡らせ、相手を串刺しにする)
フリーズ・ゲイボルグ(巨大な氷の槍を作りだし、相手を貫く)
エイエンノホウヨウ(相手を優しく抱き、体力と精神力を気付かない内に急速に奪っていく、相手は魔性の瞳で動けないため、この技が決まって無事だった者は居ない)

ライは…蒼牙刀という刀身が蒼い小刀を携えています。
能力は基本的に守りの刀なのですが…ライが技が増えたのは蒼牙刀の専用技くらいです

影縫(相手の影に蒼牙刀を突き刺し、相手を行動不能にする)
水遁・水竜(水で龍を想像し、相手に龍が食らいつく)

フィールは…
タイム・オブ・ディスペル(時の力で創り出された龍を創り出す、聖力蒼竜光とは違い、龍自身が自分の判断で動き、ブレスを打ったりする、ブレスは何故か、媒介から出るエネルギーよりも膨大で謎の多い技)

このくらいです。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:彼岸花 投稿日:2008/10/11(Sat) 23:31
>JUN様
御答え下さり有難う御座いました。
早速前記の資料を参考に先鋒戦を書き始めました。出来れば連休中に先鋒戦を書き終わりたいと思ってます。
其れで、今までもお願いしていた通り、書いたもののチェックを行って下さいませんか?
特に今回のフェンさんとの戦闘……物凄く自信が無いです……!
あああ自分的にはフェンさんってあのようなイメージがあったんですけど……!失礼だったら申し訳ないです……!
其れと質問が幾つか御座います。

赤念力とフルーレ殿の力は同時に遣ってもよろしいと言う事ですか?
上には、赤念力だと人格が保てなくなって、フルーレ殿の力だと彼女の性格になると在りましたが……今一ピンと来なくて……。
読解力がなくて申し訳ないです……。
其れと……フルーレ殿の性格とか口調、一人称二人称がかなり曖昧なので、教えて頂けませんか?
直す所が在れば教えて頂けると助かります。最後の小説はきちんと書きたいので……。
よろしくお願いします。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:JUN 投稿日:2008/10/11(Sat) 23:57
彼岸花様>
フェンがこッ…こわッ!!
腹黒まるだしですね…。
確かに戦闘中のフェンはあんな感じです。
見事に再現しておられます。

んっと…こちらこそ説明力が皆無で申し訳ないです…
えっと赤念力では…フェンはまだ理性があるんです。
だから…加減することは可能です、だけど口調はフルーレの口調になります。

フルーレの力を開放してしまうと…フルーレ自身の性格になってしまい、加減が全く出来なくなります。

簡単に言えばフェンは無意識だけど念の力を10割使ってないんです。
だからフルーレの力を開放すると…念の力まで強くなってしまいます。

口調は…
「私は氷雪の女神フルーレ…さぁ…舞踏会をはじめましょ…私と踊って下さるかしら?」

怒ったときは
「良いわ…この真っ白な雪を貴方の血で染め上げて上げる…!」

相手を挑発するときは
「私…退屈ですわ…もっと楽しませて下さる?」

相手が倒れたときは
「貴方弱い…つまらない…出直してきて…」

と言う様な口調です。

一人称は私 二人称は貴方です。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:SP 投稿日:2008/10/14(Tue) 20:25
どうでしょう?
移転先?は決まりましたか?

決まっていないようであれば・・・

どうでしょう、一応HP作ったいうか・・・ここほど高性能ではありませんが・・・

もし移転先が見つからないようであればぜひともお願いします!

生意気すいません。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:MASA 投稿日:2008/10/15(Wed) 16:10
どうも!最近ここの事態に気づいて(遅い・・・)ショックで夜も眠れないMASAです。

皆様、移転先は見つかりましたか?
僕は、SPさんのもとで書き続けます。よかったらこれからもずっと読んでください。おそらく、あと五年は続くと思います(笑)

大人になったらノートPCかって、小説投稿掲示板を作って・・・なので、いつかインターネットで「MASA」って検索したらでてくるかもしれません。そのときは、是非僕のところで、小説の師匠として皆さんに書いていただきたいです。
僕はあまりいえませんが、SPさんのところでまた、一緒に書きませんか?

これからも、皆様の小説を読みたいので、移転先を教えてください!お願いします!!!!!!

P.S.
今、「MASA」で検索したら、多すぎて出てきませんでした。
読みたい人は(いたら)がんばって探すか、何かの手段で連絡してください。
もしかしたら、近くにいるかもしれませんね。

[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:彼岸花 投稿日:2008/10/29(Wed) 20:57 <HOME>
今晩は。彼岸花です。

一寸(自分にとっては)大事な御知らせをする為に出没しました。
もうすぐ10月も終わります。
其れなのに、私は自分の今の小説を完全に終わらせる事が出来ませんでした。
ですが、このままでは終わらせられません。
せめて、キャラを貸して下さったJUN様の為にも今回の話だけはゆっくりでもいいからちゃんと完成させたいと思い、この度サイトを作りました。
以前予定していた*霞日*ではなく、*夜霞*と言う名の原型全年齢サイトです。
レッドスの新しい話も其処で書きたいと思います。内容が根幹から変わりますが。
一応展示物の中に現在連載していた地稽古話を載せてます。
ただし、すらすらで書いていた小説はかなり癖が有り、受け入れられる人と出来ない人がいると思うので、パスワードが付いています。
簡単なパスです。

ヒントは昔の名前。7文字。
6・18・5・5・4・15・13(アンノーンは全部で28種類)

すらすらの皆様には簡単だと思います。
えっと、よろしければですけど、遊びに来てやって下さい。歓迎します。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:ガイラス 投稿日:2008/10/29(Wed) 22:40
もうすぐ閉鎖するというのにスランプで全然続きが書けないガイラスです

えっと・・・・着々とリミット迫ってるんですよね・・・
自分の小説はアオポンさんの所に移転する予定なので気が向いたら見てやってください。
皆さんの小説も移転しても読ませて貰います!!

・・・・短いですが、今日はこれにて。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:MASA 投稿日:2008/10/30(Thu) 16:24
彼岸花さん・ガイラスさん>
移転先を書いていただきありがとうございました。
今、ここで書いていた皆さんの名前と、小説名を紙に書いています。そして、紙に書いた情報を駆使して皆さんの小説を見つけたいと思います。
期限まで後二日。戻りたい。でも進まなければいけないんですね。またどこか出会いましょう。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:JUN 投稿日:2008/10/31(Fri) 17:33
これが最後の書き込みになるのか…?JUNです。

移転先が決まりました、アオポン様の黒い天使の小説板に移転しようかと思います。

ガイラス様と同じ所に移転するつもりです。
アオポン様からは許可を頂いてますし…後ですらすらでのハッピーズの最終話を書こうと思います。
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:SP 投稿日:2008/10/31(Fri) 20:17
僕もこのサイトでの最後のカキコになると思います。
短い時間でしたがすらすら先輩方にお世話になりました。
本当にありがとうございました。

一応移転先?まではいかないんですけど報告しておきます。

たぶんヤフー検索で「gooSP日記」と打てば僕の掲示板(日記)が出てくると思うので・・・カテゴリーの〜小説〜のところで見れますがPASSがあります。
PASSは記事にコメントしていただけば・・・

MASAさんと一緒にブログなどを作っていくので皆さんもブログに来てくれるとありがたいです。

本当に短い間でしたけど・・・いろいろ生意気言ってすいませんでした。

ちっぽけな「SP]より・・・
[17916へのレス] Re: 要望・連絡スレッド 投稿者:瑠璃 投稿日:2008/10/31(Fri) 22:19

SPさんの小説が見れなくなるとは
非常に残念です・・・
絶対ブログ行きます!!

どうか私のことを忘れないでくださいね

もっと皆さんの小説を読みたかったです・・
未練たらしくてすいません;

では数ヶ月のあいだでしたが
おもしろい小説を読ませていただきまして
ありがとうございました



[16763] 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/02/15(Fri) 00:34
えっと…100レス超えました、またまた新レスを作ります。
作者をどうか御見守り下さい…
因みに題名にハッピーズの正式名称を書いてみました

主要メンバーズ

1軍 ☆アクア♂19歳(ラグラージ)<白龍 蒼竜>
惑星の創世神、白龍を宿す戦士で、元人間。
ポケモン界で一生生きていくことを決意。
厄介事が耐えないがその厄介事でどんどん強くなってきた。
妙に運が悪が悪いところがあり、其れが解決しない悩みだ。
典型的な苦労性でお人好し、裏切りは嫌いだが、仲間に裏切られると再起不能とまでに落ち込む。
馬鹿だけど勇敢で仲間想いな性格。
誰とでも仲良くできる
白龍とやっと心を通わせ、今までの実力とは
比べられないほどの強さを得た。

1軍 リタ♀(メガニウム)19歳<焔之司 鳳凰>
アクアと一番長いつきあいで最良のパートナー。
草タイプの技と炎タイプの技、2つの属性の技を使い分ける。
炎タイプの技も炎ポケモンより威力抜群。
最近迷いと悲しみを無くし、新たな“炎”を得た。
やられてもやられても諦めずに立ち上がる不屈の闘志の持ち主。
体力が凄まじく高く、更に鳳凰の影響で少しずつだが体力が回復している相手にわざと攻撃させて反撃する豪快なこともやる。
とても優しく、明るい性格。
…がキレさせるとこの世の地獄を味わうことになるらしい…

2軍 ドラゴ♂(フライゴン)20歳<風の司 グリフォン>
以前はアクアを敵視していたが、彼に負けたことによって…
仲間になった、とても自由奔放。
うじうじしている奴が嫌いで物事をハッキリさせたがる。
結構きついこともズバズバ言い放つ。
常に彼の周りには風が取り巻いていて、彼に近づいてくる者が危険じゃないかを風が見ている。
心の成長により、ある一族の力を使えるようになる
実はドラグーン一族の子孫であった。

2軍 ☆ラグーン♀(ボーマンダ)22歳<緋龍 黒龍>
炎竜の生まれ変わりで惑星イノセントの最強の一族…
ファル一族の生き残り、性格は本当にボーマンダなのか…?
という程おっとりしていて冷静な性格。
過去に両親を殺されて其れがトラウマになっていたが…
そのトラウマが遂に解消された、だが…まだ忘れられないで居る。
本当に本気になると喋らなくなり(喋れなくなる)、咆哮を上げて相手の足を竦ませる。
眼の色も真っ赤になり、移動するたびに紅い閃光が走る。
更に本気を出した状態で彼女を追いつめると…身体に炎を纏うこともある。
四大眼の“真眼”の持ち主、四大眼の中でも至高の眼と言われる
いつも敬語で礼儀正しく、この惑星で彼女に憧れる者は沢山居る。

その他メンバー

ソル♂ 20歳(アブソル) 樹氷の森にて災害を止めるためにハッピーズに入隊した、氷技が強烈、ライターズのクロとは良い親友でライバル、自らの父黎明を宿す、ポケモンと精霊のハーフであった。

ソウル♀ 19歳(カメックス) 元レッドスのポケモンでこの惑星で唯一の心闘・刈、2つの種類の精神武道を使い分ける、海の心族の末裔で、19の誕生日に死の危険にあったが…ローラの計らいにより助かった。

ジェット♂<早羽> 17歳(ピジョット) 両親の力を身に宿す、素早さは天下一品で飛んでいるときはドラゴ以外は追いつけないし、眼にも見えない、両親がつけた名は早羽と言い、彼が真名を唱えると両親が力を分け与える。

ライ♂(ライチュウ) 19歳 水神の力を宿し、水の技を大得意とする、レッドスのシャオランの影響で忍術にも長けているとか…ルインが打った刀・蒼牙刀を愛刀にしている、シャオランを好いている…?

フィール(エーフィ) 20歳(ポケモン換算) 時の神だがポケモンに恋をして精霊に格下げしたが強さは健在でディアルガを僕にし、力を借りることもある、ダイヤモンドの頭輪をしていて、首にはディアルガのペンダントをかけている

ブラッキー<功月> 19歳(ポケモン換算) 種族は名の通り、だが真名があり功月という、彼が親友と認めた者にしか呼ばせず、今この名を呼んでいるのはレッドスの焔、ノルン、ラグナスのラーナ…そしてフィールだけだ。奈落の主闇雅の僕、トパーズで象ったグラードンのペンダントと両腕には金色の腕輪をしている、地神の力を発動させたときに何か関係があるらしい

ライド♂(エンペルト) 21歳 ハッピーズの中でごく僅かな武器を持って戦う、槍使いで使い手の心に会わせて強くなる“ホーリーランス(飛龍槍)”と言う槍を扱う、昔は信頼と言う言葉を信じていなくて、孤独の戦士だった。

エル♀(エルレイド)19歳 普通はエルレイドは♂しかなれないが彼女はサーナイトにもエルレイドにもなることが出来る、どっちになっているかは気分次第だ。特殊な体質を持つ、武器をもって戦い、2本の剣を右左の手に持ち戦う。気分に合わせて龍牙幻滅と烈龍の剣と伝説の竜殺しの宝剣・ドラゴンスレイヤー、血を吸う剣・ブラッディブレイドを使う。


☆速刃♂(ストライク) 20歳 四大竜の一匹、雷竜に認められし者、強い者には敬意を払い、尊敬の念を抱く、ハッサムに進化するのを断固拒否、だが…本気を出すと進化する、だが戦闘後すぐに戻る、しかし進化しないからと言ってハッサムに決してかてない訳ではない、普通のハッサムの腕力を凌駕する

夏菫♀(ラグラージ) 18歳 元KILLの四幹部を統率する頭首で実力はラグーンより少し下…位らしい…年相応の性格で無邪気で明るくとても優しい、力が強く、軽く地面を殴るだけで地震が起きる、怪力はノームの影響で、夏菫が慈悲の心を持って出す水はかけた相手を癒す、これはウンディーネの影響だ

イディア♂(グレイシア) 23歳 口調と仕草の性で女に見間違えられることもしばしばあり、余りそのことについては本人は気にしていない、神龍族の末裔でハッピーズが守るべき存在だが…あまりに強すぎて付け狙う者達を返り討ちにしてしまう。

レアフィ♀(リーフィア) 13歳 イディアの妹、とても恥ずかしがり屋で初対面の相手とはまともに話すこともできない、守龍族の末裔、炎の精霊サラマンダーを宿している

リヴァイア♀(カイリュー) 22歳 ラグーンとは犬猿の仲で下手すれば潰し合いをする、イディアとは親友謙ボディーガードの役目、実力的にはラグーンと互角で100勝100敗とも言われる。今はイディアとレアフィと救助依頼をこなしており、不在、太古から伝わる伝説の宝剣、草薙の剣を所持

リオン♂(リオル) 11歳
ドラゴに憧れ、会うために遠くからやってきた所…
途中で倒れ、ハッピーズに介抱されて無理矢理入隊させられた…
そして今は、修行から返ってきて、ブライトとまでは行かないが…武道を得意とする攻撃担当の三軍に入った。

シズナ♀(ラプラス)18歳 闇の凶徒の元メンバー、エアズに助けられ、ハッピーズに入隊、卑怯なことが大嫌いで正々堂々を好む騎士道精神を持っている、角が折れている、歌は特別な力を秘めていて、水や氷技に強い酸が混じっている、気づくと防御が凄まじく下がっていて、毒状態になっている。 

ローラ♀(ガブリアス)22歳
ラグーンの昔からの親友で信頼しあっている、闇の凶徒・シャドウの矢に当たり、怪我をしているところを偶然会う、そのまま成り行きでハッピーズの仲間に、人当たりが良く仲良くなりやすい、ヴァディス一族のエースでラグーンと互角程度らしい、攻撃技を一切持ち合わせておらず、癒しを浄化の力に変えて戦っている。ラグーンをずっと見守っている、レッドスのレジェンドに興味があるらしい。リヴァイアとも仲がよい、二人の仲介役

アクアパートナーズ

ラウゼ♂(ボーマンダ) 19歳 アクアが人間時代だった頃からの相棒、アクアとダブルを組むと天下無敵、人を突き放す物言いはするが…甘えん坊

アーシェ♂(ラグラージ) 15歳 幼少時代にアクアに助けられ、付いてくることを決意、アクアと夏菫が存在感があついせいか…妙に影が薄い

ルイン♀(アブソル) 19歳 最強の剣術使い、フェニックスの一番弟子、レイアとは姉妹、爪をまるで剣のように扱う、無邪気で明るい、最近速刃と結ばれ、将来は速刃と共に刀鍛冶を営む夢を持っている

フェン♀(サーナイト) 16歳 ラルトス時からサーナイトの念の力があったらしく…研究所で非道な実験をされていた時にアクアに助けられる、とてもおっとりしている性か…大人に見える。封念の腕輪で自分の力を制御している。

サリュウ♂(フライゴン) 20歳 あのドラゴと血縁関係にあり…?と言う噂が飛び交っている、遠距離、近距離戦何でも有りのオールマイティタイプ、心をなかなか開かず、アクアとアクアパートナーズにのみ信頼している

別の救助隊に編入したポケモン達

※ブライト♀(デンリュウ) 18歳(?) 武道の天才、ドラグーンの弟子で、免許皆伝をした、今はハッピーズではなく、レッドスに編入した、アクアと一番信頼し合っている仲。

※レイア♀(リザードン)20歳 神に認められし刀鍛冶、パルキアの亜空切断の刃なども偶に研ぐ、ルインとは異母兄弟、レッドスのアポロンの元に嫁に行き、レッドスに編入

※牡丹♀(メガニウム) 16歳 最強の戦士、一度目にした能力や技を自分の物に出来る、その戦術や技を使っているときは、使用者の口調になる、まだ幼さが残るが…とても美しい、他の者を魅了してしまう、ドラゴとやけに仲が良い、レッドスのレッドアイの元へ嫁に行った。

ハッピーズの子供達

虹華♀(チコリータ) 4歳(?) とても大人っぽい、最近弟が出来てとても上機嫌、誰とでも仲良くできる性格の持ち主、メガニウムに進化できる実力を持つが進化することを拒否

緋炉♂(ミズゴロウ) 0歳 生まれながらにして焔神の力を受け継ぐ、名も火炎放射を殻を破るのに使ったため、命名。

飛騎♂(ボーマンダ) 5歳 ラグーンの腕力とスピードをそのまま受け継ぐ、実力は一軍のメンバーに勝るにも劣らない、おとぼけで、灼蘭にいつも突っ込まれる

灼蘭♀(フライゴン) 5歳 飛騎とは双子、ドラゴの力をそのまま受け継ぎ、風を操れる、飛騎の止め役。

真月♀(イーブイ)1歳 フィールとブラッキーの子どもで、右目が紅く、左目が薄紫色、時間と冥界の力を操る。ろれつがまわらず「す」が「しゅ」になったり…聞き取りにくい

ヘリオス♂(アブソル) 3歳 ソウルとソルの子ども、幼くして刈と心闘を操る、物静かだが…妙に熱いところも有り、両親の性格を次いだにちがいない。

疾風♂(ポッポ)0歳 ジェットと小竜の子ども、居合いの技を扱える、人見知りが激しいが懐いてしまえばくっつきたがる

岩翼♀(プテラ) 0歳 疾風と同じく、こちらは性格は人見知りをせず、人懐っこく、誰にでもくっつきだがる故に両親を悩ませる…


時宵♀(イーブイ)
月の傷が額にある、闇雅の力を借りなくとも冥界の力が使える、レッドスの焔に憧れていて、度々、リザードンになりたいとだだをこねる。

蒼蘭♀(ゼニガメ)
ソルとソウルの第二子、妙に大人しく、焦らない、ソルの性格を継いだ、刈と心闘を両方使いこなせる数少ないポケモン。

ハッピーズを取り巻くポケモン達

エリス♀(ボーマンダ) 27歳 ラグーンの姉にして救助隊協会長、実力はエアズには敵わないが相当、腕力がエアズ以上で一殴りで惑星にひびを入らせたという噂が……

エアズ♂(ボーマンダ☆) 19歳 ラグーンの兄、死んだときそのままで生き返っているから年を取っていない、実年齢は30歳相当だろうか…?実力はかなりの物でラグーンの邪竜転身時の腕力を超え、素早さはドラゴの風神発動時より早いらしい。

セレ♀(フライゴン) 20歳 死んだときのままの年齢で蘇生したことにより年老いていない、砂竜流儀の創設者、かなりの男勝りで口喧嘩+殴り喧嘩では無敗らしい。

三日月♀(デンリュウ) 12歳 セレとエアズに同じく冥界にいた時間は年老いていない、アクアの妹でブライトに引けを取らないほどの武道の達人で流派は空手。

鬼灯♀(ヘルガー) 19歳 元KILLの三大幹部の一人、爪に毒を持っていて暗殺の名手だった。今は救助隊エインを作って頑張っている。

露草♀(サーナイト) 22歳 鬼灯と同じく、精神に直接攻撃が可能で精神が弱い相手だと一撃で粉砕してしまう、救助隊エインのリーダー

夕顔♀(アブソル) 21歳 鬼灯、露草と同じく、闇の風を操る能力があり、風に乗れば素早さは速刃を超えるらしい…

探検隊エース

シリウス・アクア♂(ポッチャマ)
エースのリーダー、進化できる実力を持つが断固拒否、実力は…白龍未発動時のアクアと同格程度、リータとは恋人同士、頭が切れていて、巧みな戦法と元から持っている未来予知能力で相手を追いつめる

リータ♀(チコリータ)
エースの副リーダーでアクアのパートナー、実力はリヴァイアサン未発動時のライと同格、アクアとは恋人同士、凄まじい防御力で相手を状態異常にし、じわじわと追いつめていく。

シリウス・ブレイド♂(ジュプトル)
アクアの昔からのパートナーで忍者のような身のこなし、実力はグリフォン未発動時のドラゴと同格、凄まじいスピードで相手を翻弄する、リーフブレードを手裏剣のように飛ばせる

ムーン♀(クレセリア)
聖竜を覚醒させたポケモン、実力はアクアと同格、安定したバランス良い能力を徐々に技であげていき、一気に畳みかける戦法が大好き

ソード♂(エルレイド)
空の裂け目にて仲間になる、実力は特殊能力を使っていないジェットと同格、圧倒的なパワーで相手を圧倒する。

アイリィ♀(グレイシア)
神秘の森にてソードに魅了され、仲間になる、実力は特殊能力未発動のリタと同格、アクアと戦法が似ている、凄まじくある頭脳を使って、相手の戦術を巧みに操る

レイシス・ハルバード♂(ボーマンダ)
エアズの親友、エアズに提案されエースに入隊、実力はエアズより少し下程度、だがラグーンが真の竜義を発動させるとラグーンにも敵わず、スピードで翻弄して、飛ぶ斬撃で相手を切り裂く、殆どレイシスに攻撃が当たらないと思った方が良い。

闇の凶徒

ベルサイル♂(ルカリオ)<アオポン様考案>
腰に刀を携えている、物静かで滅多にしゃべろうとはしない、どうやら…ライターズのクロと因縁があるらしい…(?)

ティル♂(リザードン)
リタに負けず劣らずの炎の威力、リタと因縁関係にあり(?)

アンケである方から神や精霊の紹介が欲しいって仰られたので早速紹介します
登場する精霊や神達

四大竜

白龍:至高の力を持つ竜の一匹、聖竜が最終覚醒した姿。司るは聖と生、白銀の鱗に碧緑色の瞳、そして見違えるは鳥の翼が背中に着いている、正に天使と言っても過言ではない。白龍の涙はどんなに傷つき、どんなに重い病気でも治してしまうと言われる、しかし…白龍から涙が出るのは本当に涙が必要になったときのみ。綺麗な声をしており、歌を歌うこともある、その歌は身体と精神を快復させる、白龍が宿ることで回復能力が尋常ではなくなる、致命傷の傷も1時間もあれば塞がる、聖の属性とドラゴンの属性の攻撃を全く受け付けない

黒龍:この惑星の破壊神と共に死、破壊、絶望、憎しみ、妬みなど負の感情を司る、禍々しい黒に赤みががった鱗、右目は赤、左目は黄色、そして背中には蝙蝠のような翼、死神と言っても過言ではない、黒龍の闇に当てられた者は視力、聴力、嗅覚、覇気、気迫を失い、生きる気力を失う、正に白龍と間逆と言っても良いだろう…とてもプライドが高く、侮辱されると幾ら宿主の親友でさえも容赦なし

緋龍:黒龍と対して、希望、夢、願い、生、炎を司る龍、白龍と違い黒龍と何故か相容れる…姿は深紅の鱗に群青の瞳、何よりは機械で作られたような翼が印象的、とても慈悲深い性格で常に敬語口調、鳳凰の親友でもある、黒龍や黄龍の制止役でもあり、黒龍の闇に当てられた者を癒せる白龍と似た存在の龍、だが一度宿主が望めば至高の炎を操る炎の化身にもなる、宿ることで宿主は至高の炎と炎の攻撃に強くなる。

黄龍:司るは勇気、正義、そして雷、姿は黄金の鱗、雷で出来た爪と翼、何よりも銀色の瞳が綺麗、この龍に締め付けられて脱出した者は過去に一人も居ない…誇り高き性格をしていて、侮辱されると裁きの雷(いかづち)で魂ごと消滅させる、それが…盟友の親友でも…俗界と関わり合うのは余り好きではないらしく…殆ど姿を見た者は居ない、何故速刃に宿ったのかも不明、宿ることで雷を操ることが出来、雷を吸い取り、自分の力に出来、更には雷乃如く早く走れる。

四幻神

焔の司 鳳凰:炎を司る、最初は焼き尽くす炎のみ司っていたがリタの心により、蒼炎を習得した、四幻神は宿主の心によって成長することもある、身体に及ぼす影響は炎を吸収するようになり、水に若干弱くなる。

風の司・グリフォン:風を司る、色々な風を操れる、身体に及ぼす影響は風と話せるようになり、常に身体には風を纏い、宿主が攻撃されると怒り、攻撃した相手を切り刻む。

大地の司 剛土:地を司り、地を操れる、相手の攻撃が来ると地が盛り上がり宿主を守る、身体に及ぼす影響は防御が跳ね上がり腕力も上がる

水の司 リヴァイアサン:水を司り、水を操れる、相手の攻撃が来ると水が吹き上がり吹き飛ばそうとする、身体に及ぼす影響は半永久的に水の中で泳ぐことが出来、防御が跳ね上がる

他の精霊達

黎明:ソルの実の親、いわゆるソルは精霊とポケモンのハーフになる、実体は瓦乱にやられてしまい、魂の存在だけになったが…ソルが呼ぶと実体化し、ともに戦う、全属性の力を操る。

硬鱗:実の姿は亀のような姿で、鋼を司る精霊、この力を発動させると防御と攻撃が跳ね上がる、白虎とは親友関係。

白虎:蒼竜、朱雀、玄武に続く四精霊の一匹、宿ると素早さが異常に高くなり攻撃は下がる。

獄水:闇の世界を統率する精霊、姿形はハクリューだが真っ黒なすがた、闇の力を操る

闇雅:奈落と冥界の主、容姿はラティオスの姿だが…真っ黒で額には金の三日月の傷がある。

光雅:天国の使者、容姿はラティアスの姿で全身金色で額には太陽の傷がある。

炎の精霊サラマンダー:焔神と炎竜が産み出した精霊、だが彼らには負けず劣らずで、かなり火力はある。姿はエンテイの姿。

水の精霊ウンディーネ:とても美しい容姿をしている、姿はミロカロスに腕が生えているくらい、腕にはトライデントを持っていて、其れを一振りすると大嵐が起きる。

地の精霊ノーム:姿はハガネールの姿でこの精霊が宿ればかなりの剛力を手にすることが可能。

神竜エクセリオン:ラグナロク、エクスカリバーの呼び名がある、だが神竜自体がエクセリオンと名乗ったのでこの名が付く、四大竜を統率する竜でルインに宿っている。まだ強さは未知数。

氷蛇:虹華に宿る、氷の力を司る蛇、コレが宿ると氷を操れ、宿主が望めばあらゆる攻撃に氷属性をつけられる

皇龍:精霊でも神でも無く特殊な力を持つ龍、エアズに力を認め盟友となる、全ての能力が数倍になる。

竜妃:小竜に宿る龍、皇龍と同じ族、とても美しい姿をしていて見る物全てを魅了する、全ての能力が著しく上がり、メロメロも性別関係なく喰らう。

メガロード:至高の力を持つ龍、真っ赤な身体で翼も真っ赤で爪の巨大、レイアの父の力を認め宿っていた、父が朽ち果てた後は父の愛刀・斬鉄剣を護っていた。

取りあえずその他メンバーはどんどん更新していくので取りあえずこれで我慢して下さい。

名前の前の☆は物語に深く関わる四大竜が宿っているポケです。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/02/15(Fri) 00:37
技紹介です。新たな技が出次第更新します

アクア

白龍の力発動時
聖力蒼竜光(自らの力と聖月龍の力を惑星の息吹と同調させ、莫大なエネルギーを発生させ、光の竜の形にして打ち出す)
聖力覇竜光(上と同じ理屈だが、聖竜刀の力を注ぎ込み更に威力をあげる)
聖力極龍光(上記と同じ用に打つがこの技のみ守るを破る)
覇力聖竜光(上記の技を全て融合させて打ち出す。)
聖力白龍光(白龍の力と覚醒前の聖竜の力、二つの異なる力をぶつけ、発生し炊こうエネルギーの力を打ち出す。)
記憶治癒(蒼白鎚などで奪われた守りの技や龍呪で奪われた技の記憶を戻す)
断罪(レイアの自己流刀技・断罪のオリジナルの技、白龍の力を天空と地下に飛ばし、天空からは聖の力、地下からは闇の力がエネルギー波として相手を貫く今のところのアクアの最大にして最強の技)


蒼竜の力発動時
記憶読・改(相手が一番強いと思う技をオリジナル以上に出す)
聖段改力1の型/2の型/3の型/極(きわみ)の型(→の方になるほど技全ての威力が上がる)
龍呪(蒼竜の呪いを架け、相手の身体能力と共に技の幾つかの記憶を壊す、故に相手は記憶を失った技を扱うことが出来ない)

白龍刀の奥義
白龍刀(相手と組み合うたびに相手の力を奪っていく、そしてどんな技でもこの刀を折ることは出来ない、聖竜刀とは違い、天井を知らず力を吸い取れる。)
白龍刀技・大乱舞(一秒で1000撃の衝撃波を打ち出す)
白龍刀技・一閃(強烈な一撃を与える、この攻撃は必ず急所に当たる)
白龍刀技・兜壊(相手の頭に刀を叩き込み相手の防御を0にし、相手の攻撃力までも下げる)
力源抹消斬(力の源、力源を一刀両断し、相手の力を消し去る、特性や特殊能力などでも防ぐことは絶対に不可能、意思をもつ神や精霊も力を押さえつけられ無防備になる)
白龍刀技・断罪(右手の刀に聖属性、左手の刀に闇属性を纏わせ、相手を両方の刀で両断)
白龍極義・我流天成(白龍の全ての力を足と白龍刀に全て注ぎ込む、速さは光の速さ以上で、力は惑星を両断するほど、だが…神経が時間に連れて分断されてしまい、3分で動けなくなる、アクアの至高で究極の体技)<神経を分断されたら白龍の治癒能力にしても半日かかる>

蒼白鎚(ハンマーの形をした聖竜刀、この重い一撃はどんな盾も突き破り、その破った守りの技は二度と使えない、白龍刀を折れる術の数少ない一つ)
白龍弓(白龍の弓矢、白龍の牙を鏃に使い、凄まじい速さで相手に弓矢が飛んでいく)

リタ

鳳凰の力発動時
炎技全て(オーバーヒート 熱風 火炎放射 火炎の渦を多様)
焔爆・広、力、波(空気の急激な摩擦を起こして相手を中心に爆発を起こす、広は範囲を大きくして威力減、力は範囲を狭くして威力数倍、波は広以上の範囲で力以上の威力、変わりに反動が来る)
究極剛焔(全てを焼き払う炎、焔之封を解除するともっと威力が上がるらしい…)
焔神極義・紅蓮焔葉刀(太陽の力と炎の力を一枚の巨大な葉に注ぎ込み、一気に打ち出す、この技は相殺することが難しい)
炎の舞(炎を纏って舞を舞い炎の威力を上げる)
奉炎・火/炎/豪火/究炎/焔<ほむら>(→に行くに従って炎の威力が上がる)
蒼快炎(不治の病も怪我も根元から焼き払い浄化し、回復させる)
焔之封(鳳凰のリミッターを外す、これで焔神の本当の力を得られる)
レインボーメイル(虹炎を身体に纏わせ、属性が付いた攻撃を中和し無効化する、攻撃を何度か喰らうと消える)
レインボーフレア(虹色の炎を爆発させる、相手に全属性のダメージを与える)
紅炎(真っ赤な炎、あるもの全てを焼き尽くすが、遠く離れれば暖かい)
緑炎(緑色の炎、無益な物を燃やさずに敵だけを焼き尽くし、緑をその後生い茂らせる効果のある炎を放つ)
蒼炎(癒し効果のある炎、蒼い炎で見ているだけでも魅了されるほどに美しい炎、水を凍らせ、炎を中和する力がある)
黄炎(真っ黄色な炎、雷属性を持つ、水と相容ることが出来、水に溶け込んだりもさせられる)
虹炎(美しい虹色の炎、癒しの炎にもなるし、焼き尽くす炎にもなる、全ての属性に対応していて、どんな属性でも中和し、その攻撃を完全無効に出来る)

ドラゴ

グリフォンの力発動時(相手が例え風耐性や風吸収の武器、防具、能力を持ってしてもその能力を無視する)
風の裁き(相手が攻撃してきたとき、風が怒り、攻撃した相手を切り裂く)
風剣破(風刃破の強化版、風の剣を無数に打ち出す)
烈風殺(鎌鼬を極限まで威力を上げた技)
スパイラルエアロ(螺旋状の風を打ち出し、相手を一撃で気絶させる)
龍風剣(手元に風を収束させ一本の剣を創り出す)
疾風剣(風の宝剣・疾風剣を具現化させる、この剣は全ての技を一度に二度打てるようにする)
龍風破(上記の剣を振ると出る衝撃波)
風覇刃(風剣破の威力を遙かに上回る技、三日月型の真空刃を迸らせ、相手を切り裂く)

☆砂竜流義(砂を自在に操る)
蜃気楼(一つ一つに気配が点在する分身を作る)
デザートストーム(竜巻に砂を纏わせる)
砂波(大量の砂が波となり相手に押し寄せる)
熱砂(灼熱の砂を操る)
冷砂(零度の砂を操る)
砂竜剣(風の力を封じられたときの剣、だが…疾風剣に負けるにも劣らない能力、耐久力は白龍刀と組み合っても壊れないほど)

真・砂竜流儀(ドラゴ最強の力)
伏せておきます

ラグーン

通常時
隼返し(燕返し以上の速さで気配を消し、翼を使い手が動かすたびに鎌鼬が発生して、其の数瞬後相手に斬撃を与える)
猛禽斬(まるで猛禽のような動きで相手の目の前に迫り、相手の喉を貫く、相手は窒息状態になり動きが鈍る)
空斬爪(エアズ愛用の技、あまりの切れ味に空気まで切り裂き、その後急激に入ってこようとする空気が相手を切り裂く)

炎竜の力解放時
封印一、二、三門解除(炎竜の封印を解く、一門は炎技の威力が上がる程度、二門は炎竜独自の技を使えて炎竜の特性も受け継ぐ、三門は身体に炎を纏い腕力、耐久力、素早さ、反射神経も著しく上昇)
封印全門解除(ボーマンダの姿を保っていられず、炎竜の姿へとなる、ラグーン自体の意思が無くなる)

一門解除時から使用可能
炎竜爪(炎竜の炎を爪に纏い、相手を切り裂く)
炎竜撃(炎を纏いドラゴンダイブ)

二門解除時から使用可能
ブレイズストーム(炎の大嵐を起こす)
フレアレイン(火炎雨の強化版、上空で核爆発を起こし、その爆風が雨になり振ってくる)

三門解除時から使用可能
ノヴァフレア(相手を中心に核爆発を起こす、ラグーンが炎に触れるとステータス異常+体力が回復)

全門解除時のみ
ブレイズ・アイ(炎竜の瞳の輝きで体力を回復する<70%>)
インフィニティ・ブレイズ・ノヴァフレア(炎竜の最終奥義、太陽に匹敵する炎エネルギーを産み出し、相手にぶつける)

邪竜の力発動時
邪力黒龍光(アクアの聖力蒼竜光の闇属性版)
神滅闇斬爪(神をも滅する闇の力を爪に纏わせ斬る)
ダーク・ウィング(翼で打つに闇属性をつける)
邪竜転身(邪竜に転身する)
邪竜召喚(殲滅と破壊を司る竜を現世に召喚する)

邪竜転身時のみ使用可能
殲滅(至高の闇の力で相手を包み込む、相手は精神には大きなダメージが行く)
破壊(闇の力を爆発させる)
メルトダウン(力を封じる炎で相手を焼き払い、気迫や覇気までも削り去る)

竜義
またまた伏せます、共演時に使いたい場合は聞いて下さい。

真眼開眼時(目の色が真っ赤になり、ラグーンが動くたびに真っ赤な残光が走る、残光だけ見えて、どんなに目がよい奴でもラグーンが移動中肉眼で確認することは不可能、ある条件を満たすと残光を消すこともできる、気迫や覇気を使った攻撃、神を宿した攻撃、精霊、神も全く其の力をお互い無効化される、ラグーンの緋龍の力のみ使用可、何故なら緋龍は自分自身なのである。)

120%解放(ドラゴンクローや燕返しや火炎放射を扱う、素早さはまだ肉眼で確認できるほど、この時はまだ理性はある)
ボーマンダの覚える技全て(しかしドラゴンクロー、燕返し、火炎放射のみ)

150%解放(早すぎて全く肉眼では確認できなくなる、空を斬る音で気配を感じることは可、此処からは完全に理性を失う)
ボーマンダの覚える技全て
咆哮(けたたましい咆哮を上げて、相手を怯えさせる、相手が近くに居た場合は衝撃波により、相手を吹っ飛ばす)
血閃(一瞬に何百回ものドラゴンクローを与える)
凶牙(相手に凄まじい顎の力で噛みつく、破壊力は白龍刀を砕くほど)

200%解放(自分に炎を纏う、近くにいるだけで断続的にダメージを喰らっていく、残光を自分の意志で消すことが出来る、素早さはあまりに早すぎて空を斬る音も何も無くなり、相手は全く気配を感じられない)
爆崩(炎を纏ったドラゴンダイブを放つ、後ろで緋龍の炎を爆破させ其の爆風を背にしてで突っ込んでくるので威力は計り知れない)
飛翔(相手を蹴り上げて空中に飛ばし、ドラゴンダイブ→ドラゴンクロー→逆鱗→流星群→龍の息吹→竜の波動→ドラゴンダイブの連撃を加える、これを受けて無事な者はまず居ない、しかし最初の蹴り上げを受けなければこの技は失敗)

ソル

黎明の力発動時
フォースバリア(使い手が望む属性の攻撃を吸い取り、跳ね返す)
フォースフィルド(使い手が望む属性を惑星中で無効にする)
フォースエナジー(使い手の望む属性を技につけられる)
フォースクロー(全属性の力を爪に注ぎ込み、一秒に100回以上の攻撃を叩き込む)
フォースダウン(相手の持つ全ての属性攻撃の威力を下げる)
フォースキル(相手の属性攻撃を全て無効にする)

黎明召喚時
グランドクロス(2匹で相手へと駆け抜け、すれ違い様に爪で切り裂く、あまりの速さに地面には焦げ跡がついていて其れがクロス模様だからこの名が付いた。)
ルナティックマジャスティス(ソルの魔力と黎明の霊力を合わせて相手の大技を跳ね返す)
フォースエレメント(2匹の力を融合させて破壊光線を放つ、全属性の力を持っているため、必ず効果抜群になる)

ライ

水神の力発動時
水遁・水爆(周りに無数の水球を創り出し、その全ての水球が爆発する)
水遁・水分身(水が素材の分身を創り出す、分身を消すたびに相手は水にまとわり付かれ、段々動きが鈍くなり、仕舞には息が出来なくなる)
水遁・水守(ライの前に水壁が現れ、相手の攻撃から守る)
水の妖刀 村雨(水の小刀、村雨を創り出す)
放水雷(放電に水を纏わせる)
スプラッシュブレード(地面から勢い良く水が吹き出て相手を切り裂く)
水神転身(リヴァイアサンの姿に転身する)
タイダルウェイブ(巨大な津波を発生させる)
水竜破(水竜を創造した水を相手に飛ばす、竜を象った水は硬化、軟化を自由にこなす)

ブラッキー

地神の力発動時
アースハンマー(巨大な石の槌を創り出し、相手に叩き落とす)
地・全壊(地・破壊の強力版、相手の全ての能力を最低まで下げてしまう、更には精霊や神の能力までも下げれるようになった)
地神極義・琥珀陸魂魄(惑星中の大地の力を集め、全てを相手にぶつける)
大地の怒り(ブラッキーが相手に攻撃されたときに発動、地面が棘状に盛り上がり、相手を貫く)
大地の歌(歌を歌い、大地の力を向上させる<地面の技と地神の技の威力が上がる>)

闇雅の力発動時
冥界封(冥界の強大な力によって精霊や神の力を押さえ込む、封印を破る技などもこの封印の前では無駄、下手するとアクアの力源斬りより強烈、精神にも強大なダメージがある)
ブラッティパージ(暗黒の力により、精神と身体にダメージを与える)
冥界爪(奈落爪を遙かに上回る威力、冥界の力を注ぎ込んだ爪で切り裂く)
暗黒刻印(自分の命さえも削り取る刻印を施し、自分の力を跳ね上げる)
刻印転移(自分の徐々に上がる力は止まるが相手に暗黒刻印の命を削る効果だけを写す、この技は手合わせ時には不使用、だが…本気になると手合わせにも使用、普通のポケは1分も持たない)

光雅の力発動時
ホーリィブライトン(暗黒刻印と併用は不可、少しずつ体力が回復する)
ホーリーアロー(聖なる光を矢状に飛ばす)
天の裁き トールジャッジメント(天からの裁きを下し、雷を落とす)
ヘブンズゲート(天への門を開き、相手を其処へと叩き込み、天の司光雅が連続攻撃を仕掛け、その後地へと光速で叩き落とす)

フィール(常に時を操ることが出来る、時を操っているときはディアルガに刻まれている紋様がフィールにも現れる。)
ディアルガの覚えている技全て
イーブイ、エーフィの覚えている技全部
時の宣告(未来予知の強化版、これを発動した3分後に凄まじい時の咆哮が襲いかかる)
時の殲滅(時の咆哮を極限まで威力を高めた技、あまりの威力に周りの次元が歪む)
時の破滅(時計塔を造りだし、時計塔が0時00分を刺すと、相手は一撃で倒れる、時計塔が壊れると相手の頭上に数字が現れ、0になると一定時間動くことが不可能になる)
タイム・オブ・ジャッジメント(相手を異次元に送り、ビックバンを超えるエネルギーの大爆発に巻き込む)
時の裁き(フィールを攻撃したときに発動、相手が老化する)
時の停止(自分以外の時を止める、時間はフィールが相手に攻撃を一度当てるまで。)
時の運命(何が起きるかは全く不明、だがどんな効果でも凄まじい威力)
時の風化(相手の周りの時を早くしたり遅くしたりして、相手を混乱、動揺させる)
時の進退(相手を退化させ、身体能力を奪う)

ジェット
ピジョットの覚える技全部(卵技含めて)
居合(これは伏せておきます)

硬鱗の力発動時(攻撃力が跳ね上がり、更には防御力も跳ね上がる、偶に相手の攻撃を跳ね返すことも)

鋼剛飛牙(羽根を硬化させて、そのまま放つ、ダイヤモンドさえも粉々にする威力)
剛体(ただでさえある防御を更にあげる、相手の攻撃を跳ね返す確率も上がる)
金剛破(鋼属性と飛行属性を持ったギガインパクトを放つ)
金剛体(剛体の強化版、防御を極限まで高める、地神の防御力を遙かに凌駕し、殆どの攻撃を受け付けない)

白虎の力発動時(攻撃が下がり、素早さが異常に上がる)
白虎風乱舞(白い風が無数の白虎を象り、相手に食らいつく)
猛虎撃爪(足の爪を硬鱗の力で硬化させ、白虎の力を足に溜め込み、一秒で1000発の蹴りを叩き込む)

真名解放時(ジェットの両親が実体化して彼と共に戦う)
アブソルの使える技全て
エンドレスフェザー(何らかの属性を羽根に纏わせ、其れを無数に放つ)
ヘル・ジャッジメント(地獄の力を魔法陣に蓄え、その魔法陣から凄まじい闇の力が暴発する、相手には精神+身体に多大なダメージがある)
シャドーフォース(周りの闇と影の力を自分の身に取り込む、能力が全て爆発的に上がり、闇属性がつく、変わりに理性を失う)


闇の精霊シャドーの力解放時<この力を発動時の技は全て強い闇属性になる)

5割解放(影が意志を持って、相手をつかんだり、相手を突き刺したりする)
シャドーブレイド(凄まじい闇の属性を持った影の剣、其の剣はジェットの翼にまとわりつき、ジェットの思い通りに伸び縮する)
シャドーカッター(影の刃を飛ばす)

7割解放(ジェットの瞳が赤黒くなる、影も自由に動き出す、ずっとジェットの下には居ない)
シャドーブレイク(相手の影と自分の影を重ね合わせて相手の動きを完全に止める)
スティールシャドー(相手の影を奪い、相手の動力を剥ぎ取り、自分の動力にする、簡単に言えば相手は動けなくなり、相手の素早さを奪い取れる)

10割解放
シャドーフレア(影の力を不可思議に暴発させて究極の闇の爆発を起こす)

エアズ(ラグーンと同様、覚えている技を連結技として放てる)
ボーマンダの覚える技全て
ドラゴン技全て
飛行技全て

空斬爪(空気まで切り裂く威力の爪で相手を切り裂く、そこに入ってこようとした真空破が相手の傷を更に抉る)
瞬間移動(半径5メートル以内を瞬間的に移動する、相手の攻撃を避けるときに使用)
猛禽斬(相手の喉元を爪で貫き、相手は長期戦になれば酸欠で気絶する)
火炎斬(自分の爪に炎の力を纏わせ切る、炎竜爪の威力を上回る)
サマーソルトテール(翼を器用に使い、後ろ宙返りをして、尻尾を相手に叩きつける、相手の意表を付くときに使用)
蒼眼(相手を気迫の鎖で縛り付ける、逆に自分が気迫の鎖に縛られていたり、幻術にかかっているときに使うと、相手にそのままそっくり返せる)
冥界穴爪(次元を切り裂き、冥界への道を開く、その道は何でも吸い込むブラックホールと化す、エアズは攻撃を吸い取らせるために使用、本気になったときは冥界に引きずり込む)

皇龍の力発動時(全ての能力が極限まで上がり、素早さはドラゴの風神発動時の燕返しの速さ、腕力は黒龍の腕力を遙かに凌駕する)
皇龍召喚(究極の力を持つ皇龍を召喚する)
明らかになっているのは此処まで。

速刃(雷の攻撃を吸収し、自分の力にする、ハッサムに好きに進化できる)

ストライク、ハッサムの覚える技全て
瞬速移動(気配を作らず一瞬で相手の後ろに回り込む)
居合い抜き(居合い切りの威力を極限まで高めた物、瞬速移動の後の繋ぎとして使う)
龍牙粉塵斬(龍の牙を肉眼で確認できないほどに粉砕する一撃をくわえる)
覚醒進化(ハッサムに進化する、だが…つかれやすい体質になってしまう)

黄龍の力発動時(雷属性の攻撃を吸収し、自分の力にする)
雷撃鎌(鎌に雷を纏わせて、相手は組み合う度に全身に雷が回る)
雷神破(雷撃鎌を地面に刺し、雷が地面を剔りながら相手に襲いかかる)
雷神刃(雷神鎌に気合いを入れ込み、一振り、その後雷の衝撃波が飛ぶ)
雷撃十字斬(シザークロスに雷を纏わせる)
迅雷(虫の知らせの電気版、ピンチになると雷の威力があがる)
無双(ハッサム時のみ使用可、鋏に雷を纏わせ、神速を繰り出す、この攻撃を受けて倒れない者は居ない)
光弾(雷属性の光の珠を発射する)

※龍の紋章(四大竜の宿し手全員共通の技、相手の足下に魔法陣を展開させ、相手を行動不能にした後、光の竜が相手を飲み込む。行動不能時、魔法陣の周りに結界が貼ってあるため、全ての攻撃を無効化する)
※龍の咆哮(龍の紋章同様四大竜宿し手共通の技、四大竜が四匹同時に咆哮をあげ、四大竜の宿し手全員の能力+技の威力上昇、相手の能力+技の威力下降の効果をもたらす)
※龍の絶怒(自分の技を一つ封印する変わりに、全ての能力を数十倍にまで跳ね上げる、更に倍速状態+攻撃特攻6段階upの状態になる)

ライド
飛龍突(相手の頭上へジャンプし、そのまま相手に槍を突き刺す、遠心力を利用して攻撃しているので普通に槍で突くより数十倍の威力がある)
飛龍殺(相手の頭上高くジャンプし、相手に槍を突き刺す、飛龍突、何十倍もの威力)
竜剣(龍の気を纏い突進する、相手の力と体力を奪う)
スターダストアロー(槍の形をした衝撃波を何発も放ち、相手を串刺しにする)
ルナティックダンク(相手を踏み台にし、天空高くジャンプ、渾身の力で槍を相手に投げ、相手に命中させる)<聖剣伝説参考>
回転突(槍を軸にして高速で回転し、相手を突く、威力は白龍刀に傷をつけるほど)
ドラゴンキラー(龍騎士が誰でも使える初級技、ドラゴンタイプを持つ者に20倍ほどのダメージを与える)
ペイン(選ばれた者しか使えない技、連続で飛龍突繰り出す、最大10回まで連続攻撃)
???
???

ワイバーンの力発動時
フレイム・メテオレイン<火炎流星群>(ワイバーンの火炎球と、ライドのスターダストアローを掛け合わせた技)
ウィンドランス(ワイバーンの起こした凄まじい風に乗り飛び、相手を貫く)
???
???
???
???


取りあえず此処でストップ、暇があったら修正更新します。

※印は四大竜の宿し手共通技です。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/02/15(Fri) 00:45
一軍、二軍、三軍にハッピーズは分かれている訳で今回は其れを説明します。

一軍
☆アクア(援護)
★リタ(援護)
速刃(攻撃)
夏菫(攻撃)
エアズ(状況に応じて臨機応変)
フィール(防御)
ブラッキー(防御)

二軍
ラグーン☆(攻撃)
ドラゴ★(援護)
ジェット(攻撃)
小竜(防御)
ライド(攻撃)
エル(攻撃)
セレ(防御)

三軍
ソル☆(援護)
ソウル★(攻撃)
ライ(防御)
三日月(攻撃)
イディア(状況に応じて)
レアフィ(援護)
リヴァイア(攻撃)
リオン(未決定)

と言う感じです。
一軍、二軍、三軍の順で強かったり弱かったりって事はないです。

全部バランス基準で選びました。
最強三人組みは全部ばらけさせてありますよ。

☆リーダー
★副リーダー

()の中は担当です。
攻撃担当はとにかく相手に攻撃します。チームの要、この担当は防御が甘い、攻撃一本槍、だが攻撃技で防御に転じることも…

援護は攻撃役の能力をあげたり、回復したりします、暇があれば攻撃も行います、バランスが取れているメンバーが担当

防御は相手から大きな攻撃が来たときに皆を護ります、暇があれば攻撃、援護にも転じられる重要な役、力がそんなにない者が担当。

後2話は本編じゃないです。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/02/15(Fri) 00:55
槍・・・急所に必ず当たるが当てるのが至難の業、ラグーンは確実に当ててくる

剣・・・威力重視の技、一番当てやすく、急所には絶対に当たらないと言う特製も持つ。ソルのは急所に当たらない特性が取り除かれている

矢・・・スピードが速く、避けにくい、体勢を崩したときに放ち相手の意表を付く。

刀・・・効果範囲重視の技、とても効果範囲が広い、変わりに威力が若干低い、レイアののみ威力が若干高め。

連矢・・・連続で矢を放つ、無限に放つことも可能、牡丹のみ放ちながら別の攻撃に転じることが出来る。

リタ「おまけに刈の全種類を説明するね!」

刈攻の1 突刈・・・気迫で鎚を創り出し、相手の頭に叩き落とす、相手は一時行動不能になる

刈攻の2 断刈・・・気迫の刃で切り裂く、だが刃の形状を変えることも可能

刈攻の3 壊刈・・・突刈と同じ効果だが、更に相手の防御を0にする効果も付け加えられている。アクアのみ相手の技の記憶を消す

刈攻の4 除刈・・・強烈な破壊の閃光で相手をズタボロにする、ラグーンの除刈のみ視力を一時失う

刈攻の5 龍刈・・・巨大な龍を気迫で創り出し、相手に食らいつく。(ただしエターナルの場合は狼)



刈防の1 攻壊刈・・・相手が攻撃を試みようとしたときに使用、強烈な風を吹かせ、相手の集中力を奪い攻撃失敗にさせる、ドラゴのみ相手の射出系の技を跳ね返す

刈防の2 幻破刈・・・相手の幻術をうち砕く、もう一つ効果があり、心を落ち着かせ、次の刈攻が1.3倍になるという隠れた効果も…更には刈の5以上の反動を無くす効果もある。ソウルのみ心闘が威力アップする

刈防の3 鉄壁刈・・・気迫の鉄壁を創り出し、相手の攻撃を妨げ破壊する、ジェットのみ攻撃を跳ね返す。

刈防の4 魔境刈・・・特殊な鏡を創り出し、相手の攻撃をそのままそっくり跳ね返す、フィールのみ鏡が割れて相手に突き刺さる。

刈防の5 巨龍刈・・・巨大な龍を創造し、相手の攻撃を全て飲み込む。

フーディン「久々の登場だ、下に刈の特性を書いておいたぞ、性と最と極…そして覇はまたの機会に教えよう」

・アクアの攻撃をオーラで弾く、刈をパワーアップさせた
・イノセントの出身者が使うと効果が増す。
・余り気迫が強い者が打つと命の危険に晒されることも…
・イノセント出身者のみ使用可能の刈の覇と言うのも存在
・刈攻の5は惑星のシンボルの動物が創造される。

使用可能者
ハッピーズ全員(ドラゴは例外)
レッドスのレジェンド、フレイム、レイア、牡丹
FLBメンバー全員

ラグーン「何故例外かというと異常に気迫と覇気が強すぎるからです、常人をもう遙かに越える領域です、彼がキレたり睨み付けるだけでも空気がビリビリします、それだけ気迫が強い者が刈を乱発したら…解りますよね?でも…フーディンさんが作ってくれた頭輪の効果で気迫を抑えているんです、其のお陰で反動はあるけど命に関わらず刈が打てるんです」
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/02/15(Fri) 23:38
「特殊技集」

竜義には魂・解放、覚醒、召覚、変化の4つがある。

解放・・・自分の身体に家族や一族の魂を宿し、魂の所有者に身を任せ戦う

覚醒・・・魂の所有者の力だけを貸して貰う、覚醒と解放は自由に入れ替えが出来る

召覚・・・竜義の力によりて、魂を呼び寄せ、実体化させて共に戦う

変化・・・魂の所有者に変化する、身体の所有者は完全に自分の意志を失う


使用可能者
ラグーン
エアズ
エリス

種類
ファル流・・・主に技封印等を主流に戦う、だが…攻撃力や瞬発力も侮れない

リア流・・・魔法を主流に戦う、魔法詠唱には時間がかかるが魔法は強力

エリス流・・・圧倒的な力で相手を圧倒する、この力の前ではどんな者の技でも相殺は不可能

ラグーン流・・・トリッキーな動きで相手を翻弄し、攻撃は必ず効果抜群になり、必ず急所に当たる特性がつく、攻撃属性に炎と闇が付く

エアズ流・・・惑星イノセント全ての精霊、神から力を借りて其の力を一気に放出する、ずば抜けた身体能力を持つ

ドラグーン流・・・攻撃、防御共に死角無しの最強の竜義、伝説の勇者ドラグーンの魂を宿す、この竜義は覚醒は不能、竜義の創設者





ファル(視力無しでも戦える戦闘の天才)
皆無力(相手の特殊能力を押さえ込み、更には相手の能力を下げる)
超導破(自分より強い者や互角な者に大ダメージを与える、特殊な波動を打つ)

リア流

炎初級魔法 ファイアブルース(炎の威力を著しく上げる)
中級魔法  リディクト(地面に幾つかの魔法陣を創り出し、その魔法陣から火柱をあげる)
上級魔法  リディクトプロミネンス(リディクトの強化版でリディクトよりも魔法陣が増え、火柱の威力もオーバーヒートを遙かに上回る)

氷初級魔法 アイスレイザー(冷気の光線を発射する、冷凍ビームの威力を超える)
中級魔法  ルボマイン(相手を水球で包み、其れを氷らせる、魔法を一度受けるまでは壊れない)
上級魔法 アブソリュートゼロ(絶対零度を超える冷気を相手に放射する)

雷初級魔法 ライジング(空気中の静電気を集め、麻痺させて、ダメージも与える)
中級魔法  トール(巨大な雷を相手に落とす)
上級魔法 トールインディグネイション(想像を絶する大きな雷を相手に落とす)

無中級魔法  ルナ(月の光をエネルギーに変えて相手に放出)
無上級魔法  ゼロ・フレア(巨大な爆発を起こし、相手に無属性のダメージを与える)
無最上級魔法 スター・コア・レイン(惑星のコアからエネルギーを抽出し、そのエネルギーを光の雨として降らせる)

初級→最上級の順で詠唱時間が長い。


エリス流
開極光(自分の力を現界まで上げる、変わりに反動がくる)
光竜爪(開極光の光を爪に纏わせ切る)
極撃(破壊光線の強化版、惑星にひびを入れるほどの光線を発射する)

ラグーン流
ラグーンの使える技全部

エアズ流
アルティマフレイム(惑星イノセント全ての力を相手に炎としてぶつける)
アルティマシールド(惑星イノセント全ての力を結界にして味方を護る)
エアズの使える技全て

ドラグーン流
極打・上・・・頭から胴体を狙い拳攻撃、覇気を纏わせての拳攻撃なので、威力は巨大な岩を一瞬で粉々にするほど、避けられても、風圧で吹っ飛ばされて避けての反撃は不能

極打・中・・・腹から足を狙い拳攻撃

極打・下・・・足を狙い蹴り攻撃、下手をすると相手の足の骨を粉々に砕く

竜閃脚・・・相手の脳天目掛けて蹴り、脳が揺さぶられて必ず脳震盪を起こし、行動不能に。

龍脚・・・一蹴りで竜巻を起こすほどの風圧を起こす蹴りを相手に当てる

大防御・・・手を前に交差させて防御態勢にはいる、この防御の前にはどんな攻撃も通らない、蒼白鎚を唯一防げる技

覇眼・・・ドラグーンが常に閉じている右目の眼、相手の力の流れを見ることが出来、何処に相手が攻撃を飛ばすかや、どんな攻撃かを予知できる、相手の技をコピーしたり、相手に幻術をかけるなど用途は多彩

エアズ「竜義編は此処までだ、次はジェットの特殊技編だ」
ジェット「任せてくれ、俺の特殊技は居合いだ」

居合い(強き気迫によりて相手を斬る、気迫のきかない相手にも有効打になる)

居合い第壱断・石砕(石を砕く気迫を相手にぶつける、相手を一時行動不能にする)
居合い第弐断・斬鉄(鉄をも切り裂く気迫の刃で相手を切り裂く)
居合い第参断・鋼砕(鋼を砕く気迫を相手にぶつける、行動不能だけでなく、混乱+防御0の効果)
居合い第四断・金剛(ダイヤモンドすら粉々にする気迫を光として放ち、相手にダメージ+視力低下効果をもたらす)
居合い第五断・全壊(どんなものでも破壊できる程の気迫の光を放つ、相手にダメージ+視力0+怯え状態にする)
居合い第究断・意殺光(一撃で意識を失わせる光を放つ、これはシャドーフォース解放時のみ)

ジェット「俺は此処まで、次はドラゴの砂竜流儀だ」
ドラゴ「…皆が暴露するなら仕方がない」

砂竜流儀(セレが創り出した身体極義、フライゴン族が元々持つ砂を操る能力が特化した者のみ習得可能、三大奥義の一つと呼ばれていて恐れられている、防御と攻撃が半端無く上がる)

デザートストーム(砂嵐と竜巻を組み合わせた技、空気の刃と砂の刃が相手をずたずたにしてしまう)
蜃気楼(一つ一つに気配が点在する分身を繰り出す、相手は分身に攻撃を喰らわせても手応えがあり、分身は喰らう素振り、表情まで見せる)
毒砂塵撃(毒の砂を爪に纏わせて、相手の急所を貫く)
※冷砂(冷凍ビーム程の温度の砂を操る、この時はドラゴは氷に強くなる)
※熱砂(真っ赤に染まった砂を操る)
ドラゴ「※印の付いている物は他の技と掛け合わせられる」

真・砂竜流儀(砂竜流儀を極めた者のみが使える身体奥義、この流儀を扱える者は他の者の追随を決して許さない)

流闘其の1 砂撃手(砂を爪に纏わせ、遠く離れていれば砂が弾丸の銃となり、相手を射抜く)
流闘其の2 昏砂(白い砂を降らせ、相手を深い眠りに誘う、この技も他の技との掛け合わせが可能)
流闘其の3 砂竜烈風斬(砂の龍を創り出し、ドラゴの意思の通りに動く)
流闘其の4 砂竜烈風殺(砂の龍・砂牙を召喚し、共に戦う、砂の元素の精霊で、惑星の中でも四大竜程の上位の階級)
流闘其の5 覚醒(全てが謎に包まれている)

ドラゴ「覚醒だけは伏せさせて貰う…フェザーがもし、ねじ曲がった根性を叩き直してくればあいつに使うからな、これ以上は勘弁してくれ、すまないな」
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/02/17(Sun) 01:38
【好敵手】
クロとソルの激戦が終わった後に、クエイカーのリラがふとこんな事を言う。
リラ「あっ…あの…っ!真に…!失礼なのですがッ!ラグーンさんの…実力を…見せていただけませんかッ!?」
ファレイブ「リラ…失礼ではないのか?」
イオイ「そうだよ!」
ゼフィア「ラグーン、やりましょう」
ラグーン「…良いでしょう、氷竜と緋龍の格の違いを見せて差し上げます」
ゼフィア「…負けませんよ」
早速睨み合いを行っていた、其れを見た夏菫が苦笑し、戦闘開始の合図を送った。

ラグーン「火炎放射!」
ゼフィア「キャッ…!!」
突然の遠距離攻撃に意表をつかれて、諸に火炎放射を喰らってしまった。

ゼフィア「…クッ…戦法を変えましたね?」
ラグーン「貴方は遠距離線の能力がそんなに無いのを…気付きました、だけど…」

ヒュッ…

ラグーンがゼフィアの目の前に迫っていた。
ラグーン「アイアンテール!」
ゼフィア「…守る!」
ラグーン「ヤァッ!」
ラグーンは気合いのかけ声と共にゼフィアを盾事吹っ飛ばした。

ゼフィア「パワーが…異常に上がりましたね…」
ラグーン「…今から其の理由を見せてあげますよ…」
ゼフィア「…闇のオーラ?しかし…以前とは比べ物に…でも!完壊心念・破」
ゼフィアから凄まじい気迫が迸った、だが…ラグーンは微笑んでいる…

ラグーン「其れを待っていました…竜視 凶神覇!」
ゼフィア「…!?」
ラグーン「…私の…恐れている事を今から何度も味わっていただきます」
なんと…!気迫の攻撃が威力を増して帰ってきたのだ…

ゼフィア「キャァァァァァァァァァァッ!!!!!」
ゼフィアは断末魔の叫びをあげた、冷や汗をかいて、更に何かを恐れる表情をしている。

ラグーン「私の…苦しみです、私はこの苦しみと戦って勝ってきたんです、貴方も辛い思いをしているようですが…私の奥底には永遠の闇が存在するのです…」
ゼフィア「ッ…!ぁ…!」
氷竜『ゼフィア!しっかりして下さい!』
ラグーン「惑星に光を与え、至高の炎を操る龍よ!竜界から現界へ姿を現せ!緋龍召喚!」
ラグーンの傍らに綺麗な蒼色の瞳で、剣のように長い爪、そして牙は自分の腹の部分まで伸びている、何よりも機械で作られたような翼の龍が姿を現す。

緋龍『氷竜様そして…ゼフィアさん…覚悟して下さい、悪く思わないで下さいね、ノヴァ・ブレイズ!』
氷竜『ゼフィア…!!』
ゼフィア「…焔壁!!」
緋竜のはなった炎を全て壁で吸収する。

緋龍『…私の炎を吸い取りましたか…だけど…吸い取って無事ではいさせませんよ…』

ゴァァァァァァァッ

ゼフィア「キャッ…!?」
壁から炎が吹き出し、ゼフィアを焼いた。

緋龍『…貴方の其の技は…所詮その力を溜めて、一気に放出する技…私は炎を操れるんですよ…それに…ポケモン如きで防げる炎なんか私は持ち合わせていません、其れは私に対する冒涜ですか?』
氷竜『クッ…ゼフィア!』
ゼフィア「仕方ありません…!氷竜位上!」
ラグーン「そう来なくては…黒龍!」
黒龍『あい解った!』
ラグーンに禍々しい力が取り巻いた。

ラグーン「ダークネスラッシュッ!!」
ゼフィア「氷の剣 氷竜剣!気刃氷竜斬!!」
氷の龍の衝撃波とラグーンの闇の気を纏った燕返しがぶつかり合った。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/02/18(Mon) 00:53
ラグーン「…………」
ゼフィア「……ウッ…」
ラグーンが既にゼフィアの背後に後ろを向いて立っていた、そしてゼフィアが腕を押さえて膝をつく。

ラグーン「…まだまだですね、黒滅竜破!」

カァァァァァァァァァッ!!

ラグーンから巨大な闇の竜が放たれた、すると…
ゼフィア「クッ…!?右腕が動かない…!?」
ラグーン「この技は…身体の何処かの機能を完全停止させる技です」
ゼフィア「厄介な…!」
ラグーン「遠慮無く行きますよ!我が竜義にて隠された力を解放する!我が内なる緋龍よ黒龍よ!我に力を貸したまえ!」
ゼフィア「…足下零化!」
ラグーン「…フフ…今の貴方では私の足を凍らせることは出来ませんよ」

ジュゥゥゥゥゥゥゥ…

ラグーンの足下の冷気がラグーンの灼熱により、消されてしまった。
ラグーン「まだまだですね」
ゼフィア「“凛風の氷撃”!」
ラグーン「!!」

ヒュォォォォォォォォ…!!

凄まじい風に氷が乗ってきて、全てラグーンに命中した、其の幾つかが急所に当たり、体力ギリギリまで削られた。
ラグーン「古代の呪文って所ですね、では…竜義・魂変化!私は望む!最強の竜の英雄と戦うことを!龍の英雄ドラグーン!今、私の身体を変化させ戦え!」

パァァァァァァァァァァッ!!

凄まじい光が迸ると…右目に大きな傷があって、目を開けていないカイリューが座禅を組んでいた。
ドラグーン『…久々だな…ゼフィア殿…少しは強くなったか?』
ゼフィア「当たり前です!これから嫌と言うほど見せます!」
ドラグーン『そうか…』
ゼフィア「氷竜之陣!!」

ヒュオン…

ドラグーンの足下に魔法陣が展開される。
ドラグーン『…さしずめ…足下から氷柱が現れるって所か…解りやすい技だ…』
ゼフィア「貫け!」
ドラグーン『ハァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!』

ドガァァァァァァァァァァンッ!!

凄まじい勢いで、地面を拳で叩きつけた。
ゼフィア「なっ…!!?」
ドラグーン『…だから…解りやすい技だとわざわざ言ったのに…これだから最近の生きる者と手合わせしても…つまらぬ…打点・上!!』

ヒュッ…
ドガッ!!

ゼフィアの顔に拳がヒットして、ゼフィアは凄い勢いで飛ばされる。
ゼフィア「グゥゥッ…!!」
ドラグーン『…甘いと言ってるのが何度言えば解る…』
ゼフィア「鬼神化!!」
ドラグーン『…フン…これで力だけはマシになるか…』
ゼフィア「…舐めないで下さい!」
ドラグーン「龍之爪(りゅうのそう)!」
ゼフィア「斬り返し!」

ヒュッ…
キィンッ!
ザンッ!!

ゼフィア「キャッ!?」
ドラグーン『…その技はカウンターみたいな物だろう?悪いが…其の技は簡単に防げる…』
横で見ていたクロが驚いていた。

クロ「アレをどうやって…エアズさんは破ったの!?」
エアズ「…言ったら妹の弱点を暴露することになる」
クロ「…ゼフィアがあんな一方的なんて…信じられない…!」
ソル「…クロ、ドラグーン殿は桁違いだし…戦闘経験も豊富だ」
クロ「…僕がやってみたい…」
クロはそう言って、ドラグーンを睨み付けた。

ゼフィア「龍星 氷覇空斬!」
ドラグーン『極防御…!!』
ドラグーンは防御の態勢を取った。

ビュォォォォォッ!
ズザザザザザザザッ!
ヒュォォォォォォ…!

いくつもの技が全てドラグーンにヒットした…………がドラグーンは頬に傷一つをこしらえただけだった。
ドラグーン『やるな…我に隙を作るとは…だが…終わりだ!!ゼタ・インパクト』

ドスッ!!

ドラグーンはゼフィアに掌底を放ち、気絶させた、掌底だけでもギガインパクトを超える腕力だ。
ドラグーン『…また右目を使うことはなかった…か、だがゼフィア殿…貴方は強くなった、私の極防御を使用しているときに傷をつけたのは貴方が初めてだ…』
気絶しているゼフィアを撫でながら言うと、ドラグーンはラグーンの身体から離れ、カイリューの姿から真の所有者のボーマンダの姿に戻った。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/02/19(Tue) 00:48
【ヴァディス一族】
ゼフィア「また…負けました」
クロ「流石はハッピーズのみんなだよ…今まで一度も勝ったことがないよ」
アクア「上には上が居るぜ、レッドスの皆は尋常じゃねぇぜ、彼らに俺達は一度も勝ったことはない、ま…ギリギリまで追いつめたり、引き分けにはなったことはあるが…」
リラ「…流石は…ラグーンさんです、レイが…負けたのも頷けます…」
蒼天「話中悪いが…事件だ」
リタ「!?」
蒼天「広場のポケモンがシャドウの矢の餌食になったらしい…運が良いことに…急所から外れていた…」
夏菫「あいつが急所から外す?絶対にないわよ、多分技と外したんだとおもう」
そして、ハッピーズとライターズ、クエイカーの3チームは広場へと向かった。

_ポケモン広場_
其処にいたのは広場では面識がなかった、ガバイトと肩から血を流しているガブリアス、トレジャータウンの保安官ジバコイル、そしていつものマダツボミ達、FLB、救助隊エインだった。
ジバコイル「ビビ、コノヤハ…シャドウノヤデス、オヤ?テガミガヤノサキニ…」
鬼灯「…案外遅かったわねハッピーズの連中は」
露草「…もうちょっと早ければ…無傷で救えたのに…」
ガバイト「お姉ちゃん!」
ガブリアス「…だっ…大丈夫よっ…」
ラグーン「ローラ!?」
其のガブリアスはラグーンが知っていた。

ローラ「…ラグーンじゃない…久しぶりね」
ラグーン「貴方が不意打ちを食らうなんて…らしくありませんじゃないの」
ローラ「…不覚だったわ…クッ…あいつに仕返ししなきゃ!」
ガバイト「僕の性なんだよ!僕が…ボォッとしてなきゃ!」
ローラ「あんたの性じゃないわ…ヴァルグ」
ラグーン「あのヴァルグが…こんなに大きくなったのですか!?」
ローラ「…で?ラグーンは今は何をやっている訳?」
ジバコイル「シャベルト、チガフキデマスヨ」
リタ「蒼癒焔!」

ゴォォォォォォォ…

綺麗な蒼い炎がローラを包み、傷をいやした。
アクア「所で…聞いて良いか?」
ラグーン「何でしょうか?」
アクア「ローラさんとの関係は?」
ローラ「親友よ、昔からのね、私はヴァディスの一族だったけどね」
アクア「…?」
ラグーン「ドラゴンの一族には…ファル一族、ドラグーン一族、ヴァディス一族…そして…ティアマット一族、と言うのが存在します」
ソル「そして、ファル一族は心、ドラグーン一族は勇気、ヴァディス一族は愛、ティアマット一族は力を司る一族だ」
ローラ「この4つの種族はもう数人しか居ないけどね、ラグーンは今何やってるの?」
ラグーン「救助隊ですよ」
ローラ「へぇ…じゃぁ早速依頼を出そうかしら、私を仲間に入れて」
ラグーン「えっ!?其れは…私は大賛成ですが…」
ラグーンは心配そうにアクアの方を見た。

アクア「良いよ、丁度牡丹の枠が空いていることだし、ローラさん、よろしくな」
ローラ「えぇ、リーダーさんこれからよろしく頼むわ」
ラグーン「ローラはかなり強いですよ、ヴァディス一族でもエースを誇っていました」
ジェット「今まで気になっていたんだけどさ…ドラゴンって…メスのが強いのが多いのか?」
ローラ「う〜ん一概にはそういえないけど…大抵前線に出るのはメスだよね?」
ラグーン「そうですね〜…私のお父様とお兄様が特別なのですよ」
ジェット「ふ〜ん…(恐ろしき龍の一族…)」
ジェットは改めてラグーンの強さ(恐ろしさ)を実感したのであった。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/02/20(Wed) 00:56
ローラ「所で一番気になったのは…手紙の内容じゃなかったの?」
アクア「失念していたわ…」

手紙の内容はこんなのだった……
「闇の凶徒の本拠地はの暗夜遺跡の最奥部だ…
もし闇の凶徒の野望を止めたいのなら早く来い…
                  シャドウ」

エアズ「つくづく読めん女だ…」
夏菫「あいつはKILLにポケモンを虐殺目的に入ったんじゃない徒は聞いたけど…まさか…あいつ…?」
ローラ「じゃぁ…何で私を射ったりしたの?」
ラグーン「さぁ?」
ローラ「いい加減だね…」
アクア「ハハ…結構言われるよ」
シズナ「…彼女は…闇の凶徒を止めるために闇の凶徒にスパイに来たと言ってました…」
アクア「でもあいつは…」
シズナ「闇の帝王の近くにいると闇に当てられて…闇の帝王の言う事に考えが拒めなくなることがあるんです…その時が重なったのでしょう」
ジェット「取りあえず…暗夜遺跡へ…」
ローラ「私も闇の凶徒って馬鹿共に制裁をくわえないと気が済まないわ」
ラグーン「メンバーはどうします?」
アクア「…俺、リタ、ラグーン、ドラゴ、ローラさん、エアズさん、三日月、セレ、ブラッキーの10人で行く、ライターズは子どもを守る組に加勢してくれ、クエイカーの皆は基地を守る組に…」
ライターズ、クエイカー「了解!」
そして、最後の決着を着けに、アクア率いる10人は暗夜遺跡の方へ、向かって歩いていった、後ろからシャドウが見守るようにつけてくる、ラグーンとローラは気付いているが…皆には言わないようだ。

ブラッキー「光雅様!」
光雅『…良いわ、私の加護を受け取りなさい』
光雅の声だけがして、皆に金色の結界が張られた。

光雅『この結界は闇の力を防ぐ結界、半永久的に続くわ』
ブラッキー「流石は光雅様…ありがとう御座います」
光雅『いつでも呼びなさい』
光雅の声はその声を期に聞こえなくなってしまった。

ローラ「……ラグーン、あんたがどれだけ強くなってるかを凶徒相手で見せて貰うわね」
ラグーン「あら、貴方の実力も上がったんですよね?」
ローラ「当然でしょ、相変わらずリヴァイアとは仲が悪いの?」
ラグーン「彼女の名前を出さないでくれませんか?」
ローラ「あ、解った、当然強くなったわ」
ラグーン「お互い拝見しましょう」
ローラ「そうね…」
最終決戦に行く前だとは思えないぐらいに…笑顔で会話をしている、ローラとラグーンだった…
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/02/21(Thu) 00:11
暫く歩いていると…エアズが皆を制止した、敵の気配を感じる方に飛んでいき、燕返しを放った。
*「ウグッ…!」
エアズ「レイシス…お前を倒す、お前たちは先に行け…俺は此処でこいつをくい止める」
エアズは遠目からアクア達を見ていたボーマンダ・レイシスをキッと睨んだ。

アクア「…レイシスさんを…正気を取り戻してやってくれよ」
エアズ「当たり前だ…」
ラグーン「…無理はしないで下さいね」
エアズ「心配無用だ…さぁ!行け!」
エアズはアクア達にそう叫ぶと、レイシスの方へ一直線に向かっていった。

アクア「此処はエアズさんの意思を尊重して先を急ぐ!」
レイシス「逃がさん…」

ヒュッ…
ザンッ!!!

レイシスがアクア達の方を睨み…向かおうとするがエアズがレイシスに向かって攻撃を放っていた、其れを避けるも避けきれなくて、頬に傷がついた。
レイシス「ほぅ…早くなったな…」
エアズ「お前に誉められて光栄だ…」
レイシス「では…!俺も本気で行こう!エア!」
エアズ「フッ…上等だ、久々に俺も本気を出せる」

ヒュッ…
キンッ!キンッ…!

残像と何か硬い物がぶつかり合う音だけが、少し広めなフロアに響き渡る、暫く拮抗し合って、うめきをあげたのはレイシスだった。
レイシス「ウッ…」
エアズ「…フッ………」
普通は此処は攻撃を畳みかけるところなのだが…エアズは後ろへ後退した、その陽動にレイシスはかかった。

エアズ「…愚かな、俺の陽動に掛かるとはな…」
レイシス「…しまっ…!」
レイシスの足下にあるのは封印の魔法陣、前もって発動させて置いたのだ。

エアズ「以前の言葉を…そのままそっくり返そう…お前は弱い、喝!!」

ドォォォォォォォンッ!

陣から凄まじい炎が吹き上がり爆発した。
レイシス「グァァァァァァッ!!」
エアズ「…レイシス…お前は確かに強い…だが…闇に身を売って…まで力を得ようなど…愚かな…グッ!?」
エアズがレイシスに背を向け、立ち去ろうとしたところ…レイシスから出た闇がエアズの中に入り込んだ、エアズの瞳は禍々しい青紫色になってしまっている。

エアズ「……………」
エアズはニヤリと笑い、先に進んでいるメンバーの方へと進んでいった。

先に進んでいるメンバーは最奥部まで来ていた。
アクア「……この扉は…」
闇雅『我が領域だ、下がっていろ』
闇雅がブラッキーの中から現れて、扉に手をかざして、何かを唱え始めた。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/02/22(Fri) 00:49
【闇の凶徒・エアズ】

闇雅『…扉を開ける前に…やらなければならないことがあるな…』
ラグーン「そうですね…私の兄様を…正気に」
エアズ「此処から先は通さない、通りたければ俺を倒せ」
アクア「誰が行く…?」
ドラゴ「この人は惑星最強とも称されるポケモンだ、そんなポケモンと戦えば甚大な被害に遭うのは当然だ、だからこそ…」
ジェット「……俺が行く」
ドラゴが前に出ようとしたところを翼で遮る。

ドラゴ「ジェット!?」
ジェット「一軍の皆は進んでくれ…大丈夫だ、この黒真珠にかけて負けないよ」
ジェットの真剣な表情を見て、ラグーンは一瞬辛そうな表情を浮かべたが…すぐに何かを悟ったような顔で言う。

ラグーン「わかりました…ジェット、絶対に…やられないで下さいね、そして…兄様を救って下さい」
ジェット「…合点承知!」
ジェットはラグーンに向けて、ウィンクをして、エアズの方に突っ込んでいった、一方ジェット以外のメンバーは闇雅が開けた扉の中へと入っていった。

ジェット「さぁてと…久々にわくわくすっぜ!」
エアズ「フン、面白い…俺にどれだけ対抗できるかな?」
ジェット「…剛体!アイアンフェザー!」
剛体で硬化した羽根を凄まじい勢いと数で打った。

エアズ「…空斬爪…」
ジェット「其れを待っていたぜ!鋼之成敗!」

ギィンッ!!

エアズ「ぐぅぅ…」
エアズがジェットに攻撃を当てると、エアズが吹っ飛んだ。

ジェット「この技はカウンターの俺にダメージがない版だ、あんたが強い攻撃を仕掛けてくるほど俺のあの技の威力も上がるって訳よ」
エアズ「小賢しい…!」
ジェット「…エアズさん、俺があんたを救ってやる…」
ジェットが決意したようで悲しいような表情をしてエアズの方を見て言った。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/02/22(Fri) 23:55
【影の大精霊シャドー】

エアズ「…フッ…救うだと?この俺を?笑わせるな」
ジェット「言うな!真名は早羽!父さん、母さん!俺に力を貸してくれ!」
ジェットが真名を唱えると目つきが鋭いピジョット・ジェイドととても穏やかな目をしたアブソル・シエラがジェットを囲むようにして現れた。

ジェイド『…ファル一族の長の息子か…行くぞ、ジェット、私を救ってくれた礼を永遠にして返す…』
シエラ『あら〜!エアズじゃないの、良く戦ったものだわ…』
ジェット「父さん!」
ジェイド『あぁ、電光石火!』
ジェイドが凄まじい速さでエアズに突進するも避けられるが…シエラがエアズが避けた場所へ迫っていた。

シエラ『辻斬り!』
エアズ「…!!」
流石にエアズは焦りを隠せない、また後退して避けるも…

早羽「もらったぁ!白虎爪!」
エアズ「グッ…」
エアズは早羽の白いオーラを纏った爪攻撃を喰らう。

エアズ「流石は…親子の絆って所か…」
ジェイド『…前までは毛嫌いされていたがな…』
エアズ「フッ…其れは当然だろうな…あんたは暗殺者だったからな」
ジェイド『…償いにはならぬだろうが…惑星の護り手である早羽に宿っている』
シエラ『口には気を付けた方が良いわよ…』
エアズ「グァッ!?」
エアズが突然吹っ飛ばされ、更に腕に切り傷が出来た。

シエラ『…未来予知とサイコカッター、サイコキネシスを合わせた技よ、効いたかしら?』
エアズ「猛禽斬!!」

グサッ!!

ジェットの喉元に爪を貫通させた、ジェットは強烈な攻撃に倒れてしまった、その倒れた首元に血の海が広がっている。
ジェイド『早羽!己…良くも我が息子を…だまし討ち!』
シエラ『サイコカッター!』
ジェイドは凄まじい速さで気配を消し去り、シエラは念の刃でジェイドの攻撃を放つところに避けるように打つ、相当なチームワークだ、因みに説明しておくが、ジェイドとシエラは精霊のランクはウンディーネやノームと同じ階級だ、つまり霊体でも相手に直接攻撃が出来るって事だ、変わりに逆に攻撃も受けるというわけだが…

早羽「ウッ…」
早羽は目を覚ますと真っ暗な世界にいた。

*『…もっと力が欲しいか…』
早羽「!?」
*『我は影の大精霊…シャドー、覚えていて貰おう…ありがたいと思え…貴様には生きていたときから宿っていてやってのだからな…』
早羽「…!」
シャドー『我が力を貸しても良いが…全解放すると理性が効かなくなり…周り全てを破壊するまで暴走が止まらない…破壊兵器と化すぞ…力をセーブさせる事を決して忘れるでないぞ…、ではな…また会おう、我が力が認められた証として…足輪をつけてやる…』
シャドーがそう言い切ると早羽はまだ自分が地面に伏せている視線に、つまり現実世界に戻ったのだ、ふと足を見てみると、黒い足輪がつけられていることが確認できる。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/02/24(Sun) 00:48
【影の力・シャドー】

早羽「…影の力よ…俺に力を…第一封解除!」
エアズ「…!!」
早羽「シャドーブレイド!」
エアズ「何だアレは…」

早羽の翼に鋭い影の剣がくっついていた。
ジェイド『…やっとあの力を覚醒させたか…』
シエラ『そうね…』
早羽「シャドースラッシュ!」
エアズ「グァッ!!?」
攻撃を避けたはずなのだが…影がエアズに伸びて切り裂いた。
エアズ「…其の影の剣は伸びるのか…厄介な相手だな」
早羽「俺には浄化の力がねぇ…!どうすりゃ良いんだ!」
*『私の力を一時貸そう』
エアズの身体の中から光が現れ、早羽の傍らにティアマットが現れた。

エアズ「ティアマット…裏切る気か…」
ティアマット『…闇に操られたお前如きに力を貸しても価値がない…』
早羽「やってくれるか!?」
ティアマット『…承知仕った…我が…聖炎の力を受け取れ』
早羽「セイント・フェザー!!」
エアズ「…!!」
早羽の翼がエメラルド色に光り、翼を羽ばたかせると…凄まじい数の羽が迸り、エアズに直撃した、エアズが暫くして目を覚ます…其れをいち早くティアマットが気付き、声を掛ける、いつの間にかレイシスが早羽の横で心配そうな顔で見ている。

ティアマット『…目覚めたか…我が相棒』
エアズ「クッ…ティアマット?」
早羽「…正気に戻ったか?エアズさん」
レイシス「俺の性で…!俺が…お前に勝ちたいが為に…!」
ティアマット『我が聖炎で闇の帝王の闇は浄化した、私は寝る…』
ティアマットは緑の光になってエアズの額に溶け込んだ。

エアズ「ありがとう…そしてレイシス…正気を取り戻して良かった…」
レイシス「俺は…これからどうすれば良い…」
エアズ「……探検隊エースに入れ」
レイシス「エース?」
エアズ「俺達の救助隊と並ぶくらいに名を馳せる探検隊だ、俺からギルドマスターのプクリン殿には話をつけておく」
レイシス「…其の方が良さそうだ、だが…闇の帝王を野放しには出来ない…行くぞ、我が親友!ジェット殿!」
エアズ「ああ!お前が味方なら頼もしい!」
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/02/25(Mon) 00:15
【闇の帝王・ギラティナ】
先に進んでいるメンバーは闇の帝王までたどり着いていた。

闇の帝王「良く来たな…」
アクア「…凶徒共は?」
闇の帝王「…使えないから全て闇を暴発させ、理性をなくさせた…」
ドラゴ「貴様ァ!グリフォン!風剣破!」

ビュォッ!

風が剣を象り、闇の帝王を貫こうとするが…
闇の帝王「愚か者…シャドーダークネス…」
ドラゴ「カハッ…グゥ…」
闇の力がドラゴにまとわりつき、ドラゴの口から血が出た、内蔵機関に多大なダメージを与えられたようだ。

ラグーン「ドラゴッ!?…許しません!隼返し!」
アクア「聖力白龍光!」
リタ「鳳凰砲!」
セレ「流星群!」
ローラ「イレイス・ドラゴン!」
ブラッキー「ホーリーアロー!」
三日月「正拳突き!」
ラグーンと三日月による、強烈な斬撃、打撃攻撃、アクアとローラとブラッキーによる強烈な聖属性攻撃、リタによる強烈な炎の攻撃、セレによるドラゴン系最強技を放つ。

闇の帝王「…この…愚か者共が!ミラーウォール!」
セレ「なっ…!?」
闇の帝王による鏡の壁によって全ての攻撃を皆が受けてしまい、体力が全て削られてしまった。

アクア「強すぎるッ!」
リタ「どうすれば…」
闇の帝王「…くたばれ…シャドーダークネス!」
ローラ「此処までね…」
先程ドラゴを一撃で倒した闇が迫る、この体力状態で喰らえば…命に関わるだろう…皆が諦め掛けてしまっている…
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/02/26(Tue) 00:19
【闇雅と光雅の秘技】
レイシス「秘技・桜吹雪!」
エアズ「空斬爪!」
レイシス・エアズ「秘技・桜乱舞之舞い!」

ビュォォォォォッ!!
ズザザザザザザザッ!!

レイシスの爪から桜のような衝撃波が出て、エアズの空斬爪の斬撃で更にその衝撃波が分裂する、まるで…桜の嵐が吹いているかのようだった。
闇の帝王「グォォォォォッ!?」
レイシス「大丈夫か!?」
エアズ「ラグーン!」
ラグーン「ハイッ!ブレイズ・アイ!」
ラグーンが丸い炎を散らせると、皆の傷が癒され、立ち上がった。

アクア「さっきは良くもやってくれたな…」
エアズ「此処は俺が動きを止める…惑星の結界よ!この世に疼く闇を封じ込めよ!」

ブゥゥゥゥンッ!

蒼玉色の光の結界が張られ、闇の帝王は動くことが敵わなくなった。
功月「真我が名は…功月…!光雅様!闇雅様!」
光雅『解ってるわよ!』
闇雅『承知!』
闇雅・光雅『我が天国と冥界の主の名に置いて…ギラティナに潜む永遠の闇を…消し去れッ!エターナルシャイニング(永遠の光)!』

光雅と闇雅から発射された光がギラティナに当たった、すると…?無傷で立ち上がったギラティナが疑問を浮かべたような表情をして周りを見回し言った。
ギラティナ「我は…何をしていたのだ?」
アクア「あんたは永遠の闇に捕らわれていたんだよ」
ギラティナ「…!?我が闇が…あやつに負けたとでも!?」
レイシス「…永遠の闇はイノセントの闇の神獣の…者です、やられても仕方ありません」
ギラティナ「闇雅様!」
ギラティナは黒いラティオスの姿を見て、すぐに膝を折った、其れを見て、闇雅は厳しい顔をする。

闇雅『冥界の番人が何をやっている…』
ギラティナ「申し訳ありません!」
闇雅『今回は仕方があるまい…さ、レイア殿の呪いを解け』
ギラティナ「了解しました…」
闇雅の命令で、エターナルに住む、昔の同胞・レイアの呪縛解除の詠唱が始まった。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/02/26(Tue) 01:14
【呪縛解除】
闇雅『闇の凶徒はどうなる…』
ギラティナ「…我が詠唱でも無理でした、闇雅様と白龍様、光雅様、ティアマット様、鳳凰様、グリフォン様なら、すぐに浄化できると思います、見つけ次第呪いを解いてあげて下さい」
闇雅『解った、ギラティナ、冥界の番人を引き続き頼んだぞ」
闇雅が、ギラティナの肩を叩き言うと、ギラティナが笑顔になり、言った。

ギラティナ「はっ!承知いたしましたッ!誠に嬉しきお言葉…転送ッ!光に属する者を…冥界から脱出させよ!」

パァァァァァァァッ!!

あまりの凄まじい光に皆は目を閉じると…ハッピーズの基地前だった。


_____________________________
アクア達が基地前に戻ってくるのをいち早く気付いたのはクエイカーのリラだった。
リラ「あっ!帰ってきました!」
ファレイブ「お帰りなさい、前線の皆様」
小竜「エアズさんを正気に戻したんですね!流石はジェットです!」
小竜の言葉にジェットは顔が真っ赤になった。

エアズ「照れてるのか?」
フェン「エアズさん!貴方が闇に捕らわれるなんてらしく無いじゃない!情けないわね!」
エアズ「ウッ…それはだなぁ…」
フェン「取りあえず…無事で何よりです…」
エアズ「フェン…ありがとう…レイシス!ギルドまで行くぞ!」
レイシス「ああ…」
アクアが其れを見送ってボォッとしていると、クエイカーのイオイがアクアに手紙を手渡した。

アクア「?」
イオイ「これは…あなた方の盟友の手紙です、ポストに入っていたので…」
ドラゴ「酒も同封されてるじゃねぇか」
ハッピーズ一同とライターズ、クエイカーはアクアの読んでいる横から、皆で手紙をのぞき込む。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
拝啓 救助隊ハッピーズの皆様
皆様 御久し振りです、レジェンドです。長く無沙汰をしてしまったごめんなさい。確かに、思えば顔を合わせる事は最近少ないですね。御魂祭の期間が終われば惑星イノセントに地稽古を吹っ掛けに行きたいと思います。其の時は、どうぞよろしく御願いします。
ラグーン、本気の貴方と戦う時が今から楽しみで仕方が在りません。貴方を失望させない様に頑張るからよろしくね。ベルちゃんもルージュも楽しみにしてるよ。

功月、久し振り。俺は勿論元気だ。……と言うか、俺が駄目になったら誰が奴らに突っ込みをするんだろうな?心配で倒れられないよ。
其れと、今回の地稽古は巌炎と闇雅殿の雰囲気も前とは違う感じでやれる事を期待するよ。精一杯の力を出していくからよろしく! 焔

速刃殿。
……………そんなに期待されると……少し緊張してしまうな……。ワタシは攻撃系統がやや苦手で……本当に防御面でしか……。だけど、頑張る。本当に失礼にならない様に頑張るので、其の時はよろしく頼む。     白銀

おお……アクアよ。以前より更に強くなった様だな。うぅむ……。今から考えると恐ろしい……。だが……楽しみでもあるな。今度こそ最初から本気で渡り合えそうだな。其の時までに怪我をしない様に努力しよう。では、惑星イノセントで逢える事を祈る。    ツルギ

リタ、良かった。貴方があんなに落ち込んでしまうと……私も感化されてしまうから……。
私はとても元気だよ。喫茶店の仕事は私に合うようだ。十一夜も傍にいてくれるしな。ああ。今度、絶対に会おう。   ゼロ

バルドゥルです。フェンさん、今日は。
はい!勿論覚えてますよ!やっと地稽古メンバーに組み込んで頂けたんです!是非強い相手と戦いたいです!えと……貴方を満足させられる戦いが出来るかは解りませんけど、頑張ります!

書きたい子はもういない?大丈夫?此れで決めちゃうよ?……あれ? フェザーは書かないの? ドラゴからメッセージ来てるよ?
……うん。うん。
ゴメンね、ドラゴ。フェザーね、今手紙の内容を考えてたんだけど、貴方に言える様な言葉が浮かばないんだって。貴方を落ち込ませる位なら書かないって……。本当にゴメンねッ!

最後に、ハッピーズの皆さん。チョコレートとケーキをありがとう!すっごく美味しかったよ!だからね、お礼にレッドアイの秘蔵酒を何本か送ります。此れならそっちが忙しくても保存が効くし、お酒は時間が経てば経つ程美味しくなるし。
おう、ハッピーズの皆!精霊達の噂で聞いたけどまた新しい仲間が加わったんだって?祝いに特上酒を送るぜ!まぁ一杯飲んどけ――!
父さん!恥ずかしいから止めて!
あ。悪い 松宵。酒の名前は右から“緑樹”“輝き”“葵”“絆”“龍王”“花霞”“蓮華”、其れと女性専用酒“イシュタル”だ。皆で飲んでくれ。保存期間は結構長いからな。
フフ。其れじゃ此れにて!
                        敬具 Team Reds
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ドラゴ「…フェザー…せめて返事だけくれても…だが…!あいつが次に此処に来るときには根性を叩き直してくるのを待ってる…!」
ラグーン「そうですよ、…ルージュって…どんな精霊でしょうか……」
ドラグーン『問題はない、どんな奴でも叩きつぶすのみ…!』
ジェット「うぉぉ!?ドラグーン殿!?」
横から片眼を閉じたカイリュー・ドラグーンが言っている横で、ジェットが驚いていた。

ブラッキー「焔も元気で良かった!」
闇雅『ほぅ…厳炎も元気みたいだな…其れは良いことだな…厳炎、厄介事に負けず…元気にしていろ』
ブラッキー「あれ?厳炎様とは…?」
闇雅『アレは昔のことだ、今は厳炎の文句などどうでも良いわ』
ブラッキーが闇雅の変わり様に目を見開いて驚いていた。

フェン「…よかった…覚えていてくれたのね…」
ドラゴ「フェンさん、バルドゥルさんはかなり強いよ、油断しないことだな」
フェン「はい、どんな相手でも油断するなですね!」
フェンは満面の笑顔で空を見上げた。

速刃「…フッ…面白い…防御か…そんな相手を相手したことがないぞ…雷竜、私と共に…白銀殿を退屈させないようにしようではないか」
黄龍『…解っている、白龍が鉄壁と称する防御を見せていただこうではないか…』
速刃の隣にはいつの間にか黄龍が現れ、速刃ともう戦術の話をしていた。

アクア「ハッハッハ!ツルギ!剣の力をうち破ってやるぜ!白龍!天照にも負けず劣らずの筈だ!絶対に勝つぞ!」
白龍『…負けっ放しでは我が名も廃れるという者…今度こそは…加減はせぬ、あの力も解放するのだろう?」
アクア「ああ、相手が相手だから…解放せざる得ないだろうな」
白龍『うむ、良かろう…』
白龍とアクアはまだ先の地稽古を明日のように楽しみにしている。

リタ「ごめんね〜…ゼロ、私が弱気になるだけで…皆に心配を掛けるのね…喫茶店が貴方に合うねぇ…今度ゼロに私の手料理でも振る舞おうかしら?まだ手料理をゼロに作ったことがないのよね…」
アクア「其れは良い考えだな!十一夜さんと一緒でさぞかし幸せなんだろうなぁ…」
リタ「ええ、ゼロ…早く会いたいなぁ…」
リタはとてもすっきりとした表情で、空を見上げた。

久々の盟友の手紙を嬉しそうにしていた。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/02/27(Wed) 01:00
【新しきエースの同胞】
トレジャータウンの町はずれのサメハダ岩を基地にしているエース探検隊、時の破壊を止めたハッピーズに継ぐ英雄だ。

アクア「…ふぅ…最近面白いことがないなぁ…」
リータ「そうねぇ…」
ブレイド「…ま、新たなダンジョンがなかなかみつからんからな…」
ムーン「おや?来客のようですよ?」
ムーンが外の気配を感じて、洞穴の入り口につけたドアを開けた。

ソード「…これはエアズ殿、貴方が此処に何用で?」
アイリィ「其処にいる横のお方は誰ですの?」
エアズとレイシス、そして…後ろからはギルドマスター・プクリンと探検隊協会長のディーネと言うミロカロス(以前さすらいの占い師と称していた者)がエアズの後ろから顔を覗かせる。

アクア「協会長様!?」
ブレイド「それに…!プクリンも!」
プクリン「やぁ!エースの皆!」
ディーネ「…あなた方のチームにこのレイシス殿を入れてはくれませんか?」
ソード「…まぁ…エアズ殿の親友だけあって強いんだろう…喜んでその頼み…受け入れよう」
レイシス「感謝する…!」
レイシスがエースのリーダーアクアに深々と頭を下げる、其れを見て、アクアが照れたような顔をしてこう言う。

アクア「いやぁ…これから…お世話になるよ、多分レイシスさんがウチのエースになるだろうからね」
ブレイド「これからよろしく頼む」
ソード「…俺からもよろしく頼む」
リータ「ええ!」
ムーン「仲間が増えて嬉しい限りです」
エースのメンバーは満面の笑みで新たな仲間、レイシスを迎えた。

エアズ「レイシス…これからもきっとお前とは会うだろう…たまにはハッピーズの基地にも遊びに来い」
レイシス「ああ、すまないな…エアズ」
レイシスがエアズに謝ると、恐れ多そうな顔をして、こう言った。

エアズ「…親友同士だろ?ごめんはいらないぜ」
レイシス「ああ、ありがとう!」
エアズ「おぉ、また会おう、探検隊協会長様…そしてプクリン殿、感謝する…これで私達は失礼しよう」
ディーネ「そうですね」
プクリン「ばいばい〜!友達友達〜!」
こうしてディーネとプクリンとエアズは基地を後にした、その三人が基地を出た後…

アクア「レイシスさん、僕はシリウス・アクア、アクアでもシリウスでもどっちでも良いよ」
リータ「私はリータって名しかついてないわ、リータってよんでね」
ブレイド「…俺はシリウス・ブレイドだ、アクアとは家族同然だ」
ソード「俺はソード…強い者を求めてこの探検隊に入隊した…」
アイリィ「私はアイリィですわ、よろしくお願いしますわ」
レイシス「…俺はレイシス・ハルバードだ、レイでもハルでも好きに呼んでくれ」
全員の自己紹介を終えた後は、たわいの無い話をずっと続けていた。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/02/28(Thu) 01:06
【眼者】
サメハダ岩_エース基地前_

丁度今は夜中頃だ、皆寝ているはずなのだが…エース所属のボーマンダ・レイシスが何かの考えにふけっていた、レイシスは後ろから気配を感じ瞬時に後ろを向く、だが、戦闘態勢に入る必要はなかった、レイシスの親友、エアズだったのだ。

エアズ「…眠れないのか?」
レイシス「まぁな…」
エアズ「聞いても良いか?」
レイシス「…?」
レイシスは突然エアズに質問され、不思議そうに首を傾げた<ギャグじゃありませんよ〜>

レイシス「あ…あぁ…(あの馬鹿作者…後で切り裂いてくれる…)」
エアズ「…ありがとう(そうだな…俺は焼き払おうか…)」
レイシス「で?聞きたい事って?」
エアズ「俺を逃がした後…何故生きていた?」
レイシス「アレか…ドラグーン殿が助けてくれたんだ」
エアズは驚いたような顔で、レイシスに詰め寄って聞く。

エアズ「あの方に!?ドラグーン…10代目だろうか…」
レイシス「恐らくは…あの三匹は圧倒的なドラグーン様の強さに怯えて逃げた」
エアズ「俺の親父とおふくろを倒した奴がか!?」
レイシス「…ああ、あの強さには驚いた…傷のついた瞳を開けると…凄まじい強さを発揮していた」
エアズは暫く信じられないような表情で下を向いていたが、暫くして顔を上げレイシスに言った。

エアズ「そうか…伝説のあの眼を持っているって言うのか…」
レイシス「ああ…ラウゼ殿の黄眼、ラグーンの真眼、お前の蒼眼、そして…ドラグーン殿の覇眼だ」
エアズ「そう言えばラグーンも眼者(がんじゃ)だったな…」
レイシス「まだ目覚めていないけどな」
二人ともその言葉を期に何もしゃべらなくなってしまい…沈黙が走った。

………ザァァァァァッ
………ザァァァァァッ

海の満ち引きする音が暫く流れて、エアズがその沈黙を破った。
エアズ「どうすれば目覚めると思うか?」
レイシス「恐らくお前の蒼眼の真の力を見せれば…目覚めると思う、それか…真に勝ちたい相手に追いつめられたときだな、お前もそうだったろ?」
エアズ「そうだったな…お前相手に目覚めたんだったな」
レイシス「それからと言っていい物を…お前に全く勝てなくなったんだ!懐かしいな」
エアズ「あれ?そうだったっけか?」

バシッ!

レイシスがつっこみを入れるようにエアズの頭を小突いた。
レイシス「忘れるなよ!所で…俺が闇の凶徒に居た頃…何故蒼眼を使わなかった?」
エアズ「…何となくだ、蒼眼って使うと結構精神力を使うんだぜ?」
レイシス「其れは知らなかった…」
知らない内にもう夜は明けていて、朝日が顔を覗かせていた。

エアズ「…いつの間にかにもう朝か…俺はハッピーズの基地に戻る、お前も基地に入れ」
レイシス「話しに付き合ってくれてありがとう」
エアズ「何て事はない、またな」
エアズは海の方へと凄まじい速さで飛んでいってしまった、其れをレイシスは見送り、のびをして基地の中に戻っていた。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/02/29(Fri) 00:18
【新生・紅蓮刀、蒼牙刀】
切り立った山の鍛冶場、以前はレイアが使っていた鍛冶場だが…レッドスにレイアが移入してからと言う物の…とんと使っていないはずなのだが…一匹のアブソル・ルインが紅く発光した金属を一心不乱に打っていた。

カ〜ン…カ〜ン…カ〜ン…

ルイン「いい具合に…融合したわ…これで…」
ルインは真っ赤に発光した刀を水で一気に急速に冷やす。

ルイン「出来た〜!!名付けて紅蓮刀と蒼牙刀!」
真っ赤な刀身をした綺麗な刀と、綺麗な蒼い刀を持ち上げて歓喜する、でも笑顔がいきなり無くなり、一番気にしていることをルインは呟いた。

ルイン「…誰に使って貰おうかしら…刀使いが誰も居ないのよね…ミズも…白龍刀って強い刀があるし…あ!ライに使って貰おっと!紅蓮刀はどうしよう…」
*「その刀…僕の仲間のフェンロウにあげても良いかな?」
ルイン「ヒャァ!?」
後ろから突然声を掛けられルインは飛び上がった、声の主はライターズのクロだった。

ルイン「え?フェンロウさん?炎の先祖を受け継ぐ人?」
クロ「うん、きっと彼なら喜んで使ってくれるよ」
ルイン「…良いわ、だけど…一つ条件がある」
クロ「?」
ルイン「この紅蓮刀は力を認めた者にのみ…隠された力が発揮されるの…発揮されなければ切れ味の良く、耐久性も高いただの刀よ、一ヶ月以内に紅蓮刀の真価を見出すことが私からの条件」
クロ「…伝えておく、もし…条件に満たさなければ?」
ルイン「一ヶ月で特殊能力が見出されなかった場合は…なまくら刀になるわ、レイア姉さん見たいに私は器用じゃないの…好きでこう作った訳じゃないからね」
クロ「ありがとう」
ルインはクロに紅蓮刀を手渡し、クロにウィンクをした。

ルイン「きっと貴方の仲間なら…紅蓮刀を使いこなせるはずよ」
クロ「うん!僕もそう信じている!」
ルイン「じゃぁ、私も基地に行くから一緒にいこ!」
クロ「うん!」
ルインとクロは刀鍛冶場を後にした。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/02/29(Fri) 17:48
【修行開始!】
ハッピーズ基地で全員が集まってボォッとしていた、アクアがものぐさそうな体勢で言った。
アクア「…一気に暇になっちまったなぁ…」
リタ「そうねぇ…」
ラグーン「そう言えば…ゼフィアをドラグーン様が修行したいって…」
ゼフィア「私をですか?」
ドラゴ「丁度良いんじゃね?ライターズには丁度刈も教えたかったし…」
ハッピーズの皆は生き生きした表情で立ち上がり、ライターズとクエイカーの皆を連れて出ていった。


_ハッピーズ基地近くの修行場_
ファレイブ「しかし…随分と大きな闘技場だな…こんなにスペースが必要なのか?」
アクア「……見てれば解るよ…」
ラグーン「竜義!魂・変化!竜の英雄ドラグーン!私の身体を変化させ戦え!」

パァァァァァァッ!!

早速ラグーンがドラグーンに変化し、ドラグーンに自分の身体を預けた。
ドラグーン「ラグーン、感謝する」
ラグーン『はい、では存分に修行してあげて下さい』
ドラゴ「うぉ!?ラグーン!?」
ラグーンの霊がドラゴの傍らに現れ、横を見てわざとらしく驚いたドラゴにラグーンが睨み付けたのを気付いたのは…居ないだろう…

ドラグーン「…いつでも来い、ゼフィア殿…これは修行だ、本気は出さぬから安心しろ」
ゼフィア「はい!開光!燕返し!」

パァァァァッ!
ヒュッ…!
スカッ!

ゼフィアは蒼い光を纏い、ドラグーンに突進するが…身体を僅かに揺らしただけで避けられてしまう。
ドラグーン「甘い、前から来る馬鹿者がいるか!」
ゼフィア「チッ…ドラゴンクロー!」
ドラグーン「ハァァァッ!!」
ゼフィア「クッ!?」
ゼフィアはドラグーンの一喝により吹き飛ばされてしまった。

ドラグーン「…ウッ!?」
ゼフィアは吹き飛ばされる前に竜の息吹を放って置いたのだ、ドラグーンは意外な一撃で諸に喰らってしまった。

ドラグーン「やるな…近距離攻撃を目眩ましにして…遠距離攻撃を放つとはな…では…私も…遠慮無く攻撃させて貰うぞ!燕返し!」
ゼフィア「ッ!?」
ゼフィアは真っ直ぐ突っ込んでくるドラグーンを避け、アイアンテールを放った。

ガキィンッ!!

ドラグーンは其れを予想して、ゼフィアのアイアンテールを尻尾で防いでいた。
ゼフィア「流石です…でも氷竜!氷の剣 氷竜剣!氷竜破!!」
ドラグーン「ウッ!?」
ドラグーンは氷の衝撃波を諸に喰らうが…ドラグーン流の武道の大防御をしていて殆どダメージはなかった、ドラグーンはゼフィアを戦闘を一度止めて、ゼフィアに何かを話している、それを聞いてゼフィアは頷き、言い返す、其れを何度も繰り返している内に…

ドラグーン「良し、修行は終わりだ、ラグーン…身体を返すぞ」

ヒュッ…
パァァァァァッ!

身体から光の珠が抜け、身体に光が包むと…真の所有者のボーマンダ・ラグーンの姿に戻った。



ファレイブが一瞬なにかを考える表情をして、ライドの方を向き言った。
ファレイブ「…ライド殿、一度手合わせ願えませんか?」

ライドは一瞬“何故俺?”と考えたがすぐに返事を返す。
ライド「俺と?かまわねぇが…」
ファレイブ「いや…修行をしているところを見ていたら…私も戦いたくなってしまいましてね、前々から貴方とは手合わせしたいとは思ってました、その槍も気になるところですし…」
ライド「おっし!久々に燃えてきたぜ!」
ライドは笑顔になって、肩に携えている槍を抜いた。

ファレイブ「(身体の2〜3倍もある槍を…何故あんなに自分の身体の用に…振り回せる…ライド殿は…相当な怪力の持ち主だな…気を付けて挑まねばなりませんね…)」
ライド「そっちから来ないならこっちから行くぜ…!!ウリャッ!!」

トンッ!
ビュッ…!!

そんなことを考えているファレイブにお構いなしにライドが槍を構え地面を軽く蹴り、跳躍し空から突っ込んで来た。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/03/01(Sat) 01:25
【龍騎士の力】
ライド「喰らえッ!飛龍突!」

ズガァァァァンッ!!

ライドは遠心力を利用し、ファレイブに槍を突き立て、そのまま刺したが…ファレイブは焦りの表情を見せ、ギリギリ避ける、ファレイブのいた所は凄まじい凹みが出来ている。
ファレイブ「なんて…!馬鹿力!火炎放射!」
ライド「こんなふざけた攻撃で俺を倒せると思うな!竜剣!」
ライドは凄まじい竜の気を纏い突進した。

ファレイブ「ガッ!?」
ライド「やりぃ!」
突進を諸に喰らったファレイブは壁に叩きつけられた、ファレイブから紅い気が抜けだし、ライドにその紅い気が吸い取られた。

ファレイブ「…私の力と体力を奪いましたね?」
ライド「ご名答〜!この竜剣って技は体力とあんたに秘める力を奪い取る技だよ〜!さて!これで終わりかい?」
ファレイブ「私を舐めると痛い目に遭いますよ…!飛び跳ねる!」
ライド「俺と空中戦をやろうってか!良い度胸だ!」

キンッ!キンッ!キンッ!………

凄まじい残像と共に、何かがぶつかり合う音と光が見える。

トンッ…!
スタッ…!

両方が地面に漸く足をつけた。
ライド「俺と空中戦を互角にやるなんて凄いじゃねぇか!」
ファレイブ「驚きました…!エンペルトがこんなに凄い脚力を持っているとは…!世界は広いんですね、レイがハッピーズの皆は常識を覆すって言っていましたが…あながち嘘ではなかったんですね…!」
ライド「誉めて貰えて何よりだ、さてと…ワイバーン!出番だ!」
ライドがワイバーンを大声で呼ぶと、腕が翼で、全身翠色の龍が空から現れた。

ファレイブ「…!!其の生き物は!?聖霊でも…神でもなさそうですね」
ワイバーン『ファレイブ殿、お初にお目に掛かる、俺はその槍に宿る龍だ、ライド!いっちょ暴れてやるかぁ!いくぜぇ!』
ライド「おぅ!ファレイブさん!本気をださねぇとやられるぜ!」

ビュッ…!
バサッ…!

ワイバーンとライドは天空高く跳躍した、ライドは片手で槍を凄まじい速さで頭上で回している、ワイバーンは口の中で炎の力を溜めている、暫くして、ライドは槍を振り下ろし、ワイバーンは口から火炎球を何発も何発も吐き出す。
ワイバーン・ライド「フレイム・メテオレイン<火炎流星群>!!」

ドガガガガガガガガガッ!!

蒼いオーラを纏った凄まじい火炎球が無数に空から振ってきた。
ファレイブ「クッ!?避けきれない…!?」

ドォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!

凄まじい爆発が起きた、其れを見てイオイとリラが色を失った叫びをあげる。
イオイ「ファレイブッ!!」
リラ「ファッ…ファレイブさん!」
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/03/02(Sun) 01:03
【空中戦】
ライド「そうこなくっちゃな…!!」
ワイバーン『…喰らう寸前に大文字を放って威力を弱めたか…フン、本気を出してないで…我らの攻撃を防ぐとはな…』
ライド「俺らもパワーセーブしたじゃん」
ファレイブ(アレで…パワーセーブですって!?なんて…威力の技…)
ライド「行くぜ!」

ビュッ!!

ライドはファレイブの位置を確認すると…空高くジャンプした。
ライド「飛龍殺!」
ファレイブ「飛燕脚!!」

ゴォッ!
ドガッ!!

ライドはカウンターの蹴りを喰らってしまった、元の威力が半端無いので相当堪えただろう。
ライド「ぐぅっ!?チッ…」
ファレイブ「反撃開始ですね…」
ライド「!!」
ファレイブの凄まじい殺気にライドは一瞬怯んでしまった。

ファレイブ「蒼炎脚!」

ドガッ!!

ライド「グハッ!」
ファレイブ「蛇昇脚!」

ヒュッ…!ヒュッ…!
ドガッ!!
ドガァァァァンッ!

後ろ足で蹴り上げたライドを空気を足場にして飛び、突進で追撃した、そのままライドは地面に叩きつけられた。
ライド「グァァァァァァァッ!!」
ワイバーン『我を忘れていないか…?』
ファレイブ「しまっ…!!!」

ファレイブはライドを吹き飛ばしたのを安心したのか…後ろのワイバーンには気がついていなかったようだ…
ワイバーン『吹き飛べ!剛翼打!!』

ドガッ!!
ドォォォォォォォォォンッ!!

ワイバーンの翼の強烈な一撃を喰らい、ファレイブは凄まじい勢いで地面に叩きつけられた後、引きづられてしまった。
ライド「ぅぅ…、ワイバーン…すまねぇ…」
ワイバーン『良いって事よ、こうでもしなきゃドラゴンテールに向けて顔向けができねぇからよ…』
夏菫「ファレイブさん…戦闘不能!勝者!ライド!」
ライドは倒れているファレイブの元に行き、手を差し伸べた。

ファレイブ「忝ない…」
ライド「あんた…本気出してなかったろ…俺には解るぜ」
ファレイブ「それは貴方も同じ事…また今度手合わせしましょう」
ライド「あぁ、今度は負けそうだなぁ…」
ワイバーン『ファレイブ殿…我の攻撃を避けられたはずなのに…何故避けなかった…』
ファレイブ「あの場で避けたらライドさんが追撃することを予想してました、なので翼の一撃を喰らっておこうとしたら…貴方の攻撃が予想よりも強烈だったので…」

ワイバーンは何かを考えたような表情になったが、すぐにファレイブに返事をした。
ワイバーン『成る程な…ライドの攻撃は威力が高い故にどっちの攻撃を受けるべきかを考えた訳か…ハハハハハ!頭の切れる奴だ!我らの戦術を読んでいたとはな!…だが、お主なら我が攻撃を防ぐこともできた筈…其れをあえて何故受けた…?』
ファレイブ「…それは…貴方の攻撃の威力を測るためです」
ワイバーン『チッ…結局手加減されていた訳か…どうも簡単にやられてくれるな…とは思ったがな…次は本気で来いよな』
ワイバーンは悔しそうな顔をして、ライドの飛龍槍の中に宿った。

ファレイブ「承知いたしました、ワイバーン殿」
ライド「取りあえずありがとう、空中戦でこんなに燃えたのは初めてだぜ!それに…俺は多分あんたが少しでも本気を出してたら負けるところだったぜ」

キンッ!

槍とギャロップ族の持つ蹄をぶつけ合わせた、龍騎士流の友情の挨拶だ。
ライド「あんたとは良いライバルと共に友達になれそうだ!これからよろしくなっ!!」
ファレイブ「はい!こちらこそ!」
ライドとファレイブは友情の絆で結ばれのだ。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/03/03(Mon) 21:18
【稲妻を操りしの龍・黄龍】
突然速刃が蒼天の方へと向き、真剣な顔で言った。
速刃「蒼天殿…もしよろしければ…私と手合わせして頂けないだろうか?」
蒼天「…光栄だ、その申し出喜んで受けよう」
速刃「忝ない、では…お手柔らかに頼む」
速刃が鎌を構えた<駄洒落じゃありませんからね〜!>

速刃「…行くぞ<うつけ者作者が…後で雷乃餌食にしてくれる…>」
蒼天「……では、お言葉に甘えてこちらから攻めさせていただく」

ヒュッ…
キンッ!


座禅を組む速刃に向かって凄まじい速さで爪を振り下ろした、腕を僅かに上げて爪の一閃を防いだ。
速刃「甘い…、そんな程度の攻撃…」
蒼天「何ッ!?」
速刃「蒼天殿…力を加減しているな?」

ビリッ!!!

蒼天「…ッ!?」
蒼天の腕に電撃が走った、速刃が雷撃刃を発動させたのだ。

速刃「…本気を出さぬと…やられるぞ!」
蒼天「アクアテール!」
速刃「面白い…瞬速移動→居合い抜き!」

ヒュッ…ズバッ!

蒼天の顔に速刃の鎌がヒットした。
蒼天(全く攻撃をくわえることが出来ない…なんだ…あの速さは…ルクン以上と言っても過言ではないぞ)
速刃「…私は光の速さで移動できる、本当に本気を出さないと…私も容赦はしない、雷竜!」

ビリッ!

速刃の傍らにはいつの間にか黄金の身体を持つ龍、黄龍が姿を現していた。
黄龍『ほぅ…貴様が蒼天か…だが、我には興味はない…残念だが…倒れて貰う…速刃ッ!』
速刃「承知!光弾!」

パァァァァンッ!!

速刃の鎌から光の珠が出た、サイズこそは小さいが…その中には高エネルギーの電気が高密度で圧縮されている、その証拠に周りに電気が迸っているのだ、速刃が蒼天の方に鎌を向けると、凄まじいスピードで蒼天の方へと飛んでいく。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/03/15(Sat) 02:22
【神の雷】
速刃「…喰らえッ!!」

ヒュンッ!!
バリバリバリッ!!

凄まじい雷撃が蒼天の中に駆けめぐった。
蒼天「ガハッ!!ウァァァァァッ!!」
速刃「苦しいか…雷撃がしばらくの間…お主を苛む、トール・ライトニング!」
蒼天「!!」

ピシャァァァァンッ!!

小さな雷が落ちてきた、蒼天は間一髪で避けたが、まだまだ蒼天の身体で雷撃が駆けめぐっている。
蒼天「ぐぅぅ…」

その光景を横で見ていたクロが苛立たしげな表情で言う。
クロ「クソッ!なんであんなに実力の差が激しいんだ!」
アクア「ああ、速刃はラグーンに修行して貰って凄まじく強くなったんだ…俺でも勝てないぜ」
クロ「アクアが?白龍を宿したアクアでも?」
アクア「…俺はこの救助隊の中では強くないよ、俺にあるのは…何もないよ」
アクアが悲しげな眼をしていった、こうしている間にも戦局が変わった。

蒼天「蒼空烈斬ッ!!」
速刃「避けきれぬ…ッ!グアッ!」
速刃の腕からは大量の血が溢れる、速刃の視線が一瞬だけ歪んだ。

速刃「貧血かッ…流しすぎた…!!」
蒼天「…燕返し!」
速刃「舐めるなっ…!!」
速刃はまたしても貧血により、視線の歪みがおきて、一撃を許してしまった。

蒼天「…動きが悪くなったな」
速刃「クッ…だが諦めん!悪いが本気で行くぞ!!龍の紋章!!」
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/03/18(Tue) 00:30
【四大竜の力】
蒼天の足下に4匹の龍がまるで吠えているような絵が描かれた魔法陣が展開された。
蒼天「…!まずい!」
速刃「今頃気付いても遅い!紋章解放!!」
*「ガァァァァァァァァァッ!!」

パァァァァァッ!!

光の竜が蒼天を飲み込んだ、其れを見たクロが目を見開き驚いて大声で言う。
クロ「何あの技ッ!?」
アクア「アレは四大竜を宿す者全員が使える奥義だよ、3つ存在するよ」
リタ「…魔法陣にいる間は何も技も特殊能力も使えないわ、故に…何も守護がないまま喰らうことになるわ」
ゼフィア「…考えるだに恐ろしい技ですね…」
そうこう話している内に龍が消え去り、龍牙消え去ったところには蒼天が傷だらけになってグッタリしていた。

速刃「…なかなかやるな、だが…まだ青いな、精霊や神に頼って戦っているようでは強くなれないぞ、雷竜、感謝する」
黄龍『なに、お前の頼みだ、いつでも呼ぶが良い』
速刃「ああ、またお願いする」
黄龍が雷となって速刃の中に入り込んだ、そうすると鎌が一瞬黄色く発光し、何事もないように速刃が蒼天を抱き起こす。

速刃「大丈夫か?」
蒼天「守護が効かないとは…なんて恐ろしい技」
速刃「此処の惑星の精霊や神は宿し手の‘心’を大切にする、我らもこの技を習得するのに苦労した物だ、心を鍛えれば貴方はもっと強くなる」
蒼天「…的確なアドバイス感謝する」
速刃「…私もそんな偉そうには貴方の戦法をぐちぐち言えないがな…」
蒼天「また修行したら…手合わせ頼む」
速刃「無論、断る理由などはない」
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/03/19(Wed) 00:13
【別れの時】
ハッピーズ基地でライターズ、クエイカー、アクア初めとする主要メンバーとライ、ブラッキー、ジェット、ローラが座っていた。


ライターズの皆が修行を行い、“刈”を覚えた、そしてクロがふと一言。
クロ「…そろそろ帰らないとな」
ソル「そうか…また来るんだぞ」
クロ「ああ、ゼフィア、蒼天!帰るよ!」
ゼフィア「ラグーン!次来た時は貴方に絶対勝ちます!」
ラグーン「楽しみにしていますよ、また会いましょう」
蒼天「速刃殿、また…手合わせしていただけるか?」
速刃「ありがたい申し出だ、喜んでうけよう」
ライターズの皆はフィールの転送術で帰っていった、クエイカーの皆も任務が出来たらしく、もう帰ってしまっていた、次会ったときにフィールとリラ、イオイとエルが手合わせの約束をしていた。

アクア「ふぅ…一気に静かになっちまったな…」
ラグーン「そうですねぇ…」
ジェット「ん〜どうすっか…」
ラグーン「…私、ちょっと出掛けてきます」
ドラゴ「…?」
ラグーンは基地を出て何処かへ飛んでいってしまった、其れをドラゴが心配そうな顔をしてドラゴもまた、ラグーンを追いかけていった。

リタ「ラグーン…何か表情が暗かったわね」
ライ「そうか?」
ブラッキー「相変わらず鈍いね、ライ」
ローラ「大丈夫だと思うわ、精神凄くに強いし…彼女、しかもさっきラグーンを追っていったの彼氏でしょ?」
ジェット(そんなハッキリと言わなくても…)
ライ「取りあえず大丈夫だろ、ラグーンはどん底に陥ってもいつも戻ってくるからな」
アクア「あいつの強さを信じよう」
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/03/20(Thu) 23:26
【忌まわしき過去】

ファル一族集落跡、此処はファル一族の集落だった、ある3匹により滅ぼされ、此処にはもう遺跡しか残されていない。

ラグーン「お父様…お母様…」
ラグーンが墓標の前でボォッとしている、暫くして…

バサッ!!

何者かの地上に着地する音が聞こえる、ラグーンは警戒し、戦闘態勢になる、だが、その必要はなかった。
ラグーン「ドラゴ…ですか」
ドラゴ「なんだ?ですかって!酷い言い様だなぁ…ったくよぉ…どうしたんだよ?」
ラグーン「…………」
ドラゴ「…誰にだって落ち込みたいときはあるよな…俺が傍にいて邪魔じゃねぇか?」
ラグーンは一瞬泣きそうな表情になったがすぐに答えた。

ラグーン「暫く…傍にいて下さい…」
ドラゴ「ああ、解った」
ドラゴはかがんでいるラグーンの背に手を置いて、撫でてやっている。

ラグーン「…お気遣い…ありがとう御座います」
ドラゴ「いやいや、あの時約束しただろ?俺がお前の傷を受け止めるってな…」
ラグーン「…私怖いんです」
ドラゴ「…?」
ラグーン「私が居る性で…あの三匹に仲間が狙われんじゃないかと思って…」
ラグーンが喋ると下に俯いて、またラグーンは悲しそうな顔をする。

ドラゴ「…一族を滅ぼした三匹…ねぇ…結局ジェットの両親でもなかったしなぁ…メモリーコントロールの能力を持ってるって可能性が高いな」
ラグーン「何故?」
ドラゴ「両親は自らの口で一族を滅ぼしたっていっただろ?でも…違ったんだ、記憶を操作されたとしか思えねぇ」
ラグーン「…………」
ラグーンは暫く何かを考える表情をして、すぐにドラゴの方に向き、昔のことですが…と言う前置きで自分の過去を話し始めた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ここからが長いです。
暫くハッピーズは出ないと思って下さい。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/03/21(Fri) 01:07
【忌まわしき過去】
ファル一族集落_族長家_

ファル一族の族長は当然ラグーンの父、ファルだ、ファルの家族は妻のリア、子どものエアズ、エリス、ラグーンの五人家族だ、ラグーンがまだタツベイの時だった、この時が丁度エアズが19、エリスが16、ラグーンが11だった。

一番貫禄があり、緑色の瞳をした大きなボーマンダ・ファルが桜色の瞳のボーマンダに言った。
ファル「さて、そろそろ朝だ、リア!エアズ達を起こしてやれ」
リア「はいはい、分かりましたよ」
下で寝ている色違いのボーマンダのエアズ、普通の色のエリス、そしてタツベイのラグーンに向かって大きな声で言う。

リア「朝ですよ!そろそろおきなさい!」
エアズ「もうそんな時間か…早いな」
ラグーン「まだ寝ていたいよ〜」
エリス「…昨日は遅かったからなぁ…」
声を掛けると眠そうな眼を擦りながら体を起こした。

ファル「ま、昨日はポケモン虐殺を起こした集団と戦ったからな、疲れているだろうな」
エリス「そうだよ!疲れたったらありゃしないわ」
エアズ「ラグーンも昨日初陣だったんだな…」
ラグーン「怖かったけどね…」
ファル一族ではお尋ね者や世界の秩序を乱す者達を捕まえたり破壊する役目を持つ、10歳以上になると戦闘に参加する資格を持つのだ。

エアズ「だが無傷だ、なかなか素質があるんだな」
エリス「ああ、大した物だ…将来が楽しみだな」
リア「そうですねぇ…」
ファル「何を言う、エアズ、お前だって無傷だったではないか」
エアズ「そうだったか?」
そう家族で話している内に一匹のガブリアスとフカマルが家に訪れた。

ガブリアス「エアズ!いるか?」
エアズ「ああ、エイラ、久々だな…で、横にいるのはローラか」
エイラ「まぁな、ローラの友達にラグーンがなって欲しいと思って連れてきたんだ」
ローラ「私…ローラ…よろしく」
兄の後ろにしがみつき、恥ずかしそうに挨拶をする。

ラグーン「ローラちゃん?私はラグーンって言うんだ」
ローラ「…よろしく」
ラグーン「うん、始めまして」
ラグーンはこのころは敬語口調ではなかった、ある出来事によって敬語口調になったのだ。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/03/22(Sat) 03:11
【忌まわしき過去】
エアズ「しかし、ヴァディス一族は何故あの戦闘に参加しなかったんだ?」
エイス「すまんな、ヴァディス様が病気になっておられてな」
ファル「ヴァディスがだと!?ふむ…良くないことが起きるかもな…」
ヴァディスが司るは平和と秩序の安定、病気になるって事は…何か悪いことが起きる予兆なのである。

エイス「其れと族長様、ヴァディス様が貴方に来て欲しいとのことです」
ファル「…!!解った、すぐに行こう…」
ファルは凄い勢いで家を飛び出し、ヴァディスの元へ…

<ヴァディス一族_族長宅_>
ファル「ヴァディス!大丈夫なのか!?」
木の葉のベッドの上でグッタリしているチルタリスが答えた。

ヴァディス「…ファル…貴方の一族に…良くないことが起きるわ…一族は滅びてしまう…貴方の一族に…暗い…暗い闇が…纏っています…」
其れを言い残して眠ってしまった。

ファル「私の一族に良くないことだって…?」
チルット「…ヴァディス様の予言は外れたことがないんです…、どうか…お気をつけて…」
ファルは顔をしかめて、言った。

ファル「…忠告感謝する、私の一族は私の命をかけて…」
エアズ「…俺も協力するよ」
ファル「ついてきていたのか!ダメだ!お前とラグーンは選ばれし龍!」
エアズ「だけど!」
ファル「この一件は※戦龍の位の奴しか伝えん、お前には黙っていて貰う」
ファルはさっさと自分の一族の集落に戻っていった。

エアズ「クソッ!」
エイス「…焦りは禁物だ、エアズ…お前は妹を護ってやれ」
エアズ「言われなくとも…命に代えて護り通すよ」
エイス「良い返事だ、さてと…お前もそろそろ戻った方が良い」
エアズ「そうだな…」
エアズもまた、自分の一族の集落に戻っていった、目を覚ましたヴァディスがエイスに声を掛ける。

ヴァディス「エイス…」
エイス「ヴァディス様!起きておられたのですか!?」
ヴァディス「貴方は…親友のために…命を落とすことになるわ」
エイス「!!!!!」
ヴァディス「其れを止めるには…今より強くなるしかない…」
エイス「…………はい…」
エイスはそれを聞き、絶望したような表情で族長の家を出ていった。

※印説明
ファル一族は元々戦力に特化した一族だが、その中でも更に選りすぐりな凄まじく強い竜達、一匹だけでハッピーズの中の5人を倒してしまうほどの実力だったらしい。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/03/22(Sat) 03:48
いちいち物語の中で説明するのも面倒なんで此処でキャラ紹介しちゃいます、しかし、この物語でしか出てこないポケモンもいるので其処はご勘弁を。

ファル・サゼル♂(ボーマンダ)
ラグーンの父、ファル一族の族長、一族の中でも一番強い、とても優しく、時には厳しい、一族の中でも憧れの的。ボーマンダ族の中では珍しい緑色の瞳

ファル・リア♀(ボーマンダ)
ラグーンの母、ファル一族の戦龍のリーダー、♀の中では一番強い、桜色の瞳を持つ。

ファル・エリス♀(ボーマンダ)
ラグーンの姉、後の救助隊協会長、ファル一族の中では一番馬鹿力、男勝りな性格、声が低めで綺麗な声である。

ファル・エアズ♂(ボーマンダ☆)
ラグーンの兄、後の救助隊副会長、ファル一族の中でのエースを誇る強さ、だが…選ばれし龍な為、戦龍には入れられていない、四大眼・蒼眼の持ち主

ファル・ラグーン♀(タツベイ)
この物語の主人公、後の救助隊ハッピーズのエース、ファル一族の中では相当な実力を持つ、四大眼・真眼の持ち主、まだ無邪気で敬語口調ではない

ファル・ダイン♂(ボーマンダ)
サゼルに一番信用されている、ラグーンに慕われていて、ラグーン一家に一番付き合いがある。

ヴァディス・ホワイト♀(チルタリス)
ヴァディス一族の族長、とても慈悲深い性格をしていて、予言能力を持つ、このポケが病気になると大きな災害の予兆だと言われる。

ヴァディス・エイス♂(ガブリアス)
エアズのレイシスに継ぐ親友、実力は測りしれず、今のエアズより強いと言われる…

ヴァディス・ローラ♀(フカマル)
ラグーンの唯一無二の親友、この時は引っ込み思案で恥ずかしがり屋だった、族長にまるで妹のように可愛がられている。

ドラグーン・ロード♂(カイリュー)
ドラグーン一族の族長、右目に大きな古傷があり、常に右目は閉じている、ドラグーン流武道の創設者にして、ブライトの師匠でもある。四大眼の覇眼の持ち主

ドラグーン・カイン♂(フライゴン)
一族の族長の側近にして族長に継ぐ強さ、砂を操る術に長けている、サゼルとは親友関係にある。

ドラグーン・レイン♀(フライゴン)
カインの妻、一族のメスの中では屈指の美貌と強さを持っている、いつも敬語で笑顔を絶やさず、周りからの憧れの的だ。

取りあえず、出たのだけをキャラ紹介いたしました。
新しいのが出次第更新します。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/03/23(Sun) 01:16
今回は一族の説明をしておきます。

ファル一族
司るは力と秩序、神を護る一族、神のためなら命をなげうたねばならない、一族の中で二番目に強い、種族はボーマンダの進化種でのみで構成されている。<ラグーン、エアズ、エリス>

ヴァディス一族
司るは愛と平和、どんな物にも分け隔てなく癒しを与える一族、闇の一族からは一番恐れられている、種族はチルタリスとガブリアスの進化種でのみ構成されている。<ローラ>

ティアマット一族
司るは破壊と創造、ファル一族に継ぐ強さ、この一族は特に役目は決められておらず、ファル一族が危機に陥ったときに助太刀する、種族はバンギラスの進化種でのみ構成されている。<?>

ドラグーン一族
司るは勇気と希望、一族の中で凄まじい強さ、どの一族が危機に陥っても助けに行く、困ったポケモン達を助ける為の一族、救助隊の原型とも言われる、種族はカイリューとフライゴンの進化種でのみ構成されている。<リヴァイア、イディア、レアフィ>

<>内は一族の直系の血を次ぐ者です、ティアマット一族の直系も今も居ますが…今は伏せておきます、創造はつくと思いますけど。ちなみにこの話で意外なことが発覚しますよ。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/03/24(Mon) 00:55
【忌まわしき過去】
_ファル一族の集落 集会所_
其処には集落の戦龍のボーマンダ達が集まっていた。
ファル「ヴァディスから…此処に大きな災いの元凶が襲ってくるらしい…お前たち、戦う覚悟はあるか?」

周りのボーマンダ達は一瞬ざわついたが…すぐに返事をした。
*「…ファル一族の誇りを忘れたか!?族長!神のためなら命をなげうつ!貴方の為ならこの命差し出すつもりだ!」
*「俺も協力するぜ」
ファル「レイシス…!だが…!お前は一族のポケモンでは…」
集会所に入ってきたのは、エアズの友、レイシスだった。

レイシス「…俺だってエアズに何度も救われてきた、あんたにもね、だからこそ恩返しをしたいんだ、俺の実力では役不足ですか?」
ファル「…充分助かる、皆…戦闘準備を怠らないようにしてくれ、それと…今回集まったメンバー以外にこの話題を避けてくれ…ダイン!居るのか!?」
三日月の首飾りを掛けたボーマンダが返事をする。

ダイン「ハッ!此処に!」
ファル「…私の末の娘ラグーンがお前を慕っている、出来ればお前はもし集落が襲われたら…エアズ、エリス、ラグーンを連れて逃げて欲しい」
ダイン「だけど…私も戦龍の一員!そんなことを出来るはず…」
ファル「ダイン!頼む!お前が一族の中で一番信用できる者何だ!」
ダインは暫く考えていたが…悟ったような表情をし、ファルに言う。

ダイン「…承知いたしました、貴方の子ども達は…お守りします」
ファル「一族の幼子達はドラグーン一族の龍達が護ってくれるそうだ。だから頼む」
ダイン「はい…仰せのままに…」
ダインは集会所から出た、集会所から出る直前、不適な笑みを浮かべていた。

_____________________________
この物語のキャラ紹介を更新しました。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/03/25(Tue) 23:53
【忌まわしき過去】
数日後の夜中、遂にあの惨劇は起こったのだ。

*「フン、此処がファル一族の集落か…竜狩りを始めるぞ」
*「そうだな」
集落の入り口当たりで影が言った、どうやら2匹のようだ、声の高さからすると一匹が♂、もう一匹が♀のようだ。

「何者だ!?」
*「竜狩とでも名乗っておこうか…」
*「覚えなくていいわよ、貴方もう…くたばるんですもの」

ドスッ

「ガハッ!?」

ヒュッ…
ズバッ!ザンッ!ドスッ!グサッ!

凄まじい速さでボーマンダ族の急所を刃で一突きした、周りに戦龍達が群がるが、其の戦龍達も二匹に切り刻まれて血だらけになって倒れる。

その後女子供容赦無しにどんどん二匹は一族の竜達を狩っていく、集落は血の海とかしている…ドラグーン一族が、ファル一族の子どもを預かる予定だったのだが、集落間の距離がありすぎて間に合わなかったようだ。

*「貴様が族長か」
*「貴方には興味はない、後ろに隠れているタツベイのお嬢ちゃんを出してくれるかしら」
ファル「出さないと言ったら…?」
ファルが其の二匹をきっと睨み、挑発するかのように言った、すると、二匹が歯を噛みしめ、怒りをあらわにするように暗いところから、姿を現した、種族はエルレイドとエンペルトだった、エンペルトは大剣、エルレイドは大斧を持っていた。

エルレイド「出さないのなら死んで貰う」
エンペルト「この魔剣・朔夜の餌食になって貰おうかしら」
*「氷初級魔法…氷の力よ…収束したまえ!そして放出せよ!…アイスレイザー!!」

ピキンッ!

エンペルトとエルレイドは不意打ちをあっさり避けてしまった、その魔法を打ったファルの妻、リアを大斧で切り裂いた。
エルレイド「邪魔だ…」

ズバッ!!
ドシャッ…

リア「ウッ…」
エルレイドは無感動な瞳で、血だらけなリアを見下すような表情で見て、ファルの方へ蹴り飛ばした。

ファル「…きっ…貴様ァッ!!良くも…私の!」
ファルは激怒し、エルレイドに向かうが…。

ザンッ!!

エンペルトが前に出てきて、ファルの翼を一刀両断した。
ファル「グァァァァァッ!!」

斬れた翼の根本からは血が溢れ出る。
エンペルト「もう一度言うわ、炎竜の生まれ変わりを渡しなさい」
ファル「断る…」
グッタリしているファルに向けて大剣を振り上げた、すると…ラグーンが奥から出てきてファルに覆い被さったのだ。

ラグーン「ダメ〜〜〜!!お父さんを殺さないで!」
ファル「…ラグーン…!下がっていろ!」
ラグーン「嫌!」
エンペルト「丁度良いわ、纏めてあの世に送って上げる」
エンペルトが大剣を思いっきり振り下ろした。

グサッ!!

大剣が刺さったのはファルだけだった、ファルが咄嗟にラグーンに覆い被さりラグーンを庇ったのだ、ラグーンはファルの血で真っ赤に染まる。
ラグーン「ぁ…」

もう一度大剣を振り上げた、今度はラグーンを狙っている、ラグーンは逃げようにも怯えていて逃げることが出来ない、その動けないラグーンを腕に抱えて、エアズとエリスが逃げていった。
エルレイド「逃したか…」
エンペルト「まぁ良いわ、追えば良いんだしね」

エルレイドとエンペルトは気配と姿を一瞬で消し去った、ファル一族はあの逃げた三匹以外は此処で全滅してしまったのだ。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/03/26(Wed) 01:19
【忌まわしき過去】
エアズ「…何とか逃げたな…」
エリス「しかし…これからどうする?」
ラグーン「ダインお兄ちゃんに」
エアズ「いや…もう俺達以外はもう信じられない、俺達だけで逃げよう」
エアズが炎に包まれた集落を辛そうな表情で見て、振り返り、エリスと共に飛び立った、ラグーンはエアズが抱えている。

エリス「…行く当てはあるのか?」
エアズ「もうドラグーン一族が近くまで来ているはずだ」
暫く飛んでいると目の前にダインが進路を遮った。

エアズ「貴様…やはり裏切りか…」
ダイン「何を言う?最初からこのつもりだったんだよ、汚れた血をした色違いめ」
エアズ「……見逃してくれる訳がない…か」
エリス「…私もたた…ッ!?」
エアズ「俺が此処を引き留める、お前はラグーンを連れて逃げろ…」
エアズはラグーンをエリスに渡した、ラグーンを受け取ったエリスはエアズに聞き返す。

エリス「兄貴はどうするんだよ」
エアズ「俺は…此処で命をかけて止める、…我が妹たちよ…お前たちと過ごした時間は忘れない…さぁッ!行けッ!!行くんだー!!」
ラグーン「イヤッ!お兄ちゃんも一緒に!」
エリス「クッ…兄貴の気持ちを無駄に出来ない!行くぞ!ラグーン!」
ラグーンはエリスの腕を振り払おうとしたが…最終進化系のボーマンダの腕力に敵うはずは無かった。

ラグーン「おにいちゃ〜〜〜ん!!」
ラグーンは悲痛の叫びで兄を呼ぶが…もう兄の姿は見えなかった…

エアズ「これで良いんだ…だが…!ただではやられん!ドラゴンクロー!!」


ズバッ!!

ダイン「グァッ!」
ダインの胴体を切り裂いた、だが…後ろからエアズは大斧で急所を切り裂かれた。

エアズ「グァァァァァァァァァァァッ!!!!!」
色のない瞳をしている、もう助からないだろう、だが…更に三匹は追い打ちを掛けた

エンペルト、エルレイド、ダイン「流星群!」
なんと…!ドラゴンタイプしか使うことが許されない流星群を放ったのだ。

ドガァァァァァァァァッ!!
ドォォォォォォォォォォォンッ!!

流星群は全てエアズに命中した、火傷だらけで血だらけなエアズは…小声で呟いて目を閉じて…二度と目覚めることはなかった…
エアズ「ぅ…ら…ラグーン、え…エリス………健やかに…そだって……」

ドカッ!

其れをエンペルトが蹴り飛ばして不機嫌そうな声で言う。

エンペルト「こいつ…さんざん邪魔してくれて…見失ったじゃない」
エルレイド「…ドラグーン・ロードと会ったら俺達は敵わない、…ふん、その前に見つけだしてやるぞ」
エンペルト「解ったわ」
ダイン「俺は空から追いかける」
三匹はまた姿を消し去った。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/03/26(Wed) 02:09
【忌まわしき過去_三族長登場】
エアズが殺されてから翌朝、エリス達は森の中で休んでいた、しかし…あの三匹がもう追いついてきたのだ。
エリス「…フッ…私も生きることが許されないってか…仕方がない、ラグーン逃げろ」
ラグーン「イヤッ!絶対に嫌!!」
エリス「言うことを聞け!」

ザザッ!ビュォッ!

木の上から華麗に着地した大鉾を背負ったバンギラス、空からはチルタリスとカイリューが降りてきた。
バンギラス「ったく…こいつは…ファル一族の敵、取らせて貰うぞ」
カイリュー「…罪人め…滅ぼしてくれる!」
チルタリス「貴方達は罪によって汚れています、浄化します」
エルレイド「ティアマット…!」
エンペルト「ヴァディス…!」
ダイン「…ドラグーン…!」
なんと、一族の族長達がラグーン達に追いついたのだ。

ティアマット「ハーフムーン!」

ヒュッ!
ザクッ!!

バンギラスとは思えない脚力でエンペルトに走り寄り、エンペルトを斬った、エンペルトに半月型の傷が出来る。

ヴァディス「聖の裁き!…セイントパニッシャー!」

パァァァァァァァァッ!!

凄まじい光がダインを包み込んだ、ダインは膝を着き、苦しそうな顔で呼吸をする。

ドラグーン「覇眼…」

キラッ!
ドォォォォォォォンッ!!

ドラグーンの眼光を浴びた瞬間エルレイドはたちまち動けなくなり、更には地面に光速で叩きつけられた。
エルレイド「ガハァァァァァッ!!」

三匹は悔しそうな表情をしながら気配と姿を消し去った。

ヴァディス「無事なようですね、エアズは…ヴァディス一族が救おうと…頑張ったのですが…手遅れでした」
ドラグーン「…お前たちが…ファル一族の生き残りか…」
ティアマット「何とか間に合ったぜ、冷や汗モンだったなぁ…」
エリス「…これからどうすれば良いですか…族長様…」
エリスが跪き、三族長に質問をした。

ティアマット「…ふむ、私達が暫くお前たちの面倒を見よう」
ドラグーン「修行をして強くしてやる」
ヴァディス「…貴方達を失うわけにはいきません、四つの一族があるから神を護れるのです、さぁ…行きましょう」
ラグーンはヴァディスの翼で眠ってしまった、ヴァディスは其れを見て優しい笑みでラグーンをじっと見ている。

ヴァディス「あらあら…可愛いことですね」
ティアマット「仕方ねぇ、今夜は此処で寝るんだな」
ドラグーン「さて、あの三匹には強い封印を掛けて置いた」
エリスが疑問を抱いた表情をして聞いた。

エリス「封印…ですか?」
ヴァディス「ええ、セイントパニッシャーは…聖なる力で闇に染まった力を封印します」
ドラグーン「あいつらは10年は戦えないぞ」
ティアマット「て事だ、しばらくは心配すんな」
エリスは安心したのか、横たわって寝てしまう。

ティアマット「ありゃりゃ、ねちまったじゃねぇか」
ヴァディス「無理もありません、彼女は…大きなショックをうけましたからね」
ドラグーン「一族の壊滅…両親、兄の死…ラグーンを今まで護ってきたからな…良く此処まで冷静でいられたと思う」
暫く三族長に沈黙が走った、その沈黙を破ったのはティアマットだった。

ティアマット「しかし…これから本当にどうする?」
ヴァディス「暫く一緒に過ごしたらヴァディス一族の集落で引き取ります」
ドラグーン「いや、役目的には俺の種族だろう」
ヴァディス「だまらっしゃい!」
ドラグーン「わッ…解った、頼んだぞ、一年くらいは俺達が一緒にいてやらねばならんな…」
三族長は力強く頷き、暫くして眠りについた。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/03/27(Thu) 00:30
【忌まわしき過去】
其の夜中、ラグーンが皆が寝ているところより少し離れたところで泣いていた。

ラグーン「お兄ちゃん…お父さん…お母さん…私がもっと強ければ…!もっと力があれば…助けられたのに…お父さん、お兄ちゃん、お母さんを殺した奴に復讐をしてやる…!もっと強くなって…あいつらを…!」
*「…ラグーン、そんな考え良くないですよ…」
後ろから声が聞こえた、その声の主はヴァディスだった。

ラグーン「だけど…!」
ヴァディス「…強くなりたいのは解ります、悔しいのは解ります…だけど…感情に振り回されてはいけません、心に従い行動をして下さい」
ラグーン「…!!」
元々ヴァディスが今のラグーンの性格を作り上げたと言っても過言ではないだろう、ラグーンの一番尊敬するは…ヴァディスなのだから。

ヴァディス「…今は辛いだろうけど…耐えて下さい…貴方は炎竜様の生まれ変わりです、貴方が亡くなると…この世界は大変なことになるのです…」
ラグーン「私が死ぬと…皆にめいわくをかけるの?」
ヴァディス「…炎竜は惑星を保つためには不可欠な神様です、貴方はその神様の生まれ変わりなのです…」
ラグーン「炎竜…?」
ヴァディス「貴方はレベルが低い内から火炎放射を使えたのも…炎力緋龍光を扱えたのも…その影響なのです、もっと修行して、その三匹を見返し、お父様、お母様、お兄様の分まで生きてあげて下さい…其れがサゼルが最後の遺言です」
ラグーン「…お父さんは…これで満足してるの…?」
ヴァディスは暫く考えたが、すぐにラグーンの方へと向き、言った。

ヴァディス「子供を護れて満足してますよ、彼の願いはラグーン、貴方に健やかに元気に育ってくれることと言ってましたからね、さて、今夜はもう遅いです、寝ましょう」
ヴァディスは翼にラグーンを乗せて、寝るまで寄り添ってあげていた。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/03/28(Fri) 02:35
【忌まわしき過去_8年間の歳月_】
ラグーンはヴァディスに引き取られら、エリスはドラグーンに引き取られた、それぞれ違う集落で暮らしているのだ。

_ヴァディス一族の集落_
ラグーンの親友ローラはもうガブリアスに進化していた、だが、ラグーンは進化をしていない。
ローラ「何で進化しないの?」
ラグーン「えっと…進化したらあの時のことを思い出しそうで怖いんです」
ローラ「あ〜ぁ…もうヴァディス様の口癖が写ってるよ」
ラグーン「良いんですッ!憧れてるんですから!」
ローラ「…呆れを通り越して誉めるわ、もうヴァディス様の技を殆ど覚えちゃったのは本当に凄いと思うわ」
もうラグーンはヴァディスに教え込まれた技は全てマスターをしている、ローラと話していると、後ろからヴァディスにラグーンは声を掛けられた。

ヴァディス「ラグーン、貴方は何故ボーマンダに進化しないのですか?」
ラグーン「ヴァディス様、私は進化してまで強さを得たくないのです」
ヴァディス「そうですか…其れはそうとエリスが貴方を迎えに来ましたよ」
エリス「ラグーン!8年ぶりか!」
ラグーン「お姉さん!お久しぶりです!」
エリス「けっ…敬語!?まぁ良いか…私は救助隊協会長に任命された、お前は副会長になれ」
ラグーン「…ありがたいお言葉ですが…」
ラグーンが断ろうと言う前にエリスはラグーンを抱きかかえて飛んでいった。

ラグーン「何をッ!?」
エリス「…お前を仲間に入れてくれる救助隊を見つけた、あいつらは信用できる、今はいらん疑いを掛けられて逃げているが、戻ってきた暁にはお前を仲間にしてくれるとアクアが言ったんだ」
ラグーン「アクア…?」
見知らぬ名前を出され、ラグーンは首を傾げた。

エリス「救助隊ハッピーズのリーダー少し臆病だが…かなりの素質を持っている、彼らの救助隊は恐らく惑星内を牛耳るだろうな、お前も其処の救助隊に入れば命を狙われることは少なくなる」
ラグーン「私…救助隊に!?」
エリス「ドラグーン様の提案だ」
ラグーン「そうですか…、この力を困っているポケのために使うのは悪くないですね」
エリスはそれを聞いて、微笑んで、そのあと…

エリス「良い返事だ!よしッ!!スピードあげるぞ!」
ラグーン「はいッ!!」
エリスは飛行のスピードをあげ、あっという間に見えなくなってしまった。
_____________________________
そして過去編ハッピーズの現代編に戻ります。

ドラゴ「………そうか、お前は…そんな辛い経験をしてたんだな…」
ラグーン「でもドラゴが聞いてくれたからすっきりしました」
ドラゴ「アハハハ!其れは光栄だ!さぁて!基地に戻るとすっか!」

ラグーンが不意に真顔になってドラゴに聞く。
ラグーン「ドラゴ、貴方はドラグーン一族のカインとレインの息子ですね?」

ドラゴは暫くしたに俯き、ひとしきり笑ったあとに言った。
ドラゴ「……お前には隠し事は出来ねぇな…其の通り、オレはドラグーン一族の血族だ、ドラグーン・ドラゴだ」
ラグーン「昨日の夜中、お姉さまと話している内に聞き出しました」

ドラゴがさらっとこんな事も言い出す。
ドラゴ「…FLBのバンギラス、あいつはティアマット一族の血族だよ」
ラグーン「あの方もですか!?」
ドラゴ「あいつの本当の名はティアマット・ガイアード、フーディンは知恵の賢者の末裔だ…本当の名はエスト、そして…リザードンは普通のポケモンだよ」
ラグーン「FLBの基地にかけてあった大鉾は…やはりティアマット族の武器でしたか…」
ドラゴ「そんなことはどうでも良い、基地に戻らないとリタに怒られるぜ」
ラグーン「そうでした、では戻りましょうか」
=============================
これで過去編終わりです。
ラグーンの過去を出し切りました、完全燃焼です。
まぁ…終わりかたがいきなりという苦情は聞きませんので。
いずれドラゴの素性も全て明かします。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/03/29(Sat) 01:56
【四大眼】
えっと今回は四大眼の説明を致します。

蒼眼・・・蒼い瞳、この瞳は気迫、覇気での攻撃をそのままそっくり返すことが出来たり、気迫の鎖で縛ったり出来る、他には30秒先まで未来予知が出来る、使う代償はスタミナが凄い勢いで減っていく、だがエアズは皇龍の力の効果により代償を軽減している。<エアズ>

黄眼・・・黄色い瞳、この瞳は相手の技を見極め、オリジナル以上で技をコピーすることが出来る、コピー後は自分の技に出来る、だが、コピーできる技は4つまでで、4つ以上になった場合は眼者の任意で忘れなければならない、幻術、気迫による攻撃が一切効かない<ラウゼ>

覇眼・・・翠の瞳、この瞳は相手の力の波動を見極めて、技の軌道を読むことが出来る、更には相手の技の攻撃をそのままそっくり跳ね返すことも可。相手を幻術に架けることもできる、他には眼光によって相手を浮かし、叩きつけることもできる。<ドラグーン>

真眼・・・緋色の瞳、凄まじい覇気のこの瞳で睨み付けられるとどんなに強靱な覇気や気迫を持つ者でも怖じ気づき、恐れを抱いてしまう、両者は気迫や覇気による攻撃、念の力や神、精霊などの特殊な力の攻撃を全て無効化してしまう。故にこの瞳の持ち主とは自分の真の力でぶつかり合わねばならない<ラグーン>

ドラゴ「真眼を使うのは本当にラグーンが本気を出した時だ、彼女に真眼を使わせるのにはかなりの条件が必要だぜ…彼女が認める力、心、身体…この3つを兼ね備えている奴にしか出さない…リヴァイア、ローラにも使ってないからな、勿論ハッピーズの連中でそのことを知ってるのは俺だけ、ちなみにあいつの緋龍は自分自身だからあいつが真眼解放しても緋龍と私流竜義だけは使えるんだとよ…この瞳に勝ったのは…義兄エアズと…三族長だけだってよ」
ラグーン「…やけに詳しいですね、ドラゴ…私何も喋ってないのに…」
ドラゴ「ああ、エアズ義兄さんに聞いたんだよ」
ラグーン「…近い内に使います、きっとあの方が私を本気にさせてくれる筈です…」
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/04/02(Wed) 00:55
【暖かい仲間達】
ラグーンとドラゴが帰ってくるなり、リタが凄い剣幕で怒った。
リタ「ラグーン!ドラゴ!今まで何処に行ってたのよ!?凄く心配したんだから!」
アクア「まぁまぁ、リタ…そんなに怒ることないじゃねぇか」
リタ「でも!」
ソウル「まぁ、良いじゃないか、ラグーンは狙われても返り討ちにするだろうしな」
リタ「そう言う問題じゃないわよ!こんなに遅いなんてなにかあったと思ったじゃない」
ラグーン「ごめんなさい…リタ…」
ドラゴ「心配掛けたな」
ラグーンとドラゴは顔を見合わせて微笑んだ、仲間の温もりと暖かさを感じて嬉しくなったのだろう、久しぶりに虹華や緋炉、真月や時宵、ヘリオスと蒼蘭、岩翼と疾風、飛騎、灼蘭の子供達が基地に戻ってきている。

飛騎「あ、父さん怒られてるよ、母さんも」
灼蘭「まぁ、リタさんはハッピーズのお母さん的存在だからね」
蒼蘭「わたしのおかあさんはそうるおかあさんだよ」
ソウル「違う違う、蒼蘭、この救助隊の中ではリタがお母さんのような役目だって事だよ」
ちなみに蒼蘭は種族はゼニガメ、ソルの紅い瞳だ、最近生まれたソルとソウルの子供だった、ちなみに時宵<ときよい>はブラッキーとフィールの子供だ、額に月の傷がついている、闇雅の力を継いだ証拠だ。

時宵「おとうさん、レッドスの焔さんのおはなししてよ!私、おとうさんをたおしたひとのおはなしききたい、わたしもぶーすたーになってごくえんをあやつりたいんだ!」
ブラッキー「…時宵…獄炎って……じゃぁ、ブースターになるんだね、焔のお嫁さんはブースターなんだよ」
時宵「いやだ!りざーどんになるの!」
アクア「アッハハ〜…来たよ、時宵のいつものリザードンになりたい攻撃…」
リタ「私が話しちゃったのが間違いだったかしら…」
ちなみにハッピーズの子供達はそれぞれ、虹華がレッドスのレジェンド、緋炉が同じ救助隊のツルギ、ヘリオスがライターズのクロ、蒼蘭がラグナスのラーナに憧れている、原因は殆ど仲の良い救助隊の話をしたリタだった。

虹華「私もその内レジェンドさんみたいな救助隊のリーダーになりたいな」
ドラゴ「その為には進化しなきゃダメだよ」
虹華「やだ!進化してまで実力を得たくないもん!」

虹華の言葉を聞き、ローラが笑い、ラグーンにからかい口調で言った。
ローラ「昔のラグーンにそっくりだね、考え方まで瓜二つだよ、所で何であんたは進化しようと考えたの?」
ラグーン「ん〜とレックウザと戦ったあとに…アクアとリタに助けられたんです、これではこの先戦えないと思いましてね…」
ローラ「正論だ、虹華もレジェンドさんって人に何か喋って貰えば進化する気になるんじゃない?」
ラグーン「彼女は忙しくてこれませんよ」
ドラゴ「ん?厄介事が終わって御霊祭もあとそろそろだって聞いたぞ、まぁ…ケイロンさんの戦闘禁止令が解除されない限り来れないだろうがな…あと…白銀さんの子供が産まれたってよ、今頃フリーザーは歓喜してるんだろうな」
ドラゴが苦笑しながら言った。

ローラ「やけに詳しいわね」
ドラゴ「ああ、風の神と風の精霊ってあ!精霊は聞かなかったことにしてくれ」
ローラ「其の神って奴が宿ってるから風と話せる訳ね」
ドラゴ「そういうこった!ローラは話が分かって良いよ」

ドラゴがリタの方をちらっと見ていった、だが…ドラゴの顔面が蒼白になる、何故ならリタと目が合ってしまったからだ。
リタ「それ…どういう意味〜?私が遠回しに馬鹿とでも言いたいの?」
アクア(ドラゴ…ご愁傷様、君のことは忘れないよ)
ドラゴ「いやっ!?なんでそうなるのかな〜?」
リタ「だってそうじゃない!覚悟しろ〜!」
リタは久々の必殺技、袈裟固めをドラゴにかけた、間接がボキボキ言ってるような…気がしないでもない…言うにも聞くにも見るにも堪えないドラゴの悲痛の叫びが基地中に広がった。

ラグーン「ドラゴ〜?」
ラグーンが仰向けになって気絶しているドラゴの顔の前で手をひらひらさせていた。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/04/06(Sun) 00:58
【心癒されるとき】
飛騎「ありゃりゃ、お父さん…リタさんにまたやられてるぜ」
灼蘭「まったくしょうがないなぁ…リタさんをからかったら、ああなるって解ってるはずなのに…」
リタ「あ〜すっきりした〜!うっぷんを晴らせたわ!」
リタが満面の笑顔で言った。

ドラゴ「まてこら、うっぷんを晴らすために俺に?」
リタ「あんたが私を馬鹿というから行けないんでしょ?」
リタが満面の笑みでドラゴに迫りながら言った。

ドラゴ「……ゴメンナサイ…」
リタ「解ればよろしい」

其れを見たラグーンがひそひそ声でアクアに言った。
ラグーン「ドラゴってリタに弱いですよね〜、頭が上がりませんもんね」
アクア「…まぁ、あいつに勝てるのは速刃ぐらいだよ」
ラグーン「またまた意外な…」
アクア「…取っ付きにくいだろ?あいつ真面目だし…だからだと思う」
ラグーンは納得したように頷き、手をポンッと叩いた。

速刃「リーダー、私が取っ付きにくいって?何のことです?」
アクア「そッ…速刃ッ!?何でもないよ!!」
速刃はアクアの慌てたのを理解できなかったらしく、首を傾げた、速刃は結構鈍感な上に余り周りの噂とかを気にしないタイプである。

ルイン「速刃〜!!刀鍛冶場まで来てよ、貴方の意見が欲しいの!」
速刃「うむ、では失礼する」
速刃は丁寧なお辞儀をした後、妻のルインに引き連れられ、基地を出ていった。

ドラゴ「いきなり暇になっちゃったなぁ…」
ソル「ああ、これまで忙しかったからな、レッドスの方々もそんなに簡単には来れまい」
ソウル「と言ったって何もすることねぇぞ、此処に来る依頼は全部アクアパートナーズがやってるんだから」
アクア「そう言えば言い忘れていたが、FLBとエインがマスターランクになったそうだ、彼らは俺達が反逆者だと言われ、追われたときがあったろ?その時に的確な判断をしたとして、エリス協会長が認めたらしい」
シズナ「流石はFLBの皆様ですね」
夏菫「ん〜…姉貴達も頑張ってるみたいね〜」
とこんな感じでずっと一日喋っていたのである。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/04/09(Wed) 00:53
【謎の暗殺者】
ローラは友達エリアで気に入った、灼熱砂漠で過ごしている、そしてその夜中…ローラはいつものように寝ていたが…何者かの凶刃がローラに迫る。

ビュッ!

*「貴様の命もらった!」
暗殺者の凶刃は結界により阻まれ、結界が広がり、暗殺者を吹っ飛ばした。

ローラ「…ったく…上等じゃないの…寝込み襲うなんて…あんた…くたばる覚悟は出来てるわよね?さて、かかってきなさい」
*「…舐められた物だ、良いだろう…闇の刃よ、奴を切り裂け!ダークネス・カッター!」
闇の力で作られた、毒々しい色をした刃がローラに襲いかかる、ローラは其れに片手をかざすと、なにかに阻まれて跳ね返ってきた。

*「ガハッ!?」
まさか自分の攻撃が帰ってくると思わなかったのか、諸に喰らってしまった、その後、己という言葉を吐き捨て逃げていった。

ローラ「こけおどし野郎が…おとといきやがれ!ヴァディス様にこの技教わって置いて良かった…」
そしてローラは再び、眠りについた。


そして翌朝、ドラゴがローラの元へ来ていた。
ローラ「…あんたには隠し事は出来ないわね」
ドラゴ「ああ、妙に昨日、風がざわついていた…奇襲されたな?」
ローラ「御察しの通り、でも大丈夫だわ、私の鉄壁で追い返してやった」
ドラゴ「……それなら良いが、今度は無茶するなよ」
ローラ「あたしもヴァディス一族の戦龍だったのよ、大丈夫」
ドラゴ「そっか…」
ローラ「あんた此処にいないでラグーン護ってやんなさい!ラグーンに焼き餅妬かれると怖いんだから!」

ボカッ!!

ローラは心配そうな顔をするドラゴの頭を思いっきり叩いていった。
ドラゴ「痛ッ!!」
ローラ「あんたはラグーンの心配だけしてれば良いのよ、あの子、口では強がってるけど内心怖がってると思うわ」
ドラゴ「すまねぇ…」
ドラゴは頭を下げて、竜の洞窟に戻った。

ローラ「…ラグーンを護ってくれて…そして生きる糧になってくれてありがとう、ドラゴ…あんたのお陰でラグーンは随分明るくなったのよ…」
とローラは飛んでいくドラゴに言った。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/04/11(Fri) 22:31
_ファル一族の集落跡_
ドラゴ「やっぱここに居たか…ラグーン」
ラグーン「ドラゴ、ローラを心配してくれたみたいですね、ローラが心話術で伝えてくれました」
ドラゴ「心話術…?」
ドラゴは首を傾げ、ラグーンが其れをみてすぐに説明を始めた。

ラグーン「四つの一族だけが使える心で話す術です」
ドラゴ「俺は使えないぞ?」
ラグーン「純血じゃないと使えません」
ドラゴ「俺は…ドラグーン一族の純血じゃないのか?」
ラグーン「貴方の母親はドラグーン・レイン、レインさんは只のポケモンです、一族にはカインさんと結婚して一族に入ったのです」
ドラゴ「別の種族同士、更に普通のポケモンでは反対されなかったのか?」
ラグーン「ドラゴ…本当に両親のことを知らなかったんですね…」
ドラゴ「俺の生まれたときには本当の親父、おふくろは亡くなっていたんだ、だからグラン父さんにセイル母さんに養子として引き取られたんだ、元々…俺は病弱でな」
ラグーン「病弱?」
ラグーンが好奇心に負けて聞き返した。

ドラゴ「ああ、フライゴン族にしかかからない羽死病、そして…心痛病、そして…一度血が出るとずっと止まらない病気にかかっていたんだ」
ラグーン「…ッ!?どれも不治の病では!?」
ドラゴ「実は…まだ羽死病は完治してないんだ…」
ラグーン「羽死病は…生まれたときからかかったら…羽の寿命役…20年…そんなっ…!」
ドラゴ「…良いんだ、俺は…20年で飛べなくなったとしても…充実していれば…もう飛べなくなっても後悔はない…お前とも会えた…そしてフェザーと言う無二の親友に会えたんだ、後、フェザーと手合わせすれば俺はもう良い」
ラグーン「でもグリフォン様が!!」
ドラゴが今までにない、悲しそうな顔で行った。

ドラゴ「もし…俺が…だめになったら…お前に宿るように言ってある」
ラグーン「そんなこと私が認めません!絶対に貴方の病を治して見せます!」
ドラゴ「気持ちだけでも嬉しい…だけど俺の羽をどんどん苛んでいく、その内羽が使えなくなるだろうな、そして…一勝飛べなくなるだろう、俺の望みはフェザーと手合わせするまで、羽が持つことだ」
ラグーン「……………」
恋人の悲報に耐えられなくなったのかラグーンは声を上げて号泣した。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/04/12(Sat) 02:20
【意外な血縁関係】

_ファル一族の集落跡_
アクアが神妙な顔をして歩いてきた、そしてドラゴに言う。
アクア「…ドラゴ、何故今まで黙っていた?」
ドラゴ「すまん」
アクア「…もう俺の手に負えようがない、白龍の涙でも修復不能だ、もう少し早ければ救えただろうに…」
ラグーン「リタの蒼炎では!?」
リタ「ダメなのよ…私の蒼炎は命を脅かす病魔しか焼き払えないの…」
ドラゴ「もう良いんだ、俺…あんたらにもう迷惑はかけられない」
アクア「……………」

ボカッ!!

アクアがドラゴを思いっきり殴り飛ばした。
アクア「バカヤロウ!なんで今までだまってた!俺達を何故信用してくれなかった!それに…迷惑だからって此処を抜けるのも許さないぞ、フーディンかソルが何か知っているはずだ」
アクアはそそくさと踵を返し、FLBの基地へと向かっていった、アクアの顔からは大粒の涙が流れていたのを気付いたのはドラゴだけだった。

ドラゴ「…すまない、フェザーにも激怒されるだろうな…俺が同種族に拒絶された理由がこれだ、伝染病なんだ」
*「…兄貴、その病気を治す気はないのか?」
ドラゴ「…サリュウか…不治の病だろう?」
サリュウ「…其れは昔の話だ、まぁ…手は掛かるが…直す方法ならある、薬だ、万能薬があるんだ、其れにはシェイミに生えてる草木がいる」
ドラゴ「…シェイミ…聞いたことのない奴だな」
サリュウ「当たり前だ、今まで未知のポケモンだったからな、何処にいるかは俺は知らない、だが兄貴のためなら何でもするよ」
ドラゴ「馬鹿兄貴ですまないな…サリュウ」
サリュウ「俺が兄貴から離れた理由は人間を殺したからでも、羽死病でもない、俺は兄貴から認めて欲しかったんだ」
ドラゴ「俺に…?」
ドラゴが信じられないような表情をしてサリュウを見る。

サリュウ「兄貴は俺にとって憧れだった、病気をしてるのにあんなに強い、一族の中でも屈指の実力を持ってるってね」
ドラゴ「俺から独り立ちをしたいが為に…ってか…」
サリュウ「ああ、本当にすまなかった、兄貴がこの救助隊に居るって事がビックリしたよ、しかもミズと知り合いだったとはな、まぁ…ミズと付き合ってから兄貴は変わったよ、優しくなったな…以前は友情なんて捨てて、冷たかったもんな」
ドラゴ「アクアを信頼してるんだな」
サリュウ「まぁな、あいつとは家族同然、兄貴より尊敬してるぜ」
ドラゴ「……今まですまなかった、サリュウ」
サリュウ「まぁ、これでおあいこって訳よ、兄貴、シェイミ探し俺も手伝うよ」
ドラゴ「ありが…」
サリュウ「ありがとうは一回で良い、俺はミズを追う、ドラゴ兄貴はラグーンさんを頼むよ、まだショックから立ち直れてないみたいだ」
ドラゴ「ああ、解った」
サリュウはドラゴに向けて人差し指と中指を立ててドラゴに向けて刺した、其れを見たドラゴは微妙にフッと笑みを浮かべた。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/04/14(Mon) 00:29
【盟友からの手紙】

_ハッピーズ基地_
アクア「ん?」
アクアはいつもとは違う手触りの手紙を見て、基地に入り、集会のために集まってるハッピーズメンバーと手紙を見る、内容はこうだった。

惑星イノセント 救助隊ハッピーズの皆様
またしても音信不通をやらかしてしまいました(汗)。ごめんなさい。
御久し振りです、レジェンドです。
此の度、惑星エターナルに於ける祭事“御魂祭”が終わりましたので、先日からも宣告していた様に、皆さんに地稽古を吹っ掛けに行こうと思います。
今回の地稽古参戦メンバーは、私含めレッドス主要メンバーの四人、パートナーズ内からの選抜メンバー六人、ゼロとフェザー、ジャスミンとシャオラン、SEEDとバルです。
マスター、私の名前略さないで下さいよぅ。
あ、ごめんなさい、バルドゥル。後、地稽古観戦メンバーとして、牡丹ちゃんとレイアさん、ラトちゃんと、三人の夫の六人です。
其れで、地稽古の相手なんだけどね、焔はやっぱりブラッキーと戦うそうです。

功月、久し振り!色々あったけど、何とか無事に御魂祭を終える事が出来たよ。多少の怪我もしたけど、御魂祭残りの一週間で治したし、地稽古は本気で行けると思う。お互い悔いがない様に闘おうぜ。
                           焔

白銀は速刃さんと戦う事になってましたよね。

速刃殿、えぇと……記憶が曖昧で…言葉を交わすのは何回か在ったけど、実際に会うのは今回が初めてになると思う……。地稽古の時は……窮奇や十六夜の力を借りながらだけど……自分の力を精一杯出して行く。御手柔らかに……。でも手加減はなしで……よろしく頼む。
                            白銀

ツルギは勿論アクアとよね。

アクア、御魂祭でレフレッシュした分、お前との地稽古は確実に本気で行ける。其れ位体の調子は絶好調だ。互いにもう幾度か戦ったし、お前の実力は十分承知しているつもりだ。遠慮なく“剣”で闘わせて貰う。もしもの事もあろうから“切り札”も用意した。全開の地稽古とはまた違った戦いが出来るだろうから期待していてくれ。我も期待しているぞ。
                            ツルギ

此処からはパートナーズの地稽古参戦メンバーよ。先ずはゼロ。リタさんと戦うのよね。

久し振りだね、リタ。今度の地稽古で君に認めて貰えたら、正式に喫茶店を開いて其処で救助隊の為に活動をしていこうと思っている。だから、本気で君と闘いたい。命を懸けていくから、よろしく頼む。
                            ゼロ

次に、フェザーはドラゴと戦う。風獣と仲直りしてから凄く張り切っちゃって。

よう、ドラゴ。元気か?聞いてると思うけど、色んなごたごたからやっと吹っ切れたよ。そしたら今度は凄くやる気が出て来てさ。お前の方は如何だ?暫く闘ってないから解んねぇけど、相当強くなってんだろうな。本当に楽しみにしてるから、今度の地稽古!よろしくな!
                          フェザー

漸く全回復したジャスミンはね、フィールさんと闘いたいんだって。

フィーちゃん元気?元気? 私は御魂祭の最中に何とか回復したの。病院脱走もお手の物♪ ……っとこんな話をしたかったんじゃないんだ。あのね、フィーちゃん。私、今度の地稽古に参加出来る事になったの。だから、フィーちゃんと闘いたい!如何かな?もし良いよ、って思ってくれたら嬉しいな。考えといてね。
                         ジャスミン

次はシャオランね。ライと闘いたいからってあの大喧嘩を勝ち抜いたのよ。

ライ、御久し振りです。長い間無沙汰をしちゃってごめんなさい。僕はもうすっかり元気満々なので、仁義なき喧嘩を勝ち抜いて地稽古参加メンバーになりました。ライ、是非僕と闘って下さい。如何か御一考を。
追伸:良かったらまた忍者ごっこしましょうね!
                         シャオラン

SEEDもね、シャオランと同じで闘いたい人がいるから喧嘩を勝ち抜いた一人よ。

ジェット殿、久し振り。もう一度貴方と闘いたくて、地稽古参加メンバーになった。受けて頂けるならば、私にとっても恩幸、此れに過ぎたるものはない。よろしく頼む。
                           SEED

バルドゥルは同じエスパータイプのよしみでフェンさんと戦うのよね。

はい。今回初めて地稽古メンバーに入る事が出来たバルドゥルです。つきましてはフェン殿。以前のお願いですけど、私と闘って下さい!貴方は素晴らしい念の使い手だそうですね。是非!

其れで、私ことレジェンドがラグーンと戦うの。本気のラグーンと闘(や)りあえるのが、今から楽しみで仕方が在りません。
其れじゃ、長々と失礼しました。今度こそ、惑星イノセントで。
                         敬具 Team Reds

追加
初めまして、ハッピーズの御方々。私は惑星エターナルの精霊の丘に住まう者 ネイティオだ。
テレポートでこっそり此れを同封しておく。私が念写した写真だ。楽しんでくれ 

アクア「喧嘩…」
リタ「私達如きと稽古してくれるために…こんな死闘を繰り広げるなんて」

ドラゴはいつも我慢していた、羽の痛みがどんどん酷くなっているのを感じていた。
ドラゴ(頼む…俺の羽よ…フェザーとの稽古が終わるまで持ってくれ…!!)
ラグーン「…………」
其れをラグーンが心配そうに見る。

ネイティオから送られてきた写真をまじまじと皆で見ていた。
アクア「子供達じゃん!前より多くね?」
リタ「仁義無き争いをしてるわね…」
アクア「ブホッ!?」
ドラゴ「ゴフッ!?」
ルイン「ウギャッ!?」
三匹が飛び上がって意味の解らない叫びをした、何故かというと…元ハッピーズの所属の牡丹、レイアがメイド服、ブライトがワンピースとリボンをしているからだ。

アクア「…勘弁してくれよ…ブライトが着飾ればあんなに可愛いとはおもわっ!?」
リタ「ブライトに報告ね」
アクア「勘弁してくれ〜!!殺される!」
リタが妬きもちを焼いたような表情をし、ブライトに報告することを言った、其れを聞いたアクアは顔面蒼白になっていた。

ドラゴ「……牡丹…不覚にも可愛いと思っちゃった…ま〜!ラグーンより可愛くて綺麗な奴は居ないけどな〜!」
ラグーン「まぁ!珍しいこと言うんですね!」
ラグーンが照れ隠しにドラゴを小突いた、

ルイン「お姉ちゃん…あんな格好を断固嫌がってたのに…誰が説得したんだろう…その人と会ってみたいな」

そして返事の手紙を書いた。

「拝啓 Team Redsの皆様方
こんにちは、リタです!漸くこちらに来れるようになられたのですね!
こちらも今から楽しみで、もう修行に向かったメンバーが多数です!


えっと…本気でぶつかり合うのはこれで初めてになりますね、レジェンド、今まで貴方が本気なのに私が本気を出さなくて申し訳ありません、これを解放すると相手に危険が及ぶので遠慮させていただいてましたが…今度は出しますよ、だけど、ドラグーン様を倒してからになりますけど    
ラグーン

焔!久しぶり!闇雅、光雅、剛土と共に君に勝つ!
…闇雅だ、厳炎、お前と戦うのを誇りに思う、全力で戦おう。
光雅です、火将殿…貴方の炎は大層凄いと聞きました、功月に当てないつもりで戦うつもりです、天界の主この光雅、貴方に恥じない戦いをします
ん?時宵?焔に何か書きたいのか?うんうん……
焔様!始めまして!突然ですが貴方のようになるにはどうしたらいいの!?お父さんを倒した貴方に憧れているの!
ブラッキー、闇雅、光雅

…白銀殿、私こそ貴方に恥じないように勤めなければならん…
そんな自分を卑下しないで下され、私はしょせん雷竜の力を借りねば只のポケモン、だが、貴方には簡単に勝たせるつもりはない。
速刃(そうじん)

…切り札ね…俺もそう言うのは持ってるから問題ねぇよ、剣で最初から来るか…上等じゃねぇか!真っ正面からぶつかって勝ってやるさ、以前と戦った俺だと思うなよ、神の生まれ変わりには出来ない、白龍と心を通わせて戦う強さを見せてやる!
え?虹華?レジェンドに何か書きたいって?
お久しぶりです、レジェンドお姉さま、虹華です、貴方のように綺麗に、そして美しく、強くなるには如何したらよろしいのでしょうか?
アクア 虹華

…ゼロ、救助隊を離れる話は全力で反対よ、絶対認めない!
私、貴方に全力で戦って勝ちに行くけど、貴方に救助隊を止めて貰うために戦う訳じゃないからね!勘違いしないでね!
リタ

お〜!やるきまんまんだなぁ!其れでこそ俺のライバル!
お前がネガティブなんて、性にあって無いし…気持ち悪いわ!
さて、そのやる気満々のお前を潰したお前の情けない面を見届けさせてもらうぜ!フェザー!
灼蘭…お前も書きたいのか…
フェザーさん、始めまして、私の父親がお世話になっています、つきましては貴方のようになるにはどうすればいいのかを教えていただきたいです!
ドラゴ 灼蘭

あら、ジャスミン、元気になって良かったです、シャオランさんも…戻ってきて良かったですね、貴方との稽古楽しみにしています、今まで本気を出さなくて申し訳ありません、時の力は強大ですので…やたら滅多羅出すわけには行かないのです…
フィール

お〜!シャオランか!久しぶりだなぁ!本当の名前、凄く良い名前だな、良いぜ、以前負けた貸しを返してやるぜ、忍者ごっこか…お前のお陰で忍術や身のこなしや体術と闇での目に長けるようになったんだよなぁ…
ライ

SEEDさんか、強敵と戦えるのが今から心がドキドキしてるよ。
以前の俺とは違って無駄に突っ込まなくなったよ、今度こそあんたに認めて貰うように頑張ってみる。
うぉ!?疾風!?
はやてです、しーどさん、はじめまして、えっと…父がおせわになっております。
ジェット 疾風

バルドゥルさん、私のしてる腕輪は封念の腕輪といって、念の力を60%抑える力なんですよ、これでもミュウツーと同じ念力の数値を表してるんですよね…これ…どういう意味か解りますか?
教えていただきませんか?そして稽古の件も喜んで受けさせていただきます!!
フェン

レジェンド殿、私との約束、忘れて居るではあるまいな?
ラグーンと戦う前に私が試させていただく、本当に貴方がラグーンの本気に耐えられるかどうかを…なって!ハハハハ冗談だ!私との手合わせは面倒ならしなくても構わないよ。
エアズ

では惑星イノセントで待っております。
敬具 幸せと希望の救助隊ハッピーズ           」
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/04/16(Wed) 00:04
【シェイミを探して】
_FLB基地_
サリュウ「シェイミというポケモンが奇跡の葉という葉をはやしていて、其れを煎じて飲めば何でも治るって奴だ、たどり着けば貰えるらしいが…何処にいるか解らないのと…其の葉を必要としている奴が守護者と戦わねばならないらしい」
アクア「でも…ドラゴは飛べなくなりかけて居るぞ」
バンギラス「確かに、だが…飛べなくともフライゴン族は高い脚力を持つ」
リザードン「でも、空中戦から地上戦に転向するのは至難の業」
フーディン「うむ、其の守護者は全く誰かはわからんのだ」
アクア「ドラゴが其の守護者に打ち勝つことが出来なければ」
フーディン「元も子もないって事だ」
アクアが腕を組んで首を傾げて考えているところにルインが訪れた。

ルイン「…シェイミの居場所ならきっとフェニックス師匠の墓に記されてはず」
アクア「何故そんなことを知ってるんだ?」
ルイン「フェニックス師匠は故前はシェイミの守護者だったんですもの」
フーディン「うむ、フェニックスはシェイミを護ったと聞いた、恐らくシェイミの守護者はフェニックスの正統な後継者か…知り合いかと思われる」
リザードン「其のフェニックスの墓っていう物は何処にあるか解るのか?」
ルインは首を左右に振った。

ルイン「だけど…この地図が示してるらしいんだけど…全く読めないの」
ルインが開いた地図には白紙に只、不可思議な文字が書いてあって、×印が付けられているだけだった。

フーディン「うむ…こんな字を初めて見た…」
アクア「…ん?親父が大事に持っていた聖竜の書物にもこんな字が書いてあった…」
フーディン「まさか…これは古代から伝わる龍語魔法にも使われる字では…」
バンギラス「だが今、龍語魔法を使えるのは途絶えてしまった、恐らくリア様は読めないと思う」
リザードン「何故そう思う?」
バンギラス「…理由は簡単、龍語魔法の魔導師はただ、呪文を教えて貰うだけ、字なんか知りやしないさ」
ルイン「八方塞がりね」
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/04/17(Thu) 23:26
【シェイミを探して】
皆が首を傾げているときに、白龍が幻影で姿を現した。
フーディン「はっ…白龍…!?」
バンギラス「…もう滅びたものかと…」
白龍『久しいな、ガイアード、エストそして…焔桐だったかな?』
アクア「白龍?この三人を最初から知っていた口振りだな」
白龍『当然だ、私はこの三匹を護るために…聖竜になったからな』
アクアが驚いた顔をしているのを白龍がチラッと横目で見て、話を続ける。

白龍『…彼らは幼少時に神竜様の怒りを買ったのだ』
リザードン「白龍様!」
白龍『そしてこやつらは本当は二度と進化できない身体にされるところを我が止めたのだ、フハハハハ!その理由が好奇心で逆鱗に触ったと言う馬鹿らしい理由だ、だが我が聖竜にされた理由は其れだけではない、いきなり白龍の状態でアクアの身体にはいると我が聖の力に耐えられぬのだ、聖竜の状態で聖と言う属性を身体に身につけさせたのだ』
フーディン「白龍様…この度は何用で?」
白龍『エスト、お前の書物庫に龍吾の解読書があったはず』
フーディン「そう言えば!」
白龍『…守護者は強大だ』
そう言い残して白龍はアクアの中に戻っていった。

フーディン「…書物庫…また厄介なところに…」
アクア「ん?其れがどうしたんだ?」
リザードン「フーディンの書物庫は魔物の巣穴と化しちまってるんだ」
アクア「まっ…魔物〜!?」
フーディン「古代から居る魔物らしい、その書物庫は迷宮化している」
バンギラス「何たって、こいつの書物庫は凄まじい本の数だからなぁ!」
リザードン「うん、こいつ其の魔物が住み着く前には書物庫を一ヶ月出てこなかったからなぁ!」
フーディン「…あの時は…」
リザードン「!!」

バンギラスが立ち上がり、壁に立てかけてあった大きな大鉾を背中に背負った。
バンギラス「はいはい、じゃぁ…行きますか!」
フーディン「だが…以前お前はそいつに挑んで酷い目に…」
バンギラス「……俺も負けっ放しじゃいられないからなぁ!ティアマット様から貰ったこのハーフムーンと言う武器に誓ってあいつからお前らを護るよ」
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/04/19(Sat) 00:46
【書物庫の魔物】
FLB基地の奥に、ちょっと小さな林があって、其処の中に古い屋敷がある、周りには蔓などが絡まっていて、まるでお化け屋敷、と言っても過言ではないだろう。
アクア「…魔物ってマジでいるのか?」
ルイン「居たら居たらで良いんじゃないの?」
バンギラス「…行くぜ」
アクア「…白龍の眼発動」
アクアの目が碧緑色に変わった。

バンギラス「其れは?」
アクア「あぁ、これは敵の攻撃や気配を察知する能力を得られる目だ」
フーディン「…殺気が凄まじいぞ、気を付けろよ」
ルイン「…!紅蓮鳥破!!」
*「ちっ…気付かれたか」
出てきたのは巨大な蛇だった、目の色が真っ黄色だ。

*「我が名はバジリスク…貴様らをこの先に通すわけには行かぬ」
白龍『お主はバジリスクでは無いか』
メデューサ「むっ!?その声は白龍殿ではないか」
白龍『我に免じて此処は通してくれぬか?』
バジリスク「許さぬ!この先にある力は危ないと白龍殿も解っているはず!」
白龍『…仕方がない…アクア、行くぞ』
アクア「おぅっ!白龍刀!」

シャッ!シャッ!

アクアの腕から鋭利な刃物が生えてきた、其の刃物に白龍の紋様が刻まれている。
バジリスク「フッ…力ずくか」
アクア「行くぞ!」
バンギラス「俺も加勢するぜ!」
バジリスク「…面白い、其処にいるバンギラスは一度我に負けた者か…あきらめの悪い奴も嫌いではないぞ!行くぞ!手並みを拝見させて貰う!」
アクアとバンギラスは武器を構えた、バジリスクは警戒態勢を取った。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/04/25(Fri) 00:48
【白龍の力】
アクア「聖力蒼竜光!」
バンギラス「連撃斬!」
アクアによる聖の力を纏った光の蒼竜、バンギラスによる二本の半月の刃の二つの攻撃が絡み合ってバジリスクに襲いかかる。

バジリスク「……この程度の攻撃喰らいもせん」
バジリスクは軽く尻尾を振った、尻尾の衝撃波で二つの攻撃はうち消されてしまった。

アクア「この程度では無理か、しゃぁねぇな…白龍奥義・真絶力源斬!!」
アクアの白龍刀が真っ白に発光し、バジリスクの尻尾の空を斬った、すると、バジリスクの尻尾に傷が入った。

バジリスク「面白い…その技は力源さえ斬れば相手にダメージが入るって技か…もし相手が攻撃を避けたにしろ…力源がその速さに着いてこれるかというかは微妙だからな」
フーディン「何故力源を知っている!?」
バジリスク「知らなかったのか?神界や精霊界では力源を第二の命と呼んで、力源切りを出来る者は覇者と呼び、敬称するのだ、幻狼族の石楠花様も覇者として白龍の宿し手のことを認めている」
アクア「この惑星を司る幻狼族・石楠花よ、白龍刀に力を注ぎ給え!!」

ウォォォォォォン…

狼の遠吠えが聞こえたと同時に、白龍刀の光も凄まじくなり、アクアに取り巻いているオーラが狼の形をしている。
アクア「フーディン、これが俺の隠し手だ、白龍と心を通わせて出来るようになった」
バジリスク「ほぅ…旅を愛される石楠花様の力も借りれるようになったか、だが…我には勝てぬ…」
アクア「ぐぅっ!?」

アクアの視界が一瞬歪んだ、バジリスクが毒霧を知らぬ内に放出していたのだ、少しずつ少しずつアクアの身体を蝕んでいたようだ。
バジリスク「…ふん…白龍の治癒能力にしても我が毒からは逃れられぬ」
アクア「グゥゥ…」
バンギラス「俺を忘れちゃいないかい?蛇さんよ、空襲連撃」

ザンッザンッ!!」

バンギラスはバジリスクの顔に二撃、大鉾の刃を叩き込んだ。
バジリスク「グァッ!?ガッ!?」
バンギラス「残念ながら、俺の体質は一度受けた毒や幻術に強い耐性が着くんだよ」
バジリスク「だから…わざと負けたのか…!小癪な!」
バンギラス「残念だったな、この先は開けて貰うよ」
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/04/26(Sat) 02:10
【念の使者】
バンギラス「トドメだ」
バジリスク「…愚か者が」
*「危ないッ!!サイコブレイド」

ヒュッ…!ザンッ!!

紫色の光を放った剣をもったサーナイトがバジリスクの腹を切り裂いた、だがバジリスクには傷一つ着いてない、バジリスクは微笑んでこう言った。
バジリスク「フン…集中を途切れさせたのか…なかなかやるの」

対するサーナイトは深々とお辞儀をし言った。
サーナイト「私の名はフェン、貴方と戦うために来たわけではありません、此処に危害を加えるわけでもありません、私達の仲間が危機に陥っているのです、助けるためには…シェイミの居場所が必要で…シェイミのいる場所を示す地図を解読するには龍語を知る必要があるのです、どうか此処をお通し下さい」
バジリスク「良かろう、其れと我が力を貴様に貸し与えよう」
フェン「ハッ…!ありがたきお言葉…!是非私に宿り力を貸し与え下さい!」
バジリスク「我が毒と石化と死の力、お主に授けよう、我に名を与えよ」
フェン「貴方の名は大蛇<おろち>」
大蛇「その名!気に入った!良かろう!」
大蛇は紫と黄色の混じった光となり、フェンに溶け込んだ。

アクア「…流石はフェンだ…」
白龍『…バジリスクが…ポケモンに宿っただと…?』
アクア「其れがどうした?」
白龍『あいつはポケモンを見下している奴だ…フェン殿は一体…』
フェン「…ん?私も解らないわよ、早く先に進みましょう」
バジリスクが行く手を阻んでいた、扉を開けると、凄まじい数の本が巨大な本棚に詰め込まれていた、其れを見た、皆は圧巻する。

アクア「すっ…すげぇ…」
フーディン「…コレだ…」

バサッ!!

フーディンが一冊の本を取りだし、アクアの方へと投げた。
アクア「…うん…」
アクアが黙って書物を読み始めた、暫くしてアクアはルインを呼び、地図を開かせた。

アクア「…この地図を解読したければ…白龍の光をかざせ…?」
白龍『我が光を…?良かろう、白龍の名に置いて、この者達に道標を照らせ!龍の輝き!』

パァァァァァッ!!

白龍から神々しい光が放たれた、すると見る見るうちに何も書かれていなかった地図にどんどん、書き込まれて行くではないか。
ルイン「え…?此処って…レイア姉さんのお父さんの墓の裏じゃない」
アクア「待て待て、あそこには何もなかった…ん?続きが書いてあるぞ?彼の場所にて真眼を使うべし」
フーディン「四大眼の一つだ…誰が持っているかはわからんな」
アクア「また此処で道は断たれたか…」
アクア達はとりあえずハッピーズの基地に戻った。




アクア達の報告を聞いてドラゴは凄く驚いた表情をした言った。
ドラゴ「何!?俺の羽の病気を治せるって!?」
アクア「だが、真眼の所持者が解らないんだ」
アクアが首をひねっているとエアズがあっさりその答えを出した。

エアズ「ラグーンが真眼の所持者だ、だが彼女は無駄なことには出さないぞ」
基地でどんよりしていたラグーンが顔を明るくしていった。

ラグーン「私!ドラゴのためなら真眼を開眼させます!その場所に行きましょう!!」
ソウル「其れもそうだが…行くメンバーはどうするんだよ」
ソル「一軍で良いのではないか?」
アクア「いや、主要メンバー+ソル、ソウル、フェン、ルインで行く」
ソル「私もか?」
アクア「お前は頭が良いからな、なにか仕掛けがあったときにだ」
ソウル「俺は?」
アクア「お前はハッピーズでも屈指の癒しの技を持ってる、回復要因、フェンとルインは俺達の援護を」
フェン、ルイン「了解!」
アクア「とりあえず、出発は明日、今日はゆっくり休んでくれ」
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/04/27(Sun) 01:42
【深紅の真眼】
翌朝、もう既に地図に示されたところまでは来ている。
ラグーン「…我が瞳の力…今目覚めよ、我は望む、深紅の真眼を開眼することを!」

ラグーンに真っ赤なオーラが取り巻き、ラグーンの目が真っ赤に染まっていく、其れと同時に地がまるで真眼を恐れるように割れていく、其の割れた大地の下には階段があった。
ラグーン「…行きましょう、この先に何があるかは私にも解りません」
*『…引き返せ、此処は生きる者が来るところではない』

ドラゴの脳裏に変な声が聞こえた、だが…ドラゴ以外のポケモン達は気がついていないようだ。
ドラゴ「真眼…か…」
階段が延々と続いている、その終わりは大広間だった、だが、其処には守護者も何も居ない。

アクア「誰も居ないな」
ラグーン「ッ!?…キャァァァァ…ッ!!」
ラグーンが突然苦しみだした、苦しみだすと同時に、紅いオーラもどんどん広がっていく。

ラグーン(?)「…我は此処の守護者…死して尚…この場を護る者…貴様が一番強いと思う奴を身体を借りて戦う、シェイミの草を必要としている者よ、かかってこい」
ドラゴ「なっ…!?翼がない状態でラグーンと!?」
ラグーン「ギャォォォォォォォッ!!」
ラグーンは凄まじい咆哮を上げた、もう理性は全く働いていないようだ、覇気と気迫に怖じ気づき、ドラゴは震えていた。

フェン「加勢するわ!」
アクア「俺も加勢する!」

バチンッ!!

アクアとルインは見えない壁に阻まれ、吹っ飛んだ。
アクア「結界!?」
ルイン「…試練だわ」
フェン「なるほど、シェイミの草を欲しければ、一番強いと思う相手を倒せって奴ね、一番ありがちな展開よ」
ソル「…この結界…何処かで見たことが…」
ソウル「なんか気にかかることでも?」
ソル「いや…多分気のせいだ」
ソルは顔を下に向けて、何かを考え込むような姿勢になった。

ラグーン「…ギャォォォッ!!…」
ドラゴ「グリフォン!グッ!?」
ラグーンがドラゴの顔にドラゴンクローを喰らわせた、ドラゴはグリフォンを召喚しようとするが…一向に風もその姿も現す気配はない、動揺するドラゴに大声でソルが言う。

ソル「ドラゴ!真眼の眼者とは特殊能力、神の力!気迫、覇気の力は互いに無効にされる!故にお主は自分自身の力で戦わねばならん!」
ドラゴ「解ったよ、此処には砂もない…チッ…アレを出すしかないか…」
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/04/28(Mon) 02:05
【強大な力同士のぶつかり合い】
ドラゴ「ドラグーン一族に伝わる奥義…我が体内の秘めた力を解放せよ!!」
ドラゴは蒼いオーラに包まれている、手元には巨大な両手もちの大剣がある、其の剣は両刃剣で、刀身が綺麗な黄緑色で柄の部分に飾りの龍が巻き付いている。

ラグーン「グォォォォォォッ!!」
ソウル「危ないッ!」
ドラゴ「させるか!」

ギンッ!!

大きな剣を剣を盾にしてラグーンの爪の一閃をあっさりガードした。
ドラゴ「ウリャッ!地龍破!!」

ドドドドドドドドド…

ドラゴが剣を振り下ろしたところから地面が盛り上がって、まるで其れが龍の如くラグーンに襲いかかる。
ラグーン「ぎゃぁぁぁぁっ!!」
ラグーンは地面にまとわりつかれ、地面の刃が彼女のあちこちに刺さる、苦悶の表情をして膝を着くが、何事もなかったようにドラゴに向かっていく。

ドラゴ「…痛みも恐れも感じていないのか…む?」

ヒュォォォォォォォ…

ドラゴ「風の気流!?」
ソル「ドラゴ!お前の親が風の使いだったんだ!お前に神無しで風を操れないわけがない!風に思いをぶつけて見ろ!」
ドラゴ『…俺はドラゴ…!グリフォンにも従わない風よ…!俺に力を貸してくれ!』
*『…良かろう、我は貴様に従おう』
ドラゴ「恩に着る…!風覇刃!!」

ビュォォォォォォォォッ!!
シャッ!シャッ!
ザンッ!ザンッ!

風剣破よりも強烈な三日月の形の刃が全てラグーンに命中した。

ラグーン「み…見事です…」

ドサッ…

ラグーンは正気に戻り倒れた、周りの結界も消え去る、その後すぐさまソウルがラグーンの傷をいやした。
ラグーン「…シェイミが私の身体を貸して欲しいって…」
ドラゴ「シェイミが?」
ラグーン「ええ、もう私の後ろにいますよ」
小さなポケモンだった、草の身体に花で彩られている、羊のような不思議なポケモンだった。

シェイミ「見事ね、あたしはシェイミ、此処で以前護ってくれたフェニックスの墓守をしてるの、其処のフライゴンは翼に重病を持っているようね…良いわよ、私の草を食べなさい」
シェイミは自分で自分の草をむしり、ドラゴに渡した。

シェイミ「…確かに私の草は万能薬だけど…毒でもあるわ」
アクア「毒!?どういう意味だ?」

アクアが凄い剣幕でシェイミに言い寄るが、ドラゴは其れを制止する。
ドラゴ「…俺は翼がないと戦えない…毒だろうと飲んでやるさ」
ドラゴは一気にシェイミの草を口に含んで飲み込んだ。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/04/29(Tue) 01:07
【蘇りし翼】
ドラゴ「ウッ…苦しい…」
ラグーン「ドラゴ!?」
ドラゴは凄く苦しそうな表情をして、喉を押さえて倒れる。

シェイミ「其れは当然だもの、猛毒を飲んだと一緒だからね」
アクア「治るんじゃなかったのかよ!?」
シェイミ「今はドラゴって言ったっけ?彼の思いを探ってるんだもの、その間は苦しいわ、だけど、直す必要無しと判断されたらその病気は悪化するわよ」
ドラゴ「喉が焼ける…胸が痛い…」
ソウル「ドラゴ…」
ドラゴは苦しみが嘘のように消えたことを確認できた、更に翼が軽く感じる。

ドラゴ「…治ったのか…?」
シェイミ「おめでとう、貴方の翼は治ったわよ、だけど以前の翼は病にかかりっぱなしだったから、きっと空中制御に時間がかかると思う」
リタ「そう…ちょっと飛んでみてくれない?」
ドラゴ「あ…ああ!」

バサッ!

ドラゴが一羽ばたきすると強風が起きた、その強風で思わず皆は視界を一瞬失った、そして視界が再び見えたときにはドラゴは遥か空中にいた。
アクア「す…凄い…」
シェイミ「其処のカメックス」
ソウル「…?」
シェイミがソウルを手招きした、ソウルはシェイミの元へといった。

シェイミ「あんた海の心族よね?」
ソウル「何故其れを?」
シェイミ「19歳の誕生日まで生き残る子は少なく…その為か海の心族は壊滅状態となった伝説の一族とは聞いたけど…もうそろそろ19よね?」
ソウル「ああ」
シェイミ「貴方もこの草を飲んでみる?」
ソル「止めておくんだ、ソウル」
ソウル「いや、飲ませてくれ」
ソル「ダメだ、お前を危険な目には遭わせられない、もしコレでお前が命を落としたらレッドスに合わせる顔がない」
ソウル「俺を信じろ」
ソウルが真剣な表情をして、言った、ソルは暫く考え込んだがすぐに答えた。

ソル「…お前には口では勝てないな…解った、お前を信じる」
ソウルもまた、シェイミから渡された草を口に含んで、飲み込んだ。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/05/01(Thu) 01:01
【兄弟の絆】
ソウル「グッ!?」
ソウルもまた、ドラゴと同様、身体中が熱くなる、だがその苦しみからすぐに解放された。

シェイミ「……これは…厄介な体質ね…私の草で治らないなんて…白龍様」
白龍『うむ?』
シェイミ「カメックスを庇護してあげなさい、この子が仲間にいる全員の今まで受けた傷を負ったら…」
白龍『元よりそのつもりだ、アクアの仲間は護る』
シェイミ「直す方法は解らないわ、だけど…時間は刻々と迫っているわ」
ソウル「解っている、後半年位しかないことをな」

そして一行は自分の住むところへと帰っていった。



_友達エリア 灼熱砂漠_
其処にいるのはドラゴとサリュウだけ、何かを話し合っている。
ドラゴ「サリュウ、色々心配掛けてすまなかったな」
サリュウ「良いよ、俺も兄貴に心配掛けてしまったしな」
ドラゴ「其れと…ありがとう、お前の一押しがなければ…俺はこの病気を受け入れて一生飛べなくなったかも知れない」
サリュウ「兄貴は諦めたい性だからな、昔から変わってないな」
ドラゴ「悪かったな、正直俺はお前がアクアのパートナーだったとは…思ってもいなかった、其れと何故ポケモン界に?俺達は元々人間界のポケモンだし」
サリュウ「ミズを捜してだよ、精霊の使いとか言うポケが俺をポケモン界に呼んでるとかで、俺達と相談した結果行ったんだ、そしておってポケモン界に」
ドラゴ「よく次元の扉が解ったな…」
説明しよう、次元の扉とはもう閉じてしまって行き来することは不能だが、ポケモン界と人間界を繋ぐ唯一のゲートなのだ。

サリュウ「其れは其れはカギまわったぜ、偶々レックウザとあって聞いたらヒットだった」
ドラゴ「そうか…」
サリュウ「ま、兄貴と出会えて良かった」
ドラゴ「俺も同じだ」
サリュウ「…兄貴の親友見たぜ、アレは何か大きな事を隠しこんでそうだ、だが、兄貴のことを大事に思ってくれてるみたいだから特に何も言わない、同じ風使いとして仲良くしたかった気持ちも分からないでもない、兄貴に親友もできて、仲間もできて、病気も治った、どうする?俺達の関係皆に話すか?」
ドラゴ「そうだな…あいつらに隠し事をするのは嫌だからな…」
そう言って、二匹のフライゴンはハッピーズの基地に向けて飛んでいった。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/05/02(Fri) 00:32
【事実】
_ハッピーズ基地_
ドラゴ「話があるんだ!」
サリュウ「実は俺達、兄弟関係にあったんだ」
アクア以外ハッピーズの皆「えぇぇぇぇぇ!!!??」
アクア「何を今更?」
サリュウ「知っていたのか?」
アクア「お前と出会ったときか…お前は銃弾を受けて俺にこう言ったんだ」
サリュウ『…ドラゴ兄貴に…会わなければ行けないんだ…』
アクア「ってな、そしてドラゴにポケモン界であったときにピンときた」
ドラゴが驚いた顔をしてアクアに問う。

ドラゴ「しかし…なんで俺に言わなかった?」
アクア「あ〜…言おうかと思ったけど、お前ら顔合わせても逸らすんだもん、どうも仲悪そうだなぁ…と思ってな」
サリュウはラグーンの方を向き、言った。

サリュウ「と言うことで、ラグーン義姉さん、これからもよろしくお願いします」
ラグーン「しかし…ドラゴに弟が居たなんて…」
ドラゴ「其れとサリュウ、お前の名はサイル、レイン母さんとカイン母さんの名を次いだそうだ」
サリュウ「だが、俺はサリュウのままで良い、ミズに折角付けて貰った名を変えたくないんでね」
アクア「サリュウ…」
ちなみにアクアパートナーズ全員はアクアに命を救われていて、全員心より信頼しているのだ。

ドラゴ「今まで黙っててすまなかった…」
リタ「いやいや、仲間にも隠しておきたいことってあると思う、フェザーさんには激怒されそうだけどね…」
ドラゴ「あ〜…絶対怒られるわ…、覚悟しておく」
リタ「ハハハハ!逆ギレしないでね」
ドラゴ「……大丈夫…だと思う」
アクア「ハハハ!随分信用できない返事だなぁ!」
ハッピーズの皆はドラゴから言い渡された事実にビックリはしていたが、そんなに変わった様子はなかった。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/05/02(Fri) 01:14
【緑炎完成】
リタは自分の秘密の修行場で盟友レッドスとの地稽古に向けて修行を行っている。
リタ「遂に完成したわ…新たな炎が…」
鳳凰『やりましたね、リタ、紅炎、紅蓮炎、蒼炎、緑炎、虹炎を全てマスターしたのは…今までの宿主で貴方だけですよ』
リタ「ええ、打倒ゼロで頑張って覚えたの」
鳳凰『今一度試しましょう』
リタ「火炎放射!!」

ゴォォォォォォォッ!!

緑の炎が燃え上がる、しかし…地面に生えている草や木を全く燃やす様子はない。
鳳凰『扱うのが一番難しいと言われる炎…無益な者を燃やさず…絶対相容ることのない草と炎の二属性の炎…正直私も初めてみました…』
リタ「ゼロに炎は燃やすだけが炎じゃないって言うのを教えてやらなきゃ」
鳳凰『私も真の姿を取り戻しました、獣にはもう負けるわけには行きません』
リタ「ええ、貴方とも信頼関係を得られたし、ね、バーディ♪」
鳳凰『はい、貴方に名前をつけられてもらって…私はどんなに果報者か…』
リタ「今度は絶対勝つわよ」
鳳凰『私も僅かながら力添えを致しますね、リタ』
リタと鳳凰は蔓と翼をぶつけ合って、微笑んだ。


場所が変わってドラゴがいつも修行をしているところだ。
ドラゴ「鷹風、なんだかんだいって…俺翼治っちゃったな」
グリフォン『わたくしの願ってもないことですよ』
ドラゴ「鷹風…」
グリフォン『私に名を下さってありがとう御座います、貴方が勝つためなら惜しまずに協力いたしましょう』
ドラゴ「…色々迷惑かけてごめん、これからもよろしく!」
グリフォン『はい!わたくしには勿体ないお言葉です』
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/05/03(Sat) 01:00
【暇な日々】
ハッピーズ基地、此処には主要メンバーズの他にルインと速刃がいた。
ドラゴ「しっかし暇だなぁ…もう翼には慣れたし…誰か俺と軽くで良いから手合わせしねぇ?」
ルイン「私で良いなら良いよ」
ドラゴ「お、でもなぁ…お前剣士の人格になると…」
ルイン「…もう遅い、行くぞ」
ルインとドラゴは修行場へ向かっていった。

アクア「ルインは鳳凰の翼爪が…傷ついてるけど大丈夫かぁ?」
ルイン「…大丈夫です、アクア殿」
アクア「そっか、解った」
アクア達は修行場の観戦席に着いた。

ルイン「手加減はしない」
ドラゴ「その言葉を聞いて楽になったぜ、行くぜっ!」

ヒュッ…

以前と比べ物にならないスピードで空中に舞い上がった。
ドラゴ「さぁて…翼刃破ッ!!」

シャッ!シャッ!

ドラゴが翼を羽ばたかせると、刃がルインに向かって飛んでくる。
ルイン「むっ!?剣技・一流破…春夏秋冬…」
ルインは桃色、黄色、緋色、蒼色のオーラを爪に纏わせ、其の刃を斬った、ルインはあまりの刃の重さに後ずさりする。

ルイン「クッ!?攻撃が重い!?」
ドラゴ「エッ!?翼の羽ばたきだけであんな威力!?」
ルイン「油断禁物、鳳凰流剣技・燕落とし…」
ドラゴ「ウワッ!?」
ルインは軽く跳躍し、ドラゴの後ろを取り、爪で叩き落とそうとするが、ドラゴの持ち前の反射神経+ひこうのうりょくでギリギリで避けた。

ドラゴ「あっぶね!俺も…本気で行きますか!鷹風!頼む!」
グリフォン『御意!』
ドラゴの周りに風脈が取り巻いている、まるでドラゴを護っているかのようだ、ドラゴが羽ばたくたびに風の風脈が強くなっている。

ドラゴ「風剣破ッ!!」

ギュンッ!!

凄まじい速さでルインに風の剣が飛んでいく、ルインも素早さではアクアパートナーズの中ではピカイチ、間一髪で避けた。
ドラゴ「翼が治るだけでこんなになんて…行くぜっ!燕返しッ!!」

ヒュッ…

ドラゴは姿を消した。
ラグーン「気配も姿も感じ取れない!?」
アクア「相当なスピードで動き回ってるんだろうな…」
ジェット「なんか鎖で翼を雁字搦めにされていて…其れを解かれたようだよ…」
ラグーン「そうですね…ルインはこれをどう対処するのでしょうね…」 
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/05/04(Sun) 01:20
【瞬時の決着】
ドラゴ「ウリャッ!」
ドラゴがルインの爪に翼の一閃を加えた、爪のヒビが更に大きくなった。

アクア「其処まで!此処で決着を着ける必要性は無いだろう!」
ルイン「あ〜楽しかった!でも爪が傷がついちゃった、義姉さんに直して貰わなきゃ」
ドラゴ「すまん、いつもセレに常に弱点をって言われたから」
ルイン「良いよ良いよ、それ良い心がけだよ」
ドラゴ「そうか?」
ルイン「でもドラゴ強くなっててビックリしちゃった!燕返しの時に気配を感じ取れなかったもの」
ラグーン「ルインは気配を感じ取るのは慣れてますからね、彼女に気配を感じ取れなかったって事は…」
アクア「ああ、凄い」
リタ「所で話を切って悪いんだけど…交流会メンバー第一陣が来たわよ」
リタの言われたとおり、ラウゼとフェンがライターズのクロ、ボンバーズのサン、皆に顔見知りのないルカリオが連れられてきていた。

サン「招いてくれてありがとう」
クロ「僕も嬉しいよ、ソル久しぶりだね」
ソル「うむ、気だけで解る、お前はかなり強くなったみたいだな」
クロ「今度は負けないよ」
ソル「其れはどうかな?」
ライバル同士、目から火花を散らせている…用に見えないでもない…

アクア「今回の交流会に参加を感謝する、俺はアクア、ハッピーズのリーダーだ」
ルカリオ「俺はジェイド、此処に剣術に長けたポケが居ると聞いて来た、厄介になる…」
ルイン「貴方大剣使いね、私と同じね」
ジェイド「って言うことは…あんたが剣術を嗜んでいるポケか…」
ルイン「一応ね、貴方の剣、良い剣ね」
ジェイド「解るのか?」
ルイン「一応刀鍛冶の端くれだもん、うん、この剣に斬られたら只で済みそうもないね」
ルインはジェイドに興味津々のようだ、ジェイドとルインは剣術の話で盛り上がっている、そしてサンはソルとクロにまじって喋っている。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/05/04(Sun) 01:49
【交流会の開幕】
ハッピーズ基地で話している間にも、ハッピーズの二番目に仲が良いと言われる、ラグナスのジュプトルのライト、アブソルのスキル、ダークライの夢幻が交流会の為に此処の惑星に赴いてくれた。

ルイン「あら〜、ライトさん、久しぶりね」
ライト「ルインさん、後で妖魔刀と竜聖刀の手入れを頼むよ」
ルイン「任せて〜」
ジェイド「ライトとか言ったか?お前も剣術を?」
ルイン「あ!この人はジェイドさん、ハンターをやってるんだって、この人かなりの剣術の使い手よ」
ライト「そっか、ま、とりあえずよろしく」
ジェイド「こちらこそ」
ライトとジェイドは握手をして、微笑んだ、剣士三人組みで仲良くなりそうだ。

フェン「夢幻さん!お久しぶりですね!」
夢幻「はい」
フェン「交流会に地稽古もあるからその時は戦おうね♪」
夢幻「こちらこそ貴方にがっかりさせないように頑張ります」
久々に会った友達同士で話が弾んでいた。

リタ「スキル〜!久しぶりね!」
スキル「リタは元気してた?」
リタ「私は相変わらず、ライトと進展したって言う顔をしてるね」
スキル「相変わらずね…その恋話にすぐしたがるの…」
こちらも久しぶりにあった親友同士、仲良く話し合っている、暫くすると、アクアがペンと紙を持って、一心不乱に何かを書き始めた。

そして、交流会のメンバーを手招きして何かを話し合って、話が終わると無言で紙と睨み合いっこしてペンを持って書き始める、そして漸く紙を皆の中心に置いた、紙の内容はこんなのだった。

地稽古組み合わせ

1、サンvsアクア
2、フェンvs夢幻
3、スキルvsフィール
4、ソルvsクロ
5、ジェイドvsルイン
6、ライトvsラグーン

リタ「地稽古の組み合わせ表を書いていたのね」
ラグーン「え?ライトさんとですか?」
ライト「ああ、ヒートが一度も勝ったこと無い相手など居ない、その実力を見てみたいのと…あんたと戦えば勝っても負けても自信がつく、自分を何処まで出来るか試してみたいんだ」
ラグーン「解りました、その思い受け止めました…貴方の実力はメガロード様を宿したレイアが勝てなかったくらいです…最初から本気で行きましょう」
ライト「それを聞いて…安心した、俺も本気で行こう、勝つつもりで行く」
ラグーン「私も勝つつもりで」
アクア「俺一番手か…しかもサンか…」
サン「剛雷刀の力をルインさんに見せたいし、アクアも刀の使い手だろう?」
アクア「まぁ、お手柔らかに」
サン「こちらこそ…」
フェンと夢幻がライバルとは思わせないほどに穏やかな会話をしている。

フェン「夢幻さんも強くなられたようですね」
夢幻「フェンさんこそ、負けませんよ」
フェン「お互い様ですね!」
夢幻「はい」
夢幻とフェンは顔を見合わせ笑った。

その横ではクロとソルが火花を散らせている。
ソル「今度もクロに勝つぞ!」
クロ「其れはこっちの台詞だ」
ソル「強くなったようだな…お手並み拝見とさせて貰うよ」
クロ「上等だね!」

その近くではジェイドとルインが剣術について話し合っていた。
ルイン「貴方の剣術は何流だ?」
ジェイド「…覚えていない、貴方は?」
ルイン「フェニックス流、舞踊剣術、踊りながら剣をって感じよ」
ジェイド「ほぅ…戦うのを楽しみにしている」
ルイン「私も」
アクアがパンパン、と二度手を叩き言った。

アクア「地稽古は明後日、明日はまぁ、楽しんで貰うために俺のパートナーズが企画した奴をやる、今日は仲良くなったり、話の弾んだ奴と楽しく雑談していてくれ」
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/05/06(Tue) 02:08
【交流会編】
樹海の森、其処にはラグーンとライト、珍しい組み合わせの二人が居る。

ラグーン「今回は何故私と相手を?」
ライト「…前にも言ったように自分を試すためだ、あんたはここら辺では右に出る者がいない、強い奴とやれば…俺自身も強くなれる…と思ってな、しかもあんたの戦法は一つだけに留まらないらしいからな」
ラグーン「なるほど…多彩な戦法をみて学ぼうというのですね?」
ライト「ああ、妖魔刀も竜聖刀もルインさんに鍛えて貰って随分と切れ味、力が上がった」
ラグーンが頷いて、暫く考え込んでライトにこう問いかけた。

ラグーン「私、今回真眼を解放します、理性を私は失うことになります、貴方は私の150%の力を受け止める自信はありますか?」
ライト「…やってみないと解らない、だけど…全力で其れに勝つつもりだ」
ラグーン「それを聞いて安心しました…心置きなく本気を出せます、ではもう夜遅いので私はこれにて失礼いたします」
飛び立とうとするラグーンにライトはこう言った。

ライト「…ラグーンさん、明後日の手合わせ…俺は全力で行く」
ラグーン「望むところです、では…長居をして失礼…」
ラグーンは樹海の森を後にした。



今度は場所変わって暗闇峠、居るのはスキル、ソルのか〜なり珍しい二人だ。
ソル「…お主がスキル殿か…お目にかかったことは何度もあるが…こうして話すのは初めてだな」
スキル「ええ」
ソル「…スキル殿、お主は王女様だと聞く、だが貴方はラグナスと一緒に来ると決めた、何故だ?」

スキルは突然質問されて、戸惑って黙り込んで、暫くして反応した。
スキル「え…?」
ソル「…私も…一族の族長の息子、だが、父上が殺された今、族長に推薦されたのだが…逃げてフリーザーに育てて貰っていたのだ…貴方が高い地位まで捨てた覚悟を聞いてみたくてな…、父上を殺したのは実の兄だ」
スキルは信じられないような表情で手で口を押さえた。

スキル「何故そのような話を私に?」
ソル「…同種族として…そして同じ様な境遇を持つ貴方なら理解してくれると思ったのだ…もし迷惑ならば…この話を忘れて欲しい」
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/05/12(Mon) 00:51
【同種族だから故に…】
スキル「…同じ境遇と言っても貴方と違って私は…」
ソル「…こんな話を当てつけて申し訳ないと思っている、だが…この質問だけは答えて欲しい、そして…忘れたいならば忘れても構わない」
スキル「えっとねぇ…私さ、王女って事は知ってたでしょ?」
ソル「うむ」
スキル「私、窮屈な生活嫌いなの、だから抜け出した単純でしょ?」
ソルは暫く考え込み、スキルに対してこんな事を言った。

ソル「…抜け出すと言っても…勇気がいる…私にはその勇気がなかった…そしてうだうだ考えているウチに父上が兄に殺され…私は路頭に迷った」
スキル「…………」
ソル「そんなときに私を助けてくれたのがフリーザーだ、兄に殺されかけた、フリーザーが私を助けてくれた、その後私をほっぽりださずに…ずっと育ててくれたのだ」
スキル「ハッピーズの人たちって…生きることに必死なんだね…リタにしても…貴方にしてもね…」
ソル「ありがとう、私の変な戯れ言に付き合ってくれて…」
スキル「良いよ、私も貴方とは前々から話したいとは思っていたし」
ソル「ライト殿が心配する、基地に戻られよ、私が案内する」
スキル「ありがとう、お願いするわ」

またまた場所が変わって、此処は樹海の森、ジェイドが刀の使い手、速刃に興味があるらしく赴いたのだ。
ジェイド「…あんたもあんたで強そうだな」
速刃「ルインよりは弱いが、これでも居合流剣術の使い手だ」
ジェイド「居合流…?」
速刃「…刀を無駄に振り回さず…こちらからは相手が攻めたら退き、相手が退いたら押す…と言うような戦法だ」
ジェイド「隙を待って狩る戦法か…厄介な剣術だ」
速刃がまじめな表情を更に真面目にしてジェイドに聞いた。

速刃「貴方は素晴らしい剣術の使い手だという…なんのために…此処まで強くなったのですか?力は…どういう物だと思っていますか?」
ジェイドは突然そんな質問をされて唖然だったが…すぐに答えた。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/05/13(Tue) 21:59
【力の価値観】
ジェイド「力・・か。実は俺には過去の記憶が無い。自分の肉親の存在すら知らない。自分でも何故これだけの力があるのか分からずにいる。ただ生きていくために盗賊になり、その世界で生き残る為に強さを得た。・・・そう、あえて言うなら俺にとって力は生きる為の物。力がなければ生きていけない・・・そういう世界で俺は生きてきた。」
速刃「なるほど…参考にさせて貰う、明日はルインと稽古か…ルインは凄く強い、心して戦ってくれ」
ジェイド「忠告感謝する」

所変わってハッピーズ基地、交流会のメンバーが更に増えたのだ、クエイカーのリクス、ゲイル、セイラ、隼、レイ、コル…そして、ジェイドの仲間と言うゴウと名乗るバシャーモだった。
ソル「…リクス殿!久々だな!」
リクス「やっと雑務が終わって来ることが出来ました!」
アクア「ゲイル、久々だな」
ゲイル「ああ、そうだな…」
リタ「セイラ、少しは強くなった?」
セイラ「ああ、もう私はリタ殿に負けないぞ」
隼「え!?クエイカーが無くなってからずっとゴロゴロしていた人が言う台詞ですか!?」
隼がセイラに突っ込むと、セイラはそっぽを向いて言い放った。

セイラ「余計なお世話だ!」
ラグーン「レイさん、ご無沙汰しております」
レイ「はい!こちらこそ!」
コル「ドラゴはん〜元気やったか?」
ドラゴ「おぅ、元気元気」
コル「ん?ドラゴはんの羽…なんか変わってないか?」
ドラゴ「気のせいだよ」
コルはそうかな〜…と言いたげな表情で首を傾げた。

ゴウ「俺はジェイドと同じディアーズの一員だ!よろしくなっ!」
アクア「お〜元気がいいなぁ!」
ゴウ「あんたらは強いって聞くから地稽古がすっげぇ楽しみだぜ!」
アクア「こっちこそあんたの実力どれだけか楽しみだ」
おなじみのメンバーに一人、初めてのポケが入り混ざっているがそんなことを感じさせないほど、仲良く喋っていた。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/05/18(Sun) 01:24
【地稽古順変更】
アクア「んむ〜…って事は…地稽古の組み合わせも変えなきゃいけないのかぁ…」
ゲイル「…地稽古やるのか」
アクア「ああ、まぁね…おっし!」
アクアは気合いを入れて紙に一心不乱に書き始めた。

ドラゴ「…随分今回張り切ってるなぁ…あいつ」
コル「へぇ、そうなんや」
セイラ「…迷惑かけたな」
リタ「あ〜あいつ大丈夫」
アクアが突然右腕を上げて喜んだ、皆の前にアクアはさっき書いた紙を置いた、その内容は地稽古の組み合わせ表だった、組み合わせはこんな感じだ。

一日目
T、フェンvs夢幻
U、フィールvsスキル
V、サンvsアクア
W、ライトvsラグーン
X、セイラvsリタ

二日目
Y、隼vsエアズ
Z、ゲイルvsアクア
[、ゴウvs三日月
\、ジェイドvsルイン
]、ソルvsクロ
]T、コルvsドラゴ

3日目
リクスvsソル
ラグーンvsレイ

と言うような組み合わせ表だった。
ラグーン「またレイとやり合える日が来たんですね」
ゴウ「三日月って?」
基地に突然入ってきた三日月が勢い良く言った。

三日月「其れ私のこと!!」
ゴウ「強いのか?」
アクア「俺の妹、空手という流派の武道の使い手だ、蹴りや拳の攻撃は…強烈だよ」
三日月「まぁよろしくね」
ゴウ「オゥッ!」
三日月とゴウは固い握手を交わして、双方で微笑んだ。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/05/27(Tue) 01:17
【地稽古編 第一戦目】
遙かなる霊峰、其処は伝説の不死鳥ホウオウが住む、この惑星で一番高いと言われる山だ、まさに霊峰と言われるに相応しい山である、その頂上で地稽古が催されることになった、何故ならドラゴがホウオウの弟子で、ドラゴが戦うからホウオウたっての希望である。

そして、遂に一戦目が開幕されることになった、フェンも夢幻も本気の瞳になって見合って、審判の開始の合図を今か今かと待っている。

ホウオウ「ほぅ…フェン殿か、何かポケモンとは違う力を感じるな…精霊の力も感じるが…またこれと別な…」
アクア「…!流石はホウオウ…侮れないな…其の通り、彼女はポケモンとは違う力を持っている」
ホウオウ「さしずめ…彼女が人間の非道な実験をされていた理由は…赤念の力を持っていたからであろうな」
アクア「驚いたな…其処まで知っていたか…」
ホウオウ「…赤念力は相当な力…、だが1億匹のエスパータイプのポケモンに一匹生まれるか生まれないかの確率で生まれてくる希少なポケモン、フェン殿は恐らくそうなのだろう、赤念力を持つポケは…どんなエスパータイプのポケモンの念も凌ぐ力だ」
アクア「何故そんなことまで…」
ホウオウ「これでも惑星を守護するが一匹、この位知っておかなければな」
アクア「お??稽古が始まったみたいだな」
ホウオウ「うむ」
ホウオウとアクアは、フェンと夢幻の方に集中した。

フェン「…夢幻さん、最初から本気を出すのをお許し下さい」

ポイッ…カラン…

フェンが腕輪を投げ捨てた、フェンから紫色、虹色、僅かに微量だが赤いオーラが、身体から立ち上っている。
ホウオウ「なんと…!あまりに念の力が多すぎるせいか…器から…溢れだしているとは…!こんな光景始めてみた…!しんじられん!」
ドラゴ「これが…フェンの潜在能力です…俺も驚きました、しかし此処で驚くのは早いですね、ホウオウ様」
そして先にフェンが動き出した。

フェン「サイコブレイド!」

シャッ!

鋭い音がしたかと思うと、半透明の紫色の柄のない長い両刃剣がフェンの手元に見える。
夢幻「…其れが貴方の本気ですか…面白い!受けてたちます!」

夢幻は笑みを浮かべているが、其れで居ても警戒している態勢で身構えた、フェンは其れを見て、不適な笑みを浮かべて、その場から微動だにせず腕を一振りした、するとどうだろうか…夢幻の頬に切り傷が出来ている、其れをみたライトが驚いた声を上げる。
ライト「嘘だろ!!?その場から動いて無くて…しかも剣も伸びて無くて間合外の夢幻を斬っただと!?そんなことは有り得ない!しかも真空刃も衝撃波も無しだと…?」
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/05/28(Wed) 00:16
【見えない力、見えない姿】
夢幻は唖然とした表情でフェンがどう動くかを警戒しながらフェンの力の打開策を考えていた。
夢幻(なっ!?何が起きたというのですか?見切れなかった…間合外の僕を斬るとは…こんな事が有り得て良いのか…)
フェン「為す術…無しな用ですね…仮にも私を一度負かしているのですから…容赦はしませんよっ!!サウザントアロー!!」
フェンの背後の上空に無数の念の刃が作られていく、そしてフェンが上空に腕を上げて、そのまま夢幻の方へと手を向けた、すると、突然刃が消え、夢幻には無数の切り傷が出来ていた。

フェン「……念の力は精神的にダメージを与える物にも…身体的にもダメージを与える物にも変わるの…なんて念の力は素晴らしいんでしょう…素晴らしいと思わないのかしら?」
フェンの口調が明らかに変わっている妖艶だが残酷な口調だ、表情も微笑を浮かべている凄まじく怖い…

アクア「あ〜…もう一人の人格が出たか〜…ああなったらフェンは止められない、ま、もっと本気だしゃぁ…念の力以外の力を使い始めっけどな、其れも夢幻さん次第だ」

フェンが挑発するように笑顔で、こんな事を言い放った。
フェン「…もっと楽しませて下さる?夢幻さん、私…物足りないですわ」
夢幻「…良いでしょう。悪の波動!」
フェン「つまらないわ…」

スッ…バチィィッ!!

フェンがニヤッと笑って、悪の波動に手をかざし、ちょっと力を入れただけで弾きとんだ。
フェン「もしこの程度だったら出直して下さらない?」
夢幻「…以前とは比べ物にならないようですね…いいでしょう、僕も本気を出します、混沌の大波動…」

ゴァァァァァァァッ!!

凄まじい地響きと共に悪の思念がたっぷりと染み込んだ波動がフェンに向かって迫る、悪の波動とは威力が比べ物になりそうもないようだ。
フェン「理想の力とは言えないわね…だけど厄介な力だわ…サイコバリアー!」

フェンが両手を波動の方へとかざした、すると紫色のオーラのバリアが張られた、そのバリアが全てじゃないけど9割方力を抑えきった、フェンの口からは血が出ている、相当な体内へのダメージがあったのだろう。
フェン「嫌な人…すこし解らせないとダメなようね…」

フェンが夢幻に向かって微笑んではいるが、少し怒っている声で言った。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/05/28(Wed) 21:02
【妖艶、残酷、冷酷】
ヒュッ…

フェンが突然、姿を消した。
夢幻「…!?」
夢幻が緊張した面持ちで辺りを見回すが全く気配がない。

ガシッ!!

フェンが突然夢幻の前に姿を現し、首をつかんだ、フェンは冷酷な笑顔で、焦った夢幻を見上げる。
フェン「捕まえた…さぁ…苦しみなさい…サイコフルール…」
夢幻「クッ!?グァァァァァッ!!!?」
赤いオーラが夢幻に流れ込んでいく、微妙に冷気も感じられる、苦しさと冷たさが入り交じって、夢幻は耐えきれず苦悶の悲鳴を上げる、フェンは夢幻に自分の実力差を思い知らせるように、挑発的で馬鹿にしたような笑顔で苦しむ夢幻を見る。


ライト「…フェンさん怖い…しかも夢幻を…一方的に」
スキル「夢幻は簡単にやられないわ、だけど…フェンさんも凄く強いな」
アクア「あ〜…別の人格が出ると容赦なくなるから、別人格のフェンをだしたのは夢幻さんで初めてなんだ、俺達は正直彼女のあの人格の強さは未知数でな…」
ラウゼ「あぁ、だが強いことは確かだ」
夢幻の顔色が段々蒼くなっていく、赤い念力が首を絞めて、更に体内に精神ダメージ、身体を冷やして、身体的ダメージも与えているようだ、抵抗してくる力が弱まってきた……が。

サッ…
ドサ……

フェンが突然、気絶直前で手を離したのだ。
フェン「ウフフフ…こんな簡単に気絶して貰っては困りますわ」
夢幻「ハァ………ハァ…ハァ…」
もう疲れ切って、動ける状態では無さそうだ、その夢幻を見て、ほくそ笑んでいる用にも見られる。

セイラ「…………強すぎる…」
ゲイル「レイも顔負けだな」
レイ「私はあんなに怖くないわよッ!失礼なッ!」
ゲイルにさりげに皮肉を言われたレイが怒って、ゲイルを小突いた。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/05/29(Thu) 00:39
【氷雪の力、形勢逆転】
ホウオウ「驚いたな…氷の力を使えるとは…」
アクア「あぁ、俺も正直驚いた、だがポケモンオリジナルの氷技は全く持って使用不可だけどな」
ホウオウ「ほぅ…人間でもない…ポケモンでもない…ましてや神でも精霊でもないそんな意思をもった奴がフェン殿に宿っている」
アクア「まぁ見れば解るよ」
フェンに蒼いオーラと赤いオーラしか包まなくなった、そして手に持っている半透明の紫の剣も、下が蒼、上が赤というグラデーションされた色に変わっている。

対する夢幻はグッタリしているが、しっかりフェンの方を見据えてどう対策すれば良いかを考えている。

夢幻(念の力が…氷と赤い念の力に押さえ込まれたって言う感じですかね?どちらにせよ…警戒せねば、そろそろ…使い時ですね…)
フェンは夢幻の異変を見逃すわけがなかった、フェンは楽しそうな笑顔で言った。

フェン「そうこなくては…私のお相手は務まらないわ…」
夢幻「我も本気で行くとしよう…記刻滅結界ッ!!」

ヒュン…

いつの間にフェンの足下には魔法陣が展開されていた。
フェン「面白くなってきたわ…」

たった一瞬で消えて、たった一瞬で帰ってきた、だが、フェンがボロボロになっている。
フェン「クッ!?ウグッ…ッ…」

フェンが遂に膝と手をついた、未だに余裕の表情を見せているが…焦りの色を隠せないでいる。
夢幻「…形勢逆転ですね…どんどん行きますよ」
フェン「調子に乗らない事ね!サイコブレイドッ!喰らいなさい!!」

ガシッ!!

夢幻が不適な笑みを浮かべた、その後すぐに剣を真剣白刃取りしたのだ。
夢幻「…この技のからくりが解った…貴方はテレキネシスの力で…この剣の伸びている部分の気配を完全に消していたのだ」
フェン「其れがどうしたというのよッ!?そんなのが解っても悔しいわけではないからッ!」
夢幻「滅びの惑乱…喰らえ…」
フェンは突然闇に包まれた世界へと誘われた。

フェン「此処は何処だというのよ…」
*「貴方はポケモンの皮を被った化け物ですわ」
フェン「ッ!?」
*「貴方は私を裏切った…さぁ…一緒に地獄へ堕ちましょう」
フェン「止めなさいよ…」
其の台詞が何度も何度もフェンの頭の中にお経のように連呼される。

フェン「嫌〜ッ!!!!!!」
フェンが遂に動揺したような表情を見せた。

夢幻「これでトドメだ…虚空の陽炎→混沌の大波動ッ!!」
夢幻が無数に分身し、その分身体全てが悪の思念が染み込んだ波動をうった、其れが全て重なり合い、凄まじいエネルギーとなっている。

フェン「この程度で…私がやられると思って?さぁ…出てきなさい…」

フッ…

夢幻が放った波動が全て消えた、その原因は…一人の人間の女性の姿をしたなにかだった、服装は薄い蒼い色をしたローブだ。
ホウオウ「…あ…あれはっ!?まさか…」
アクア「アレがどうした?」
ホウオウ「…雪の女神だ、恐らくフェンのもう一人の人格はフルーレ様の性格そのものだろう…」
フルーレがゆっくりと目を開けた、その瞳は綺麗な深紅の瞳だった、外見年齢は…14歳相当だろう。

フルーレ『…何百年ぶりかしら…この世界に来るのは…そして目の前にはディオニュソス殿…素敵だわ』
フェン「…久々に協力頼んだわよ」
フルーレ『解ったわ…』
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/05/30(Fri) 00:14
【フルーレの力】
フルーレ『…悪いけど…貴方には興味がないの…』
夢幻「…!!」
フルーレから凄まじい殺気を感じる。

エアズ「…夢と氷雪を司るフルーレか…まさに…夢の魔女…」
エアズが唖然していった言葉に、ふとフルーレが反応した。

フルーレ『あら…良い呼び名ね…気に入ったわ…』
夢幻「…本当にこれで終わりにする」
夢幻から凄まじい闇の力が感じられる、フルーレが夢幻を睨み付けた。

フルーレ『喰らいなさい…ムゲンノユメ…そして醒めないユメから目覚めなさい』

フッ…
バリィィィィィィィン…

夢幻「ッ!!!!?」
夢幻の視界が一気に暗転した、すると、其の暗転した視界がガラスの様に割れていった。

夢幻「クハッ!?」
夢幻は無傷で気絶している……その彼に後ろに向き、顔だけ彼の方へと振り返り気絶している夢幻に吐き捨てるように言った。

フルーレ『つまらない…出直してきて…フェン…貴方も疲れているはずよ…暫くお休みなさい』
フェン「…ウッ…」
フルーレがフェンのおでこに人差し指と中指を当て、力を入れると、フェンは死んだように寝てしまった。

ジェイドはその光景に驚き、ふとこんな事をフルーレに向かって聞いた。
ジェイド「…貴方は一体…人間の姿をしているけど…人間じゃないのか?」
フルーレ『…あら、私のことを詮索するの?面白い人ね…』
ジェイド「…………」
フルーレ『でも今は黙っておこうかしら、ごきげんよう…また会う日まで』
フルーレは足下のローブを僅かに横に引っ張りお辞儀をして、蒼い光になって、フェンの額に溶け込んでいった。

ゴウ「こっ…こぇ〜…!!」
アクア「フルーレって…」
ホウオウ「…恐らく人間の姿を借りているだけだろう、実年齢は私の数千倍だぞ」
スキル「ふぇぇぇ…すごかった…」
ハヤブサ「あのフルーレとか言う奴…私でも恐れを感じました…凄まじい覇気をもってました」
ライト「…信じられない…夢幻を睨み付けるだけで気絶させるとは…」
皆はフェンとフルーレの強さに驚くばっかりだった。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/05/31(Sat) 00:31
【時と言う超越した力】
ドラゴ「…次は、スキルさんとフィールだよな」
ホウオウ「…スキル殿がどうフィールの超越した時の力に対抗するかどうかが勝敗の分かれ目だな」
ライト「スキル、相手の強さは凄まじいぞ、油断するなよ」
スキル「ええ、心配してくれてありがと」
ブラッキー「一応一度負けている相手だからね、フィールも油断禁物だよ」
ブラッキーの言葉に無言で頷き、両者はバトルフィールドに出た。

フィール「もう一度貴方と戦えるなんて光栄です」
スキル「私も同感よ」
両者がそう言った刹那、両方の姿が消えた。

パァァンッ!キィィンッ!

残像だけがぶつかり合っている、其れを見たアクアが驚いて声で言った。
アクア「…スキルさんはともかく…フィールってあんなに早かったっけ?」
ブラッキー「うん、元々身体能力はあったんだもん、脚力もあるし、多分ちょっと呼吸法さえ教えれば早くなるかな…と思ってね」

トンッ…

そうこうしている内に、両者が動きを止めて話し合っている、
フィール「貴方には本気を出すに値するようです!」
スキル「其れは光栄ですね!」
フィール「…偉大でこの世界に無ければ成り立たない力…時よ!時の精霊フィールの名に置いて、私に力を貸し給えッ!!」
フィールが高らかに詠唱するとディアルガのペンダントが煌めき、フィールの身体にはディアルガの身体に刻まれている光の紋章が現れた、その後すぐにフィールのすぐ前に魔法陣が空に展開された。

ブラッキー「最初からアレなんて…本気を出す気満々だね」
フィール「…早速行きますよ!時の殲滅ッ!」

キィィィィィィィッ!

凄まじい音を立てながら、周りの次元をゆがめて、強大な蒼い色をした光線がスキルに襲いかかる。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/06/13(Fri) 00:12
【時の力の恐ろしさ】
スキル「いきなり本気ですか…いいでしょう!その攻撃受け止めましょう!鳳浄壁ッ!」
聖なる力で壁を作った、その壁が時の殲滅の異常なエネルギーを吸い取った。

フィール「…まぁ…こんな程度ですね、この攻撃は…」
フィールは微笑んで言った、すぐに真顔になって、フィールの身体にはディアルガの光の紋様が刻まれていた。

スキル「…パワーセーブしたようですね」
フィール「…今度は防がせませんよ…時の歪み!」

ブゥン…

フィールの回りに時計板が地面に描かれた、その秒針が段々早く動いていく。

ヒュッ…ドガッ!!

スキル「グッ!?」

スキルは訳の分からないうちに殴り飛ばされた。
フィール「この技は時を早めたり遅め足りするんです、私の動きを早めました、腕が早く動かせると言うことは…解りますよね?」
スキル「威力も上がるって訳ね…腕力がなくてもまるで馬鹿力のように錯覚しちゃうわ」
フィール「時の刃ッ!!」
地面の時計板から数字が浮かび上がった、フィールは其れを確認すると
フィール「]Uカット!!」

シュバババババッ!!

凄い勢いで12の数字がスキルに飛んでいった。
スキル「キャッ!!」
スキルにどんどん切り傷が出来ていく、壁を貫通して居るようだ。

フィール「その技は貴方の壁をすり抜けます。この技は防御を突き抜ける技、貴方対策に開発しました」
スキル「其れは…厄介だわ…(とにかく反撃しなきゃ…)」
スキルはこの一方的な展開を打開する策を密かに考えていた。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/06/20(Fri) 00:21
【時の傷痕】
スキル「…防御も効かないと言うと…」
フィール「]Uカット!」

フィールが右前足を振り上げて、再度振り下ろすとまた時計板の数字がスキルに飛んできた。
スキル「浄光!」

パァァァァァァァッ!!

スキルから神々しい光が放たれると、数字の刃が全て消え去った。
フィール「フフフ、やはり浄化の力には敵いませんか〜、良いでしょう、私も本気を出しましょう…」
スキル「!!」
フィール「後悔はしませんね?」
スキル「当然ですッ!!」
フィール「タイム・オブ・ディスペル!!」
スキル「時の…解放?」
フィールの身体の紋様が発光が強くなる。

フィール「パージ!!」
巨大な竜を象った青紫色の光がスキルに一直線に襲いかかる。

スキル「最大技には最大技ですね、サザンクロスッ!」
フィールの頭上に巨大な魔法陣が展開された、其の頭上から十字の光がフィールに振ってくる、其れをみた竜がフィールを護るように、覆い被さった。

ドォォォォォォォォンッ!!

凄まじい土煙が上がった、そして暫くして晴れた、すると竜は全くの無傷、そしてフィールも同じだ、対してスキルはボロボロになって気絶していた。
アクア「どうなったんだ?」
エアズ「…あの竜…時の力で想像されているが意志を持っているブレスを吐いてスキル殿を仕留めたんだ…オソロシイ技だ、竜自体にも攻撃判定…そしてブレスも吐けるという…もし相手が竜を避けたとしてもブレスで追撃か…嫌な技だ」
ラグーン「先程真眼で見ましたが、竜も高エネルギーを花って居るんですが…ブレスの方が高エネルギーなのが判明しました」
ライト「そんなことが有り得るのか?エネルギーを作る媒介より媒介から出るエネルギーの方が高いなんて事が…」
エアズ「其れが解らないんだ、彼女の技は不思議な技ばかりだ」
フィールの出した不可思議な技に皆驚くばかりだった…
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/06/25(Wed) 01:53
【白龍<白>対暗黒拳<黒>】
エアズ「次はアクアとサン殿だ」
アクア「次は俺とサンか…其のお前の刀の真価、見せて貰うよ」
サン「上等だ!」
ルイン「…刀がサンさんを信頼している…そんな馬鹿な…あんな短期間で…」
エアズ「サン殿は光る物を持っている…今はまだ俺は恐れも恐怖も彼に感じない、だが…いずれ俺を脅かしてくれる存在になるだろうな」
アクアとサンは固く握手をして、バトルフィールドに出た。

アクア「…サン、手加減しないよ」
サン「こっちもそのつもりだ」
アクア「こっちから行くぜッ!!白龍刀!」

ヒュッ…
キンッ!!

アクアの腕から白龍刀が出てきて、その刹那、アクアはサンの前に迫り、刀を振り下ろすが、サンは金色の刀身をした巨大な両手持ちの刀で防いだ。
アクア「ほぅ…以前より反応良いじゃねぇか」
サン「まぁなッ!」

ドクン…ドクン…ドクン…

サンの刀が鼓動を打っている。
アクア(刀がサンの力を要求してる!?)
サン「解ったぜッ!行くぞ!剛雷刀!」
アクア「ッ!?」
剛雷刀が雷を纏っている、段々アクアは力負けして押しのけられていく。

リタ「…!?あの馬鹿力のアクアが押されているッ!?」
ラグーン「う〜む…剛雷刀は使用者の力を借りたみたいですね…

速刃「…サン殿の雷の力…強大であるな…」
黄龍『うむ…俗界にあんな雷を操る者がいるとはな…俗界はこれだから面白い』

アクアは段々疲れてきて、焦りの色を隠せなくなった

アクア「クソッ!!」
サン「もらった〜!」
アクア「甘いぞ!刈防の2 攻壊刈!!」
アクアの気迫で風が吹き荒れ、サンを吹き飛ばした。

サン「ずりぃ〜!!」
アクア「ハハハ、悔しいならお前も同じ様なのを取得するんだな!」
サンはもう少しで攻撃できるところを逃した悔しさで地面を殴った。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/06/25(Wed) 23:20
【白龍<白>対暗黒拳<黒>】
サン「チッ…雷拳!」
アクア「ッ!?」

ビュッ!
ボカッ!

アクア「ガフッ!?」
サンは地面を蹴り、飛び上がり、拳に雷を纏わせ、アクアの腹を殴った、かなりダメージがあったが、白龍が宿った影響で自己修復能力が上がっているので大したダメージにはならなかった。

アクア「少しはやるな、俺に一度もダメージを与えられなかったのに…本気の出しがいが増えるってもんだ!」
サン「俺の本気はまだまだこんなもんじゃねぇ!雷波!!」
アクア「…ふ〜ん…」
雷の衝撃波がアクアに飛んできたが、アクアは白龍刀を盾にし、楽に防いでしまった。

サン「なっ…!?」
アクア「幾らお前が強くなったとしても俺が強くなってるんだ、白龍刀技・双頭白龍!!」

アクアが刀を二回振ると強烈な衝撃波がサンに向かって飛んでいった、時間が経つにつれて、其の衝撃波がどんどん二つの首を持った竜に変わっていく。
サン「しかたねぇ!これをだすしか!爆雷!!」

バリィッ!!

金色に輝く剛雷刀を一振りすると凄まじい雷が迸った、そして竜と相殺した。
アクア「ほぅ、お前の初めての刀技か、俺の白龍刀技と相殺するとは…」
サン「相殺が精一杯か…」
アクア「ま、お互い本気を出してないみたいだし…これからは本気で行こうじゃないか」
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/06/28(Sat) 23:52
【白龍の光】
アクア「白龍刀技・白光刀ッ!!」
サン「白龍刀が発光している!?」
アクア「今にでも解るさ、行くぜッ、瞬ッ!!」

ヒュッ…

アクアの姿が消えると同時にサンの目の前にアクアの刀が迫っていた、其れを長年の勘でアクアの刀を剛雷刀で弾いたが…

キンッキンッキンッ!

凄まじい速さでアクアは容赦なくサンの剛雷刀へと白龍刀を叩き込む、アクアは相当な馬鹿力なのでサンの腕力に限界が来て剛雷刀が吹き飛ばされてしまった。
アクア「ふん、呆気なかったなサン、白龍弓!」

パァァァァァァァァッ!!

アクアの白龍刀は巨大な弓矢に変化していた、其れを引き絞った。
サン「剛雷刀〜ッ!!!」
アクア「終わりだッ!!白龍の裁きッ!!!!」

ビュッ!

矢が放たれた、その矢はどんどん光を纏っていく、対してのサンは刀を自分の手元へ引き寄せた。
サン「ウリャッ!!」

サンは光に包まれた弓をピンポイントで切り裂いてしまったのだ、流石にアクアも驚く、弓を剣に変えた。

アクア「なるほど…流石は先輩ですね…白龍剣義・我流天成!!」
アクアの剣が凄まじく発光し、アクアがいつの間にかサンの後ろへ移動していた。

サン「ガフッ!?」

ドサッ…

サンは力尽きたように倒れた。
ドラゴ「何があった!?」
エアズ「…白龍の力の全てを足と剣に注ぎ込んだのだ、白龍の力はこの世を凌駕する力…速さは光以上、威力は計り知れない物になるだろうな、だが使い手も只じゃ済まないだろう」
アクア「ウッ…!」

アクアは腕を押さえて膝を付いた、リタがいち早くアクアの元へと近寄った。
リタ「…神経が損傷している!?」
エアズ「当たり前だ、そんな早い動きで動いたら身体が耐えられるわけがない、地稽古だから良い物を…実戦では不向きの技と言える、全く…無茶をしすぎだ…ま、白龍の影響で自然快復はするだろうが、普通に動けるようになるまで白龍の治癒能力にしても半日以上掛かるだろうな」
アクア「ハハハ…試してみたけど五分で動け無くなっちゃったよ、サンが一発でやられてくれたから良かったもんだけどね」
エアズ「…剣殿との地稽古で出すつもりなのだろうが…無茶だけはするな」
アクア「解ってるよ」
サン「参ったなぁ…やっぱアクアは強え〜や」
アクア「あの技を避けられていたら俺の負けだった、流石はボンバーズのリーダー…負けるのも時間の問題だな!」
サン「次ある時は負けないぜ」
アクア「俺だって次も勝つつもりでいくさ」
アクアとサンは満面の笑顔で握手をした。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/06/29(Sun) 22:52
【剣術VS体術】
ライト「ラグーンさん、本気で来てくれて構わない、あんたを倒すつもりで俺も行く」
ラグーン「上等です、その心意気、悪くないですね」
ライト「…………」
ライトは無言で妖魔刀と竜聖刀を抜いた。

ラグーン「審判無しで行きましょう、私から行かせて貰います」

ヒュッ…

ラグーンの姿と気配が消えた、隼返しの体制に入ったのだ、対するライトは目を閉じ全神経を研ぎ澄ませる。

…………………………………

暫く沈黙が走る、暫くしてライトが目を開けた、同時に凄まじい数の空気の刃がライトに迫る、其れをライトが全て刀で弾く、弾いた隙を見てラグーンが翼でライトを斬ろうとするが…ライトは二本の刀を交差させてラグーンを受け止める。
ラグーン「隼返しを止めたのは貴方以外に兄さんだけです、流石ですね」
ライト「お褒めにあずかり光栄だな」

ギャリンッ!!

ライトが交差した刀を振りきり、ラグーンを吹き飛ばした、ラグーンは上手く空中で体制を立て直しダメージには至らない。
ラグーン「フフフ…久々に楽しいですね」
ライト「こっちもだよ、光矢!」
ラグーン「刈防の3・鉄壁刈!!」

ライトの竜聖刀の穂先から出された光の矢は、気迫の壁の前に原形を留められずに折れて消えた。
ラグーン「隼返し→空斬爪!」

ヒュッ…

またラグーンの姿が消え去った、と思うとラグーンはライトの目の前に迫り鋭い爪をライトに向けていた。
ライト「ハッ!!?」
ラグーン「貰いましたッ!!」
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/07/06(Sun) 01:05
【瞬時の判断】
ライト「グアッ!?」
ライトは刀を持つ為の命の右腕を斬られてしまった、あまりの痛さに竜聖刀を落としてしまった。

ライト「しまっ!!」
ラグーン「持たせませんよ!」

ガチンッ…!

ラグーンは竜聖刀を爪で吹き飛ばした、ライトは妖魔刀を両手で構え、居合い切りの体勢にはいる。
ラグーン「…刈防の3 鉄壁刈!前迫!」
ライト「壁!?」
ライトは見えない壁に押され、集中力が途切れてしまい、居合いが解除されてしまった。

ライト「流石はラグーンさんだ、チッ…妖魔刀しかないから…光矢は打てない…漆黒!出番だ!」
漆黒『承知した!』
ライト「闇矢!」

妖魔刀が怪しく輝き、穂先から凄まじい高エネルギーの闇の矢が発射されるが、スピードが若干遅い、ラグーンは避けずに対抗する気だ。
ラグーン「闇なら闇で!黒龍!」
黒龍『御意!』
ラグーン「ダークネスインパルス!!」
闇の波動が闇の矢と拮抗し合い、相殺した。

漆黒『…ほぅ、貴様が噂の四大竜が一匹黒龍か…相手にとって不足はない』
黒龍『漆黒殿にそう言っていただけて光栄だ…だが、闇を使役する者同士の戦い、負けぬぞ』
漆黒『私とてそのつもり、お互い闇の使いの名に恥じぬ戦いをしようではないか』
同じ力を扱う者同士では、珍しく尊重しあっている。

アクア「ん!?結構軟らかな感じじゃね?」
ソル「…黒龍も漆黒殿も高い誇りを持つ神だ、相手を侮辱することは絶対にしない、逆に侮辱されると怒り、その侮辱した者を徹底的に叩きつぶすのだがな」
リタ「とりあえず、アクア」
アクア「解ってる!」
アクアとリタは何かを唱え始め、観戦ポケ達の周りに結界を張った。

ジェイド「ほぉ、結界を張れるのか」
ゴウ「すげぇぇっ!!」
セイラ「腕を上げたようだな」
リタ「えへへ…」
セイラに誉められて、リタは照れて頭を掻いた。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/07/11(Fri) 01:32
【真眼】
ライト「闇矢雨!!」
ラグーン「神滅闇斬爪!!」

ラグーンが闇の矢の雨の間を縫ってライトに近づくが…
ライト「闇矢牢!!」

ラグーンの影に闇の矢が突き刺さり、ラグーンは行動不能となった。
ラグーン「チッ…」

ドォォォォォォォンッ!!

無数の矢がラグーンに突き刺さっている、ラグーンはかなりのダメージを受けてグッタリしている。
ライト「終わったか…」
ラグーン「まッ…まだ…おッ…終わってッ…い…いませッ…ん」
ラグーンが苦しそうに立ち上がった、ライトは竜聖刀をその隙に抜いた。

ラグーン「黒龍…私一人の力で戦わせていただいてもよろしいでしょうか…」
黒龍『解った…だが無理だけはするな』
ライト「次は何が来る…」
ラグーン「…我が体内に秘められし…瞳の力を開放する…覚醒せよ…真眼…!!」
ラグーンの目が真っ赤になった。

ラグーン「ギャォォォォォォォォッ!!!!!!」
ライト「…………!!」
ライトはけたたましい咆哮に驚き、怯えてしまった、その瞬間、ラグーンはもう既にライトの前に迫り、笑みを浮かべて爪をライトに向けていた。

ズザザザザザザザザザザザッ!!

ライト「グァァァァァァァァァァッ!!」
ライトは凄まじい回数のドラゴンクローを喰らってしまった、一気に体力を削られてしまっている。

ラグーン「…グォォォォォォォッ!!」
ライトを踏みつけてラグーンは挑発するように咆哮をあげた。

ライト「二刀速式・爪狼閃!!」
ライトは踏みつけている右足を両方の刀で貫いた、だがラグーンは後退はしたものの…痛みを感じたようには感じない。

ライト「…痛覚も麻痺するのか…それとも…痛みを気にしていないのか…」
ラグーン「グルルルルル…」
ラグーンはライトを威嚇するように喉を唸らせている。

ライト「…速式移動術・輪廻→二刀速式・玄武時雨ッ!!」
ラグーン「………」
ライトは凄まじい速さでラグーンの後ろに回り込み、凄まじい数の突きを繰り出す、だが、ラグーンは其れを気にせず、ライトの首を腕で掴みそのまま叩き落とした。

ライト「ガハァッ!!!!?」
ドラゴ「………もう止めた方が良いな…真眼発動時のラグーンは…ポケを殺しかねない…」
其れをみたドラゴが戦闘を止めに入ろうとするがエアズが制止する。

エアズ「大丈夫だ、理性こそは失っているが…無駄な殺生を嫌う誇り高き龍の一族だ」
ドラゴ「…………」
スキル「ライトが一方的…」
夢幻「ラグーンさんは強いという器に収まりきらないんですね…」

ライトが立ち、ラグーンを睨み付けた。
ライト「四刀速式参之奥義・百花斉放!!」

凄まじい覇気を放ちながら腕についている草の刀と竜聖刀、妖魔刀で凄まじい速さでラグーンを斬りつけた、ラグーンの切り傷はまるで百の花が開花しているような傷が出来ていた。
ラグーン「…………」
ライト「!?」
ラグーンはライトに深くお辞儀をすると身体に炎を纏った。

エアズ「…ラグーン…ライトを強力なライバルと認めたようだ…相手にお辞儀して本気を出すのも…龍の一族のしきたりだ」
ドラゴ「…レジェンドにもアレを出すつもりなんだろうな…」
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/07/12(Sat) 01:08
【龍の戦士】
ラグーン「…グルルル…」
ライト「…熱気で…身がやけそうだ…」
ラグーンは炎鎧といっても過言ではない灼熱の炎を纏っている、鋭い牙を見せてライトに威嚇している。

ラグーン「ガォッ!」
ライト「!?」

キンッ!
ズガァァァァンッ!!

ラグーンが鋭い声を上げ、姿を消した刹那、ライトの前に迫り、ライトを殴った。だが、彼は凄まじい反射神経で咄嗟に二本の刀を交差させてガードするが、あまりの馬鹿力に吹っ飛んでしまった。

ライトは、苦し紛れに立ち上がる、そして竜聖刀と妖魔刀を構え、居合いの体制に入った、ラグーンは臆することなくライトに真っ正面から突っ込む気だ。

ライト「今だっ!!四刀速式弐之奥義 居合い・風林火山ッ!!」

一瞬のうちに草の刃と二本の刀をラグーンに斬りつけた、ラグーンは倒れる様子はない、だが…力を使い果たしたライトは気絶してしまった。

ドサッ…

其の直後、ラグーンも真眼の代償の使用中は疲労が激しい事による、過労で気絶してしまった。
夏菫「この場合は…引き分けかしら…」
ドラゴ「だろうな」
エアズ「…ライト殿か…名を覚えておこう…、その内俺も手合わせしてみたい物だな」
エアズが真剣な顔で頷き気絶しているライトをキッと睨み付けた。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/07/23(Wed) 00:39
【良きライバル】
ラグーン「流石はヒートが認めるだけあるリーダーですね…私の真眼を見きるとは…お見逸れしました…」
ライト「こちらこそラグーンさんと戦えて光栄だったよ、流石は此処の救助隊のエースと言われて居ることはあるぜ」
ラグーン「これからは強力なライバルです、私も今後一番のライバルとの戦いが控えています、その為のウォーミングアップが出来ました、ちなみに今生で真眼使ったのは今回が初めてなんですけどね…」
ライト「生まれて初めてであんなに使いこなしていたなんて…」
エアズ「其れは間違っている、使いこなせば、精神を保てるはず、其れに過激な疲労も無くなる」
ラグーン「私はまだまだ未熟って事です、一緒に精進していきましょう、ライトさん」
ライト「あぁ!勿論だ!その内あんたを超える!」
ライトとラグーンは固い握手をした。

アクア「次はリタとセイラさん…の予定なんだが…」
リタ「私、日暮れでは余り全力を出せないから明日に回してくれる?」
セイラ「何故だ?」
リタ「まぁ…其れは明日のお楽しみって事で」
アクア「じゃぁ…一つ繰り上げて…」
ジェイド「俺とルインさんでやっても良いか?どちらも天候や時間に左右されない剣技勝負だ」
アクア「ルイン、大丈夫か?」
ルイン「うん、いま鳳凰の翼爪が欠けちゃってて紅蓮の大爪しか使えないけど…私にはアレがあるから大丈夫よ」
アクアが無言で頷き、夏菫と暫く喋った後、夏菫が高らかに宣言した。

夏菫「ルイン対ジェイドの試合を始めます!始めッ!!」

ヒュッ…
ギンッ!!!

双方が動き出したと途端に姿を消し、その刹那、至近距離に共に迫り、大剣と爪が拮抗し合った。
ジェイド「ほぅ…俺の太刀筋をいとも簡単に防ぐとは…」
ルイン「私の素早い爪の振りおろしを防ぐとは…」
ジェイド「これは想像以上に楽しめそうだな」
ルイン「こちらこそ…お互い悔い無く、自分の名に恥じない戦いをしよう」
ジェイド「懸命だな…」
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/07/28(Mon) 17:19
【接戦】
ルイン「鳳凰舞乃攻・剣舞ッ!!」
ジェイド「波動連弾!」

ジェイドが手から無数の波動弾を迸らせる、対するルインはしなやかな身のこなしで波動弾を斬っていく、そして全ての波動弾を消し去った。

ジェイド「やるな」
ルイン「フッ…私の攻撃力は貴方のお陰で上がった…」
ジェイド「何?」
ルイン「剣舞は剣の舞いと鳳凰舞を掛け合わせた物…剣を振る度に攻撃力は徐々に徐々に上がっていくのだ…」
ジェイド「波動鞭→波動弾!」
ルイン「グッ!?グハッ!!」

ルインはジェイドの青い波動の紐に捕らわれてしまった、その後すぐさま来た波動弾を諸に喰らってしまった。

ルイン「面白い…波動を様々な形に変えるとは…良いだろう…鳳凰舞奥義ッ・紅蓮獄炎斬ッ!!」
ルインが綺麗な舞いを舞う、その舞いは恐ろしくも感じ、魅力的にも感じる、舞うたびに紅蓮の炎がルインを纏っていく。

ジェイド「あの炎を喰らったらひとたまりも無さそうだな…しょうがない…波動之鎧を発動させておくか」

ジェイドは波動で鎧を具現化させ、身体に纏う。
ルイン「紅蓮獄炎鳥ッ!」

ビュッ!!
ゴァァァァァァァァッ!!

ルインが爪を大きく一振りすると、周りを溶かしながらジェイドに向かってくる大きな鳳凰が一羽創造された。
ジェイド「クッ…鎧だけでは…」
ルイン「喰らえーッ!!!!」

ゴォォォォォォォォォッ!!

ジェイドの周りが炎に包まれてジェイドが見えなくなってしまった。

ルイン「…こんな技如きでやられる訳がないだろう…もしこれで倒れていたら興醒めだ…さぁ、早く出て私と対峙しろ、もっと私を楽しませていただきたい」

ルインが炎の中に向けて叫ぶ。
すると……

ザンッ!!

炎が二つに割れて、傷だらけのジェイドが出てきた。
ゴウ「…あの技を喰らってあれだけの傷だけで済むとは…流石はジェイド…」
ジェイド「ふぅ…事前に波動砲を打ってあの技を弱めていなかったら俺は一撃でやられていた…大した一撃だ…」
ルイン「流石はジェイド殿、あの技如きでやられるとは思っては居なかったが…期待通りだったな」
ジェイド「俺もいい加減本気を出させて貰う、波動連脚!!」

ヒュッ…

ジェイドは一瞬で姿を消し去った、ルインは其れを見て未だに微笑んでいる…
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/07/31(Thu) 02:48
【鳳凰流居合術】
ルインは目を閉じ、右前足を前に出し、左前足を後ろに少し下げる体勢になった。
ルイン「…………………」

暫く音無の状態が続く。



ヒュッ…

僅かに空気を裂く音が聞こえると共にジェイドがナイトメアを構えて、ルインの後ろを取っていた。

ルイン「鳳凰流居合術ッ!鳳凰之斬ッ!!」
ルインが一瞬のうちに後ろへ向き、いつの間にやらジェイドの真後ろで爪を構えていた。

ジェイド「グフッ…」
ジェイドの腹には切り傷が出来ていた。

ゴウ「馬鹿なっ!?波動連脚をしたジェイドに攻撃を入れた!?」
ルイン「…遅すぎる…この程度では居合いの的だ」
ジェイド「一筋縄では行かない…と言うことか」
ルイン「残念だが此処で決めさせて貰う、栄光と勝利の剣エクスカリバーよ!私の御前に姿を現し給えッ!!」

パァァァァァァッ!!
ザクッ!!

ルインの前に光の筋が現れ、上から金色の刀身、柄は銀色の綺麗な剣が落ちてきて地面に刺さった、ルインは其れを口で引き抜き、口でくわえた。
ルイン「これこそ鳳凰の嘴となるエクスカリバーだ…」
ジェイド「…クッ…」
ルイン「さて…これからどうこの私に対抗するかな?」
ジェイド「波動剣!!」
ナイトメアに青い波動が纏われた、ナイトメアを振りかぶり、波動を衝撃波として飛ばしてきた。

ヒュッ!!
ザンッ!!

ルイン「グァァァァッ!!」
ルインはエクスカリバーの重みで動きが鈍くなっているか、急所の頭の鎌に諸に受けてしまったようだ、ルインはグッタリしている。

ジェイド「これで終わりだな」
ジェイドがナイトメアを振り上げた、ルインは逃げようとするが、ダメージが大きかったらしく動けない。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/08/08(Fri) 01:28
特別番外編<光の守護者達来訪>
ある日のこと、アクア達は厄介事を終わらせたばかりで暇を持てあましていた、基地にいるのはアクア、リタ、ドラゴ、ラグーンの四人だ、その一人のアクアがあくびをしてこう言った。

アクア「暇だー…」
ラグーン「…余計暇になるので止めてくれません?」
アクア「すまん」
ドラゴと自分の爪の手入れをしているラグーンに素直に謝る。

ドラゴ「ラグーン、事実だからそんなことも言いたくなるさ」
リタ「何か面白いことでも起きないかなー…」

その時だった。

コンコンッ!

突然鳴るはドアのノック音、アクアがドアを開けると元救助隊協会会長エリスと、見知らぬポケモン、リオル、ゴウカザル、キルリアが立っていた。
エリス「ドラゴ以外は知っているな?」
ドラゴ「????」
アクア「おぉ!レン君」
リタ「リーナちゃん!」
ラグーン「アルさん!」
ドラゴ「ちょっ…ちょっと待て…」
アクア「あぁ、ドラゴ、お前がサリュウと故郷に墓参りに行ったときがあったろ?」
ドラゴ「ああ…」
アクア「その時にセイントガーディアンズの本部に厄介させて貰ったんだ」
ドラゴが悔しそうな顔かつ羨ましそうな声で言った。

ドラゴ「チクショー!そんなことあるなら俺も行きたかったぜー!!」
アクア「此処にいるゴウカザルがレン君、レン・ソンウォン君だ」

アクアの隣にいる足にはアンクレットと腕にはブレスレット、そしてローブをしているゴウカザルが前に出てきて言った。
レン「よろしくお願いするッス、ドラゴさん」
リタ「その横のキルリアがリーナちゃん、リーナ・サーレイちゃん」
リタに言われ、顔を仄かに紅くしたリーナが小さめな声で言った。
リーナ「よろしくお願いします」
ラグーン「で、リオルがアルクロード・ヴァンセンスさん、周りからはアルと呼ばれています」

ラグーンに言われ、前に出てきたリオルが行儀良い会釈をし、言った。
アル「よろしくお願いします、ドラゴさん」
一通り紹介が終わった後、エリスは”後は若い者同士でやりな”と言う言葉を残して帰っていった、その後アクアがふっと一言。

アクア「ん〜これからどうするか」

その後レンが続くように何かがひらめいたような表情をし、アクアに言った。
レン「あなた方の仲間と会わせて欲しいッス!」

アルとリーナも其の提案に続くように賛同する。
リーナ「…そう言えばそうですね、沢山の仲間がいらっしゃるって言ってましたから」
アル「是非アクアさんの仲間達とあわせて欲しいです」

リタは少し考えるような表情をしたがすぐに笑顔になって言った。
リタ「其処まで言うなら…分かった!」
ラグーン「では、仲間を全員集めましょう、ドラゴ!」
ドラゴ「あいよ!」
ドラゴとラグーンは凄まじい速さで友達エリアの方へ飛んでいった、あっという間に姿が見えなくなる二人に対して驚く口調でレンが言った。

レン「ふぇー…ドラゴさん…早いッスねー…」
アクア「あぁ、ドラゴはこのチーム内でスピード一番だから」
アル「それに引けを取らないラグーンさんも凄い」
リタ「さて、私は料理でも作ってくる」
其れを言い残して、リタは基地の厨房の方に入っていった。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/08/08(Fri) 02:09
<異星逃亡犯罪者の帰還>
救助隊協会地下・空き部屋

其処にはエリスとエアズそして白い身体のボーマンダがいる、白いボーマンダの方は龍の力を押さえる封龍石で出来た首輪がかけられている。
エリス「さて…自分の惑星に帰ってきた気分はどうだ?白龍…いや、ファル・エルザ」
エルザ「いい気分じゃないわね、早くこの首輪外しなさいよ」
エリス「はぁ…コレでも一応私の姉貴とはね…」
エアズ「…姉貴…何故…?何故?殺人鬼に…?」
エルザ「…ふん…あんた達には関係ないわ」
エアズ「……ラグーンが生まれる前から一族を出たからな…」
エリスが悲しそうな声でこう言う。

エリス「…一人前の戦龍となる為に修行の旅にな…」
エアズ「…俺は貴方を尊敬していた…」
エルザ「勝手に尊敬して幻滅か…笑わせた物だな」
エアズ「…ッ!!」
エアズは怒りに満ちた表情で腕を振り上げた、エリスは其れを慌てて止める。

エリス「兄貴!兄貴がエルザを罰する権限はない!下がれ!」
エアズ「ッ…」
エアズはふと我に返り、一歩後ろに下がった。

エルザ「まぁ、とりあえず久しぶりね…」
エリス「筋肉の関節が切断されているから、戦えないだろうが…念のため封龍石の首輪をさせて、牢獄に入れておこう、裁きは白龍様に決めていただく」
エアズ「…黄龍様に雷で魂ごと消滅される覚悟をするんだな」
エルザ「上等だ…」
エアズはダンッ!と足を踏みならし、部屋を後にした。

エリス「ふぅ…」
エリスも溜息をつき、部屋の外にいた、ガブリアスとカメックスに何かを言ってから、エアズを追いかけるように足早に部屋を後にした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この話題は、特別番外編、交流会編後のプロローグと思っていただければいいです
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/08/09(Sat) 02:18
<鳳凰舞の後継者>
交流会のある日…基地に一匹のピカチュウが訪れた、そのピカチュウを見たライトは名前を叫んだ。
ライト「ノア!?何で此処に!?」
ノア「ポケ知れずルインさんに鳳凰舞を教えて貰えるかな?と手紙を出していたんだ」
アクア「…ルインか、ルインを呼んでくる」
そう言ったアクアは、ドアを勢い良く開け、切り立った山の方へと走っていった。

_友達エリア 切り立った山_
其処は凄まじい岩の山で岩タイプや炎タイプが好んで住むエリアだ、其処にある今はレッドスという名のある救助隊に移入したレイア専用に作られた刀鍛冶場にアクアは向かった。

アクア「ルイン?」
ルイン「ちょっと黙って」
アクア「…すまない」

ボンッ!!

凄まじい爆発音がした、すると…柄しか無い剣を持ち上げルインは喜んだ。
ルイン「やった〜!!遂に出来た!不可視の剣!」
アクア「…?」
ルイン「この剣は刀身が見えないのよ、通称インビジブル、黒龍の素材を打ち込んでみたら大成功」
アクア「そう言えばノアさんがもう来てるぞ」
ルインはそれを聞いて慌てて鍛冶場を抜け出し走っていった。

アクア「相変わらず変わってないなぁ!ルインも」
ちょっと呆れ声で言ったアクアも基地に向けて歩き始めた。

_ハッピーズ基地_
突然ドアが勢い良く開き、ルインが汗だくになってノアに謝った。

ルイン「ゴメン!ノアさん!私から鳳凰舞を教えさせてくれって頼んだのに!」
ノア「大丈夫、僕もどんな技を覚えられるのか楽しみにしていたんだから」
ルイン「じゃ、始めるよ」
ルインが踊りを見せ、ノアが其れを真似する形になった、流石はノアと言ったところか…踊りを一度見るとすぐにマスターしてしまう。

ルイン「驚いた…たった一時間で…私なんか…一年かかったのに…、ノアさん、鳳凰舞禁断は本当に必要になったときしか使っちゃ駄目よ」
ノア「分かった、色々ありがとう」
そしてしばらくは踊り好きのルインとノアは暫く一緒に踊っていたのである。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/08/19(Tue) 01:06
<光の守護者達来訪>
アッという間にハッピーズの面々が基地に集まってきた、そして丁度自己紹介と今までのことの話が終わったときだった。

ドラゴ「へぇ…アル達って結構大変な事をやってきたんだなー…」
エアズ「全くだ、こんな幼子が立派だな」
レン「へへ…それほどでも無いッスよー…」
レンが誉められたのを照れ隠しするように鼻を掻きながら言った。

アル「そう言うアクアさん達こそ世界…いや…宇宙を救ったじゃないですか」
リタ「私達が出来ることをやってるだけよ」
シズナ「ちなみに救助隊の正式名称は”幸せと希望の救助隊ハッピーズ”です」
速刃「全てのポケモンに」
ライ「幸せと」
小竜「希望を」
ドラゴ「もたらす為に働く救助隊だ」
それを聞いたリーナが驚いたように言う。

リーナ「凄いですね!人のために尽くせるって」
アクア「君たちも充分人のためになってるじゃないか」
その言葉にアルは下を俯いてこう返す。

アル「でも…オレ達のやっていることは無益な戦争です…」
エアズがアルの肩に手を乗せ、言った。

エアズ「異なる宗教というのはぶつかり合うのはしょうがない事だ、其れに、君たちは光のポケモン達を救った、違うか?」
レン「違わなく無いことも無いッスけど…」
エアズ「ポケモン達を救ったって言うことに胸を張って良いのではないか?」
アル「流石はラグーンさんのお兄さん、物知りですね」
エアズ「ふむ、此処に来る団体の詳細は事前に調べておくのが副会長の役目だからな」

それを聞いた光の守護者達の三人は声を揃えていった。
アル、リーナ、レン「副会長!!!?」
エアズ「俺は救助隊協会副会長兼ハッピーズ第一軍所属になっている」
それを聞いて顔を見合わす三人だった。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/09/03(Wed) 00:30
<光の守護者達来訪>
以前ガーディアンズ本部に行ったときと違う組み合わせの二人一組で分かれた、他のメンツは依頼に出払ってしまったのである。

今回のペアはアル・アクアペア、レン・リタペア、ラグーン・リーナペアだった、レンが以前から望んでいたリタと二人きりになりたいという願いが叶って歓喜していたのは秘密である…
と言う事でレンとリタは小さな森へ、アルとアクアは海岸へ、ラグーンとリーナはファル一族集落跡へ向かっていった。

リタ「ふー…良い風ね…レン君、隣に座って」
リタが気持ちよさそうね笑顔でそう言い、近くのベンチに座った、そしてレンに隣に座るように言う。

レン「はいッス!!」
レンは顔を紅くして緊張したように言う。

レン(うわ〜…こんな美人の横に…俺…こんなに幸せなことはないよー!!)
リタ「…此処がアクアと初めて会った場所なんだ」
レン「アクアさんと?そう言えばアクアさんが言ってたけど元人間だって言ってたッスね」
リタ「えぇ、私が救助隊を作りたくてメンバーを捜していた時だったの、私って…昔強情で素直じゃなくてね…周りからは避けられていたの…」
レン「え?今はこんなに優しくて…」
リタ「其れは皆と付き合っていって丸くなれたの、で、私が途方に暮れていた時にアクアが丁度倒れていたの」
レン「…人間がポケモンになって」
リタがレンの方へ向き、頷いた後にオレンのみを二つ、オレンの木からもぎ取りその内一つをレンに投げ渡した。

リタ「美味しいわよ」
レン「あ、どうもッス」
リタ「私はね…両親が行方知れずで消息不明なの」
レン「まじっすか!?」
リタ「マジなの、フフフ…貴方には何でも打ち明けられそう」
満面な笑顔で言うリタにレンは直視することが出来ず、照れた声で”其れは光栄ッス”と返した。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/09/05(Fri) 00:39
<光の守護者来訪>
レン「なんで?」
リタ「消息不明というのは嘘だけど、行方知れずなのは本当よ、姉は私を庇って死んじゃったんだけど…」
レン「姉貴もいたんですか…」
リタ「えぇ、お父さんはウインディのフレア、お母さんはメガニウムのフィーナ、姉はメガニウムのリーフィ」
レン「オヤジがウインディ…鳳凰が宿るのも頷けるッスねー」
レンが何かを分かったような顔で頷いた。

リタ「鳳凰?何故鳳凰が私に宿ってるのを知ってるの?」
レン「リーナから聞いたんッスよ、リタさんとは前々から話したいと思ってたので」
リタが笑顔で”其れは嬉しいわ”と言ってレンに抱きついた、その瞬間レンが真っ赤になった。

レン「り…リタさん!??」
リタ「ご…ごめん、遂、癖が」
レン「い…良いッスよ」

場が変わってファル一族集落跡

リーナ「此処は…?」
ラグーン「私の一族の集落跡です」
リーナ「一族の皆は何処に行ったんですか?」
ラグーン「…殺されました」
リーナは信じられないような表情で手を口に当てて驚いている。

リーナ「ごめんなさい…そんな事を聞いて…」
ラグーン「良いんです、貴方も同じ境遇なのでしょう?」
リーナ「はい…」
ラグーン「其れに私は姉と兄が生きているだけで幸せ者です」
リーナ「強いんですね…」
ラグーンは”周りからは良くそう言われます”と苦笑していってある墓の前で手を合わせて拝んだ。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/09/06(Sat) 02:54
<光の守護者来訪>
リーナ「もしかして…」
ラグーン「はい、一族の皆の墓です」
リーナ「…私も祈って良いでしょうか」
ラグーン「勿論です、皆さんきっと喜びます」
リーナは手を合わせて拝んだ、ラグーンは後ろで微笑んで其れを見ていた。

一方、アル、アクアペアは…海岸で砂浜に座って喋っていた。
アクア「…黒龍の闇がまだ、残留しているようだね、でも悪い影響は及ぼしてないみたい」
アル「あの技は…とても強烈でした…幾ら強靱な心を持ってしても…あの技の前には屈すると思います」
アクア「其れは…違うな」
アル「?」
アクアが何故自分の意見を否定したのかが理解できずに首を傾げた。

アクア「…あの技は自分の恐れている事を見せる技なんだ、どんなに恐れようとも…自分の心の光を忘れなければあの技にはやられないよ」
アル「心の光…」
アクア「といったって…俺達の救助隊で耐えられる奴居ないんだけどね、俺は白龍が宿ってる影響で闇を喰らわないんだ、だから竜視 凶神覇を喰らったことがないから分からないけど…きっと俺も君みたいになるよ」
アル「…白龍…貴方に宿る神様ですね」
アクア「あぁ、相棒だな」
アル「相棒…」
アルはアクアが神を相棒と言えるのを驚き、言葉を失った、そのアルの前に白龍が類似した。

白龍『あぁ、我もアクアのことは相棒だと思っている』
アル「は…は…は…白龍…なんて美しい…姿を」
アクア「お?白龍、珍しいな」
白龍『アル殿、お初にお目にかかる、我が白龍、惑星を守護する四大竜の一匹だ』
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/09/08(Mon) 02:10
<光の守護者達来訪>
白龍『アル殿、お主は竜視 凶神覇を喰らったか?』
アル「はい?何故そのことを?」
白龍『お主に黒龍の闇が纏っている、私が取り払ってやろう、これではまた闇の攻撃を喰らったときに…竜視 凶神覇の幻視が襲ってくるだろう』
アクア「竜視 凶神覇って…そんなに恐ろしい技なのか…」
白龍が手をかざすとアルが光に包まれた。

アル「なんて…なんて暖かい光…」
白龍『…アル殿、このペンダントをプレゼントしよう、お主の仲間にも渡すと良い、このペンダントは強力な闇の攻撃のダメージを軽減、そして一度だけ命を奪う攻撃から身を守ってくれる』
白龍はそう言って、蒼金色をした聖竜の半透明なペンダントをアルに渡した、アルは差し出された大きな手からペンダントを取った。

アル「白龍殿、感謝します」
白龍『な〜に、ラグーン殿に頼まれてたのでな』
アクア「さて、この惑星を案内しよう」
アル「はい!ありがとう御座います!」
アクアとアルは海岸の上る階段へと足をすすめた。

一方小さな森でリタとレン組は相変わらず仲が良さげに話していた。
リタ「レン君も色々苦労してるのね…」
レン「それならリタさんも同じじゃないッスか」
リタ「所で…質問があるんだけどさ」
突然リタがまじめな表情でレンに質問をした。

レン「はい?いいッスけど…」
リタ「貴方達は戦争で…仲間を失うことが多いって聞いたわ…何故…仲間を失っても強くいられるの…?」
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/09/15(Mon) 02:42
【光の守護者来訪】
レン「其れは仲間がいるからッスね、貴方がたも同じ考え方だと思ってるんッスけど…」
リタ「…仲間がいるから…確かに仲間がいれば怖いことも悲しいことも一緒に分かち合えるからね」
レン「そうっすねー…」
リタ「あ…もう夕方だ」
辺りを見回してみればあっという間に夕方、セイントガーディアンズは忙しい身なので泊まっていくことは出来ないのだ。

リタ「貴方に…癒しを…」

ゴォッ!!

レンが蒼い炎に包まれた。
レン「アチッ!……あれ?熱くない…寧ろ凄く暖かい…」
リタ「これは蒼炎と言ってね…心の病や本当の病を治すのよ、これが私からのプレゼント」

リタがレンに何か大きな紙袋を差し出した。

レン「これは?」
リタ「これは私の作った…モモンのゼリーと私の得意料理の人間界でしか無いはずのチョコで作ったチョコケーキよ、かなり大きいからセイントガーディアンズの皆で食べてね」

一方ラグーンとリーナペアは…
ラグーン「貴方の守りの術は大した物ですね、私の流星群をいとも簡単に防いでしまうとは…」
リーナ「貴方と軽く手合わせして私も自信がつきました」
ラグーン「まぁ…緋龍と黒龍の力を使わない前提でと言う、私の頼みでしたが、貴方は素晴らしい守りの力を持っています」
リーナ「ラグーンさんに其処まで言われると…照れますね…」
ラグーン「私からのプレゼントは…このブレスレットです」
ラグーンがリーナに渡したは蒼金色をしたペンダント。

ラグーン「浄罪鉄(じょうざいがね)で作られたペンダントです、貴方の力を微量ですが高めてくれますよ」
リーナ「私の腕にぴったりです…」
ラグーン「貴方のために作ったんですもの、ぴったりで良かったです、さてと、そろそろ基地に戻りましょうか」
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/09/24(Wed) 17:28
<光の守護者達_別れの時>
もうあっという間に夕暮れ時を迎えた、基地には救助隊協会長のエリスが光の守護者達(セイントガーディアンズ)を迎えに来ている。
アクア「…もう終わりなのか…」
リタ「寂しいな、泊まっていけないのは解ってるんだけど…泊まってって欲しいな…」
アル「お気持ちだけを受け取っておきます、ありがとう御座います」
レン「俺達は忙しいから仕方無いッス…」
ラグーン「…いずれかまた会いましょう」
アクア「アル君、白龍のペンダント…大事にしてくれよな」
アルはアクアの頼みを笑って頷き”はい”と言った。その後、アクアとアルは双方で”元気で”と言い、エリスの方へ向かっていった。

リタ「レン君、君との一日楽しかったよ、チョコケーキ…皆で食べてね」
レン「…寂しいッス、解りました」
リタがレンを優しく抱き寄せ、暫くしてリタが離れニパッっと笑った、レンは顔が真っ赤だ。

レン(ほわぁ…いい匂いだった…一生の運を使い果たしたかも…)
そして…レンもエリスの方へと向かっていった。

ラグーン「貴方との過ごした時間は忘れません、浄罪金で作ったブレスレット、大事にしてあげて下さいね」
リーナ「勿論です、別れが…名残惜しいです」
二人で抱き合い、涙を流したが、リーナがエリスの元へ行くときは笑顔で”さよなら”と言い合った。

そして…ハッピーズの皆は光の守護者達(セイントガーディアンズ)を見えなくなるまで見送った。

_光の守護者来訪_終わり

後書き
どうもー作者です、ハッピーズに出るのは久々ですね〜…
えっとレップウザ様との共演でした、レップウザ様のキャラはとても魅力的で書いてて楽しかったんですが…とても緊張しながら書いてました。

レップウザ様、僕のわがままに付き合って貰ってありがとう御座います、そして、ご迷惑をお掛けしました。

読者の皆様、読んでくれてありがとう御座います、これからもよろしくお願いします。

次回からは交流会編を再開します、ルインvsジェイドさんの決着が遂に着きます、ではまた会う日まで…
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/09/29(Mon) 00:59
<決着の時>
ルインはジェイドが振り下ろした剣を間一髪の所で避けていた。
ジェイド「流石だな、こんな事でくたばるわけがないか…」
ルイン「当たり前だ、さて…今までやられた借りを返さねば…」
ジェイドはルインから放たれる凄まじい殺気を恐れ、後ずさりしてしまった。


ルイン「鳳凰流剣技ッ!紅蓮不死鳥破ッ!!!」
ジェイド「!!この技は…チッ…高速斬舞」

ルインの出した金色の不死鳥に光速でジェイドは突っ込んでいった、不死鳥を貫きルインに攻撃しようとしたが…体力切れで、気絶してしまった。


審判の夏菫が高らかに試合結果を言う。
夏菫「ジェイド対ルインの試合はジェイドの気絶にてルインの勝利!!」
アクア「治療する」
アクアが素早くジェイドの元へ行き、ジェイドに手をかざすと、傷が嘘のように癒えていった。

ジェイド「流石は鳳凰流…やはり流派の剣術には敵わないな…」
ルイン「いや?私も勝てるかどうか解らなかったよ、貴方に剣を突き立てられたときは諦めたけど…フェニックス師匠の最後まで諦めるなって言うお言い付けが頭によぎったんだよね、貴方はとても手強かったわ」
ジェイド「そう言ってくれて光栄だ」
ルインとジェイドは堅く握手をした。

そうしている内にもう空は真っ暗だった、皆がざわざわしているところにアクアが注目するように手を叩き、言った。

アクア「皆!明日も地稽古の続きだ!明日地稽古の予定があるポケはゆっくり養生するように!明日の一戦目はセイラさんとリタだ!」
リタ「明日はよろしくね、私…全力で貴方に挑むわ」
セイラ「…私に本気出来てくれるとは…実に光栄だな」
リタ「明日はお手柔らかにね」
セイラ「まったくだ」
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/10/17(Fri) 02:59
<鳳凰の真価>
ジェイドとルインの激しい剣技対決はギリギリの所でルインが制した、そして翌日、次はライバル同士の対決が繰り広げられる。


審判の夏菫が高らかに言う。
夏菫「セイラvsリタの試合を始めます!!」
セイラ「…よろしく頼む」
リタ「こちらこそね…」
両者はすぐに動けるように身構えた。

夏菫「開始!」

夏菫が開始の合図をした刹那、リタは凄まじい速さでセイラの目の前に現れた。
セイラ「!!」
リタ「エイッ!!」

ボカッ!!

リタはセイラを殴り飛ばした、セイラの頬には火傷が出来ている。
リタ「火拳大成功♪」
セイラ「クッ…」
リタ「貴方特防高いから…攻撃攻めをさせて貰うわよ」
セイラ「考えたな…ウグッ…」
セイラは立つことが出来ない、足と手を確認すると、蔓で縛られているのを確認できる。

リタ「…焔爆・力!!」

パチッ…パチッ…

セイラの周りに火花が飛び始めた、リタが火花の元へ向かい、手を叩いた。

パンッ!ドォォォォォォォォンッ!!!
セイラ「キャァァァァァッ!!」
セイラは受け身をとれずに諸に高威力の火炎の爆発を受けてしまった。

ハヤブサ「セイラッ!!」
ハヤブサがセイラを心配し、色のない叫びを上げる。

リタ「…そうこなくっちゃね♪」
リタが煙の中を見て微笑み言った。

煙を切り裂き、なんと…セイラが出てきたのだ!
セイラ「サイコキネシスッ!!」
リタ「キャァッ!?ウアァァァァァ…」
リタが苦しそうな声を上げる、セイラの念がリタの首を締め付けているのだ。

リタ「りょ…緑…炎…放射!」
セイラ「ッ!?」
セイラは翠の炎に燃やされ、苦悶の表情を浮かべる、セイラの身体に火傷が出来るだけではなく…植物が生えてくる。

リタ「…緑炎放射…草と炎の二属性を持つ炎、無益な物を燃やさず…私の望んだ物だけを燃やして、宿り樹を貴方に植え付けるわ…そしてその宿り樹は貴方の体力と力を急速に奪って行くわ…」
セイラ、リタの圧倒的な力に押され気味だ。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/10/18(Sat) 01:06
<炎vs念>
セイラ「ウッ…」
リタ「…フフッ…心地良いわね…他人の苦しむ顔を見るのは」
アクア「リタッ!!!?」
ラグーン「……来ました…リタの腹黒の人格が出てしまいました」
アクア「腹黒…?」
ラグーンは不思議な表情をしたアクアに苦笑して言う。

ラグーン「幾つかの条件を満たすと…彼女はあの人格になってしまうんです」
アクア「鳳凰が苦笑してるよ」
アクアはリタの後ろに控えている鳳凰を見て微笑した。

セイラ「クッ…調子に…乗るなっ!!サイコカッター!」
リタ「火炎放射」
リタはセイラから放たれた念の刃を燃やそうと灼熱の炎を吐き出すが…其の炎を切り裂き、リタの首を切り裂いた。

リタ「ギャフゥッ…!」
リタは鈍い叫びを上げ、首から大量の血を止めようと、手で首を押さえている。

リタ「…フフフ…ウフフフ…面白いわ…セイラさん…私も本気を出せるという物だ…ッ!?」
鳳凰『聖光炎!』
清らかなオーラを纏った炎がリタを包み込んだ。

鳳凰『正気に戻りなさい!リタ!』
リタ「ハッ…私は…ゴメン、バーディ」
鳳凰『いいえ、正気に戻ってくれれば良いです』
リタ「行くわよ!灼熱紅蓮華!」
巨大な炎の華が一輪、セイラの付近に開花する。

セイラ「熱…(ッ!?リタの…首の切り傷が段々塞がっているような…)」
リタ「これでトドメだわ!鳳凰乃極義・紅蓮焔葉刀・刹那!」
リタが一枚の巨大な葉っぱを打ち出し、其処に炎の力、太陽の力を注ぎ込み、大きな葉の刀を創り出した、更に…

リタ「この宇宙に恵みを与える太陽よ!汝の力を分け与えたまえっ!シャイニングッ!」
リタはソーラービームの太陽エネルギーを凌駕するエネルギーを葉っぱに注ぎ込んだ、その葉っぱは黄金の炎を纏っている。

セイラ「!!!」
リタ「行けぇッ!!」

ヒュッ…!ゴォォォォォォォォォ!!!

遠くにいても熱気で火傷しそうな灼熱の炎を纏った葉っぱを打ち出した
セイラ「レイアーム発動!女神の意思(ゴッドディスマインド)!」

セイラが超巨大な念で想像された剣を振り下ろした。

ドォォォォォォォォォォォォンッ!!!

莫大なエネルギーが拮抗し合い、大爆発を起こした。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/10/20(Mon) 22:11
<決着>
暫くして土煙が晴れた、するとセイラがボロボロになりながらも息を荒げて立っていて、リタは気絶していた。

アクア「…力の使いすぎ…だな、ま、刹那を使ったら相応って奴かな?」
アクアが手に顎を乗せ、言った。

力の使いすぎな性か、アクアの癒しのわざを受けても寝ているリタをよそに、次の試合が始まった。
アクア「セント」
三日月「な〜に?お兄ちゃん」
アクア「向こうも武道の使い手だ、存分に暴れてこい」
三日月「了解〜!」
三日月はアクアにウィンクをして戦いの場へと入った。

ジェイド「……あの子…相当な武術の使い手だ…気を付けていかないと一撃で気絶させられるぞ…極力相手の攻撃を当たらないように挑め」
ゴウ「お前に言われなくたってそのつもりだ!」
ジェイドは三日月の身のこなしを見て、ゴウに言った、ゴウは心配そうな目をしているジェイドに親指を立てて、戦闘場へと入った。

夏菫「三日月vsゴウの試合を始めます!開始ッ!!」
双方が一瞬で近づいた、拳と足技の応酬だった、繰り出しは避け、避けては繰り出すの繰り返しだった。

ゴウ「ウッ…」
ジェイドが三日月の全体重をかけた拳、足攻撃に耐えられず、膝を着く。

三日月「空手を極めし者は…鉄をも砕く体技を会得する…人間界の武術を舐めないでね!」
ゴウ「クソッ…」
だが、膝を着いたゴウに攻撃する様子がない…

ゴウ「何故攻撃しない!?」
三日月「ん〜…私の普通の拳や蹴り攻撃くらいで…膝を着く奴なんかに本気出してもつまらないじゃん」
三日月は手を裏に返し、自分の方へ来るように手で指示した、簡単に言えば…挑発だ。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/10/25(Sat) 02:33
<接戦>
三日月「かかってきなさい」
ゴウ「クソッ!負けるかぁッ!!」
ゴウは冷静さを欠いて三日月に向かっていく、其れをジェイドは叫んで制止しようとする。

ジェイド「止めろッ!相手は格上の武道の使い手だ!頭を使わなきゃ勝てないぞ!」
ゴウは聞く耳持たずに三日月に回し蹴りを打ち込んだ。

……が。

三日月「ヤァッ!!」
ゴウ「ガフゥッ…」
型の綺麗な蹴りがゴウの顎に決まった。

ジェイド「…蹴りの型が凄く綺麗だ、流派は?」
アクア「人間界の武道、空手だ、あいつは全国優勝のレベル」
セイラ「…すごいな」
そう話している内に、ゴウが顎を抑えているところを上から踵落としを決めた。

ゴウ「ガハッ…!!」
三日月「これで終わり?」
ゴウ「まだまだぁ!」
だが…未だに三日月は無傷だ、しかしゴウは諦める気は微塵もないようだ、三日月はその姿を見て微笑んだ。

三日月「…あきらめの悪い男…好きよ」
ゴウ「ブレイズキック!」

ボォッ!ドカッ!

三日月「キャッ?!」
ゴウ「よっしゃ!大文字!」
三日月「グゥゥゥ…」

三日月を灼熱の炎が包み込み火傷を作っていく。

ゴウ「反撃開始だぜっ!!」
ゴウが勢い良く雄叫びを上げた。
[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/10/29(Wed) 19:19
<魔法空間>
ゴウ「領域型・空間魔法ッ!炎獄!」

フッ…

一瞬周りの景色が暗転したかと思うと…マグマ一面のフィールドに変わってしまった、足場になるのは凄く狭い陸地や、岩場のみだ。

ラグーン「空間転移魔法ですか…結構高難度の魔法ですね…龍語魔法の類では存在しません、ゴウさんは…一体何者なのですか!?」
アクア「何にせよ、三日月は相当不利な所で戦わねばならないな…」

ゴウが雄叫びを再びあげて三日月に強烈なボディーブローを加えた。

三日月「ウグゥゥゥ…ガフッ…ゲホッ…!」
三日月は腹を押さえて倒れてしまった。

ゴウ「正拳突き!」
腰を深く落とし、三日月の急所へと強烈な拳を見舞った。

三日月「負けない!聖拳突き!」
対する三日月も腰を深く落とし、強烈な拳を見舞うが…ゴウの方は炎を纏っており、対する三日月は緑のオーラを纏っている。

ドガァァァッ!

凄まじい衝撃派が迸った、三日月がバランスを崩し、墜ちそうになる。
三日月「クッ…!」
ゴウ「もらったぁっ!多炎拳!」
炎の属性を付与した拳が連続で飛んでくる、其れをガードしながら…

三日月「空歩!」

ビュッ!

なんと…!三日月は空気を足場にして空中に飛び上がったのだ。
ゴウ「なっ…!?」
三日月「私が只の空手使いだと思ったの!?竜閃脚!」
三日月は蹴りで衝撃派を打ち出した、対するゴウは龍の形を具現化した炎を打ち出す。

ドォォォォォォォォンッ!!

凄まじい爆発を起こしたと思うと、周りは普段の遙かなる霊峰の景色に戻っていた。

夏菫「…三日月気絶により…ゴウの勝利!」
アクアが三日月の方に駆け寄り、三日月を抱え上げた。

アクア「三日月!!」
アクアが手をかざすと三日月の傷が癒され、三日月が目覚めた。

三日月「お兄ちゃん…ゴウさんって言う人…とても強かった…」
アクア「…其れは良かった」
ゴウ「三日月さん、あんたも強敵だった…また今度戦おうぜ!」
三日月「えぇ!」
三日月とゴウは握手をして微笑みあった。

[16763へのレス] Re: 幸せと希望の救助隊ハッピーズ 投稿者:JUN 投稿日:2008/10/31(Fri) 17:53
<感謝の気持ち_最終話_>
アクア「あー…突然だけど俺達が長い間活躍した”すらすら”って掲示板が閉鎖するんだなぁ…」
リタ「そうねぇ…まぁ、馬鹿作者がこの小説移転するから不安はないんだけど…寂しいよね」
ドラゴ「ま…、俺達が主役じゃないんだけどな」
ラグーン「探検隊エースを主軸に書いていくらしいですね、探検隊のストーリーに沿って書いていって…私達が登場するのは…探検隊の終盤の辺りかららしいですね」
アクア「ま、探検隊エースの皆!後は頼んだぜ!」
そして、アクア達は後ろに下がり、探検隊エースのメンツが出てきた。

アクア<ポッチャマ>「やぁ!探検隊エースのリーダーのアクアだよ!これからは僕たちが主役になるらしいんだ!楽しみだね!」
リータ「えぇ!救助隊ハッピーズも名前を変えるみたいね」
ブレイド「…ま、某探検隊と同じ名だしな」
探検隊エース全員「皆さん!移転しても是非探検隊エースの活躍をご覧下さい!」

救助隊ハッピーズ全員「今までありがとう御座いました!移転しても是非見に来て下さい」
ジェット「ちょっと待ったぁ!ハッピーズが無くなる訳じゃないからな!只、主役から外れるだけだぞ!」

最後に今まで集計したキャラ人気ランキングの総合ランクを発表します

1st→ラグーン・・・強くてカッコイイ、憧れ、ボーマンダらしくない性格が良い、性格のギャップがたまらない等のコメントを頂きました

ラグーン「私が一位ですか…とても光栄です」

2nd→リタ・・・優しい、憧れ、可愛い、種族ピッタリの性格

リタ「…やっぱりラグーンに勝てなかったかぁ…でも二位か!嬉しいわ!みんな大好き!」

3nd→ドラゴ・・・カッコイイ、優しそう、友情を大切にするところが良い

ドラゴ「♀陣に一位二位を占領されてるってどう言うこと?ま、三位ってのは嬉しいな!」

4th→ソル・・・種族ピッタリの性格に惚れた、カッコイイ、クールなところが良い

ソル「…私が四位か…嬉しいぞ」

5th→アクア・・・お人好しなのが良い、面白い、運が悪いのが良い

アクア「俺…主人公なのに…でも♀陣にはかなわねーか」

と言う結果になりました。

アオポン様のブログ<黒い天使>にある小説板に移転します。
もし興味があれば見に来て下さい!

では!今までお世話になりました!

[17408] 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:サーナ 投稿日:2008/04/30(Wed) 23:15
このスレッドは、
他の人の小説の感想を書いたり、
新しく小説を書きはじめたりしたときの宣伝の利用などを
目的としたスレッドです。


皆で小説板を盛り上げていきましょう〜♪
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:サーナ 投稿日:2008/05/12(Mon) 00:13
凄く久しぶりに感想を書いてみるサーナ。
もっと新人さん来ないかなぁ・・・。


>爆撃救助隊『ボンバーズ』

「食べてすぐ寝たらミルタンクになるぞぉ」
が私の中では名言(にゃ!?

サンがいきなり倒れて私もビックリ。(ダークライが普通に居た事にも素で驚く
「―――死んでる」
って、まさかそれはちょっと・・・・・
と思いつつ、なんとか生還。
主人公外のサイドから見た展開は新鮮で好きなサーナ。
これからも小説板をよろしくおねがいしますね。

後、ペラプ可愛いな〜♪


>Never Wars the World

バトル展開は多少、流し満が・・・・じゃなくて、流し読みしてるサーナです。
それにしてもこの文章のレベルは高い。
サーナもビックリな作品。
まるで今はDSさんではなく、DS神になったかのよう。
そんなDSさんを尊敬するサーナ。
偶にはチャットでもかまってくださいね〜(感想よりこれがメイン?

それにしてもレベル高いなぁ。
いつのまにこんなに実力を・・・。
まさか秘密の特訓を!?
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:DS 投稿日:2008/05/12(Mon) 01:54
こんばんは〜。
もうワーク提出を諦めてPCなんかしちゃってます((

>サーナさん

いやいや、私なんてまだまだですよ。
ここにいる方々の中では文章力のなさぶっちぎりだと思いますし…。
でもいつも尊敬している側なのに尊敬されるとなんだか変な感じですね;
いつも通りでお願いしm(((((
励ましの言葉、ありがとうございます。
これをばねにして進んでいきますね!

ちなみに特訓などはしておりませんのでご安心を(((

P.S
チャットで話に入ろうとしてもaikoさんとの会話で盛り上がって入るスペースを潰しているのは何処のサーナさんですかな?
私はいつでも全力ですよ。

それでは。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:パチリス@新章開始! 投稿日:2008/05/12(Mon) 19:38 <HOME>
>サーナ様

ご感想有難う御座います!!!
いやぁ、貴方様の様な大御所に感想をもらえるとわ……。
ポケサナストーリー読みやすくて大好きなんですけど、長くて……。
まだまだ読み終わってません。
でも、リレイヤ可愛いです!!!!
僕、あーゆー性格のいい娘大好きですね!!!
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:サーナ 投稿日:2008/05/12(Mon) 23:37
DSさん>

特訓なしですと―――。
うにゅぅ・・・・、そのレベルアップの種を知りたいサーナ。
そしてチャットで話せなかったのはここのサーナのせい?
う〜ん、aiちゃんが来ると熱くなる性質なもので。

パチリスさん>

私も長くする気はなかったんですが、なんだかんだ描きたいことが多くて、ここまで続いてしまいました。
うにゅ・・・・思えば、ジェットコースター!
目眩く世界っ。
濡れ手に粟が転がり転がり、
さなり、さなりという間に
積み上がる物語・・・・・・・って、私は何が言いたいんでしょうね?
ちなみに私もリレイアちゃん好きです♪
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:パチリス@新章開始! 投稿日:2008/05/14(Wed) 18:27 <HOME>
感想書いてみようと思います!

>JUN様

交流会、楽しみです!
うちのサンを可愛がってやってくださねぇ!
アクアさんもよろしくお願いします!

>サーナ様

貴方の文章力は凄いっ!
とても読みやすかったです!
あ、一通り読ましていただきました!
エネコとタマザラシ可愛ぃ……。
ケイタ君は凄いですね! ビックリです。

>エルラス様

【復活版】赤い救助隊
読ましていただいてますっ!
進み具合はゆっくりではありますが、
読みやすいです。続きが気になります。

>freedom様

The Stories of Two Planets
とても読みやすいです!(そればっかだな……
今回はレッドスとハッピーズの2つの救助隊を書くという事で……。
これは完璧なコラボですね!
JUN様と貴方様のコンビは最強ですな……。
続き、楽しみにしております!


でわ、さらば――。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:ダんディ 投稿日:2008/05/19(Mon) 22:05
初めて書いてみました!
ダんディです!

題名は「燃えろ!バトルファイターズ!ヒノの章」で〜す!

まあ・・・・たぶんつまらないとは思いますが・・・・
期待していてください!
燃えろ!だけに・・・
全力で書いてますので・・・・


しかし・・・サーナさんの「ポケサナストーリー」はすごいです!
さすが291回も書いてあるだけに
まだ読みきれてません・・(T。T)すみません!
それでは!
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:スラッシュ@由来はスライムから 投稿日:2008/05/19(Mon) 22:14
どうも〜スラッシュです。ダんディさんも小説、頑張って下さいね。期待しています。サーナさん、確かにすごいですね。291回はさすがに僕なんかには絶対無理で、挫折しますよきっと・・・。まぁそれは置いておいて、サーナさんに質問です。ポケサナストーリーは、もう完結しましたか?
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:ダんディ 投稿日:2008/05/20(Tue) 21:32
スラッシュさん!ありがとうございます!
これから全力で書きますね!
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:サーナ 投稿日:2008/05/23(Fri) 23:34
こんばんゎー。
この一週間、熱をだしてダウンしていたサーナです。
色々とポケサナに対するメッセージが来ているようなので、さなっと御返答しますね♪

パチリスさん>
一通り読んで下さって感謝なサーナです。
でも、私が頑張り出したのは後半であって、前半はとても意味不明だったと思います。
そんな作品を最後まで読んでくださりありがとうございましたぁー。
エネコはまだまだ活躍するので、御期待を〜。

ダんディさん>
感想はすごいんですね。
私には何が凄いかは知りませんが、凄いらしいです!
300話近くの物語については、自分でも「私って何やってるんだろ?」と思わせる程です・・・。
ですが、真に私が頑張っているのは、サーナイトへの愛の語り。
ですから長編になっていることを褒められてもさなさなです♪

スラッシュさん>
終わらせようとすれば終わらせる・・・。
ただ・・・・・・ことはそれほど単純じゃないんですよね。
そんなわけで終わってないんですよね。
まだサーナイトにも進化してませんし。
無駄に長い長い〜。




最近は忙しくて更新ペースを落としつつあるサーナ。
今年は勝負時な年。

「・・・きました
     さなりと・・・

     更新開始だ!」


と言いつつ、内心ねむねむ・・・(Zzz〜)。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:フライヤ 投稿日:2008/05/26(Mon) 00:09 <HOME>
【クエスト】小説作者のフライヤです!
小説再開することにしましたが、キャラクターをかなり追加してしまったので「これ誰?」的な感じになってしまいます。

初代、2代目を見たい方は【クエスト】のHOMEから入ってください〜。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:JUN 投稿日:2008/05/26(Mon) 22:31
フライヤ様>
ご無沙汰しております、勿論貴方のことは忘れてません。
貴方が小説を再開されると聞いてパソコンの前で歓喜した事なんて死んでも言えません(言ってるだろうが…)

流石フライヤ様、文章力は衰えてないようで…尊敬に値します。

まさかチコさんがそんな裏事情があったとは思いませんでした…
それでも前向きに仲間に接してきたチコさんは逞しいですね。

これからも末永く貴方と貴方のキャラを応援しております。
では、お互いに頑張っていきましょう。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:フライヤ 投稿日:2008/05/26(Mon) 23:58 <HOME>
JUN様>
ありがとうございます。忘れていなかったことだけで涙が出ましたよ。(泣)
おかげで再開したかいがありました。(喜)

2,3年もきていなかったので書き込み回数がリセットされてしまい、少しガッカリしてます(笑)

読者の皆様へ>
人間世界の破滅とありますが、「ポケモンでないんじゃないか?」という疑問は出てくるでしょうが、この時からポケモンの異常現象(パニック症状)が起こるというネタバレ的発言の計画をしようと思います。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:DS 投稿日:2008/05/27(Tue) 01:16
こんばんは〜。
このスレに現れるのは何ヶ月ぶりでしょうか?
1ヶ月?いやもう少しですかね。
こんばんは〜、とか言うとこれを読んだ方は時間帯的にえっ?と思う方もいるとかいないとか。

そんなくだらない話はさておき、久しぶりに感想を書かせていただきますね。
更新されていても、長い間されていなくてもとりあえず読んでいる小説の感想は書いていこうと思います。
もしかしてこいつ、私の読んでたの?とかいう発見があるかもしれないので少しばかり目を通していただけると嬉しいです。えぇ。
私はしかとされると死にたくなる性質の持ち主なのですよ。
スミマセン、どうでもいいですね。
大人しく本題に入ります。入らせていただきます。


>JUNさん

ドラゴさんの羽のお話が結構私の中では好きです。
やっぱり友情はいいなぁ、と改めて思うお話でした。
ドラゴさんとサリュウさんの関係もやっとはっきりと明かされたのでちょっと一安心、見たいな感じですね。
更新が停滞されていますが、誰にでもスランプはあることです。
気長に更新されるのを待っていますので、ゆっくりと頑張ってください。
応援してます。


>freedomさん

やっとハッピーズの皆さんとの交流会が始まりましたね〜。
しかし、ハッピーズの皆さんをそこまで上手に書ける、と言う所からして尊敬します。
文章力もさることながら、伝えたい主題なども毎回よくわかります。
これからも頑張ってください。


>ガイラスさん

今まで感想も書かずにいましたが、ここに来た時から実は読んでいたという隠れ読者です((
ガイラスさんの文章力にもあこがれます。
戦闘シーンのわかりやすさや、キャラクターの心境の変化をよく表現されていて、尊敬します。
色々なことがあって忙しいかとは思いますが、更新頑張ってください。


>サーナさん

人間(?)関係が凄いですね、相変わらず。
特に女性陣が((
私には其処までどうどうと恋愛論は書けません。
無理です、絶対に。
とにかく頑張ってくだs((

それと、ケイタ君の件ですが、ようやく出させていただけそうです。
貸し出しありがとうなのですよ((


>レップウザさん

2章になってから急展開が多く、目を見張る展開ですね。
小説のほうに、「どうも子供っぽい」と書かれていましたが、私はそうは思いませんよ。
確かにただキャラクターたちが悪を倒す、と言う内容なら子供っぽいといわれてもあれですが、それだけの小説ではないと思いますので…。
浮いている感じはないと思いますよ。
更新頑張ってください。


>Sさん

とても内容がわかりやすく、尊敬します。
独特の世界観で、また他の小説とは違う感じがあっていいです。
更新楽しみに待ってます。
頑張ってください。


ふぅ…。
テスト前に何やってんだ、私(((
さて、小説でも読んで国語の勉強をするとしますね。

最近殆どの方が更新されていないので寂しいです。
皆さんカムバック!!
といいつつ私も直にそうなりそうで怖いですね。
いやー…。書きたいけど書けない。
こんな日が続くとまた鬱になりますね。

はぁ・・・・。


それでは。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:freedom 投稿日:2008/05/27(Tue) 20:37
今晩は。漸く顔出しました。何だかスランプになっちゃってるfreedomです。
久々に顔を出してみたら……フライヤ様が帰って来た――!
御久し振りです!フライヤ様!覚えてますか!? 私は覚えてますよ!
これからまた此処で小説を書いてくれるんですね!此れからもよろしくです!

>DS様
感想を有難う御座います!本当に、スランプの時は読者の皆様の御言葉が一番嬉しいんですよ。
亀より遅いのろのろ更新で、読んでくれる方やキャラを貸して下さっているJUN様には本当にに申し訳ないです……! 早くスランプから立ち直って更新したいです……!

で、では此れにて……。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者: 投稿日:2008/05/27(Tue) 21:14 <HOME>
久々の書き込みです。
まぁ、ちょいちょい小説の修正等はしてるんですけどね。

フライヤさんは初めましてですかね?
これからも宜しくお願いします^^

>DSさん
ご感想ありがとうございます。
私自身の個性が出る作品になればいいなと思って書いていたので
「独特の世界観」と言われる程嬉しい事はありません。
更新は少し停滞気味なんですが、お互いに頑張りましょう!!
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:フライヤ 投稿日:2008/05/27(Tue) 22:01 <HOME>
高校2年になりました、フライヤで〜す。

freedomさん>
freedomさん!あなたを第一に覚えてますよ!
そのお言葉を貰えて再開したかいがさらに高まりましたよ!
毎日来るのであればチャットなどでお話しましょうね!

Sさん>
はじめまして、以前【クエスト】シリーズを書いていました、フライヤです。以前ではfreedomさんやJUNさんと互角な戦いをしていましたが、今はもう互角にはならないと思いますが、これからもよろしくお願いします(汗)

小説に関して>
チコの裏事情を書こうかなと思っていたのですが、この状況じゃ書ける理由が見つかりません(汗)
地獄の番人を倒さないと・・・ってか倒したらストーリー終わってしまうやないか(激汗)
しくった!まずいことになったぞ。
それにすらすらの読者さんにとっては「アユって誰だ?」状態なのでストーリーがまともに想像できないかもしれませんが許してください。(泣)
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:JUN 投稿日:2008/05/27(Tue) 23:41
DS様>
感想ありがとう御座います。
最近スランプで更新停滞中でしたが昨日見事に復活しました。
貴方の小説の方も文章力が上がってきてどんどん僕は皆さんに置いてかれていく感が感じて限界を感じます。
まぁ…めげずに頑張って書いていこうかと思いますので…
応援お願いします。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:レップウザ 投稿日:2008/05/27(Tue) 23:46 <HOME>
>DSさん
ご感想ありがとうございます!自分、感想を貰える事ほど嬉しいことはございません。
ちょっと大袈裟な気もしますが、それくらい嬉しいです。
子供っぽいと自分で思っておりましたが、そうは思わないと言ってくださりありがとうございます。自信が出てきました。
これからも宜しくお願いします。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:ガイラス 投稿日:2008/05/28(Wed) 23:33
やっとテストが終わった〜〜〜〜!!
でも此れから部活で忙しくなる(泣)、吹奏楽部なんかに入るんじゃなかった・・・・

>DS様
感想有難う御座いま〜〜す!!
読んでいてくれたとはとても嬉しいです
此れからも頑張っていくので是非読んでくださいね。
自分もDS様を応援しています、頑張ってください!!
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:フライヤ 投稿日:2008/05/29(Thu) 17:35 <HOME>
【クエスト】〜人間世界の破滅〜に関してですが。
短編になってしまって申し訳ないと深く感じています(泣)
こういうストーリーは苦手です。(汗)
やっぱバラエティが一番ですね。わかります。

ガイラスさん>
部活、お忙しそうですね(汗)わかります。その気持ち!(悲)
「うおあー!部活がなんだー!」と心が暴れ放題になったことがあります。しかし、心身の健康がなければ部活も出来なければ小説書きもできないですよ!
だからと言って学校休まないでくださいね?(慌)
これからも小説頑張ってください

freedomさん>
期待に答えられませんでした。ごめんなさい(泣)
こんなストーリーを長編で続けようとするのが間違っていました(泣笑)
こんな自分が痛すぎるw本当に許してください!
次回は頑張りますので!お願いします!
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:freedom 投稿日:2008/05/29(Thu) 21:09
明日から劇部の用事でM市に出掛けるので明日と明後日の夜まで留守にします。
ですので、ないとは思いますが私が出現したら偽者だと思って下さい。

>フライヤ様
私に謝らなくても良いと思います。
私は、フライヤ様が帰って来てくれて小説を書いてくれて、其れだけで凄く嬉しいんですから。
其れと、長いばかりが小説ではないと思います。
短編だって立派な小説ですよ! 小説は短かろうが長かろうが、自分の努力や価値観の結晶なんだと思います。納得が出来なくても、今度はもっといいものを目指して続けて行こうって思いませんか?
……ごめんなさい、こんな偉そうな事言える立場じゃないです私。
フライヤ様は小説の更新が早いしアイディアは面白いし、何より「」の前に名前を付けなくても解るじゃないですか。凄いです!ホント、そういう事が出来る人って凄いと思います!
私は小説を書いて早5年位ですけど、未だに「」の前に名前付けないと混沌としちゃいます。まだまだ精進が足りないので、スランプを治して更新したいです!
あ、関係ない事まで言っちゃいました……。すみません……。
では、此れにて。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:フライヤ 投稿日:2008/05/30(Fri) 03:28 <HOME>
freedomさん>
確かにされど短さも小説です。ありがとうございます。
「」の前に名前が無い代わりに語りの方に名前が多く書かれてしまっていることが多いです。まだまだ未熟。難しい言葉も書こうかな〜とPCの国語辞典を開きながら書いてみる。「なんか違う」とすぐさま思いましたよ(笑)
偉そうだなんてとんでもないですよ(汗)
30人以上もキャラクターが普通に出ていれば混乱しますよ〜。
関係ない事ではありませんよ。感想ですもんね♪(喜)
すごいといっても、フライヤがとうとう鬼目と化してしまいました(汗)
これまたストーリーが変わってしまった。ってか、こんな場であんな表現使って良かったものか。いまだに困惑しています。

読者の皆様へ>
レイリスがまた出るのかー。と思ったっけ「お前誰だーっ!」って思いますよね。わかります(汗)
2作目の方ではストーリーがほぼ同じですので覚えている方は最後だけ(まだ更新してませんが)見ていってもストーリーは変わりません。新キャラと新キャラの技(ブレスレット)とデオキシスとの戦いの後だけを大きく変えているだけですので、レイリスver.を見た人はアユのキャラクター像だけ把握していただければ大丈夫です!
新作ではバラエティさを重視に頑張って行こうかと思っています。
でもネタがない・・・どうしよう・・・え?ピザですか?・・・ネタにならんわ。(苦笑)

P.S:ってかこんな真夜中に更新ですか。自分。。。(汗)
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:MASA(ALBATROSS) 投稿日:2008/05/30(Fri) 15:35
えーっと、最近から初めて小説を書き始めたMASAです。題名「黒き光」です。内容を簡単に言うと、第一章は「黒VS白」です。戦いの話です。一応、第三章まで、考えてあります。
部活が忙しくて、更新が、一週間に一回できるかできないかになってしまうと思いますが、どうぞ宜しくお願いします。

P.S.
文系じゃないので、結構言葉の使い方に自信がない自分・・・
(でも、小説を書き始めてから、文章力が上がった気がします)
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:エルラス 投稿日:2008/05/30(Fri) 17:41
感想書きます。。

>>DSさん
相変わらず読んでおります(
白龍…最強だと思ってたんですが、やはり上には上がいるもんですねえ、、
自分は今あの…フライゴンに注目してます。強そうじゃん(
とりあえず、続きを期待してます。
頑張ってください。

>>MASA(ALBATROSS)さん
早速ですが、「黒き光」読ませていただきました。
シロア気に入りました。ルギアってだけでカッコ良く見えます。
それにしても…ジノンは可愛そうですねえ、いきなり両親無くして。
とりあえず、文章は読みやすいと思いますよ。
続き期待してます。頑張ってください。


>>パチリスさん
感想ありがとうございます。返事遅れましたが(
まあ、テストやら野外学習やらあって時間取れませんでした。すみません。


それにしても、ホントに全体的に更新が少なくなってますよね、、、
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:ガイラス 投稿日:2008/05/30(Fri) 22:01
部活でこれからも更新が遅くなりそうな予感がするガイラスです。

>フライヤ様
励ましの言葉ありがとうございます!!
出来るだけ頑張って書いていこうと思います
フライヤ様も部活も小説も頑張ってくださいね。

ではこれにて。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:DS 投稿日:2008/05/31(Sat) 01:12
>エルラスさん

感想ありがとうございます!

確かに白龍は強いですが、ギレーヌ→ホロ→苓、と戦っているのでさすがに体力が持たなかった、と言うことですね。
自分の力に自惚れた結果ですね。
その体力が限界の状態に力がほぼ全て残っているバーンに攻撃されたらもう無理ですよ。

確かにフライゴンは強いですが、決定的な欠点があるので彼は危ないです((

感想ありがとうございます。
色々ちょっと最近忙しいですが、頑張る気が沸いてきました。
ありがとうございます!
これからも宜しくお願いします!

それではっ
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:パチリス@新章開始! 投稿日:2008/06/01(Sun) 15:57 <HOME>
>フライヤ様

フライヤ様っ!!!
帰ってきたのですね!!!
メールが逝かれ、フライヤさんのHPにも行けなくなってしまって(理由不明)……。
貴方との交流が全く無くなってしまっていました……。
サイトを消したのかと思い込み、貴方のHPでかいている小説をずっと放置していたという事になってますよね……。
すいませんっ!!!
書くときに「放置はしない」と約束しておきながら……!!
HPに行けないとかメールがバグったとかは本当ですが言い訳にすぎません……。
本当に、すいませんでした!!
もしも、フライヤ様が許していただけるのなら、
昔の様な仲に戻っても、よろしいでしょうか?
当然、僕は悪い事をしたのですから断っていただいても結構です。
でも、フライヤ様が帰ってきてくれて嬉しいです。
【クエスト】は愛読させて頂きます、、

でわ
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:フライヤ 投稿日:2008/06/01(Sun) 20:54 <HOME>
パチリスさん>
探しましたよっ!断っていただいて結構なんて言わないっ!
「最後まで書く」と言ったのは誰ですかっ!
悪いことなんて思ってはいないので戻ってきてくださいっ!
HPのアドレスもすらすらさんの【クエストα】にあるのでそこからINしてくださいっ!
ではでは〜。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:MASA 投稿日:2008/06/01(Sun) 22:12
>エルラスさん

感想ありがとうございます。とても、嬉しかったです。これからがんばっていきますので、宜しくお願いします。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:MASA 投稿日:2008/06/01(Sun) 22:25
>レップウザさん

更新されていた、「光の守護者たち」を読みました。あのアルとリーナのシーンは感動して涙が出そうでした。これから、続きが楽しみです!僕が、最初ここに来て、初めて呼んだのが「光の守護者たち」です。今では、愛読させてもらってます。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:レップウザ 投稿日:2008/06/01(Sun) 22:48 <HOME>
>MASA さん

な、何と言うことだ!自分の小説に感想が来てるではないか!!これは夢か!(頬を抓る)…イテテ…夢じゃない(
と、悪ふざけはここまでにして…。ご感想ありがとうございます。
僕は、自分の小説を読んでもらった…。それだけでもはや涙が出るような思い出ございます。感想までいただいたらもう涙腺崩壊状態となりますよ…。
しかも、僕の小説がここにきて初めて読んだものと…。うはぁ…なんか光栄というか何と言うか…。いやはや語彙力のない私にはなんと言う言葉で今の気持ちを表したら良いのか分かりません。
ですが、ただ言えることは嬉しいとありがとうございます、です。
ちなみに僕もMASAさんの小説を読ませていただいております。
続きが気になる作品です。更新がんばってください。

では…
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:パチリス@新章開始! 投稿日:2008/06/02(Mon) 16:36 <HOME>
>フライヤ様

よっかたあぁ。
よかったです!!
本当に、嬉しいです!
有難う御座いますっ!!
また、RIrODO書きますっ!
本当に有難う御座いますっ!!!
でも、あのパソコン変えたので、筆記パスワードわからなくなってしまって……。
メール送ってくれませんか?
お願いしますね。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:フライヤ 投稿日:2008/06/02(Mon) 23:28 <HOME>
パチリスさん>
送っときましたよ!これからもまたよろしくね。
テスト近いけど、小説は書き続けます。(理由は簡単。学校のやり方が甘すぎるから。テストの場所を暴露します)

読者の皆様へ>
板違いかもですが、今後クエストβのストーリーをどうように進めるか悩んでいます。バラエティ派か戦闘派か。選んで頂ければ光栄です。
では、小説書いてきます。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:DS 投稿日:2008/06/03(Tue) 05:29
また感想書きに来ました〜((

>MASAさん

『黒い光』読みました。
この先の展開が凄く気になります。
ジノンがとてもかわいそうですね…。
これからも頑張ってくださいね。
応援してます。


それでは〜。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:MASA 投稿日:2008/06/03(Tue) 08:46
>DSさん

感想ありがとうございます。これからもがんばりますので、宜しくお願いします。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:パチリス@新章開始! 投稿日:2008/06/03(Tue) 18:42 <HOME>
>フライヤ様

すいません、メルアド間違ってました……。
お手数かけますがもう1度送って頂けますか?
すいません。

クエストβの事ですが、僕は【戦闘派】がいいです。
【クエスト】といったら【バトル】!
【フライヤ(ポケモン)】といったら【バトル】!
っていうイメージが僕の頭の中には……。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者: 投稿日:2008/06/03(Tue) 19:48 <HOME>
暫くの間、小説の更新をストップさせて頂きます。

理由は来週の中間テストに向けての勉強といったところです。
掲示板に書き込みをすることはある程度なら出来るのですが
小説となると時間が掛かってしまい、勉強の時間がなくなってしまうので
来週末あたりまでの更新停止をしたいと思います。

その間でも此処はちょくちょく覗くつもりです。
それではまた・・・
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:フライヤ 投稿日:2008/06/03(Tue) 21:11 <HOME>
パチリスさん>
戦闘派ですね。1票了解です。
メルアド再び送っときました〜。ご確認を!


・・・短文でごめんなさい。(汗)
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:ダんディ 投稿日:2008/06/03(Tue) 21:32
リルクさんの世界への道の先二つの扉を期待しています!

MASAさん>
ぼくも黒い光読みましたよ!
面白かったです!がんばってください!


余談
僕も一応小説かいてます。バトルファイターズヒノの章です。
みんな見てね!<なぜCM風?!
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:リルク 投稿日:2008/06/03(Tue) 22:05 <HOME>
わわ!! 期待っと言われましたか・・
期待どうり頑張ります!! 有難う御座います♪ >ダんディさん

短文失礼しました;;
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:MASA 投稿日:2008/06/06(Fri) 21:07
>リルクさん
世界への道の先二つの扉読みました。リルクの種族が気になります。更新がんばってください。・・・といっても、自分もまだ、書き始めたばかりなので・・・

>ダんディさん
感想ありがとうございます。僕も、バトルファイターズヒノの章読んでます。ヒノの性格が好きです。これからもがんばってください。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:SP 投稿日:2008/06/07(Sat) 13:07
MASAさんの黒き光いいですね^^
自分は小説読みに来てるだけですけど・・・
みんなのもいいですね^^
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:MASA 投稿日:2008/06/08(Sun) 05:17
>SPさん
感想ありがとうございます。
これからも、どんどん更新していくので宜しくお願いします。

P.S.
今日は、朝早くからおきて眠いです・・・
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:アオポン 投稿日:2008/06/08(Sun) 23:42
なんか忙しくてパソコンやる気になれないです。。

テストが近いんで来週いっぱいまで失踪します。。。
その後も彼是あってなかなか来れないかも(おい
一か月に1話更新できるかできないか、のペースになってしまいますが、ライターズ読者の方、ご了承ください。

あれこれの大半はNコンの練習です。今年も出しゃばるつもりなんで(((
本当に申し訳ないです。
でも絶対に捨てたりはしないことだけは約束します!!


では。。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:リルク 投稿日:2008/06/09(Mon) 08:17 <HOME>
読んでくれましたか♪
有難う御座います!! 更新は頑張って毎日出来るよう頑張ります!!
リルクの種族は、まだ言えませんが・・・これから先に続きます。
楽しみにしてて下さい♪
MASAさんも更新頑張って下さい! >MASAさん
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:パチリス@新章開始! 投稿日:2008/06/13(Fri) 18:55 <HOME>
>フライヤ様

口裂け女!?
それって優良とは違いますよね……?
ま、優良がいても大丈夫ですけどね、いい人だから。
この先が気になります!
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:SP 投稿日:2008/06/14(Sat) 15:21
いや〜〜〜いつみてもMASAさんの「黒き光」はいいですね!
続き超期待!
bySP
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:フライヤ 投稿日:2008/06/15(Sun) 20:20 <HOME>
パチリスさん>
・・・バレました?w
ネタバレはしたくないので伏せときます。(いや、ばらしてます)

読者の皆さん>
最近小説更新遅くて申し訳ありません。テストの事情等で更新ができないんです。(汗)
ご了承くださいませ(;;*)
それでは、短文すみません。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:まねきん君 投稿日:2008/06/15(Sun) 21:23
感想もろくに書けないけど、何故か書き込み。

テスト等で忙しくなるこのシーズンは大変だと思います。
皆さん頑張ってください。。。

自分もあまり時間が取れず書いていませんでした。
7月ぐらいに時間取ります 

といっても確定にならないのが現状。
自分も頑張ります(


すいません、こんな文で。
でも皆さんのやる気が羨ましくて(((
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:パチリス@新章開始! 投稿日:2008/06/17(Tue) 16:49 <HOME>
>フライヤ様

あぁ、ネタバレしてしまいましたか!?
すいません! まさか、と思ったので・・・。
でもそのまさかが正解だったとは・・・。
優良だけではなく龍龍まで・・・。
夢のコラボッ!? この先が楽しみです!


>おしらせ
えぇ、パチリスは大嫌いなテスト一週間前に入りましたので、PCができなくなると思います。
でも、1週間とちょっとたてばまたくるので、あしからず。
でわ!
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:フライヤ 投稿日:2008/06/18(Wed) 20:43 <HOME>
パチリスさん>
ユウリとリュウリ登場させました♪
あと、残念なストーリーの進み具合になる可能性がありますが、ご了承下さい・・・。

読者の皆さん>
先ほども言ったとおり、自分の未熟さにより、ストーリーは最悪な方向へ進む可能性が大きくなってしまいました。それでも皆様はこの小説を読んでいただけると信じ、このまま小説を書いていきたいと思います。
これからも【クエスト】救助隊をよろしくお願いいたします。それでは・・・。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:ガイラス 投稿日:2008/06/18(Wed) 23:44
最近スランプ&別の事に気を取られていて小説が疎かになっているガイラスです。

>フライヤ様
勿論読みますよ、当たり前じゃないですかww
これからも頑張って小説書いてください!楽しみにしてます。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:パチリス@新章開始! 投稿日:2008/06/19(Thu) 18:24 <HOME>
>Riku様

小説見せてもらいました!
おもしろいです! というか、読みやすく、ストーリーが僕の好きなタイプです!
朴かわいいです・・・!
でわ、これからもがんばてください!

>フライヤ様

クエストはやっぱり良い!!!
チコが死神――!?
どういうことなんだー!?
続きが気になります。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:きーちゃん 投稿日:2008/06/19(Thu) 20:20
はじめまして!きーちゃんです。
「RED BLUE」ただいま連載中です!
ぜひお読み下さい!
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:パチリス@新章開始! 投稿日:2008/06/25(Wed) 16:13 <HOME>
>JUN様

ハッピーズ、とうとうサンVSアクアさん!!!
今の所はサンが押してる様ですがどうなるでしょう……。
いやそれにしてもサンの取り扱いがお上手!
サン「物みたいに言うな」
楽しみにしてます!

>フライヤ様

今回はチコが主人公っぽいですね。
それにしてもチコが死神とは……驚きです。
続きを期待してます!
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:JUN 投稿日:2008/06/25(Wed) 22:32
パチリス様>
感想どうもありがとう御座います。
貴方の応援でどれだけ僕が元気付けられているか…
いつも僕に元気を下さってありがとう御座います。
貴方が満足できるような試合に出きるか解らないですが…
全力で書きますので!
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:フライヤ 投稿日:2008/06/26(Thu) 15:40 <HOME>
パチリスさん>
感想ありがとうございます。
この方向性しか思い出せなかったんです!(汗
なんだか中学生が読むもんじゃないストーリーになってますが、そこは置いといてください。(ぉぃw
今のところ結末は・・・まぁ、予定ですので変わるかもしれませんので控えさせていただきます。

読者の皆様>
久しくポケモンを登場させました。なんとか間に合った感は思いっきりあります。この調子で100話はいかないと・・・

フライヤ「無理だな」

作者「うるせw」

皆様の感想を作成力に込めて小説を書いていきますので、これからもよろしくお願いします!
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:パチリス@新章開始! 投稿日:2008/06/30(Mon) 19:02 <HOME>
>JUN様

いやぁ、サンVSアクアの決着がついに!!
いやまぁ流石アクアさんですよ。
度肝をぬかされました。
うち(ボンバーズ)の中でも抜けて強いサンが負けましたからね。
全員でかかってやっと勝てるか勝てないか……って所ですね;
しかも、サンなんか自分の身を犯してまで本気を出してくれるなんて光栄です!
サン「ありがとなー!!」
でわ!!
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:パチリス@新章開始! 投稿日:2008/07/09(Wed) 18:48 <HOME>
連レス失礼。

あれれ……あれ?
まさかの帰ってきたダジャラー様?
また、この小説板に、帰ってきてくださったのですか!?
作品面もダジャラー様の好きなダジャレで……。
嬉しいです!
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:サーナ 投稿日:2008/07/17(Thu) 01:03
こんばんゎー。
とっても久しぶりに小説板に舞い降りたサーナです。
受験戦争の真っ只中・・・。
只今、模試との激しい銃撃戦が始まろうとしております。


小説のお話ですが、更新速度がありえないくらい落ちました。
さらに持ち前の文章のさなさな(グダグダ)感によって、内容の展開は全く望める状態ではありません。
そんなサーナですが、できる限りこれから頑張って行きたいと気持ちだけは強いので、応援よろしくお願いします♪




DSさん>
只今カホさんの著作権がDSさんからサーナに移るような、移らないような状態です。
FA権の行使の為に挙手!
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:DS 投稿日:2008/07/18(Fri) 00:18
>サーナさん

残念なことに(私にとってはあまり残念ではないですが)挙手は出来ません。
華穂はさすがに駄目です。
というか、私のポケットの中は消して諦めたのではなく、もう一度書き直したいがために消したんですよ。
サーナさんに譲っちゃったら物語が崩壊へ…。
だからサーナさんにはあげられないんだぜ。

それでは。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:パチリス@新章開始! 投稿日:2008/07/19(Sat) 19:46 <HOME>
>東雲さん

王冠救助日記! 面白いです!
読みやすいです! 
同じ救助隊小説作者同士、仲良くしましょう!
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:東雲 投稿日:2008/07/19(Sat) 20:55
>パチリス@新章開始!さん

有難うございます!嬉しいですw
パチリスさんの小説も途中までですが読ませてもらっています。
新鮮な感じで面白いですね!サンが私的に凄く可愛いですw
はい、仲良くしてもらえると嬉しいです!
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:サーナ 投稿日:2008/07/28(Mon) 00:13
DSさん>

一応「* ソライロ *」の感想です♪
内容は大体同じな感じかな?
それでも、文章力もぐ〜んとアップした上に、とってもスッキリとしたまとまりのある文になっており、とっても読みやすかったです♪
正直なところ、私にとってひいき目なしに「小説読んだ♪」という気持ちが一番する作品です。
「ニャ。」というセリフがあるけど、これはエネコ語かな?
そのうち、伝家の宝刀「うにゅ?」が出てきそうで怖いです(笑


思えば私とDSさんが小説を描き始めたのは、ほぼ同時期・・・かな?
お互い今まで色々と頑張って来ましたよね♪
そして、今年は互いに受験という正念場を迎えております。
DSさん、一緒にファイトです!


追記)
そのうち掲示板での名前が変わるかもしれません・・・。
チャットでは、既に変わっております。
私からはDSさんには名乗りません・・・。

「だから・・・・

当ててみてくださいよ!
その今までの付き合いで。
誰が私かを!

さあ、南一局、二本場。
親の私の連荘です!」
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:MASA 投稿日:2008/07/28(Mon) 14:43
>レップウザさん

PCを立ち上げ、すらすらのサイトへ・・・更新記録を見ると

「光の守護者たち」更新7月28日・・・

きたあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!
待ってましたぁ!更新。レップウザさん、いつも楽しみにしています。これからもがんばってください。

あと、黒き光も宜しくお願いします。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:SP 投稿日:2008/08/03(Sun) 17:01
黒き光・・・
やばい!面白い!!!
続きが気になります!

自分は小説書いてないけど皆さんの小説見てまわってます^^
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:ダジャラー@元ガクト 投稿日:2008/08/03(Sun) 18:39 <HOME>
ありえないくらい返信が遅くなってしまいました。
申し訳ないです。せっかく時間割いて読んでいただいていると
いうのに。


>パチリスさん

ウーン、わざわざメールまで送っていただいて嬉しい限りです。

といいつつもただ思いつきで一時的に復帰しただけです。
10話くらい続けばいいやー的な感じで。
ハッハハ、そんな短編ですら大苦戦中ですよw


感謝と謝罪にはさまれてーー

感想ありがとうございました!
では。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:パチリス@プラチナ楽しみ♪ 投稿日:2008/08/03(Sun) 19:08 <HOME>
>ダジャラー様

そうですか〜。
今回は短編なんですね。
少し残念ですけど、読ましていただくので、
がんばってください!
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:MASA 投稿日:2008/08/04(Mon) 14:03
>タンポポさん
リレー小説とは、面白そうですね。他のものと、一風変わっているので、先が楽しみです。これは、話の続きに合うようなストーリを誰でも書いて良いものなのですか?
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:鈴上@嶺上開花自摸和了 投稿日:2008/08/05(Tue) 00:45
>タンポポさん

さっそく私もリレー小説を利用♪
皆で最高の思い出、作品を作りたいとおもいます。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:SP 投稿日:2008/08/10(Sun) 15:43
ここでも宣伝したいと思います。
自分は三日前くらいからここで「Legendary light」
という題で小説書いてるんですけど・・・

面白いので見ちゃってください。
感想待ってます。

追伸.
みんなの作品も拝見していますよ^^
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:DS 投稿日:2008/08/13(Wed) 12:55
>鈴上さん

返事が遅れて申し訳ありません!
せっかく感想をいただいていたのに…。

「* ソライロ *」のほうは結構内容が変わってると思います。
根本的な部分では変わってませんが、色々設定や、性格、外見をしっかり固定して、組み立てたので今までの私のポケットの中よりは内容がわかりやすくなっていればいいな、なんて思いながらかいています。

嘉穂は彼女がメインでストーリーが進むところがあるので待っていてください((

そう言えば鈴上さんと同期でしたねー。
お互い今年受験だそうで…。
大変ですが、一緒に頑張りましょう。


そういえば掲示板の名前が変わる前に会えませんでしたね;
お忙しいようで…。
受験頑張ってくださいね。

それでは。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:SP 投稿日:2008/08/16(Sat) 17:56
MASAさんの黒き光・・・面白いです^^
続きが気になりますね。


Legendary lightもよろしくお願いします(宣伝
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:Riku 投稿日:2008/08/17(Sun) 23:19 <HOME>

宣伝スペースお借りします。

それから、感想くれたパチリス様ありがとうございました今更ですみません・・!><

 ***

そこのあんた、本とか好き?

本はすごい。あっという間に別の世界へ連れて行ってくれるようだ。

学ぶこともある。感じることもある。そこが面白い。

でも、文字とか読むのだりーよな。絵本も何となくだるいよな。

だけどさ、俺の知ってる奴は、本を何より愛してたと思う。

…そうだな、他に俺の知ってる奴とか紹介しようか。

まず、生意気な大泥棒。
それからそいつの相棒の銀鴉。
あと、人間。
加速係とかも。
それから屍職人。
それと…創造主・神。

皆…説明し辛い奴らだよ。

じゃあ、ここでもう一回質問。


 ――「神の代理が宿ってる本」とか、どう思う?
       忠告しとく。本当に面倒だぜ?

   ******宮神楽の神話(ミヤカグラ ノ シンワ)
               / Riku

   「お前にだけは心の底から遭いたくなかった」
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:JUN 投稿日:2008/08/18(Mon) 22:17
凄く久しぶりにここに来ました。

Riku様>
貴方の小説が更新再開されて嬉しい限りです。
流石はRiku様としか言いようが無いです、文章力、表現力、状況説明共に素晴らしいです。

キャラも個性的で憧れます。
あんな個性的なキャラを作ってみたいですねぇ…

コレからも頑張って下さい。


パチリス様>
返信が送れてしまったすみません。
えっとサンさんVSアクアについてなんですが…
どっちを勝たせようかかなり迷いました(汗
アクアもあの技を使わなければ勝てない相手だっていってました。
実質サンさんの方が強いんじゃないですかね?(汗

PMSが再開されましたね、以前より文章力が上がっていて
すらすらと内容が飲み込めました。
フェイさんが戻ってこられて。
ルインもさぞかし喜んでいることでしょう。

これからも
お互いに頑張っていきましょう。
そしてこれからよろしくお願いします。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:パチリス@プラチナ楽しみ♪ 投稿日:2008/08/19(Tue) 14:43 <HOME>
>JUN様

ご感想、有難うございます!
すらすらと読めました? すらすらの掲示板だけに(スイマセン
一応、ストーリーはなんとなぁく覚えてるんですけど、忘れた事の方が多いかも。
ハナシ大分変わると思いますけど、よろしくお願いします!
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:Riku 投稿日:2008/08/19(Tue) 15:00 <HOME>

>JUN様
あ、はい暫らく更新サボっててすみませんでした><
数々のお言葉、嬉しい限りです。
まだまだ未熟者なのでこれからも頑張ります。
キャラは、周りの人からヒントを得ている感じのキャラが多いです。
たとえば緋命なんかは、ある友達の性格から、気の強い突っ込みばかりする子に仕上げられています←
結構キャラ作りのほうに力を入れてしまってストーリがグダグダになったことがありますので、今回こそは頑張ろうかと思います。
JUN様も小説の更新頑張ってください。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:Riku 投稿日:2008/08/30(Sat) 23:13 <HOME>
え…連続…?

>レップウザ様
宿題の合間に「光の守護者」、チョコチョコ見ていたのですがとうとう読みきりました…!
ストーリーやキャラの設定がしっかりしていて読みやすかったです。
レン君の言動にはよく泣かされます(いい意味で
JUN様のキャラクターの扱いがとても素敵かつ上手くて、読んでいてあまり違和感がありませんでした。
あまりのクオリティの高さに驚いてばかりでした。宿題がすすまな…(
これからも応援しております><
ちなみにあれですか、あのリン君レンちゃんの元はあの歌唱ソフトからでしょうか?ww
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:JUN 投稿日:2008/08/31(Sun) 00:05
Riku様>
感想どうもありがとう御座います!
凛とレンは違いますよー!
って僕に言ってなかったか…遂必死になって…
でも以前リンって言うキャラが出たのは事実なんですけどね。
ちなみにレン君はあの光の守護者達のレン君ですー。
共演をレップウザ様に頼んだんですー。
リンは…えっとですねぇ…あるゲームから参考にって!
あぁッ…!元ネタの漢字に変換をしてしまった!(わざとです
なので鏡○リン、○音レンが元ネタではありません。
断じて違いますww

僕は潔白です、信じて下さい。
まぁ…レンという名前のポケモンは登場予定でs(ry
でも、鏡○レンが元ネタじゃなくて…
元ネタはっと…いい加減自重しなきゃ…

でも貴方にクオリティが高いと言われて嬉しいです。
キャラの扱い方などは貴方の方が…上手だと思います!

貴方のお陰でやる気が段々復活しました!
お互いに頑張りましょう!

アクア「…お前、み、妙にハイテンションだな…」
そうかなー?
やっ…ヤベッ…ついつい必死になってしまった…

ついでに他の方の感想を…

ギガ様>
えっと今日初めて火焔の使者を読ませていただきました。
探検隊を軸とした物語が繰り広げられていて面白いです。
原作に忠実に言ってるかと思えばオリジナルも混ざっていて。
僕もそう言うのが作ってみたかったです。
コレからも楽しみにしているので頑張って下さい。

アオポン様>
いやー、やっぱりライターズは強いですねー!
何度も何度も厄介事が降りかかっても負けずに立ち向かっていく…
この勇敢さと根性…ハッピーズの奴らに見習わせなくちゃいけませんね。

ライターズの皆さん!闇に負けずに頑張って下さい!
アオポン様もスランプなんか吹っ飛ばして頑張って下さい!

ではこれにて。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:レップウザ 投稿日:2008/08/31(Sun) 00:51 <HOME>
Rikuさん>
うわっほぅ!(
Rikuさん感想をありがとうございます!!
まさか読んでいただけていたとは…もう感激でございます!
感想の一つ一つが本当に嬉しく思います。何だか…もう心にグッと来ました。
本当にありがとうございます。
ちなみに僕の小説は『光の守護者』ではなく『光の守護者たち』です。紛らわしくてすみません……。

しかし、僕はまさかレンの言葉で泣いてもらっていたとは…。そんな風に言ってもらえると僕も書いていた甲斐があります。
で、リンレン兄妹の名前の由来ですが…。
あれはもちろんセーラー服の双子(?)の某歌ロイ……ゲフンゲフン…が元になっている部分があったりなかったりです((
そこらへんをはぐらかすために、親の名前はラン、ロンとなっておりますのです。
まあ、そんな事情があったりします。

これからも我が小説をよろしくお願いします。
では…。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:ギガ 投稿日:2008/08/31(Sun) 18:01
JUN様>

ご感想、有難う御座います!!
まさか僕の作品に感想くれるなんて・・・もう涙ですよ・・(

元々僕は文系より理系よりなんで正直不安な気持ちもありつつ書いていたんですが
こうして感想をもらえると自分が新しい成長を成し遂げた感じがして本当に嬉しい限りです。
JUN様も小説更新頑張ってくださいね!

本当に読んでいただき誠に有難う御座います!!!


途中でなかなかネタが思いつかず暫らく放置状態だったので
これからもどんどん皆様の作品も拝見しようと思います。

では。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:フライヤ. 投稿日:2008/09/08(Mon) 01:15
はいはい。最近「中2病」でチコに会いたいと深く思っているDJじゃなくて普通の民間人のフライヤでーす。

前置き長くなってすみませーん。

21話を更新しての感想ですが、、、

、、、長いっ。

それだけなんですがねww

最近はメールとかで「フライヤのカッコイイところが見たい」とか「新キャラ出して欲しい」とかあるのですが、一番多かったのが「チコとフライヤの熱い恋が見てみたい」という要望でした。

でも、作者が、、、なんですよw(何w
       (ピーー)
さっきも言ったとおり私「中2病」にかかっておりまして、仮想キャラクターであるのにチコに会いたいとリアルで思ってますからねw

実際モ○ゲーでイラスト描かせてもらってます。

それはさておき私ヲタですのでね。(言っちゃったよww
ヲタだから恋できないわけではないのですけどね。
カッコイイ恋って言うのがイマイチ分からないので、
こう「冬○ナ」とか、「○空」とかね。伏字で言って申し訳ないんですけど、恋が1番のシーンである映画や漫画を見てみて研究したんですよ。(1ヶ月も?

それが21話の最後ですよ。(10行しかねぇじゃん。しかも喋ってるほとんどがチコやしww

突っ込まないで下さい。結構頑張ったんですからっww(サーセンw

Q.22話での展開はどうなんですか?

A.え、何それ先に聞いておいしいの?ww じゃなくて、展開はどうしようか悩んでます(汗
  これからは真面目に戦闘とか入れていくつもりですので、応援よろしくおねがいします!

それでは、長文失礼!
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:素晴らしい! 投稿日:2008/09/30(Tue) 17:24
初めてここで小説見ました!

サーナさんの「ポケサナストーリー」
素晴らしいですね!

あれって完結してないですよね?
続きが気になります!!

サーナさんファンです!!!!!!
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:瑠璃 投稿日:2008/09/30(Tue) 19:27

はじめまして瑠璃です

SP様の
「Legendary light」
読ませていただいております

めちゃくちゃ良いですね!
すっかりファンになっちゃいました

今後の更新頑張ってください!!
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:SP 投稿日:2008/10/01(Wed) 19:50
る・・・瑠璃さん!
僕に言ってるんですか???

ありがとうございます!!!(涙

ちょっとやる気が数倍になりました!!
これからも応援お願いします!!
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:瑠璃 投稿日:2008/10/01(Wed) 21:47

わぁ!!
SP様!!!

初めまして!
続きがきになってしかたありません;
これからも応援してます!!笑




[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:MASA 投稿日:2008/10/02(Thu) 16:33
SPさん>

おめでとうございます。ファンの言葉を貰うと嬉しいですよね。僕からも賞賛の言葉を送りたいと思います。僕も、「Legendary light」ファンとして、そして知り合い(友達として)としていつも楽しみながら、読まさせてもらっています。

僕は、典型的な理数系なので、文章力があるSPさんが羨ましいです。文章力が無いくせに、結構内容を詰め込む結果、相手によく伝わらない。これが僕の性格なので、文章力のほうをもっと上達するようにがんばっていきたいと思います。

SPさんこれからも更新がんばってください。それでは★
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:アオポン 投稿日:2008/10/02(Thu) 18:16
NASAさん>
わぁ、僕と全く同じタイプ(
今までNASAさんのは軽く見る程度だったのですが、これを機に読んでみようと思います。。。
読んだら感想書きますね。。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:MASA 投稿日:2008/10/09(Thu) 14:45
アオポンさん>
どうもありがとうございます。わかりにくいところもあると思いますが、宜しくお願いします。
[17408へのレス] Re: 小説感想スレ&報告スレ8 投稿者:MASA 投稿日:2008/10/30(Thu) 16:53
時間が空くけど、一応これも連レス。すみません。
Rikuさん>
小説コンクールの作品読みました。とても感動です!!!!!
もう、ゲームのデータが消せない・・・
これからもがんばってください。

[18480] 氷物語 投稿者:金香水 投稿日:2008/10/17(Fri) 20:37
はじめまして。
金香水(きんかすい)といいます。
皆さん素晴らしい小説を書いているので、私もやってみたくなりました。
なかなか更新できないかもしれませんが是非読んでください。


**************

一章・雪の中の別れ


ガタガタガタガタ………
外では強い雪混じりの風が吹き荒れ、くすんだ分厚い窓ガラスをたたいている。
暖炉ではぱちぱち音を立てて、みかん色の火が揺れている。
ゆっくり、ゆっくりゆっくり時間が過ぎて行く。
私はミルクを飲み終え、暖炉の前の赤い絨毯にすっと座った。

パチパチ・・・ガタガタガタ・・・・
今私の耳にはこの音と、自分の息つく音しか聞こえていない。
「氷歌、寒いか。」
ヒゲモジャの私のご主人。枯れた低い声で私に尋ねた。
わたしはゆっくり、首を横に振った。
「そうか・・・わたしは・・寒いよ・・・・・」
寒いはずがない。だってこの小屋は暖炉で暑いほどに暖められているから。
私は首をかしげた。
ご主人は何故か、寂しそうに私を見下ろした。
「氷歌・・・私が居なくなっても、生き延びるんだぞ。この小屋から抜け出して・・・・この厳しい雪山をこえるんじゃ・・・。
その先には、輝かしい春がある。」
ご主人は、一言ずつ選ぶように、妙に真剣そうにゆっくりと話した。
「モンスターはいい。
人間なんかより強く、たくましく・・・純粋だ。」
ご主人は木のぼろい椅子に深く腰掛けている。私はその椅子の足元にいる。ふかふかの赤い絨毯。私はこれが大好き。眠るときはいつもここだ。きっとご主人もこれが好き。
目の前の暖炉の火のゆらゆらが、ゆっくりに見えてきた。
私はいつも、こうやって火を眺めながら、ぼおっと眠くなってきたところで、最後にご主人をちらっと見てから眠る。もともとこの狭い小屋はうすくらいから、眠るのに苦はない。
もう眠い・・・・・
でも・・さっきのご主人の・・・
雪山の向こうの春って、なんだったんだろう。








[18480へのレス] Re: 氷物語 投稿者:金香水 投稿日:2008/10/27(Mon) 17:00
  

・・・目がさめてしまったようだ。
暖炉の灯りや壁、机のうえのランプは、とっくに消えていて、小屋の中はほぼ真っ暗だ。
雪混じりの風も、もうやんだようで、あたりは静寂に包まれている。
どうやら今は真夜中だ。
窓の向こうには、まあるい白色の星が輝いている。
たしかあれは、「月」というんだ、ご主人がいっていた覚えがある。
静か。
何にもおとがしない。
首を後ろに向ける。
小屋の隅に置かれたぼろい木のベッドに、ご主人は寝ている。
寝息もたてず、静かなご主人。
・・・なんでこんな真夜中に目が覚めたんだろう。
よほどのことがない限り、真夜中に目は覚めたことがないのに。
まあいいや。
もう一眠りしよう。また、朝日とともに目覚めればいい。
「クウウゥ・・・」
伸びをしたら声が漏れてしまった。
・・・・・なんだか、落ち着かない・・・・・・・・


[17548] 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた男〜 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 01:25 <HOME>
【インフォメーション】

キャラのプロフィールを修正中。

==========================================================

★登場人物紹介★



「ハンター団 ディアーズ」
冥皇会と古くから戦う組織「ハンター協会」が立ち上げた特殊団体。
実力者だけが集められ、冥王会を壊滅させるのが目的である。
リーダーであるジェイドの人脈のせいか、メンバーにはクセのある者が多い。


[ジェイド・ディアブル](19)
種族:ルカリオ 性別:♂
持っている武器:ナイトメア 種類:大剣(持ち主の意思によって変わる。ジェイドは大刀のスタイルである。)
神獣:四神・青龍
==========================================================
4年前。世紀の大盗賊として裏社会から恐れられた男。
過去についてや家族構成など素性はほとんど不明である。
普段は寡黙で口数が少ないが、熱が入ると次第に増えていく。
どんなタイプにも応戦できるオールマイティ型。

■使用できる技■
・ルカリオが使える技全て(主に波動系の技を扱う)

【特殊能力】
・波動系の技の威力だけ高い
・大剣を光速で振り回すほどの馬鹿力

【波動術】
・波動連弾[はどうれんだん](魔力で強化したはどうだんを連続で繰り出す)
・波動閃[はどうせん](波動を一直線のビーム状に発射する)
・波動鞭[はどうむち](波動で作り出した鞭で攻撃。捕獲にも使う)
・波動砲[はどうほう](巨大な波動の塊を発射する)
・螺旋波動[らせんはどう](波動の塊を螺旋状にして放つ。回転を加えたことで威力は波動砲より高い)
・波動繰手[はどうそうしゅ](魔力を蜘蛛の糸ほどまでに細くして相手の波動に吸い付ける。糸をつけるとジェイドの思いのままに操れる)

【波動体術】
・波動拳[はどうけん](波動を纏った拳で叩きつける)
・波動脚[はどうきゃく](↑の技の脚バージョン。ジャンプ力が数十倍に跳ね上がったり光速移動など移動術にも使える)
・波動連拳[はどうれんけん](波動拳を連続で繰り出す)
・波動連脚[はどうれんきゃく](↑と同じ。光速移動の際にはこれを使う)
・波動之鎧[はどうのよろい](波動を具現化して身にまとう。身体能力が高くなる)

【大剣ナイトメアの能力】
・本人の意思によって自在に刀身の形を変える(ジェイドは大刀の形を好む)
・相手に幻術を見せる魔力の毒を自己生成している(効果は個人差がある。効きやすい者がいれば全く効かない者もいる)

【剣技】(どの技にもナイトメアの毒が含まれてます)
・波動剣[はどうけん](刀身に波動を纏わせる。そのままで斬り付けたり防御したり飛ばしたりなど様々な用途がある)
・幻影斬[げんえいぎり](読めない太刀筋に惑わされ、次々に相手を切りつけていく)
・光速斬舞[こうそくざんぶ](剣を光速に振り回す。これで一直線に突進したり、攻撃の防御に使ったりなど様々な使用法がある)
==========================================================


[イーナ・ルル](18)
種族:ミミロップ 性別:♀
==========================================================
ハンター協会の会長ファントの一人娘。
住んでいた村を襲われた事件をきっかけに、自分も戦うことを決意。
好奇心旺盛で積極的だが、たま〜にドジ。
魔力の探知に長け、また自身も多種多様な魔法を使ってメンバーを補佐する。

■使用できる技■
・ミミロップが使える技全て(主に特殊技)

【特殊能力】
・全てのタイプの技を使う事が出来る(全ての技が使えるわけではない)

【魔法技】
・火炎散弾[かえんさんだん](無数の火の玉を散弾銃のように放つ)
・フレイマー[ふれいまー](高密度な魔力の炎を一直線上に放つ。ある程度の操作は可能)
・水弾[みずたま](空気中の水分を収束して銃弾状にし、相手に撃ちこむ)
・エナジーバースト[えなじーばーすと](超強力な草の力を相手に放つ。晴れれば晴れるほど威力が増す)
・アイアンスパーク[あいあんすぱーく](天空からの重い雷の一撃が相手を襲う)

【魔法技・秘技】
・紅花[べにはな](真紅の炎を自分を中心とした広範囲に攻撃をする)
・葬波[そうは](巨大な津波を起こし、文字通り相手を葬る技)
・光雷[こうらい](相手に光速の落雷を落とす)

【補助魔法】
・フォースバリア[ふぉーすばりあ](魔法(※)を含めた物理技を通さないバリアを張る。特殊技に弱い)
・滅身壁[めっしんへき](カウンターの効果がある壁。特殊技には一撃で砕かれる)
・マジックバリア[まじっくばりあ](魔法(※)を含めた特殊技を通さないバリアを張る。物理技に弱い)
・魔鏡壁[まきょうへき](ミラーコートの効果がある壁。物理技には一撃で砕かれる)
・染霧[そめぎり](状態異常を起こす濃霧を相手に発射。状態異常はランダムで決められる)
・治水[ちすい](傷を治す聖なる水を発生させる。かいふくのくすりと同じ効果がある)
・癒しの涙[いやしのなみだ](特殊な雫を作り出し、それを受けた者は定期的に体力が少しずつ回復する)
==========================================================


[ゴウ・クレイズ](21)
種族:バシャーモ 性別:♂
==========================================================
ハンター協会のキャンプで仲間になった青年。
成人にも関わらず、やんちゃで何処か幼さが残っている。
武術に長け、肉弾戦ではジェイドにも引けを取らない。
意外にも空間魔法が使え、不利な地形での戦いを好んでする。

■使用できる技■
・バシャーモが使える技全て(主に炎の打撃技や格闘技を好んで使う)

【魔法技・空間魔法】
・領域型[フィールドモード](術者が造り上げた魔法空間を出現させる。術者によって種類や数も空間の中も違う)
・変換領域[チェンジフィールド](現在使っている魔法空間を別の物に変える)

【ゴウの魔法空間】(空間にある危険物は相手じゃなくゴウにもダメージを与えます)
・炎獄[えんごく](マグマと溶岩が辺り一面に広がっており、足場は岩の壁やわずかな陸地のみ。ゴウが最も得意とする空間)
・万華鏡[まんげきょう](鏡のような空間。蜃気楼、幻影、万華鏡などめちゃくちゃな空間で相手を惑わせる)
・蒼空[そうくう](天空の領域。空を飛んだことのない者は移動に戸惑う。浮かぶ雲は雷雲や雨雲、雹などを出す)
・暗黒[あんこく](ただ真っ暗なだけの空間。見渡す限りの黒で何も見えないので、ゴウにもまだ上手く使えない時がある。感知能力を問われる)

【魔法技・炎拳法】(ゴウが訓練の末編み出した、炎と魔力と格闘をミックスした拳法)
・正拳突き[せいけんづき](相手の急所を見極め、正拳で攻撃。炎拳法なので火傷の跡が残る)
・多炎拳[たえんけん](炎の拳を連続で相手に浴びせる)
・炎脚[えんきゃく](ブレイズキックをパワーアップしたようなもの。)
・炎龍拳[えんりゅうけん](龍の形に具現化した炎を相手に飛ばす)
・炎龍双拳[えんりゅうそうけん](炎龍拳のダブルだが、威力は上がっている)

【その他】
・雷拳[らいけん](苦労してゴウが会得した魔力の電気を拳に纏って攻撃するというシンプルな技。炎の効かない相手に使用)
・剛拳法[ごうけんぽう](気合のオーラを拳や脚に纏って攻撃する。雷拳も効かない地面タイプの相手などに使う)
==========================================================


[ディン・マクレア](20)
種族:バリヤード 性別:♂
==========================================================
ジェイドの盗賊時代の仲間。
分析好きのインドア派。戦闘はあまり好きではない。
しかしいざとなれば分析力を生かしたデータ戦術と
得意の超能力で戦うこともある。
==========================================================


[メイラル・エルド](20)
種族:サーナイト 性別:♀
==========================================================
ジェイドの盗賊時代の仲間。
容姿も綺麗で大人しそうな雰囲気だが
幾多もの戦いをくぐり抜けてきた立派な戦士である。
サイコパワーを使った時空間魔法を得意とする。
実は怒ると怖いらしい・・・(?)
==========================================================


[クロウ・クエイガ](27)
種族:ガブリアス 性別:♂
==========================================================
ジェイドの盗賊時代の仲間。
似たような性格の為か、ゴウとはしょっちゅう喧嘩をする。
一応ディアーズの中では最年長者である。
補助技を嫌い、そのパワーと凄まじい魔力を生かした攻撃技しか使わない。
==========================================================


[セイラ・ボルクス](17)
種族:ライチュウ 性別:♀
==========================================================
ジェイドの盗賊時代の仲間。
メンバーで最年少。明るさが持ち味のイマドキ娘。
だが少々我儘で、意見が通らないとすぐに電撃を発する。(止められるのはクロウのみ)
めんどくさがって戦闘にあまり参加しない為、実力は未知数。
==========================================================


[デュロ・バルサック](20)
種族:ロズレイド 性別:♂
持っている武器:双緑剣 種類:双剣
==========================================================
ジェイドの盗賊時代の仲間。
礼儀正しく、常に相手への敬意を忘れない。
両腕のブーケには棘の鞭ではなく刀が仕込んであり
「草影流」という二刀流派の剣術を使う。
実はジェイドとの付き合いが一番長い。
==========================================================



「ハンター協会」
闇の組織「冥皇会」と大昔から戦い続けている大組織。
表向きでは依頼によるポケモンの討伐。
組織の資金を目的としたトレジャーハンターなどがいる。


[ファント・ルル](47)
種族:ユキノオー 性別:♂
==========================================================
ハンター協会の会長を務める男。イーナの父である。
ジェイドの強さを見込み、ハンター団「ディアーズ」を結成させた張本人。
ハンターからは物凄く信頼を寄せられている。
元々凄腕のハンターだったらしいが、会長である今は戦うことがなく実力が未知数。
==========================================================


[アレグロ・ドラグーン](71)
種族:カイリュー 性別:♂
==========================================================
協会の副会長でファントの父の代から協会に携わっている。
隠居状態のおじいちゃんみたいな雰囲気だが、実力は未だ健在。
青年時代は冥皇界からも恐れられるほどの戦士だったらしい。
趣味で将棋をやっているが、無敗の実力である。
==========================================================



「冥皇会」
大昔から存在する裏社会最大の闇組織。
表向きではあらゆるジャンルに富んだ商売をしているため
裏での行動を掴まれることはなく、素性は一切不明である。


[ダガー・クレセント](19)
種族:マニューラ 性別:♂
神獣:十二神将・迷企羅
==========================================================
冥皇会の幹部。冥皇会直系「暗黒隊」十二隊長の1人。
ジェイドと過去に敵対していたらしく、常に命を狙っている。
目的の為なら味方をも殺すほどの残忍な性格。
ハンター協会ではブラックリストの1人として載っている。
==========================================================


[ダクラ・マグナ](32)
種族:ストライク 性別:♂
神獣:?
==========================================================
冥皇会の幹部。冥皇会直系「暗黒隊」十二隊長の1人。
ダガーと同類でも180度違う、冷静で無関心な極悪人。
過去にどういう犯罪を犯してきたか等の情報は不明。
しかしハンター協会のブラックリストには名が載っているらしい。
==========================================================

登場人物は本編で登場次第、重要人物のみ更新していきます。
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 01:29 <HOME>
第一話

[イアス刑務所]

看守「よし、行っていいぞ。」
ジェイド「ありがとう・・・ございました。」

ジェイドは看守に、そして刑務所に深く一礼をした。

彼の名は「ジェイド・ディアブル」
かつて世紀の大盗賊といわれた青年である。
15歳の時に御用となり、それから4年間牢の中で時を過ごした。
盗賊となったいきさつは、誰にも話す事はなかった。

ジェイド「さて・・・どうしようか。」

ジェイドが捕まったのは、此処から遠い場所だったため
この辺りの地理は全く知らなかった。
とりあえず草の生えていない、割と整備されている道にそって歩く事にした。

見渡す限りの草原で、歩いても一向に建物は見えなかった。
しかし人通りが無い訳ではない。旅人だろうか・・・それなりに人は通っていた。

しばらく歩き、人通りが少なくなってきたとき
ジェイドは後ろから何かの気配を感じた。

ガキィィィン!!!

気配の正体は、鋭い鉤爪をもったニューラだった。
ニューラの攻撃は、偶然背中に背負っていた「ナイトメア」のおかげでジェイドに傷は無かった。

ジェイド「・・・盗賊か。」
盗賊ニューラ「へへへ、分かってるなら話が早ぇ。身ぐるみ全部置いてけや!!」

ニューラは再び勢いよく飛び掛ってきた。
ジェイドは一瞬で見切り、ヒラリと攻撃をかわした。

ジェイド「やれやれ・・・最近の盗賊ってのは臆病風にでも吹かれたか?」

そういってジェイドは背中の大剣「ナイトメア」を手に取った。
剣を抜いただけでかなりの圧があった。

盗賊ニューラ「ああっ!?誰が臆病だと、テメェ!!俺様はなぁ!この辺りじゃ一番の・・」
ジェイド「能書きはいい・・・こんな人通りの無い所で、旅人から身ぐるみ盗もうなんて考えてる臆病者に用はない。」
盗賊ニューラ「このやろぉ・・・死にやがれっ!!」

ズバァッ!!

盗賊ニューラ「がはぁっ!!」

一瞬の隙を見切り、ジェイドの一閃が炸裂した。
攻撃はクリーンヒットし、ニューラは一撃で倒れた。
ジェイドは大剣を戻し、その場を立ち去ろうとした・・・

盗賊ニューラ「待ちやがれっ!!何者だ?テメェ・・・」
ジェイド「貴様に名乗る名はない・・・・」

ジェイドはそのまま歩を進め、その場を立ち去った。


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 01:31 <HOME>
第二話

出所してから約3時間が経過した。
ジェイドはようやく小さな村を発見した。

ジェイド「少し疲れたな・・・今日は此処で宿を取るか。」

ジェイドは村へと足を運んだ。

村の雰囲気は回りの草原と同じく、静かな所だった。
ジェイドはまず宿を探し歩いた。
1分もしない内に「宿屋」の看板を見つけた。


[フータウン・宿屋]

ジェイド「一晩泊めてくれないか?」
宿屋の主人「悪いね、生憎今は満室なんだ。」

ジェイドは諦める事にした。
宿屋の主人の話によると、この村では宿屋は此処しかないらしい。

ジェイド「仕方ない・・・他の村を当たろう。」
宿屋の主人「馬鹿言うんじゃない。此処から次の村までは5時間はかかるんだぞ?」
ジェイド「寝床がないよりマシだ。それじゃ失礼する。」

ジェイドが宿屋を立ち去ろうとした時・・・

????「良かったら、私の家に来ませんか?」
ジェイド「?」

声を掛けてきたのは、ミミロップだった。
年齢的にはジェイドとそう変わらない程度の少女だ。
すると宿屋の主人が口を開いた。

宿屋の主人「彼女はこの村の村長のお孫さんだよ。村長に頼めばもしかすると泊めてもらえるかもしれないな。」
ミミロップ「私からお願いしますので、どうぞいらっしゃって下さい。」

非常にありがたい言葉だが、ジェイドはすぐには受け入れなかった。

ジェイド「何を考えてる?見ず知らずの俺を行き成り家に泊めようなんて・・・」
ミミロップ「別に何も考えてませんよ。困っているから助ける・・・当たり前の事じゃないですか。」
ジェイド「・・・・・」

結局、流れるままに泊めてもらう事になった。
村長の家は宿屋から200m程の所にあり、大きい家だったのですぐに分かった。

ミミロップ「私はイーナ・ルルっていうの。宜しくね。」
ジェイド「変わったな・・・口調が。」
イーナ「ああ、これ?村の人がいるときは仕方ないのよ。」
ジェイド「そうか・・・」

少し沈黙が続いたが、またイーナが口を開いた。

イーナ「そういえば、まだ貴方の名前を聞いてなかったね。」
ジェイド「・・・ジェイド・ディアブルだ。」

大盗賊といわれた男が、容易に名前を教えるのは危険に思えるが
ジェイドの名前は世間に公表されていないので、大丈夫なのだ。

イーナ「ここよ。話つけてくるからちょっと待っててね。」

イーナはそのまま家に入っていった。
10分程すると戻ってきた。

イーナ「いいよ♪OK出たから。」
ジェイド「・・お邪魔します。」

ジェイドは村長のお宅に入っていった。
外の見た目通り、家の中もかなり広かった。
リビングのソファーに村長らしきヤドキングがいた。

村長「いらっしゃい、イーナから話は聞いてるよ。ゆっくりしていきなさい。」
ジェイド「すみません・・・面識ないのに。」
村長「関係ないさ。この村じゃ旅人は珍しくてね。皆旅話を聞きたがって家に入れ込むのさ。」
イーナ「そういうこと!部屋に案内するからついて来て。」

ジェイドは2階の部屋に案内された。
部屋に向かう途中、再びイーナが口を開いた。

イーナ「ジェイドってアレね。あんまり多くは語らないっていうか、闇に生きるって感じよね。」
ジェイド「(出会って数十分で呼び捨てかよ・・・)」
イーナ「村に来るまで何してたの?私だけかもしれないけど、ジェイドって旅人には見えないんだ。」
ジェイド「(こいつ・・・心でも読めるのか?)」
イーナ「・・? どうかした?」
ジェイド「いや・・・別に。」

沈黙のまま2階の部屋へと向かった。
部屋は空き部屋だったらしく、6畳ほどの十分なスペースがあった。

イーナ「すぐに晩ご飯だから、ここでゆっくりしててね。」

そう言ってイーナはすぐに1階へ戻っていった。
ジェイドはする事も無かったので、大剣の手入れをしていることにした。


・・・1時間後、

イーナ「ジェイド、ご飯が出来たから下に来て。」

時刻は夜の7時を過ぎていた。
ジェイドは未だに大剣の整備をしていた。

ジェイド「分かった・・すぐ行く。」

ジェイドはそう返事をした。
しかしイーナはジェイドの武器に興味を持ったらしく、ずっと動かなかった。

ジェイド「・・・何だ?」
イーナ「大きい剣ね。いつも持ち歩いてるの?」
ジェイド「ああ・・・こいつとはガキの頃からの付き合いだ。」
イーナ「そんなに小さな頃からその大剣持ってたの!?」
ジェイド「(・・・驚く事なのか?)」
イーナ「名前なんてあるの?その剣に。」
ジェイド「・・・ナイトメアだ。」
イーナ「へぇ〜、かっこいいね。って早く下に行こうよ〜。」
ジェイド「・・・分かったよ。」

ジェイドはとりあえず食事を取ることにした。


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 01:33 <HOME>
第三話

ジェイドは食事を済ませてリビングの椅子に腰掛けていた。
すると村長が真剣な顔で話しかけてきた。

村長「ちょっとよろしいかな?」
ジェイド「・・? 何ですか?」
村長「つかぬ事をお聞きするが、あんたバトルの腕は確かかね?」
ジェイド「(何だ?いきなり・・・)」

突然の意味不明な質問に、少し驚いたようだ。
しかし答えないわけにもいかないので・・・・

ジェイド「そこら辺のゴロツキよりは・・・」

と答えておいた。

村長「そうか。実はお前さんの力を見込んで頼みたい事がある。」
ジェイド「えっ?」

村長が急に真剣な表情で話を進めた。
ジェイドもそれに気付き、真剣に話を聞いていた。

村長「実はこの村は一見、普通の平和な村に見えるがな、今はとても危ないんだ。」
ジェイド「・・どういう事ですか?」
村長「お前さん、此処に来る途中で「山賊」に逢わなかったかい?」

ジェイドは思い出した。
ここに来る途中、確かに盗賊らしきニューラが襲ってきた事を。

ジェイド「はい、すぐに斬り伏せましたが・・・」
村長「なるほど、実力は確かのようじゃな。その「山賊」のボスがこの村を狙ってちょくちょく村を荒らしに来るのだよ。」
ジェイド「・・・・・」
村長「そして一週間ほど前、遂に奴等は[10日後にこの村を頂く。素直に渡さなければ皆殺しだ]と犯行声明を送ってきた。無論ワシ等はこの村を明け渡すなぞ、微塵にも思っておらん。」
ジェイド「そろそろ前置きはいいです。本題に・・・」

少し熱くなっていた村長をジェイドが静めた。
村長はすぐに落ち着きを取り戻し、話を進めた。

村長「・・そうじゃの。してその[頼み]なんじゃが・・・孫を旅に同行させて欲しいのじゃ。」
ジェイド「・・・えっ!?」

どんな頼みでも驚かないつもりでいたが
今回のはさすがに驚かずにはいられなかった。
孫を旅に連れて行け?面識のないジェイドに頼むことではないはずだ。
そこまで村の状況は切羽詰っているのだろうか?

ジェイド「・・・それは[孫を守ってくれ]ということですか?」
村長「平たく言えばそういうことだ。もうすぐ此処は戦場になる。その戦いに孫だけは巻き込みたくない。」

村長の真剣な顔を見て、事の重大さがひしひしと伝わってきた。
ジェイドに選択の余地は無かった。しかし・・・

ジェイド「・・・俺には無理です。人を守るとか・・そういうのは・・」

ジェイドが断ろうとすると、イーナが話に入ってきた。

イーナ「連れて行ってよ!ジェイドの旅に。」
ジェイド「・・・お前。」

イーナは今の話を全て聞いていた。
というよりは、まるで知っていたかのような発言だった。
いずれ自分がこの村を離れなければいけないという事が・・・

村長「イーナ・・・」
イーナ「分かってるよ、おじいちゃん。分かってる・・・」

イーナの顔は少し泣きそうになっていた。
これを見てしまっては、ジェイドも断れなかった。

ジェイド「仕方ないですね・・・・連れて行きます。」
村長「本当か!?どうもありがとう!!」

村長の顔は一瞬で安心した表情に変わった。
しかし、喜びも束の間・・・

ズドオオオオォォォォン!!!!

突然外から轟音が鳴り響いた。
静かな村が一変し、ポケモン達の絶叫が鳴り響く恐怖の村へと変貌した。

村長「何じゃ!?一体、何が起こった?」
村人「大変だっ!村長!!例の山賊が攻めて来やがった!!!」
村長「何じゃと!!?」

轟音の直後に村人が駆けつけ、状況を説明した。
山賊が予定よりも早く村を襲ってきたらしい。

村長「止むを得ん、戦うぞ!!村の女子供はすぐに避難させるのじゃ!男はすぐに戦闘の準備をするよう伝えるのじゃ!!」
村人「はいっ!!」

村人と共に、村長も大急ぎで家を出て行った。
ジェイドとイーナは呆然としたまま、家に取り残された。

イーナ「どうして?襲ってくるのは明日って・・・」
ジェイド「それが[奴等]のやり方だ。卑怯で・・残忍な・・」
イーナ「・・ジェイド?」

ジェイドの発言にイーナは首をかしげた。
あたかも山賊たちの世界を知っているような発言だったからだ。
しかしイーナに考え事をする余地は無かった。

ジェイド「・・すぐにこの村を出るぞ。」
イーナ「えっ!?でも・・・」
ジェイド「早くしろ!・・死にたいのか?」

イーナは少し驚きつつもジェイドの発言の意味を理解していた。
ジェイドは村長との約束を守るため、自分を守ってくれるためだと・・・

イーナ「・・わかった。」


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 01:35 <HOME>
第四話

ジェイドは既に火の海になっていた村を、イーナを連れて出ようとしていた。
村の裏路地を通り、なるべく敵に見つからないよう進んでいった。

ジェイド「ここまで来ればひとまず・・・」
イーナ「ジェイド!!上!!」

ジェイドはすぐに上を向いた。
すると屋根の上にニューラをかたどった重機がいるのを発見した。
重機はセンサーによってジェイド達を見つけ出し、目の前に飛び降りてきた。

重機ニューラ「テキヲハッケン・・・ランク、チョウサチュウ・・・・」
イーナ「な・・何、これ?」
ジェイド「(・・・ランク?)」

カタカタカタカタカタ・・・・ピーン

重機ニューラ「チョウサシュウリョウ・・・ホカクタイショウトニンシキシマシタ・・・コレヨリホカクシマス・・・」
ジェイド「まずい!・・・イーナ、下がってろ!!」

ジェイドはイーナを後ろに下げ、背中の大剣を手にした。

ジェイド「(こいつ・・・今、確かに[捕獲]と言った。そしてランク・・・一体どういうことだ?)」
重機ニューラ「ホカクシマス・・・ホカクシマス・・・」

その瞬間!重機ニューラの腹が開き、ガトリングガンを連射してきた。
しかしジェイドには攻撃の軌道が読めたので、素早く背後を取った。

ジェイド「はぁっ!!」

ガキイイィィィン!!!

ジェイドの攻撃は確実にヒットした。
しかし重機ニューラの体には、傷一つ付いてはいなかった。

ジェイド「(硬いな・・・)」
重機ニューラ「ソンナモノデワタシノカラダハキレナイ・・・キレナイ・・・」

ズドドドドドドドドドドドドドッ!!!

重機ニューラは容赦なく銃を打ち込んできた。
ジェイドはそれを避け、一旦距離を取った。

ジェイド「(・・・仕方ない。)」

ジェイドは深呼吸し、目を閉じて静かに瞑想した。
ジェイドの回りからはただならぬ気迫が漂っていた。

イーナ「えっ?・・・この感じ・・」
重機ニューラ「イジョウハッセイ・・・イジョウハッセイ・・・マリョクヲケイソク・・・マリョクヲケイソク・・・」
イーナ「魔力・・・ジェイドが?」

ジェイドの回りはオーラのようなものが発生していた。
そのオーラは次々にナイトメアへと集まった。

重機ニューラ「キケン・・・キケン・・・イチジテッタイシマス・・・」
ジェイド「させるか・・・」

ズバァッ!!!

重機ニューラが逃げようとした道に、光速で回りこみ
今度こそ重機ニューラを一刀両断にした。

ジェイド「・・・・・」
イーナ「す・・ごい・・」

イーナはただ呆然としているだけだった。
しかし留まっているわけにはいかなかった。

ジェイド「・・・行くぞ。」
イーナ「えっ?あ・・はい!」


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 01:38 <HOME>
第五話

イーナ「魔法・・・やっぱり使えたんだ。」
ジェイド「(・・やっぱり?)・・分かってたのか?」
イーナ「うん・・・私、魔力を感知する能力があるんだ。」
ジェイド「(サーチ能力か・・・俺以外で見るのは初めて・・・ん?)」

ジェイドは少しの間、足を止めた。

イーナ「どうしたの?」
ジェイド「奴等の狙い・・・もしかして俺やお前のような魔力探知神経の強いポケモンを?」
イーナ「えっ・・・私!?」
ジェイド「ともかく此処から離れるぞ!!」

ジェイドとイーナはすでに村を出ていた。
村はもう見る影もなく、燃え盛る地獄と化していた。

イーナ「おじいちゃん・・・」

イーナの目から涙がこぼれ落ちた。
ジェイドは何も言わず、ただイーナの腕を引いてその場を去った。


・・・数時間後、

村はすっかり焼け果てた廃墟と化し、山賊のニューラ達が占拠していた。
一番大きかった村長の家跡には、魔方陣で作られた建物が建っていた。
内部にはニューラと、ボスと思われるが暗がりでよく見えないポケモンがいた。

ニューラ1「・・というわけで、[適合者]は1名発見。他は[不適合]と見なし、[ニューラ・GM−3]によって抹殺処理されました。」
????「[適合者]はどうなってる?」
ニューラ1「先ほどの襲撃により意識を失ってはいますが、命に別状はないそうです。」
????「そうか、ご苦労・・・」
ニューラ2「あ、後少し気になることが・・・」
????「何だ?」
ニューラ2「[ニューラ・GM−3]の3号機が、数時間前の襲撃中に破壊されたとの報告が。」
????「3号機だと?・・アレは監視用で装甲は特別硬くしている筈だ。」
ニューラ2「はい、そうなんですが・・・見事に真っ二つになっている所を発見されました。」
????「[危険時情報転送機能]は作動していたのか?」
ニューラ2「はい。データを解凍して解析したところ、村にはまだ[適合者]が2体いたようです。」
????「・・・名前は?」
ニューラ2「一体はこの村の村長の孫[イーナ・ルル]、もう一体は・・・情報がありません。おそらく村の住人ではありません。」
????「特徴を報告しろ・・・」
ニューラ2「はっ!・・・種族はルカリオ、通常より0.3mほど大柄で、背中に身の丈ほどの黒い大剣を持っているそうです。・・・いかがなさいましょう?ダガー様・・・」

ダガー・・・ボスの名前のようだ。
ダガーは立ち上がり、ニューラ2の持っていた報告書を取り上げて見た。
種族はどうやらマニューラのようだ。

ダガー「(通常よりでかいルカリオ・・・黒い大剣・・)」
ニューラ1「あの・・・ダガー様?」
ダガー「すぐにこいつらを捜索し、見つけ次第捕獲しろ。殺すなよ・・・」
ニューラ1&2「はっ!!」

手下ニューラはその場から消えていった。
ダガーは夜空を見上げ、不敵な笑みを浮かべていた。

ダガー「そうか・・・戻ってきたか。・・ジェイド・ディアブル・・・」


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 01:40 <HOME>
第六話

村の襲撃事件から一夜明けた・・・
ジェイドとイーナは、隣村の途中にあるキャンプ地に滞在していた。
時刻は午前8時、イーナがようやく目覚めた。

イーナ「ふわぁ〜あ・・・おはよう、ジェイド。」
ジェイド「(いつまで寝てんだ?・・・こいつは。)」

ジェイドは6時には目を覚ましていたので、イーナが起きるのをずっと待っていた。
何故そんなに早いかというと、昔の盗賊時代の名残である。
常に逃げ回らなければならないので、眠りが浅かったのだ。

ジェイド「さっさと目を覚まして来い。」
イーナ「はいは〜い。」

イーナはふらふらしながら洗面所へと向かって行った。
どうやら朝に弱いようだ。
今居るのはキャンプ地の宿屋である。
ジェイド達が滞在しているこのキャンプ地は、何故かあらゆる施設が整っていた。

イーナ「ふぅ・・・さっぱりした!・・あれ?ジェイド、どうかした?」
ジェイド「いや・・・キャンプ地に何故こんなに施設があるのかが不思議で・・・」
イーナ「そりゃあそうよ。此処、ただのキャンプ地じゃないもん。」
ジェイド「・・?」
イーナ「こっちに来て!」

ジェイドは言われるがままについて行った。
行き着いた場所は、何かの情報掲示板だった。

イーナ「これね、ぜーんぶ危険事とかの依頼なの。これ見たら他のポケモン達が何者かは分かるよね?」
ジェイド「・・・[ハンター]か?」
イーナ「ピンポーン!!ポケモンハンターからトレジャーハンター、何でも居るでしょ?中にはそれらを一括して請け負う組織もあるのよ。」
ジェイド「(道理で・・・俺には居やすい場所な訳だ。)」

ジェイド達が掲示板をじっと見ていると、
後ろからポケモンの集団が寄ってきた。
メンバーはエレブー、サンダース、ライボルト、数匹のエレキッドだった。
リーダー格はエレブーと見て間違いなさそうだ。

エレブー「おっ?君かわいいね〜。どう?今から俺達と遊ばない?」

突然、その中のエレブーがイーナをナンパしてきた。
どうやらハンターではあるようだが・・・
強引にイーナの手をつかんで、連れて行こうとした。

イーナ「ちょっ・・・やめてよ!!離してっ・・・」
エレブー「いいじゃんかよ!!話くらいでも・・」

イーナが力負けして、強引に連れ去られそうになった時・・・
ジェイドが素早くエレブーの腕を掴んだ。

ジェイド「その小汚い手・・・離して貰おうか。」
エレブー「あ?何だてめぇは。すっこんでやが・・・いでぇっ!!」

ジェイドはかなりの力でエレブーの腕を掴んでいた。
エレブーはあまりの痛さに片膝を地につけてしまった。
その拍子にイーナは逃げ、ジェイドの裏に隠れた。

エレブー「てめぇ・・・覚えてやがれっ!!」

エレブーの集団はそのまま立ち去っていった。
すると今度はジェイドに別のポケモンが話しかけて来た。

???「いやいや、あの[エレキッズ]のリーダーを退けるとは・・・中々の腕ですな。」
ジェイド「(・・・誰だ?)」
イーナ「あっ・・・お父さん!?」
ジェイド「(・・えっ?)」

ジェイドに話しかけてきたのは、ユキノオーだった。
そしてイーナの父親だったらしい。

イーナの父「イーナ!!無事だったのか・・・」
イーナ「父さん・・・おじいちゃんはどうなったの?」
イーナの父「さぁ・・・行方はまだ・・・」
ジェイド「(祖父がヤドキングで、父がユキノオー・・・めちゃくちゃだな、こいつの家系は。)」
イーナ「あっ、紹介がまだだったね。この人はジェイドっていうの。私をここまで連れてきてくれたんだ。」

イーナからそれを聞くと、父はジェイドの近くに来た。

イーナの父「どうも初めまして。娘がお世話になりまして・・・」
ジェイド「いえ・・・頼まれ事ですから。」
ファント「私はファントといいます。ハンター協会の会長を勤めさせて頂いてます。」
ジェイド「ハンター協会?国が認めているんですか?」
ファント「いえいえ。あくまで非公式の団体ですよ。それはともかく、さきほどの出来事といい、かなりの腕の持ち主のようですね。」
ジェイド「・・・どうも。」

ファントの顔が、少し真剣になった・・・

ファント「もしよろしければハンターなんてやって見てはいかがですか?」
ジェイド「・・・は?」


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 01:42 <HOME>
第七話

ジェイド「(ハンターだ?・・・何を言ってるんだ?)」
ファント「いえ・・・正確にはハンターとして協力してもらいたいという事です。」
ジェイド「(・・・ますます分からない。)」
ファント「立ち話も難ですので、あちらのテントで・・・」

ジェイド達は近くのテントに入った。
椅子に腰掛けると、ファントが再び話を進めた。

ファント「実は・・・このハンター協会は[ある組織]を壊滅させるために立ち上げられた、何百年も昔から存在している組織なんです。」
イーナ「私も初耳よ、それ。」
ジェイド「どういうことです?」
ファント「ある昔に大勢の闇のポケモン達が、この国を襲った事件がありました。その圧倒的な強さでこの国は壊滅寸前にまで追い込まれていました。」
ジェイド「・・・・・」
ファント「しかし、ある一体の男が密かに戦力を集め、このハンター協会の基礎となる組織を立ち上げたのです。」
イーナ「その男って誰なの?」
ファント「ジルガ・ルル・・・私達ルル家の祖先だよ。」
イーナ「!?」
ファント「最終的にその組織と闇の組織との全面戦争となり、多くの犠牲者を出しながらも我々の組織が勝利を収める結果となりました。」
ジェイド「それと・・・俺がハンターになるのと何が関係あるんですか?」
ファント「近頃、その組織が復活したという裏情報が入ってきまして・・・昨日村を襲った犯人もその組織と見て間違いなさそうです。」
ジェイド「なるほど・・・それで協力しろってことですか。」
ファント「そういうことになりますね。」
ジェイド「フッ・・・どうやら[そういう星の下]に俺は生まれてきたのかもな・・・」

ジェイドはしばらく黙り込んだが
すぐに口を再び開き・・・

ジェイド「何もせず・・・ただ断るのもな。・・・これも何かの縁・・・やってみますよ。ファントさん。」
ファント「そうですか!ありがとうございます!!・・・となるとメンバーが足りませんね。」
ジェイド「メンバー?」
ファント「協会の決まりとして原則5体1チームで動く事にしてるんです。誰にしましょう・・・」

空気が一気に静かになったが、
その空気を吹き飛ばすかの如く、イーナが話に参加してきた。

イーナ「私もやりたいっ!!」
ファント「お前が!?・・・う〜ん・・・・」
イーナ「父さん!私だってバトルが出来ないわけじゃないのよ?」
ファント「・・・仕方ない。前から父さんにも言われてたしな・・・」
イーナ「おじいちゃんが?」

その質問に無視するかのように
ファントは次の話に進んだ。

ファント「とりあえずウチで用意できるメンバーは今のところ一体しかいないので、その人と組んでください。」
ジェイド「わかりました。」
イーナ「ふふ、どんな人かしらね。」

しばらくすると、ファントと共にそいつがやって来た。
種族はバシャーモのようだ。

ファント「紹介するよ・・こいつが今回の・・」
ゴウ「ゴウっす。宜しくお願いしまっす!!」
ジェイド「(・・・ウザそうなのが来たなぁ・・・)」
イーナ「私はイーナ。こっちの無愛想なのがジェイドよ。よろしくね♪」
ゴウ「うっほぉ!!イーナさん、いい女っすね〜。・・・あっ、ジェイドさんのその大剣もすっげぇ〜。」
ジェイド「・・・・・」
イーナ「えへへ・・・[いい女]だってさ、私。」

とまぁ、これでメンバーは3人。
にぎやかになっていきそうなチームだ。
さて、この3人にこれから一体どんな困難が立ちはだかっているのか・・・


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 01:45 <HOME>
第八話

ジェイド「(ハンター・・・か。まさか出所前と同じようなことをする事になるとは。)」
イーナ「ジェイド。何黙り込んでるの?」

ジェイドはイーナ、新入りのゴウとの3人でハンターとして活動することになった。
盗賊時代、ジェイドは同じような事をしていたらしいが・・・

イーナ「ジェイド!!聞いてる?」
ジェイド「ん?あぁ、済まない。聞いてなかった・・」
イーナ「ねぇ、私達ってこれから何をすればいいの?」
ゴウ「あっ!それについては俺から説明するぜ。」

新入りのゴウはそう発言した。
するとゴウは腰のポーチから、何かのメモのような物を取り出して話を進めた。

ゴウ「俺達は一応トレジャーハンターとして登録されてるらしいぜ。まぁ、言ってもその目的はその宝を換金して組織の資金にする事だってさ。」
ジェイド「なるほどな。その方が活動しやすいだろうな。」
イーナ「私達はこれから何処に行けばいいの?」
ゴウ「この[セントラル地方]の[北東地区]にある、[幻妖の洞窟]・・・としか書かれてないな、これ。」
ジェイド「宝があるとは限らないからな・・・組織もこれ以上の事は書けないだろうな。」
イーナ「よしっ!じゃあ行ってみるっきゃないでしょ♪」
ゴウ「よっしゃー!!気合入ってきたぜー!!」

イーナもゴウもすっかりやる気だが・・・
ジェイド一人だけまた考え込んでいた。

ゴウ「おーい。ジェイド?どうした?」
ジェイド「悪いんだが・・・[セントラル地方]って何処だ?ていうか・・・此処って何処なんだ?」
イーナ&ゴウ「ええっ!!?」

イーナとゴウは声を揃えて驚いた。
まさかジェイドがこの辺に迷ってきたとは思っていなかったからだ。
ましてや数日前まで刑務所に居た事など、もってのほかだ。

イーナ「え?・・じゃあジェイドって・・・何も分からないまま此処に来たって事?」
ジェイド「そうなるな・・・イーナの村だって偶然見つけただけだ。」
ゴウ「なんつー強運な・・・」

しばらく微妙な空気が漂ったが、すぐにゴウが口を開いた。

ゴウ「・・とりあえず簡単にだけ説明しておくぞ?」
ジェイド「ああ、頼む。」

ここからは作者である私が説明致します。


「ジェイド達の住む世界」

惑星名「ノヴァ」 大きさ:地球と同じくらい
人口(ポケモン):推定100億以上
大陸:大昔の地球。大陸が一つしかなく、その回りに小さな島々があったりするだけ。しかし未だ見つかってない島もあるとか。

「大陸の構成」
ジェイド達がいる「セントラル地方」以外には、
東西南北に、「ノース地方」「サウス地方」「イースト地方」「ウエスト地方」と分かれている。
それぞれのエリアは8方位の地区に分かれていて(例:南東地区など)
その地区内部もA〜Zとエリア区分されている。(例:「幻妖の洞窟」はセントラル地方・北東地区Nエリア)

「地方ごとの特色」
セントラル地方:森林が多く、秘境といわれる場所が数多く存在する。また古い遺跡も多く残っている。

ノース地方:一年中雪が降っている雪原地帯。北地区にはヒマラヤ級の山脈が連なって存在している。

サウス地方:大陸で一番の発展を遂げている近代的な地方。反面、南地区にある海域には多数の遺跡が残っている。

イースト地方:草原と沼地、大地を両断するように世界一高い山がそびえる地方。山脈の標高は1万mを超えている。

ウエスト地方:沼地の湿地帯と荒地の乾燥帯がある荒れ放題の地方。いまだ解明されない場所も多い。


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 01:48 <HOME>
第九話

ゴウ「・・・とまぁ、こんな感じだ。俺の説明で伝わったか?」
ジェイド「ああ、助かった。ポケモンは見た目によらないな。」
ゴウ「(どういう意味だ・・?)」

ゴウにはジェイドの皮肉がうまく伝わっていなかった。
ともかくこの星の地理をジェイドは大体理解したようだ。

イーナ「それじゃ、行こうよ。」
ジェイド「ああ、出発だ。」


・・・1時間後、

ゴウ「着いたぜ。・・此処が[幻妖の洞窟]だ。」

ジェイド達は「幻妖の洞窟」に到着していた。
入り口はコケの生えた岩に穴が開いているという[ほら穴]のような感じだが
内部から異様な気配と淀んだ空気が流れてきている。

イーナ「・・!!この中、すごい魔力が漂っている。」
ジェイド「それに・・・すごい臭いだ。」
ゴウ「臭い?」
ジェイド「ああ・・・強い、血の臭いが。」
イーナ「・・・・・」
ゴウ「・・・・・」

イーナとゴウは黙り込んでしまった。
初めてのダンジョンで、このレベルは少しきつかったのだろうか?
そんな事はそっちのけでジェイドはすんなりと奥へ入っていった。

ゴウ「あっ!!待てよっ!!」
イーナ「えぇ!・・ちょっ・・ちょっと待ってよ〜。」

後を追うように二人も洞窟へ入っていった。


「幻妖の洞窟 内部」

内部は入り口で感じた物とは比べ物にならないほど、魔力の密度が濃かった。
それにあちこちから異様な殺気をジェイドは察していた。
一本道をひたすら進んでいたら、突然イーナが倒れた。

イーナ「ハァ・・・ハァ・・・」
ゴウ「ちっ!やっぱり訓練されてないイーナにはきついな、この魔気は。」
ジェイド「・・・おかしい。」

ジェイドが何かの異変に気付いた。

ゴウ「どうした?何がおかしいんだ?」
ジェイド「・・・此処に漂ってる魔気の流れ・・察知してみろ。」

ジェイドに言われてゴウは目を閉じ、魔力探知神経を全開にして魔気の流れを感知した。
するとジェイド同様、ゴウも何かに気付いたようだ。

ゴウ「なんてこった!!じゃあ最初から・・」
ジェイド「ああ。この洞窟に入ったときから・・・俺達は狙われていた様だ。・・来るぞ!!」

ボコボコボコボコボコォ!!!

ジェイド達を取り囲むように黒いイトマルが地中から姿を現した。
奥からはボスかと思われる黒く巨大なアリアドスがやって来た。

アリアドス「ケラケラケラ!!今日はご馳走だなぁ、兄弟。」
イトマル達「ご馳走だー!!」
ジェイド「俺達は餌か・・・」
ゴウ「・・・・・」

先ほどからゴウは黙り込んだままだった。
恐怖で何も喋れないのだろうか?

アリアドス「ケラケラ・・まずは、そこの弱った女からだ!!かかれ!!」

ボスの合図と共に子分のイトマルが一斉に襲い掛かってきた。
しかし、イトマル達の攻撃が届く事はなかった。
攻撃の瞬間、地中から火柱が出現し、イトマル達を次々に焼き尽くしていった。

アリアドス「な、何ッ!!」
ジェイド「何をするかと思えば・・・」
ゴウ「へへへ、わりぃ。少しばかり時間がかかるからよ。」

どうやら今の技はゴウの仕業だったようだ。
しかし凄い威力だ。辺りが一瞬にしてマグマの海になった。

ゴウ「俺の得意技[地炎変化]だ。・・これでお前は身動きがとれないぜ?」
アリアドス「!!?しまった・・・」

天井から糸で宙吊り状態になっているアリアドスだったが
下がマグマのため、降りることが出来なかった。

アリアドス「ち・・ちくしょう!!」
ゴウ「あっ!待ちやがれ!!」

アリアドスはその場から奥へ逃げていった。
ゴウは後先考えずにすぐ追っていった。
ジェイドは何も言わず、ただあきれ果てていた。
とりあえずジェイドもイーナを背負い、ゴウの後を追っていった。

ジェイド「この先だな・・・全く、ゴウの奴。」

少し進んだとき、イーナが目を覚ました。

イーナ「うぅ・・・」
ジェイド「気がついたか?」
イーナ「うん、ごめん。・・あまり慣れてないんだ、こういう所。」
ジェイド「・・歩けるか?」
イーナ「もう大丈夫!次は私も参加するから。」

ジェイドはイーナを降ろした。
一時的に魔気にあてられただけのようだ。

ジェイド「先に行ったゴウが心配だ。急ぐぞ・・」
イーナ「うん!!」


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 01:50 <HOME>
第十話

「幻妖の洞窟・最深部」

アリアドス「いとをはく!!」
ゴウ「かえんほうしゃ!!」

ゴオオオオオオオオオオッ!!

二人の攻撃は空中でぶつかった。
少々、ゴウの[かえんほうしゃ]が押していたようだ。
アリアドスにそこそこのダメージを与えていた。

アリアドス「くぅ・・・侮ったか・・」
ゴウ「俺らをなめんじゃねぇ!!」
アリアドス「ケラケラ・・・致し方ないな。」

アリアドスはその場で目を閉じ、黙り込んだ。
すると空間が曲がる様にアリアドスが消えていった。
同時に部屋の景色も全て歪み始めた。

ゴウ「な・・何だ?」
アリアドス「ケラケラケラ!・・此処が何故[幻妖の洞窟]と呼ばれているか教えてやるぜ。」

空間の歪みはどんどん酷くなっていった。
ゴウはその場にしゃがみ込んでしまった。

ゴウ「くそ・・・目が眩む!」
アリアドス「ケラケラ・・お前はもう俺の幻術の中だ・・・」

ズドドドドドドドドドドッ!!

捻じ曲がった空間の中から、無数の[どくばり]が飛んできた。
ゴウは幻術のせいで思うように動けず、まともに攻撃を喰らってしまった。

ゴウ「ぐあああああっ!!」
アリアドス「ケラケラ・・その[どくばり]は俺の特別製だ。5分もしない内にお前の体は動かなくなる。」
ゴウ「ぐっ・・・ちくしょう!これで終わりだと思うなっ!!」

ゴオオオオオオオオオオッ!!

ゴウも必死で[地炎変化]を放ったが、狙いが定まらず幻術に飲み込まれてしまった。
倒れたゴウをアリアドスが捕らえようとした時・・・

???「サイコキネシス!!」
アリアドス「ぐわあああああああっ!!」

急いで駆けつけてきたジェイドの[サイコキネシス]で、アリアドスは倒れた。
幻術で捻じ曲がっていた部屋も元に戻っていった。

イーナ「ゴウ、しっかりして!!」
ジェイド「あまり動かすな。幻術で相当精神にダメージを受けてる。」
イーナ「私が治療する。これでも治療系の魔法は得意なんだから。」
ジェイド「なら任せた。俺は後始末だ・・・」

ジェイドは背負っている大剣[ナイトメア]を手に取り構えた。
砂埃の中からアリアドスがフラフラと立ち上がってきた。

アリアドス「ぐぅ・・・効いたぜ、今のは・・」
ジェイド「・・次で終わらせる。」
アリアドス「ケラケラ・・・やってみろぉ!!」

アリアドスは全力で襲い掛かってきた。
しかし、次の瞬間ジェイドが一瞬でアリアドスの背後に移動した。
アリアドスは声も上げす、その場に倒れた。
ジェイドは[いあいぎり]を使った様だ。

イーナ「いつ見ても・・・ジェイドはすごいなぁ・・」
ゴウ「へっ・・・本当だな・・」
イーナ「ゴウ!?」

イーナの懸命な治療のおかげで、ゴウは目を覚ました。
ゴウもジェイドのバトルを目の当たりにし、驚いている様子だった。

イーナ「動いて大丈夫?」
ゴウ「ああ・・・今回、初めてあいつと行動したが・・やっぱ只者じゃなかったな。」
ジェイド「帰るぞ・・・スカだ。」
イーナ「ええっ!?お宝ないの?」
ジェイド「おそらく此処が最深部だ。他に出入り口は見当たらない。良い様に化け物退治に使われたな。」
ゴウ「くっそ〜・・・」

少し悔しい結果になってしまったが、とりあえずジェイド達は洞窟を出る事にした。


同時刻、「幻妖の洞窟・入り口」

???「此処にいるんだったな・・・」

洞窟の入り口では、数体の[ニューラ・GM−3]を引き連れたマニューラが入り口の上で待ち構えていた。
それは村を襲撃を指揮していたダガーだった。

ダガー「ジェイド・ディアブル・・・今すぐ葬ってやる。」


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 01:53 <HOME>
第十一話

ダガー「ククク・・・そろそろだな。」

ダガーはジェイド達を指差し、[ニューラ・GM−3]を一斉に放った。

一方、ジェイド側・・・

ゴウ「なぁ、ジェイド。何でお前はそんなに強いんだ?」
ジェイド「・・・・・」
ゴウ「明らかに普通じゃねぇよな〜?・・何で?」
ジェイド「・・別に。考えた事も無いな。」
ゴウ「ふぅ〜ん・・・すげぇな、それも。」

ようやく入り口を出たジェイド達は
一旦その場で休憩をとった。

ジェイド「ふぅ・・・」
イーナ「何かまだ変な感じ。まだ魔気に当てられてるのかな?」
ゴウ「いや・・・何か来る!!」

ズドドドーーーーン!!!

ジェイド達の目の前に何がが複数落ちてきた。
それは村で見たニューラ型の重機だった。
重機ニューラは休む間もなく攻撃を仕掛けてきた。

ゴウ「のわっ!!何なんだこいつら!?」
イーナ「こっちが聞きたいよ〜・・」
ジェイド「一斉攻撃で畳み掛けるぞ!!」

ジェイド達は重機ニューラ×5に向かって一斉に攻撃した。

ジェイド「はどうだん!!」
イーナ「10まんボルト!!」
ゴウ「かえんほうしゃ!!」

ドカーーーーーン!!

ジェイド達の攻撃が重機ニューラに炸裂した。
抵抗する事も出来ず、重機ニューラは音を立てて爆発した。

ゴウ「ぃよっしゃあああ!!ストレス解消!!」
ジェイド「・・まだだ。」
ゴウ「えっ?」

ゴウの反応と共にジェイドが、洞窟の入り口の上部に[はどうだん]を放った。
命中した箇所は土埃を立てて木々が崩れたが、その中から一体の影が出てきた。
影は物凄いスピードでジェイド達の前に姿を現した。

イーナ「・・?誰この人?」
ジェイド「・・お前はっ!!」

影の正体はマニューラのダガーだった。
ジェイドとダガーは何かしらの因縁があるようだ。

ダガー「久しぶりだなぁ・・ジェイド。」
ジェイド「ダガー・・・生きてたのか。」
イーナ「ジェイド・・この人知ってるの?」
ダガー「覚えてるよなぁ?何せ同じ盗賊仲間だったからなぁ・・・」

その場の空気は一瞬凍りついた。
ダガーの衝撃の一言に、イーナとゴウは動揺を隠せなかった。

イーナ「え・・・ジェイドが?」
ゴウ「泥・・・棒だと?」
ダガー「何だ知らなかったのか・・・そうだよ。そいつは俺と同じ盗賊だったのさ。しかも只の盗賊じゃない。狙ったものは絶対に逃さない[世紀の大盗賊]と呼ばれた男さ。」

世紀の大盗賊・・・それを聞いた瞬間、イーナとゴウは何かを思い出したように顔をはっとさせた。

イーナ「まさか・・・4年前に捕まったっていうあの?」
ゴウ「悪者からしか物を盗まなかったっていう・・・」
ダガー「はっ!一人で[冥皇会]なんていう組織に挑むなんてバカのすることさっ!!」
ジェイド「貴様は今何してる・・・」

ジェイドの言葉にダガーは顔をニヤッとさせた。

ダガー「ジェイド・・・俺は今[冥皇会]に居るんだよ。この意味が分かるか?」

その瞬間、ジェイドの目が大きく鋭くなった。

ジェイド「貴様・・・まさか!」
ダガー「そうだよ・・・あの日、お前が[冥皇会]に侵入する事は俺しか知らなかった。だが何故かばれていて、お前は4年も牢に入れられる事になった。情報を売ったのは俺なんだよ、ジェイド!!」

ジェイドはその言葉を聴いた瞬間、[ナイトメア]をダガーに振り下ろした。
ダガーは爪で攻撃を防いだ。

ダガー「ナイトメアか・・・懐かしいな。争奪戦でお前にそれを奪われたときから、いつか潰そうと思ってたんだぜ?」
ジェイド「黙れぇ!!」

ジェイドが第二撃を喰らわせようとしたが、
ダガーの素早い攻撃に吹っ飛ばされてしまった。

ジェイド「ぐっ・・・」
ダガー「俺達の因縁もここまでだっ!!」

ダガーがジェイドにとどめを刺そうとしたが、
ゴウとイーナにそれを止められた。

ダガー「ほう・・・ジェイドの秘密を知ってもなお、こいつに付くか?」
ゴウ「知ったこっちゃねぇんだよ!!俺らのチームメイトに手ぇ出すんじゃねぇ!!」
イーナ「ジェイド!!今よ!!」
ジェイド「はあああああああ!!」

ジェイドは両手の間に魔力を集めた。
そしてそれを一気にダガーへ放った。

ジェイド「波動砲!!」
ダガー「なっ!!」

ドゴオオオオオオオオオッ!!

ジェイドの技がダガーに炸裂した。
激しい音と共にダガーは吹き飛ばされていった。

ゴウ「何だ?今の・・・」
ジェイド「はどうだんを魔力で強化しただけだ。」
イーナ「待って!・・あいつまだ!!」

ドコオオオォォォン!!

ダガーが吹っ飛ばされた辺りから爆発のような音が起きた。
中からあまりダメージを負っていないダガーが出てきた。

ゴウ「嘘だろ!?あんな攻撃を喰らって・・」
ダガー「俺をなめるなよ・・・4年前の俺と同じだと思ったら大間違いだ!!」

ダガーはそう言うとそのまま森へ向かっていった。

ダガー「このままお前達を殺してやりたい所だが・・・覚えておけジェイド。[冥皇会]はお前を狙ってるぜ。」

そう言ってダガーは森に消えていった。


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 01:56 <HOME>
第十二話

幻妖の洞窟の一件から一夜明けた。
ジェイドはファント(第六話参照)に呼び出され、昨日起きた出来事全てを報告した。

ファント「そうか・・・[冥皇会]は君を狙っているのか。・・しかし何故[冥皇会]は君を狙うんだい?」
ジェイド「それは・・・」

ジェイドは一瞬、言葉が出なかったが
意を決して真実を話す事にした。

ジェイド「俺は・・・かつて大盗賊と言われていました。4年前に[冥皇会]へ忍び込んで捕まった盗賊の正体は俺です。」
ファント「なんと・・・君があの[世紀の大盗賊]と言われた張本人だったのか!」

ファントとその回りに居る重役達が一斉にざわめき始めた。
重役の1人、少し高齢のルージュラが最初に発言した。

ルージュラ「これは我々にとってチャンスではないでしょうか?あの[冥皇会]に壊滅的ダメージを与えた大盗賊が味方に付いたんですよ?」

ルージュラの発言に全員が納得の表情を見せた。
しかし、一体のダーテングが反論した。

ダーテング「しかし、大盗賊を入れたとあっては我が協会の信用問題が・・・」

すぐさま、重役の内の1人であるカイリキーが言葉を返した。

カイリキー「はっ!我々の協会は依頼こそあるものの、元々正式な団体ではない。信用など誰もしてなどいない!」
ルージュラ「それに彼は既に刑期を終えているのです。誰も文句は言えません。我々の目的をお忘れですか?リドウ。」

リドウとは、どうやら先程のダーテングの名のようだ。
ルージュラの言葉にリドウは反論しなかった。
そして遂にファントが口を開いた。

ファント「決まりだな。ハンター協会会長ファント・ルルの名を持って、ジェイド・ディアブルを[協会認定護衛団団長]に推薦します。」
ジェイド「はっ!?」

ジェイドには何が何だか分からなかった。
だが、ジェイドの事などそっちのけで話は進んでいった。

リドウ「・・いいだろう。ハンター長リドウ・ウッズの名を持って、その議案に賛成致します。」

意外にも最初に賛成を表明したのは、リドウだった。
他の重役達(ルージュラ・カイリキー・ゲンガー・カイリュー)も次々に賛成を表明した。

ルージュラ「ハンター長オレイ・ビルクの名を持って、以下同文。」
カイリキー「ハンター長ガンズ・マスラウムの名を持って、以下同文。」
ゲンガー「ハンター長ヴィドル・ポルターの名を持って、以下同文。」

4人のハンター長が賛成した。
そして最後、他の重役とは貫禄が違うカイリューが賛成を表明した。

カイリュー「期待してるよ・・・ハンター協会副会長及び評議会会議長アレグロ・ドラグーンの名を持って、この議案を賛成する。」
ジェイド「(期待してる?何言ってんだ、この年寄り共は・・)」
ファント「全員賛成の結果となったので、ジェイド・ディアブルを[協会認定護衛団団長]に任命する。」
ジェイド「ちょっと待ってくれ!一体どういうことですか?」

ジェイドがようやく反論した。
ファントがすぐに事情を説明した。

ファント「長年この組織が戦ってきた闇の組織の名は[冥皇会]。これを言ってしまえば大体は分かるかな?」
ジェイド「・・じゃあ[協会認定護衛団]というのは。」
ファント「[冥皇会]と戦う為に結成された組織だ。といってもメンバーは君を合わせて3人しかまだいないがね。」
ジェイド「他の2人って・・・まさか、イーナとゴウのことじゃ・・」

????「そのとおーり!!」

いきなり大声を上げて入ってきたのは、ゴウだった。
その後ろにはイーナもいた。

ジェイド「いつの間にそんな話が・・・」
ゴウ「昨日、お前が散歩に行ってる間さ。俺達は快くOKしたぜ?」
イーナ「顔を見られた以上、もう私達は狙われる立場にある訳だしね。覚悟は決まってたよ。」

ゴウとイーナは既に[冥皇会]と戦う決心がついていた。
ジェイドはまだ納得いかない様子だったが・・・

ジェイド「狙われる立場か・・・どうやら宿命には逆らえそうに無いな。・・いいだろう、やってやるよ。」
ファント「よくぞ決心してくれた。準備期間は1週間以内に行ってくれ。」

こうしてジェイド達の宿命の戦いが始まろうとしていた・・・


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 01:59 <HOME>
第十三話

「ハンターキャンプ・訓練場」

ジェイド達は今、ハンターキャンプの室内訓練場にいる。
1週間の準備期間を与えられたので、ジェイド達は己を高める事に専念した。
フィールドはポケモンバトルで使われるラインが描かれていた。
ジェイド達の前には、稽古を付けてくれる事になったハンター協会副会長のアレグロが立っていた。

アレグロ「さて、稽古を始めようか。まずは君達はどの辺りまで魔法を扱えるか試させてもらうよ。」
ジェイド「わかりました。」

ジェイドは[ナイトメア]を構えた。
ゴウとイーナもそれぞれ戦闘態勢に入った。

アレグロ「(ほう・・・ジェイド君はあの大剣を主体にした戦闘スタイルか。言わば[魔法剣士]といった所だろう・・・)」

アレグロは戦闘態勢を見ただけで、3人の戦闘スタイルを分析し始めた。

アレグロ「(ゴウ君はバリバリの格闘スタイル・・・拳と足に魔力が集まってるな。特に右手には高密度の魔力が集まってる・・・多少のフィールド魔法を扱えるようだな。)」
イーナ「ねぇ・・・アレグロさんは何をしてるんだろう?」
ゴウ「さっきから俺達をじっと見てるよな。」
ジェイド「・・分析してるんだ、俺達の戦闘スタイルを。気を抜くな!あの人かなりのやり手だ。」

アレグロはさらに分析を静かに進めていった。

アレグロ「(イーナ君は全身から聖の魔力が溢れてる・・・回復・補助魔法が得意なようだね。それにあの肉の付き方・・・あのスリムな体で中々の体術も扱うようだね。)」
ジェイド「チームワークだ。まずは俺が突っ込むぞ。」

ジェイドは剣を前に構え、アレグロに突っ込んでいった。
多少の[かげぶんしん]を交えての攻撃・・・簡単には避けられないだろう。

アレグロ「中々の技のキレだ・・・しかし、攻撃が単調過ぎるね。[でんじは]!!」

アレグロの両手から広範囲の電磁波が流れた。
ジェイドの影分身は消え、ジェイドも体の麻痺でその場に倒れた。

アレグロ「その程度で私は倒せないよ?」
ジェイド「フン・・・」

ジェイドの顔が一瞬にやっとした。
するとジェイドの体が炎となり消えていった。

アレグロ「(なにっ!?)」

アレグロが驚いていると、背後にジェイドに姿が現れた。
ジェイドはそのままアレグロに向かって剣を振った。
しかしカイリューとは思えない身のこなしで避けられてしまった。

ジェイド「ちっ・・・何てスピードだ。」
アレグロ「なるほど・・・ゴウ君との連携か。危なかったよ・・」

ジェイドの足元の地面から、ゴウが這い上がってきた。
最初はジェイドが[かげぶんしん]を使い、アレグロに飛び込んだように見えたが
実はジェイドの姿は全てゴウが即行で作った炎分身で、その影にジェイドが隠れていたのだ。
そしてゴウはその炎を地中に潜って操っていたという寸法だ。

アレグロ「中々やるようだね。しかし、まだこんなものではないよ?」
ゴウ「上等!!これ位まだ序の口だぜ?」
ジェイド「・・・ふぅ。」
アレグロ「・・・ん?」

アレグロは何かの異変に気が付いた。
そう・・・イーナの姿がないのだ。一体何処へ・・
すると突然アレグロの背後からイーナの声が聞こえてきた。

イーナ「捉えた!・・[暴雪乱舞]!!」
アレグロ「しまった!!」

イーナの魔力を加えた雪の嵐がアレグロを襲った。
アレグロの姿はあっという間に見えなくなり、雪に覆われてしまった。
本来ならドラゴンであるカイリューはこれでKOするはず・・・であった。

ゴウ「よっしゃー!!でかしたぜ、イーナ!!」
イーナ「待って・・・雪の中で凄い魔力が渦巻いてる!!」
ジェイド「・・・イーナ!危ない!!」
アレグロ「[りゅうのはどう]!!」

ズドォォォォォォォォォン!!

イーナ「ぐぅ・・・」
アレグロ「ふぅ・・・」

アレグロが雪の中から放った[りゅうのはどう]がイーナに直撃した。
イーナは吹っ飛ばされ、一撃で戦闘不能になった。
アレグロの体の周りには、ものすごい密度の魔力が渦巻いている。

アレグロ「まさか迷彩魔法で姿を隠していたとは・・・さすがに避けられなかったよ。しかし詰めが甘いね。こんな威力じゃ話にならないよ。」
ゴウ「ちくしょう・・・イーナが一撃でやられるなんて!」
ジェイド「これがハンター協会副会長の実力か・・・侮れないな。」
アレグロ「さぁ・・・まだ勝負は続いているんだよ。かかってきなさい!!」


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 02:02 <HOME>
第十四話

「ハンターキャンプ・訓練場」

結局、アレグロとの稽古でのバトルは惨敗してしまった。
全員アレグロの技に対抗出来なかった。
アレグロは全員の魔法のスキルを確かめたので、それぞれに合った修行法を伝授していた。

アレグロ「イーナ君。君は魔法に関しては達人の域に達している。補助・回復などが得意なようだが、属性全てを扱えるというのは中々のものだ。」
イーナ「あ、ありがとうございます。」
アレグロ「君にやってもらうのは、魔力のコントロール法だ。まだ魔力を上手くコントロール出来ていないようだから。」
ジェイド「そうなんですか?そうは見えなかったが・・・」
アレグロ「昨日の氷属性の魔法を見ただろう?確かに魔法の発想はたいした物だ。しかし威力がまるで無いのだよ。」

3人は黙ったままだった。
魔法は今まで何となく使っていただけだった。
しかし、そこまで奥が深いことをまるで知らなかったようだ。

アレグロ「コントロールを身に着けることで、生まれる技もたくさんある。やってみなさい。」
イーナ「はいっ!」
アレグロ「コーチはハンター長のオレイがやってくれる。オレイ、しっかり見てやってくれ。」
オレイ「分かりました。」

オレイとは会議場で会った、ハンター長のルージュラだ。
イーナのコーチに付く事になった。
オレイはイーナと共に別の部屋へ向かった。

アレグロ「次にゴウ君。君はイーナ君の逆なんだな。」
ゴウ「つまり・・・コントロールは出来てるけど、技にバリエーションがないって事ですか?」
アレグロ「その通り。君は格闘系の技を得意としているようだし、フィールド魔法も実にキレが良かったが・・・」
ゴウ「うぅ・・・発想力とか一番苦手だぜ。」
アレグロ「それについてはハンター長のガンズに任せてある。行きなさい、今頃外にいるだろう。」
ゴウ「はいっ!」

ガンズも協会のハンター長、カイリキーである。
ゴウは勢いよく走って訓練場を後にした。

アレグロ「さて、ジェイド君。君のコーチは私だ。」
ジェイド「はい。」

ジェイドのコーチはなんとアレグロだった。
副会長直々のコーチである。
一体どんな訓練が待っているのだろうか?

アレグロ「君は他の2人が持ってないもの全てを持っている。格闘センス、魔法のコントロール、キレ、どれを取っても一級品だ。」
ジェイド「まぁ・・・過去が過去ですし。」
アレグロ「特に私が興味を持ったのは、剣速だよ。そんな大剣で光のような速さで振ってくる。さすがにあれは私も危なかった。」
ジェイド「フフ・・当たってたら、アレグロさん危なかったですよ?この[ナイトメア]の恐ろしさを知らないでしょう?」
アレグロ「!?それが・・・あの[ナイトメア]なのかい?」
ジェイド「ええ、名前と効果は全く一致しない。悪夢程度じゃ済まされませんでしたよ?」
アレグロ「それが本物なら・・・受けなくて正解だったね。」
ジェイド「まぁ、この話はまた今度。俺はどんな特訓をすればいいんですか?」
アレグロ「君に必要なのは[経験]さ。これから1週間、私とぶっ続けでバトルをしてもらうよ。」
ジェイド「わかりました・・・望むところです。」

それぞれの修行法を伝授され、修行を始めた3人。
果たして1週間後、この3人はどれだけ違ってくるのだろう・・・


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 02:05 <HOME>
第十五話

稽古を始めて一週間が経った。
遂に稽古を終え、旅立つ日がやって来たのだ。
時刻は早朝の5時。
ジェイド達は皆が寝静まってる間に出ようと考えていた。

キャンプの広場で三人は合流した。

イーナ「みんな久しぶりね。何か・・・雰囲気変わったよね。」
ゴウ「あれだけ地獄の特訓させられりゃ、変わりもするって。」
ジェイド「此処に来るまでに誰にも気付かれて無いだろうな?」
イーナ&ゴウ「大丈夫!」
ジェイド「(・・信用出来ないな。)」

とにかく夜が明ける前に出発をしたいので
全員で今回の任務の内容を確認した。

ジェイド「任務の目的は、一.[拠点を決める]、二.[協力者を集める]、三.[冥皇会の情報収集]だ。」
イーナ「まずは拠点探しと協力者の方を優先した方がいいよね。」
ゴウ「協力者のあてはあんのか?」
ジェイド「俺の昔の仲間を当たってみる。上手くいけば拠点も手に入るかもしれない・・・」
ゴウ「マジかよ。そんなにすげぇ奴がいるのか?」
ジェイド「俺は元盗賊だ。逃げ続けてたら埒が明かないだろ?だから[隠れ家]ってのを持ってるんだよ。」
イーナ「決定ね。行き先はジェイドに任せるって事で。」

任務の整理が付いた所で、早速出発しようとした。
しかしゴウがその足を一旦止めた。

ゴウ「なぁ、ちょっと提案なんだけどさ・・・」
イーナ「提案?」
ジェイド「・・何だ?言ってみろよ。」
ゴウ「俺達のハンター団ってさ、まだ名前付けてなかったよな?今のうちに決めちゃおうぜ。」
ジェイド「ああ、そういえばアレグロさんから其れについて言われたよ。ついでに名前の候補もな。」


さかのぼる事三日前・・・==============================================

アレグロ「ジェイド、お前達は一応ハンターとしての活動だから団に名前を付けたらどうだ?」
ジェイド「名前ですか?無くてもいいでしょう・・」
アレグロ「いやいや、これが意外と重要なんだよ?ハンター団の名前っていうのは、その団体に所属するメンバー達の誇りなのさ。」

アレグロの言葉にジェイドは首を傾げた。
ジェイドにとって誇りとは縁の無い言葉だったからだ。

ジェイド「誇り・・・ですか。」
アレグロ「そう。そしてメンバー達を繋ぐ絆でもある。」
ジェイド「・・名前を付けるのが重要なのはわかりましたけど、すぐには思いつかないですよ。」

ジェイドがそう言うと、アレグロは何故か微かに微笑んだ。

アレグロ「実はね・・・私が考えた名前があるんだが。」
ジェイド「何ですか?教えてください。」
アレグロ「リーダーである君の名前を取って・・・」

==========================================================

ジェイド「俺の名前の一部、ディアブルから取って[ディアーズ]・・・どう思う?」
イーナ「へぇ〜、いい名前だと思うよ?」
ゴウ「何かまとまる感じがあっていいぜ!それに決定だ!」

こうしてジェイド達は特殊戦闘ハンター団[ディアーズ]となった。
名前も決まった事で、ジェイド達は旅立って行った。
これからのディアーズの活躍に期待である。


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 02:08 <HOME>
第十六話

旅たちの日から三日が経過していた。
ディアーズはその間、歩きっぱなしである。
いい加減ゴウが駄々をこね始めた。

ゴウ「ジェイド!いつになったら着くんだよ!!」
ジェイド「黙ってろ。そう簡単じゃなんだよ、隠れ家への道は。」
イーナ「簡単にいける所じゃ意味無いもんね。」
ゴウ「でもよぉ!もう三日も歩き続けてるじゃねぇか。俺ぁ疲れたよ・・・」
ジェイド「ほら、文句言ってる間に着いたぞ!」

現在地はセントラル地方の北地区。
ディアーズが到着した場所は、森の奥にある小さな小屋だった。

ゴウ「これが隠れ家?何かしんきくせぇな・・・」
ジェイド「見た目が重要なんだ。入るぞ・・」

その小屋に三人は入っていった。
中は正直汚いだけで何も無かった。
此処が本当に隠れ家なのだろうか・・・

ゴウ「なぁ、ジェイド。此処で本当なんだろうな?」
ジェイド「・・・・此処だ。」
イーナ「?・・どうしたの?」

ゴウとイーナはジェイドが指差す物を見た。
何の変哲もない壁だ。何の意味があるのだろうか?
するとジェイドはゴウにこう言った。

ジェイド「此処・・・押してみろよ。」
ゴウ「え?・・おう。」

言われるがままにゴウは壁を指で押してみた。
すると指で押した部分の壁が「カチッ!」という音を鳴らしてへこんだ。
どうやら何かのスイッチだったようだ。
スイッチを押した事で、壁に円形の扉が出てきた。

ゴウ「す・・・すげぇ!」
ジェイド「この先だ。行くぞ・・」
イーナ「(一体どんな人なんだろう・・・)」

三人は出てきた扉へ入った。
中は通路になっていて、奥に先程の扉より数倍大きい扉があった。
そのドアはまるでジェイド達を待っていたかのように、自動で開いた。

ジェイド「久しぶりだな・・・」

中は普通の居住空間だった。
しかしそこには数人の貫禄あるメンバーが揃っていた。
イーナとゴウが何も言わなくなってしまった。

ジェイド「悪い・・・二人とも外してくれないか?」
イーナ「分かったわ・・・」

ジェイドの頼みでしばらくゴウとイーナは通路に出た。
しかし中が気になり、ゴウは壁に聞き耳を立てていた。
どうやらジェイドが状況を説明してるようだ。
10分が経つと、ジェイドからの入室が許可された。

イーナ「あの・・初めまして。」
ゴウ「初めまして!」

とりあえず二人は目の前のジェイドの旧友に挨拶をした。
メンバーからも「初めまして」と丁寧に挨拶が返された。
悪い人じゃなさそうな雰囲気に、二人は少し安心した。
まずはお互いの自己紹介から始まった。
最初は頭の良さそうなバリヤードから話し始めた。

バリヤード「僕はディンっていうんだ、宜しく。状況は大体ジェイドから聞いたよ。」
イーナ「それで・・返事は?」
ディン「勿論OKさ。ジェイドの頼みは断れないよ。ここは存分に使って構わないよ。」
ゴウ「やったぜ!あざっす!!」

ディンが話し終わると、次々にメンバーの自己紹介が始まった。

メイ「私はサーナイトのメイっていうの。宜しくね。」
クロウ「俺はガブリアスのクロウだ。歓迎するぜ。」
セイラ「あたしはライチュウのセイラよ。宜しくね〜♪」
デュロ「俺はロズレイドのデュロという。共に戦う者として敬意を表する。」
イーナ「私はミミロップのイーナ。んでこっちが・・・」
ゴウ「オッス!バシャーモのゴウだ!!宜しく頼むぜ!!」

全員の自己紹介が終わった。
今日はひとまず此処で休むことにした。
その間はフリートークの時間だ。


一方、何処かの場所「冥皇界・支部」

何処かの土地に堂々とたたずむ冥皇界の建物。
その中でダガーは部隊のリーダーとして指揮官席に座っていた。
しかし機嫌が悪い・・・
目の前にいるポケモンのせいなのだろうか・・・

ダガー「フン・・・珍しい客だな。」

ダガーの基地に来たポケモン。
それは黒い体色のストライクだった。
ダガーと同じ位の立場にはありそうだ。

ストライク「先刻の貴様の単独行動・・・ゾディア様はお見通しだぞ。」
ダガー「ケッ!それがどうしたってんだよ!!」
ストライク「それに失敗したそうだな。情けない・・・貴様はこの冥皇会に泥を塗る気か!」

いい加減痺れを切らし、ダガーが机を思い切り叩いた。

ダガー「うるせぇんだよ!いちいち俺に指図するんじゃねぇ!」
ストライク「愚か者が・・・一つ言っておく。次はないぞ、覚えておけ。」
ダガー「ダクラ・・・てめぇは俺に喧嘩売りに来たのか?あぁ!!」
ストライク「ゾディア様からの指令だ。例の物の捕獲を開始せよとの事だ。」
ダガー「じゃあゾディアに言っておけ。ジェイドには絶対手を出すなってな!」
ストライク「・・・これで失礼する。」

そういってダクラという名の黒いストライクは去っていった。
例の物とは一体何なのか・・・
巨大な悪の陰謀が少しずつ動きはじめていた・・・


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 02:13 <HOME>
第十七話

翌日・・・ジェイド達が基地での初めての朝である。
時刻は午前六時・・・ディアーズのメンバーは新旧問わず早起きのようだ。
今日は今後の活動についての話し合いをする予定だ。
全員テーブルに着き、メイが作った朝食を食べていた。

ディン「相変わらずメイの料理は美味しいね。そう思うだろ?ジェイド。」
ジェイド「ああ・・そうだな。」
イーナ「本当に美味しい!今度料理教えてよ。」
メイ「うふふ、いいわよ。教えてあげる。」

ゴウ「うんめえぇぇぇぇ!!こんな飯は久々だぜっ!」
クロウ「おい、ゴウ!朝飯ぐれぇ大人しく食えねぇのか!!」
ゴウ「うるせぇ!お前だって声でけぇんだよ!!」
クロウ「なんだとっ!!」
ゴウ「やんのかっ!!」
セイラ「うるっさいわね〜!静かにしなさいよ!!」
ジェイド「(お前も五月蝿い・・・)」

デュロ「・・・・・」
イーナ「デュロはよく静かに食べてられるよね〜。」
デュロ「食事とは静かに摂るもの・・・多少話すのは構わない事だが、お前達は五月蝿すぎる。」
ゴウ「うっ・・・」
クロウ「おう・・・わりぃな。」
セイラ「あっはは!怒られてやんの。」
デュロ「・・・・・」
セイラ「う・・わ、わかったわよ。」

実に賑やかな朝食である。
食事をしている時がディアーズの至福の時であろう。
食事も済ませ、ようやく話し合いが行われた。

ジェイド「今後の活動についてなんだが・・・」
ディン「あ、そうだ。冥皇会について情報が入ってきたんだ。」
ジェイド「何だ?話してくれ・・」

ディン「冥皇会は最近、魔気の濃度が非常に高い遺跡や洞窟に出現してるんだ。しかも大陸全体でさ。」
メイ「魔気の強い場所・・・気になるわね。」
セイラ「目的は何なの?」
ディン「うん、それについてはあらゆる情報網を使って調べてみた。そしたらある伝説に関係してる事が分かったんだ。」
クロウ「伝説?何だそりゃ・・」
ディン「[惑星創神]の伝説さ。」
ジェイド「惑星創神・・・」
イーナ「それ聞いたことある。前におじいちゃんの書籍にその本があったの。」
ゴウ「どんな内容だった?」
イーナ「この惑星は多くの神と呼ばれる神獣が創り出したっていう伝説・・・そして神獣達のその後・・」
ゴウ「その後?」
ディン「神獣はこの星を、そしてこの大陸を創り出した後に眠りについたっていう伝説さ。」
メイ「まさか冥皇会はその伝説を鵜呑みにして・・・神獣の力を狙ってるってこと?」
ディン「鵜呑みじゃないさ、その伝説は紛れも無い事実なんだよ。ただ狙ってるって事には間違いは無いと思う。」
イーナ「後気になるんだけど・・・私の村が襲われた時捕まった人達は何なのかな?」
ディン「その辺までは分からなかったんだ・・・でも、この伝説に詳しい人物が居る事は分かったんだ。」
ジェイド「よし、決まりだ。まずはその人物を尋ねる事にしよう。ディン、その人物の詳細についてまとめてメモをくれ。」
ディン「わかった。」
ジェイド「メンバーは俺、メイ、ゴウ、デュロで行く。その他は此処で待機。情報収集を行ってくれ。」
一同「了解!!」

いよいよ動き始めたディアーズ。
冥皇会の狙う神獣とは一体何なのか・・・
そして一部の人を捕獲した目的とは・・・
次回、驚きの事実をジェイド達は聞く事になる・・・


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 02:16 <HOME>
第十八話

ディンのお陰で、冥皇会の目的を掴んだディアーズ。
神獣について詳しく知る人物の下へ向かう為、ジェイド・ゴウ・メイ・デュロはセントラル地方を北へ進んでいた。

現在地は「古の森」
セントラル地方の北地区に位置するこの森は
樹齢1000年を越えた樹が点在しており、手付かずの自然が残されている。
その深い森の道なき道を、ジェイド達は進んでいた。

ゴウ「はぁ・・・はぁ・・・まだかよ〜!」
ジェイド「文句を垂れるなら置いていくぞ。」
ゴウ「ちぇっ・・・」

いつまでも目的地が見えない森の中。
ゴウは疲れてやる気をなくしていたのだ。

メイ「しかし深い森ね・・・」
デュロ「身を隠すには最適であろうな。」
ジェイド「神獣について知っている人物だ。冥皇会のような連中に狙われてもおかしくないだろう。」

足を休める事なく奥へと進んでいくジェイド一行。
段々と通れる場所が狭くなっていた。
森の奥に入るにつれて、樹齢が高い木々が多く連なっている。
そして、とうとう通れる道がなくなってしまった。

ジェイド「行き止まりか・・・」
ゴウ「勘弁してくれよ〜!!」
デュロ「・・・止むを得ない。一旦退こう。」

男メンバー3人がその場を立ち去ろうとした。
しかしメイだけが何かに気付き、その場を動かなかった。

ゴウ「ん?メイ、何やってんだ?」
メイ「しっ!・・・何か聞こえる。・・この樹の向こうからだわ!」
ジェイド「・・なるほどな。危うく見逃す所だった。」
ゴウ「この向こうに何かいるんだな?」
メイ「水のような音が聞こえるわ。恐らくこの向こうに湖がある。」
ゴウ「だったら俺に任せときな!!」

そういってゴウは樹から少し距離を取り、体勢を構えた。
足から炎が吹き出していた。

メイ「・・何をするの?」
ゴウ「こうするんだよっ!!」

ドドドドドドドドドドドドッ!!!

ゴウが繰り出したのは「ブレイズキック」だった。
しかも通常よりも遥かに威力の高いものだ。
それを高速で連続蹴りし、1000以上もの樹齢を持つ巨大な樹をあっという間になぎ倒していった。

デュロ「フフフ・・・中々の腕前だな、ジェイド。」
ジェイド「ああ、格闘センスだけなら・・・俺も敵わない。」
メイ「凄い・・・ゴウ、やるじゃない!!」
ゴウ「へっ!どんなもんだ!!」

樹はすっかり消し炭になってしまった。
そしてその先に広がる景色に、一同は驚いた。

ゴウ「すげぇ・・・本当に湖があったぜ!!」
メイ「やっぱりあの時に聞こえた音は、水の音だったんだわ。」

ジェイド達の前にあったのは、半径1kmほどの湖だった。
しかも綺麗で神秘的である。まさに秘境と呼ぶにふさわしい場所だ。
ジェイド達が足を踏み入れたその瞬間!!


「何者だ!!此処から出ていけぇ!!」


ゴウ「うわぁ!!」
メイ「きゃああ!!」
ジェイド「ちっ!・・・何だ、一体。」

ジェイド達を襲った攻撃は、「リーフストーム」だと思われた。
突然、湖の奥から攻撃を仕掛けられたのだった。
すると湖から浮島かと思っていたものが、突然動き出した。
どうやら正体は浮島ではなく、巨大なドダイトスだったようだ。

ドダイトス「此処に何のようだ・・・」
ジェイド「俺達は此処を汚しにきたんじゃない。話をしにきただけだ。」
ドダイトス「話・・・だと?」

攻撃体勢だったドダイトスが大人しくなった。
そのまま静かにジェイド達の話を聞いていた。

ジェイド「俺達はハンター協会の特別団体だ。訳あって神獣について調べている。」
メイ「私達は神獣について聞きにきたの。冥皇会という組織が其れを狙っていて・・・」
ドダイトス「冥皇会だと!?」
ゴウ「知ってんのか?」
ドダイトス「・・・・・・」

しばらくドダイトスは黙っていた。
そして湖から静かに上陸し、ジェイド達にこう告げた。

ドダイトス「・・ついてくるがいい。」

急に大人しくなったドダイトス。
ハンター協会と冥皇会という言葉を聞いてからだ。
果たして何の関係があるのだろうか。
そして神獣にはどんな力が秘められているのか・・・


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 02:19 <HOME>
第十九話

何も言わずにジェイド達の前を進む巨大なドダイトス。
そしてそれに黙ってついていくジェイド一行。
案内されたのは湖のさらに奥にある大きな洞窟だった。
この巨大なドダイトス(約3〜4m程)が余裕で入るスペースだ。
洞窟に入った辺りから、先程まで黙っていたドダイトスが口を開いた。

ドダイトス「お前達はハンターだと言ったな?」

突然のドダイトスからの質問。
ジェイドは何も言わずにただ首を頷いた。

ドダイトス「・・ファントとアレグロはまだ生きているのか?」
ジェイド「・・ああ、生きているが。」
ドダイトス「フゥ・・・いつの時代も、争いか・・」

そう言うと、また黙って歩き始めた。
洞窟内は意外と明るい。
洞窟の壁の側面に、魔力で付けられたであろう火が燃え盛っていた。
しばらく進むと、地底湖のような場所へたどり着いた。
するとドダイトスがその地底湖の水の中へ、静かに入っていった。

ドダイトス「・・神獣の話をするなら、此処なら誰にも聞かれまい。」
ジェイド「早速だが、その神獣の話について詳しく聞かせて貰えないか?」
ドダイトス「神獣・・・それは生き物ではないのだ。」

その言葉にジェイド達は驚いた。
獣という字が付くのだから、絶対に生き物だと思っていたのだろう。

メイ「どういう意味なんですか?」
ドダイトス「あれは膨大な魔力の塊。そしてその魔力が知恵を持ち、動物などの姿に具現化しただけのこと。」
ジェイド「問題はその膨大な魔力を何故冥皇会が狙うのか・・」
ドダイトス「そんなの簡単だろう。目的を果たす為だ。」
デュロ「目的・・・この星の支配か。」
ドダイトス「お前達が思っている以上にハンター協会というのは強力な組織だ。冥皇会でも簡単には落とせない。」
ゴウ「じゃあ冥皇会は神獣を使って今度こそハンター協会を潰して・・・」
ジェイド「この星を支配する・・・ということか。」
メイ「だったら連れ去った人はどういう目的で?」
ドダイトス「神獣はある波動を持った者の前にしか現れない。そう聞いたことがある。しかし連れ去る必要はない。」
メイ「何故なの?」
ドダイトス「神獣はその特殊な波動によって封印されている。その波動を持つ者が存在するだけで、封印は保っている。」
デュロ「つまり、その波動を纏う者を殺めれはいいだけ・・」
ジェイド「波動か・・・」

ドドドドドドォォォォン!!!

ジェイド「!!?」
ドダイトス「ムッ!何者だ!!」
????「また会ったなぁ、ジェイド!!」

突然の上方からの奇襲。
地底湖の天井を突き破って出てきたのは、ダガーだった。
しかも周りにはかなり鍛えられた本物のニューラたちがいた。

ダガー「ククク・・・お前がいるとは好都合。そこのドダイトスと一緒に始末してやるぜ!!」
ジェイド「何だと・・何故ドダイトスを狙う!!」
ダガー「必要だからさ・・・やれ!!」

ダガーの合図で多数のニューラが攻めてくる。
ジェイド達の運命やいかに!?


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 02:21 <HOME>
第二十話

ダガー「お前等の命運も此処までだ!!」

ダガーの元から、部下のニューラが次々と襲い掛かってくる。
このままではドダイトスとジェイドがやられてしまう!
しかしドダイトスは顔色一つ変える様子はなかった。

ドダイトス「この私を殺すだと?・・大層な口を利くじゃないか。」

そういった瞬間、ドダイトスに襲い掛かってきたニューラが全員吹き飛ばされた。
そうとうな勢いで飛ばされ、全員戦闘不能に終わった。

ドダイトス「私を殺すには・・・少し実力がたりんな。」
ダガー「ほう・・・やはり噂通りの実力。だが此方の攻撃は終わってないぞ!!」

そう言うと再び、侵入してきた穴から多数のニューラが降りてきた。
今度のニューラは先程のとは違い、一筋縄ではいかなさそうだ。

ジェイド「何が何だか知らないが、俺達の邪魔をするなら消すぜ?」
ダガー「ハッ!消されるのはお前の方だ!!」

今度はジェイドに向けてニューラが襲い掛かる。
瞬く間にニューラの小隊は、ジェイドを囲んでいった。
ジェイドも戦闘態勢に入ってるが、珍しくナイトメアを抜かない。
どう戦うつもりなのだろうか・・・

ダガー「ナイトメアを使わない?なめやがって・・殺せ!!」

ダガーの命令で一斉にニューラがジェイドに飛び込んだ。
このままではジェイドは確実にやられてしまう。
しかし、ジェイドは依然余裕の表情である。
するとジェイドの口から何かが聞こえた。

ジェイド「特訓の成果だ。見せてやる・・・俺の波動を!!」

そう言った瞬間、ジェイドの体が青く発光し始めた。
それだけじゃない。途轍もなく強い波動が体中を巡っている。
以前にジェイドが発した波動とは比べ物にならない強さだ。
思わずニューラの小隊も攻撃の手を止めてしまった。

ダガー「な・・何してやがる!!さっさと殺せ!!」

我に返り、ニューラ達が再びジェイドに襲い掛かる。
しかしジェイドは次々に来るニューラの攻撃を、いとも簡単に避けていく。
これは普通のポケモン技「みきり」である。
しかしジェイドの波動によって、見切りの目が格段にパワーアップしている。

ダガー「なっ・・・」
ジェイド「お前達の波動・・・使わせてもらうぞ。」

ジェイドは両手の間に、小密度の波動の塊を創り出した。
そして両手を勢いよく広げると、その塊が細い糸状となり広がっていった。
その波動の糸は確実にニューラ達を捕らえ、体の一部に取り付いた。

ジェイド「喰らうが良い・・・波動操手!!」

ジェイドは両手を動かし始めた。
するとニューラ達は自分の意思に関係なく空中を振り回されている。
ジェイドの思うがままに操られているのだ。
そしてそれをダガーの方に向け、投げ飛ばした。

ダガー「!?・・あの野郎!!」
ニューラ「うわあぁぁ!!隊長!!避けてくださ・・」

ズババババババババババ!!

何が起こったかすぐには理解できないだろう。
あろうことか、ダガーは自分に向かってきたニューラ全てを切り刻んでしまったのだ。
ニューラの言葉はダガーに届かなかった。
ダガーの目はいつにもなく冷たい。

ダガー「役立たずめ・・・そこで死んでな。」
ジェイド「あいつ・・・自分の部下を。」

沈黙のさなか、ドダイトスの方でも戦いが繰り広げられている。

ニューラ1「うわぁ!!何だこの根は!!」
ニューラ2「一体何処から出てきたんだ!?」
ドダイトス「ハードプラント!!」

ニューラは悲鳴を上げる間もなく攻撃を受けた。
その衝撃でまたもやダガーの元へ吹き飛ばされていく。
ダガーはまたその部下を助けることなく斬る。
役立たずは捨てる・・・それが奴の考え方なのであろう。

ダガー「はぁ・・・どいつもこいつも役に立たねぇ。」
ドダイトス「あやつ・・・自分の部下を!?」
ジェイド「そういう奴だ。心なんて持ち合わせちゃいない。」
ダガー「俺が直々に殺す・・・覚悟しろぉ!!」

そう言うとダガーは物凄いスピードで向かってきた。
ジェイドとドダイトスは反応が遅れ、ダガーのスピードについていけなかった。
咄嗟に防御の構えをしたが、攻撃がこない。

「キャア!!」
「うああぁ!!」
「うぐっ!!」

突然ジェイドとドダイトスの後方から悲鳴が聞こえた。
何とダガーの狙いは二人ではなく、後ろにいたゴウ達だった。

ダガー「ククク・・・後ろのお仲間が隙だらけだぜ?」
ゴウ「ち・・くしょう!!」

ゴウがすぐに立ち上がり、ダガーに向けて「ブレイズキック」を放ったが
ダガーは一瞬でその場を離れ、ジェイドとゴウ達の間に現れた。
ゴウは今の一撃で残った体力を使い果たし、再びその場に倒れてしまった。

ゴウ「・く・・そっ・・」
ジェイド「貴様・・・外道に拍車がかかったようだな。」
ダガー「お前を殺すためなら何でもするのさ。たとえ役に立たない部下を犠牲にしてもな。」
ドダイトス「なんと傲慢な・・・」
ジェイド「もういい、喋るな。」

その瞬間!!ジェイドは一瞬でダガーの目の前に移動した。
そして既に「はどうだん」を放とうとしていた。

ダガー「なっ!!」
ジェイド「はどうだん!!」

ドカァァァァァァァァァァァァン!!

通常の「はどうだん」とは比べ物にならない程の威力だ。
ジェイドは表情には見せないが、そうとうキレているに違いない。
「はどうだん」は確実にダガーへ直撃した。
普通であれば効果は抜群であり、立ち上がることは不可能に近い。

ダガー「て・・めぇ。一体・・何処で・・何しやがった。」

直撃し、後方に吹き飛ばされたダガーが土埃と共に立ち上がってきた。
しかし相当なダメージを受けている。立っているのが不思議なくらいだ。

ダガー「威力が以前とは桁外れだ・・・貴様・・」
ジェイド「ああ・・・お前を殺すつもりで撃ったんだ。」
ダガー「何だとぉ・・・上等だぁ!!!」

二人は同時にぶつかりあった。
ジェイドはナイトメア、ダガーは自分の爪で火花を散らしている。

ダガー「終わらせてやる・・・今度こそ!!」
ジェイド「望むところだ。」

ジェイドとダガーの因縁の対決が始まった。
果たして軍配が上がるのはどちらなのだろうか。


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 02:27 <HOME>
第二十一話

ダガー「先手必勝!!シザークロス!!」
ジェイド「はっけい!!」

戦闘が始まってから5分が経過。
2人の攻防戦が激しく繰り広げられている。

ダガー「ちぃっ!!なめやがって!!」

ダガーが苛立つ理由はジェイドの戦い方だった。
ジェイドは未だにナイトメアを抜いていない。
ナイトメア無しで自分と互角以上の戦いをされている事が、ダガーは気に入らないようだ。

ダガー「うがあああああ!!シザークロス!!」
ジェイド「・・甘いな。はどうだん!!」

ジェイドの「はどうだん」はダガーにヒットした。
冷静さを失い、闇雲に繰り出した「シザークロス」の隙を突いた攻撃だった。
ダガーは再び吹き飛ばされそうになったが、どうにか踏み止まった。
しかしダガーにはもう攻撃できる体力は残っていない・・・

ダガー「う・・・ぐ・・」
ジェイド「お前の行動は許されたものじゃない。これ以上俺達の邪魔をするなら、本当に消えてもらう。」

ジェイドが与えた生への最後のチャンス。
目を見れば伝わってくる・・・ジェイドは返答次第でダガーを本当に殺すつもりだ。
しかし、ダガーはその問いかけに何故か不気味な笑みを浮かべていた。

ダガー「ク・・クク。甘いんだよ・・テメェは。」
ジェイド「・・答えはNoか?」
ダガー「どちらでもねぇさ・・・テメェを此処で殺す・・それが答えだ!!」

ゴオオオオオオオオオオッ!!!

ジェイド「!?」
ドダイトス「なっ・・・あれは!!」

今のダガーの姿を見て驚かない者はいないだろう。
先程までボロボロだったダガーの体が完全に治癒されている。
それにダガーから放たれている大量の魔力。
次第にその魔力は形を変えていき、生き物の姿へと変わっていった。

ダガー「ククク・・これがそうか。力がみなぎってくるぜ!!」
ジェイド「な・・何だあれは!?」
ドダイトス「あれは・・・神獣。あ奴・・神獣を宿していたのか!!」

衝撃の事実である。
何とダガーは既に神獣をその身に宿していたのだ。
時は既に遅し・・・冥皇会は神獣を手にしていたのだ。

ダガー「ほう・・・やはりこいつの存在を知っていたか。」
ジェイド「あれが神獣だって!?一体どういうことだ!!」
ドダイトス「冥皇会が狙っていたのは[十二神将]と呼ばれる干支を象った神獣の軍団。あれはその内の一体、寅を司る神[迷企羅王](めきらおう)だ。」
ジェイド「あれが・・・神獣。」

ダガーの具現化した魔力は、完全に虎の形になっていた。
普通の虎より何倍もの大きさである。
見ただけで睨み殺されそうな威圧感だ。

ダガー「さぁ・・・狩の時間だぜ、迷企羅!!」

とうとうその姿をあらわにした神獣。
そしてその神獣をいとも簡単に扱うダガー。
状況は一転、ジェイド達はいつ殺されてもおかしくない状況となってしまった。


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 02:33 <HOME>
第二十二話

ダガー「ククク・・・まずは遊んでやる。」

ブォォッ!!!

ドダイトス「ぐわぁ!?」
ジェイド「しまった!!」

神獣に気を取られた隙を突いた攻撃である。
今の攻撃でドダイトスはかなりのダメージを受けてしまった。

ドダイトス「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」
ジェイド「たった一撃でここまで・・・なんてパワーだ。」
ゴウ「俺達も手伝うぜ・・・大人しく倒れてなんかいられねぇ!!」
メイ「いくら相手が神獣でも・・皆で戦えば、何とかなるかもしれないわ。」
デュロ「・・此方も本気でいこう。」
ダガー「どこまでも平和ボケした奴等だなぁ!・・見せてやるよ。お前等が束でかかっても敵わない、力の差ってやつをよぉ!!」

ギュオオオオオオオオオオオ!!!

ダガーが胸に構えた両手の間に、超強力な魔力が集結されている。
そこにいる全員が理解した。
避けられない。まともに受けたら確実に待っているのは「死」だ。
受けて立つしかない。自分の持てる最大の力で。

ジェイド「皆!総攻撃だ!!最大パワーで術をぶつけるんだ!!」
ゴウ「おうよっ!!」
ダガー「喰らえ・・・虎神魔導波!!」

ズゴゴオオオオオオオオオ!!

物凄い音と共に魔力の砲弾が発射された。
覚悟を決めたジェイド達は、その砲弾に向かって一斉に攻撃を仕掛けた。

ジェイド「波動術・螺旋波動!!」
ゴウ「炎拳法・炎龍双拳!!」
メイ「時空念導波!!」
デュロ「草陰流剣術奥義・五月雨双剣!!」
ドダイトス「秘術・葉力波!!」

バチィィィィィィィィン!!!

互いの技がぶつかり合っている。
どちらかが気を緩めればそれでお終いだ。
この勝負・・・どちらに軍配があがるのか!?

パァァァァァァァン!!!

双方の技は相殺した。
この対決はどうやら引き分けのようだ。
互いに魔力を出し切ったので、もう術は出せない。

ダガー「ちぃ・・・まだ完全じゃなかったか・・」
ジェイド「ハァ・・・ハァ・・・」
ドダイトス「まだやるというのなら・・・此方も容赦はせんぞ!!」
ダガー「フン!・・・とんだ邪魔が入ったが、まぁいいだろう。お前などいつでも殺せる。それを忘れるな・・」

そういってダガーは神獣「迷企羅」と共に消えた。
どうにか追い払うことには成功したが、神獣が冥皇会の手中にある今。
素直に喜んでなどいられない・・・ジェイド達の頭の中を不安がよぎっていった。


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/05/18(Sun) 02:40 <HOME>
第二十三話

ダガーの襲撃からまだ半日も経っていなかった。
ジェイド達は先程の戦いの傷を癒す為、ドダイトスが住む洞窟の居住エリアに来ていた。
使っているのかどうかわからないが、家電製品や食料やら何でも揃っている。

その場にいたのはドダイトス、ゴウ、デュロだけ。
メイはジェイドの看病をしていた。
今回の戦いで相当な体力と魔力を消費したせいで、全く動けずにいた。

ジェイド「・・・すまない。」
メイ「無茶するのは相変わらずね。冷静そうにみえて意外と熱いのよね、ジェイドは。」

ジェイドはその言葉に何も言わなかった。
するとジェイドのいる部屋にドダイトスたちが入ってきた。
ジェイドの体調を心配して見に来てくれたのであろう。

ドダイトス「具合はどうだ?ジェイド。」
ジェイド「最悪だ・・・これ程までに動けないのは初めてだ。」
ドダイトス「あれだけの魔力を使ったのだ。動けるほうがどうかしてるさ。」
ジェイド「ところで・・・何か用事でもあるのか。」

ドダイトスがジェイドの元へ来た本当の理由はそれだった。
ジェイドがそう聞くと、ドダイトスの目が先程より真剣な目つきに変わった。

ドダイトス「・・お前も見ただろう?神獣の力を。」
ジェイド「・・・ああ。」

ジェイドは思い出していた。
先程のダガーとの戦い・・・神獣の異常なまでの強さ。
そして予想以上に冥皇会が神獣を手中に収めていたこと・・・
ディアーズには不安が募るばかりであった。

ドダイトス「お前達も戦って分かっただろうが、神獣に生身で対抗しようとしても勝ち目はない。」
メイ「そんな・・・」
ゴウ「おいおいおい!!いくら神獣だって無敵じゃねぇんだ!何か方法はあるはずだろ?」

カッとなっているゴウとは正反対に冷静なデュロが口を開いた。

デュロ「貴方は今[生身では対抗できない]と言った。ということは神獣に対抗できる術を持っているということだな?」
ドダイトス「・・・察しが良いな。確かに方法はある。物凄く[単純]な方法だ。」
ゴウ「何だよ!早く教えてくれっ!!」
ドダイトス「・・神獣を倒すには、神獣しかない。」

ドダイトスの今の言葉で、あたりの空気が凍りついた。
そしてドダイトスは更に続ける・・・

ドダイトス「お前達が神獣をその身に宿すしかない。」
ゴウ「え・・・神獣を?」
メイ「宿す・・・」
デュロ「・・・・・」
ジェイド「・・・・・」

冷静なデュロとジェイド以外は動揺を隠せなかった。
話があまりにも現実離れし過ぎているのだ。
少し気持ちを落ち着かせた後、メイがこう質問した。

メイ「でも神獣を宿すなんて”選ばれた者”にしか出来ないんじゃ・・・」
ドダイトス「一般的にはな・・・私が知っているのは、神獣と戦い、その力を認めさせて宿主としてもらうという方法だ。」
ゴウ「神獣を倒すだって!?あんな馬鹿でかい化け物を?」
ドダイトス「お前がさっき言ったように神獣も無敵ではない。必ず弱点はあるのだ。」

ゴウは未だに納得が出来ないようだ・・・
しかしそれを聞いたジェイドは、動けない体を無理矢理動かして起きた。
立ち上がることはできないが、その場に座ったまま意気込みを見せたのだ。

ジェイド「乗ったぜ、その話。・・・どのみち俺達にはもうそれしかない。わずかな希望にでもすがり付くしかないんだ。」
デュロ「同感だ・・・このままでは負けは確実であろうからな。」
ゴウ「・・・仕方ねぇ。やるしかねぇな。」
メイ「覚悟を決めなきゃいけないようね・・・」

全員が賛成の意思を示した。
ドダイトスはそれを待っていたかのようにうっすらを笑みを浮かべた。

ドダイトス「では3日後に”ある場所”へ連れて行ってやる。それまでに各自、よく休息を取っておくように。」

そういってドダイトスは葉っぱとともに消えていった。
何処にいったのかわからないが、今のジェイド達にとってはどうでもいいことだった。


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/05/21(Wed) 00:13 <HOME>
第二十四話

3日後・・・
ジェイドの体はすっかり回復し、もう完全に動ける状態であった。

メイ「もう大丈夫ね。私の治癒魔法も必要なさそうだわ。」
ジェイド「ああ、ありがとう。」
デュロ「そろそろ行くとしよう。他人を待たせるのは良くない。」

全員出発するためにドダイトスの元へ向かった。
洞窟の外にいたドダイトスはすぐジェイド達の気配に気付き、其方へ振り向いた。

ドダイトス「もう大丈夫のようだな。・・それでは付いて来い!」

ジェイドの体が復活した事を確認すると、すぐにドダイトスは動き出した。
ドダイトスからは想像出来ないほどの機動力である。
動くというよりは瞬間移動をしているようなものである。
小さな竜巻がドダイトスの体を包むと、すぐに別の場所へ移動している忍者のような移動だった。

ゴウ「あの巨体で何処にそんな力が・・・」
デュロ「相当な実力者と見た。実戦経験も半端じゃないだろう・・・」

そうして移動すること10分・・・
あっという間に目的地へと到達した。
そこは岩山にぽつんと開いている洞穴のような場所だった。
しかし入り口にはいかにも何かを祭ってそうな門が置かれていた。

ドダイトス「ここだ・・・[龍の洞穴]と私達はそう読んでいる。」
ゴウ「見かけはただの穴だぜ?本当にこんな場所に神獣がいるのか?」
ドダイトス「行けばわかる・・・入るぞ。」

ドダイトスに続いてジェイド達も[龍の洞穴]へと入っていった。
内部は薄暗く、岩壁の側面に立っている燭台の蝋燭が唯一の明かりだった。
幸い迷う事の無い一本道だったのがせめてもの救いだろう。

ジェイド「なぁ・・え〜と・・・」
ドダイトス「シンロンだ。シンロン・エメルだ。」
ジェイド「シンロン。気になっていたんだが何故あんたは神獣の居場所なんか知ってるんだ?」
シンロン「・・・・・」
ジェイド「・・話したくないのならそれでもいい。」
シンロン「此処を守るよう任されていたのだ。・・ハンター協会からな。」

ジェイドは何も言わなかったが、少し驚きの表情を見せた。
このシンロンというドダイトス・・・一体ハンター協会とどのような関係があるのだろうか。
そうしている内に内部は最深部へと到達した。
入り口付近よりもはるかに明るかった。
何故なら大きな空間にでかい龍の彫像があり、それが奇妙な光を発していたからだった。

シンロン「ここがそうだ。あの大きな龍の彫像に・・・神獣は眠っている。」
ジェイド「あそこに・・・・」
シンロン「気をつけろ。これは相当な賭けだ。お前達がこれから戦う神獣は十二神将よりも更に上の存在だ。一筋縄ではいかんぞ。」
ジェイド「それでも行くしかない・・・俺たちにはもうこれしかないんだ。」

そう言ってジェイドは彫像の前へと向かった。
すると突然、龍の彫像が激しく光りだした。
ゆっくりと光は超密度の魔力へと変わっていき、蒼き龍の姿へと姿を変えていった。

ジェイド「こ・・・これが・・」
シンロン「名を[青龍]という。十二神将を束ねる存在、[四神]の一体だ。」

光は完全に蒼い龍へと姿を完全に変えた。
鋭い黄色の目・・・青い鱗に覆われた長い胴体。
「龍」というにも関らず、背中には大きく蒼い竜の翼を持っている。

青龍「・・我が名は青龍。私の元へやってきたということは、我の力を求めし者か?」
ジェイド「ああ、そうだ。是非力を貸して欲しい。」
青龍「・・・どうやら十二神将がお前達に迷惑をかけているようだな。・・いいだろう。しかしただでは済まさんぞ。私と1対1でバトルをしてもらう。」
ジェイド「1対1・・・いいだろう。」

ゴウ「1対1・・・やっぱりそうなるのかぁ〜」
メイ「まぁ、いくら神獣でも宿れるポケモンは1体だけだからね。」
デュロ「ここはリーダーのあいつに任せるしかないな。」

青龍「時間は無制限だ。いくら私の配下の者達がお前達に悪さをしていようと、力の無い者に宿るつもりはない。私を納得させるだけの力を見せてみろ!」
ジェイド「それじゃあ・・・遠慮なく行かせてもらうぜ!!」

ジェイドはナイトメアを抜き、青龍の元へ走っていった。
ナイトメアを抜くという事は最初から本気で挑んでいる証拠である。
この激闘の続きはまた次回へ・・・


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/05/29(Thu) 00:26 <HOME>
第二十五話

ジェイド「おおおおおっ!!」

ジェイドは青龍の頭上へ勢いよく飛び上がり
持っていたナイトメアを振り下ろした。

ガキィン!!

ジェイド「なっ・・・」
青龍「甘いわ!小僧!」

ジェイドの攻撃は通用しなかった。
どうやら青龍の蒼い鱗は見かけだけじゃないようだ。
そのまま剣ごと押し返され、地面に叩きつけられた。

ジェイド「ぐっ!・・・やはり一筋縄ではいかないか。」
青龍「我に挑むのにその程度の実力では話にならん。もっと本気を出せ!!」
ジェイド「・・じゃあお言葉に甘えさせてもらう!螺旋波動!!」

ジェイドは螺旋状に回転している巨大な波動を打ち放った。
波動は弾道を変えずにまっすぐ青龍へ向かっていく。
しかし青龍はそれを避ける素振りも見せなかった。
それどころか何もせず、ジェイドの「螺旋波動」は見事に命中した。

ゴウ「よっしゃあ!!決まったぜ!」
デュロ「いや・・・まだだ!」

ゴウは攻撃が[ヒットした]と思っていたようだ。
攻撃が当たった際に起きた衝撃で、煙が立ち上がっている。
その奥に巨大な黒い影が映っていた。

青龍「・・中々の技だ。巨大な波動に更に回転をかけ、威力をあげるとは・・・」
ジェイド「フッ・・・あれを喰らって立ち上がるのかよ。」

青龍は煙の中からほぼ無傷の状態で現れた。
額の石に多少の傷が入った程度だった。
ジェイドだけじゃなく勝負を閲覧している一同も呆気に取られていた。

青龍「しかし・・・我を納得させるレベルではないな。今度は此方からも行くぞ!!」

キイィィィィィィィィイン!!

青龍は大口を開け、そこに高密度の魔力を集中させていった。
感じ取れる魔力だけでなく、その高音や技を繰り出す青龍の風貌がさらに恐ろしさを増大させていた。

メイ「す・・・凄い魔力・・」
ゴウ「あれ喰らったらひとたまりもねぇぜ・・・」

流石のゴウもこれには唖然としていた。
ジェイドも負けじと剣を構えているが、果たしてそれに意味があるのだろうか・・・

青龍「我のこの技、受けてみよ!蒼龍波!!」

青龍の声と共に技が発射された。
一方ジェイドはナイトメアに波動の魔力を集めていた。
普段使うような威力ではない。持てる全ての力をかけていた。
そして青龍の放った技に向けて思い切り剣を振り下ろした。

ジェイド「おおおおっ!!大波動剣!!!」

ドカアァァァァァァァアン!!

超高密度な魔力砲と波動の剣が衝突し、爆発が起きた。
凄まじい爆風で巨大な土煙が発生しており、誰もジェイドと青龍の安否が確認できなかった。

ゴウ「ちっくしょう!!ジェイドはどうなったんだ!?」
デュロ「土煙でよく見えん・・・」
メイ「さっきの技の衝突で魔気が乱れて感じ取れないわ。」
シンロン「私に任せておけ。リーフストーム!」

シンロンのリームストームのお陰で煙が晴れていった。
しかしそのせいでゴウ達は衝撃の光景を目にすることになる。

デュロ「なんだと・・!?」
シンロン「・・・・・」
メイ「そんな・・・」
ゴウ「嘘だろ!?」

ゴウ達は目を疑った。
煙が晴れた先にあった光景は・・・
青龍の前にボロボロの状態で倒れているジェイドの姿だった。


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/05/31(Sat) 00:35 <HOME>
第二十六話

シンロン「あ奴の強さを持ってしても・・・」
メイ「そんな・・・」

全員が驚きを隠せなかった。
いくら相手が神獣といえど、誰もがジェイドの負けを想像しなかったからだ。
しかしそれは目の前の現実としてはっきりとゴウ達に映っている。
霧が完全に晴れると、青龍の姿もはっきりと現れた。

シンロン「・・どうやら無理だったようだな。」

誰もが諦めようとしたその時・・・
青龍の口から思いも寄らない言葉が出てきた。

青龍「いや・・・合格だ。」
ゴウ「えっ!?」

パリィィィィーン!!!

ゴウが青龍の言葉に驚いたと同時に
青龍の額にある石が砕け散った。
すると青龍は先程までの生物としての体を保てなくなり
形を保ったまま魔力体へと戻ってしまった。

青龍「驚いたぞ・・・まさか石を割られるとは思いもしなかった。」
メイ「どういうこと?」
青龍「そ奴の刃はしかと我に届いていた・・・ということだ。」

それを言い終えると、青龍は体から大量の光を発し
龍の形から蒼く光る小さな球体へと姿を変えていった。

青龍「ジェイド・ディアブル・・・今此処で貴殿を我の主と認めよう。その証として我が司りし「天」と「木」の力、受け取るがよい!!」

青龍の魔力体は更に光を発し
気絶したジェイドの体内へと入っていった。
ジェイドの胸部には青龍が宿ったという証であろう紋章が一瞬浮かび上がり、消えていった。
それまでボロボロだったジェイドの体は、青龍の魔力により完全に治癒していた。
・・・どこからともなく声が聞こえる。

青龍「・・[契約]は成立した。我を宿すに値するその力に恥じぬよう精進するがよい。」

そう言って青龍の気配は完全になくなった。
ジェイドは見事に神獣を宿す事に成功したのであろう。
その光景を見た一同は、驚きもあったが全員安堵の表情を見せていた。

ゴウ「ハハハハハ・・・やりやがったぜ、ジェイドの奴!!」
シンロン「一段落ついたな・・・」
メイ「一時はどうなるかと思ったわ・・・」
デュロ「何事もなかったのように眠っているな。」

ジェイドは先程の戦いで魔力を使い果たし、眠りについていた。
ともかく神獣を宿せたというだけで大きな結果となった。
しかしまだ安心は出来ない。
ハンター団ディアーズと冥皇会の戦いは始まったばかりなのだから・・・


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/06/03(Tue) 00:31 <HOME>
第二十七話

「亜空間世界・無限黒界(むげんこっかい)」

何処かにある亜空間の闇世界。
存在するポケモンは全て悪のポケモン・・・悪に満ちた世界である。
そんな所に一際目立つ宮殿がある。
「冥皇宮殿」・・・この世界のポケモンたちはそう呼んでいる。


「冥皇宮殿・談話室」

???「皆、遥々ご苦労だった・・・集まってもらったのはちょっとした報告があってな。」

蝋燭をたった一本立てただけの部屋。
ほぼ暗闇でうっすらとしかポケモンの実態を映し出す事が出来ない状態だ。
分かるのは数。今話をしたかなり大きいポケモンの横に重役らしき老ポケモンが2体。
そしてぐるっとテーブルを囲むように12体のポケモンが座っていた。
恐らく今話をした大きなポケモンこそ、この冥皇界のボスと見て間違いなさそうだろう。

ダガー「はっ!全くだぜ、ゾディア様よぉ・・・」
側近1「ダガー!・・言葉を慎め、愚か者が!」
ダガー「はいはい・・・うるせぇジジィだぜ。」

12体の幹部の中から口を真っ先に開いたのはダガーだった。
やはりあれだけの実力者・・・幹部という地位に座っていたのだろうが
性格だけは冥皇会も手に余しているようだ。
続いて口を開いたのはあの黒いストライクのダクラだ。

ダクラ「それでゾディア様。[報告]というのは・・・」
ゾディア「・・ダガーから報告を受けていた、あのルカリオのことについてだ。」

ルカリオ・・・恐らくジェイドのことであろう。
その名が出てきた途端、幹部達が少しざわめき始めた。
既にジェイドは冥皇会にとってブラックリストに載るほどの最重要人物のようだ。

ゾディア「とうとうジェイド・ディアブルが我等が捕らえし[十二神将]を従える存在、[四神]の一角をその身に宿した。」
???「ほぅ・・・ジェイド・ディアブル。そのレベルにまで達していたか。」
???「ウフフフ・・・面白くなってきたんじゃない?」
ゾディア「関心している場合か?・・お前達[暗黒隊・十二隊長]が宿す[十二神将]の遥か上の存在をその身に宿したのだぞ。」

一気に談話室がざわついた。
何処からなのか分からないが、ジェイドが青龍を宿したということは既に伝わっているようだ。

ゾディア「そしてもう1つ・・・奴の存在そのものが、あの鍵を守護する[賢者達]の正統後継者だということも判明した。」
ダガー「はぁ!?それじゃあ奴を殺せねぇってことじゃねぇか!!」
ゾディア「それを止めてもらう為に今回の集会を開いたんだよ。」

一人逆上するダガー。
ダガーはよっぽどジェイドを仕留めたかったらしい。
未だ何のことかは判明していないが、ジェイドは冥皇会にとっては[殺してはいけない存在]となったようだ。
それが何を意味するのかは、冥皇会にしかわからないことであろう・・・

ゾディア「計画まではあと一歩だ・・・十二神将は既に全て我等冥皇会が手中に収めている。足りないのは[鍵の賢者]だけだ・・・全員気を引き締めていけ!!」
幹部一同(ダガーと他一人以外)「はっ!!」

集会が終わり、ゾディアという名の冥皇会ボスは消えていった。
他の幹部達も次々に帰っていく。
中には雑談をする幹部同士もいるようだが・・・
ダガーが談話室を出ようとしたとき、まだテーブルに残っている者がいた。
そいつは集会の最中でもずっとブラックリストのジェイドを見ていた。

ダガー「ククク・・・気になるのか?シャッド。」
シャッド「・・・いや、何でもない。」
ダガー「・・・おう、そうか。」

そう言ってダガーは去っていった。
そのシャッドという人物・・・先程の(ダガーと他一人)の「一人」である。
未だジェイドの手配書を見ながら、何かを呟いた。

シャッド「・・これも運命。・・悪く思うな。」


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/06/16(Mon) 00:04 <HOME>
第二十八話

数日が経ち、ジェイド達はシンロンの元を離れた。
現在はシンロンのいた「古の森」がある山の麓の小さな町「ミクロタウン」に来ていた。
ここ最近、この町で不審人物の目撃情報をディンがキャッチしたので
それについての聞き込み調査を行っていた。

ゴウ「あのさぁ〜、青龍宿してから何か体に変化ってあんのか?」
ジェイド「いや・・・イマイチ実感が湧かないな。」
メイ「それならこれに出てみない?」

メイが出した一枚のチラシ。
それは明日行われるバトル大会のチラシだった。
村おこしの一環として毎年行われているらしく、丁度今の時期に開催するらしい。
しかしジェイドはあまり乗り気ではなさそうだ。

ジェイド「遊んでる暇なんかないだろ・・・」
メイ「あら?馬鹿にしたもんじゃないわよ。この大会、結構な実力者が集まるらしいし。」
デュロ「・・ということは、冥皇会が狙うような強者が来るということだな。」
ジェイド「なるほど・・・それなら不審集団が冥皇会だとすると話が合うな。」
ゴウ「よっしゃ!!俺とジェイドで出ようぜ!!」
ジェイド「・・いいだろう。」
メイ「決まりね。早速受け付けに行きましょう。」

こうして調査の一環として町のバトル大会に参加することになった。
メンバーはジェイドとゴウ(本人の強い希望により)が出ることになった。
大会参加者総数はざっと200名。小さな町にしては規模の大きい大会である。
形式は「予選選考会」→「予選」→「決勝トーナメント」と行われる。

まず「予選選考会」で200名→80名まで一気に落とされ
更に「予選」で80名→8名までに限定される。
そして残った8名でトーナメントを行い、最後まで勝ち残った者が優勝となる。

ルールはポケモン技・魔法技共に使用可能。
殺してしまうと即失格&逮捕となるので
持ち主によって強度の変わる特殊な魔法膜を身に纏ってもらい
それが砕けた時点で試合終了となる。

ゴウ「楽しみだぜ・・・ジェイド!絶対に負けねぇからな!!」
ジェイド「望むところだ。調査の一環とはいえ負けるのは癪だからな。」

何気にジェイドもヒートアップしているようだ。
ディアーズ最強の2トップ(実力的に)といっても過言じゃない2人の対決は結構楽しみである。
今日は明日の大会に備えて早めに寝る事にした・・・


翌日・・・
外では盛大なパレードが行われてる。
此処は本当に小さな町なのだろうか・・・
そうしているうちに大会の開会式が始まった。

町長「え〜、今年もバトル大会の季節がやってまいりました。この日の為に日夜鍛錬を惜しまぬ人も居た事でしょう。皆正々堂々と戦ってください!それでは此処に第19回ミクロタウンバトル大会の開会を宣言いたします!!」

町長の開会宣言と共に大きな歓声が飛び上がった。
全員参加者なのだろうが、凄い気合の入り方である。
すぐに予選選考会が始まるので、ジェイドとゴウも最終調整を行っていた。

選考会はランダムに選ばれた対戦相手5人とバトルし
見事3勝以上した者が予選へと進める。
3勝した人数が多い場合は早い者勝ちとなる。

ゴウ「よぉーし・・・気合入れてくぜ!!」
ジェイド「それじゃあ行ってくる。」
メイ「頑張ってね〜。ディン達も応援してるってさ。」
デュロ「いくら調査といえど真剣勝負だ。気を抜くなよ。」

ジェイドとゴウは選考会へと向かった。
そしていよいよ選考会が始まったようだ。
あちこちでバトルが行われ、凄い声援と熱狂振りである。
メイはゴウを、デュロはジェイドを見に行くことにした。


ゴウ「オラオラオラオラァ!!!」

ゴウは相変わらずの勢いで勝ち進んでいるようだ。
相手に攻撃の隙を与える間もなくノックダウンさせてしまった。

審判「勝者!ゴウ・クレイズ!!」
ゴウ「っしゃあ!!見たか、俺の実力を!!!」

ゴウの試合を見た観客の声援は他よりも凄かった。
皆ゴウのキャラが気に入りテンションが上がっているようだ。
この町の住人は賑やかでノリがいいようだ。

メイ「ウフフ・・あらあら、随分と元気が有り余ってたのね。」

メイも少し楽しそうだった。
その後ゴウは暴れすぎた代償なのか終盤で体力が切れてしまい
4勝1敗という結果となった。
しかし十分な好成績なので予選進出は確定となった。

メイ「お疲れ様。良かったわね、予選進出できて。」
ゴウ「へっ!・・でも最後負けちまったけどな。」
メイ「ウフフ、十分かっこよかったわよ?」

その発言にゴウは少しあせり、顔を赤らめた。
あまり言われなれてなかった発言に少々動揺しているようだ。
ゴウは恥ずかしくなって急に話題を変えた。

ゴウ「そ・・そういえばジェイドはどうだったんだろう?」
メイ「デュロが戻ってくれば分かるんだけどね・・・」
デュロ「俺を呼んだか?」
ゴウ&メイ「うわぁ!!」

話をすればデュロが人ごみの中からやってきた。
寸分の狂いもない悲鳴を2人は上げていた。

ゴウ「お・・おう、デュロ。ジェイドの方はどうなったんだ?」
デュロ「5勝0敗・・・文句なしの予選進出だ。」
メイ「相変わらず凄いわね、ジェイドは・・・そういえば本人は?」
デュロ「喉が渇いたと言って何処かへ行ってしまった。」
ゴウ「こりゃあ、ますます負けらんねぇな・・・燃えてきたぜ!!」

ジェイドもゴウも好成績で予選進出を果たした。
果たして優勝は誰の手に!?(ちなみに本人達も大会に参加した趣旨を忘れてます)


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/06/20(Fri) 00:51 <HOME>
第二十九話

予選は先程とほぼ同じ形式で決勝トーナメントに進む8名が決定される。
違うのは10人1組のグループをランダムに作られ
そのグループ内で決勝を懸けて戦うのだ。
そしてポイント制。10人全員と戦い、より多くのポイントを獲得した物が決勝へと進める。
勝てば5P、負ければ0P、引き分けで2Pとなる。

ジェイドとゴウは既に3連勝をしており、暫しの休憩を取っていた。

ジェイド「こんな小さな町でもかなりの実力者が集まるようだな。」
メイ「そのようね。そういえばジェイドは青龍の力を使ってみた?」
ジェイド「いや、まだだ。これは決勝にとっておこうと思う。」
ゴウ「そん時の相手は俺だかんな!!」
デュロ「熱くなり過ぎると痛い目に遭うぞ、ゴウ。」
ゴウ「分かってるって!」

ウオオオオオオオオオオ!!!

ジェイド&ゴウ「!!?」

突然の観客の叫びにディアーズ一同は驚いたようだ。
どうやら予選の試合を観戦しているらしい。
しかしジェイド達には叫びを上げる理由が見つからなかった。
ただ試合場にアブソルとエテボースの戦いが繰り広げられているだけだ。
気になったメイは隣にいたこの町の住人に話を聞いてみた。

メイ「すいません。この騒ぎは一体何があったんですか?」
町人「ああ、それはあのアブソルにさ。あれはうちの町の出身でね。皆あいつに期待してんのさ。」
デュロ「地元のポケモンだったというわけか・・・道理でこの騒ぎよう、納得がいく。」
ジェイド「とりあえず俺達も見ていこう。」

地元から出場しているアブソルが騒ぎの原因だと分かった以上
この試合、観戦しないわけにもいかないだろう。
ジェイド達はそのアブソルの試合を見てみることにした。

アブソル「かまいたち!!」
エテボース「ダブルアタック!!」

物凄いスピードの強力な「かまいたち」と「ダブルアタック」が衝突した。
威力は互角のように見えたが、一瞬エテボースの方が押されて体制を崩してしまった。
当然アブソルはこの瞬間を見逃さなかった。

アブソル「もらったぁ!!」

一瞬の隙を突いたアブソルの攻撃がエテボースに直撃した。
エテボースは今の一撃に耐える事ができず、そのまま倒れてしまった。

審判「勝者!シン・スレイプス」

シンと呼ばれるアブソルの勝利が決まると
辺りから一斉に歓声が飛び上がってきた。
地元の人間でもかなりの人気を誇っているのだろう。
何にせよあの実力は相当なものである。
そして40ポイントというかなりの成績でブロックのトップとなり、決勝進出が決まった。

ゴウ「強ぇな、あいつ・・・こりゃウカウカしてらんねぇぜ!!」
ジェイド「奴とは決勝で・・・新たな強敵出現だな。」

地元のアブソル、シン・スレイプスの出現により
ジェイド達の優勝が危ぶまれる状態に陥ってしまった。
一体この大会はどうなるのだろうか・・・


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/06/26(Thu) 01:09 <HOME>
第三十話

その後、ジェイドとゴウは落ち着いた戦いぶりを見せ
見事全勝し、文句なしの決勝トーナメント進出を決めた。

メイ「いよいよ決勝ね。2人とも頑張ってね。」
デュロ「気を抜くなよ。あのシンとかいうアブソルはまだ力を隠してるようだった。」
ジェイド「ああ、分かってるさ。」
ゴウ「この勢いでバリバリ決勝戦まで勝ち進んでやる!!」
???「ちょっといいかな?」

ジェイド達が休んでいた場所に1体のアブソルが尋ねてきた。
それは先程ジェイド達がマークしていたシン・スレイプスだった。

シン「君か・・・僕と一回戦で当たるゴウっていうのは。」
ゴウ「えっ!?一回戦お前と当たんの?」
シン「し・・知らなかったの!?」

ゴウの能天気さにシンは少しがくっときたようだ。
当然ジェイドは既に一回戦の相手を確認していた。

ジェイド「わざわざ敵の元にくるなんてな・・・何の用だ?」
シン「特に用はないさ。ただ一回戦で僕と戦う相手がどんな人なのか確かめたくてね。」
ゴウ「おうっ!絶対負けねぇからな!!」
シン「ハハハ、君とのバトル楽しみにしているよ。」

そう言ってシンは人ごみへと消え去っていった。
シンと直接話をしたおかげで、ゴウのボルテージは更に高まっていた。
そんな状態で挑む決勝トーナメント。
激しい予選を勝ち抜いた、たった8名の選手たちによるトーナメント形式のバトルである。
なんとゴウとシンのバトルは一回戦の第一戦目だった。

ゴウ「一番最初じゃねぇか!やる気が出るぜ!!」
メイ「フフフ、頑張ってきてね?」
デュロ「我々は別の場所で見学させてもらうとする。」
ゴウ「おう!また後でな。」

一旦ゴウとジェイド達は別れた。
ゴウは一度大きく深呼吸をして、試合場所へと向かっていった。
試合場へ着くと、既に対戦相手のシンはスタンバイしていた。
両者の準備が整い次第、試合は開始となる。

審判「それではこれより!決勝トーナメント第一回戦・一戦目:ゴウ・クレイズ対シン・スレイプスのバトルを行う。始めてもよろしいですか?」
ゴウ「おう!バッチリだぜ!!」
シン「いつでもどうぞ。」
審判「それでは・・・始め!!」

ダダンッ!!!!!!

先手を取ったのはゴウの方だった。
自分の種族としての力を十分に発揮した、高速の移動である。

シン「は・・早い!」
ゴウ「まずは小手調べだ![にどげり]!!」

シンの後ろを取ったゴウが強靭な脚から「にどげり」を放った。
完全に当たると思っていたが、直前にシンの目つきが変わり
それと同時に「にどげり」をかわしていった。
相手の力を受け流して避けるという、実に上手い技である。

ゴウ「ちっ!こんなんじゃ通用しねぇか・・」
シン「当たり前さ![シャドーボール]!!」

着地の瞬間を狙ったシンの「シャドーボール」がゴウに発射された。
先程の見切りの目といい今の判断力といい
やはりシンは相当な実力者と見て、まず間違いはないだろう。
しかしここでゴウが根性を見せた。

ゴウ「そんなもんが俺に効くかぁ!!!」

そう言ってゴウは拳を振り、「シャドーボール」を弾いてしまった。
拳から煙は出ているものの、本人に全くダメージはないようだ。

シン「へぇ〜、やるじゃないか!!」
ゴウ「当然だ!![かえんほうしゃ]!!」
シン「[はかいこうせん]!!」

互いの技が衝突して爆発が起こる・・・
しかし互いに攻撃の手を休める事はなかった。
爆発で起きた煙の中で2人は技を使わず肉弾戦を繰り広げていた。

シン「これでどうだっ![かまいたち]!!」

シンは頭部の刃から「かまいたち」を放ったが
ゴウの見事な見切りにより、回避された。
その際先程の「はかいこうせん」による反動がシンの行動を少し鈍らせた。
反動を受けぬよう鍛え上げてはいるのだろうが、やはり100%耐えられるわけではないようだ。

ゴウ「隙あり![メガトンキック]!!」
シン「ぐはぁっ!!!」

ゴウの「メガトンキック」がシンにヒットした。
格闘タイプの技ではないが、それなりのダメージにはなっただろう。
煙が晴れた先にはゴウの前にシンが倒れている姿が観客からは見えた。
その瞬間シンの応援で来た人達からのブーイングの嵐が巻き起こった。

ゴウ「うわぁ・・・何だ何だ!!?」
シン「くっ・・・[きりさく]!!」

観客による一斉のブーイングの嵐に少し戸惑ったゴウだったが
すぐにシンの反撃に気付き、それを回避した。

シン「ハァ・・・君のそのスピードと反射神経には恐れ入るよ。」
ゴウ「まだまだ!これからだぜっ!!」
シン「よぅし・・・僕も本気を出すよ!!」

ゴオオオオオオオオオオオオオ!!!!!

凄まじい魔気がフィールドを覆いだした。
どうやら両者が魔力を開放したようだ。
これからはポケモン技だけでなく、魔法技の対決にもなるだろう。
この試合・・・軍配が上がるのはどちらなのだろうか。


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/06/30(Mon) 00:19 <HOME>
第三十一話

ゴウ「すげぇや・・・いい奴と当たったもんだ!!」
シン「いくぞっ!!」

一瞬にしてシンはゴウの前から姿を消した。
正確には目に見えないほどの速さで移動している。
アブソルではまず考えられない速度だ。
ゴウも少々戸惑ったようだが、冷静に気配を探った。

シン「破壊光線・散!!」

何処からともなく聞こえた技の名前と同時に
無数の光線の弾が四方八方からゴウを襲う。

ゴウ「炎拳法・炎脚!」

対するゴウは強力な魔力の炎を纏った両足を
カポエラーのように回し、全方向から来る攻撃に何とか対処した。

シン「やるな!・・ならこいつはどうだ!!」

すると途端に移動を止め、真正面から無数の風の刃を繰り出した。
負けじとゴウも炎拳法で応戦していた。
しかしその隙を付かれ、後ろに回りこまれてしまった。

ゴウ「しまった!!」
シン「いあいぎり!!」

ズバァッ!!!!!

ゴウ「グアァ!!」

ゴウは「いあいぎり」をまともに受けてしまい、その場に倒れた。
ポケモン技だが急所に当たってしまい、大ダメージを負った。

シン「どうやら終わりのようだね。」
ゴウ「ちくしょう・・・」

シンは再び構え、ゴウの元へ突っ込んでいった。
二発目は喰らうまいと、ゴウは即座に炎拳法で弾き返した。

シン「くっ・・・まだ動けたか。」

ゴウは何も言わない・・・
何かおかしくなったわけではない。集中しているのだ。
そう・・・本来のゴウの戦い方はこんなものではない。
精神を集中させて目の前の敵をしっかりと見ていた。

ゴウ「おおおおおおおおっ!!!!」
シン「なっ・・・」

試合場全てに響いたゴウの咆哮。
「ほえる」である。
一見役に立たなさそうに見えるが、その気迫にシンは動けずにいた。

ゴウ「いっくぜぇっ!!!」
シン「しまっ・・・ぐあああっ!!」

ゴウの猛攻撃が始まった。
もう技など関係ない。正拳と蹴りの連続である。
本当のゴウの戦い方とは、相手に攻撃の隙を与えないほどの猛攻撃。
先程の一撃で、シンはゴウの闘志に火をつけてしまったようだ。

ゴウ「これで終わりだぁ!!」
シン「ぐわああああああ!!!」

ゴウの重たい一撃がシンに直撃した。
立ち上がることは出来ず、その場に倒れてしまった。
審判がそれを確認したと同時に試合終了のホイッスルが鳴り響いた・・・


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/07/07(Mon) 00:36 <HOME>
第三十二話

決勝トーナメントは白熱した戦いを繰り広げていた。
ゴウの後の第二回戦も終了し、いよいよ第三回戦へと突入。
第三回戦は・・・ジェイドの出番である。

ゴウ「分かってるだろうが、負けんじゃねーぞ!!」
ジェイド「・・ああ。」

いつもと変わることなくクールに試合場へと向かった。
ジェイドにとってはこれくらいのプレッシャーはものともしないだろう。
というより周りに関心がないだけかもしれない・・・

ジェイドの対戦相手はダンという名のカブトプスだ。
経歴については一切分からないが、此処まで来れば相当な実力者だというのは嫌でもわかるだろう。
互いに試合場で初の対面となった。

ダン「お前がジェイドか・・・悔いのないよう戦おうぜ?」
ジェイド「そのつもりだ。」

試合前に握手をした後、少し離れて互いに戦闘態勢に入った。
間もなくジェイドの試合が始まろうとしていた。

メイ「ジェイドのバトルを見るのって何年ぶりかしら?」
デュロ「元々鬼神の如き強さのジェイドがさらに何処まで腕を上げているか・・・見ものだな。」
ゴウ「・・・・・」

審判「それでは・・・始めっ!!!」
ダン「!?」

試合開始の合図と共にジェイドは光速の動きでダンの背後を取った。
ダンも咄嗟に反応したものの、少々怯んでしまった。

ダン「くっ!・・」
ジェイド「この程度で怯むとは・・興醒めだ!!」

バキィ!!!!!

ジェイドの蹴りがダンに命中した。
ダンは少し飛ばされたが、すぐに体制を立て直した。

ダン「手加減無用だったな・・霧針(むしん)!!」
ジェイド「霧状の針か!?」

ジェイドの周りに霧のように細かく研ぎ澄まされた水の針が出現した。
それらは一斉にジェイドに襲い掛かってきた。
全方向からの攻撃をジェイドはどう対処するのだろうか?

ジェイド「この程度・・・俺の波動をなめるなよ!」

そう言うとジェイドは体を青白く光らせ、波動を全方向に放出した。
するとたちまち水の針は波動によって威力を失い、消えてしまった。
更に辺りが霧で覆われてしまい、視界を遮られた。

ダン「くっ・・・俺の技を利用するとは。何処にいる!?」
ジェイド「はどうだんっ!!」

ジェイドの声と共に「はどうだん」がダンに発射された。
ダンにはどの方向から来ているのかまだ分からなかった。
しかし次の瞬間。ダンは全方向から来る「はどうだん」の姿を確認した。

ダン「かげぶんしんだと?だったらこれでどうだ!!独楽斬り(こまぎり)」

ダンは両腕を広げ。独楽のように回り始めた。
そして全方向からくる「はどうだん」を鎌で相殺させた。
やはりそれなりの実力者。一筋縄ではいかないようだ。
霧も晴れ、お互いに相手の位置が確認できるようになった。

ジェイド「フフ・・そうこなくちゃな。」
ダン「当然だ。今度はこっちの番だ!」


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/08/09(Sat) 01:31 <HOME>
第三十三話

辺りが霧で覆われていく・・・
ダンの技なのだろうか?
しかし霧があまりにも濃すぎる・・煙のようだ。
ジェイドにダンの姿は見えなかった。
だがこれではダンにもジェイドの姿は見えないはずだ。
・・・何処からか声が響く。


――俺の本当の力を見せてやろう―――


突然霧が形を変えてジェイドを襲ってきた。
カブトプスの鎌のような形をしていた。
この霧を操る攻撃なのだろうか?
不意を突かれたがギリギリ反応したジェイドは、両腕に小さな傷程度で済んだ。


――ほぅ・・・これを避けるとはな。だがお前に俺を見つけることができるか?―――


ジェイド「フン・・・俺が何の種族だか忘れたか?」

ジェイドは全神経を研ぎ澄ませた。
ルカリオであるジェイドには相手の波動をキャッチする能力がある。
それで相手のカブトプスを見つけられれば勝機はある。
・・・しかし波動を探ったジェイドの顔は、勝機のある顔ではなかった。

ジェイド「どういう・・・ことだ。」


――ハッハッハ!!混乱しているな?・・だがその[答え]に嘘はないぜ!!―――


今度は霧をドリル状にして襲い掛かってきた。
咄嗟にジェイドは「はどうだん」を放って応戦したが
打ち消されてしまい、仕方なく回避に徹した。

ジェイド「(どういうことだ?・・・四方八方、試合場全てから奴の波動を感じる・・・)」

ダンの波動を試合場全てから感じる・・・
本来なら波動はその波動の持ち主から発せられるもの。
それをキャッチし、たとえ暗闇であっても相手を見つけ出すのがジェイドの能力だ。
しかしダンの波動はこの霧だらけの試合場全てから発せられるという。
本来ならありえないのだが、実際に今こうして現実に起きている。
ジェイドは攻撃を避けながら冷静にカブトプスの居場所を考えていた。

ジェイド「(試合場の全てから波動だと?そんなことがありえるはずがない。それなら奴は相当巨大な生物になってしまう・・・)」

考えれば考えるほど分からなくなっていく。
そう考えている間もダンの容赦ない攻撃が襲ってくる。


――あまり試合を長引かせるのは好きじゃない。そろそろお前を捕らえるとしよう―――


今度は無数の手となってジェイドに襲い掛かってきた。
しかも今の言葉・・・ジェイドを「捕らえる」とはどういうことだろう。
四方から出てくる霧の手に逃げ切れず、ジェイドは捕まってしまった。

ジェイド「くっ・・・畜生。」


――どうだ?捕まった気分は・・・このままお前はゾディア様の下へ届けてやる―――


ジェイド「お前は誰なんだ!?」


――俺は冥皇界直系・暗黒隊の者だ。このまま連行させてもらう―――


ジェイド「ここ最近の不審者ってのはお前のことか・・・そう簡単に捕まるかよ!!」

ジェイドは波動を全方向に射出し、どうにか振り払った。
そしてその目には勝機を感じる目をしていた。

ジェイド「分かったぜ・・・お前の居場所が。」


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/08/11(Mon) 01:17 <HOME>
第三十四話

ジェイドの顔に勝機が感じられる。
何か秘密を見つけたのだろうか。
あせる様子もなくダンはこう返した。


―――俺の居場所が分かっただと?そんなハッタリが通用すると思ったか?―――


今度は一斉に霧の銃弾をジェイドに向けて放った。
速度が速いためジェイドは直撃はなくとも、全身にかすった。

ジェイド「ぐっ・・・」


―――さっきの威勢はどうした?俺の居場所を見つけたんじゃなかったのか?―――


見下したような態度でダンはジェイドをあざ笑っていた。
それを他所にジェイドはじっと目を閉じ、ある力を引き出していた。
・・・そう、あの力である。

場外からはダンが起こした霧のせいで何も見えなかった。
ディアーズのメンバーも少し不安そうに見ている。

メイ「一体中で何が起こってるのかしら・・・」
ゴウ「見えねぇし、気配も感じねぇ。気味悪ぃ霧だぜ。」
デュロ「あれはただの霧ではないな・・」

再び霧の中へ。
力を引き出そうとし、ジェイドの体から大量の魔力が溢れている。
ダンも異変に気づき、すぐにジェイドへ攻撃を仕掛けた。
攻撃は見事にジェイドに命中・・・のように見えたが
魔力がバリアの代わりになっていて、攻撃が全く通用していなかった。


―――な・・なんだと!?―――


ジェイド「俺に力を貸してくれ・・・青龍!!」

青龍の名を発した途端、とてつもない魔力が上空へ溢れ出した。
遂に実戦で試すときがきたようだ。
苦労の末に手に入れた青龍の力・・・一体どれほどのものなのだろうか。
ジェイドの体は魔力で青く光っていた。
するとジェイドに誰かが話しかけてきた。声の主は青龍だった。

青龍「我の力が必要となったか?ジェイドよ・・」
ジェイド「ああ・・・ありがたく使わせてもらうぜ。」


―――ほう・・・それが青龍か。確かに凄まじい魔力だ・・・しかしいかなる攻撃も俺には通用しないぞ?―――


ジェイド「そいつはどうかな?」

ジェイドは前に手を掲げた。
すると魔力が手に集まり、青龍の力を発動した。
木の力により水分が吸収され、霧がどんどん集められていった。
集めていくと霧は不自然な形へとどんどん変わっていく。
そして全て集め終わり、ジェイドの手の先にいたのはあのダンだった。
一体どういうことだろうか?

ダン「な・・・この術が破られた!?」
ジェイド「お前の居場所はあの霧そのもの。・・・つまり、霧そのものがお前自身だったのさ。」

自分自身を霧と化し、濃霧で相手の動きを封じ
体の一部である霧を武器に変化させて相手を仕留める。
それがダンの戦法なのだ。
ジェイドは霧の手に捕まった際、その手の波動を見てピンときた。
可能性は低いかもしれない。むしろ普通に考えたらありえないことだ。
霧の手の波動を見たとき、やはりダンの波動はそこから出ていた。
そしてジェイドは霧そのものがダンの体の一部なのではないかと予想した。
それを証明するため、青龍の木の力で水分である霧を吸収してダンの実体を暴きだしたのだ。

ダン「く・・・くそう!!」
ジェイド「さぁ・・・終わりにしようぜ?暗黒隊の隊員さん。」


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/08/19(Tue) 02:35 <HOME>
第三十五話

ダン「フ・・フフフ。悪いが試合は此処で中断させてもらう。」
ジェイド「!?・・待っ」

ドォォォン!!!

突然深い霧が試合場全体に発生した。
その際ジェイドはダンが何かを投げる動作をしたのを確認した。
恐らくこの霧に乗じて逃げるつもりなのだろう。
ジェイドはすかさず後を追おうとした。
しかしこの霧も先程の霧とは違うが、ダンの特別製なのだろう。
ダンだけの波動を感じることが出来なかった。
結局霧が晴れてもダンの波動や気配は感じ取れず、まんまと逃げられてしまった。

結果、試合自体はジェイドの勝ちとなったが
貴重な情報源に逃げられた今、この大会に参加する意義もなくなった。
決勝戦の時間になる前にジェイド達はミクロタウンを去っていった。

ゴウ「あ〜あ。せっかくジェイドとの対決が出来ると思ったのによぅ・・」
メイ「文句言わないの!あくまで目的は不審人物の調査だったんだから。」
ゴウ「自分だって忘れてたくせに・・・」
メイ「う・・うるさいわね!!」

デュロ「ジェイド・・・まさかお前まで?」
ジェイド「・・・・・」
デュロ「(こんな調子で大丈夫なのか?)」

・・・本当にディアーズは大丈夫なのだろうか。
とにかく目的を忘れて大会に出場する。
そして目的だった冥皇会のポケモンを逃がしてしまう失態。
今回のジェイドたちは少したるんでいたようだ。

気を引き締めて、次の彼らの活躍に期待しよう!


「某所・冥皇会支部」

ダン「・・以上がジェイド・ディアブルに関しての報告でございます。」

ジェイド達から遠く離れた冥皇会の支部。
そこに居たのは先程ジェイドと戦ったダンがいる。
そしてダンが話している相手は、冥皇会の幹部であるあの黒いストライクのダクラだ。

ダン「奴が青龍により手に入れた力は想像以上に膨大のようです。加えてあ奴の・・・」
ダクラ「もういい。つまりお前はジェイドに負けてのこのこと逃げ帰ってきたってわけだ。」
ダン「い・・いえ。決して逃げ帰ったわけでは・・」

ヒュン・・

ダクラは弁明しようとしたダンの背後を一瞬で取った。

ダクラ「我が部隊の恥さらしめ・・・死を以って償え。」
ダン「じ・・冗談じゃない!!たった一回負けただけでそんな・・」
ダクラ「その一回の負けは一生残るもの。我が部隊にそんな汚名は必要ない。」
ダン「ふ・・ふざけるなぁ!!霧し・・」

ダンが技を使おうとした瞬間
ダクラが静かにダンの横をすぅっと通っていった。
何も起こってない・・・そう思っていた。

ダクラ「問答無用・・・塵となれ。」

ダクラがそういった瞬間、ダンは本当に塵になってしまった。
しかしそこには大量の血が残っている・・・
とてつもない速さで斬られたのだろうか?
冥皇会の幹部の力はまるで計り知れない・・・
再び席に戻り、ダクラは何やら電話をしていた。

ダクラ「済まない。清掃員を呼んでくれ・・・ゴミの処理を頼みたい・・」


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/08/23(Sat) 02:59 <HOME>
第三十六話

「某所・冥皇会支部」

前回の物語から約一週間後のこと。
再び冥皇会の支部の物語。
しかし今回の支部に居る幹部はあのダガーだ。
相変わらず部下にしているのは荒くれ者のニューラばかりだ。
そんな支部にある冥皇会の幹部が訪れた。(以後、男)
フードを被っていて、うっすらとしか顔を確認できなかった。
男は支部に入ろうとすると入り口付近にいたニューラ達に引き止められた。

ニューラ1「おいおいおい!誰だ?てめぇ・・」
ニューラ2「此処はお前みたいなのが勝手に入っていい場所じゃねぇんだよ!!」
ニューラ3「分かったらとっとと消えなぁ!!」

此処の部下達は幹部だろうが関係ないようだ。
しかも酒に酔っているらしく相当性質(たち)の悪い連中だ。

男「フン・・・あいつは部下に幹部の顔も覚えさせてないのか・・」
ニューラ1「あぁ!?何か文句でもあんのか、オラァ!!」

酔ったニューラ達の内の一体が男に襲い掛かった。
鋭い爪の攻撃が男に向かい飛んでいく。
しかし次の瞬間、男の持つ腕の鎌によってそれは阻止された。

男「悪いがお前達の相手をしている暇はない・・・通してもらうぞ。」

ヒュッ!・・・・ドサッ!!

一瞬の内に男はニューラの背後を取った。
しかしニューラの方を振り向く様子も無くそのまま進んでいった。
すると突然男に襲い掛かったニューラが倒れて気絶していた。

ニューラ2「お・・おいっ!どうした!?」
ニューラ3「しっかりしろ!!おい!!」

そばにいたニューラ達が今のを見て騒ぎ始めた。
それをも他所に男は冥皇会の中へ入っていく・・・


「冥皇会支部・隊長室」

一方ダガーは一人部屋で瞑想をしていた。
呼吸に合わせ、魔力が増幅したり収縮したりしている。
ダガーなりの魔力のコントロールトレーニングなのだろう。
そんな静かな部屋に入り口の扉からノックの音が部屋に響いた。

ダガー「・・・誰だ?」
????「俺だ。少し話がある。」
ダガー「・・・入れ。」

今のでダガーは扉の向こうの人物が誰なのか分かったのだろうか?
何も警戒することなくその人物を部屋に通した。
ダガーを訪ねてきたのは先程のフードを被った男だった。

男「失礼する。」
ダガー「フン・・その貧乏くせぇフードを脱いだらどうだ。」
男「・・そうだな。」

男はその場でフードを脱ぎ落とした。
フードを取った姿は黒く鍛えられた体に、両腕に持つ鋭い鎌。
もうお分かりだろうが、正体は冥皇会の幹部・ダクラだった。

ダガー「・・何の用だ?」
ダクラ「お前に1つ言っておこうと思ってな・・・」
ダガー「あ?」

ダガーは部屋にある大きな椅子に腰掛けた。
そしていかにも偉そうな態度で机に足を上げ、ダクラに聞き返した。

ダガー「さっさと言えよ。俺は物事を遠回しにされるのは嫌いなんだよ。」
ダクラ「・・今度、俺が直々にジェイドを捕らえに行く。」
ダガー「・・?」

突然のダクラの宣言。
ダガーは一瞬眉間にしわを寄せ、気に入らなさそうな表情をしたが
すぐに表情を元に戻し、再びダクラに聞き返した。

ダガー「それがどうしたってんだ?わざわざ俺にそんな下らねぇこと言いに来たのか?」
ダクラ「そうだ。・・知っている。お前がジェイドを昔から付け狙っていたことを。」
ダガー「・・ああ。その通りだぜ?」
ダクラ「そしてそれは・・・今も変らない。」

先程より一層ダガーの不機嫌そうな表情が強まった。
やはりまだジェイドを狙っているのだろうか・・
しかしまた表情は元に戻った。

ダガー「・・しかし解せねぇな。何故てめぇが直々に?」
ダクラ「・・・・・」
ダガー「聞いたぜぇ?お前、あの秘蔵っ子のダンを殺したんだってな。でもてめぇの秘蔵っ子はまだいんだろ?」
ダクラ「・・・・・」
ダガー「今のジェイドはダンにすら勝てねぇ。そうだろ?」

暫くダクラは黙っていた・・・
何故黙っているのかは分からない。
それを見てダガーは舌打ちをして不機嫌そうにしていた。
ダクラはそれを察したのか、再び口を開いた。

ダクラ「知らないのか?・・ダンはジェイドに負けたんだ。」
ダガー「・・・・・」
ダクラ「もう俺の隊の隊士じゃあ手に負えないレベルにまで奴は達している。」

今度はダガーの方が黙り込んだ。
何かを考えているのか・・・その顔は不敵な笑みを浮かべていた。
目はまるで弱肉強食の世界を生き抜いてきた獣のような鋭い目だ。
ダクラはそれを見て僅かに恐怖を感じたようだ。
額からは冷や汗が流れている。
やっとダガーが表情を元に戻し、口を開いた。

ダガー「・・俺に構わず行きたきゃ行け。ただし一つ宣言しといてやる。」
ダクラ「・・・何だ。」
ダガー「てめぇじゃジェイドには勝てねぇ。」
ダクラ「フッ・・・そうかもな。」

少し笑みを浮かべてダクラはそう言った。
その発言にダガーは少し驚いた表情をしていた。

ダガー「フン・・やけに素直じゃねぇか。」
ダクラ「だが知ったことか。・・俺はこの神獣の力と共に全力で戦うまでさ!」

ダクラのその顔には少し恐ろしい笑みが浮かんでいた。
目も先程のダガーに負けず劣らずの獣の目だ。
そして何も言わずにダクラはその場を去っていった。
誰もいなくなった部屋でダガーは一人つぶやいていた。

ダガー「フン・・・久々に見たぜ、あの顔。・・ちょっとびびっちまったじゃねぇか。」

ダガーは椅子から立ち上がり、部屋にある大きな窓の近くへ寄った。
そして下の入り口にいるニューラ達をじっと見つめていた。

ダガー「あいつら・・・やべぇかもな。」

そう言って窓から離れ、ダガーは再び瞑想を始めた。

奇妙な程の美しく丸い満月の夜。
それぞれの思考が交錯するこの戦い。
ダクラはいち早くこの戦争に足を踏み入れる決意をした。
・・・先程よりダクラの顔は赤く染まって見える。
獣の顔をしたまま、静かにダガーの支部を離れていった。

・・・無残に飛び散る、真紅の血の景色を背に。


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/08/27(Wed) 02:27 <HOME>
第三十七話

ジェイド「ゴウ!そっちに逃げたぞ!!」
ゴウ「よっしゃあ!!任せとけ!!」

???「ぐあぁ!!」

此処はセントラル地方の東地区にある「青き樹海」
その名の通り不思議な色の木々が生息している深い森だ。
現在ディアーズは情報収集の為、本部に寄せられている依頼を受けている。
そこから冥皇会の情報が出てくるかもしれないということだ。

何故そういうことになったかというと
ディンのネットワークによると、最近本部に寄せられる依頼が急激に増えたという。
それは冥皇会が何かを仕出かす前兆の可能性がある。
奴ら以外に活発に動いている犯罪組織は、ハンター協会のおかげもあってほとんどない。
そういう理由により、現在本部の任務を遂行中というわけだ。

今回の任務内容は、ある村の支給物がごっそり盗まれたので
犯人を見つけて奪い返して欲しいとのことだった。

調査の結果、ある強盗団の存在が浮かび上がり
その強盗団のアジトへ突入。
犯行グループのボスと思われるドンカラスを発見したが、その場を逃走。
今回組まれたジェイド、ゴウ、デュロ、クロウの4人により追跡し、捕獲。
現在に至る。

ドンカラス「た、頼む!何でもするから命だけはっ・・」
ジェイド「質問に答えるだけでいい。冥皇会について何か知っているか?」
ドンカラス「め、冥皇会?知らないぜ、そんな組織・・」
デュロ「またはずれか・・」
ジェイド「ならいい。お前はこのまま本部に転送する。」

ジェイドはドンカラスに何かをつけた。
それはシール型の転送装置で、貼るとハンター協会の本部に転送される仕組みだ。
ドンカラスは白く光ってその場から姿を消した。

ゴウ「ハァ〜・・・最近はずれ多くねぇか?」
デュロ「本部ですら現状に対応できてない。関係ない依頼が回されるのも無理ない。」
クロウ「俺は戦えりゃそれでいいけどな!ガッハッハ!!」
ジェイド「これ以上居ても仕方ない、戻るぞ。」

そうしてジェイドは空間に何かの入り口を開いた。
青龍の力を手にしてから「神の回廊」が通れることを最近知った。
「神の回廊」とは神獣が世界を渡り行く際に使われる
現実世界には存在しない亜空間のことである。
回廊といっても決まった道があるわけではなく
自分の行きたいところを念じればそこまでの道が開くらしい。

ゴウ「よぉ!今帰ったぜ!!」
メイ「皆おかえり〜」

10秒も経たないで基地に着いた。
扉を開けばすぐに基地内だった。
移動時間の速さは、実際の距離に比例するようだ。

イーナ「どうだったの?」
ジェイド「はずれだ。何も情報は得られなかった。」
イーナ「そう・・・でも依頼はまだまだあるわ。気を落とさないでね?」
ジェイド「分かってる・・・何かメンバー足りなくないか?」

メイ「あ・・・セイラが起きてないわ。」
ゴウ「なぁにいいいい!!あの野郎!!」

そういってゴウはセイラの部屋に向かっていった。
ちなみに時刻は昼を過ぎている。
・・・部屋から騒ぎ声が聞こえてきた。

セイラ「ちょっと!年頃の女の子の部屋にノックなしで入ってこないでよ!!」
ゴウ「やかましい!!いつまで寝てやがんだ!さっさと部屋出やがれ!!」
セイラ「ちょ・・・離してよっ!!」

バリバリバリバリバリッ!!

ゴウ「ぎゃああああああああ!!」

・・・・・・
バタン!!・・ドサッ!

出てきたのは真っ黒こげになったゴウだった・・・
皆は「あ〜あ」というような顔で見ていた。

ゴウ「あ・・・あが・・・・」
クロウ「ガッハッハッハッハ!!こりゃ傑作だな。」
メイ「あの子気に入らないとすぐに電撃を発するのよね・・」
クロウ「しゃあねぇ。俺が引っ張り出してくるぜ。こいつは任せたぜ。」

そういってセイラの部屋の前で倒れてたゴウを皆の方へ放り投げた。
・・・またまた騒ぎが聞こえる。

セイラ「な・・何よ!!」
クロウ「もうよい子は起きてる時間だぜ!!さっさと出てきな!!」
セイラ「いやぁ!!」

バタン!!

クロウがセイラを抱えて部屋から出てきた。
ちなみに電撃は当たり前のように受けてるが、ガブリアスのクロウには一切効かない。
電撃を受けながら笑って出てくる様は、何だか恐ろしかった。

セイラ「ちょっと!!離してよ!!」
ジェイド「セイラ!!」

ジェイドがセイラに向かって思いっきり怒鳴った。
その瞬間セイラはびくっとして黙った。
他のメンバーはそうでもなかったが、イーナだけは同じくびっくりしていた。
ジェイドは黙ってセイラを睨んでいる。

セイラ「・・・ごめんなさい。」

素直にセイラは謝った。
そうしてクロウの肩を下りて洗面所に向かった。
ジェイドもその場から去り、ディンのいる部屋へ向かっていった。

イーナ「え?・・・あれ?どうなってんの?」
メイ「セイラはね、昔っからジェイドの言うことは聞くのよね。」
クロウ「当然だ。親を亡くして死にかけてたあいつを救ったのはジェイドだからな。」
メイ「セイラはそれを本当に感謝してるから・・・ジェイドの前では素直なの。」

それから暫くしてジェイドが部屋から出てきた。
どうやらディンと話し合って次の依頼を決めてきたようだ。

ジェイド「次の依頼だ。今度は総員で行くことになるぞ。」


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者: 投稿日:2008/09/09(Tue) 00:25 <HOME>
第三十八話

ジェイド「新しい任務だ。これはそうとうな長期任務になりそうだ。」
メイ「どんな内容なの?」

メイが内容を聞こうとすると
奥の部屋からディンが出てきて代わりに説明を始めた。

ディン「本部は以前から十二神将が封印されていた場所を特定するために捜索部隊を出してたらしいんだ。それがようやく見つかったららしい。」
イーナ「それで何か分かったの?」
ディン「いや・・・封印が開放されたことによって強力な魔気が発生していて捜索部隊じゃ手に負えないらしいんだ。」
ジェイド「・・もう分かるな?今度の任務は十二神将の封印跡地の調査だ。」
クロウ「ほぅ〜、そりゃあ楽しそうな任務だなぁ!・・で何処にあるんだ?」

ジェイドは手に持っていた大き目の紙切れをテーブルに広げた。
それは地図であちこちに×マークがついていた。

ジェイド「分かりやすいことに各地方に3つずつある。ただ俺達みたいな少数じゃ全地方は回れない。」
ディン「僕達が調査するのはサウス地方とウエスト地方。他の地方は手練のハンターが既に調査に行ったそうだよ。」
ジェイド「班編成はこうだ。サウスには俺、イーナ、デュロ、セイラ。ウエストにはゴウ、クロウ、ディン、メイだ。」
メイ「分かったわ。すぐに準備を始める。」
イーナ「あっ、ゴウを起こさないとダメね。」
ジェイド「各自準備が終わったら外へ出てきてくれ。」

それから10分もしないうちに全員が基地の外へ出てきた。
先程まで戦闘不能だったゴウも全快しているようだ。

ゴウ「ったく!よりによってクロウかよ・・・」
クロウ「俺だってお前となんか好き好んで組むわけねぇだろ!」
ゴウ「・・・・・」
クロウ「・・・・・」

二人のにらみ合いを他所にジェイドは話を始めた。

ジェイド「それでは任務を開始する。何かあったらこのバッジで連絡を取ってくれ。」
メイ「分かったわ。任せといて。」
ジェイド「それでは・・・幸運を祈る。」

そう言うとディアーズ全員が一斉に2方向へ散っていった。
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者:Reno 投稿日:2008/09/29(Mon) 02:27 <HOME>
第三十九話

ディアーズが基地を発ってから2日が経過。
2つの班に分かれたが、共にまだセントラル地方を抜けてはいないようだ。
無線(ディンが作ったリストバンドに超小型高性能無線機を取り付けたもの)を使い、互いに連絡を取り合っていた。

ディン「そっちはどう?こっちは何とか明日にはセントラル地方を抜けられそうだよ。」
ジェイド「此方も明日には抜けるだろう。思ったより進んでいる。」
ディン「そう・・・こっちはゴウとクロウの喧嘩に手を焼いているんだよ。」
メイ「ちょっと!!2人とも止めなさい!!」
ディン「また始まったよ・・・それじゃ今日はこれで。」
ジェイド「ああ。何かあったら連絡する。」

ブツッ!・・・・

無線での会話を終えたジェイドは再び歩を進めた。
時刻はもう夜だったが近くに町があるらしく、そこで今日は休もうと考えていた。
ジェイドの班は黙々と歩を進め、一時間もしないうちに目的地の町を到着した。

ジェイド「今日は此処で休むとしよう。」
イーナ「宿を探さないといけないね。」
デュロ「すぐそこにある。とりあえず行こう。」

ジェイド達はすぐ近くにあった宿屋に泊まることにした。
普通の宿屋で特に不便はなさそうだ。
セイラが部屋にあったテレビをつけると何かのニュースがやっていた。

ニュースキャスター「ここで臨時速報です。ノース地方、イースト地方で最近発見された遺跡の捜査を行っていたハンターが重症で発見されたとのことです。」

ジェイド「!?」
セイラ「え?嘘でしょ!?」
デュロ「ハンター協会の手練が重症とは・・・これは一筋縄ではいかなさそうだ。」
イーナ「何か・・・最近ハードな任務ばかりね。」

部屋中が重苦しい空気に包まれた。
セイラがその空気を何とかしようと話題を考えるが、何も思いつかなかった。
意外にもその空気を取っ払ったのはジェイドだった。

ジェイド「今日はとりあえず寝よう。今考えても仕方ないことだ。」
イーナ「・・・それもそうね。」
セイラ「それじゃ、おやすみ〜」
デュロ「俺は少し外へ出てくる。」

そうしてデュロ以外のメンバーは全員眠りについた。
デュロは一人外に出て、夜の散歩をしていた。

・・・三日月が奇妙に光る静かな夜。
デュロはこの時間帯に散歩をするのが好きなのだ。
ただ何かを見て回るのではなくひたすら歩く。
その静けさを楽しむかのように・・・

しかし暫く歩いているとデュロの顔は不機嫌そうだった。
確かに静かな夜だ・・・しかしどこか騒がしくもあった。
風を横切る音・・・その間にかすかな音が聞こえてくる。

デュロ「・・誰だ。」
????「・・・さすがは草影流の後継者。気配は消したつもりだったのだがな。」

どこからともなく声が聞こえてきた。
するとデュロの回りから数人の黒い忍者の衣装を着た者達が現れた。
顔も当然隠されている。
その中のリーダー格と思われる男が口を開いた。
どうやら先程の声と一致するようだ。

????「デュロ・バルサック・・・お前は此処で死んでもらう。」
デュロ「誰だ?貴様。」
????「知る必要はない。かかれ!!」

リーダーの男の指示により、一斉に回りにいた者達が襲い掛かってきた。

デュロ「草影流剣術奥義・木ノ葉刃風[このはじんぷう]!!」

デュロの2本の剣から繰り出された風の刃によって
回りの敵は吹き飛ばされた。
しかし相手も相当鍛えられているのか再び立ち上がってきた。

????「無駄だ。その程度の技でやられるほどヤワに鍛えちゃいない!!」

敵は再び一斉に襲い掛かってきた。
デュロも相手の攻撃をかわしながら攻撃を仕掛けるが
どれも決定打にはならず、消耗戦となっていった。

デュロ「ちぃ・・・」
????「万策尽きたな・・・」

敵は陣形を組み、逃げられないようデュロに襲いかかった。
この一撃を受ければ間違いなく死んでしまうだろう。
デュロは何か対策を考えようとしたが、この状況で生き残るのは不可能に近いと考えた。

デュロ「(ここまでか・・・)」
????「波動剣!!」

ズババァ!!!

????「何!?」

突然飛んできた斬撃によって敵の陣形は崩れていった。
デュロが振り向くと、そこには眠ったはずのジェイドがそこにいた。

デュロ「何故此処に?」
ジェイド「妙に外が騒がしいからな・・・来てみたらこのザマだ。」
デュロ「フッ・・・借りができたようだな。」
ジェイド「ちゃんと利子付けて返せよ?」

????「ぐぅ・・・ならば俺が相手をしてやる!!」

そういって相手のリーダーは両腕から2本の剣を出してきた。
どうやら相手もデュロと同じ二刀流のようだ。

ジェイド「面白い・・・俺が相手をしよう。」


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者:Reno 投稿日:2008/10/03(Fri) 00:17 <HOME>
第四十話

????「先手はもらう!!」
ジェイド「!!?」

ズガガガガガガガガガガッ!!!

少々不意を突かれたが、どうにか防御できた。
かなりの剣速だったので相手も相当な実力者だろう。

ジェイド「なるほど・・・それなりに剣術を嗜んでるようだな。」

ジェイドの言葉を無視して相手の猛攻撃は続いていた。
今度は落ち着いていたので無駄のない動きで攻撃を避けた。

????「ちぃ・・」
ジェイド「今度はこちらの番だ。」

ヒュッ!・・・ズバッ!!!

????「うぐっ!!」

敵はジェイドの攻撃を受けてその場に倒れた。
光速の剣に反応することができなかったようだ。
しかしこの程度でやられるわけもなく、再び相手は立ち上がってきたが・・・

????「何て速さだ・・・うぅ!!」

再び敵はその場に倒れてしまった。
目の前に居るジェイドの位置が確認できないのか
フラフラしながらあたりを見回していた。

ジェイド「久しぶりにナイトメアの[毒]が発症したようだな。」
????「毒・・・だと?」
ジェイド「発症すると幻影を見せる毒を自己生成している。それがこのナイトメアの能力だ。」
????「うぐっ!!・・・ならば・・この剣技で決める!!」

そうすると相手は何かの構えを取った。
ジェイドは何処かで見たことのあるような記憶があったが
全く思い出せなかった。
しかしデュロはそれを見た瞬間、表情が変わった。

????「草影流剣術・大旋風斬(だいせんぷうざん)!!」

ビュオオオオオオオオオオオ!!!

物凄い音と共に回りの建物が真っ二つにされた。
ジェイドとデュロはどうにか上空に跳んで避けたようだ。
しかし相手は確実に「草影流剣術」といった。
真相を確かめるためにジェイドは攻撃をしかけた。

ジェイド「正体を暴いてやる・・・波動砲!!」
????「!!?・・ぐああああああああ!!!」

波動砲は相手に直撃した。
身に着けていた衣服はボロボロになりフード下の素顔を確認した。
相手はまだ幼さが残るロゼリアだった。

デュロ「!?・・・やはりお前だったか。グリア。」
グリア「・・・・・」
ジェイド「聞かない名だな。・・誰なんだこいつ?」

デュロ「・・・俺の・・・弟だ。」


次回へ続く↓
[17548へのレス] Re: 「ジェイド」 〜大盗賊と言われた・.. 投稿者:Reno 投稿日:2008/10/26(Sun) 01:11 <HOME>
第四十一話

ジェイド「お前の弟だと?確かお前の弟は故郷の里にいるんじゃ・・・」
デュロ「俺を追ってきたんだろうな・・・俺を殺すために。」

ジェイドの前にうつ伏せで倒れているロゼリアの少年。
正体は何とデュロの弟「グリア」だった。
先程のダメージが残っているせいか、動こうにも動けない状態だ。
しかし次の瞬間、辺りから無数の木の葉と共に風が巻き起こり
あっという間にジェイドたちの視界を奪ってしまった。
風の音と共に何処からか声が聞こえてきた。

グリア「覚えていろ・・・貴様は必ずこの手で討ち取ってやる。デュロ・バルサック!!」

そう言い残し、風と共にグリアは姿を消した。
ジェイドもデュロも突然の出来事に戸惑いを隠せないようだ。

ジェイド「デュロ・・・弟がいたのか?」
デュロ「・・ジェイドとは長い付き合いだが、家族のことについては話したことがなかったな。」
ジェイド「俺に気を使ってそういう話をしないようにしてたのはお前だろ?」
デュロ「・・・・・」
ジェイド「・・一旦戻ろう。」

その後はお互い何も話さず宿屋に戻っていった。
今後あのグリアというデュロの弟は再度襲ってくるのだろうか・・・
そしてデュロが皆に身内について話すときは来るのだろうか・・・
謎が謎を生む・・・何も分からないまま時は過ぎていった。


「どこかの森」

ジェイドたちと同じ地方なのか・・・違うのかはよく分からない。
物静かな夜の森に突如、木の葉混じりの風が吹き荒れた。
そしてその風が止むと同時に中から出てきたのは、あのデュロの弟のグリアだった。

グリア「ハァ・・・ハァ・・・」

ジェイドの「波動砲」をまともに喰らった挙句
残りの力を振り絞ってあの場から逃走したのだ。
魔力は使い切り、グリアにはもうほとんど体力は残っていなかった。

グリア「畜生・・・こんな所でくたばってたまるか!!」

もうボロボロの体を引きずりながらグリアは暗い夜の森へと姿を消していった・・・


次回へ続く↓

[14644] ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/25(Thu) 11:48
サーナイトの、サーナイトによる、サーナイトのための小説。
それがポケサナストーリー。

―作品紹介―
フタバタウンに住む少年・ケイタとラルトスのリレイア
そして彼らを取り囲む愉快な仲間達が作り上げる
ちょっぴりエッチな恋愛系冒険物語

【第一部】フタバタウン〜ポケサナ日記 いい湯だな
旅の始まりからリレイアとの恋に芽生える主人公までを描いた物語。
内容や文章力は低め・・・。
正直、サーナ覚醒は第三部からなので、真中は読み飛ばしてもOK・・?

【第二部】KABBALISTIN〜新たな始まり
ついに恋のライバル出現!?
バトルメインのお話、サーナの実力が内容について行けないところもまた一興。
内容はつまんにゃい!

【第三部】ズイタウンでの日々〜
ようやく自分の描きたい想いを確立。
ここからポケサナは始まったと言っても過言ではありません。
やけに恋愛論を語ってきます。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/25(Thu) 12:00
〜フタバタウン〜

見渡せば視界全体に広がる草原の海や美しい大空。
ここはそんな自然が豊かな町、フタバタウン―――

そしてこのお話は、そんなフタバタウンに住む少年の冒険を描いた物語・・・



ジリリリ〜ッ!

朝の8時ごろ、目覚まし時計が激しい音をたて、朝の始まりを告げる。
少年は目覚ましを止めようと、ベッドの中でまるまった状態のままで必死に時計を探している。

カチッ!

ようやくのことで時計を発見し、アラームが止まった。
「ファ〜、朝か・・・。」
少年はベットから勢いよく飛び出し、食卓へ向かった。
そしてそこには母の姿。
「おはよう、ケイタ」
「おはよう、母さん」
少年・・つまりケイタは母に軽く挨拶を済ますと、すぐに席に座った。
テーブルには手作りの料理。
それも朝とは思えない程に豪勢だ。

「ついに、あなたにもこの日が来たのね・・・。なんだか、母さんさびしいわ。」
「ハハ、旅が終わったらすぐに帰ってくるよ。」

フタバタウンの若者は、ある一定の年齢になると、ポケモンをマサゴタウンのナナカマド博士から受け取り、旅に出ることを許可されている。
今日、このケイタという少年がその旅にでる日なのである。
ケイタの目的は、各町のジムリーダーとのポケモンバトルに勝利し、8つのバッジを集め、ポケモンリーグに挑戦することである。


旅の準備も終え、10時ごろにケイタは出発した。
「母さん、行ってきます!オレ、絶対ポケモンマスターになって帰ってくるよ!」
「カラダには気をつけてね。」
「わかってるよ♪」
そう言うと、ケイタはマサゴタウンに向かって、走っていく。
母の視界から息子がどんどん遠ざかっていく。
「ホント、昔のあの人にそっくりね。」
ポツリと涙を流しながら、母が言った。



果たして、これからケイタにはどんな出会い―――
そして試練が待っているのだろうか?

その答えはこの物語で少しずつ明かされていくのであった!
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/25(Thu) 12:09
〜マサゴタウン〜

「着いた、着いた。」
家から数十分という近い距離。
そんなマサゴタウンに俺は到着した。
「え〜と、研究所は・・・・・。オッ、あったぞ!」
久しく来てなかったが、意外とナナカマド博士の研究所を見つけるのは早かった。
俺は胸を躍らせながらその研究所へと走った。

自動ドアが開き、研究所に入ると大勢の研究員やポケモンの設備などが置いてあった。
キョロキョロと回りを見回しながら、俺は博士を探しだした。

そして、発見♪

「博士!ただいまやって来ました。」
「おお、待っていたぞケイタ君。遅いじゃないか。」
別に遅れたつもりは無いが、この人はやけにせっかちである。
ここは謝っておいた。
「さぁ、ケイタ君。君のパートナーを選びたまえ。」
ケイタの前にモンスターボールが出された。
旅に出る若者は、一匹だけここで自分のパートナーとなれるポケモンをもらえるのである。

「アレ、ナエトルがいませんよ?」
選べるポケモンは3匹のハズ・・・。
その中でも俺が一番欲しかったナエトルがここには居ないのだ。
すると、博士は「先客が居てな。」と、声にした。
「ナエトルなら、少し前にダイチが連れて行ったぞ。」
「アイツ先に来てたのか!?」

ダイチとは、俺の同い年で親友であり、ライバルでもある奴だ。
今日はそのダイチも旅の出発日なのであった。

残るはポッチャマとヒコザル―――どちらを選ぼうか悩む。
そのときだった。
緑色の髪をし、赤い触角のようなものが生えたポケモンが研究所の中をうろついているのに気がついた。
「博士、なんですかあのポケモン?」
「ウム、ラルトスじゃ。カントー地方から連れて来たんじゃ。この辺りじゃ珍しいポケモンじゃぞ。」
研究所をフラフラしながら歩いているそのポケモンの姿は、とてもカワイらしい。

何故だろうか?
ケイタはそのポケモンを人目で気に入ってしまったのだ。

「博士、あの子を連れって行ってもいいですか?」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/25(Thu) 12:18
〜マサゴタウン the second〜

「博士、あの子を連れって行ってもいいですか?」
その声に驚く博士。
あまりにもビックリしたのか、飲んでいたコーヒーを口から噴出してしまった。
突然だから無理もないだろう。
(さすがに研究所のポケモンは、まずかったかな・・・。)


「イヤぁ〜、さすがにムリですよね。」

仕方なく諦め、他のポケモンを選ぼうとしたのだが、意外にも博士は考えていてくれた。
そして――

「ウ〜ム・・・、君がそのポケモンにしたいのなら別にかまわんぞ。」
(えっ?)
「ホントですか?」
俺の笑顔を見て、博士も少し頬えんだ。
「ハハ、なぜ嘘をつかなくてはならん?」
「いや、この辺りじゃ珍しいポケモンって言うから・・・。」
「フッフッフッ、何を言っておる。ナエトルやヒコザル、ポッチャマの方がよっぽど珍しいんじゃぞ!」
「ハハ。そういえば、そうですよね。」
(それは知らなかった・・。)

一方ラルトスはこちらの会話に気付き、こっちに向かって歩いてくる。
(博士は一体誰と話してるんでしょうか?)

「博士〜、この人誰ですか?」
俺と博士は、急にラルトスが現れたことにビックリする。
博士がちょうどよかったという顔をし、ラルトスに言う。
「ラルトス。お前さんは、前々から外の世界を見てみたいと言っておったな?」
ラルトスはコクリと頷く。
「このケイタという少年がな、今日からお前さんの主人となり、外の世界へ旅に連れて行ってくれるそうなんじゃ。」
彼女にとっての博士の信じがたい言葉。
ラルトスは急に笑顔になった。

「ホントですか?ホントに私が旅に出れるんですか?」
「ワシが、嘘をついたことがあるか?」
「ハイ、いっぱいありますよ♪
隠し事なんかは、もういっぱい。
釣りをしに行くために仕事を休んだり、借りたお金の金額をごまかしたり、私のプリンを食べたり・・・・・。」

俺は笑ってしまった。
実はラルトスには、同調(シンクロ)という能力があり、人間やポケモンの考えていることや、状態を共有できるらしい。
その能力により博士の隠し事は全てお見通しだったというわけだ。

「とにかくホントのことなんじゃ!ホレ、ラルトス。ケイタ君に言うことがあるじゃろ!」
ラルトスはこっちを見て、顔を赤くした。
恥ずかしがり屋なのかな?

「あ、あの・・・、こんなポケモンですがヨロシクお願いします。」
「どうも♪こちらこそヨロシクな。」
「ほれ、モンスターボールじゃ」
さっそく俺はモンスターボールを受け取って、ラルトスをボールに戻そうとした。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/25(Thu) 12:24
〜マサゴタウン the third〜

「ほれ、モンスターボールじゃ。」
さっそく俺はモンスターボールを受け取って、ラルトスをボールに戻そうとした。
「戻れ、ラルトス。」
ボールから赤い光線がラルトスの方に向かって発せられる。
しかし、ラルトスは素早くその光線をかわしてしまった。

「アレ?」
「ちょっと。いきなり何するんですか!」
ラルトスはプンプン怒って、こちらをにらめつけている。
(な、何怒ってんだ?)
「イヤ、ボールに戻そうとして・・・」
ボールと言う言葉にラルトスが反応する。
「パートナーとなる私をあんなボールに閉じ込める気ですか?
あんな暗闇な所にいたら、私でも悟りがひらけちゃいますよ。」

「はぁ?」

「そういえば、そのラルトスは捕まって以来ポケモンセンターに預ける時以外はボールに入るのを嫌がり、戻ろうとせんのじゃった。」
博士が急に思い出したという顔で言った。
(そういった重要なことは、早くいってほしいものだ。
しかしボールに戻せない以上、どう連れて行けばいいのだろう?)
「じゃあ、君は外に出た状態で俺に着いて来るってこと?」
「もう、君なんて辞めてくださいよぉ。
これから一緒に旅する仲じゃないですか。」
「ごめん、ごめん。で、それよりさっきの質問はどうなの?」
「ハイ、私がピンチの時以外は、マスターに歩いて着いて行きます。
ボールの中じゃ外の世界もわかりませんしね。」
(いきなりマスターか・・・、ちょっと照れるなぁ。)
「なるほど。」

博士が言うには、ポケモンを外に出して連れて行っても特に問題はないらし。
ラルトスもピカチュウやニャースも入ってませんよ、と訳のわからないことを言っていたしな。





おっと、こんなとこで長居する気はない。
そろそろ出発しなくては!
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/25(Thu) 12:30
〜ラルトス=リレイア〜

博士からポケモン図鑑をもらい、ついに本当のポケモントレーナーとしての冒険が始まる。


「よし、行くぞ!リレイア。」
俺の持ちポケであるラルトスが頷く。
もしかして、リレイアって誰?って思った。
まぁ、その何だ・・・、ポケモントレーナーは自分のポケモンにニックネームと言うものをつけるらしい。
そのマネといったところで、俺もつけてみたんだよ。

「何、ブツブツ言ってるんですか?」
リレイアが不思議そうに尋ねてきた。
「別に気にしなくていいよ。」
あわてて答える。
(それにしても、やっぱ可愛いなぁ。あの博士にはもったいないポケモンだ。)
そう思いながらリレイアを見ていると、リレイアの顔が急に赤くなった。
(マスター、何考えてるんですか。うれしいけど恥ずかしいじゃないですか。)
シンクロで俺の考えていたことは筒抜けだったらしい。
もちろん、彼女の考えはケイタにはわからない。


「おーい、どうした?早く行こうぜ。」
「ハイハ〜イ。」
あわてて着いて来るリレイアだった。


しばらく歩く二人。リレイアは物目ずらしそうに回りを眺めている。
「どうだ、初めてみる外の世界は?」
「すっごく広いですね。なんだか、とても気持ちいいですぅ。
私、カントー地方でタマゴから孵った瞬間にすでに捕獲されていたので、研究所の庭以外に外を見たことないんですよ。」
興奮の連続が続くリレイア。

「旅は、始まったばかりだ。まだまだいろんな世界を見れるぞ!」
「なんだか楽しみですぅ。そういえばマスター、今はどこに向っているんですか?」
何故か180°話題を変えるリレイア。
「決まってるだろ。ジムリーダーを倒すためにここからコトブキ、そしてクロガネシティに行くんだよ。」
「そっれて、私が・・・。」
「戦うんだよ。」

長い沈黙が続き、

「そろそろ帰りましょうか?」
「・・・。」
(へっ?いきなり何を言いだすんでしょうかこの子は。)
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/25(Thu) 20:15
〜ポケモンゲットかな?〜

「絶対、絶対イヤです!」
涙目で逃げようとするリレイア。
俺は彼女の腕を掴んで、それを止める。
「いや、そう言われても困るよ。なぁ、頼むよ〜リレイア。」
「イヤです。たとえマスターの命令でも絶対に戦いませんからね。
私そういう野蛮なことは嫌いなんです。」
オイオイ、これでは話が違うじゃありませんか。いったい、リレイアが戦わなければ誰が戦うんだ?
しかし、俺のリレイアは酷く戦うことを嫌っがている。このままでは、旅に連れて行くことはできそうにない。
(さて、どうするか・・・。)
しばらく俺は考えた。

・・・。



ZZZ...。



10分後―――

「なっ、これならいいだろ?」
「ハイ・・・。それならいいですけど、約束は守って下さいよ。」
結局、リレイアは戦闘には参加せずに他のポケモンに任せるという事に決まった。
幸いボールは出発時に博士から受け取っていた。
(まさか、こんなに早く新しいメンバーが必要になるとはな。トホホ)
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/25(Thu) 20:20
〜ポケモンゲットかな? the second〜

さっそく近くの草原でポケモンをゲットしようとしたのだが、人生そう上手くいかない。
何故かって?リレイアのせいだ。
ビッパを見ると、あんまりかわいくないと言い捕獲を却下。
コリンクだと、静電気で髪がたつから嫌だ。など文句ばかり言う。
虫タイプのコロボーシを見せたときなんか、・・・。
(ハァ〜、なんで俺がこんな苦労を。)
俺はあまりにも疲れ、ため息をついていた。
とその時、


ガサ、ガサ

バシッ!バシッ!

ん?
遠くのほうでなにやら騒がしい音がした。
リレイアもその音に気が付いたらしく、音のするほうを振り向いた。
そこには瀕死状態のイーブイがいた。しかも野生のムックルに襲われている。
「マスター!イーブイが、」
慌てて俺を呼ぶリレイア。
「あの2匹仲がいいなぁ。遊んでるぞ。」
状況を理解できず、素でバカなことを答える俺。

「何言ってるんですか。あのイーブイ、襲われてるんですよ。
ほっといていいんですか?」
「えっ?」
俺は慌ててイーブイの方に駆け寄った。
ムックルは俺を見て危険を感じたのか、飛んで逃げていく。

「おい、大丈夫か?」
イーブイから返事がかえってこない。相当やばい状態らしい。
「マスター、早くポケモンセンターに連れて行きましょう。」
リレイアがおどおどしながら言った。
俺もそれに頷き、いったん手持ちのボールでイーブイを捕まえ、近くのポケモンセンターまで走った。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/25(Thu) 20:28
〜ポケモンゲットかな? the third〜

草原で見つけた瀕死状態のイーブイを抱きかかえ、
俺達は近場のコトブキシティのポケモンセンターまでたどり着いた。

そしてイーブイを預けてから数時間がたつ。

「さきほどイーブイをお預けになったケイタさん、治療が終わりました。」
ポケモンセンターの放送が鳴った。
「マスター、呼ばれましたよ。」
ケイタ:「あぁ。」
あのイーブイが心配だ!俺は、急いで治療室までいった。
「イーブイはもう大丈夫ですよ。傷もすっかり癒えました。」
俺はその事を聞いてホッした。


その後、ボールからさっそくイーブイを出してやった。傷はすっかり治っている。
「よかったな、元気になって。」
「さきほどは助けてもらいありがとうございます。
なんと感謝すればいいことやら。」
イーブイは、こちらを向いて御辞儀した。
「別に気にしなくていいよ。」
リレイアが居なければ、気が付かなかった話なのだが、やはり感謝されることはそれなりに気持ちがいい。


「あの・・・。」
「ん?」
「僕、捕獲されたんですよね?」
イーブイの言葉・・。
そういえば、俺は彼をボールに入れた。
だがそれは、ポケセンで治療するにはポケモンをボールに入れなくてはならないからだ。
そのため形だけでも、イーブイを捕獲する必要があったのだ。

「何だ、逃がしてほしいのか?」

「いえっ!むしろ命の恩人であるあなたに一生ついて行かせてください!」
もちろん断る必要はない。
「俺はそう言ってもらえると助かるよ。リレイアはどうする?」
遠くからコソコソと覗いていたリレイアに聞く。
「イーブイでしたら、私も大歓迎ですよ。」
決まりだ。
「それでは、これからヨロシクお願いします。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/25(Thu) 20:33
〜イーブイ〜

イーブイが新たな仲間となり、今日は明日の旅に備えてポケモンセンターで一夜を過ごす事になった。
知ってるかもしれないが、ポケモンセンターは旅のトレーナーの宿泊所でもあるのだ。
しかもお金を払えば(かなりの安値)食事もできる。

そんなわけで、俺はさっそく2匹と食事をした。
ポケモンには普通の人間の食べものを食べれるものが稀にいると聞いたことがある。
俺のリレイアはそっちのタイプらしい・・・。イーブイがポケモンフードを食べている間にリレイアスープを飲んでいる。
「人間の食べものっておいしいんですか?」
リレイアを見て、イーブイが不思議そうに尋ねた。
スーッ、スープを飲んだ後、リレイアが答える。
「ポケモンフードと違って、種類が多いし、甘いものとかもあっておいしいですよ。
まぁ、私はもとから人間に飼われていたのでこっちに慣れてしまっただけなんですよ。
逆に私はイーブイちゃんみたいに野生じゃなかったので木の実やポケモンフードは苦手ですけどね。」
「僕ももとは野生じゃないですよ。」
俺はイーブイの意外な発言に危うく吹き出しそうになった。
「お前、主人がいたのか?」
「一応ですけどね。」


イーブイが言うには昔、自分はある青年に飼われていたらしい。
しかし、つい3日前に急に理由もわからぬまま逃がされたらしい。
長い間、食料をもらえるという環境で育ってしまってせいでエサをとることもできず弱っていたところをムックルに襲われた。
そこを俺が助けたという訳らしい。


「またこうして生きていられるのはケイタさんのおかけです。
僕も全力でケイタさんに尽くさせていただきます。」
と意気込むイーブイ。
「私がいなかったら、マスターは気が付かなかったと思いますけどね。」
リレイアは意地悪そうな顔をして小声で俺に言う。
「うるさいなぁ。冗談で言ったんだよ!」
「嘘ばっかり。全部考えてることはわかりますよ、私。」
「さっきから何言ってるんですか?」
「き、気にしなくていいぞ。それよりリレイア、魚も食えよ。」
「すぐに話をそらす・・。」


その後無事に食事も終わり、俺たちは静かな眠りについた。
明日の冒険を夢見て・・・。


どうでもいいけど、魚食えよ。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/25(Thu) 20:38
〜ライバル登場〜

こんにちは、ポケサナストーリーのヒロインであるラルトスのリレイアです。
新しい仲間が加わってからもう2日ほどたちました。
今私たちは、もう少しで203番道路を抜け、目的地のクロガネシティにたどり着きそうというところまできたんですよ。
ちなみに新しい仲間のイーブイちゃんにはフレスカというニックネームが付けられました。
本人はもっとかわいい名前がいいと文句を言ってましたけどね。

「行け!フレスカ、電光石火から体当たりに繋げろ。」

バシッ!
ドガッ!


おやおや、マスター達がまたバトルを始めだしましたね。
フレスカちゃんが来てから最近バトルに熱中してますね、マスター。
フフ、バトルばっかしてないでちゃんと私にもかまってくださいよ♪


「もう一度体当たりだ。」
「え〜、またですか?」



それにしてもフレスカちゃん、動きがとてもいいですね。マスターの策のない戦略でも・・・、ほら、勝っちゃいました。


「おーい。」
ん?なんでしょう、マスターが何か言ってますね。
「何やってんだ?早く行くぞ、リレイア。」
あら、呼ばれちゃいましたね。
そんな訳で今日はこの辺で帰ります。
またお話できる機会があれば、その時はよろしくお願いします。

「早くしないと先行くぞ。」
慌てて走るリレイア。
「待ってくださいよ、マスター。」





「あれ、題名がライバル登場のわりには誰も現れませんでしたね。
次回にでもでるのでしょうか?」
「僕がリレイアさんのライバルだったって意味じゃないですか?」
「それは無いな。次回にちゃんとでるハズだ!・・・たぶん。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/25(Thu) 20:46
〜ライバル登場 the second〜

炎天下の中を歩く一人の少年とラルトス。
二人はバッジゲットを夢見て、クロガネシティへ向かうのであった。

「マスタ〜、まだですか?」
体力の限界が近づいてきたリレイアが言う。
「もう少しだよ。
疲れてるならボールに入って休んでていいんだぞ。」
「イヤです。それに、疲れてませんよ。」
(ハハ、やせ我慢しちゃって。)


それからしばらく二人が歩いていると、正面に赤髪の少年が立っているのに気が付いた。
その少年もこちらに気が付いたのか、急に走ってきた。
そして俺たちの目の前まで来、
「よっ!ケイタじゃねーか。」
「ダ、ダイチ。」


そう、この赤髪の少年こそケイタの親友でありライバルでもあるダイチである。
(二話くらいで言ってたよな、俺。)


「誰です、この不良さんは?」
「ふ、不良?この俺が・・・。」
リレイアにとって髪を染める=不良であるらしい。
それにしても初対面の人によくこんな失礼なセリフがでるものだ。
「不良じゃないよ、コイツは俺の親友のダイチだ。」
「そうだぞ!俺は不良じゃねーぞ。」
「嘘だぁ。博士が髪を染めるガキんちょはみんな不良だって言ってましたよ。」
(いったいどんな教育してるんだ、あの博士は・・・。)
「俺はとにかく不良じゃないの。
なぁケイタ、コイツをさっさとボールに戻してくれよぉ。」
残念ながらそれはしたくてもできそうにない・・・。
とりあえず訳をダイチに説明した。

「ハァ〜、お前ポケモンに舐められてんじゃねーのか?」
このダイチの発言に対してリレイアが反発しようとする。
「フゴっ、・・・。」
(少し黙っててくれよ。)
リレイアがこれ以上喋ると厄介なので、俺が口をふさいだ。


それから会話がしばらく続き、
「ケイタ、せっかくお互いポケモントレーナーになれたんだ。
さっそく対戦しようぜ。」
と勝負をしかけてくる、ダイチ。
「OK、やってやるぜ。」
俺はもちろん勝負を受けた。
物語の序盤、ライバルとの対戦を拒む主人公など居ないのだ!



―ケイタVSダイチ―

ポケモンの対戦は意外と場所を選ばない。
どこでも室外なら気軽で出来る。
そんなワケであって、俺達はさっそくその場で始めるのであった。

「行くぜ〜っ、ケイタ!俺の出すポケモンはなんと・・・、アレ?でてこないぞ」
「はいはい、今回はここまでです。
次回ちゃんと聞いてあげますから不良さんはここらで帰ってくださいね。」
「なっ!?」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/25(Thu) 20:52
〜ライバル登場 the third〜

「俺の出すポケモンはなんと・・・。」

・・・。

「なんと・・・。」

・・・。

ダイチのボールからは何も出てこない。
「どうした?」
「くそっ、また寝てやがるな!」
ダイチがボールをブンブン振るとようやくそのポケモンが出てきた。
それも俺のほしかったナエトル。(しかもまだ眠そう)
「ふぁ〜。むにゃむにゃ。
んっ?ダ、ダイチの旦那じゃないですか。もしかしてオレ、また寝てました?」
「ああ、そのとおりだよ。チッ、さっきの決めるところだったんのにぃ〜。」
肩をガクリと落とすダイチ。
カッコつけるからだ・・・・・。

(とりあえず俺もフレスカを出すか・・・。)
「こっちも行くぜ!でてこい、フレスカ!」
ボールを勢いよく地面に投げると―――


・・・。


「で、でてこない。」
「マスター、ボールが違いますよ!」
(・・・あれ?こっちのボールだったかな。)
俺は急いで別のボールを取り出して、地面に投げた。
やはり幼馴染なのだろうか?
変なところでドジな点は一緒だ。

「よっと。」

こんどこそ勢いよく一匹のイーブイが現れた。
それを見た、ダイチは「うわっ。」と、驚く。
「イ、イーブイ?そんな珍しいポケモンが何でケイタの持ちポケにいやがる・・・。」

(珍しかったんだ、イーブイって。)
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/25(Thu) 20:57
〜ライバルとバトル〜

「フレスカ、超速攻だ。」
フレスカは自慢の足を使い、ナエトルに先制攻撃をあたえようとする。
「避けろ、ナエトル!」
ナエトルは必死で避けようとするが、フレスカのあまりのスピードについていくことができない。

ドカッ

フレスカの電光石火が見事に決まり、ナエトルは後方に吹っ飛んだ。
「まだまだ!さらに体当たりだ。」
俺はさらに追い討ちをかけようとする。
「バカめ、からにこもる。」
「ウイ〜す。」
そう言い、ナエトルは自分のからにこもりだした。
(やばい、フレスカが完全に攻撃態勢に。)
「わっわぁ!」
ぶつかる!そう思った瞬間、

どぉ〜ん

と、鈍い音が鳴った。
ナエトルの頑丈なからに頭をぶつけた、フレスカはもうフラフラ状態。
「フレスカちゃん、大丈夫ですか?」
心配そうにリレイアが言う。
「痛っ〜。ひゃたまがクラクラするぅ〜ますぅ・・。」
相当のダメージだったのか、フレスカはおかしな言葉を発している。
それにしても何て硬さ――

「今だ、がんがん吸いとっちまえ。」
「ウイ〜す。」
敵が怯んだ、この絶好の機会。
ダイチはもちろん見逃さず、容赦のない攻撃を加える。


ギュイーン


フレスカの養分は次々とナエトルに吸収される。
「フレスカちゃん!!!」
「も、もうダメですぅ。」
ドサッと音を立て倒れこむフレスカ。
完敗だ。あのフレスカがこんなに早くもダウンするなんて。

ドクンッ!

「うぅっ。何だ?この感触・・・。」

敗北を感じたその瞬間だった―――

俺は急に目の前が真っ暗になるのを感じた。
そしてバランスを失い地面に倒れこんでしまった。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/25(Thu) 22:42
〜夢〜

ダイチとの戦いに敗れ、倒れこんだケイタ
その意識は闇の中へと消え去ってゆく――――――




・・・。



・・・。



はっ!
ようやく起きる、ケイタ。
「朝か?」
目を覚まし、そして驚く。
なんと周りには自分の知る世界はなく、暗い闇しかない。
「あれ、なんで俺こんなとこに・・・。」


一面に広がる闇。
ただいるだけで気が狂いそうだ。


そのとき急にケイタの前が光った。
そして、

「助けて・・・。」
と、ひとつの声がした。
「え?」

「ここから出して。」
また別の声。
「え、えっ?」

「僕たちを自由にして。」
さらに別の声。
「なんだ?さっきからこの世界や声は・・・。
これは夢なのかな?」

『夢なんかじゃないよ。』
と、三つの声がした。それと同時に現れた三つの姿・・・。
暗くて良くは見えないが、人間ではないようだ。
「君たちは誰?」

『生まれる。』

「えっ?」

『この世界に再び・・・、』
三匹の声はここから聞こえなくなっていった。
そして俺の意識も再び消えていった。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/25(Thu) 22:48
〜クロガネシティ〜

「マスター、起きてくださいよ。」
聞き覚えのある声が俺の耳にはいる。
リレイアの声だ。
「リ、リレイア?」
俺はすぐに起き、周りを見る。
闇ではなく、光に満ちた室内・・。
(ポケモンセンターだ・・・。)
何故か俺はクロガネシティのポケモンセンターにいる。

「マスタ〜、どうしたんですか?うなされてましたよ。」
しばらく気を失っていたからだろう・・・彼女は俺のことを心配していてくれた。
俺はさっきの三匹のことをリレイアに話そうとしたが、止めた。
(たぶんただの夢だったんだろう。話す必要もないよな。)
そう自分に言い聞かせる。
「変な夢を見ただけだよ。それより、なんで俺たちポケモンセンターにいるんだ?」
「パーティが全滅すると目の前が真っ暗になるんですよ。
あっ!後、所持金の半分は不良さんにわたしておきましたよ。」
(何言ってるんだ?)
リレイアは質問に答えてないうえに、まったく意味の理解できないことを言い出す。
ただわかったことはサイフの中身が半分になったことだけだ。


その後、フレスカから詳しいことを聞いた。
俺は持ちポケが全滅し、倒れこんでしまい、(そもそもここがおかしな現象だ。)その後、フレスカの回復のため、ダイチがここまで俺たちを運んできてくれたらしい。
「ダイチが運んでくれたのか。」
何だかんだ言っても、やっぱりあいつは俺の親友。
そう思えた。

(それにしても、あの三匹は何だったんだろうか?)
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/25(Thu) 22:55
〜デートのお誘い〜

今日はフレスカに休養を与えるために、クロガネシティのポケモンセンターで一休みしている。
さすがにダイチ戦の後にジムリーダー戦はキツイだろうしな。
「マスター、マスター!この記事見てくださいよ。」
俺が部屋でのんびりと過ごす際中、リレイアがやって来る。
手には新聞が握られている。
(オイオイ、ただでさえサイフがピンチなのに勝手に購入するなよ。)

「どうしたんだよ、赤いギャラドスの特集でも載ってたのか?」
適当に答えるとリレイアが怒る。
「何バカなこと言ってるんですか?
とにかくこの記事を。」
「?」


『コトブキシティに謎の犯罪集団!!!』
昨日の午前2時ごろ、コトブキシティに謎の集団が現れ、町のポケモンが大量に連れ去っていく事件が発生した。
この集団の目的とはいったい何なのか?
そしてその犯罪の手口とは・・・・・・。


「コ、コトブキシティ。」
俺達がつい最近までいた町だ。
「危なかったですね。私たちももう少しあそこにいたら巻き込まれていたかもしれませんよ。」
「しかもまだ捕まってないのか・・・。
おい、リレイアも危ないからボールに入ってたほうがいいかもな。」
「絶対イヤですぅ〜。」
強情な御方だなぁ。

「まっ、大丈夫だろうな。
それより、ちょっと散歩でも行かない?この町の見学しに。」
「それってもしかしてデ、デートのお誘いですか?」
顔を赤くしながら言う。
どうして年頃の女の子は話をそっち方面に持っていくのだろうか?
「バカ、そんなワケないだろ!」
「ぶぅ〜、意地悪。」
強く言い過ぎたせいか、リレイアはホッペを膨らます。
「そう怒るなよ。アイスでも買ってあげるから。」
今度は急にリレイアの顔が笑顔になり、「わ〜い♪」と一言。
(コイツのこういったとこはかわいいと思う。だが、またサイフは軽くなるなぁ。)

ケイタの苦労は続く―――
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/25(Thu) 22:58
〜恋心?〜

サイフを眺めながら歩くケイタとリレイア。

(・・・、ダメだ。何度見ても500円ちょっとしか残ってないぞ。
まさか一本220円のアイスを3本も食うなんて。)
俺のサイフはリレイアのアイス代でずいぶん軽くなっていた。
そのリレイアは三本目のアイスをペロペロ舐めながら俺を見る。
「マスタ〜、いくら見てもお金は増えませんよ♪」
そんなことはさすがに言われなくてもわかっている。
俺が心配しているのはこれからの生活だ。
(今日の夕食どうすればいいんだ?さすがにこのお金じゃポケセンのメシも食えないぞ。)
リレイアはそんな悩みも知らず、俺に話しかける。
「マスタ〜。」
「なんだ?もしかしてアイスじゃないだろうな。」
さすがにここまでくれば四本目は断る気だ。
「違いますよ〜。」
「じゃぁ、何だよ?」


少し時間が空く・・。
その間にすぅ〜と流れる春風を感じる。


「こうやって二人で歩いていると・・・、その・・・」
「ん?」
「こ、恋人同士みたいですね、私たち。」
いきなりの発言に俺は戸惑う。
(も、もしかして俺に気でもあるのか・・・。
いや、俺とコイツはヒトとポケモンだ。そんなはずない。)
「何、冗談言ってるんだよ。
アイス食べ終わったならそろそるポケセンに戻るぞ。」
俺はとにかく逃げるようにポケモンセンターに向かって歩いた。
「・・・。」




「バカ。」
最後にリレイアは小声で何か言ったが、俺にはよく聞き取れなかった。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/25(Thu) 23:06
〜初のジム戦!VSヒョウタ〜

どうも、ヒロインのリレイアですぅ。
不良さんとのあの戦いから二日たち、私たちの準備は万全です♪
えっ、なんの準備か?
それは決まってるじゃないですか。マスターの初のジム戦のですよ。
「リレイア、そろそろ行くぞ。」
「は〜い♪」
また話の途中で呼ばれちゃいましたね。それじゃ、私はもう行きますね。




ポケセンからしばらく歩き、俺たちはクロガネジムに着いた。
今からここで戦う・・・そう考えると、期待と不安が混ざり合った気分がしてきた。
「ここがクロガネジムか。」
「大きいですね。」

ガチャッ

扉を開けるとそこには今まで見たことない最高のバトル設備があった。
そして、ジムリーダーも。
「挑戦者かい?」
コクリと俺は頷く。
「フタバタウンのケイタといいます。」
「ケイタ君か、いい名だ。
僕は知ってのとおり、このクロガネジムのジムリーダーのヒョウタという者だ。」
そう言うと、ヒョウタは俺に噂のジムバッジを見せた。
「さぁ、このコールバッジが欲しければ僕にポケモンバトルに勝ってみたまえ。」

いよいよ対戦の始まりだ。

「リレイア、危険だから離れていてくれ。」
「はい。」
リレイアは返事をした後、テレポートを使って観客席まで移動した。
(てっ、そんな技使えたのかよ・・・。)


ヒョウタとの戦いは1対1で行われることになった。<ジムリーダーが挑戦者にあわせてくれる。
「それでは、ジムリーダーヒョウタと挑戦者ケイタとの試合を始めます。
対戦ルールは無制限の1匹バトル!最初にジムリーダーからポケモンを出してください。」
「僕のポケモンはズガイドス、君だ!」
モンスターボールを投げ、ズガイドスがでる。
体はまだ小さいものの、なりは強そうな恐竜そのものだ。
「グオオォォーーー!!!」
(岩タイプか・・・、普通は挑戦者がここでタイプが有利なポケモンをだすんだが、俺にはノーマルタイプのこいつしかいない。)

「フレスカ、頼んだぞ。」
もちろんこっちはフレスカを出す。
リレイアも応援モードだ。
「フレスカちゃん、頑張ってくださいね。」
「なかなか強そうなポケモンだね。ズガイドス、油断するなよ。」
「しょせんひよっこだろ?オレの敵じゃないぜぇ!」

(どっかの本でポケモンの性格はトレーナーに似るって書いてあったが・・・、あれ嘘だろ。)

「両者のポケモンがでそろいました。それでは対戦を始めまたいと思います。」
「ハイッ。」
バトル開始の秒読みが始まる。





緊張した雰囲気が漂う。



「ファイト!」
ついにバトル開始のコールがなった。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/25(Thu) 23:14
〜ズガイドス〜

「ファイト!」
ついに審判のバトル開始のコールがなった。
これが俺の初ジム戦だ!

「フレスカ、まずは間合いをつめろ!」
フレスカは小さく頷き、スピード全開で一気にズガイドスまで近づいた。
「ケイタ君、ズガイドスに近距離戦なんて無謀だよ!」
「フハハ、バカかお前?逆にぶっ飛ばしてやるぜ。」

ズガイドスは至近距離まで近づいたフレスカに頭突きを繰り出す。
だけどこっちもそんな無鉄砲に突っ込んだりはしない。
ちゃんと、それなりに策はある。

「さすがにそんな単純には攻めませんよ。フレスカ、砂かけだ!」

ババッ

技を繰り出そうとしていたズガイドズは、フレスカの砂かけをもろに食らった。
「ググゥッ、目がぁ〜。」

スカッ

目をやられ、フレスカを見失った敵の攻撃は空を切る。
「何やってんだ、ズガイドス!油断するなと言っただろ。」

ビュッ!お次はフレスカがズガイドスの真下に現れる。
「いきますよっ!」
「何!?」

ドガッ

フレスカの体当たりがズガイドスの顎にクリティカルヒット。
ズガイドスが後方に揺れ、勝負ありかと思ったそのとたん・・・、
ニヤリッとズガイドスとヒョウタが笑う。
「やるなぁ、お前。でも・・・」

グサリッ!

フレスカが地面に倒れる。
「な、何で?攻撃は受けてないはず。」
フレスカに攻撃は当たってないはずだ。
しかしダメージはたしかに受けている。
焦る俺の表情を見、ヒョウタはニヤリッと笑った。
「いい攻撃だったけど、甘いね。」
やはりアイツ―――何かを仕掛けたようだ!?

「マスタ〜、気をつけてください!地面に何か撒いてありますよ。」
観客席からはリレイアの声!
(地面?)
俺はフレスカの足下を見た。
するとそこにはトガッタ石が一面に撒き散らしてあった。


「ふふっ、この技はステルスロックといい、一種の撒きびしのようなものさ。
ズガイドスがイーブイからダメージを受ける直前に使わせてもらったんだよ。」
足を負傷し、うずくまるフレスカ。そして、ようやく目がもどったズガイドス。
「これでもう素早い動きはできないだろ?」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/25(Thu) 23:19
〜諸刃のずつき〜

「これでもう素早い動きはできないだろ?」
「ぐっ・・・。」
しまった。
相手はジムリーダー、もっと慎重に攻めるべきだったのだ。

足をやられ満足に動けないフレスカに、ズガイトス攻撃の態勢に入る。
「ズガイドス、諸刃のずつきをお見舞いしてやれ!」
「グオオオォォォーーー!!!」
ものすごい咆哮とともにズガイドスがフレスカに向かって猛突進してきた。

ズドドドォォォッ!!!

こんなずつき貰ったら、即KOだ。
(確立は二分の一だが、あれしかない。)
俺はここで賭けにでた!
「フレスカ、足が使えないなら影分身だ。」
「は、はい。」

ブウウゥーン

全神経を集中し、一つの分身を作り出す。
「フ、フレスカちゃんが増えましたよ。」
別に増えたわけではない、ただそう見えているだけだ。
影分身をよく、高速で動き回ることで自分の残像を作り、まるで増えているかのように見せていると勘違いしているトレーナーが多い。<俺もついこの間まではその一人だったがな。
だが実際はフレスカ曰く、幻術のような者で相手に増えたと感じさせているだけらしい。
そう、今の奴らリレイアのように。

二匹のフレスカに惑わせられる敵。
「クソっ!左右のどっちだ?」
「う〜ん、右だ。」
その指示を聞き、右のフレスカめがけて技を繰り出す。

スカッ

「ハ、ハズレ?」
諸刃のずつきは、分身に当たったのだ。
そしてそのままの態勢でズガイドスはリレイアのいる観客席まで突進して行く。
どうやら勢いがつきすぎているらしく、止まれないようだ。
「ちょっと、何でこっちに来るんですか!」

ドスンッ!
ガラガラ・・・。

ズガイドスの諸刃のずつきは見事に観客席の壁に命中した。
壁はこなごなに砕けている。
「いきなり何するんですか、ズガイドスさん!
観客席に攻撃しないで下さいよ。」
「わりぃな、嬢ちゃん。オレは急には止まれないんだよ。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/25(Thu) 23:27
〜偽り〜

ズガイドスの諸刃のずつきは見事に観客席の壁に命中。
壁はこなごなに砕けている。

(あぶねぇ、リレイアに当たってたらどうするつもりだよ。)
しかし、敵のズガイドスも諸刃のずつきで相当な反動を受けているようだ。
「まだいけるか?」
「後、百回は行けるぜぇぇー!
ヤツにはこのずつきを一発ぶち込まなきゃ気がすまねぇからな。」
タフなポケモンだ。まだくるらしい。
「フレスカ、また来るぞ。」
「なら僕たちも・・・。」

ブウウゥーン

さっきと同じように分身を作り出す。
「ヒョウタ、どっちだ?」
しばらくヒョウタは考える。
「なるほど。絶対に右だね!」
やけに今回は自信満々なヒョウタ。
これは何かある・・・。

「自信有り気ですね。」
「簡単なことだよ。良く見てごらん。
その二匹のイーブイ、違いがあるだろ?」

えっ?

いったいどこに違いが・・・。
何が違うんだ?

「ハッ!足の怪我が。」
「ご名答だぁ。」
なんと片方のフレスカには先ほどの足の怪我がないのだ。
「残念ながら影分身は相当な集中力が無い限り、そのポケモンの細かい状態は表せないようだ。」
「本物がわかれば、一撃だぜ!」
今度こそ諸刃のずつきがフレスカを襲う!


「グオオオォォ―――!!!」

スカッ!


しかし攻撃はまたハズれた。
「ぶ、分身?」
驚く二人からいっせいに出た声。
実はそっちは偽者だったのだ。
「残念でしたね、ヒョウタさん。その怪我を負っているイーブイも実は分身なんですよ。」
「バ、バカな。それじゃ本物は?」

ボコボコッ

ズガイドスの足下の地面から音がする。
「僕はお前の下だああぁぁ!」
「穴を掘るだとぉ!!!」

ドゴ!

フレスカの攻撃が諸刃のずつきで態勢を崩していたズガイドスに命中した。
ドスンッ!と音をたて、ズガイドスは倒れる。
「お、お前・・いつのまに地面に。」
「あなたが観客席に突進した時ですよ。」
「へっ、あの時かよ・・・。」

グタッ

効果は抜群の技――。
ズガイトスはここで力尽きた。
そして審判が旗を上げる。
「ズガイドス、戦闘不能。よって勝者は挑戦者、ケイタ!」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/26(Fri) 23:16
〜コールバッジ〜

戦いの終わりを告げ、
審判が高々と旗を上げる。
「ズガイドス、先頭不能。よって勝者は挑戦者、ケイタ!」

その宣言とともに観客席から歓声が上がる。<リレイアのな・・・。

そして、ケイタの前に先ほど戦っていたジムリーダーが歩み寄る。
「僕の完敗だよ、ケイタ君。」
ヒョウタが自分の負けを認める。そう、なんと俺が勝ったんだ!
フタバタウンから出発してまだ数日しかたってないこの俺がジムリーダーに勝ったのだ。

「あの影分身のトリックには驚きだよ。まさか足を負傷している方まで分身だったとはね。
あんな細かいところまで影分身で表現するなんて、君のイーブイの集中力はケタ外れだよ。」
ヒョウタはそう言い終わると俺にバッジを手渡す。
「コールバッジだ。受け取ってくれ。」
俺はバッジを受け取る。
(これがコールバッジ・・・。)
バッジが俺の手のひらでギラリと輝く。




「マスター、やりましたね。」

ガシッ

観客席からリレイアが飛び出し、俺に抱きついてきた。
「や、止めろよっ!恥ずかしいだろ。」
俺はリレイアを振りほどいた。
「ぶぅ〜、マスターのバカ。喜びをいっしょに共感したいと思っただけじゃないですかぁ。」
すっかりと機嫌を損ねたリレイアは思いっきり俺の足を叩く。


(また怒っちゃたなぁ。それにしても最近コイツの行動おかしくないか?)



その後、ヒョウタさんが岩砕きが使えるやら、ワケのわからないことを言っていた・・・。
正直聞いてなかったけど。

[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/27(Sat) 01:12
〜ポケモンセンター〜

夕刻・・・
初のジム戦を勝利に収め、ややご機嫌な俺は、試合でのフレスカの怪我の治療をするためにポケセンへ向かった。


「それじゃ、俺のイーブイお願いします。」
「はい、わかりました。」

聞いたところ、今日は治療予約が多数入っており、フレスカの治療は明日のなるらしい。
(今日中に出発は無理だな。)
まあしかし、物は考え様だ。
今日は何かと忙しい一日だった。
これはこれで、疲れを癒すいい機会が出来たので良かったのかもしれない。
そうも取れるからな。


「リレイア、治療が遅れるらしいから今日はここに泊まってくぞ。」
「そうですか・・・。」
リレイアの気の無く、弱々しい声。
実はあれから彼女は元気がない。

(冷たくしすぎたかなぁ。どうすれば機嫌がよくできるんだろう?)
旅を始めてからまだ数日間・・・。
こんな序盤でトレーナーとポケモンとの信頼関係が崩れてしまっては終わりだ。
これは何とかする必要がある。


「リ、リレイア・・・。」
恐る恐る話しかけてみる。
「何ですか?」
「そ、そのだなぁ・・・。」
(何て言ってやればいいんだよ?)
「・・・。」


どうにかしたい―――そんな気持ちはある。
でも、結局何を言ってやればわからない・・。
そんな混乱が続く中、俺の目に時計が入った。
時刻は8時ごろ。

そして、そこから有り得ない発想が引き起こされてしまったのだ。


「ふ、風呂でもいっしょにど、どうだ?」
(ぐわああぁぁ、俺は何を言ってんだああぁぁ。)
迷いに迷って出たセリフがこれとは・・・、これでは俺はただの変態ではないか。

「・・・。」

「いや、その・・・。」

「変態!」
その通りだ!

『変態』
その言葉が俺の脳裏に焼き付きいて取れない。
(へ、変態か・・・。)
今までにこんなに後悔したことはないだろう・・・、そしてこれからもおそらくない。


「マスター。」
絶望に浸る中、急に呼ばれたので俺はびっくりした。
「な、何?」
その後、リレイアは意外なことを言いだしたのだ。
「早く行きましょうよ。いっしょにお風呂入るんでしょ?」

「へっ?」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/27(Sat) 01:18
〜風呂?〜

「ふ、風呂でもいっしょにど、どうかなって?」
この苦しまぎれに口から出たセリフ・・・、まさかリレイアがOKするとは。



トコトコ

ゆっくりとポケセンの風呂場に向かう俺たち。
心なしか俺の足どりは重い。
(いまさら引き返せないよなぁ。)
そう思いながら歩いていると、一人の女性トレーナーとコリンクがいた。
「いい湯だったね、コリンク♪」
「はい。」
どうやら奴らも風呂に入っていたらしい。
(そっか、何を悩む必要があるんだ?ポケモンと風呂入るくらい普通じゃないか。
うん、ペットと入るのと同じような気持ちで・・・、)
俺はリレイアを見る。

「・・・。」

(やっぱり無理だああぁぁ!)
残念ながらどっからどう見てもリレイアはペットのようには見えない。
むしろ人間に近い。
(なんでコイツはこんなに人間に・・・。)

トコトコ

風呂場までの距離はどんどん近くなって来た。
(ど、どうしよう・・・、腹が痛いとか言って、逃げ出すか?)

ピタッ!

あれこれ考えている間、ついに風呂場に着いてしまった・・・。
「マスタ〜。」
甘い声でリレイアが話しかける。
(終わった・・・。)
もはや俺には今、リレイアが何を言ったのかわからなかった。

そして、
「マスターッ!」
大声でリレイアが叫ぶ。
「えっ、あっ、何だ?」
「別に無理しなくてもいいですよ。」
「な、何の話だ?」
「私、マスターの考えていること全部わかってるんですよ。
お風呂・・・、本当はいっしょに入りたくないのも・・・。」
「リレイア。」
そう、彼女は全部知っていたのだ。俺がここまで来る間、ずっと考えていたことを。
そして涙を流すリレイア。
(泣いてるのか?)
さすがに今のリレイアの顔を見ているとかわいそうに思えてきた・・・。

(風呂はいっしょに入ってやれなくても・・・、)
「あのな、リレイア。俺は別にお前のこと嫌いだからいっしょに風呂に入らないって言ってるんじゃないぞ。(まだ言ってないけど)」
「どういうことですか?」
「つまりだな、その・・・、お前があんまりにも魅力的だから、いっしょに入るのが恥ずかしかったてことなんだよ。」
「・・・。」
顔を赤くし、沈黙するリレイア。

「後、お前の前で脱ぐの恥ずかしいし・・・。」

このセリフを聞いて、クスッとリレイアが笑う。
「嫌ですよぉ〜、マスター。まさかいっしょに入るってそんなこと考えてたんですか?」
「えっ?」

(どういうことだ?)

「私だってマスターの裸なんてまだ見たくありませんよ。」
どうやら俺は勘違いしていたらしい。リレイアの「いっしょに風呂に入る」は、俺が背中を流してやる程度のことだったらしい。

(なんだ、その程度でいいのか・・・。んっ?「まだ見たくない」のまだって何だ?)
俺はすっかり安心した。それくらいなら朝メシ前だ。


その後、俺はリレイアの背中を流してやり、浴槽につけてあげた。
(リレイアの機嫌もとれたし、今日も何とか無事に乗り越えられそうだ。)



深夜
今日俺は機嫌のよくなったリレイアといっしょのベットで寝た。(別にやましい気持ちは無い)
疲れも溜まっていたので、俺は一瞬で眠りにつけた。



深い眠りに・・・。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/27(Sat) 01:24
〜夢 the second〜

深い眠りから目を覚ますとそこは、
一度見たことのある闇の世界。
俺はそこにいた。

「また、この夢・・・。」


一人でいるのが 「怖い」 「恐ろしい」 「嫌だ!」
そんな世界だ。

「あ、あいつらもどこかにいるはずだ!」
俺はあの時出会った三匹のことを思い出し、辺りを探す。
(どこかにいるはずなんだ、必ず。)

必死で闇の世界を駆け回る。
そして、あの時のようにケイタの前が光り、青色の物体が現れる。
「助けにきてくれたの?」
あの声だ!
「き、君は誰なんだ?いったいこの世界は何なんだ?」
助けなんて知るかっ、俺は奴に自分の疑問をぶつける。
「僕はアグノム、ポケモンだよ。そして、この世界は僕や他の仲間たちが閉じ込められている世界なんだ。」
ポケモン・・・、何となくそんな気はしていた。
しかし、「閉じ込められている」とはどういう意味なのかわからない。
それに他の二匹もいない。

「閉じ込められているって誰に?」
俺はとにかく質問をぶつけた。
それじゃこのワケのわからない世界・・・知らないいう恐怖を消すためにかもしれない。

「・・・、ギンガ団だよ。」
「ギンガ団?」
聞いたこともない名前だ。
「知らない?ほら、コトブキシティの謎の集団犯罪。」
「!」
それなら知っている、この前リレイアが俺に見せたあの事件の記事に載っていた奴らだ。
「そいつらが・・・?」
いったい奴らの目的は何なんだ?
そして何故俺はこのアグノムというポケモンの世界にいるんだ?

この闇の中では、謎が深まるばかりだった――――
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/27(Sat) 01:30
〜夢 the third〜

俺はアグノムに何故ギンガ団に閉じ込めれれているのかを聞いた。
「少し、長くなるかもしれないけどいい?」
「ああ。」
そして、アグノムから以外な事実を聞いた。



昔、この地球にはポケモンなど存在しなかった・・・。


人が地球を支配する時代。
その時代、人々は豊かに暮らす平和な時をすごしていた。
皆が平等な世界だった・・・。

しかし平和はいつまでも続くことは無い。
人はより多くの富や権力を望むようになり、世界各地で争いが起こった。
たくさんの人が怪我を負い、たくさんの人が死ぬ。
そんな時代になった。

家族を失った者、愛する人を失った者、生き絶えた者。
そんな彼らの 「会いたい」 「愛したい」 「生きたい」 という気持ちや願い。
そんな願望が集まり、
ある三匹のポケモンを生みだした。

「生きたい」という思いの結晶   ユクシー
「愛したい」という思いの集まり  エムリット
アグノム:「そして、「会いたい」という思いの塊が僕、アグノムなんだ。」 

アグノムの話は続く。

三匹のポケモンはその後、自分たちの時のように人々の願望を次々にポケモンと変えていった。
願望から生み出されたポケモンたちは失った人々の代わりとなり、人々は多いに喜んだ。


しかし


人には 「復讐したい」 「支配したい」 という思いを持つ者も当然いた。
三匹のポケモンたちはそんな願望はポケモンに変えなかった。
彼らは知っていたのだ、邪悪な願望は凶悪なポケモンしか生まないということを・・・。

「その凶悪なポケモンがディアルガとパルキア。」
「ディアルガとパルキア・・・?」

そして話は続く

ディアルガとパルキアの持つ力は計り知れないほど強力である。
ギンガ団はそんな凶悪なポケモンを生み出し、世界を支配するために僕たちを捕獲した。
奴らを野放しにしていてはいけない。このままじゃこの世界が危ないんだ!

「それで、俺に助けを求めたというわけか・・・。」
アグノムが頷く。

「そこで君にお願いがあるんだ。」
お願い?いったいなんだろう。
「このしらたまをギンガ団から守ってほしいんだ。」
そう言って、小さな石を手渡す。
ケイタ:「しらたま?」
一見ただの石ころだ・・・。これを守るだって?
俺はしらたまを手のひらで転がしていると、
「気をつけて、それは「復讐したい」という人々の願望の集まりなんだ。」
(危ないもんを渡すなぁ・・・。)

「それがギンガ団に渡らなければ、僕たちだけでパルキアを生み出すことができなくなる。」
「それじゃ、ディアルガは?」
「他の二匹が別のトレーナーに「支配したい」という願望の集まり、こんごうだまを渡しに行ったよ。」
なるほど、それでアグノムしかいないのか・・・。

「ところで、何で俺のところに現れたんだ?」
これが一番の疑問だ。
アグノム達はもっと有力なトレーナーのところに行けばいいはずなのに何故わざわざ俺を選んだんだ?
旅をし始めたばかりのこの俺に―――


「僕は、「会いたい」という願望の塊・・・。
君にはこれからまだまだたくさんの出会いがある。そして別れも。
別れの後はもう一度会いたい気持ちが少なからず生まれる。
僕は君のそんな可能性に惹かれてたんだと思うな。」
アグノムから語られた、俺を選んだ理由。
言いたいことはなんとなくわかった・・・。


「君のことはギンガ団も気付きはじめている。でも、そのしらたまは絶対に守ってほしい。
君の命に代えても!」
(最後の一言は余計だ・・・。)

「近いうち、こんごうだまの所有者が君の前に現れるはずだよ。
その人と協力し・・・、」

ここでアグノムの声が小さくなっていった。
そしてこの闇が消えていく。



・・・。



その後だった。
どこからともなくリレイアの声が俺の耳に入ってきたのは。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/27(Sat) 01:37
俺の耳に入ってくる透き通った声。
「マスター!」
リレイアの声だ。

ハッ

「リ、リレイア!」
その声を聞き、俺は目を覚ました。
そこにはアグノムはいない・・・、代わりにいるのは俺の持ちポケのリレイア。
どうやら戻ってきたらしい・・。
俺はあの出来事を頭の中で整理しようとするのだが、すぐに話を彼女へ持っていかれた。

「おはようございますマスタ〜。朝食の準備できてますよ♪」
(朝食の準備・・・?)
俺たちは朝はいつもポケセンの食堂で食べているはずだ。特に準備もいらないはず。
「さぁ、マスターはテーブルにでもついてください。」
そう言うとリレイアは俺を強引にテーブルの前に座らせた。

「はい、リレイア特製のポフィンですよ。」
テーブルの前に出された大量のポフィン。
(こ、これをどうしろと・・・。)
俺はしばらくポフィンを見つめていた。

すると、
「食べないんですか?」
コイツは俺にこれを食べろと言うのか。
(え〜、ポフィンって人間の食べ物じゃないような・・・。)
そんな俺の思いも知らず、リレイアはニコニコと俺を眺めている。
こういった時にこそシンクロでも使ってほしいものだ。
「あ、あのさぁ、リレイア。」
俺が話そうとした瞬間にリレイアがしゃべる。
タイミングが上手いことだ。

「マスターがお金に困っているって言ってたから、今朝早く起きて作ったんですよ。」
(うっ・・・、断りにくくなる事を言いやがって。)
こうなったらヤケクソだ!こんなのたぶんパンとかそんなのと一緒の感覚だろ。
俺は一気にポフィンを食した!以外にこれはこれで結構いける。

全てのポフィンを食べた後、ビックリした表情でリレイアが俺を見る。
「何だ?」
「人間でもポフィンって食べられるんですね。冗談だったのに・・・。」
「・・・。」



その後、俺は出発の準備を行いながらギンガ団について考えていた。
(あれは夢じゃなく、現実だったのか・・・。んっ?)
ポケットに何か入っている。何だろう?

ゴソゴソ

ポケットから出てきたのはしらたまだ。
「あぁ、預かってたんだよな、こんなの。」
これのせいで俺もギンガ団に狙われる・・・、なんだか複雑な気分だ。
俺はしらたまをバッグの中にしまう。
こっちのほうが安全だろうしな。



出発の準備も終え、リレイアを呼びに行こうとすると彼女が俺の方に走ってきた。
片手にビラを持っている。
「マスター!大変ですよ。」
(前にもこんなことがあったような気が・・・。)
「どうしたんだよ、ノモセ・レントラーズの裏金問題の話か?」
ちなみにノモセ・レントラーズとはプロ野球チームの一つだ。
この前と同様に適当に答えるとリレイアが怒る。
「何バカなこと言ってるんですか?とにかくこれを見てください。」
「?」



『謎の犯罪集団 その名はギンガ団!』
数日前に事件を起こしたたコトブキシティの謎の集団がギンガ団という犯罪集団と判明!
ギンガ団はいままでにも複数にわたり、犯罪を行っていたとの情報があります。みなさまもご注意ください。
(主にポケモン強奪・トレーナー狩りを行っている。)


「ギ、ギンガ団!?」
(ト、トレーナー狩りって俺を狙ってるんじゃ・・・。)
俺の深刻な顔を見て、リレイアが尋ねる。
「マスター、まさかギンガ団について実は何か知ってるんじゃないですか?」
「えっ?」
やっぱりというような表情をするリレイア。
こういう勘はいいらしい。
「隠し事は止めて下さい!私たちパートナーじゃないですか。」
どのみちコイツには隠し事はできないだろうがな。
「そうだよな。俺たちパートナーだもんな。」



その後、俺はリレイアとフレスカにアグノムやギンガ団についての事を語った。
ポケモンが元々は存在していなかったと言う事は伏せて・・・。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/27(Sat) 01:40
〜仲間〜

その後、俺はリレイアとフレスカにアグノムやギンガ団についての事を語った。
ポケモンが元々は存在していなかったと言う事は伏せて・・・。
(さすがにこの話はショックが大きいかもしれないしな・・・。)



「まぁ、アグノムが言ってたのはこんなところだ。」
俺は二匹に一通りの事を話し終えた。
リレイアとフレスカは互いに顔を見合わせたまましばらく黙っている。

・・・。

「ケ、ケイタさん・・・、い、命を狙われるかもしれないって言いましたよね。」
重い空気の中、ようやくフレスカの口が開いた。
内容はあいかわらず重いがな。
「ああ。もしかしたらお前たちも襲われる可能性がある。
だから、別について行きたくなかったら・・・」
俺の話の途中でフレスカが割り込む。
「いえ、一生ついて行きますよ!むしろケイタさんの命を僕の力で守りたいです。」
心強い一言だ。

「リレイアはどうする?」
一応リレイアにも聞いてみた。
「わ、私もついて行きますよ。マスターのお世話ができるのは私しかいませんからね。」
お世話?何のことだかわからないがとりあえず二匹ともついてきてくれるらしい。
「ありがとうな。リレイア、フレスカ。」
(俺もいい仲間を持ったもんだ。)





その後、俺たちは次のジムリーダーのいるハクタイシティに向かった。
俺は命を狙われるかもしれない。普通はここで外など出られる状況ではない。
しかし、ポケモンマスターになるという俺の夢は諦められなかった。
そんなワケでこのまま旅は続けることにしたのだ。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/27(Sat) 01:43
〜悪〜

いつも通り、二人っきりで歩く俺とリレイア。
目指すは二つ目のジムだ。


「マスター、次はどこに行くんですか?」
クロガネシティを出る前に話したはずの内容をリレイアが尋ねてきた。
俺は軽くため息をつく。
「次はだな、ハクタイシティの前のソノオタウンってとこだ。」
「ソノオタウンですか?最近聞いたことある名前ですね。」
(そりゃそうだろ。出発前に話したんだから・・・。)
こんな調子で今日も能天気な会話が終わっていく。



そのころある場所で

「あの三匹め、しらたまとこんごうだまをよくもっ!!」
響き渡る一人の男の低い声。
そこにもう一人の人物が現れる。
「心配いりませんよ。奴らがそれを託した二人はただのガキですよ。」
その男はそう言って、別の男に二枚の写真を渡した。
その写真に写っているのはケイタと緑髪の三つ編みの女性。
「こいつらが、その二人です。」
「なるほど、ただの小僧と娘だな・・・。」
「心配でしたら、すぐに殺しに行きますよ。」
「そう慌てるな。顔がわかっているなら、まずは様子見だ。
この娘の方に第三部隊を派遣しておけ!」
そう言って男は写真を投げ返す。
「わかりました。」




「全てがそろえばもうすぐで俺はこの地球の支配者となれる。フハハハハ!」
不気味な笑い声がいつまでも響く。


いつまでも・・・。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/27(Sat) 01:49
〜ソノオタウン〜

204番道路を抜け、ソノオタウンに俺たちは到着した。
ここは花が有名で、女の子にはちょっとしたスポットとなっているらしい。

「わぁ〜、こんなキレイなお花畑なんて始めて見ましたよ、私。」
この町一面に広がる花畑を見て、リレイアが興奮する。
(やっぱりコイツも女の子だからな、花とか好きなんだろうな。)
俺はそう思い、少しの間ソノオタウンの花畑でリレイアを散歩させてあげた。
その後、リレイアはしばらく花畑を駆け回っていた。

(俺も少し休むか・・・。)
俺はリレイアが遊んでいる間、花畑の周りで少し昼寝をすることにした。
あまりにも居心地のいい場所だったので、ほんの数分で眠りにつけた。


zzz...



「すいませ〜ん。」
気持ち良く人が寝ているとき、一人の女性の声が聞こえてきた。
(う・・・、誰だ?)
一瞬リレイアかと思ったが、声が少し違う。
「起きてくれませんか?」
やさしく、キレイな声が再び聞こえた。
「ふぁ〜・・・ムニャムニャ。」
俺が眠りから目を覚ますと、目の前にその声の主と思われる女性がいた。
髪の色はリレイアより少し濃い緑色で三つ編みになっている。年は俺より2〜3程上だろう。
ちなみに顔は俺の好みだった。

「あっ、やっと起きてくれました?」
女性がホッとしながら言った。
「お、俺になんか用ですか?」
「そこをどいていただけません?」
(ここをどけ?)
何故かはわからなかったが、俺はとりあえずどいた。
すると女性はその場所にしゃがみ込み、何かを触りだした。
なんだろうと思い、俺は横から覗き込む。

花だ。

俺が寝ているところに花があったのだ。それもそうとう小さな。
その女性は俺が昼寝中に潰してしまった花を丁寧に元通りにしている。
「ご、ごめんなさい。全然気付きませんでした。」
謝っておいた方がいいだろう、そう感じた・・・。
「別に謝らなくてもいいんですよ。そもそも私がもっと早くこの子を別の場所に植え替えてあげなかったのが悪いんですし。」
そう言って、その花を近くの花畑に植え替えだす。
「さぁ、ここならみんなと一緒だよ。」
(やさしい人だな。)

植え替え作業も終わり、女性が再び話しだす。
「もうここでお昼寝の続きをなさってもいいですよ。」
「あ、どうも。」
俺は彼女を見送った後、昼寝の続きを楽しんだ。


zzz...


夕刻になり、今度はリレイアの声が聞こえる。
「マスタ〜、そろそろ行きましょうよ♪」
「ン、ン〜・・・、わかった。」
俺はゆっくりと起き上がり、そのままリレイアとポケセンに向かった。
(それにしても、美人だったなぁ。)
「どうしたんですか、マスター?ニヤニヤして。」
おっと、表情にでてしまった。
「別に何でもないよ。」
とりあえず面倒な事のなりそうなので、ここはごまかしておくのであった。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/28(Sun) 19:54
〜釣り〜

ソノオタウンのポケセンで一泊した後、俺とリレイアは近場の釣堀に遊びに行った。
ちなみにここの釣堀で釣ったポケモンはそのままお持ち帰りができるシステムになっている。
まあ、単純に新たな仲間増やしってことだ。



「なかなか釣れませんね。」
全くアタリがこない中、ボソッとリレイアが呟く。
かれこれ4時間は粘っているが、未だに空き缶すら釣れない。
「エサがいけないのかな。」
俺は心の中でちょっと失敗したなと思った。
馴れもしない釣りを選んだのが問題だったのかもしれない。



あれからまた一時間が経過した。
さっきと全く変わらない風景に、静かに風だけが流れている。
寂しいくらいにアタリはこない。
「こうなったら私のおやつを・・・。」
リレイアは立ち上がってそう言うと、自分の釣りざおにリンゴをエサとして付け出した。


「そんなんじゃコイキングくらいしか釣れないだろ?」
そもそもリンゴ程度で連れるポケモンなんてこの世にいるのだろうか?
「大丈夫ですよ〜。昔、何かの番組でリンゴを使ってお魚さんを釣っているの見たことがあります。」
そう言って、自信満々にリレイアは真っ赤なリンゴを池に放り投げた。

ポチャンッ!とリンゴは大きな音をたてる。
(あぁ〜、もったいねぇ。)

それからしばらくすると、リレイアの釣りざおが勢いよく揺れた。
なんとリンゴでアタリがきたのだ。
「マ、マスターきましたよ!」
ヨロヨロと釣りざおに引っ張られているリレイア。
このままでは池に引きずり込まれそうだ・・・。
「大丈夫か?」
俺はリレイアの方に行き、釣りざおを持ってやった。
「あ、ありがとうございますぅ。」


ビチビチッ


バチャバチャ


アタリがきてから、俺は数分間獲物と戦っていた。
俺も獲物もそうとう疲れだしてきている。
(そろそろだなぁ。)
俺はここで一気に勝負にでた!

ギイィィィーッ!

おもいっきりリールを巻き、獲物を引き寄せる。
「がんばってくださ〜い。」
すでに釣りざおから手を完全に離し、手伝う気0のリレイア。
(もとはオマエの獲物なんだけどな・・・。)

ギギギッッー!

そんな俺の気も知らず、獲物は必死で逃げようとしている。
「しつこい野郎だな!」
俺は更にリールを巻くスピードを上げた。

ザバァン!
一瞬、水面から顔を出した、獲物の姿が見えた。

(何だありゃ?)
その姿は魚といよりは、貝に近いポケモンだった。

「もうすぐですよ。相手はかなり弱ってます。」
「そ、そうか。」
たしかに手応えは弱くなってきている。
リールをちょっと巻いただけで、スイスイこちらに向かってくる。
どうやらようやく諦めたらしい。

クルクル〜

バシャンッ!

(よ〜し、やっと釣れ・・・、)

貝だ・・・。
俺が期待して釣り上げたポケモンは、紫の二枚の殻に身を隠した舌の長い貝だった。
「シェルダーじゃないですか。」
(ふ〜ん、シェルダーか・・・、ど、どうでもいいけど。)

俺が貝を釣ってしけている時、ちょうどここの釣堀のおっさんが来た。
「あ〜、シェルダーかぁ。残念、ハズレだね。」
「ハ、ハズレ?」
「うん、ハズレ。普通なら、ギャラドスやネオラントとかが釣れるんだけどね〜。
まぁ、そんなポケモンだが一応は貰っていくだろ?」
「ハ、ハァ・・・。」
(見ず知らずのおやじにもハズレ扱いされる・・・こいつって?)




こうして俺たちに新しい仲間が増えたのだった。
気の毒な話だがこのシェルダー君も命を狙われることになるだろう・・・。
(かわいそうだが、旅は道ずれだ。)


その後――――

「マスタ〜、何か釣れました?」
「いや、あれ以来まったく・・・。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/28(Sun) 19:57
〜扱い〜

「どうも。新しくケイタさんたちの仲間になったシェルダーッス。
前回では全くしゃべってなかったから今回が初めての会話っになるんスね。
以後、オイラもこのポケサナストーリーで大活躍するはず(?)なんで、応援よろしくッス〜。」
「シェル君、誰と話してるの?」
「あっ、フレスカ!
いやぁ〜、別に・・・、ただちょっとみなさんと会話を。」
「ふ〜ん。どうでもいいけど、そろそろお話進めますよ。」
「わかったっすよ。」



新しく俺たちの仲間となったシェルダー。
何気にフレスカと仲がいい。
今も二匹で何やら楽しそうに話している。
(何であの二匹は気が合うんだ?)
俺がそう不思議がるのも当たり前だ。
何しろフレスカとシェルダーの性格は全くと言っていいほど一致しない。
礼儀正しいフレスカに対し、このシェルダーは昨日話してわかった。
俺にやけになれなれしく、そして

お調子者だ。

今日はコイツの実力を試すためにソノオタウンのトレーナーと片っ端から対戦する予定だ。


そして10分が経過・・・。


(よ、弱すぎる・・・。)
残念なこと実力までもがフレスカとは正反対・・・。
しかし、そのシェルダー曰く、
「水の石で進化できれば、オイラもナンバー1の実力者になれるっす。」
とのことだ。
イマイチ信用できないがな。
「水の石ですか・・・。お金無いから無理ですね♪」
「だな。」
俺みたいな貧乏トレーナーに捕獲されるとは哀れな奴だ。
永遠にお前を進化させれないかもしれない。



「オイラの扱いだけヒドイようなきがするっす。グスンッ。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/28(Sun) 20:03
〜こんごうだま〜

ソノオタウンに滞在し、そろそろ3日とう時がたつ。
これ以上長居する必要はないことだし、。今日中にはここを出ることにした。

俺たちはポケセンで朝食をとり(ま、またポフィンかよ)、ハクタイシティに向かって出発した。


トコトコ


しばらくポケセンから歩いてソノオタウンからでる直前、なにやら騒々しい音ご聞こえてくる。
「ラッキー、卵爆弾!」

ドゴオオォォン!!!

「ちっ、かみ殺せ!ズバット。」

「バトルか?」
どうやら誰かがポケモンバトルをしているらしい。
それにしてもどこかで聞いたことがある声だ。

「マスター、あれっ見てください!」
リレイアが急に叫ぶ!

俺はとりあえず言われた通りにリレイアの指さす方を向いた。

(は、花畑の人・・・。)

そこには俺が花畑で出会った、あの緑髪の女性がいた。
さっきの声も彼女のだったらしい。
しかも、3,4・・・、いや5人程のトレーナーに囲まれながらバトルしている。

ドッ!

バキッ!

その5人のポケモンから集中攻撃を浴びているラッキー。
「さぁ、諦めてこんごうだまをよこせ。」
一人のトレーナーが言う。
その言葉に俺も反応する。
(こ、こんごうだま?まさかアグノムが言っていたディアルガのアレ・・・、)
ということはあの女性が所有者・・・。

「さっきアイツらこんごうだまって言いましたよ。」
「あ・・ああ、どうやらアイツらはギンガ団らしいな。」


「渡さないって言うなら、これならどうだ!」
俺たちがあれこれ話ているうちに、一人が攻撃の標的をラッキーから女性に変えだした。
ポケモンバトルで絶対やってはいけない―――
つまり、直接攻撃だ。


「えっ!」
急に自分を襲ってくるポケモンにビックリする女性。

「た、大変ですよ。」
そんなことはわかっている。
(助けるしかない。)

「フレスカ、あの人を守ってくれ。」
勢い良くボールが投げられ、フレスカがでてくる。
「トリャァァー!!!」

ドンッ!

フレスカの不意打ちからの電光石火で見事に相手ポケモンを蹴散らす。
「な、何者だお前!ジャマをするなっ。」
いきなりの攻撃に激怒した一人のトレーナーがこっちに向かってくる。
「げっ、こっち来た。」
当たり前だが戦うしかないな。

「いきなり不意打ちとは、覚悟はできてるだろうな?」
「あ、ああ。」


俺が一人と相手しているこの時・・。
女性がこちらを向きつぶやく。
「あ、あのときの・・・。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/28(Sun) 23:31
〜ケイタVSギンガ団〜

不意打ちでギンガ団の一人を倒すと、もう一人が俺の方に向かってきた。
しかも相当キレている。

「いきなり不意打ちとは、覚悟はできてるだろうな?」
「あ、ああ。」
どうやら戦うしかなさそうだ。(当たり前だがな・・・)
俺のイーブイに対し、相手のポケモンはビッパ。

・・・。

しばらく緊張が続く。

「いけっ、ビッパ。」
先に攻撃を仕掛けてきたのは相手だった。
しかしビッパはフレスカを完全に無視し、俺の方に向かっている。
どうやらまた直接トレーナーを潰す気らしい。
(クソッ、まともにポケモン同士で戦う気は無いのかよ・・・。)

「くらえぇっ!」
前歯を剥き出しにして、猛突進してくるビッパ。
まずはアイツの攻撃を止めなくては俺がやばいな。
俺はそう考え、フレスカに命令をだす。
「フレスカ、ビッパに穴を掘る攻撃。」
「はい。」
フレスカは勢い良く地面に潜りだす。

ズボボッ!

地面の中に姿を消したフレスカは、静かに攻撃の機会を窺う。
「何だ?ど、どこいきやがった?」
予想通り、ビッパはフレスカの攻撃を警戒して動きを止めてくれた。
同時にトレーナーも周りをキョロキョロと見渡す。

相手はスキだらけ、
(今がチャンスだ。)
多少ずるいかもしれない――――
だが、そんな事は言ってられない!
俺は敵の方へ一気に駆け寄る。

相手は俺にまだ気がつかない。
そして、
「ちっ、あのイーブイはどこに隠れ・・・、エッ?」

バゴンッ!
俺のパンチが敵の顔面に見事炸裂っ!
大きな音と同時に敵は倒れこむ。
「ま、まさか・・・、お前自身が突っ込んで来るなんて。」
それだけ言い放つと、すぐに敵は気を失った。
「ご、ご主人様!」
主人公らしくない卑劣な攻撃方に躊躇いながらも、ビッパが主人の方に駆け寄ろうとする。
だが、戦いはまだ終わってないぞ。
「僕を忘れないでくださいよ。」
地面から聞こえる無気味な声。
「しまっ・・・」

ドンッ!
今度はフレスカの攻撃!
快音と共にビッパは吹っ飛び、一発でノックダウン。
見事(?)に俺たちの勝利だ。


残りのギンガ団は4人(一人は既に不意打ちにより、ポケモンを失っている)。
他の全員は今、彼女と戦っている。
(これはさっさと助けに行ったほうがいいな。)
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/28(Sun) 23:46
〜フィンケル〜

「だ、大丈夫ですか・・・、あれ?」
ギンガ団に襲われていた女性が気になる。
それで、急いで彼女の方まで向かったが・・・、バトルは既に終わっていた。
「助けていただきありがとうございます。こちらはもう終わりました。」
透き通るような声が聞こえる。
そして地に倒れこんでいるギンガ団。
なんとあの3対1の状態で彼女が勝利したのだ。
(こ、この人・・・、俺より強いような気が・・・。)

「ぐっ、俺たちギンガ団を舐めるなよっ!」
彼女にやられた一人がしゃべる。
やはりコイツ達はギンガ団だったらしいな。
さっきのセリフでようやく断言できるようになった。

そのすぐ後だった。
奴らの後方から声が聞こえてきた。
「オイオイ、お前らこれはどういう事だ?」
その声の主がゆっくりとこっちに向かって来る。
「フィンケルさんっ!」
団員の一人が叫ぶ。
どうやらフィンケルというコイツ達のボスが来たらしい。

「俺の部下達が世話になったなぁ。」
そこに現れたのは人間では無く、一匹のストライクだった。
(こいつがフィンケル?ポケモンじゃないか。)

フィンケルは俺の方をじっと見、何かに気が付いたような顔をしだした。
「あ〜、何だ?しらたまの所有者もいるじゃねえかよ。」
「!」
嫌なことにコイツは俺の事を知っているようだな。

「あ、あなたがしらたまの所有者だったの?」
フィンケルの言葉を聞き、女性も驚く。
まさか自分と同じ人が・・?
そんな顔をしている。
「一応そうですよ。あっ、名前言ってませんよね。
フタバタウンから来たケイタです。」
「えっ、あ〜、私はこんごうだまの所有者のモミといいます。」
何故か二人で自己紹介。
「お〜い、あんまりこのフィンケル様を無視すんなよ・・・。」


戦い中とようやく思い出した二人。
「どうやらアイツを倒さないといけないらしいわね。協力してくれるかな、ケイタ君?」
さっそく俺に協力を求めるモミ。
「もちろんですよ、モミさん。」
俺はフレスカをそのまま行かせたが、モミは傷ついたラッキーを戻して新たなポケモンを出す。
「がんばってね、ロゼリア。」
そう言い、モミはボールを投げて両手に花をもったポケモン、ロゼリアをくりだした。
「クッハッハッハッ!やっと戦闘モードになってくれたか?」
2体1という不利な状況でも大笑いするフィンケル。そうとう腕に自信があるらしい。


それにしても人間がポケモンにさん付けってどういう関係なんだ?
「フィンケルとか言ったな、お前はこのトレーナー達の何なんだ?」
俺がそう疑問をぶつけると、意外にもフィンケルは答えてくれた。
「俺らギンガ団の目的はあのチビ共から聞いてるよな?」
「ええ。パルキアとディアルガを生み出すことでしょ。」
「その通りだっ!そして俺はそのギンガ団のボス、つまりアカギ様の手持ちの一匹のフィンケル様だ。
他にもアカギ様は5匹のポケモンを持っており、その一匹づつに下っ端共が与えられている。
そしてその下っ端と俺らアカギ様のポケモン一匹で一つの部隊が作られているんだ。
俺はその中の第三部隊といってな、今回はこんごうだまの強奪を目的に来たってわけだ。」
「な、なるほどな。」
といことは他にもあと5つの部隊があるらしいな。
全く・・・強そうなくせに数まで多いとは、本当に厄介だ。

「だがこの下っ端共、全く世話がやけるぜっ。
娘一人から石ころ一つも奪えないとはなぁ・・・。」
フィンケルはフッとため息をつく。

「だいたい状況はわかったわ。でも、ペラペラとしゃべりすぎてスキだらけですよ。」
「あっ?」
フィンケルの背後の地中からフレスカが現れる。
アイツがしゃべっている間にこっそりと穴を掘るを使わせていたのだ。
「行けっ!フレスカ。」
今にも俺の得意の不意打ちが炸裂する。<どっちが敵だよ・・・。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/28(Sun) 23:59
〜メタルコート〜

フレスカの不意打ちからの攻撃が相手のフィンケルに命中したその瞬間、

キイイィィン!!!

鋭い金属音が響き渡る。。
「か、硬っ!?」
そして、さっきの金属音と共に攻撃を喰らわしたはずのフレスカが吹き飛んだ。

「ああ〜、いきなり何すんだよお前。」
逆に攻撃を受けたはずなのにピンピンとしているフィンケル。
「ど、どうなってるんだ?」
たしかにフレスカの穴を掘る攻撃を敵は受けたはず、しかし全くダメージがない。
「アイツの体の表面・・・、何かおかしいですよ・・・。」
リレイアだけは、何が起こったかをとらえていたらしい。
(体の表面?)
俺はフィンケルの体をじっと見てわかった。

「何だあれ?」

なんとフィンケルが攻撃を受けた箇所は、赤い金属のような物質に変化していた。

ピキピキ

そしてその表面はもとの体の色に戻っていった。
(コイツの体、一体どうなってんだ?)



「こんどはこっちから行くぜえぇぇっ!」
こっちの隙をみ、猛ダッシュで突進してくるフィンケル。
「よ、避けろっ!」
フレスカは敵の攻撃を避けようと試みるが、かなりのスピードだ。
このままじゃ確実に当たるっ!
その時、横からモミの声が聞こえる。
「ロゼリア、マジカルリーフ!」
「はい。」

ビュン、ビュン

ロゼリアから物凄い速度で放たれる不思議な葉っぱ。
その攻撃フィンケルを追跡し、フレスカに攻撃される前に命中した。
しかし、

キンッ!キンッ!

さっきと同じように響き渡る金属音。
攻撃を受けた箇所はやはり赤く変色している。

ピキピキ

そして赤い体がまたもやもとに戻っていく。
「今度はそっちかよ・・・。」
「な、何なの?このストライク、攻撃が全然効いてない。」
「当たり前だろ。俺の体にはメタルコートという特別な物質が埋め込まれているんだからな。」
「メタルコート?」
効いたこともない物質名だ。
「メタルコートはちょっとした特別な鋼でなぁ、俺が攻撃を受けた瞬間に体の表面に盾として表れてくれるんだよ。」
つまり俺達がいくらアイツに攻撃をしても鋼の盾が出現してダメージを0にしてしまうらしい。
もしそれが本当ならこの相手・・・鉄壁だ。

「だったらこれならどうだ!フレスカ、電光石火。」
「ロゼリア、毒針。」
今度は二匹同時の猛攻撃がフィンケルを襲う。
攻撃量はさっきの倍だ。

しかし、
キイイィィン!!!
キンッ!キンッ!

またもや吹き飛ばされるフレスカ。
そして跳ね返される毒針。
「クッハッハッハッ!無駄だぁ。お前らの攻撃じゃ、俺にはダメージは与えられないぜ。」
全くのノーダメージ

(くっ、やばいな。コイツはさっきの下っ端とは格が違う。)
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/29(Mon) 00:03
〜メタルコート the second〜

ケイタ達の前に現れたギンガ団のフィンケルと名乗るストライク。
奴の体内にはメタルコートという物質が埋め込まれており、全ての攻撃を無効化してしまう。

キンッ!

何度も跳ね返される俺達の攻撃。
「クッハッハッハッ!全然効かねぇぞっ。」
敵は大笑いしている。
「モミさん、コイツに打撃は全く無意味みたいですよ。」
「残念だけどそのようね。」
いったん俺達はここで攻撃を中断した。
おそらくこれ以上、なんの策も無しに攻撃を仕掛けても無駄うちになるだけと悟ったからだ。

「フッ、攻撃するのも諦めたらしいな。だったら今度はこっちの番だぜっ!」
そう言うと、フィンケルは技の態勢に入った。
守りから攻撃に転じる気だ。

ピキピキ

みるみるうちに硬化していくフィンケルの腕。。
(こ、これはシザークロス?)
その瞬間、斬撃音が俺の耳に入ってきた。

ズバアァァンッ!

「えっ?」
フィンケルの攻撃はあの一瞬でフレスカに命中していた。
そしてそのまま地面に叩きつけられるフレスカ。

ドサッ

「フ、フレスカッ!」
俺は急いでフレスカの方へ向かった。
「くっ・・・。」
かすかにだが聞こえる、弱った声。
(よかった、息はまだある。)
しかし相当のダメージを受けている。
「フレスカ、良くがんばったな。戻っていいぞ。」
俺は傷ついたフレスカをボールに戻そうとしたが、フレスカは「いえ、まだいけますっ!」と、命令を珍しく断った。
「そ、そうか。」
やせ我慢のように聞こえるが、本人が強く望むのならこのまま戦わせるのが一番だよな。・・・たぶん。
俺はそのままフレスカの意志に従い、戦いを続けさせた。
「ほう、まだ戦えるのか。」
敵はまだまだ余裕の表情だ。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/29(Mon) 00:09
〜メタルコート the third〜

俺達はギンガ団のフィンケルと戦闘中。
敵はまだまだ余裕の表情だ。
「お次はお前だっ!」
フィンケルはそう言い、またもやシザークロスを繰り出す。
今度の狙いはロゼリアだっ!
モミはカウンターからの物理攻撃は無意味と考え、
「物理がダメなら、しびれ粉よ。」
「はい。」

パラパラ

ロゼリアが華麗に中にしびれ粉をばら撒きだす。
これは命中した敵を即麻痺状態にする技だ。
「うおっ、危ねぇ〜。」
さすがのフィンケルもこの技には足を止めた。
どうやらメタルコートは攻撃以外には発動できないらしい。

「厄介な技を持つこんごうだまの方は後回しだな。
そうなるとやっぱイーブイからだっ!」

ビュンッ!

風を切る刃の音と共に超高速で迫ってくるフィンケル。
(また来た!)
「フレスカ、砂かけ!」
俺の予想が正しければ、この技をメタルコートで防ぐことは不可能。

ババッ!

「ぐっ!?」
砂はフィンケルの目に命中し、敵の視界を奪う。
(やはり攻撃以外なら効くぞ。)
「さらに影分身で敵を惑わせ。」
「はい。」

ブウゥゥゥン

一気に4匹に増えるフレスカ。これで敵の攻撃はもう当たらないはず。
しかし、
「分身なんて関係ねえぇぇ!!!」

ビッビッビッ!

フィンケルは腕から無数の星を放った。
これはスピードスターだっ!
この技は誘導機能があり、いくら回避率を上げたフレスカでも避けることはできない。

そう思っていたら・・・、
「なっ。」
フィンケルの技は俺めがけて飛んできた。
「クッハッハッハッ!今度はこっちの不意打ちが決まる番だっ!」
(あ、当たるっ!)
人間には条件反射というモノが備わっており、危険を感じるとつい目を瞑ってしまう。
もちろん俺も例外ではなかった。


・・・。


「あれ?」
攻撃がこない・・・?
俺はゆっくり目を開ける。
地面にはスピードスターが落ちていた。。
それと同時に俺の目の前に現れた見覚えのある人影。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/29(Mon) 00:19
〜作戦〜

メタルコートに全体を包まれ、真っ赤に染まるフィンケル。
腕はストライク時のカマではなく、ハサミのような形態と変化していた。

「こんなストライク見たことないぞ。」
俺のそんな反応をみ、フィンケルがしゃべりだす。
「今の俺はストライクじゃない。メタルコートの力により進化したハッサムだっ!」
ハッサム?そんなポケモン聞いたことがない。だいたいストライクは進化などできないはずだ。
(ということはメタルコートという特別な物質により、今までにない進化をしたということか・・・。)
俺は自分の中で勝手な理論を作る。
そうでもしない限り、この状況を受け入れることができそうにもないからだ。



「さて、この俺様にダメージを与えた罪は重いぞ。」
殺意に満ちた表情をうかべ、フィンケルはゆっくりと歩きだす。

ギシッ、ギシッ

歩くたびに響き渡る重い金属音。そしてリレイアに向かって両腕を上げ、シザークロスを繰り出す。
ブオォンと風を切る音。
しかし体が全て鋼になったせいで動きは鈍くなっている。
彼女はそんな攻撃をヒョイッと避けたが、

ドゴオオオォォォン!!!

もの凄い力で抉られる地面。そして俺達の全身を駆け巡る衝撃波。
フィンケルのスピードは以前より遅いが、その分威力がはるかに強くなっていたのだ。
「こ、こんなの喰らったら死んじゃいますよ〜。」
初めてのバトルで弱気なリレイアが嘆く。
「チッ、動きが鈍くなったせいで上手く当たんねぇぜっ!」
そう言い、敵はどんどん攻撃を続ける。

ブオォン  ドゴオオオォォォン!!! 

         ブオォン  ドゴオオオォォォン!!!

 ブオォン  ドゴオオオォォォン!!!

無数に繰り出されるフィンケルのシザークロス。
当たったら一発でアウトになるほどの威力だ!
しかし、バトルに馴れていないはずのリレイアは何故かその攻撃を全て避けれている。
「おぉー、リレイア凄いぞっ!」
俺がリレイアを誉めてあげると、
「えへへ、実はシンクロで敵の攻撃が全部読めるんですよ♪」
とこちらに向かってネタばらし。
(へ〜、シンクロって便利・・・って、オイ!?。)
シザークロスが飛んできている状況で、彼女は完全に俺の方を向いている。
「リレイア、前、前!」
俺は慌てて呼びかけた。
「わっと。」

ドゴオオオォォォン!!!

「ハズレかよ。」
危機一髪!何とか敵の攻撃を避けた。
(おいおい、バトル中によそ見するなよ・・・。)

「ケイタ君、ちょっと考えがあるの。」
リレイアとフィンケルの激しい(?)戦いの中、もはや皆に忘れられていた女性キャラのモミが俺に小声で話し掛けてきた。
「何ですか?」
「アイツはさっき自分のことを鋼タイプって言ってたわよね。」
さっきと言っても一話ほど前の話だが、そんなこと言ってたな〜。
(でもそれが何なんだ?)
「つまり、炎に弱いってことなのよ。」

・・・。

そんな技の相性のことなど俺でも知っている。
こちとら炎タイプのポケモンがいないから困っているんだ。
こんな場面でいきなり考えがあると言うのだから何か素晴らしい作戦でもあるのかと思ったのに彼女にはガッカリだ。
(モミさんって天然か?)

「それで、モミさんは炎タイプのポケモンを持ってるんですか?」
「持ってないわよ♪」
と笑顔で即答。
真面目に戦っているこっちにとっては腹が立ってくる奴だな。
(そもそも出会った時はこんな性格ではなかったぞ。いや、これが彼女の本来の姿なのか?)
そんな俺の絶望に満ちた思い・・・。
しかし彼女にはきちんと考えがあった。<むしろ無くては困る。
「炎タイプのポケモンはいないけど、ソレに似た技なら出せるわ。」

「えっ?」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/29(Mon) 00:25
〜作戦 the second〜

「炎タイプのポケモンはいないけど、ソレに似た技なら出せるわ。」

「えっ?」
よくわからんがそっれて炎タイプの技を使えるってことなのか?
しかしモミの出しているポケモンはロゼリア、そんな技を使えるなど到底思えない。
だがモミは構わず説明を続ける。
「でもその技は一発切りの大技で、当てるには敵の動きを止める必要があるの。」
つまりハズしたら終わりということらしい。
「それで俺が敵の動きを止めろと・・・?」
恐る恐る聞いてみると、予想通りにモミが頷く。
「ごめんね♪」
(うぅ〜、断りにくいなぁ。)



アイツの動きを止める。
今まで念力以外でダメージを与えれなかったアイツの動きを・・・。
(無理じゃないのか?)
俺がそう考えている時、リレイアが敵の攻撃を避けながら俺に話す。
「マスター、シェルダー君なら。」
(シェルダーって誰だっけ?・・・・・・あっ、あの貝殻野郎がいたなっ!)
俺は透かさずボールを取り出し、シェルダーを出す。
「シェルダーよっ、俺達の盾に―――――」
「違いますよっ!盾に使うんじゃなくて、シェルダー君の殻ではさむを使うんです。」
(殻ではさむ・・・?ん〜、そんな技が有ったような無かったような。)
正直コイツの技などいちいち俺は覚えていない。だから殻ではさむという技の効果も全く知らない。
俺は取り敢えずリレイアに言われた通りにシェルダーに命令を下した。
すると貝殻野郎は、
「オイラに任せるッス。」
ようやく来た自分の出番に喜びながら、フィンケルに飛びついた。
だが、

ドスゥゥゥンッ!!

何もせずまま見事にシザークロスで瞬殺っ!
「何だったんだ?この馬鹿貝は。」
挙句の果てには馬鹿貝扱い。

(あちゃ〜、モロに喰らったよ・・・。もしかして死んだんじゃない?)
俺は縁起でもないことを考える。
しかし貝殻野――、じゃなくてシェルダーは見事に持ち堪えていた。
「なっ!?」
驚くフィンケル。
自慢の一発を耐えられたのがショックだったのだろう。
「残念だったッスね。オイラの貝殻は特別に硬――、ブッ!」

ドスゥンッ!!!

攻撃がもう一発飛んできた。。
しかも自分の攻撃を防がれたショックで、さらにフィンケルはシェルダーをタコ殴りにしだす。

ドスゥゥゥンッ!!
   ドゴオオォォォン!!
 バゴンッ!

敵の猛攻を受ける続けるシェルダー、しかし中身は傷一つない。
「ハァハァ――。クソッ、俺以上に硬いだとおぉ!」
何て奴だ、シェルダー。地面をも抉る敵の攻撃を全て防いでいるなんて。
(コイツ、実は強かったのか!?)
「マスター、シェルダー君は攻撃は大したことないですけど、物理に対する防御力は全ポケモンの中でもトップクラスなんですよ。」
攻略本らしき物を持ちながら俺にリレイアが言いだす。
(そういえば、この前戦わせた時もダメージだけは少なかったな。)



俺達がフィンケルとあれこれしている間

「頼むわよ、ロゼリア。」
「わかってます。ソレッ、にほんばれっ!」
そうロゼリアが両手を広げて言うと、空に広がる雲が全て消えていき、御天道様がギラギラと輝きだした。
それと同時に御天道様の光エネルギーがどんどんロゼリアに集まっていく。

「たくさん吸収してよね♪」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/29(Mon) 23:21
〜作戦 the third〜

大空に太陽はギラギラと輝く――――
(あ、暑い。)

今俺達はこのクソ暑い中でリレイアとフレスカ、シェルダーの三匹でフィンケルの動きを止めようとしている。
「メタルクローッ!」
敵の鋼鉄の爪がシェルダーを襲いかかる。
シェルダーも負けずとその技をかわし、背後へと回り込んだ。
そして、

ガブリッ!!!

「あっ?」
シェルダーがフィンケルの腕を殻ではさんだのだ。
「やったーっ!決まりましたよ。マスター、これで敵の動きを封じ込めました。」
技が決まったと同時にリレイアが大騒ぎする。
やけにハイテンションだが、本当にこれで動きを封じれたのか?
「モミさん、準備できましたよっ!」
一方、リレイアは勝手に話を進める。
(大丈夫かな〜。)


「さてと、あっちは準備できたみたいね。ロゼリア、いける?」
太陽の光をたっぷりと吸収したロゼリアがコクリっと頷く。
「OK、さっそくやっちゃてよ。」
「それじゃあ、いきます!」

ギュウウウゥゥゥゥン!!!!!

モミの命令でロゼリアから一気に今まで溜めていた光エネルギーがフィンケルに向かって放出された!
(この技はソ、ソーラービーム!?)
だがこれは草タイプの技のはず、鋼タイプのアイツには効かないと思われる。
「モ、モミさん―――」
「大丈夫、見てよね♪」
全然大丈夫じゃないような・・・。

しかし敵はその技を見たとたん暴れだす。
「ソ、ソーラービームだとっ!?クソッ、放せよっ、この馬鹿貝。」
「嫌ッスよ。」
(と言うか、腕をはさんだだけで動き止められるなんて・・・。)
敵がシェルダーを振り払おうとしているその時、

ドゴオオオオオオオオォォォォォォォォン!!!!!!!!!!!

「やったっ。」
フィンケルにソーラービームが命中。<気のせいかシェルダーにも当たったような気がする。

  ジュウゥゥゥ〜  パラパラッ
      パラパラッ         ジュウゥゥゥ〜
                
ブシュウゥゥ          パラッ

「熱っ、熱っー!!!」
(効いてる!?)
実は太陽から集まったエネルギーの光線は何千度もの高温になっていたのだ。
確かにこれなら炎タイプに近い結果が与えられる!
ソーラービームによって熱に弱いメタルコートは無惨にも剥がれ落ちていく。
(これがモミさんの言ってた考えだったのか。)

そして、
「があああっ―――。」
聞こえてくる敵の悲鳴声。
「どわあああっ!」
同じように聞こえてくるシェルダーの・・・、アレッ?
(やっぱ当たってたよ〜・・・。)

「熱イイイィィィィイイイ!!!」

カッ!

一瞬光が走り、攻撃が止んだ。
そして俺達の目の前に倒れこむ死にかけのストライク。
(し、死んだか?)
俺はゆっくりとその顔を覗き込むと―――

ギロリ

目を開け、俺をにらめつけるフィンケル。
なんとまだ生きていたのだ。<シェルダーは知らねっ。
「ケホッ、ケホッ。ま、まさかオレ様のメタルコートを破壊するなんて、大したガキどもだぜっ。
こりゃ準備不足だったな、ここは一旦引かせてもらうぜっ。」
そう言い、敵はヨロヨロになりながらも飛んで逃げていった。

・・・。

「俺達、助かったのか?」
「み、みたいですね。」
一気に緊張が解け、ホッとする俺達。
しかしこれから俺達に襲いかかる恐怖はこの程度ではないだろう。
なんたってギンガ団にはあのくらいの実力のポケモンが6匹もいるらしいからな。
「みんな凄いケガだし、ひとまずポケモンセンターに戻りますか?」
「そうね・・。」
死闘の後のモミとのあっさりとした会話・・・。
俺達はそのまま足でポケセンまで向かった。



(あれ?なーんか忘れてるような・・・。)
















「・・・ケホッ。オイラを忘れないでほしいッス。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/29(Mon) 23:25
〜ちょこっと休憩〜

フィンケルとの戦いの後、俺達は一度ソノオタウンのポケモンセンターに戻った。
俺はフレスカとシェルダー、モミはラッキーとロゼリアをそれぞれ預けた。

「リレイアはどうする?」
特にリレイアはケガを負っているわけでは無いのだが、心配だったので一応聞いてみた。
しかし彼女は「ボールに入るのは嫌ですぅ。」と、いつもの調子で断った。
「それじゃあ、大きなケガをした時はどうする気だ?」
俺がそう問うと、彼女は即答する。
「その時は大量のキズぐすりでお願いしま〜す。」
それはそれで迷惑な話だ。

「後〜、マスターのマッサージでもいいですよぉ♪」
そう言い、リレイアは俺に抱きついた。
「バカ、何すんだっ!」
ここはポケモンセンターで周りには人がたくさんいる。
俺は恥ずかしくて彼女を振り払おうとしたが―――、
「私、さっきの戦いで頑張ったじゃないですか。そのご褒美をもらおうと思っただけですぅ。」
こ、これはリレイアの甘える攻撃(?)
いつのまにぃ――――

俺の怒る気力ががくっと下がった・・・。

その後もリレイアはしばらく俺に抱きついたままだった。
俺もそんな彼女の頭をゆっくりと撫でてあげる。<フィンケル戦の時の続きも兼ねて
そこに偶然現れたモミが意地悪そうに言う。。
「へぇ〜、二人とも仲いいんだ。もしかして愛しあっているとか?」
俺が否定しようとした瞬間―――、
「当たり前じゃないですか。マスターとは何度も婚約のお話をしているくらいですよ。」


・・・。


(へっ?)
どっからそんな話が出て来るんだよおおぉぉぉ!!!
俺がまたもや否定しようとした瞬間、モミは完全に勘違いし―――
「ケ、ケイタ君、頑張って!」
(な、何を・・・。)



[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/29(Mon) 23:36
〜あの三匹〜

「ん〜、リレイアの奴どこに行ったんだ?」
朝っぱらからあちこちを徘徊する俺・・・。
周囲の者から見れば、かなりの不信人物であろう。
だけどこうしているのも俺にはちゃんとした理由がある。
実はと言うと、リレイアが今朝から姿を見せないのだ。
もしかして俺に愛想が尽きて夜逃げ!?<元々ボールに入れてないので可能だ
(いや、アイツに限ってそれは無いな・・・。)
俺は必死で彼女を探す作業を続けた―――


ぐぅ〜


お腹の音が鳴る。
あれからずっと探しているのに、全く居る気配を見せない。
(お腹も・・・、減ったなぁ。)
ちょうどそんな時モミが部屋へと入って来た。
彼女にもリレイアの事は頼んであったが、もう諦めたらしい。
「お腹空いたならそろそろ朝食にでもする?」
「でも―――」
「大丈夫、リレイアちゃんならすぐに出てくるわよ。
そ・れ・に・。」

ぐぅ〜

「ホラね♪」
「・・・。」




朝食はモミが作ってくれた。
メニューはラッキーの卵で作った目玉焼きなどだった。
考えてみるとポフィン以外の物を口にしたのは久しぶりだったような気がする。



朝食後はモミに質問攻めを受け、なかなかリレイアの捜索を実行できそうにもない状況へ。
「ふ〜ん、ケイタ君ってポケモンマスターになるのが夢なんだ。」
「ええ。ですから、ギンガ団に狙われていても旅は続ける気でいます。」
「それで、その夢へ共に向かうパートナーの一人がリレイアちゃんってわけか―――。」
(良くわかっているではありませんか。だったらそのリレイアを早く探させてくれよぉぉぉ。)
そう思いつつもモミとの会話は続く。
「私、最近思うの。このこんごうだまを奴らから守るだけで本当にいいのかって。」
(リレイア〜。)
俺の頭は彼女の事でいっぱいでモミの話は全く聞いていない。
そんな俺の状態にモミが気が付く。
「あの、聞いてる?」
「えっ、あっ〜、もちろん。」
フゥーッと一回ため息をつき、モミは話を続ける。
心なしか顔は少し怒っている。
「ケイタ君はあの三匹は今、どうなっていると思う?」
あの三匹とは俺にしらたまを預けたアグノムやユクシー、エムリットの事だ。
「ギンガ団に監禁されてるんじゃないですか?」
「そうよねぇ〜。」
モミはもう一度ため息をつく。
そのため息はこの前のより深く、悲しみの感情が織り交ざっているようにも思えた。
そしてポツリと呟く。
「可哀想よね・・・。」

(も・し・か・し・て・。)

そんな俺の嫌な予感は的中した。
「ケイタ君、あの子達を助けるために一緒にギンガ団を倒しましょうよ。」
「えっ?」
何を言ってるんでしょうか、この人は?たった二人で一つの組織を滅ぼすことなんてできるはずがない。
「それは無理じゃないかと――――――」
俺はモミに自分の意見を主張しようとしたのだが・・・。
「無理って、やってみないとわからないわよっ!!!」
と反論。
(やらなくてもわかると思いますけどねぇ。)
その後もモミの攻撃は続いた。
「それに、ギンガ団を倒さない限りケイタ君もリレイアちゃんも命を狙われっぱなしよ。」

(あっ!?)

その攻撃は俺の心に大きなダメージを与えた・・・。
たしかにギンガ団が在り続ける限りはそういう事になる。
「協力してくれるよね?」
「・・・。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/29(Mon) 23:39
〜あの三匹the second〜

「協力してくれるよね?」

・・・。

「どうなの?」
どんどんモミの態度はきつくなってくる。
このタイプ―――自分の信念は貫き通す方だ。
「ねぇ?」
「わかりましたよ〜、協力します。」
俺の負けだ・・・。
根気比べで俺は彼女に負けてしまった。




「ありがとう。」
彼女は俺の協力するという言葉を聞き、お礼をした。
そしてにっこり笑う。
「ケイタ君、ちょっとこっちに来て。」
「今度は何ですか?俺、リレイアを探しに・・・」

チュッ

俺の頬に彼女の唇の感触。
「フフッ、お礼にとっといてね♪それと今後の旅はしばらく同行するわよ」
そう勝手な事を言い、彼女は部屋から出て行った。


・・・。


「モ、モミさん。」
俺の顔は真っ赤になり、頬にはあの唇の感触が残っている。
そのまま俺はしばらくボーッとしていた。

そんな状況で一匹のポケモンが俺の前に現れた。
「マスタ〜、何してるんですか?」
「リ、リレイア!?」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/29(Mon) 23:46
〜あの三匹the third〜

今まで消えていたリレイアが急に俺の前に姿を現した。
「どこに行ってたんだ?心配してたんだぞ。」
俺は彼女を叱るように言う。
彼女もしょんぼりと頭を下げる。
「スイマセン、寝ぼけるとついつい何処かにテレポートする時があるんですよ・・。」
(それは困ったクセだな・・。まあ、戻ってきてくれてよかった。)
俺がハハッと笑顔をこぼすと、すぐに彼女も反応した。
「心配してくれてたんですね。」
どうやらシンクロ能力で俺の考えを読み取ったらしい。
心配していたのは事実だが、心を読まれるのはやはり恥ずかしい。
俺はこの能力を使われる度に止めて欲しい――――そう考えていた。
「なあ、その能力を使うの止めない?お前に隠し事とかできないじゃないかよ・・・。」
俺はそう彼女に伝えると、
「隠し事するマスターが悪いんですよ。もしかして今も何か隠してるんですか?」
そう言い、彼女はシンクロを使い出した。
「別に。」
今の俺にはそんな隠し事など無い・・・


たぶん・・・


アレ?


リレイアの顔が見る見るうちに怒りの表情に変わっていく。
「えっ、えっ?」
俺には一体何を読まれたのか理解できなかった。
そして彼女の口からでる言葉。
「何でモミさんとキスなんてしてるんですか?」
(それかあああぁぁぁ―――っ!!!)
「いや、あれはあっちから勝手にして来たことで―――」


ゲシッ!

「!」
リレイアが俺の脛を思いっきり蹴っ飛ばした。
「うわぁ〜ん、マスターの浮気者!」
そう言いながら彼女は泣きながら部屋から出て行った。

・・・。

「俺が悪いのか?」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/29(Mon) 23:48
〜わがまま?〜

肩叩きやお茶くみ、マッサージなどなど―――。
俺はリレイアに許してもらうために様々な事をやらされた。
「なあ、もういいだろ?」
俺はジュースを持ち抱えながらリレイアに言う。
「ダメですぅ〜。」
まだダメか・・・、と言うより許す気あるのか?
俺はため息をつきながら、次のリレイアの次の要望を聞く。
「それじゃ、一緒にテレビでも見ません?」
「テ・レ・ビ?」
俺的にはさっさとこのポケセンを抜け出し、次の目的地に向かいたいところなのだが、彼女の命令は絶対だ。
(情けねえよな、俺・・・。)

「で、何見んの?」
正直この時間帯でやってる番組など俺は知らない。
「適当にやってるのを見ましょ♪」
(適当ねぇ・・・。)



『戦場のサーナイト』
トバリシティで平穏な一人暮らしをするサーナイトのもとに、
ある日招かざる客が次々と訪れる。
それは地元・ズイタウンから勝手に上京してきた
ラルトス時代の同級生で個性的すぎるモデルのミミロップ、
幸薄いホステス嬢のムウマージ、
コラッタ&チコリータ大好き少女のピンプク。
いやがるサーナイトをよそに図々しく居座る3匹。
なんとしてでも出て行ってもらおうとするサーナイトだったが、
結局は3匹に振り回され、
おかしな共同生活に巻き込まれていく・・・。

〜30分経過〜

「ヒロインのサーナイト、可愛いですね。」
「だな。」

〜さらに30分経過〜

「フフッ、面白かったですね。」
番組も終わり、俺は満足そうなリレイアの顔を確認し、
「リレイア、そろそろ旅の準備―――」
「ああっ、次は『グライガーマン2』やりますよ。」

・・・。

今日中には出発できそうにもない・・・。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/29(Mon) 23:51
〜野球〜

リレイアの呪縛(?)からようやく開放された時には日は完全に沈んでいた。
俺は今日中にの旅の出発を諦め、とりあえずシャワーを浴びに行った。


ザアァァァ―――――――


俺が部屋に戻ってくると、フレスカと・・・、シェルダーだっけ?が二匹でテレビを見ていた。
この前も言ったがこの二匹は何故か仲が良い。
(アイツ達、何見てんだ?)
俺はそう思いながらテレビを見た。


ズバァァン!!!
『スライダァァーッ、空振り三振!エースのアーマルド、これで奪三振数が二桁目に突入です。』


「や、野球見てる・・・。」
しかも―――


「やっぱりアーマルド選手は最高だね。」
「しかもこのままの調子で投げれば、完投勝利が目指せるッス。」


何気に―――、


「あっ、アブソルが走った!?」
『キャッチャーのエレブー、二塁へ矢のような送球だっ。』

ズザアァァァァ―――ッ

『判定は完全にアウトォッ!』

「エレブーは超強肩、盗塁なんて不可能ッスよ。」


この二匹、野球マニア?(あれ、シェルダーは野生だったから野球は知らないような・・・。)

「いい雰囲気ですね、あの二人。」
突然俺の方に向かって来たリレイアが言い出す。
「いい雰囲気?」
ただ野球を見ているだけでいい雰囲気とか言われても困るなあ。
だいたい男同士でそんなもの作ってどうする気だ?
「私達もあの二人に負けないくらいの雰囲気を作りません?」
ああ、そのセリフに繋げたかったのか・・・。
「遠慮しとくよ。」
と即答。
「そうですか、残念です。」






リレイア:「・・・バカ。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/29(Mon) 23:56
〜キルリア〜

今日こそ―――


今日こそは―――


今日こそは絶対にこのソノオタウンから旅立ってやる!
そんな思いを胸に秘めながらボサボサの髪の毛のまま俺は朝を迎えた。

「マスター、起きましたかぁ?」

そしていつものようにリレイアのモーニングコールが耳に入ってくる。
「起きてるよ。」
そう返事をすると、一匹のポケモンがドアを開けて俺の部屋に入ってきた。
正直、今まで見たことのないポケモン。
あまりにも驚いたせいで、目玉が飛び出るかと思った。
でも―――何となくだが、そのポケモン姿はなんとなくリレイアに似ていたのに気が付いた。
緑の髪の毛に赤い触覚のようなもの生えており、身長は俺の半分くらい。
そして一番気になるのは妙にエロいフリフリのスカート・・・。

「も、もしかしてリレイア?」
俺はおそるおそる尋ねた。
「そうですよ♪進化してキルリアになっちゃたんでわかりませんか?」

(進化?)

残念ながら俺はラルトスの進化後の姿など全く知らなかった。
「お前、進化っていつしたんだよ?」
「寝ている間ですかね。」
彼女は元気に答える。
(寝ている間・・・。)
俺はあまりポケモンの進化については詳しくないが、寝ている間に進化などはさすがに聞いたことが無い。
これは少し詳しく聞く必要があるな。
「リレイア、質問があるからここに座れ。」
「は〜い。」
リレイアは元気に返事をすると、俺の膝の上にちょこんと乗った。
「あの、やさしくして下さいね。」
俺はそんな彼女をそっと膝上からどける。
「ここにす・わ・れ・!」
リレイアは顔を膨らませながら俺の指差した場所に渋々と座る。

「それで質問なんだが―――――」
「胸のサイズですか?安心して下さい。
ついにまな板からBカップまでLVアップしましたよ。」
いや、そうじゃなくて――――
「身長もホラッ、マスターが抱きやすいくらいのサイズに。」
だからその―――
「このスカートもとってもカワイイでしょ。」
あの―――
「でっ、質問ってなんですか?」
「もういいよ。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/29(Mon) 23:59
〜ヒョウタとギンガ団〜

クロガネシティ

挑戦者を待ち受けるヒョウタ。
そのクロガネジムに姿を現す、謎のポケモン。
「おや、挑戦者かい?」
「違いますよ。ボクはこの写真の少年を探してるんだけなんです。」
そう言い、そのポケモンはヒョウタに一枚の写真を見せる。
「どれどれ・・・・・んっ!?」
そこに写っているのは少し前に自分に勝ったあのケイタだった。

「その反応を見ると、知ってるんですね?」
丁寧な口調とは反対にどこか怪しさを感じる。
「確かに知っているけど、君の目的は何だい?
それを聞かなくちゃ教えられないね。」
少し警戒気味のヒョウタ。
「目的は言えませんが、ボクはギンガ団の一員なんです。」
「ギ、ギンガ団だって?そんな奴に彼の場所は教えられない!」
「そう答えると思いましたよ。」
そしてギンガ団と名乗るポケモンは攻撃の態勢にはいる。
「それでは力ずくでも吐いてもらいますよ。」


その頃、ケイタ達はハクタイシティに向かっていた。
新しくモミが仲間になったのだが、リレイアはあまりいい顔をしない。
「マスター、浮気しないで下さいよ。」
「はい、はい。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/30(Tue) 00:02
〜ヒョウタとギンガ団the second〜

血だらけの姿で地面に横たわるズガイドス。
そしてそのズガイドスの目の前にはあのギンガ団一員である謎のポケモン。

「な、何故だあぁぁぁ――!?何故、ズガイドスの攻撃が効かないんだ?」

謎のポケモンは後ろを向いたまま、ヒョウタに話す。
「ボクはヌケニンというポケモンで、名はアニア=ソロモン。
ボクには生まれつき、不思議な守りという特殊な能力がある。」
ゆっくりとアニアはヒョウタの方へ振り返る。
「この能力はボクへの弱点以外の攻撃を全て防いでくれる。」

スゥゥゥ〜

ヒョウタの方へ風が流れるように歩み寄るアニア。
「よってあなたのポケモン程度の攻撃では―――」

スゥゥゥ〜

ついにはヒョウタの目の前まで来る。
「ボクにはダメージを与えることは不可能なんですよ。」

「クソッ、こんなことありえない・・・。」
「さぁ、少年はどこに?」

・・・。

「たぶん、次のバッジを手に入れるためにハクタイシティに―――、えっ!?」

ザアァンッ!!!

斬撃音と同時にヒョウタの体から噴出す大量の血。
「ありがとうございます、ハクタイシティですね。」
「く・・・、くそ。」


バタッ


「また、一つの命が神の元へ帰りました。」
その場で神に祈りをささげ、アニアは闇へと消えていった。
このヒョウタの死体が発見されたのは、この事件から3日後のことだった。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/30(Tue) 22:23
〜進化の価値は他にある〜

リレイアがキルリアに進化したと同時に新たなメンバーも加わったケイタ達。
そんな彼らは次のバッジを手に入れるため、ハクタイシティに向かってひたすら歩いているところだった。

そんな時―――

「マスター、疲れましたぁ。負んぶして下さいよ〜。」
今日も突如にリレイアのおねだり攻撃が始まったのだ。
この攻撃には俺も毎回困らされたものだ・・・。
「自分で歩けよぉ・・・。」
言っても無駄だと思うが俺は一応断る。

毎日のように続くこんなやりとりに、モミが思わず笑い出す。
「キルリアに進化してもそこんとこの性格は変わってないのね。」
まぁ、確かにリレイアはそういうとこには変化が全然見られない。
しかしキルリアになって確実に変わった所もちゃんと存在している。
例えば少し御転婆になった所があったり、妙にバトル好きになった所がある。
数分前もそこらのトレーナーと戦う時、自分から戦いたいと言い出していた。
こんな事、ラルトスの時なら考えられなかった。

「まぁ、バトルに参加できるようになっただけでも進化の価値はあったかな・・・。」
「それだけじゃないですよ。」
俺は小声で言ったはずなのに、彼女には聞こえていたらしい。
「んっ、何が?」
「進化のか・ち・♪」
そう言うと、リレイアは勢い良く俺の背中に飛び乗り、抱きついてきた。
それと共に俺の背中に感じる胸の感触。
「オイ、止めろっ!胸が当たってるぞ。」
俺は彼女の攻撃に一応は抵抗したのだが、
「嫌ですぅ。それに本当はマスターも嬉しいんでしょ?」
とか何だか言って、止めてくれる気配を全く見せない。

そして結局はいつものように・・・、
「クソッ、進化したせいで体重増えてるぞ。」
「失礼なっ、胸の分だけ重くなっただけですよ。」
こうなるわけだ。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/30(Tue) 22:25
〜フレスカ出陣〜

「フフッ、寝ちゃったみたいね。」
「そうですね。」
あれからしばらく時間がたち、安心したのかリレイアは俺の背中ですやすやと眠っている。
静かに眠っている彼女の姿は相当カワイイものだ(結構人間に近いしな)。
(普段もこんな感じでいてくれればいいのに・・・。)


ZZZ・・・。


夕刻

俺たちはハクタイシティまで残り数キロメートルという所まで来た。
「後、もう少しだっ・・・、んっ?」
俺は道の外れにある森の入り口に気が付いた。
「何かしらこの入り口?」
「看板に何か書いてありますよ。」

『ハクタイの森への入り口』
この時期はリングマの大量発生時期です。
危険ですので絶対に入らないようにしてください。
by ハクタイシティポケモンセンター

「リングマ大量発生って、恐ろしい場所だな・・・。」
「本当ね。」
俺達がそんな危険な森から離れようとしたその時――

ポンッ!

フレスカが勝手に手持ちのボールから飛び出してきた。
「ちょっ、何勝手に出てきてんだよ。」
「スイマセン、でもこの森が僕を呼んでいる。
そんな気がして仕方ないんです・・・。」
と、意味不明な事を言い出し、フレスカはリングマ大量発生の危険な森に向かって走り出した。
「おい、そっちは危険だぞ!」
俺も慌ててボールに戻そうとしたが、リレイアを負んぶしているのでボールを取り出す事が出来ない。
その間、フレスカの姿は完全に森の中へ消え去っていってしまった。
「ど、どうするの?中に入っちゃったわよ、あの子。」
「仕方がないなぁ・・・。俺が直接中に行って連れ戻してきますので、モミさんはここで待っててください。」
「だったら、私も。」
「いえっ、危険なんで俺だけでいいです。」

タタッ

俺はそう言い、早速フレスカを追うために森の中に入っていった。
「ケイタ君、○×△〜・・・。」
モミが最後に何かを言っていたが、あまり俺には良く聞こえなかった。






「あ〜、リレイアちゃんを負んぶしたまま行っちゃた・・・。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/30(Tue) 22:31
〜ハクタイの森で迷子〜

リングマ大量発生の危険な森の中へ姿を消してしまったフレスカ。
そして、その足跡を頼りにフレスカを追いかけるケイタ。
今、この二人による壮絶な鬼ごっこが繰り広げられようとしている・・・。
「↑の変な文章は何だ?」



「フレスカぁ〜、何処行った?」
俺はひたすら走りながら大声でフレスカの名を呼び続ける。
足跡は奥にへと延々に続き、彼の姿もまだまだ見えてきそうにない。

タッタッ!

「ムニャ、ムニャ・・・。マスタぁぁぁ〜。」
俺は、いきなり聞こえてきたリレイアの声で心臓が止まりそうになった。
う〜ん、俺があまりにも猛スピードで走っていたため、負んぶ中だったリレイア(いるの忘れてた・・・)が起きてしまったようだ。
(あちゃ〜、リレイアを負んぶしたままだったよ。)
「リレイア、ゴメン。起きちゃった?」
「あれだけ揺らされたら誰だって起きちゃいますよ。」
大きな欠伸をしてからリレイアが怒る。
御昼寝の時間を邪魔したせいか、ご機嫌斜めだ。
「ゴメンな。」
俺はもう一度謝る。

「ところで何してるんですか?」
「ん?」
俺はとりあえずリレイアを降ろしてからフレスカの事を話した。
「それで追いかけてたらこんな場所まで来たってことですか。」
「そう。」
「でも、マスターの追いかけて来たこの足跡はリングマのですよ。」
「えっ?」
何てこった!俺はフレスカの足跡を追っていたつもりが途中でリングマの足跡を追っていたらしい。
しかも良く見ると、そのリングマの足跡は俺の周りにたくさんある。
もはやどれを追ってきたのか全くわからない状態。
つまり、帰り道もわからないのだ。

・・・。

「ゴメン、リレイア。」
「はい?」
「迷った・・・。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/30(Tue) 22:33
〜ハクタイの森で迷子the second〜

迷った・・・。

完全に迷った・・・。

「ここは何処なんだああぁぁぁ―――っ!!!」
フタバタウンのケイタ、ただ今このハクタイの森で迷子です。
「マスター、私がいるから大丈夫ですよ♪」
この状況を楽しんでいるのか、リレイアは少し嬉しそうな顔で俺に言う。
二人きりが嬉しいのだろう・・・。

トコトコ

「マスタ〜。」
しばらくフレスカ&出口を探しながら歩いていると、急に彼女が声を変えて俺に話し掛けてきた。
「な、何だよ?」
俺は彼女が何を言い出すのかを警戒する。
だいたいリレイアがこの声に変わると、ワケのわからない事を言い出すに決まっているのだ。
「今なら誰もいませんよ。」
「そうだな。」
「――いて下さい。」
「何て?」
彼女の声がいきなり小声になったので俺には聞き取れなかった。
「ですから〜、負んぶの続きをして下さいって言ったんですよ。
今なら二人っきりですし、恥ずかしくないでしょ。」
(ホラッ、来た!)
「ねぇ、ダメですか?」
そしてこの前のように彼女の甘える攻撃が俺を襲いかかる。
彼女はキルリアに進化したせいか、最近のリレイアには色気が妙にある。
攻撃の威力はぐーんと上がり、俺の心を揺さぶるには十分だ。
しかし俺もここで負けるわけにはいかない。
「いや、俺もう疲れたし、それに今はフレスカを探さなきゃいけないから・・・、」
俺は彼女の誘いを断ろうとする。
だがその瞬間―――
「ガアァァァ―――ッ!!!」
突然、吼え叫びながら出現する大きな熊。
リングマだ。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/30(Tue) 22:36
〜ハクタイの森で迷子the third〜

「ガアァァァ―――ッ!!!」
突然、吼え叫びながら出現する大きな熊。
リングマだ。
しかも見る限り相当キレている・・・。
「オマエ達、さっきからペチャクチャとうるさいぞっ!
オレの眠りを妨げるなっ!!!」
どうやら昼寝の途中で起こしてしまったらしい。
(それにしてもさっきの会話程度で起きるなんて、かなり浅い眠りだなぁ・・・。)

「オマエ達、覚悟は出来てるんだろうな?」
自慢の鋭い爪を俺達に向けながらリングマが言う。
はっきり言ってピンチ。
あの看板の件もある・・・俺達はもっと慎重に行動するべきだったのだ。


「マ、マスタ〜。」
「リレイア、お前はここから逃げろっ!」
俺は恐怖で怯えるリレイアに命令した。
せめて彼女だけでも逃がす気でいる。
「一人で戦う気ですか?」
「ああ、だから先に逃げろ――っ、えっ!?」


グオォォォンッ―――


一瞬の事だった・・・。

巨大なリングマから放たれた技『ギガインパクト』。

体が動かない。

このままじゃ当たる。

死ぬ・・・。


ドガアアァァァ―――ン!!!


激しく大地を揺さぶる鈍い打撃音が耳を劈く。
しかし俺の体は無事だった。
代わりに俺の目の前に倒れこむ血だらけのポケモン。

(えっ?)

頭の中が真っ白。
だが俺がこの状況を理解するのに時間はあまりかからなかった。
俺の目の前に倒れこんでいるポケモンは大切なパートナー

リレイアだ。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/30(Tue) 22:39
〜ナミダ〜

俺の目の前に倒れこんでいる血だらけのリレイア。
彼女はリングマのギガインパクトから俺をかばったのだ。
「おいっ、嘘だろ?」
俺は恐る恐るに彼女の体をさすった。

・・・。

しかし彼女は動かない。
代わりに傷口から大量の血が噴出してくる。
俺は自分の手を真っ赤に染めながらもさするのを止めなかった。
また彼女が笑顔で微笑んでくれる事を信じて―――、
だが彼女は目を閉じたままだった。
俺はこの時感じた。

死を・・・。

(嫌だ。――たくない。信じたくない!)

俺は涙をポタリッ、ポタリッと流しながらも必死で彼女の手を握りしめた。
「クソッ!こんな事なら、もっとアイツの好きなようにさせてやればよかった。」
大きな、大きな後悔が俺を飲み込む。


(人間とポケモン。

本当はそこには何の壁も無かったのかもしれない。

彼女は彼女、俺は俺だ。

大切な彼女を失い、俺は初めてアイツへの気持ちに気が付いた。

イヤ、いつも身近にいたせいで逆に気が付かなかっただけなのかもしれない。

だけど、今はハッキリと理解した。

本当は俺



リレイアのことが好きだったんだって事に!)


「ゴメンな。俺、自分の気持ちに気が付くのが遅くて。」
俺はそっと彼女にキスをした。
「恋愛ごっこは終わりか?次こそお前を殺してやる。」
そう言い、リングマは再びギガインパクトを繰り出す。


グオォォォンッ―――


これでいいのかもな。
死んだら、俺もお前のそばに行ける。

これでいい・・・。





これが俺の決めた道、そして答えなのかもしれないのだから。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/30(Tue) 22:42
〜リーフィア〜

グオォォォンッ―――

轟音を奏でながら、俺に向かって一直線に放たれるリングマのギガインパクト!
当たれば即OUTの破壊力を誇っている。

だが、今の俺に避ける気力などない。
あるのは大きな後悔のみ・・・。
リレイアという大切な者へに対して、初めて気が付いたこの『好きだ』と言う気持ち。
だが、この気持ちを伝えることは今となっては不可能だ。


彼女は俺をかばって死んだ・・・。


俺のせいで死んだ・・・。


「リレイア、お前を一人ぼっちにはさせたくないよ。」

「終わりだああぁぁ―――!」
死を覚悟した俺に容赦なく攻撃が襲いかかる。

ドスッ!!!




・・・。




(ん?)

完全に攻撃が決まり、俺は死んだと思ったのだが、逆にリングマが倒れている。
「何だ!」
状況が理解できず、俺は周りをぐるりと見回した。
するとリングマの後ろからひょっこりと現れた、一匹のポケモンが俺の方へ向かって来た。
どうやらそのポケモンがリングマを倒したらしい。
(それにしても見たことあるポケモンだな。)
体はまるで植物のような色・・それでもってしなやかな動き。
でも、でも―――どこかで見たことがある。

(フレスカ!?)

なんとそのポケモンの正体はあのフレスカだった。しかし、姿はイーブイではない。
まるで別のポケモンだ。
「フレスカ、今まで何処にいたんだ?
それに何だ、その格好?」
「すみません、心配をおかけして。
この姿はハクタイの森の不思議な力が僕をリーフィアに進化させてくれたからですよ。」
「リーフィアに進化か・・・。」
ここは喜ぶ場面なんだろうが、今の俺にはそんな事できない。
だいたい今、ここで死ぬ気だったのだから。
(ここで首でも吊ってやるかな。)
俺がそんな事を考えていると、フレスカが―――
「ケイタさん、何故リレイアさんを助けないのですか?彼女はまだ生きています!」
と、大声で叫んだ。
その声に頭がピンと反応する。
「何でわかるんだ?」
「この森がそう語っています。今ならまだ間に合います。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/30(Tue) 22:45
〜消えかける命〜

俺はリレイアを負んぶしながら、フレスカと共に走る。


(彼女はまだ生きている。

まだ助かる可能性はある。

俺の背中で今にも消えかけようとするこの命。

絶対に消させはしない。)


「道はこっちで正しいんだな?」
「はい、森がそう言っているので間違いありません。」
俺は幾度もフレスカに道を確認しながら、ハクタイの森の出口に向かって全力疾走を続けた。
(早く、出口に―――!)
だんだん焦りが強くなり、時は必要以上に長く感じた。
一分が30分に―――イヤ、1時間くらいに感じただろうか・・・。
それでも俺は走りつづけた。
(もう一度会って、お前にこの気持ちを伝えたい!)


そして、俺が走り続けてからしばらく―――
「ケイタさん、出口ですよっ!」
「何?」
遂に出口・・・。
既に夜で周りは真っ暗で何も見えなかったが、外に出たのは確からしい。
証拠に顔を真っ青にしたモミが俺達の前にいた。
モミはリレイアの姿を見て、今にも気絶しそうだった。
「モミさん、先にハクタイシティのポケセンに行ってますね。」
「えっ、あっ!?」
俺は近場に止めてあった他人の自転車の鍵を粉砕し、籠にリレイアを乗せてポケセンに向かった。
「フレスカ、モミさんを頼んだぞっ。」
「はい。」


一瞬にして現われ、一瞬にして消えていくケイタの姿を見、モミは呆然と立ちすくむ。
「ケイタ君、パクチャリ・・・?」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/30(Tue) 22:53
〜ハクタイシティのポケセンにて〜

あのパクチャリから数十分、俺はようやくの事でハクタイシティのポケモンセンターに到着した。
その時、周囲は真っ暗だった。
「リレイア、少しの間だけどゴメン。」
俺はポケセンに預けるために彼女をボールに入れた。
そう言えば、彼女をボールに入れたのはこれが初めてだ。

「コイツの回復をお願いします。」
俺は血でべっとりと塗られたボールを女医さんに手渡した。
向こうも初めは驚いていたが、すぐに治療の準備に入ってくれた。
「それでは、少しの間お待ちを。」
「はい。」


チッ チッ


時の経過を奏でながらもゆっくりと時計の針が回っている。
俺はリレイアの回復を祈りながら、イスの上でずっと待っていた。
手は何度も震えた・・。
涙もたくさん流した。

それでも・・・

それでも、ただ彼女の回復を待っていた。


そして―――

「ケイタさん、キルリアの治療が終わりました。」

俺はその放送を聞いた瞬間、彼女のもとまで走った。
「リ、リレイアは大丈夫ですか?」
「はい。出血はひどかったですが、一命はとりとめましたよ。」
その事を聞いて、俺はホッと安心した。
(またお前の顔を見れるんだな。)

「それでは、このボールをお返しします。
後、怪我はまだ完全に治っていないので十分に休息を与えてあげてください。」
「はい。」
女医は俺にボールを渡す。
(それじゃあ、今からゆっくりと休ませてやるか・・・。)
俺はボールから彼女を出し、ポケセンのベッドまで運んでやった。
彼女はそこでスヤスヤと眠りにつく。

暗闇でもわかる本当に真白の肌―――
俺の目からは再び涙が溢れる。
こんなに・・・こんなに泣いたの、生まれて初めてだよ。

ポタリ、ポタリとリレイアの脇へと涙の粒が落ちる。
彼女は何も知らずに寝ている。
そんな彼女の顔を見ていると、何だかこっちまで眠たくなってきた。
(そう言えば、もう夜か・・・。)
俺の湿った目はうとうととしだし、ゆっくりと閉じていくのであった。





その後、ようやく追いついて来たフレスカやモミが言うには、俺たちは朝まで仲良く同じベッドで一緒に寝ていたらしい。
それにしても、彼女が生きていて本当によかった。
本当に・・・。













その頃、ハクタイの森の付近
懐かし顔のあのダイチ。
「うわ〜ん、誰だよおおおぉぉぉっ!俺の自転車盗んだ奴は?
おかげで、ポケセンに戻れないじゃねぇかよ。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/30(Tue) 22:55
〜初めての朝―――イヤ、昼〜

「んぅ〜・・・。」
ハクタイシティで迎える初めての朝―――イヤ、昨日の疲れもあったのか、既にお昼頃だった。
俺はゆっくりとベッドから起き上がった。
隣にはまだ完全には怪我が治っていないリレイアが眠っていた。
(そっか、昨日はそのまま一緒に寝ちゃったのか・・・。)
普段ならこんな事は日常茶飯事で別に気にしないのだが、彼女への本当の気持ちに気が付いた今となると妙に気恥ずかしくなってきた。

(とりあえず起こすのは可愛そうかな。)
俺はそう思い、彼女の頭をそっと撫でてから頬にキスした。
そして、そのまま部屋を後にし、ポケセンの寝室から少し離れた食堂へ向かった。
正直、昨日から全く物を食べていないのでお腹が減っている。




「ケイタさん、おはようございます。」
俺が食堂に着くと、フレスカの声が聞こえてきた。
俺がここに来るのを待っていたらしい。
「おはよう。」
そして、モミも。
「おはようございます。」


モグモグ・・・


俺はポケセンの食堂でサンドイッチを注文して食べた。
サンドイッチとは俺に満腹感と安心感を与えると共に、880円を奪っていく代物のことだ。
今思うと、最近の食事は主にポフィンや道端の木の実だったので通常の食べ物を食べたのは久しぶりかもしれない。

モグモグ・・・

「ゴチ♪お腹一杯。」

「ケイタ君。」
俺の食事も終わりそろそろ寝室に戻ろうとした時、不意にモミが俺の名を呼んだ。
「何ですか?」
「・・・。」
しかし、彼女は沈黙状態。
人を呼び止めておいて、一体彼女は何がしたいんだ?
「あの、モミさん?」
一応、彼女に応答を求めてみた。
すると、彼女の小さな口が少しだけ開いた。
「―ないでよ。」
しかし何を言ったかは全くわからなかった。
「モミさ・・・、」
俺は彼女にさっき何を言ったのかを聞こうとしたその時―――――


ガバッ


「えっ!?」
何を思ったか、モミが俺にいきなり抱きついてきたのだ。
リレイア以外の女性にこんな事をされたのは初めてだった。

温かい彼女の体とリレイアより少し大きめな胸が俺を包んだ。

そして、彼女の目から流れでる雫。
「心配・・・、させないでよ。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/31(Wed) 21:30
〜気持ち〜

何を思ったのか?モミは俺に抱きつきながら涙を流す。
「心配・・・、させないでよ。」
彼女はその一言を放ってから、ずっと泣きっ放しだ。
気のせいか腕の力は強まってきている。
「モ、モミさん・・・。く、苦じいぃぃぃ〜。」
俺は彼女の肩をポンポンッと叩きながら必死で訴えた。
「ご、ごめんなさい。」
やっと彼女もその事に気付き、腕を放す。
顔にはまだ涙が残ってがいる。
「ケホッ、ケホッ・・・。いきなりどうしたんですか!?」
俺は噎せながら彼女に聞いた。
何の理由もなくに抱きつかれてはこっちもビックリだ。

「グスンッ。だって昨日、ケイタ君がハクタイの森に入ってなかなか出てこないし、リングマに襲われたって聞いたし・・・。
私、本当に心配だったんだからっ!」
またもや彼女の目から涙があふれ出る。
ポケセンの食堂にいる人達もこっちを見ている。
まるで俺が泣かしたみたいな状況だ・・・。
「フレスカちゃん、ちょっとケイタ君に大事なお話があるから下がっててくれる?」
彼女は何故かフレスカに食堂から出て行ってもらうように頼んだ。
そのフレスカも理由がわからず、首をかしげながら俺を置いて出て行く。
(大事な話って何だろう?)
ギンガ団についての話でもするのだろうか?
でも、それなら別にフレスカに席を離れてもらう必要はない。
まぁ、どんな話だろう嫌な予感がする・・・。
俺は冷水の入ったコップを掴み取り、一口ほど水を飲んで気を落ち着かせた。
「それでフレスカに出て行ってもらって、わざわざする話って何ですか?」
俺のその言葉を聞いたとたん、彼女の顔が真っ赤になってきた。
熱でもあるんじゃないのかな?

「え〜と・・・、その・・・。ケイタ君、リレイアちゃんの事・・・、好きなのかなって?」
「何でそんな事を聞くんですか?」
大事な話って言うから何かと思ったらその話か。
本当に彼女は何を考えているかよくわからない人だ。初対面の時とは大違い。
「あ、あのねぇ・・・。」
「はい。」


「私、ケイタ君のことが好き・・・。」

ガシャンッ!!!

思いもよらない彼女の一言に驚き、俺はテーブルのコップを床に落としてしまった。
(えぇぇ―――!!!)
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/31(Wed) 21:32
〜気持ち the second〜

「な、何言ってるんですか!?そんな事を言われても俺、困りますよっ。」
突然のモミの告白(しかも大声で・・・)。
食堂の人々の目線は再びこちらに釘付けとなっている。
頼むから黙ってメシでも食っててほしいものだ。

「それに何で今、言うんですか?」
「だって昨日からのケイタ君とリレイアちゃんの関係がその・・・、心配で―――、早く言わなきゃ距離がどんどん離されていきそうで怖くて。」
そう言うと、また彼女は泣き出す。こんなモミは今まで見た事が無い(元々付き合いは短いけどな)。
(それにしても、周りからの視線が気になるなぁ。)
「それで、いつ頃からです?」
「初めて会った時から。」
(恋は一目惚れからと言ったところか。)
「ケイタ君は私の初恋の相手に似ているの。だから・・・。」
「初恋の人?」
「今はもう死んじゃったけどね。」
何だか湿っぽい話になってきたぞ。
俺はこういう展開は苦手だ。
「だから、ケイタ君が怪我したリレイアちゃんと森から出て来た時は、また彼のこと思い出して―――、ケイタ君の事も心配になって・・・。」
「そうですか。」
いちいち彼女は大声で泣き叫びながら話すので、ギャラリーは増えていく一方。
時には、「がんばれ!」とか「あんな美人を泣かすんじゃねぇ。」とか聞こえてくる。
正直、俺ここに居難くなっている。
「モミさん、ギャラリーが多いんでお話の続きは外でしません?」
俺は一旦、逃げの手にはいった。
「うん、そうだね。」
彼女もそれを快くOKしてくれた(してくれなきゃ困る)。
それから俺達は席から立ち上がり、そのまま外に向かった。
気のせいかギャラリーからは、数多くのブーイングが飛んできた。



「それで、さっきの話の続きなんですけど―――。」
俺はポケセンの外でさきほどの話を再開をする。
モミは俺の言いたい事に何となく気付いているのだろう。
俺の目を直視できずに少し顔を下に向けている。
「俺の事を好きって言ってくれたのは嬉しいですけど、どうしても今の俺はリレイアの事が気になるんですよ。」
「だ、だよね。」
彼女は更に下を向く。

「ごめんなさい。」
「いいのよ、わかってた事だし。私も早めにこの気持ちだけでも伝えておこうと思ってただけだしね。
それじゃあこの話はここで終わりってことで、私は先に部屋に戻るね♪」
彼女は笑顔で手を振り、自分の部屋に向かいだした。
しかし、あきらかにあの笑いは嘘だ。

「あっ、言い忘れたけど・・・、」
しかし、彼女は部屋に戻る途中に振り返ってしゃべり出す。
「んっ?」
「私、ケイタ君の事諦めないからね。旅もまた一緒に続けるよっ♪」
そう言い残し、今度こそ部屋に向かって歩きだした。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/10/31(Wed) 23:59
〜気持ち the third〜

モミが自分の部屋に戻って行くのを見届けた後、俺はリレイアに会うために寝室へ帰った。
しかし、彼女はお昼過ぎにも関わらず、ベッドで静かに寝ていた。
きっとまだ昨日の疲れが溜まっているのだろう。
「気持ち良さそうに寝てるな。」
俺は食堂へ向かう前の時と同じように彼女の頭を撫でてやった。
今日は一日中休養を取ってくれと言いに来たのだが、どうやらその手間もはぶけそうだ。
そんなワケで、俺が部屋から出ようとすると――――――

「マスター?」

と、小さくリレイアの声がした。
どうやら起こしてしまったらしい。
「ごめん、起こしちゃった?」
「いえ、別にいいですよ。私も寝てばかりではいけませんので。」
彼女は元気そうに話してくれた。
もう怪我の心配はなさそうだ。

「リレイア、あの時は―――その・・・助けてくれてありがとうな。」
俺はハクタイの森での事を彼女にお礼した。
今の自分が在るのは彼女のおかげなのである。
「そっか、私はあの時にマスターをかばって・・・。
でも生きてるんですよね、私。」
「当たり前だろっ。お前が死ぬはずない!」
生や死―――今は最も聞きたくない言葉だ。
「でも、マスターのあの言葉が無かったら私、諦めてたと思いますよ。」
ケイタ:「あの言葉?」
さて、何のことなんだろう?
「私のことを好きって言ってくれたことですよ。」
俺は一瞬ドキッとした。
何故、彼女がその事を知ってるんだろうか?
(ま、まさかシ、シンクロ!?)
「お前、気を失ったフリをしてたのか!?」
「気はありましたけど、動けなかった上にしゃべれない状態だったんですよ。」
舌をペロッと見せて彼女は答える。
ここまで俺の考えが筒抜け状態だったとなると逆に恥ずかしい・・・。
「まぁ、お前が元気で何よりだよ。」
俺は恥ずかしさのあまりに話題を変えようとした。
「フフ、ありがとうございます。」
「じゃあ、俺はもう次のジムの準備があるから。」
俺が部屋から出ようとすると、いきなり彼女の念力で扉が塞がった。
そして、俺を呼び止める。
「待って下さいよ。」
「どうした?」
「私もマスターの事が好きです!」
リレイアからの「好き」という言葉。
前々から知ってたことだが、改めて聞くとやはり嬉しい。
「ありがとう。」
俺はリレイアの唇にキスし、念力で塞がった扉を蹴り破って出て行った。




(俺も・・・俺もだよ。)
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/01(Thu) 00:01
〜闘志〜

「よっしゃ―――、準備完了だ!」
久しぶりのHIGHテンション。
俺は思い切っり叫んだ。
えっ、何をそんなに張り切っているかって?
それは今日は俺が二つ目のバッジを手にするため、ハクタイジムに挑もうとしている日だからだよ。
今を思えばクロガネジムからこの日までいろいろと長かった・・・。
おっと失礼、こんな事を話していたってつまらないだけだな。
さっさと物語を進めるか。


「それじゃ、俺はハクタイジムに行って来るんでモミさんはリレイアをお願いしますよ。」
「OK♪」
今回のジム戦ではリレイアは怪我の事があるので、モミに預けておくことにしてある。
「マスター、その・・・頑張って・・・下さ・い・ね。」
寝起きで顔がまだボーッとしたまま、リレイアが俺を応援をしてくれた。
彼女の応援を耳にすると、更に気合が入ってくる。
「よし、行って来る。」
気合十分の俺は昨夜からポケセンに駐車しておいた自転車にまたがり、ハクタイジムに向かって出発した。
ハクタイジムはここから少し距離がある。自転車でも往復にけっこう時間がかかることだろう。
(それにしてもこの自転車は何処で手に入れたんだっけ?)
俺は素朴な疑問と共に自転車をこぎ続けた。
籠に入った二つのモンスタボールがやたらと揺れているが、あの二匹なら別に大丈夫だろう(まさか酔ったりしないよな)。



「行っちゃたね、ケイタ君。」
「そうですね。」
ケイタが消えて、初めて彼女達は二人っきりだ。
(とにかく場を暗くしちゃダメよね。)
慣れない状況に困惑しながらも、モミが一つの提案をした。
「ねぇ、ケイタ君が帰ってくるまでゲームでもしない?」
「何のゲームですか?」
ゲームと言う言葉に興味津々に反応するリレイア。
その彼女の反応に対してモミは自分のカバンから一つのカードの束を取り出した。
「これよ。」
「むむ、それは!?」
リレイアも同じように何処からとも無く一つのカードの束を取り出してみせた。

 そう、これは―――
『ポケモンカードゲーム』
お互いがデッキと言われるカードの束を用意し・・・以下略。

「モミ姉、言っておきますけど私は強いですよ。」
「フフ、私のこのアジアを制覇した最強のデッキにどこまでついてこれるかしら?」
激しくぶつかり合う二人の闘志!!!

今回はもう何だかどうでもいい展開になって来たぞ―――!
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/01(Thu) 00:07
〜VSナタネ〜

出発から数十分、ようやく俺はハクタイジムに到着した。
これで二つ目のジム・・・。
山の様にそそり立つこのジムを目の前にし、俺はゆっくり目を閉じ、コールバッジを握る。
(大丈夫・・・勝てる。)



意気込みの後、さっそく扉を開けるとクロガネジムの時とはまた少し異なるバトル設備が待ち受けていた。
クロガネジムは岩に囲まれた感じのフィールドだったが、ここは森の中に近い状態だ。
たぶんジムリーダーの趣味なんだろうな・・・。
それにしてもその肝心なジムリーダーが見当たらない。
(何処に行ったんだ?)
俺はジムリーダーを探すついでにバトルフィールドの周りを歩いてみた。
当たり前だが事前に地形を知っておけば有利にバトルできる。<決してズルではないぞ。
俺がしばらく歩いていると、物陰からガサガサッと音がした。
(まさか・・・。)
バサッと音と共にその物陰から人が出で来た。
「あれ、挑戦者の人来てたの?」
「やっぱり・・。」
遅れてのここのジムリーダーの登場だ。



「ごめん、ごめん。手持ちのポケモンをフィールドで遊ばせてたらどっか行っちゃてさ。
探すのに時間かかってたんだよね。」
「はぁ・・・。」
神聖なバトルフィールドでこの人何をやってるんだ?
「え〜っと、ポケモンバトルしに来たんだよね。
アタシの名前はナタネ、ヨロシクね♪」
「俺はフタバタウンのケイタです。」
お互いに自己紹介をし、バトル前に軽く握手をした。
「このバトル、2対2でお願いします。」
「わかったわ。」
ルールも決定し、ボールからポケモンを出そうとすると横からどこかで見たことのある人物が来た。
「それではこの勝負、審判であるこの私がジャッジを行います。」
(んー!?)
どっかで見たことある人と思ったら、その人はクロガネジムにいた審判にそっくりだった!
「あれ、あなたはクロガネジムで・・・?」
「フム、私は君のジム戦を担当しているのでこれからもずっと試合をジャッジする予定だ。」
何のことだ?
(まぁ、こんな変人は気にせずにさっさと対戦に集中だ。)

「それでは、ジムリーダーのナタネと挑戦者ケイタとの試合を始めます。
対戦ルールは無制限の2匹バトル!最初にジムリーダーからポケモンを出してください。」
(前にも聞いたことある台詞だなぁ・・・。)
「アタシの一匹目はチェリンボよ!」
敵はモンスターボールを投げ、さくらんぼのような容姿をしたポケモンを繰り出した。
おそらく草タイプのポケモン。
と言う事は、この森のバトルフィールドも彼女の草タイプに合わせて作ってあるというワケだ。
「だったらこっちも草タイプだっ!」
俺もボールを投げてリーフィアに進化したフレスカをだした。
「へぇ〜、草タイプ使いのアタシに同タイプで挑むきねっ!」

「両者のポケモンがでそろいました。それでは対戦を始めまたいと思います。」
「前のコピーじゃない、これ?。」
俺の疑問を軽く打ち消し、審判はバトル開始の秒読みが始まる。







「ファイト!」
コールが鳴った瞬間、二人のポケモンが戦闘態勢に入る!
「それじゃ、私のターンからね。」
「ご自由にどうぞ。」
そして、こちらの方も・・・。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/01(Thu) 00:11
〜VSナタネ the second〜

「フレスカ、最初は影分身で様子見だっ!」
「了解。」
いつも通りにブウゥゥン!!!と音をたて、二匹になるフレスカ。

相手のチェリンボをこのフィールドを生かし、何を仕掛けてくるかはわからない。
つまりここは分身を作りながら敵の攻撃を見ながら作戦を練るのがベスト・・・、
と言いたいところだが―――

ここはあえて攻めにでる!

「フレスカ、穴を掘るだ。」
さっそく片方のフレスカが地中に潜りだす。
俺は地上と地中の両方から攻めることにしたのだ。
「なるほど、地上と地中の二匹で一気に攻めるきね。
でも、その程度じゃ甘いわよ。チェリンボ、木の上に上って!」
「オッケー♪」
「何!?」
残念ながら見事に俺の地上と地中からの二枚刃攻撃は早々と失敗・・・。
チェリンボはフィールド上の木の上に上っていってしまったのだ。
これでは穴を掘る攻撃が当たらない。
「くそっ!フレスカ、木に向かって体当たりをしてチェリンボを落とせ。」
俺はなんとも原始的な攻撃でチェリンボを木から落とすことにした。
地上のフレスカもその作戦に不安を感じながらも体当たりを試みる。
「そんな単純な攻撃じゃ、私は倒せないわよ。チェリンボ、草結び。」
(草結び、何だその技?)

シュルル〜

「うわっ!?」
体当たりで突っ走るフレスカの足下に無数に現われる草。
それは彼の足にどんどん絡みついてくる。
そして―――

ドスンッ!

大きな尻餅をつくハメに・・・。
どうやら草結びは相手の足に草を絡め付けて転ばせる技のようだ・・・。
(これは厄介だぞ。)
「ぼーっとしてて大丈夫?アタシ達の攻撃はまだ終わってないわよ。」
「えっ?」
俺は急いで木を見上げたが、そこにチェリンボの姿はなかった。
何故なら敵は既に地上に居たからだ。
チェリンボ:「思い切りいきますよ!」
地上に降りた敵はスキだらけのフレスカに突進を仕掛けてきた。

だけど、こっちだって狙いどおり―――

ボワァン〜

攻撃を受けたのは影分身。
「残念、ハズレですよ。」
地上に本体を残すようなバカな事はさすがの俺でもしない。
本物は地中だっ。
「まぁ、わかってたけどね。」
(あら・・。)


「さ〜て、地上にのこのこと降りてきたアイツに穴を掘る攻撃だっ!」
ボコボコッと地中から顔を出すフレスカ。
しかし、さすがに相手もジムリーダー。
反応も速かった。
「出てくる瞬間にマジカルリーフよ。」
「そんなのアリ!?」

ドドドオォォッン!

「よしっ!まず一匹―――えっ?」
いい気味だ。敵は倒したハズのフレスカの姿がなく、必死で探している。
これも作戦通り!
実はフレスカは地中でも影分身をしてたんだ!


今度こそ本物のフレスカが現われ、チェリンボを吹っ飛ばす!
敵も何が起こったのかまだわかっていない。
今がチャンスだ。
「フレスカ、リーフブレード。」
「!」
鋭く磨かれた葉の刃がチェリンボを襲い掛かるっ!
「うりゃ〜。」

ズバアァァン!!!

「チェ、チェリンボ!?」
ラッキーな事に攻撃は急所に当たった。
このダメージ・・勝負アリだ。

もちろん俺の予想通り、審判が旗を上げる。
「チェリンボ、戦闘不能。」
「よしっ!後一匹。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/01(Thu) 00:15
〜VSナタネ the third〜

「お疲れ、チェリンボ。」
相手はボールを取り出し、やられたチェリンボを戻す。
「なかなかやるじゃない。」
「それほどでも。」
自分の作戦も成功しジムリーダーからの褒め言葉、俺はちょっと照れる。
バトルではあんまり褒められた事のない身だったしな・・・。

「それじゃ、アタシの二匹目はどうかな!」
相手はそう言って、次に出してきたのは両手にブーケを持ったポケモン

ロズレイドだ!

「ロズレイドですか。」
ロズレイドの事は意外と知っている。
何故なら一度、モミが自分のロゼリアの事を熱弁してきたことがあり、その時の話題にもちょっぴり出てきたからだ。
(タイプは草と毒だったな。え〜と、後は――――――)
あれ、でもタイプ以外には進化する条件や体重しか言ってなかったような・・・。
「モミさん、もっと技とか語ってくださいよ。」



「くしゅんっ!」
「モミ姉・・風邪ですか?」



「ロズレイド、まずは草笛で眠らしてっ!」
「眠らす!?」

ピュロロ〜♪ ピュ〜ピュロ〜♪

ロズレイドにより心地よい笛の音色が奏でらる。
(さっきの命令からしてこれは敵を眠らす技かっ!)
「フレスカ、リーフブレードだ。」
俺は相手の草笛が命中する前に敵の攻撃を阻止することにした。
だが―――、
「残念、無駄よ。」
「しまった。」
油断していた。
フレスカの足は今度はロズレイドの草結びで自由を奪われている。
これでは攻撃ができない。

ピュロ〜♪

リーフブレードも繰り出せず、結局フレスカは最後まで相手の草笛を聞くはめになり寝てしまった。
「ムニャ、ムニャ・・・。」
(これはヤバいぞ!)
「ここで決めるわよ、ロズレイド!花びらの舞い。」


美しく飛びかう花びら

そして華麗な踊り

それらは全て、無防備なフレスカに襲い掛かる!


ドドドドドドドオオオォォォ――――!!!


「う、うわぁ〜。」
攻撃を受けてフレスカは目を覚ますが、ダメージは相当なものだ。
しかも敵の攻撃は容赦なく続く。
「さらにエナジーボール!」

バチッ バチッ

ロズレイドの手のひらでだんだんと膨れ上がっていく緑のエネルギー体。
これは当たったら確実に負ける。
「避けろ!フレスカ。」
俺は急いで命令をしたが、フレスカさっきの攻撃で大ダメージ。
体は思うようには動かない・・・。
「よ〜し、一気にいっちゃえ!」
(くぅ〜。)

ドオオォォ――ン!!!

相手のエナジーボールはフレスカに命中して大爆発。
それと同時に大量の砂煙が巻き上がる。
「フレスカァ―――ッ!」
俺は彼の名を叫んだが、残念ながらノックウト状態だった。
「リーフィア、戦闘不能。」
「これで、一対一よっ!」

(フレスカがやられたっ!?)
はっきり言ってこれはピンチだ。
こうなると俺のポケモンはシェルダーしか残っていないのだ・・・。
はたしてこの貝でロズレイドを倒せるのだろうか?








「それじゃ、リレイアちゃんのシェルダーにロズレイドの『とげのムチ』♪」
「うぅ〜、私のシェルダー君までもがやられちゃいました・・・。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/01(Thu) 00:17
〜とっておき〜

「フレスカ、戻っていいぞ。そんでもって、行けっ!シェルダー。」
俺は傷ついたフレスカを戻し、代わりに最後の砦である貝野郎を出した。
「よ〜し、頑張るッス。」
久しぶりの出番に貝野郎ははしゃぐ。
(コイツに任せて大丈夫かな?)

「ふーん、最後はシェルダー?タイプ的にはこっちが有利ね。」
タイプどころが能力的にも随分有利かと――――
(おっと弱気になってはいけない!)
こんな所で負けて旅の出発が遅れてはリレイアやモミに悪い。
俺は自分の頬を両腕でピシッと叩き、気合を入れ直した。
「勝ちにいくぞっ!シェルダー。」
「任せてくださいッス。」




お互いに残りのポケモンは一匹。緊張した雰囲気が漂っている。
この状況、うかつに攻撃を繰り出しスキを見せればそこまでだ。
「一旦ここは待ちでいくぞ。」
俺は早く攻撃をさせてくれと言わんばかりのシェルダーを落ち着かせ、今回は慎重に敵の攻撃を待った。
それからお互いが警戒状態。


・・・。


そしてついに―――

敵が最初に動き出したっ!
「ロズレイド、草笛よっ!」
(草笛、発動する前に潰すのは草結びにより不可能。だったら―――、)
「殻にこもれっ!」
シェルダーは素早く自分の殻にこもった。

ピュロ〜♪

ロズレイドの草笛の音がフィールド上で奏でられたが、殻の中にいる貝野郎には音は聞こえない。
(ここで一気に反撃だ。)
そう思っていたのだが、
「だったらエナジーボールよっ!」
「くっ!」
さすがジムリーダー。こちらが反撃する時間を簡単には与えてくれない。
「弾けろっ!」

ドオオォォ――ン!!!

あのフレスカをも倒した技が貝野郎に命中。
「ぐぬぬぅ〜。」
足が無く、踏ん張りのきかない貝野郎は後方に飛ばされる。
「大丈夫か?」
「まだまだ平気ッスよ。」
どうやら殻にこもっていたのである程度の威力は殺せたようだ。
しかし効果抜群はやはりキツイ、少しはダメージをもらってしまったようだ。
だけど、今度こそ敵には技後硬直による大きなスキが出た!
「シェルダー、カウンターでオーロラビームだ。」
「むっ!?」

ピュロロロ――――

あの貝野郎からは想像もできない程の美しい虹色の光線が発射された。
それは真っ直ぐロズレイドに当たり、ダメージを与えると共に攻撃力を下げる。
(こっちだって効果抜群だっ!)
「やるわねぇ。だったらアタシもとっておきなのいっちゃうわよ!」
(とっておき!?)










「うぅ〜、シンクロでモミ姉の戦術がわかっていたのに負けた・・・。」
「えっ、そんな事してたの!?」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/01(Thu) 00:20
〜とっておき=ソーラービーム〜

「やるわねぇ。だったらアタシもとっておきなのいっちゃうわよ!」
(とっておき!?)
何だかよくわからないが危険そうだっ!
俺はそう感じ、急いで貝野郎に攻撃命令を下す。
「シェルダー、何かされると厄介だぞ。先にオーロラビームで阻止しろ。」
「了解ッス♪」

ピュロロロ――――

「そんな技、避けちゃって。」
今回、ロズレイドにスキは出ていない。
相手は貝野郎の攻撃を軽くかわした。
「ぐぅ〜・・・。」
「チャンスよ、にほんばれ。」
今度はこちらのスキを見て、技を出されてしまった。

にほんばれにより相室内のハズなのに御天道様が現われてギラギラと輝き出す。
「準備完了!ロズレイド、一気に吸収しちゃって。」

ギュウウウゥゥゥゥン!!!!!

光エネルギーはロズレイドに集まっていく。

(この技、見た事があるぞ。)
そうだ、モミがあのフィンケルを倒したソーラービームとか言う技だ!
これは絶対に避けないとダメだな。
「シェルダー、ちゃんと避け――――なっ!?」
俺が貝野郎の方を見ると、干上がって死にかけの彼の姿があった。
「ケイタさん、オイラ太陽には弱いんッス。貝殻が干からびてもうダメッスよ。」
「うるせぇ―――根性で頑張れよっ!大体、フィンケル戦の時はピンピンしてただろ。」
「いやっ、あの時もオイラはピンチだったんッスよ。」
「とにかく根性みせろよ!」


このくだらない口論はしばらく続いた・・・。


「さて、そろそろ行けるかな?」
ロズレイドはゆっくりと頷く。
ああ・・俺達が揉めている間にエネルギーが溜まってしまったらしい。
「しまった、変な口論の間に溜まっちゃったぞ。」
「それじゃ、さっそく決着を付けるわよ♪ロズレイド、行っけぇぇぇ――――!!!」
「ソーラービーム!」

ドゴオオオオオオオオォォォォォォォォン!!!!!!!!!!!

ついに撃ち放たれた、相手のとっておき(ソーラービーム)。
しかし、今のシェルダーにはこの技を相殺するのは不可能。
(くそっ、ここまでか?)
俺が一瞬はそう思ったが、ある事をひらめいた。
「シェルダー、あそこだぁ―!」


カッ!


相手のソーラービームは弾け、周りが静かになる。
審判もシェルダーの戦闘不能を確かめるために、フィールドの真中に寄る。
しかし、そこに貝野郎の姿はなかった。
「えっ、あの一瞬でどこに!?」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/01(Thu) 00:22
〜降参〜

「えっ、あの一瞬でどこに!?」
「ふぅ〜、なんとか間に合った。」
相手は居なくなった貝野郎を必死で探している。
正直、今が攻撃をヒットさせる最大のチャンスだっ!
「シェルダー、氷柱張りだ。」
俺の命令のすぐ後にくロズレイドの真上に現われた氷柱達。
それらはまるで、戦場に飛び交う鋼鉄の刃の如く降り注いだ。
「上!?」
しかし、相手のロズレイドの反応は素晴らしいものだ。
その氷柱攻撃をとっさに避けやがった。
「惜しい。」


「よぉーし、あのシェルダーは上に居るはずよ。」
こちらの攻撃方向を見て、相手は上に注意を払う。
しかし残念、俺の貝野郎は氷柱を落下させただけで本体は別の場所に隠れているのだ。
「上にもいない・・・?」
作戦通り。
相手は完全に上に集中がいってしまっている。
(今なら当てられる!!!)
「シェルダー、オーロラビームで終わらせろ。」
俺は留めの命令を貝野郎に下す。

「えっ、何処から!?」
「オイラはここにいるッス。」

「下!?」
その通り、貝野郎は下に隠れていたのだ。
そう、フレスカの穴を掘るによって出来た穴の中にだ。
ここならソーラービームを防ぐと同時に苦手な太陽の日も避け、さらには攻撃のチャンスをも伺えるってワケだ。
まぁ、説明はこんな所で・・・、
とにかく貝野郎の攻撃はロズレイドに命中したんだよ。

「くそっ!」
オーロラビームは効果抜群!相当なダメージを与えることができた。
しかし、ギリギリ相手は堪えている。
「反撃で花びらの舞よっ。」
「させるかっ!殻ではさめ。」

ガブリッ

間一髪で貝野郎の攻撃がロズレイドの花びらの舞を阻んだ。
「放せっ――――。」
相手のロズレイドは何とか振り払おうと暴れ出す。
しかし、貝野郎のはさむパワーはとてつもなく大きい。
一度捕まえた敵は簡単には放さなかった。
「よしっ、氷柱張―――」
俺がそう最後の攻撃を命令をしようとした時――

「ちょっと待って。」
と、相手が攻撃にストップをかけてきた。
俺も貝野郎も一瞬動きが止まった。
「な、何ですか?」
「その攻撃を受けたら、アタシのロズレイドは確実にやられる。
だから、負けを認めるわ。その子が傷つくのは見たくないの。」

・・・。

「えっ、それってつまり・・・?」
「あなた達の勝ちって事よ。」
その言葉を聞くと審判が旗を上げた。
「ナタネ、降参宣言。よって勝者は挑戦者、ケイタ!」
「おめでとう。」
「えっ、あ〜、どうも・・・。」
俺はしばらくは何が起こったんだ?と言うような顔をしていた。
そして、やっと理解した。


(何だかよくわからんが勝ったぞぉぉぉ―――。)
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/01(Thu) 00:26
〜モミの夢〜

「ケイタ君遅いわねぇ〜・・・。」
「そうですね。」
カードゲームの決着もつき、暇を弄びながらケイタの返りを待つ二人。

ケイタ君に留守番は任せといてって言ったのはいいけど・・・、
二人っきりだと案外暇ねぇ。
(早く帰って来ないかなぁ。)
私はとりあえず紅茶を飲みながらケイタ君の帰りを待っていました。
すると―――
「モミ姉。」
リレイアちゃんが私の名前を呼んできました。
話相手になれって言うのかしら?
「何?」
「モミ姉は何であの日、ソノオタウンに居たんですか?」
「い、いきなり何よ?」
「別に深い意味は無いですけど、何となく気になって・・・。」
そう言って、彼女はこっちをじ〜と見つめる。
何だか絶対に答えなくちゃいけない雰囲気が漂う。
「う〜ん、ケイタ君には黙っててくれる?」
その言葉に彼女は少し首をかしげる。
「何だかよくわかりませんが、言いませんよ。」
リレイアは自分の口にチャックをする素振りをしてみせた。
(まぁ、この子にだったら別にいいかな・・・。)
「笑わないでよね。」
「はい!」


私は紅茶のカップを手に取り、それを一口飲んでから話をしました。
「私ね、お花屋をしたいなぁって思ってて―――」
「プゥ―――ッ、クスクス。」
言ったそばから笑い出すリレイア。
「何でいきなり笑うのよっ!?」
「スイマセン、ちょっとした冗談ですよ。
それよりお話の続きを♪」
何かムカツクわね・・・。
「それで、お花の勉強に時々ソノオタウンの花畑を見に行ってたの。その時に偶然・・・。」
「ふ〜ん、夢があるってことはいい事ですね。。」
私は「リレイアちゃんには何か無いの?」と聞こうとしたけど、どうせ
「マスターのお嫁に・・・」
とか返答しそうなので止めておきました。




その頃、ハクタイジム

「いいバトルだったわ。」
「はい。」
バトルが終了し、互いに握手をするケイタ達。
その時、貝野郎が後ろを振り返った。
「んっ!」
「どうした?」
「誰かが居たような―――イヤッ、何でも無いッス。」
(後ろ?)
まぁ、コイツの勘は気にしなくていいだろうな。





しかし、貝野郎の勘は当たっていた。
ケイタ達はあの時、何者かに見られていたのだ。
「ようやく見つけましたよ。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/01(Thu) 00:28
〜第二の刺客〜

チャリン チャリン

「ふ〜ん、ふ〜ん♪」
ついに念願の二つ目のバッジであるフォレストバッジを手に入れた俺は陽気に自転車をこぎながら、ポケセンへと向かっていた。

チャリン チャリン

「何だ、アレ?」
そのポケセンへの道の真中にふと一匹のポケモン現われた。
(ジャマだなぁ。)
俺はそのポケモンをひき飛ばしてやろうと自転車で加速を始めてやった。
これであのポケモンもビビッて逃げるだろうな。

しかし、そのポケモンは俺を見るなり、急に近づいて攻撃を仕掛けてきた。
「うあぁぁ―――っ!」

ドゴオオォォォンッ!!!

間一髪で何とか俺はハンドルを横にきり、その攻撃を回避することができた。
だが、代わりに自転車ごと周りにあった岩にぶつかり、空中に弾き飛ばされてしまった。
そして、ドスンと音をたて、地面に叩きつけられた。
「イテテ・・・。」
幸い怪我はしなくてすんだが、自転車はコナゴナになって使い物にならない状態だ。
まぁ、俺のじゃないから別にいいけど。


スタッ

謎のポケモンが前方に立ちはだかる。
「おやぁ、ボクのあの攻撃をよく避けましたね。」
(何だ、このポケモン?)
それは今まで見たことがない、蝉の抜け殻のような姿をしたポケモンだった。
しかもあきらかに野生ではなさそうな雰囲気だ。
「何者だよ!」
「スイマセン。ご紹介が遅れてしまいました。
ボクはギンガ団、第四部隊を率いるアニア=ソロモンというものです。」
その言葉を聞いたとたん、俺の心臓は止まりそうになった。
(ギンガ団!?クソッ!わざわざこんな時に来やがるなんて。)
おそらくジム戦後で疲れきった俺達を狙いに来たといったところだろう・・・。
俺の額からは大量の冷や汗がでてくる。

「ボクの目的はわかってますよね。」
「しらたまを奪いに来たんだろ。」
敵は微笑みながら頷く。
「その通りです。わかっておられるのでしたら話は早いですね。
ボクは戦いは嫌いなんです。よければ、無条件でそれを渡して頂きたいのです。」

嘘だ。
戦いが嫌いなはずがない。
見てわかる。奴の顔は殺人中毒者の顔だ。
おそらく断ったら、その瞬間に襲いかかって来るだろうな。
けれども、このしらたまを渡すことはできない。
「それは無理な注文だな。」
俺は警戒し、ボールからフレスカを出してから返答を行った。
これなら敵もいきなり俺に攻撃はできないはずだ。
しかし、フレスカにはジム戦でのダメージがかなり残っている。無理はできない・・・。

「それはボクと戦おうということですか?」
「その通りだよっ、アニア=ソロモン。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/01(Thu) 00:31
〜シャドーボール〜

「フレスカ、戦えるか?」
ジム戦でダメージを負っているフレスカに俺は尋ねる。
一応は良い返事を期待していたのだが―――
「なんとか・・・。」
と、いつもより元気の無い返答が来た。
残念ながらロズレイドにやられた傷は小さくないようだ。
(何とか堪えてくれよ。)
俺はそう願いながら、フレスカの頭を撫でる。


「おしゃべりは終わりましたか?」
「ああ。」
「それでは行かせて頂きますよ。」

ビュッ

高速でフレスカの位置にまで近づくアニア=ソロモン。
どうやらスピードには自信があるようだ。
だが、あのストライク時のフィンケル程ではない。
(これなら怪我を負った体のフレスカでも何とかついていけそうだ。)
「フレスカ、リーフブレードで返り討ちにしろ。」
「了解です。」

「ならばこっちはシザークロス。」

相手も攻撃態勢に入ってきた。
それも、草タイプの苦手な虫タイプの攻撃だ。
(くっ、効果抜群かっ。)
俺は一瞬ヤバいと心の中で思ったのだが―――

キィィィィンッ!!!

重みのある刀が激しくぶつかり合う音がし、両者が後ろに弾き飛ばされた。
しかし、シザークロスの威力が相性の良いはずのリーフブレードに対して互角だったということは、敵の攻撃力は大したことはないらしい。
俺はちょっぴりだけホッとした。
だが、それが甘かったのだ。

「おやおや、特殊攻撃型のボクと物理攻撃で相打ちですか・・・。
だったらこのシャドーボールはあなたにどれくらいの苦痛与えてくれるのでしょうか?」
フレスカの周りに飛び交う邪悪エナルギーでできた小さな球体。
先ほどの攻撃でバランスを崩しかけていたフレスカに、この攻撃は避けられない。
「止めろ―――っ!」
「滅―――!!!」


ボォォォンッ―――!


激しい砂埃を巻き上げながら破裂した球体。
しかもその砂埃のせいで視界は最悪状態。
フレスカの無事も確認できない状態だ。
(くっ、周りが見えない・・・。)
そんな時――
「おや、ボクが見えませんか?」
俺の視界が奪われている間に突如、砂埃の中から現われ攻撃を繰り出すアニア。
どうやら完全に俺狙いのようだ。
だが、俺も何とかその攻撃には反応することが出来た。
急いでボールを取り出し、シェルダーを壁として呼び出す。
「シェルダーで防御!」

キィィィン!!!

フレスカとのぶつかり合いの時と同様に激しい音がする。
敵の攻撃はシェルダーの硬い殻で防げく事に成功した。
俺はずっとそう思っていた。
しかし、まだあの攻撃が残っていたのだ。

「そこ、当たりますよ。」
自分の顔面付近に浮く小さな球体が俺の視野に入る。
「しまった。」
「滅―――!!!」

ボォォォンッ―――!
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/01(Thu) 00:33
〜第二のアニア〜

シャドーボールが俺の顔面付近で大爆発をおこす。

ボォォォンッ―――!

「うわぁっ、ちっちっ。」
何とか俺は背負っていたバッグを素早く盾にして、シャドーボールの威力を自分の手前で殺した。
(危ない、危ない。)
「ハハッ、素晴らしい反応力ですね。これならポケモンバトルも御自身だけで十分いけますよ。」
「そりゃどうも。」
俺は敵がペラペラと話している間にフレスカの無事を確認する。
「うぅ・・。」
(何とか耐えている・・・。だが、受けたダメージが大きすぎたか?)
「戻れ、フレスカ。」
ボールを取り出し、フレスカを戻した。
「フフッ、良かったですね。生きてまして。」
「全くだよっ!」
いちいち癇に障る奴だな、コイツは。


「さて、どうするか・・・。」
窮地に立たされた状況。
俺はゆっくりと深呼吸をし、作戦を考える。
(敵は近距離のシザークロスに遠距離のシャドーボールを持ち合わせている。
はっきり言って攻略は難しい。その上、今の俺の疲れきっているシェルダーじゃ持久戦には持っていけない。
ここはこちら側もある程度のダメージは覚悟し、速攻に出た方が良さそうだな。)
「フフッ、どうしました?考え込んでしまって。」
敵はクスクスと不気味な笑いをしながら俺達の動きを伺っている。
正直、気持ちの悪い野郎だぜっ。


「シェルダー、オーロラビームだ。」
貝野郎から放たれる光線が美しい直線を描きながら敵に向かっていく。
「滅―――!!!」
敵もシャドーボールでそれを打ち消す。
まあ、単純に攻撃をしても無意味なのはわかっていたがな。
「今度は高速スピンだぁ。」
「あの技ッスね。」

キュルルゥゥゥ―――ッ!!!

高速で回転する貝野郎。
周りには砂埃が巻き上がり、この前とは逆に今度は俺達がアニアの視界を奪った。
「なるほど、今度はあなた達が砂埃に身を隠して攻撃を仕掛ける気ですね。
けれど回転中のシェルダーでどうやって攻撃を行うんですか?」

敵の言う通りだ。
この砂埃を起こすには貝野郎の回転を常に持続させる必要がある。
そのため貝野郎は攻撃に参加することはできない。

だが、そう思わせるのが俺の策だっ!

つまり、貝野郎が攻撃できないなら俺が敵を射ればいいと言う何ともふざけた策だ。
「これでも喰らっとけ!」
「!」
俺は砂埃の中から、アニアに向かって拳を振り下ろす。
さっきのお返しだ。

バキッ!

(当たった!)
俺のパンチの威力はゲームセンターのパンチングマシンのベスト3以内にランクインする実力。
これは効いたハズ、俺はそう思った。
だが、敵はピクリッとも動かない。
「ア、アレ?」

ギロッ

殺し屋のような冷たい目で俺を睨み付けるアニア。
俺の背筋はたちまち凍りつく。
「人間如きが俺と殺り合う気か?」
攻撃が効かない上に口調も急変し、先程までとはまるで別人だ。
(何だコイツ!?)
「だったらお望み通りにこの場でタンパク質の塊にでもしてやるよ。」
俺の目の前に現われる複数の球体。
それもかなり大きい。
「冗談キツイぜっ・・・。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/02(Fri) 00:18
〜第二のアニア the second〜

俺の周りに浮かぶ巨大なシャドーボール。
ケイタ:「冗談キツイぜっ・・・。」
こんな物を受けたら死亡確定、一瞬であの世行きだ。
シェルダーも俺の危険を感知して回転を休止し、急いで俺の所まで駆け寄ろうとするのだが―――、
これは間に合いそうにもない!
(こ、殺されちまう。)
そう思っていたが――――――

「ハヤシガメ、光の壁だぁ―――っ!」

ドガァァン!

爆発の寸前、
俺の体は不思議な壁に包まれ、アニアのシャドーボールから身を守る。
これは光の壁―――特殊攻撃の威力を半減させる技である。
しかし、誰が?
俺はさっきの声のした方を向いた。
するとそこには懐かしいアイツの顔があったのだ。

「ケイタ、大丈夫か?」
そう、何とあのダイチとナエトルの進化系であるハヤシガメ。
彼等に俺は助けられたらしい。
大慌てでダイチは俺の方まで走ってくる。
「ああ、何とかな。」
俺はダイチに肩を借り、ゆっくりと立ち上がる。
彼の壁のおかげで怪我は軽い。

「あのヌケニン、野生じゃなさそうだが何なんだよ?」
「ヌケニン?ああ、あのポケモンの事か・・・。
どうやらギンガ団の一員らしいな。」

「ギ・ン・ガ・団!?」
俺の言葉を聞いて飛び上がりながら驚くダイチ。
だが顔は少し半信半疑だ。

「ギンガ団って、あの最近よくニュースで耳にする・・・」
「そうだよ。」
俺はスーツに付着した砂を手で払い除ける。
腕の部分には軽いスリ傷ができ、血がタラタラと流れ出ている。

「それで―――何でソイツ達がお前に?」
「理由は後に話す。今はあのアニアって奴を倒すのを手伝ってくれないか?」
「あっ、ああ・・・。」
半ば強引にダイチがスケットとして登場だ。



「虫ケラが一人増えたかっ!まあいい。一人残らず消し去ってやるよ。」
少し前とは全くキャラの違うアニア=ソロモン。
まるで・・そう、二重人格のように。


「えらくご機嫌斜めだなぁ・・・。お前、何かアイツにしたのか?」
「さぁ?一発殴っただけだぞ。効かなかったけどな・・・。」
俺は右拳をギュッと握りしめた。
「感覚はあったのに・・。」
「だろうな。アイツは特性で効果抜群以外の攻撃は全て無効化するんだ。
確かタイプは虫、ゴーストだ。昔、本でそう読んだ覚えがある。」
(効果抜群以外の攻撃が無効!そんな反則的な特性アリかよ?)
しかも最悪なことに俺の今の手持ちではアニアにダメージは与えられないらしい・・・。
「ダイチ、アイツにダメージを与えられるポケモンを――――」
「持って無い・・。」

終わったか・・・。

「だけど、効果抜群以外にもダメージを与える方法はあるぞ。」
「えっ?」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/02(Fri) 00:21
〜第二のアニア the third〜

「だけど、効果抜群以外にもダメージを与える方法はあるぞ。」
「えっ?」
ダイチはニヤッと笑う。
何だよ、ちゃんと倒せる方法があるのか・・・。
俺は正直ホッとした。
「よ〜し、ハヤシガメ!行くぞっ。」


「何かする気か?だったら早く来いよっ!」
2対1という不利な状況でも余裕な表情をしながら挑発するアニア。
やはりそのツラは気味悪い・・・。
(よほど自分の実力に自信があるのか?)
「お前の弱点は知ってるんだよ。宿木のタネだっ!」

シュルルゥゥ〜

ハヤシガメから発射されたタネから根っこが飛び出し、避ける素振りも見せない敵に絡みつくと同時に拘束する。
そしてタネはアニアから体力を難なく吸いとりだした。
どうやらこの手の技なら敵の特性にひかからないらしい。
「よしっ、捕まえた。」
両手でガッツポーズするダイチ。
しかし、あの程度の技が決まったくらいで大丈夫なのか?
「あんなので大丈夫か?根っこで縛っただけだぞ。」
「イヤ、ヌケニンはツチニンがテッカニンに進化する時、ある条件を満たすことで生まれるポケモン。
アイツ自身は抜け殻で、生命力自体は極わずかなものだ。
この相手の体力を吸いとる技だけで十分アイツも弱り、動きは止められる。」
(どっかの図鑑にでも載っていそうな説明だなぁ。)
ちなみに俺でもテッカニンなら知っている。
しかし、ヌケニンの存在は今日のこの時まで全く知らなかった。
ハッサムやらヌケニンやらとギンガ団も必死なこった。
それにしても、俺はこの場に偶然ダイチが来てくれて助かったとつくづく思った。



「ぐぅ・・・。」
敵は根っこに縛られ、弱々しい声をだす。
ダイチの言った通りだ。
ヌケニンの生命力は微々たるもので一瞬にして拘束することができた。
挑発しといて格好悪い奴だな・・・。
「大分弱ってきたな。どうする、このままサツにでも持って行くか?」
「いい考えだぜっ。序でにギンガ団についての情報を得られるかもしれないしな。」
俺は宿木のタネの根っこでグルグル巻きになっているアニアの方へ歩み寄りながら話す。

「ところでダイチは何でここに?」
「それがよ―――、ハクタイの森付近で自転車を盗まれちまったんだよ。
それで、車輪の跡を追いかけてたら偶然お前が居たんだよ。お前、この辺で俺の自転車に乗ってた奴見なかったか?」
「いいや・・・。」
俺の良心にグサリッとくる言葉だ。
(お前の自転車だったのか・・・。仕方ない、今度ジュースでもおごってやるか。)



「さて、このヌケニン君を運ぶとしようか――――なっ!?」
俺がアニアを持ち上げようとした時、既にそこに奴は居なかった。
イヤ、ヌケニンは居るのだが中身自体がすっぽりと抜けていると言うべきか。
「おいっ、ダイチ・・・ヌケニンはただの抜け殻だったよな?」
「ああ。」


「だったら、このヌケニンの穴は何だ?」
「!?」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/02(Fri) 00:23
〜第二のアニア the fourth〜

「だったら、このヌケニンの穴は何だ?」
「!?」
ヌケニンを見にダイチも俺の所に来る。
そして、その抜け殻を覗き込むと―――
「ヌケニンの方は死んでいるな。そしてこの謎の穴・・・。
コイツ、まだ進化しきれてなかったのか?」
(何!?)

つまり、ダイチが言いたかった事を要約すると、次のようになる。
『ヌケニンと言うポケモンはテッカニンの抜け殻であって、本来は中身がカラッポである。
 しかし、極稀にではあるがテッカニンが中に入った状態でヌケニンになるケースがあるらしい。
 そして今回はそのケースであり、捕獲したと思ったヌケニンの中からテッカニンは出て行ったと言うことだ。』
確かに、ギンガ団程の組織ならその極稀なケースのポケモンを持って来る事も可能だ。
ハッサムがいい例だ。


油断していた・・・。
敵がやけに静かだと思っていたら、中身だけは抜け出していたってワケか。
「中身のテッカニンはまだ近くに居るのかっ?」
「たぶんな――――おいっ、あぶないぞっ!」
急にダイチが大声を出すので何事かと思った。
しかし、その理由はすぐにわかった。
何と敵のシャドーボールが俺達を囲んでフワフワと浮遊していたのだ。
この球体どもはアニアの一言で破裂する厄介な技だ。
俺は慌ててその場を去る。
「気をつけろよっ!近くにアイツもいるかもしれないぞぞ・・・。」
「ああ。シェルダーも気をつけろよ。」
「オッス!」


しばらく続く緊張感と恐怖感。


俺達はこちらに向かってゆっくりと浮遊しているシャドーボールからできるだけ距離を取りながら、アニアが現われるのを待っていた。
「なぁ、何でこのシャドーボールは俺達を追ってくるだけで破裂させないんだ?」
「俺が知るかよ。」
まあ、当たり前の返答だな。

だったらこのシャドーボールは何のために?
俺はしばらく考えていると、ある事に気が付いた。
「ダイチ、ハヤシガメをいつ戻したんだ?」
「ハヤシガメ?俺はまだ戻していな・・・オイッ、冗談だろ。居ないぞっ。」
ダイチはキョロキョロと周りを見渡すが、やはり何処にもいない。
(一体何処に?)
「あっ!」
本日二度目の大声をダイチがだした。
「どうした?」
「お前のシェルダー・・・・・・何処行った?」

(!?)

何てこった、畜生!
全く気が付かない間に俺達の手持ちのポケモンが消えてしまったのだ。
しかし、一体何が起こったんだ?
まさか、アニア―――――


「ダイチ、まさか敵が?」
「マジかよ、俺達に全然気配を感じさせずにか?
たぶん何処かに居るだけだ。探すぞっ!」
俺はダイチのその言葉を信じ、二匹を探すことにした。
冷静になって考えれば、俺達に気付かれずに音も無く二匹のポケモンを狩るのは不可能だ。
俺達はシャドーボールを掻い潜りながら、居なくなった二匹を探しながら抜け殻のもとまで戻った。
そして、恐ろしい光景を見ることになった・・・。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/02(Fri) 00:29
〜第二のアニア the fifth〜

俺達が抜け殻の所まで戻ると、そのすぐ傍には二匹のポケモンが倒れこんでいた。
「ま、まさか・・・。」
俺はその二匹が誰なのかを確かめるために、更に抜け殻に近づいた。

そして、恐ろしい光景を見ることになった・・・。

そう、抜け殻の目の前に倒れているのは貝野郎とハヤシガメだった。
そして、その上にはテッカニンのアニアが乗っていた。
「テメェッ、何のつもりだ?」
「ようやく来たか。ケッ、コイツ達じゃ遅すぎて相手にならなかったぜ。」
毎度のように不気味な笑いをするアニア。
本当にコイツが一匹で俺達のポケモンを倒したらしい。
あのシャドーボールも二匹の気を別の所にいかせるためだったのか。


「アニア、その二匹は―――」
俺が恐る恐るに二匹の生存を確認しようとすると、敵は話の途中から割り込んできた。
「安心しろっ、コイツ達はまだ生きている。イヤ、生かしてあると言うべきかな?
ちょっとした人質として扱わせてもらう。」
(生きてはいるのか・・・。)
俺はゴクリッと息を呑んだ。
しかし、人質か・・・・・、どうせろくな条件ではないハズだ。
とにかくここはアイツ達が気を取り戻すまで、時間を引き伸ばした方がよさそうだな。


「お前、性格が急に変わったけど何でだ?」
俺の質問にアニアは、「馬鹿が・・。」と、呟く。
「さっきまでお前が戦っていたのはヌケニンの意志だ。今はお前に殴られて、テッカニンである中身の俺の意思が起き上がってるんだだよっ!
言っておくが、俺はあのヌケニンほど甘くないぞ。」
なるほど、二重人格と言うより元から二匹居たってワケか・・・。
それにしてもあの抜け殻の方は動いてないが、どうしたんだ?
「あのヌケニンは――――――」
「死んだ。」

(死んだ!?)

「俺が奴から飛び出る瞬間に強引に突き破ったからなぁ、即死だったよ。
ありゃ、愉快だったぜ!」
「笑ってやがるぞ!?」
この野郎、完全に壊れてやがる・・・。
仲間を殺して、愉快だと!?
俺には怒りが込み上げ、体は熱く煮えたぎってくる。
ついこの間、大切な者を失いかけた俺の心が反応しているのだろう。


「さて、下らないお喋りは終わりだぁぁ―――。本題に入るぞっ!」
「なっ、ちょっと待てよっ!」
俺はまだ全く時間稼ぎをしてないぞ。
あの二匹が気絶した状態で取引が始まったら厄介だ。
しかし、敵の会話はそのまま続く。
「しらたまを渡すか、この二匹が死ぬかを選ばせてやる。」


「!?」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/02(Fri) 00:34
〜謎の男〜

「しらたまを渡すか、この二匹が死ぬかを選ばせてやる。」


「!?」


しらたまを渡せば世界がギンガ団の手に・・・
しかし、それを拒めがあの二匹が死ぬ。
そんなのどっちも選べるワケがない!

「何だかよくわかんないけどそのしらたまを持っているならさっさと渡せよ!」
何も知らないダイチが喚く。
(クソッ!冷静になって考えろよ、俺。)



今、しらたまを渡すのを拒んでだら俺達のポケモンが殺される。
それは嫌だ。
今まで一緒に旅をして来た仲間が消える。
もう、あんなハクタイの森でしたのような思いはゴメンだ。
それにあの二匹がやられると、ダイチの方はわからないが俺達の戦力はほぼ無となるだろう。
そこをもう一度狙われたら結局はしらたまを渡すことに・・・。
(やはり、このしらたまを渡すしかないのか・・・?)


「さぁ、どうする?早くしないと殺るぜ。」
「おいっ、早くしろよっ。」
二人が更に俺を急かす。
迷っている時間は俺にはもう無い・・・。
(ゴメン・・・。)



「わかった、しらたまを渡す。」
「ほぅ。」
俺はバッグからゆっくりとしらたまを取り出す。
ただ石のようなしらたまだが、かすかに美しい輝きを保っている。
これを渡せば世界がギンガ団に・・・
でも、大切な仲間を見殺しには出来ない!

「さぁ、こっちにそれを投げろっ!」
「ああ。」
俺がしらたまを敵に向かって投げようとした。
だが、その前に誰かの叫び声が俺の耳に入ってきた。
「ルカリオ、真空波ぁぁぁ―――っ!!!」

バコオオォォォ―――ン!


いきなりの攻撃に敵は吹き飛ぶ。
そして、変な帽子を被った男性が現われた。隣には黒髪の女性とルカリオがいる。
「ぐがぁ・・・誰だ?」
「はーい、無駄な抵抗はヤメェ―。少年、その石をちゃんと持っとけヨ。」


「えっ・・・あっ、はい。」
一体誰何だ?あの人は・・・。
気配を感じさせずにあのアニアに攻撃するなんて。
「貴様、何者だぁ―――!」
さっきの攻撃で頭に血の上ったアニアはその男性の方へ突っ込む。
さすがはテッカニンのスピード、二匹を狩った時のように全く見えない状態だ。
しかし―――

バキッ

「遅すぎるゼ。」
あのスピードを捕らえた?
男性のルカリオの攻撃は完璧にアニアの顎に命中した。
敵は一発の拳で気絶し、フラフラと倒れこむ。
あっけない結末だった・・・。


一方その男性は俺達の方を見るなり
いきなり―――
「少年はケイタ君カイ?」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/02(Fri) 00:40
〜謎の男 the second〜

「少年はケイタ君カイ?」

謎の男性は突然、俺の名前を口にだした。
(何でこの人は俺の名前を知っているんだ?それにしらたまのことも・・・。)
俺は少し、不信を抱いた。
いくら俺達を助けてくれた人でもさすがに怪しい。
「さっきは助けてくれてありがとうございます。
確かに俺はケイタですけど、オッサン達は何者なんですか?」
「オッサン!? どう見たってお兄さんでしょ、俺ハ。」
男は俺の発言に対し、目に角を立てる。
どうやらオッサンは失言だったらしいな・・・。

「それでお兄さんは何者なんです?」
俺は仕方なく同じ質問を繰り返した。
「何者って言われてもナァ・・・・・。俺はゲンという者ダ。そんで、こちらの無愛想な女がマイ。」
黒髪のマイという女性は俺と顔が合った瞬間に目をそらした。
確かに無愛想な人だ。
しかし、名前などどうでもいい。
「ゲンさんにマイさんですか。あの、一つ聞いてもいいですか?」
ゲンは首を縦に振る。
マイの方は表情をピクリとも動かさない。
「何で、俺の名前やしらたまの事を知っているんですか?」
「調べはついているから・・・。」
「ハァ?」
いきなり調べはついているって何の事だよ?

「悪いナ、俺が説明するヨ。マイの説明じゃわからないだロ?
実は俺達も君と同じでギンガ団の目的を良く知っているんだヨ。
そんで日々、奴らを阻止するためにいろいろと戦っていル。
まあ、その敵と戦っている間に君の情報も自然にネ。
ちなみに今日はこのアニアを落とそうと尾行していたら偶然に君が居ただけダ。」
話が長くてよくわからんが、この人もギンガ団と戦っていると言うことなのだろう。
それにしてもあのアニアを一撃で落とすなんて、この人達は只者ではないな。
「オイッ、さっきから何の話だ?」
「後で俺が話すよ。」


「ゲンさんはギンガ団の基地の場所を知っていますか?」
「何ダ、君の目的はしらたまを死守することだロ?
それともギンガ団からあの三匹を助けたいのカ?」
それはモミの意志だが、とりあえず俺は頷いた。
それにしてもアグノム達の事も知っているなんて、やはり只者ではなさそうだ。
「そうカ、勇ましいネェ。」

ゲンは一度座りこんでから、話を続ける。
「正直、俺達もギンガ団の居場所はまだ知らないナァ。
まぁ、新しい情報が入ったら君にこのルカリオにでも手紙を届けさせるヨ。
もし一緒に戦ってくれるのなら助か―――んっ・・何ダ、マイ?」
話の途中でマイがゲンの袖を引っ張ったのだ。
片手にはテッカニンとその抜け殻がある。
「そろそろ、本部に帰って解体・・・。」
「時間カ・・・、スマン、ケイタ君!俺はもう行ク。」
「えっ?」
そう言って二人は走っていった。
(何だったんだ?)
結局、彼等のことは詳しくはわからなかった。
だいたいどうやってギンガ団の目的を知ったんだ?
本当に信用してもいいのだろうか?
俺の疑問は膨らむばかりだ。
















「いいの?基地の場所を教える約束して・・・。彼らはまだ――」
「俺達の野望は大きイ。それに彼は十分に強いヨ。」
「――そうね・・・。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/02(Fri) 00:44
〜美人〜

ゲンとマイ、そしてアニア=ソロモンもこの場から消え、辺りには静けさのみが残っている。
「行っちまったなあの二人。そろそろ俺達も戻ろうぜ、二匹の回復が必要だ。
どうせお前もハクタイシティのポケセンに寄るだろ?」
「ああ。」
「後、ギンガ団についても話してくれよ。」
「わかってる。」



俺達は人質だった二匹をボールに戻し、とぼとぼとポケセンへ向かって歩いた。
道のりは自転車でも意外とかかる距離だ。
ギンガ団について語る時間はたっぷりとあった。


「―――とまあ、こんなところだ。」
ポケセンの目の前でピッタシと俺の説明は終わった。
「つまり、お前は今は一人の女性と一緒に旅してるのか・・。」
「た、確かにそうだけど、俺の話ちゃんと聞いてた?」
何て奴だ・・・。
この状況でギンガ団については全くのノータッチ、逆にそっちの話題を引っ張ってくるなんて―――
俺はハァとため息をつく。
「それで、その人ってカワイイ?」
しつこい奴だ・・・。
その話題を尚も続ける気か?
「自分で見定めろよ、そんな事。」
「まっ、お前なんかと一緒に旅してる時点で期待できないな。」
うざい奴だ・・・。
だったらわざわざ聞くなよな。
その後も俺は部屋の目の前に着くまで、延々とダイチのギンガ団については全くもの関係ない質問攻めを受けていた。


そして―――――

「着いたぞ、ここが今日の俺の宿部屋。」
「早く開けろよ。」
ドアの前で小学生のようにウキウキとはしゃぐダイチ。
アニア戦の時の真剣な表情との差は激しい・・・。
だいたい期待してないんじゃなかったのか?
俺はしぶしぶ部屋のドアを開ける。


ギィ――


「モミさん、リレイアの面倒ちゃんと見てて―――わっ!?」
俺が部屋に入るなり、いきなりリレイアが現われて抱きついてきた。
「マスター、お帰りなさい♪遅かったですね、どうかしてたんですか?」
「お帰り。・・・その後ろの男の子って誰?」
「ダイチ、お前のお目当てだ。自分から自己紹介しろよ。」
俺はリレイアを退けてから奴に自己紹介を求めたのだが、ダイチはその場で硬直している。
聞こえてないのか?
「ダイチ君、聞こえてま―――グエッ!」
ダイチが俺の首を締め出す。


「ずるいぞおおおぉぉぉ――――――――――っ!
誰だよこの美人?俺にも紹介しろぉ―――。」
「ハァ?」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/02(Fri) 00:48
〜美人 the second〜

「フゴ、フガガガ・・・。」
ドアのすぐ傍で横たわりながら、意味不明な言葉を唱え続けているダイチ。
「不良さんはもう少し黙っててくださいね。」
「フゴハ、フゴウハハイッ!」


えっ、今俺達が何してっるて?
普通に今日の出来事を全てモミに話しているだけだ。
ただ、ダイチは、「この女性を紹介しろっ!」って、うるさいからリレイアの念力で縛っているだけだよ。
こうでもしておかないと、話が全然進まないからな。
「フガガッ・・・。」
「ダイチ、スマン。後ちょっとだけだ。」



数分後―――

「それでその二人はそのまま行っちゃいました。」
俺のお話もようやく終わった。
ジム戦後のアニアからゲンまでの話はなかなか長かった。
それに加え、話の途中で「ケガはなかったの?」などの言葉が度々飛んできていたので、話はなかなか進行しなっかたのだ。


「ねぇ、そのゲンとマイって人は信用していいのかなぁ?何っか怪しいのよね。」
やはりモミも彼等に何かひっかかりがあるらしい。
「俺もそう思ったんですよね。だいたいその情報を何処で仕入れたかが全くの謎なんですよね。」
「まあ、あっちから連絡が来るならそれから見極めればいいんだけど・・・。
それより、あの子の念力を解いてあげてよ。友達でしょ?」
「そうですね。」
あまり気は進まない。
俺は仕方なくリレイアに念力を止めるように命令をした。
すると、ダイチを縛りつけていた力が無くなる。
「やっと自由だっ!」
「よかったな。」
俺は全く心のこもっていない言葉を放つ。
コイツが自由になった途端、言う事はもうわかっている。

「よしっ、早速この人を紹介してくれよぉぉ――っ!」

(やっぱりな・・・。)
「モミさん、コイツの相手お願いします。」
「えっ!」
実のところ俺はもうクタクタだ。
彼女には申し訳ないが、アイツの相手は任せる・・・。
俺はリレイアを連れて、部屋を出る。
「それじゃ、俺はシェルダーとフレスカの回復に行ってくるんので、二人は仲良くしてて下さいね。」
「ちょ、ちょっと待っ――――」

バタンッ

結局、部屋に二人っきりになってしまったモミ。
「ケイタ君・・・。」











「え〜と、まずは軽めにスリーサイズでも♪」
「だから嫌なのよぉ〜、グスンッ。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/02(Fri) 00:56
〜ポケサナ日記 いい湯だな〜

それは突然の事だった・・・。

「よしっ、皆でテンカン山の温泉に行くぞーっ!」
「ハァ?」
いきなりコイツは何を言い出すんだ?
だいたい皆って何だよ。
ダイチの発言はいっつも予想不可能、昔からそうだった。



「残念だったな、ダイチ。俺達は忙しいんだよ。
ジムを回りながらギンガ団の基地を探す必要があってな。」
正直、皆でお出かけなど面倒だ。
俺は正当な理由を述べ、拒否しようとしたのだが―――
「それはあのゲンとマイの二人組みに任せてあるんだろ?」
と、カウンターが返って来た。
確かにそうなのだが、俺はあの二人をどうも信用できない。
それに、アイツ達に任せっきりではいつまでたっても基地を発見できないかもしれない。
(やはり自分達で探すしかないのだろう。)


「それより今はそんな金ないだろ?」
俺は別の意見を言うと、ダイチは小さな袋を俺に見せ付けてきた。
中にはお金がぎっしり詰まっている・・・。
「ダイチ君、何ですかこのお金?」
「それがよ〜、あの時マイって人に口止め料として貰ってたんだよね♪」
(口止め料?)
そんな物を出す時点でうやはりあの二人は怪しい・・・。
だいたいそう言う重要な事は先に言ってほしいものだ。
もしかして独り占めにする気だったのか?
「俺の分も残って―――」
「あるワケねぇーよ。温泉に行くのにつかうし。」
クソッ、だったら尚更そんな無駄遣いさせられない。
何たってこっちは生活費が尽きはじめているのだからな。
(これは止めなければ。)
俺はそう思い、ダイチ妨害策を考えだした。

「ふっ、やはり無理だな。モミさんが絶対に許さないぜ。」
「イヤッ、それがあの美人さんもOKしてくれたぞ。」
バ、バカな・・・!?
彼女が奴の誘いにのっただと?
あの『口止め料を飲み込まんとするダイチの策に対する、最後の防衛線』が打ち破られただと!?


「ありえない。」
俺は立ち上がり、ドアを開けて自分の部屋を出る。
「オイッ、何処に行くんだ?」
「確かめてくる。」



ダダダッ――――



ポケモンセンター「モミの部屋」

「ど、どうしたの?全力走でくるなんて・・・。」
「ハァ、ハァ・・・。温泉の話、何でOKしたんですか?」
俺は息を切らせながらも彼女に問う。
「あれはだって・・・OKしてくれるまで部屋から出ないって昨日の夜に―――」
「へっ!」
くそっ、そう言う手口だったのか・・・。
しかし、それならまだ彼女の本来の意志はOKではないという事だ。

チャンスだ

絶対にキャンセルさせてやる。
「でも、旅の疲れが癒せていいかもよ♪お金も向こう持ちだし。
それにケイタ君が一緒なら・・・。」
「イヤッ、その言葉は嬉しいんですけど、そのお金は実は俺のでもあって―――」
俺がそう言い終わる瞬間に部屋に俺の手持ち3匹が入ってきた。
そして―――

「マスター、温泉に連れて行ってくれるって本当ですか?」
「なっ、誰から聞いた!?」
「不良さんからですよ。楽しみですね♪」
ぬぅ〜、ダイチの奴、俺のポケモンまでもを自分の駒に・・・。
だが、俺も生活費維持の為には負けるわけにはいかん!
「リレイア、ゴメン。その話は―――」
「ボク、温泉なんて初めてです。何だかワクワクしますね。」
「いやっ、だから―――」
「オイラも早く行きたいッス。」
「それは―――」
「皆で旅行、楽しそうね♪」
「あの・・・。」





こうして俺は結局はダイチの思惑通りに・・・。
次回は温泉編へ
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/02(Fri) 00:59
〜ポケサナ日記 いい湯だな〜

結局はダイチの思惑通りに一泊二日の温泉旅行に行くことになった俺達。
(このままギンガ団をフリーにしておいていいのだろうか?)
ブロロ〜♪
しかし、そんな俺の悩みなど露も知らずにバスはテンカン山に向かって走る。
まあ、このバスのおかげで旅の途中に通るはずのサイクリングロードもクリアできるのだから文句ばかりは言ってられないけどな。

「フフッ、楽しみですね。」
さっきまで隣に座っていたはずのリレイアが俺の膝に乗りながら言う。
別に嫌ではないのだが、どうも周りの乗客の視線が気になる・・・。
しかもダイチとモミは他人のフリをしてやがる。
(こんな調子じゃ、今回の温泉旅行で疲れは取れそうにもないな。)
俺は深いため息をつく。
そう言えば、最近ため息多いなぁ・・・。


ブロロロロォォ〜♪


Zzz・・・。


「マスター、到着しましたよ♪」
リレイアが俺の体を揺する。
どうやら俺は眠っていたらしい。
「んんぅ〜・・・。」
俺は大きな欠伸を一回程してゆっくりと体を起こした。
周りを見るとさっきまで居た乗客はほとんど残っていない。
まあ、誰もこんな山奥までわざわざ来ないと言うことなんだろうな。
「お〜い、早く降りろよ!」
少し前までは他人だったダイチがバスの外から俺を呼ぶ。
「うるさいなぁ。わかってる。」
俺はリレイアの手を取り、バスから降りた。

「ケイタ君♪ホラッ、あれが私達の旅館だって。」
バスから俺が降りるなりモミが前方を指差した。
俺もその指差す方を見ると―――

「うおっ!」

そこには今まで見たこと無いような高級木造旅館があった。
「ダイチ!お前、口止め料ってどんだけ貰ったんだよ!?」
「さあ?でも、この旅行代でだいたい全部使ったぜ。」
(くっ・・・、勿体無い。)
俺はそう思いながら旅館へ歩いて向かった。

「ダイチさんとその他もろもろのメンバーですね♪
お食事は用意させて頂いております。どうぞお部屋に。」
旅館に到着するなり、女将さんが俺達を部屋まで案内してくれた。
気のせいか俺やモミに対する態度が失礼だ・・・。

「こちらです。」

ガラガラッ

俺達の部屋の戸が開けられる。
その瞬間、全員が大声で驚いた。
それも仕方が無いだろう。
何故なら、部屋のテーブルの上には超高級料理のオンパレードだったからだ。
「スッゲェェェー!」
俺はさっそく席につく。
(こうなったら飯だけでも満足させて貰わないとな♪)
「ケイタ君、食い意地張りすぎよ。」
そう言いつつモミも席につく。
リレイアやシェルダー、その他のポケモン達もそれぞれの席につこうとするのだが、ある事に気付く。
「どうした、お前達?」
「私達の分がありませんよ。」

「あら、ポケモン達のお食事は今からポケモンフードを用意しますので。」

「ポ、ポケモンフード!?」
可愛そうに、人間様とは凄い落差だ。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/02(Fri) 19:21
〜ポケサナ日記 いい湯だな〜

「いただきます♪」
俺は早々と食べる準備にとりかかる。
こんな料理を食べられる機会は以後ないかもしれないからな。
「それじゃ、最初にお刺身でも。」
俺はお刺身が大好きだ♪
昔はよく母にコイキングのクソ不味い刺身を喰わされた覚えがあるが、それとは話は別だ。
俺はさっそく御箸でお刺身をとろうとしたのだが―――
「マスター。」
と、リレイアが俺のことを呼びながらとろんとした瞳で見つめているのに気がついた。
「どうした?」
「私もマスターと一緒のが食べたいです。交換して下さい。」
ポケモンフードを俺に手渡しながらリレイアがおねだりする。
(ん〜、彼女の頼みなら断れないなぁ・・・。)
俺は御箸でお刺身を一切れリレイアの口に入れてあげた。
彼女もそれを口いっぱいに頬張る。
そして―――
「あ〜ん♪」
再び大きな口を開けるリレイア。
「何のポーズだ!?」
「う〜ん、もうちょっと下さいよ♪」
ケイタ:「・・・。」
俺は仕方が無く残りのお刺身を少しだけ彼女の可愛らしい口に入れてあげた。
これでお刺身の残り残量少ないぞ・・・。


「よしっ、今度こそ喰うぞ。」
俺は再びお刺身を食そうと試みたのだが―――
「オイラも食べたいッス。」
「ボクも・・・。」
今度は二匹のおねだりだ。

しかも―――

この―――

貝野郎は―――

遠慮を知らないのか―――

「これおいしいッスね。」
モグモグ
「・・・。」
これで俺のお刺身の残り残量はゼロに。
おまけに他の料理の大半はダイチの胃の中―――
「俺のお刺身・・・。」
一体何が楽しくて俺はこんな所に来たんだ?
そう思わせる瞬間だった。


ぐぅ〜っ

まあ、この状況ならば当たり前だが、俺のお腹が鳴ったらしい。
すると、その音に気がついたのか、モミが俺に声をかけてきた。
「ケイタ君。」
(何だろう?)
まさか俺の料理が目的か!?
「な、何っすか?」
俺は警戒しながら尋ねる。
これ以上、喰うものを減らされたら困る。
しかし、彼女の言葉は意外なものだった。
「私のお刺身、食べていいよ。」

(え?)

それはまるで天からの声のようだった。
「ほ、本当ですか!?」
「ええ、お刺身嫌いだもん。」
「ありがとうございます!」
俺はモミに貰ったお刺身を食べ出す。
今度こそ誰にもやらんぞ。

ガツガツ

「♪」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/02(Fri) 19:24
〜ポケサナ日記 いい湯だな〜

食事も一通り終わり、今度は温泉の時間だ。
ダイチは混浴を望んでいたのだが人生そう上手くいかない。
彼の目の前には『女湯』・『男湯』と書かれた壁が存在していたのだ。
「ば、馬鹿な・・・。」
あまりのショックで顔色を変えるダイチ。
ちょっと可愛そうだ。
「ドンマイ。」
俺はそんな彼の肩をポンッと軽く叩いてやった。



「モミさん、そっちはリレイアをお願いしますね。」
女の子であるリレイアとはさすがに一緒に入ることはできないので、俺はモミに彼女を預けて男湯に向かう。
「よーしっ、女湯組を行くわよ。」
モミもそれと同時に張り切って(?)女湯へと向かう。
俺はここで少し気になる事があった―――――
女湯に向かったのはモミにリレイア、ロゼリアにラッキー・・・
そして何故かフレスカまでもが モミの班に同行していたのだ。
(ま、まさか大胆にも覗き!?)
何て奴だ!これは放ってはいられないぞ。
「コラッ、フレスカはこっちだろ!」
俺は思い切り彼を怒鳴りつけてやったのだが、いきなり周りがシ〜ンと静かになった。
(俺、何か変な事言った?)
少しの沈黙の後、ようやくモミの口が開いた。

「あ、あのさあ・・・、フレスカちゃんは女でしょ?」

「へっ?」
(お・ん・な・?)
そういえば、リレイアもモミもフレスカの事をちゃん付けで読んでいたような・・・。
「うわあぁぁ〜ん、僕はこれでも女の子なんですよおぉ――っ!」
泣きながら女湯まで走り去るフレスカ。
正直、彼女が女の子だったなんて知らなかった。
(ゴメンよ、フレスカ・・・。)
俺は心の中で彼女に詫びる。


「と、とにかく早く行きましょ。」
「ですね。」
この雰囲気がヤバイと感じたのか、女湯組はさっさと逃げていった。
残されたのは男湯組。
「何かむさくるしいメンバーだな。」
小声でダイチが呟く。
それは俺も思っていた事だ。
「俺達も早く行こうぜ・・・。」






「シェルダーもアイツが女ってこと知ってた?」
「全然・・・。」
(だろうな。)
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/02(Fri) 23:46
〜ポケサナ日記 いい湯だな〜

「どうぞっ、温泉卵ですよ。」
ラッキーが自分のおなかのポケットから卵を取り出す。
リレイアやモミ、ロゼリアがそれを受け取る。
「わーい。」
「これ、おいしい。」
「本当。」

女湯の方から聞こえてくる楽しそうな会話。
一方、男湯は―――


覗き穴探し・・・

「どうだ、シェルダー。穴はあったか?」
「ダメッス!全然見あたらないっす。」
温泉にも浸からずに一生懸命に穴を探すダイチと貝野郎。
コイツ等は何しに来たんだ?
「ゆっくり体を休めればいいのにな。」
俺が小さくそう言うと、ダイチに聞こえたらしい。
「お前、それでも男か?向こうには聖域があるんだぜっ、ホラッ。」


「モミ姉の胸って大きいですけど、この温泉卵とどっちが大きいんでしょうね。」
「へ、変なこと言わないでよ。」


ブシュッ―
俺の鼻から勢い良く血が吹き出た。
「おっ、やるなあ。」
「うるさい、ちょっと逆上せただけだ。」
俺は鼻血を手で抑えながら言う。
彼女達の会話は最早殺人レベルに達している。
(くそっ!)



俺がしばらく鼻血を止めようと必死だった時に貝野郎が急に叫んだ。
「ダイチさん、穴を発見したッス!」
(何、マジであったのか?)
「ぬはあ――っ、やっぱり先代の戦いの跡が残っていたか。」
猛ダッシュで穴のところまで行くダイチ。
本気で覗く気らしい・・。
「ケイタ君は覗かないのかい?」
「止めとけよ。犯罪だぞ。」
俺だって少しは見たい。
だが、アイツ達の様にはさすがになれそうにもない。
ここは我慢だ。

「意気地無しめっ。俺はゆっくりとモミさんの裸でも拝ませ―――ぐはっ!」
穴を覗こうとした瞬間、ダイチは何者かに押されたように吹き飛ぶ。
「そっちの会話も全部聞こえてますからねー。」
女湯からリレイアの声。
どうやら彼女の念力攻撃だったらしい。
「だから止めとけって言ったのに・・・。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/02(Fri) 23:50
〜ポケサナ日記 いい湯だな〜

「くそっ、こっちの会話は筒抜け状態だったということか・・・。」
「でも、まだ諦めないッスよ。」
先程の失敗を生かし、今度はひそひそ声で作戦会議を始める二人。
大人しく温泉を楽しんでいれば良いものを・・・
どうしてこの二人はこう強情なんだ?
先程からずっとのんびりとくつろぐハヤシガメを見習えよ・・。
「ダイチ、お前は何の目的でここに来たんだ?疲れをゆっくりと―――」
「覗きだろ?」
(ああ、そうかよ。)
今、ようやくわかった。コイツ達は止めるだけ無駄だ。



「それで、ああして――こうで・・・」
「でもこうなるッスね。」
二人の作戦会議は数十分間も続く。
さすがに俺も酔ってきそうだ。
「よーしっ、作戦決定だ。」
フゥ―、ようやく会議が終わったようだ・・。
「まず俺は壁をよじのぼり、上から攻める!シェルダーは覗き穴からだ。
ケイタは―――女湯から直接入れっ!以上だ。」
「了解ッス!」
(えっ?)
何だその作戦は・・・?
どうして俺だけが正面から堂々と突破しなくてはいけない。
これでは死亡確定の捨てキャラ扱いだ。
だいたい俺は覗きをする気はない・・・。
「バカらしい。俺は先に出てるぞ!」
「何!?さっそくあの聖域に突入する気か?」
本気で腹の立つ野郎だ。
俺はダイチの顔面に一発パンチを入れてから温泉を出た。
(フンッ。)




「ククッ、無理しちゃって♪」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/02(Fri) 23:56
〜ポケサナ日記 いい湯だな〜

「ダイチの奴は何やってんだか。」
俺はぶつくさと独り言を言いながら着替えいた。
本来、温泉などでは浴衣を着るのが普通なのかもしれないのだが、俺はどうもああいった緩い衣類は苦手だ。
そんなワケで今回の服装もいつも通りのピシッとした黒のスーツだ。
「こんなもんか。」
俺は最後にネクタイをしてから部屋を後にした。



それにしても・・・
長時間温泉にいたからか?
俺の体が急激に水分を求めているのがはっきりとわかる。
「何か飲み物ほしいなぁ・・・。」
俺はフラフラ〜と自動販売機に向かうと、近場のベンチに見覚えのある二人が座っているのに気が付いた。
モミとリレイアだ。
二人ともセオリー通りの浴衣姿で片手にはフルーツ牛乳を持っている。
他のポケモンは何故かいない・・・。
「あれっ、もうあがってたんですか?」
「うん、結構前にね。」
フルーツ牛乳の瓶を振りながらモミが答える。
(ダイチよっ、君は誰も居ないところへ覗きに行く気だな。)
そう考えると可笑しくて、俺はクスッと笑ってしまった。
「どこか笑うところありました?」
「ハハッ、別に。」
リレイアは首をかしげながらフルーツ牛乳の瓶の蓋をポンッと抜き、それを飲み始める。
彼女のぷるんっとした唇に付着した白濁色の液体に何故かエロさを感じる・・。



「ところでモミさん、他のポケモン達は?」
「ボールにしまっておいたけど。」
そう言い、俺にボールを見せる。
手持ち全員への飲み物代をケチったのかな?
「ちなみにフレスカちゃんもですよ♪」
「そうか。」
俺はとりあえず、彼女達の座っているベンチに腰をかけた。
「俺も何か飲もうかな。」
「ちょっと余ってるけど飲む?」
自分のフルーツ牛乳を俺に手渡すモミ。
彼女の行為は嬉しいのだが、それをしてしまうと間接キスすることになる。
さすがにリレイアの前ではそれはできないな。
「スイマセン、俺って牛乳とか苦手なんですよ。」
俺は彼女を傷つけさせない(?)ために嘘をつく。
やさしいものだ。
「ふ〜ん、だからあんまり身長が低いんだ。」
「!」
彼女の発言を聞き、俺はちょっとムッとした顔をする。
確かに俺の背は高くはない。
しかし、決して低いわけでもないはずだ。
「あれっ、気にしてたかな?」
「ちょっとだけ・・・。」
「フフッ、大丈夫よ。我慢してこれを飲めばちゃんと伸びるわよ♪」
そう言いつつ、俺に強引的に自分のフルーツ牛乳を持たせてきた。
今や完全に彼女のペースだ。
「マスター、好き嫌いはダメですよ。」
リレイアもニコニコ顔でこちらを見ている。
まあ、彼女が間接キスを気にしないのなら別にいいか・・・。
「じゃあ、ありがたく頂きますね。」
「うん。」
俺がフルーツ牛乳を飲むと宣言した瞬間、モミは少し笑顔になった。
いつもは美人系な彼女なのだが、今はちょっぴり可愛い系だ。
俺はゴクリッとフルーツ牛乳を飲み干した。
「あれっ、結構普通に飲めてるじゃない。」
そりゃそうでしょ、嘘で苦てと言っていただけなのだから。


「うげぇ〜、やっぱり不味い・・・。」
一応、無意味かもしれないが俺は下手くそな芝居をしておいた。
「偉いわよ♪」
パチパチッとモミは俺に拍手をする。
(ああ〜、これからモミさんの前で牛乳飲めないなあ・・・。)
俺がそんなつまらない事を考えていると―――
「ウギャー――――ッ!!!」
あの覗き組み二人の悲鳴が聞こえてきた。
一体何があったんだ!?
「うっ、あの二人やっちゃたか・・・。」
「えっ?」
「実は女湯には私達以外にもルージュラがいたんですよ。」
「ル、ルージュラ!?」
つまり、あの二人は今―――――――――
おっと、考えただけでも吐きそうだ・・・。





とりあえず御愁傷様 チ〜ン
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/02(Fri) 23:58
〜ポケサナ日記 いい湯だな〜

「フフッ、それでロゼリアがね―――」
「それなら私でもこうこうできますよ。」
二人の女性人は俺を無視してベンチで楽しそうに会話をしている。
まあ、俺としては別に会話に混ぜてもらおうという気もない。
何故なら俺には気になることがあり、今はそれどころじゃないからだ。


(何かエロいんだよなぁ・・・。)
現在、俺の目線は彼女達の胸に釘付け状態なのだ。
普段はあんまり気にならないのだが、今日は珍しい浴衣姿。
加えて火照った身体だ。
これなら自然と男なら見たくなってしまうはずだ。
(う〜ん、そういった点では俺もダイチと何の変わりも無いのかもしれないな。)
俺は変なところで納得する。

まあ、そんな話は置いておいて―――

こう改めて見てみるとリレイアの胸はやはりモミ程ではないな。
イヤッ、モミもそんなに大きくはないのかな?<だいたい俺、基準知らないし・・・
ただ、リレイアのBカップ宣言は嘘だと言う事がはっきりとわかった。
正直、全然まな板だ・・・。
「二人はまな板とペッタンコ+αかな?」
二人に聞こえない程度に俺は声を出す。
今思うと相当失礼な発言だな、コレは。

「んっ!?」
俺が喋ったすぐ後にモミが俺の方を向き、声をだす。
(ヤバイ、聞こえたか?)
俺は焦りに焦る。
この状況でリレイアにシンクロを使用されては俺の死刑は確定だ。

しかし、彼女は・・
「私の体に何かついてるかな?」
「えっ。」
どうやら俺の視線に気が付いただけのようだ。
俺はちょっと安心した。
「イヤッ、別にモミさんの体がイヤらしいなぁ―――って・・・!?」

バチンッ

「ぐへっ!」
痛い平手打ちだ。
つい油断して本当のことを言ってしまった。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/03(Sat) 00:00
〜ポケサナ日記 いい湯だな〜

「イテテ・・・。」
モミに平手打ちを受けた俺の頬は真っ赤に腫れあがり、ヒリヒリとした苦痛を俺に与えてくる。
その上、口からは血の味。
何やってんだか、俺は・・・。

「マスターが変なこと考えているから怒られるんですよ。」
リレイアが俺の腫れあがった頬をやさしく撫でる。
(イタッ!!!)
本人は善意でやっているのだろうが、逆に触られると痛い。
全く何の為のシンクロ能力なんだか・・・。


俺が痛みに必死で耐えている時、
瓶を捨てに行っていたモミが俺達の座っているベンチに戻ってきた。
また痛いのが飛んできそうだ・・・。
俺は少し身を退く。
しかし、彼女には別に怒っている様子はなかった。
それどころが――――
「ケイタ君、卓球しようよ♪」
と笑顔で俺を卓球に誘ってきた!
「えっ、怒ってないんですか?」
「そこまで根に持たないわよ。それで・・・、やってくれるかな?」
俺にはこのお誘いを断ることはできない。
今の彼女の上目遣いはそれくらい魅力的だった。

「別にいいですよ。」
俺は彼女からラケットを受け取り、ベンチから立ち上がる。
気のせいかもしれないが、頬の痛みもだんだん和らいできた。
「リレイアもする?」
俺はリレイアも一緒にどうかな?
と思って、誘ってみたのだが彼女は首を横に振る。
「スイマセン。お誘いは嬉しいですけど、私の背じゃちょっと・・・。」
なるほど――――
たしかに彼女の身長では卓球台には届きそうにない。
「俺達だけやっちゃっていいのか?」
「どうぞ、気にせずにお二人で楽しんでいて下さいよ。
私はフレスカちゃんやロゼリアさんと部屋で麻雀でもしてきますから。」
「麻雀・・・。」
(冗談―――だよな?)
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/03(Sat) 00:03
〜ポケサナ日記 いい湯だな〜

パーンッ!

ビュッ!

モミのお誘いで卓球を始めた俺達。
どっちも素人なのであんまりラリーは続かないのだが、これはなかなか良い運動になる。

小1時間も打ち合っているとさすがに両者に疲れがあらわれてきた。

パーンッ!

ビュッ!

「ねぇ、そろそろ終わろっか?私、疲れちゃった・・・。」
ラリーの途中でモミがしゃべりだす。
彼女の顔には少しだけ汗が吹き出ていた。
「えっ、もう疲れたんですか?
それじゃ―――、仕方ないですね。」
俺は余裕な表情をしながら球を止める。
俺の顔はまだいけますよ状態なのだが、本音ではこのラリーの終わりをずっと待っていたのだ。
しかし、男である自分から疲れたなんて言葉は出せない!
だからモミの言葉を聞き、ホッとしたのだ・・・。


俺はさっそく卓球の道具を返して部屋に戻ろうとした時、モミが俺の方に近づいてきて言った。
「ちょっと外に涼みに行かない?」
「外ですか・・・。」
残念ながら、特に涼みに行く気にはならない。
リレイア達が仲良くやっているかが心配だし、ついでだけどダイチ達を回収しに行く必要もある。<おそらく、ルージュラの悪魔のキスを喰らった疑いがある
「スイマセン、ちょっと今は―――」
俺は断ろうとしたのだが・・・

グイッ

(おっと!?)
モミが俺の手を掴んで外に向かう。
断ったはずなのに・・・。
「大丈夫、ちょっとだけ♪」
「えっ、あっ・・・、困りますよ。」
俺は少し抵抗する素振りを見せたのだがそれも無視だ。
最近、彼女の行動が妙に強引的になった気がする。
たぶん、ハクタイシティでのあの事件からかな・・・?
まあ、そんな事はどうでもいっか。
俺はそのまま彼女に連れて行かれた。




(気のせいか胸が当たっているような――――
ヤバッ、また鼻血が・・・。)
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/03(Sat) 00:05
〜ポケサナ日記 いい湯だな〜

ポタッ ポタッ

俺の鼻から血が床にたれ落ち、赤い水玉模様を描き出す。
「ケイタ君、鼻から血がでてるわよ。」
それを見たモミが俺の手を引きながらティッシュをくれた。
「あっ、どうも。」
俺はそのティッシュを受け取って、自分の鼻に詰める。
ティッシュの真白な色はすぐさま赤く染まっていく。
これはかなりの大量出血のようだ・・・。


本当は鼻血が止まるまで待ってほしいところなのだが、モミは問答無用で俺の腕を引く。
(どうして俺はこうも人の誘いを断るのが苦手なんだ?)
そう思いながら、ついに外まで連れて来られた。

ヒュウゥゥゥ―――

外では室内では感じられなかった、緩い風が俺の体に当たる。
「涼しい。」
自慢の長い髪をなびかせながらモミが言う。
(そうですか?)
俺にとって今の状態、はっきり言って寒いだけだ。
時刻は夜、それもお風呂あがり・・・
涼みとかそういったレベルでは無いような気がする。
この状況で涼しいとか、彼女の体はどういう仕組みをしているんだ?
俺は軽い疑問を持ちながらも、この寒さの試練に耐えることにした。
しかし、数分後―――


ブルブル・・・


(やっぱ寒い。)
小刻みに震える俺の身体。
もうこれ以上無理かも・・・。
そして、ついには―――
「くしゅんっ!」
と大きなクシャミと同時に鼻に詰めていたティッシュがピストルの弾の如く吹き飛んだ。
「寒いの?」
「当然――くしゅんっ、ですよ。くしゅんっ!」
俺は再びくしゃみをし、怒りながら言った。
鼻からは鼻水なのか血なのかもうわからないものがでてきている。

「ゴメン・・・。私、むしろ暑くて。」
(暑い!?)
さすがにそれはおかしくないか?
熱でもあるんじゃないんですか――――

俺はちょっと彼女のことが心配になって近づいた。
「風邪じゃないですか?」
そして、やさしく額に手を置いた。
けれども特に熱さは感じなかった・・・。
(平熱だよなぁ。)
「熱は無いけど、少し休んだ方が―――えっ?」

あまりにも大胆な行動
俺の体は完全に停止した

(えっ、あっ・・・。)

何と彼女は俺の右手を掴んで自分の胸に当てていたのだ。
俺の手に触れるやわらかい感触と感じる心臓の鼓動。
それもやけに早い。
「風邪とかじゃないの・・・。わかるでしょ、この心臓の鼓動。
ケイタ君と一緒に居ると、いっつもこうなっちゃ――――」

ブシュゥゥゥ――――

話の途中で俺には限界が訪れた!
鼻からは先程までとは比べ物にならないほどの血が噴出した。
「えっ、大丈夫!?」

「ん〜。」
頭がボーッとする・・・。
気付くと俺は地面に倒れこんでいた。
おかげで黒色のスーツは砂だらけ。

何が起こったんだろう――――
わからない。


「お、起きてよぉ。」
どこからか俺の耳元に届いてくるモミの声。
(何で彼女が・・・?)
どうも頭が回らない―――
周りはぼやけて見える。
彼女の声も少しずつ消えていく。

俺の目はゆっくりと閉じていった。



・・・

[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/03(Sat) 00:08
〜ポケサナ日記 いい湯だな〜

「うわっ!!!」
突然、俺は目を覚ました。
先程とは違い、少し前に料理を頂いたあの部屋の布団の中に寝転がっていた。
(何でここに?)
俺はワケもわからず、しばらくそのまま布団の中にいた。
すると、部屋の戸が開いてモミが入ってきた。
「ケイタ君、生きてる・・・?」
「生きてますけど。」
元気―――ではないけど、モミは俺の顔を見て少し安心した顔をした。
同時に俺は首を傾げる。
何が何だかさっぱりだ・・・。

「よかった。あれだけの鼻血を出してたから、もしかしたら――――って思って・・。」
少し笑いながら彼女がしゃべる。
しかし、俺には何の話か全く見えてこない。
「鼻血?」
俺は一旦、今日のことを冷静に――そして、ゆっくりと振り返ってみた。
(え〜っと、温泉の後に卓球をして、その後に外で・・・)

「あっ!」

ようやく思い出した!
あの時にモミの胸を触って――あぁ〜、鼻血をだして気絶したんだ。
俺は数回頷きながら納得した。
「どうしたの?」

「モミさんがここまで運んでくれたんですか?」
「うん。」
モミは首を縦に振りながらそう言った。
もしかして1人で――――――
そんなワケないよな。


「あの、そういえばリレイアは?」
部屋に戻ったハズのリレイアの姿が見えないので、さっきからずっと疑問に思っていたのだ。
「もう片方の部屋で麻雀してたわよ。」
(もう片方・・・?)
彼女が言うには、ダイチが寝室用にとった部屋は男用と女用の二つあるだそうだ。
ちなみに向こうのリレイアが居る部屋が女用でこちらが男用らしい。
それにしてもリレイア達が麻雀?
俺にはどうも想像できなかった。

「そんな事より、あれくらいで気絶してたら女の子と付き合えないぞ。」
彼女はそう言って、俺の額にデコピンを一発した。
本人は軽めにやったつもりだろうが、爪が刺さって意外と痛かった。
まあ、今はそんな事どうでもいい。
問題は彼女のあの大胆な行動だ!

「モミさん、その・・・困るんですよ。
俺にはリレイアがいるのにあんなことされると――――」
「あっ、ゴメン。」
笑顔で謝るモミ。
反省の色が全く見当たらない・・・。


「それから、俺をあなたの初恋の人の代わりと思うのは止めて下さい。
俺は俺です。そういうの何かこう―――、迷惑なんですよ。」
俺がそう言った瞬間、モミの顔つきが変わった。
何だろう・・・悲しんでる?
そして―――
「いつ、私がケイタ君とあの人を重ね合わせたかな?」
「えっ!?」
「確かにケイタ君はあの人に似てる。でも、私はケイタ君をあの人の代わりだなんて思ったことないわよ!
それに、人を好きになるってことはそんな単純な理由だけで成り立つものじゃないと思う。」
その台詞に俺の胸はギュッと締め付けられた。
確かにそうだ・・・。
それは俺が一番良くわかっていた事かもしれなかったのに。
「そ、そうですよね。モミさんはただ俺のことを思っててくれただけですよね。
スイマセン、熱くなって。」
俺は彼女に頭を下げた。
「別にいいわよ。」
彼女もすんなりと許してくれた。
(よかった。)


・・・。


(どうでもいいけど、何でこんなに近いんだ?)
今となってやっと気が付いたんだが、俺とモミとの間は数十センチしかない・・・。
手を伸ばせばすぐに届く距離。
そんな状態で俺達は薄暗い部屋に二人でいる。
俺はさっきの出来事をちょっぴり想像してしまった。
(自分から触らせてくれたんだから、別に俺からやっても―――)
膨らむ危険な妄想。
しかし、すぐに自分を正そうとした。
(俺は何考えてるんだ!俺にはリレイアがいる。)
俺はブルブルと顔を横に振りつけた。
先程あんな格好つけた事言っておいて、そんな事をしてしまったら示しがつかない。
しかし、彼女はそんな俺の意味不明な行動を見てさらに近づいてきた。
「な、何やってるの?」
ぐわぁぁ〜、顔近すぎだろ!
俺はめちゃくちゃに焦り、心臓の鼓動もどんどん上がる。
「さっきから何なの?」
さらにさらに彼女は近づく。
もう鼻と鼻がぶつかり合いそうな所まで来ている。
さすがにもう無理かも・・・。



そして、ついに一番恐れていたこと襲ってしまったのだ・・・。
(許して、リレイア。)


俺は一回、後ろを向いて深呼吸をしてから―――
「モミさん、ゴメンなさい。」
「へっ?」

ギュッ

俺は力いっぱい彼女を抱いた。
自分からモミを抱いたのはこれが初めてだ。
正直な感想、すっごく気持ちいい。
彼女も初めは驚いていたが、慣れると一切の抵抗を見せることはなく、そのまま素直にそれを受け入れてくれた。
「いいの?さっきまで迷惑って言ってたのに。
それにリレイアちゃんも・・・。」
「どうしても抑えきれないかったんです。」
俺はしばらくの間は彼女を抱いたまま放そうとしなかった。






今思うと、これが浮気か・・・
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/04(Sun) 22:56
〜ポケサナ日記 いい湯だな〜

触れ合う体と体。
モミの赤く染まった可愛らしい顔や彼女のほんのりとした甘い香り。
加えて数秒が永遠と感じられるこの時間。
お互いの息が荒くなってきている。
俺のドキドキはもうしばらく止まりそうにもない。

しばらく抱き続けて、その後に二人は唇同士を合わせだした。
俺の興奮はドンドン高まる。
もしかして、俺は彼女のことも好きなのかもしれない。
イヤッ、それともこの行為は場の流れから?
俺にはどちらかわからない・・・。
自分の気持ちがはっきりとしないのだ。
そんな俺は最低な男なんだろな。
俺はそう自分で思いながらも、彼女の胸に顔を当ててみたりしていた。
本当に最低な男だ。



(このまま押し倒して・・・いいのかな?)
おかしくなったのか?
俺の発想も小説存続のデッドゾーンまで到達している。
まあ、いくら彼女でもそこまでOKしないよな?
そう考えていた。

しかし、俺の考えを悟ったのか、彼女からは何ともエロい言葉が出てきた。
「メチャクチャにしてもいいよ。」
(メチャクチャですか・・・?)
何だか凄い響きだ。
さすがは大人といったところか。
「それじゃ・・・その―――――行かせて頂きます。」

グゥッ

俺は遠慮なく彼女を押し倒した。
雰囲気的にも、そして体勢的にも相当危険な状態だ。
そして追い討ちの如く、彼女は言った。

「脱ごうか?」
「はっ?」
(さすがにこれ以上はヤバイんじゃないか!?)
そう頭では思っていたのだが、体というものは正直に作られている。
俺の手は自然と彼女の浴衣に向かって伸びていった。
そして、胸元を今にも掴もうとしたその時、「マスター」とリレイアの声が俺の頭を過ぎった。



「あぁぁ―、俺は馬鹿かよっ!」
そうだ、俺にはリレイアがいるじゃないか。
愛する者がいる俺は何をやっているんだ!!!
これは完全に彼女に対する裏切りの行為だ。
俺はそっとモミの浴衣から手を引き、彼女の上から退いた。
「あれっ、何で退くの?」
「スイマセン、その場の雰囲気だけに流されてこんなことしちゃって。
でも・・・・・、やっぱり俺には無理なんです。」
俺は深々と頭を下げた。
本当に彼女には申し訳が無い。



「そっか。」
俺の言葉を聞いた後、彼女は荒れた浴衣を調えて起き上がった。
当然のことかもしれないが、息遣いは荒いままだ。
「俺、最低な男ですよね。二人の女性の双方の狭間で揺れ動いて、自分の気持ちがわからないなんて。」
「二人の女性―――って事は、私も候補に入れたってこと?」
「候補?」
俺は首を傾げる。
「好きな人の候補♪」
ああ、その候補か。
「たぶん・・・。」
「何、その曖昧なの。
まあ、別にいいけど。」
そう言って、彼女は俺にキスをした。
少し前まで互いにキスは何度もやっていたのが、さっきのが一番気持ちよかった。
「それでは、今日のところはここまでにしといてあげます。」
その後、彼女は手を振って部屋を出ていた。
(ここまでにしといてあげるか・・・。)
行動を起こしたのは俺なんだけどな。

俺はあの後、ルージュラにやられた疑いのあるダイチ達を回収しに行った。
案の定、彼らは悪魔のキッスで眠らされていた。
(運ぶの面倒だなぁ・・・。)
俺は嫌々ながらも、一人ずつ男部屋へと背負って行った。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/04(Sun) 23:02
〜ポケサナ日記 いい湯だな〜

〜女部屋〜

「リレイアちゃん、早く寝るわよ。」
麻雀道具の片付けも終わり、布団を用意しながらリレイアに向かってモミが言う。
彼女の顔はまだほんのりと赤い。
それにリレイアも気付いたようだ。
「モミ姉、汗をかいている上に顔が赤いですよ。風邪じゃないですか?」
モミはその言葉を聞き、少しドキッとした顔を見せる。
「た、卓球で疲れただけよ!」
「ふーん。」
「ほらっ、そんな事はどうでもいいから、寝ましょうよ。」
そう言って、モミは素早く布団の中に逃げ込んだ。
ケイタとの出来事は彼女に気付かれてはいけないのだ・・・。

「それじゃ、一緒のお布団で寝ましょ♪」
そう言うと、リレイアはもぞもぞとモミの布団に体を忍び込ませだした。
「な、何で?」
「暗いのって何だか怖いじゃないですか・・・。
それに、マスターはいっつも一緒に寝てくれますよ。」
(むぅ〜、羨ましい。)


〜男部屋〜

覗き組みは数十分後に目を覚ました。
顔には気色の悪い唇の模様がついている。
「くっそー、何であの場にはモミさん達の代わりにあの不細工共が居たんだよ!」
「ぐぬぅぅ〜、悔しいッス。」
彼女達の裸を覗けなかったからか、イラつきながら文句を言うダイチとシェルダー。
何気に気の合う二人だ・・・。
まあ、どうでもいいけど。


「お怒りのところ悪いんだけどさあ、俺はもう寝るから静かにしてくれよ。」
精神的にどっと疲れがでている俺はさっそく布団の中に潜る。
まだ、心臓は高鳴りしていた。

「なんだよ、もう寝るのか?」
「――うん。」
「ッス?」

・・・。

「何か、アイツおかしいぜっ。」
「口調がいつもと違うッス。」
さすがの彼らも俺の様子の変貌に気がついたようだ。
いつもの俺なら絶対に「うん。」など言わないだろう。
「あ――――、疲れてんだろ?
部屋の電気消してやるよ。」
俺を心配してか、ダイチは明かりを消してくれた。

プツンッ

「お休み。」
「お、お休みッス・・・。」


(リレイアに謝らなくちゃなあ―――――)
俺はそう思いながら、眠りにつこうとする。

こころなしか今日は眠り難い・・。

あっ―――そうか

隣にリレイアが居ないからか
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/04(Sun) 23:04
〜ポケサナ日記 いい湯だな〜

「うぅぅ〜ん・・・ムニャ、ムニャ―――――」
ケイタ君との昨夜の事件もあり、ぐっすり眠れなかった私は朝早くに目が覚めてしまいました。
隣を見ると、一緒に寝たはずのリレイアちゃんが居ない・・・。
(どこ行ったのかな?)
私は部屋中を捜してみたのですが、彼女の姿は現われませんでした。
「変ねぇ・・・。」
首を傾げながら私がそう言っていると、ガラガラっと戸を開ける音がしました。
私はリレイアちゃんかなと思って戸の方を見つめました。

しかし、それは彼女ではありませんでした――――

「モミさん!」
「えっ、ケイタ君?」
急に女部屋に入ってきたケイタ君。
昨夜の大胆な彼のこともあり、私は心臓がドキッとしたのに気が付きました。
(もしかして―――また?)
そう考えると、興奮してドキドキは加速する一方。

「ちょっとお話できますか?」
そう尋ねて、隣に座るケイタ君。
その時、私はハッとあることに気付きました。
寝起き直後の自分の姿は髪も乱れている上に顔も洗っていない。
こんな状態で好きな男性とお話なんて・・・
「ゴメン。私、髪の毛のセットとか全然まだで――――」
「別にそんなのいいですよ。」
気にする素振りを見せないケイタ君。
そして、彼はぎゅっと私の手のひらを握り、口をモゴモゴさせながら言いました。
「あの、俺と・・・」
「えっ?」

「俺と付き合ってください!」

突然の彼の一言・・・。
私のドキドキ状態の心臓も爆発寸前。
(これは夢じゃないの?)
そう思うのも当たり前の状況。
私は自分の頬を軽く指で摘んでみました。



「あれ、痛くない・・・。」



・・・・・



「はっ!」
今度こそ目を覚ましたモミ。
隣にはリレイアちゃん。
先程の出来事はただの夢だった。




「何か悔しい・・。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/04(Sun) 23:08
〜ポケサナ日記 いい湯だな〜

外へ出ると、美しい青空に輝く太陽。
それに気持ちの良い風がなびいていた。
「いい天気だな。」
俺は風で乱れた自分の髪を整えながら、少しずつ旅館から離れていった。


旅館から離れると、周りには岩場やら森林やらと多くの自然が残された地があった。
「けっこういい場所だな。」
俺は近くにあった岩を手で軽く触れた。
その岩はゴツゴツしているものの、日を浴びていたからか暖かい。
座るにはちょうどいいサイズだ。
さっそく俺はその岩に腰を掛けて、しばらく一服しようとした。
すると、後ろから声がした。
「お、おはよう・・・。」
「モミさん、何でここに!?」
突然の彼女の登場に俺は岩から転げ落ちるところだった。
「散歩してたら――――ケイタ君が居たから・・・」
彼女も散歩・・。
理由は俺と同じなのだろうか?


「・・・。」
「(///)」


さっきまでは彼女の事を彼程気にしていたのに、実際に出会うと何を話せば良いのか全くわからない。
モミも俺の顔を見ては下を向いて俺から目線を逸らす。
そんな感じでお互い何も喋らないまま時が過ぎていった。

(何か気まずいんだよなあ。)
(ケイタ君と何を話せばいいの?)
昨夜のことが引っかかり、同じようなことを考える二人。


「あのさあ〜。」
この噤口状態を防ぐためにか?
先に彼女の口が開いた。
「何ですか?」
「・・今まで通りでいいのかの確認がしたいの。」
「確認ですか?」
何の話かはよくわからないが、この沈黙状態が終わってくれたのには変わりない。
俺は出来るだけ普段と同じように話そうと心がけようとした。
しかし、それも次の彼女の言葉で必要なくなった・・・。
「昨日は何かこう――――大変なことがあったけど、今まで通りにあなたと接していいかって・・・(///)。
ああぁぁ――ゴメン、何言ってるんだろう私。変なこと言って。」
話の途中でこの場から逃げ去ろうとするモミ。
やはり、彼女も昨日のことから気になっていたらしい。
俺はそんな彼女の腕を掴んだ。
この気まずさを打開する彼女の言葉。
それを無駄にしたくはない。

「俺もその事が気になってたんです。でも、ありがとうございます。
さっきのモミさんの言葉を聞いて気が楽になりました。
俺もいつも通りに接したいと思ってたんです。」
「ケイタ君。」
彼女は何故か自分の頬をつまみだした。
「今度は夢じゃない!」
「夢?」
俺には何のことだが全く理解できなかったが、そんなことはどうでもいい。
彼女といつも通りの日々を送れる。
それだけで今は十分だ。


あれから少し落ち着いて、俺達は二人で旅館に向かった。
出会ってからの日はまだ浅いけど、彼女との旅はこれから・・・。
そのことが確認できた――――そんな朝だった。

(後はリレイアにどう謝るか・・・)
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/04(Sun) 23:11
〜ポケサナ日記 いい湯だな〜

軽い散歩の後、俺達はすぐに朝飯タイムに入った。
この時間になると、あのダイチと貝野郎もお目覚め。
しっかりとした奴らだ。
俺は一番近くの場所にさっそく座って食事体勢。
そして、モミが俺の右側へ。
同じようにリレイアが左側・・・。
(は、挟まれた!?)
「ええぇぇぇーっ、何でケイタの所にモミさんがっ!」
席に不服なのか、ダイチが不満そうに言った。
だが、俺にそんな事を言われても困るんだよな・・・。
「別に私がどこで食べてもいいでしょっ!
それより、早く食べましょ。」
「ぐぅぅぅ〜。」


モグモグ・・・


大勢で食べる朝食。
絶え間の無い会話が続き(大半はダイチ)、食事を盛り上げる。
俺も周りに合わせて笑ってみせるのだが、どうしてもある事他のことが引っかかって、完全には溶け込むことができない。
そう、リレイアの事だ。
今朝、モミとの関係は回復させることが出来たのだが、彼女にはまだ昨夜のことを話していないのだ。
と言うより、話すのが恐い・・。
一方的に俺が悪いので仕方ないのだが―――

「ケイタ君、お醤油とって。」
「あっ、どうぞ。」

一方的に俺が悪いので仕方ないのだが、一体何をされるかわからない。
もし、縁を切るなんて言われたら・・・。
俺の脳内で次々と最悪なストーリーが組み立てられていく。
いやっ、しかし・・さすがのリレイアもそこまではいかないだろう。
それより今は早めに――――

「これっ、ソースよ。」
「えっ、スイマセン。」

それより今は早めに謝った方が得策か?
(だあああぁぁぁ―――どうしよう・・・。)
俺が頭を抱えていると、モミが俺の肩を2、3回叩いた。
「醤油はさっき―」
「醤油じゃなわよ。」
ヒソヒソ声で話すモミ。
「リレイアちゃんに謝りたいんでしょ?」
「えっ、何でわかります?」
「だって、さっきからリレイアちゃんばかり見てるもの。」
なるほど。
それにしても勘の良いお方だ・・・。
「協力してあげるから、食事の後にちょっと来てね♪」
「はぁ。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/04(Sun) 23:13
〜ポケサナ日記 いい湯だな〜

食事の後、俺はモミにさっそく会いにいった。
彼女は女部屋のすぐ前に立っていた。
距離としてはかなり近いハズだが、なかなか彼女は気付いてくれない。
俺は仕方なく彼女を呼ぶ。
「モミさん、来ましたよ。」
「あっ、ゴメン。全然気が付かなかった。」
ちょっと恥ずかしそうにモミは笑う。
考え事でもしてたのかな?

「それで、協力って何してくれんですか?」
「あ〜、ただ・・・機会を作ってあげただけよ。」
「機会ですか?」
俺には良く言っている意味がわからない。
しかも微妙に過去形なのが気になる―――。

俺があんまり理解してない事に気付き(というか無理だろ)、モミは簡単にさっきの事に付け足しをしてくた。
「つ〜ま〜り〜、ケイタ君が話したい事があるって言ってたから部屋で待つように言ってあげたのよ。」
(待つように――――――えっ!?)
何か嫌なのが聞こえたような・・。
「誰に言ったんですか?」
「リレイアちゃんに決まってるじゃん。」
(くそおおおぉぉぉ―――――、やっちまったよこの人。)
それは協力ではなく、ただのお節介と言うのだ。
俺はまだ、どう謝ろうかも全く考えていない状態だ。
つまり、これは今からぶっつけ本番を意味する。


「モミさん〜、俺まだ何言えばいいのか考えてないんですよ。」
「あれっ、そうだったの?」
それを聞いてテヘッと笑ってみせるモミ。
既に他人事だぁ――――っ!!!!!

「まあ、部屋に入れば何か適当なこと思いつくよ。」
そう言って彼女は俺を強引的に部屋に押し込む。
「こ、困りますよ。」
そして、俺が中に入ると即座に・・
「後は頑張って♪」

バタンッ!

(し、閉められた・・・。)
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/04(Sun) 23:15
〜ポケサナ日記 いい湯だな〜

(し、閉められた・・・。)
俺は戸をトントンッと叩いてみたのだが、全く開けてくれる気配もない。
「えぇ―。」


「マスター、お話って何ですか?」
俺が部屋に入ったことに気が付いたリレイアは、部屋の奥から声を出してきた。
どうやら俺には逃げる場はもう無いらしい。
(うぅぅ〜、どうせ避けられない試練なんだ・・。)
俺はようやく観念して、彼女の方まで近づいて行った。


「お前に謝りたい事があるんだ。」
「何ですか?」
俺の少しばかり震えた声とは反対に、ニコニコした可愛らしい笑顔を見せるリレイア。
もしも俺が今からモミとの出来事を言えば、彼女を悲しませることになるだろう・・・。
だが逆に今は黙っていたとしても、後には必ずばれる。
謝るの今しかないのだ・・・。


「え〜と、その――――――」
詰まる俺の言葉。
昨夜のことを上手く口には出せないのだ。
そんな俺をじれったく思ったのか、彼女の口が開く。
「言い辛いことなら、私がシンクロで読み取りましょうか?」
俺は一瞬「そうして貰おうかな?」と言おうとした。
しかし、罪を犯したのは自分なのだ。
やはり俺自身が彼女に詫びる必要がある。
俺は首を軽く横に振った。

そして―――

「これを聞いたら、お前は俺のことが嫌いになるかもしれない・・・。
でも、絶対に言っておかなくっちゃいけないことがあるんだ!」
先程までの震えた声とは違う。
男が覚悟を決めたときに出す声だ。
そして、俺はリレイアに昨夜のことを全て話した。


揺れる動く思い

モミとの出来事

わからない本当の気持ち――――


彼女は俺の話したことをただずっと静かに聞いてくれた。
一言も話さずに・・・
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/04(Sun) 23:17
〜ポケサナ日記 いい湯だな〜

俺はリレイアに謝りながらも昨夜の出来事を全て伝えた。
何の偽りもなく、ありのままに。
そして彼女もそれをただ静かに聞いていた。

数分後、俺の話も終止符を打った。
しかし、リレイアは全く言葉を放とうとしない。
やはり怒っているのか?

「リ、リレイア?」
俺は少し不安な気持ちで、彼女の頭をコツいてみた。
すると―――
「んぅぅぅ・・・。んっ、話し終わりました?」
「へっ?」
これは予想外の展開だ。
俺が一生懸命リレイアに謝っていたのに―――
彼女ときたらお昼寝をしていたのだ!
流石の俺もこれには頭にきた。
だが、すぐに気を落ち着かせた。
(ぬぅぅ〜、怒ってやりたいところなんだが、悪いのは俺なんだ。
落ち着け・落ち着け・落ち着け・・・。)


「あ、あのさぁ、寝てたみたいだからもう一度言うけど―――」
「あっ、いいですよ。知ってますから♪」
「はっ、何で?」
それはおかしい・・・。
ちょっと前まで寝ていた彼女が、まだ誰にも話していないこの事を知ってるわけがない。
もしやエスパー?<あっ、タイプはエスパーか・・・

「昨日、モミ姉の様子がどうも変だと思ったのでシンクロを使ったんですよ。
そしたら昨夜のことも――――――。」
シ・ン・ク・ロ?
なるほど、昨日から事態は既に知られていたのか・・・。
(んっ、でも変だぞ?)
「それは変だろ!昨夜のことを知ってたのに、今朝から何でお前はそんなに冷静なんだよ?何で怒ってないんだよ?」
「それは私がモミ姉の気持ちを知ってたからです。あの人にもマスターを・・その―――
愛する権利はあります。だから、責めるわけにも・・・。」
モミに何も言わないのは俺にもわかる。

だけど、重要なのは俺のことだ――――――

「でも、俺を怒らない理由にはならない。違うか?」
何かこう言ってると、まるで怒って欲しいかのように聞こえるかもしれない。
イヤッ、もしかしたら実際そうなのかもしれない。
一度正されたい。
そう言った気持ちなのだ。

「別に怒ってないわけじゃありません。そのですね―――仕方ないんですよ。
嫌いになれない。それくらい、マスターのことが好きだから。」
嘘のない純粋な言葉だった。
「リレイア・・・、本当にゴメン。」
「いえいえ。」
俺が辛いとき、絶対に笑顔を絶やさないリレイア。
口ではああ言っても、本当は辛いはずなのに。
「やっぱり俺、リレイアのことが好きでよかった。」
その言葉を聞くと、リレイアはちょっと恥ずかしがってキャッと声をだした。


俺はそんな彼女の肩をギュッと掴んだ。
「最後にこれだけは言わせてくれ。」
「?」

コホンッ

「これからの旅、俺の気持ちがどう動くのかは俺自身にも全くわからない。
だけど、もしお前がこんな最低な男と一緒で良ければ・・・・
あぁぁぁぁ―、面倒だ。俺はお前と一緒にこれからもいたい!」
「一緒にいたい・・・、その言葉に嘘はありませんか?」
「無い。」
俺ははっきりと言い切った。
これが今の俺から出せる本当の気持ちなのだ!
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/04(Sun) 23:19
〜ポケサナ日記 いい湯だな〜

昨夜の俺の過ちを優しく受け止めてくれたリレイア。
これで全てが解決だと思ったのだが、俺はもう一つ大切な事があったのに気が付いた。
「あっ、続けてで悪いんだけどさあ・・」
「最後にって、言ってたのに何ですか?」
鋭い突っ込みだ。
まぁ、そこはスルーして。

「これからも、モミさんとは仲良く――」
と俺が言いかけると、彼女の口がサッと動き出した。
「そんなこと気にしてたんですか?大丈夫ですよー♪
それは少しくらいは妬くときだってあると思いますが、私もモミ姉のこと好きです。
ですからそんな嫌悪ムードなんて作りませんから安心して下さい。」
あんまりにも素早く、そしてリズミカルな早口で返答が来たので、少しばかり驚いた。
シンクロで先読みでもしてたのか?
(それにしてもモミさんが好きか・・・。)
よく考えればば二人はとても仲が良い。
こんなことは無駄な心配だったか?

「それならよかった。」
「フフッ、それに恋のライバルは一人くらいいないと物語も盛り上がりませんしね。」
ちょっぴり笑いながらリレイアが言う。
「ハハッ、何の物語だよ?」
俺も何故かつられて笑った。


俺達がそんな雰囲気で笑っている時、戸がスッと開いた。
最初はモミかなと思ったのだが、そこに居たのはダイチだった。
「ケイタァァァ――――ッ、何でお前がこのモミさんの聖域(女部屋)に居るんだよ!」
部屋に入った瞬間、荒れ狂うダイチ。
とことんうるさいお方だ。
「げっ、不良さ・・フゴッ。」
そんな彼に対しての禁句を言いかけのところで、俺はリレイアの口を塞いだ。
このワードをダイチの野郎に聞かれると、話がまたややこしくなってくるからな。
幸いリレイアの声は奴には聞こえてなかったらしく、何でだろうか一生懸命に部屋を見渡している。
だが理由はすぎにわかった。
「アレッ、モミさん居ないの?」
モミが居ないのを確認し、ダイチは軽く舌打ち。
たくっ、二人で良い感じだったのに。

「お前何しに来たんだよ?まさか、本当にモミさんだけが目的で・・」
「失礼だなっ、そろそろ部屋を出ないと時間的にヤバイんだよ!
だから早く出発しようと思って、伝えに来たんだ。お前も荷物まとめとけよ。」
それだけ言い残し、ダイチは部屋から出て行った。

(そうか、今日でこの温泉旅行もお終いかぁ。)
初めは嫌々という感じで来た温泉旅行も実際に来てみたら、とても思い出に残るものだった。<ある意味
色々とトラブルも起こったが、俺はこのダイチの企画でまた一歩成長した気がする・・・。
そう考えると、俺は今回も結果的にはダイチに助けられた(?)のかもしれない。
急にそんな思いがしてきた。
(一応、サンキュー。)






「フゴゴッ!」
そんな感謝の気持ちをどうのこうのしている間に苦しそうに俺の手をリレイアが叩く。
(やばっ、リレイアの口を塞いでたの忘れた。)
俺は慌てて手を離した。
「ゴメン、苦しかったか?」
「少しだけ。」
口を尖らせるリレイアだったが、そんな顔もまた可愛らしかった♪
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/04(Sun) 23:21
〜ポケサナ日記 いい湯だな〜

「それじゃ、出発しましょうか?」
「了解」
バッグを背負い、服装を整えてから俺が言う。
短かったがとても充実した温泉旅行も終わり、今俺達は次のバッジを手にするためにヨスガシティに向かうところなのだ。

「ケイタ、頑張れよっ。」
出発の前にダイチが俺を呼び止めてから言う。
頑張れ・・彼にしては滅多に口にしない珍しい言葉だ。
「やっぱりお前はついて来てくれないのか?」
「当たり前だろ。何で俺までギンガ団に狙われなきゃいけないんだよ。
俺はそんな野蛮な旅は絶対ゴメンだぜ。」
荒々しくダイチが言う。
「そうか、危険だしな。」
「ああ、それと言い忘れたことがある。」
(言い忘れ?)
口止め料金でも残っているのか?
俺はとりあえず聞いてみた。
「何だよ?」

・・・。

少し間を空けてから、彼はようやく言葉を口にした。
「死ぬなよっ!」
どうやらその事を気にしていたらしい。
俺も彼に心配をかけまいと思い、笑いながら言う。
「馬鹿、主人公は死なないんだよ。」
「あっ、そうだったな。(でも主人公は俺だけど・・・)」



「マスター、バスが来ましたよ。」
バス停で待機していたリレイアが俺を呼ぶのが聞こえた。
出発の時間だ。
「それじゃぁ―、行ってくるな。」
俺は軽く手を振り、バスへ向かう。
「おう、またなっ。」
彼もまたブンブンと手を振りながら俺達を見送る。
彼らしいと言えば、彼らしい見送り方だ・・。
俺はリレイアと一緒にバスに乗り込み、そのままヨスガシティへと出発した。

互いの気持ちを確認しあった今日・・・
また新たな旅の始まり。
何となくそう感じた。




そして―――
「行ったか・・・ククッ、実は口止め料はまだまだ残っているんだよね〜♪
よっしゃ―っ、この大金を駆使してトバリのカジノに乗り込むぜっ!」
最後の最後に最低な言葉を叩き付け、ほくそ笑むダイチの姿。
バスに乗った俺には、全く気が付けなかったがな・・・。


いい湯だな編 完!
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/05(Mon) 21:32
〜KABBALISTIN〜

ギンガ団の基地

4匹の謎のポケモン達が集まる怪しい会話―――。
「チッ、例のガキ共からさっさとあの石ころを回収しないと、アカギ様がお怒りだぞっ!」
真中の一匹のポケモンが周りのメンバーに言う。
場所からしてもこのポケモン達のリーダー格といったところであろう。
「簡単に言いますけど、彼等はかなり強いらしいですよ。ねっ、フィンケルさん?」
もう一匹の♀(?)は可愛らしい声でフィンケルに問い掛けた。
しかし、フィンケルは黙ったまま。

「・・・。」

「おいっ、無視か?」
フィンケルの態度にイラつきを見せるリーダー。
それに4匹目も加わる。
「だいたいフィンケルもフィンケルだぜ。せっかくのチャンスを台無しにした上にメタルコートも粉砕。
俺がアカギ様だったらお前殺してるぜ?」
「まぁ、落ち着いて下さいよ・・。」




「さっさと本題に入るぞ。まず、お前達に重大な知らせがある。」
リーダーが声を少し変え、真剣な顔をしだした。
それにつられ、周りの雰囲気もガラリッと変わった。
「お、お知らせって何ですか?」
「一つ目はアニアが殺されたということだ。」

「!!!」

「アニア先輩が?嘘・・・。」
「嘘じゃない。ゲンとマイという二人組にやられたらしい。」
「ああ〜、最近になって俺達ギンガ団の邪魔をしているって言うあの二人組か・・・。」
リーダーは頷き、そして話を続けた。
「二つ目は全員知っていると思うが、この組織から抜けたあのエルレイド。
ファントム=S=イリィ−ヴの抹殺命令が出たということだ。」
サラリッと口にする抹殺という台詞。
全員の顔が恐怖に染まった瞬間だった。
「ファントムの抹殺かよ・・・、そんなの誰がやりたいんだ?
言っちゃなんだが、タイマンでやったら確実に死ぬぞ?」
「まあ、その話は後にしておく。そして、最後は石の持ち主であるケイタとモミが既に手を組んでいるということだ。」
「それは前からフィンケルさんが言ってましたね。」
「それで、俺達はどうしろと?」
急かす一匹のポケモン。
「まずは情報が漏れぬようにとファントムの抹殺。
そして、石の奪回を目的に俺達は動く。
希望のある奴は名乗れ。」



「石はオレ様が行く。」
ようやく口を開いたフィンケル。
やはりケイタ達にまだ恨みがあるらしい。
だが、待てよと言わんばかりにもう一匹が言う。
「ハァ?一回やられたお前に任せられるかよ!
わかった、ファントムと殺り合うのが恐いん―――」

キィィィンッ!

そのポケモンに向かってのフィンケルの攻撃。
そして、相手もそれを弾く。
「少し黙れ・・・。」
「ああん!?」
「おいっ、喧嘩はそこまでだ!」
「リーダー、でもフィンケルの野郎から・・・。」
「挑発したのはお前だ。フィンケルも殺されたくなかったら、手を下ろせ。」
「フンッ。」
両者が戦闘体勢を解除する。
どうやらリーダーはこの二匹を止められるだけの実力者のようだ。


「さて、話の続きだ。それでは石はフィンケルに任せる。
ファントムはお前達二人組みに任せた。」
「げっ。」
「了解です♪」


「それでお前は?」
フィンケルがそう尋ねると、リーダーは鼻で笑った。
「俺はゲンとマイの二人だ。」

「わ〜い、何かワクワクして来ましたね♪」
「気楽な野郎だっ。ファントムは居場所を探すだけでも大変だぜ。」
「大丈夫ですよ〜、何となく場所はわかりますから。」


「雑談はそこまでだっ。お前等、ハデに行って来いよ!」
「ハ―イ♪」
「フッ。」
「・・・。」


こうしてギンガ団のメンバー達はそれぞれの目的と共に旅立つのであった。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/05(Mon) 21:34
〜Suspend〜

「暇だなぁ〜。」
時刻はちょうどお昼過ぎといったところか?
俺はたった一人でヨスガシティのポケセンで仲間の帰りを待っていた。
正直なところ、何もすることが無いので暇でしょうがない。

そもそも何故こんな事になったのか―――
それは数時間前のことだった・・・

ヨスガシティのポケセンに到着してから、一夜が過ぎたその日の朝
「ケイタ君、今日は私街の外でポケモンゲットして来るね♪」
朝からテンションの高まったお嬢さんが俺に言う。
手にはモンスターボールを持っている。
格好から見ると、かなり張り切っている様子だ・・・。
「何でまた急にそんなことを?」
「う〜、だってこの前ケイタ君がギンガ団に狙われたでしょ。
それってアイツ達が本格的に動いてきているってことじゃない?
だから、対抗策にでもって―――――」
なるほどね、俺にも彼女の言いたいことはわかる。
実際、俺も温泉の時からギンガ団の事は気になっていたのだ。

「じゃあ、気を付けて行ってきて下さいね。」
「あっ、それとリレイアちゃんも借りてくね。」
「!?」
今まで全く気が付かなかったのだが、ちゃんとリレイアもモミの隣に居たのだ。
しかも彼女までやる気マンマンだ。
「えっ、でも―――」
今日はせっかくヨスガシティに来たので、俺はリレイアと一緒に街の観光でも楽しもうと密かに思っていたのだ。
だが、そんな俺の思いも虚しく散った。
「だって約束したもんねぇ♪」
「はい♪」
互いに顔を合わせて言い合う二人。
これは止められそうにはない。
(素晴らしい友情ですこと・・・。)



二人がポケセンを出てから数時間、俺はやることも無くただ時計の針がコンパスの如く周り続けるの延々と目で追っていた。
だが、それも限界だ。
「二人共いないと意外と退屈なんだよなぁ。
そうだ、シェルダーでも呼び出し――――あれっ、ボールが開いてる?」
俺は貝野郎とでも遊んでやろうと思い、ボールから彼を出そうとしたのだが既に開いた状態。
出した覚えは全く無い。
代わりに貼り付けてある一枚のメモ用紙が目に止まった。
ケイタ:「何だこれ?」
俺はそのメモ用紙をペリッと取り外して読んだ。

『今日はフレスカとデートッス!夕食の時間には帰るッス♪』

「何―!!!!」
確かにあの二匹は仲が良かったが、まさか事態はここまで発展していたとは
俺も気が付かなかった・・・。
(クソッ、シェルダーの奴・・・フレスカが♀だったと知った瞬間に動きやがったな。)
俺はメモ用紙をぐちゃぐちゃに丸めて地面に叩き付けてやった。

「ちょっと、室内でのポイ捨ては止めてください。」
だが、すぐに怒られる・・・。
「あっ、スイマセン。今すぐ拾いますんで・・・。」
(何でこうなるんだろ?)


このようなやり取りが何度も何度も続き、現在にあたる・・・。
「早く帰って来ないかなぁ〜。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/05(Mon) 21:38
〜Suspend the second〜

一体あれから何時間もの時が流れたのだろうか?
俺は彼女達の帰りをずっとずっと待っていた。
「早くジム戦したいな―。」
髪の毛に指を引っ掛けて、それをクルクルッと回しながら軽く独り言。
俺も相当暇なようだな。

そんな時、部屋へ誰かの足音が聞こえてきた。

タッタッ!

ようやく誰かのお帰りのようだ。
だが、やけに早足なのが気になる・・・。
俺は重い腰を上げ、部屋のドアへと向かう。
ずっと椅子に座っていたせいか、足がジ〜ンと痺れるのを感じた。

ガチャ

「誰ですか?」
俺がそう言って、ドアを開けると目の前にはリレイアが居た。
何故か顔は涙で汚れている。
「マスター・・・、ふうぇ〜ん。」
そして俺の顔を見た瞬間に泣き出すリレイア。
彼女らしくもない・・・。
「どうしたんだよ、リレイア?」
俺はポッケからハンカチを取り出し、涙を拭き取りなが尋ねた。
すると、彼女はまたまた目から涙を噴出しながら言う。
「ふうぇ、モミ姉が・・グスンッ。」
(モミ姉?)
つまりそれは彼女と喧嘩でもしたということか?
今朝はあんなに仲が良かったのに・・・。
女の子という生き物は不思議なものだ。

俺は再びリレイアの顔をハンカチで拭き、彼女が落ち着くようにと頭を撫でた。
「それで、モミさんがどうしたの?」
「グスンッ、私を苛めて――」
そう彼女が言いかけた時、部屋のドアが勢い良く開けられた。

ドンッ!

「痛っ。」
「あっ、ゴメン。当たった?」
「・・・。」
まるで漫画のようなグッド(?)タイミングでモミの登場。
同時に俺の鼻からは再び血が・・・。<さすがに折れたんじゃないの?

「うぅ!」
モミの急な登場に驚いたのか、リレイアが俺に抱きついてきた。
しかも怯えている。
「モミさん、リレイアに何したんですか!?」
俺は険しい表情で彼女を睨み付けた。
リレイアがこんな状況になるなんてただごとではないハズだからだ。

だが、彼女は―――
「誤解だって、ケイタ君。私は何もしてないわよ。」
「でも、現にリレイアが苛められたって―――」
「とにかく、話だけでも聞いてよ!(後、鼻血出てるわよ)」
「話?(鼻血はモミさんのせいですよ)」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/05(Mon) 21:41
〜Suspend the third〜

何故リレイアは泣いているのか?
今回はそれについての真相に迫った―――

「リレイアちゃんが泣いてる原因は、実は私が捕まえたポケモンにあるのよ。」
そう言って、モンスターボールを手にとるモミ。
(捕まえたポケモンに問題があるって――――
一体何をゲットしたんだ?)
何気にリレイアよりそこん所が気になってくる。

「それで、そのポケモンって何ですか?」
俺が尋ねると、彼女は何故か躊躇いながら言った。
「出してもいいの?」
「えっ?いいですよ。」
俺自身は許可を求めてくる理由がわからなかった。
そんなワケで普通にOKすると、会話を聞いていたリレイアはビクッとした顔をした。
(あっ、リレイアが居るんだ。)
「嫌ぁ―――!!!!!」
もちろんの事だが、リレイアは泣き叫びながら部屋から出て行ってしまった。
(本当に何を捕まえたんだ?)



リレイアが脱走してしまい、部屋には今朝と同じような静かさが戻った。
「じゃあ、さっそく出してみてくださいよ。」
「うん。」
返事と共にモミはボールを床に投げた。
ボールはポンッと音を出し、開く。
そして、一匹のポケモンが俺達の前に姿を現したのだ。

(こ、このポケモンは・・・)

「今朝捕まえたのって、このガーメイルですか?」
そう、彼女が捕まえてきたポケモンの正体は、ミノガポケモン
ガーメイルだったのだ。
言っちゃなんだが、趣味が悪い。
(でも、何でリレイアはガーメイルを嫌がるんだろう?)

「モミさん、リレイアはこのポケモンの何処が嫌なんですか?」
「基本的にあの子、虫とか苦手らしいの。」
そういう訳ですか・・・。
彼女にも意外な弱点があったようだ。<まぁ、タイプ的にも相性悪いから意外でもないか
あれっ、でもストライクも虫タイプのハズなのに平気そうだったなぁ?
蟷螂系はOKで、蛾系は苦手ってこと?
(何だかややこしいな。)



「うぅぅ〜、せっかく捕まえたのにこの子はリレイアちゃんと仲良くできそうにないのよね。」
少し残念そうな顔をモミがする。
ガーメイル自体は気味悪くはないと思うのだが、リレイアが虫苦手ならそれは仕方が無いのかもしれない。
「まあ、リレイアもすぐになれますよ♪」
「そうかなぁ?」
「大丈夫ですよ。ガーメイル自体は中々可愛いですし。」
咄嗟に俺の口から彼女を慰めるために出た嘘の言葉。
いくら何でもガーメイルが可愛いとは誰も思わない。
だが、彼女は―――

「ケイタ君もそう思う!?
でしょ、でしょ〜、ガーメイルってすっごく可愛いわよね♪
良かったら抱いてみる?」
(えっ、本気で可愛いと思ってたんだ?)
俺は改めて世界の広さというものを知った。
同時に抱きたくもないガーメイルを押し付けられる。
はっきり言って断りたいところのだが、それが出来ないところが妙に悲しい。
(前にもこんなことがあったような・・・。)


「それじゃ、抱かせていただきます・・・。」
「えへへ。」
(何ですか、その笑い?)
俺は嫌々ながら蛾を抱こうとしたその時―――
「ちょっと待ってぇぇーやぁ。」
「ん?」
急に本人からストップがかかったのだ。
俺はワケもわからないまま、蛾から手を離す。
「何で僕がこんな目つきの悪いにーちゃんに抱かれなあかんの?
どうせ抱いてもらうなら、そっちの美人なおねーちゃんやろ。」
そう言って、蛾は俺の手元からモミの所までパタパタッと飛ぶ。
これには俺もむかっ腹が立った。

「モミさん、俺生理的にこの蛾を受け入れられません。」
「えっ、さっきのは―――きっとただの冗談よ。許してあげてよ。」
「嫌ですよ!聞きました、あの言葉?
むっちゃ腹立ちますよ!
何でこんなの捕まえて来たんですか!?」
「だってアニメの流れに沿ったら―――」
アニメの流れ?
何の話かさっぱりだ。

「何かモミさん、初対面の時とはイメージ変わりましたね?」
「えっ〜、ダメかな・・・そういうキャラ作りしなきゃ?」
「別に・・・。」
一体この差は何なんだろう。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/05(Mon) 21:43
〜手料理〜

「おはようございます。」
起床直後、寝ぼけヅラで俺が朝の挨拶をする。
だが、食堂にはモミが一人だけ本を読んでいるだけでリレイア達の姿が見えない。
時計を見ると、まだ6時。
何故か早起きしてしまったようだ・・・。<モミさん、早っ!

「あっ、おはよう。」
彼女の挨拶がちょこっと遅れて返って来る。
本に夢中だったのだろう、俺が話し掛けるまで全く存在に気が付いていなかったのだ。

パタンッ

一度本を閉じてから、俺に向かって彼女が言う。
「朝食まだだよね。何か私が作ってあげようか?」
「いえっ、別にいいですよ。普通に注文しますから。
それに、いつも悪いですし・・・。」
「大丈夫、簡単なの作るだけだから。」
そう言うと、彼女は自分の部屋に戻っていった。
(お料理好きなのかな?)



数十分後、腹を空かしながらテーブルを齧る俺の前にモミがやって来た。
片手には食器がのっかている。
「足りなかったゴメンね。」
テーブルにトンッとお皿をのせるモミ。
今日の朝はサンドイッチのようだ。
本人は簡単な物とは言っていたが、どう考えてもこれは手が込んだ代物だ。
どこで手に入れたかは全くわからないが、パンの中に挟んである物の種類は多いし組み合わせも様々だ。
それにパンの一つひとつがプラスチック製の何だか良くわからない針状の物で止められていて中々シャレた一品となっている。
「わざわざありがとうございます。とってもおいしいですよ。」
俺は軽く二、三個それを口に詰め込みながら礼をした。
「よかった、喜んで貰えて。」
彼女も嬉しそうな顔をして俺の食事する姿を見つめる。
何となく微笑ましい光景だ。


モグモグ♪


「ごちそう様でした。」
俺の食事もあっという間に終わる。
彼女の料理はとってもおいしいかった。
この前、ポケセンでサンドイッチを食べたことがあるが、あんな物より遥かに美味だ。
「食器片付けてくるね。」
「それくらいは俺が―――」
「別に気にしなくていいよ。」
モミはお皿を持ち上げると、そのまま自分の部屋へ後片付けをしに行ってくれた。
(働き者だなぁ、モミさんは・・・。)
料理も得意で面倒見もよいモミ。
こういう女性こそ、良い妻になれるのだろう。
そして、自分で言うのも何だが彼女は俺のことを思っていてくれている。
俺はニヤけながら、そう思った。


一体この男はどこまで腐っているのだか・・・。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/05(Mon) 21:46
〜到着ヨスガジム〜

「もう出発するんですか〜?」
まだ起きたばかりのリレイアはだらけた顔をしながら言う。
対する俺の目は早くもパッチリ状態。
「早めに行かないと、バトルが終わるのが昼過ぎになるだろ。」
俺はそう言って伸びきったネクタイを締めなおす。
今日はこのヨスガシティのジム戦の日であるのだ。

「うぅ〜、何でお昼までに終わらせたいんですかぁ?」
「だってお前ら、お昼過ぎたら帰りに外食させろってうるさいだろ?」
リレイアは俺に鋭い所を疲れ、うっ!とした顔をする。
何だかんだ言って、俺もリレイア達の気持ちが薄っすらと理解できるようになってきているのだ。
「偶にはいいじゃないですか、外食も。」
「偶にはか・・・。う〜ん、あんまり甘やかすとクセになるだろ?
特にお前の場合・は・な・っ!」
俺は軽く彼女の額を小突いてやった。
同時に彼女も顔をフワンテのように膨らませて見せる。
「むぅ・・。」
「ほらっ、すねてないで行くぞ。」
「は〜い。」
(気の抜けた返事だな・・・。)




ポケセンを出発してからしばらく。
俺達はヨスガジムに到着した。
さっそく扉を開けてみたのだが、案外大した設備はない。
前の2つのジムの時はいろいろと仕掛けが用意されていたが、ここのジムは別にそのような特別な物があるわけなさそうだ。
俺はとりあえず中に入って、ジムリーダーを探していた。
しかし、居る気配がない・・・。
「ナタネさんの時と同じだな。」
そう呟いていると、代わりにある人物が現われた。
あの何故かいつもいる審判だ!
「やぁ、やはり来てたか。」
「ま、またですか・・・?」
呆然とする俺。
これが最新クローン技術というものか?
そう疑ってしまう程、不思議な現象だ。
そんな俺とは逆に彼は冷静に話す。
「ここのジムリーダーであるメリッサさんと競いに来たんだよね?
なら、この参加者登録書をよく読んでから記入してね。」
そう言って渡される一枚の用紙。
俺もそれを素直に受け取る。
「はあ?」
参加者登録書なんて今まであったか?
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/05(Mon) 21:52
〜Shall We Dance?〜

審判から渡された一枚の参加登録書。
俺はとりあえずそれに一通り目を通してみたが、書いてあることはいたって普通だった。
参加ポケモンの登録法やら、ルール、細かい日時に服装――――?

「んっ、日時に服装・・・。あの〜、これは何の参加登録書ですか?」
「あれっ、もしかして知らないの?
ヨスガでのバッジの手に入れ方はバトルじゃないんだよ。
その紙の上の文字を良く見てごらんよ。」
「はぁ。」
俺は良くわからないまま、言われた通りに用紙のてっぺんに印刷された文字を眺めた。
すると、そこには大きくこう書かれていた。


―ポケモンコンテスト参加登録用紙―


「・・・。」
俺は自分の体が一瞬で固まるのに気が付いた。
(コ・ン・テ・ス・ト?)
審判:「あれれっ、やっぱり知らないのか。
ここヨスガのジムはとっても珍しく、バトルではなくてコンテストで勝敗を決めるんだよ。」
「何でまた?」
「ここのジムリーダーであるメリッサさんが言ってたんだよ。
真のポケモントレーナーのポケモンは強さだけではなく、美しさも必要だ、ってね。」
(・・・。)



ヨスガのポケセン

「どうしよ〜、コンテストなんて俺やったこと無いのに。」
帰宅後、俺は一人で悩んでいた。
バトルにはある程度の自信が付き、上がり調子の俺達に対してのコンテスト勝負は苦難の壁だったのだ。
俺が部屋であれこれ考えていると、親切にもリレイアが飲み物を抱えてやって来た。
「まぁ、そう焦らずにお茶でもどうぞ。」
「ありがとう。」
俺ありがたくそのお茶をいただいた。
おっと、ちょっと熱いな。

ズズゥ―

「あのさ、リレイアって踊りとかできる――――?」
俺のいきなりの質問に少し慌てる彼女。
「ん〜、知りませんけど・・・。」
何とも曖昧な返事だ。
俺もその返事には少し困る。<結局どっちなんだろう?
すると、朝の読書の続きかどうかは知らないけど、部屋の隅で本を読んでいたモミが言う。
「たぶん踊れる方じゃない?
キルリアって楽しくなると踊り出す習性があるらしいわよ。」
踊りだす習性!?

「えっ、それじゃ、リレイアにコンテストとか頼めるかな?」
俺の頼みなら断れない・・・。
リレイアはそんな顔をする。
「別にいいですけど。」
「やったっ、サンキュ―。」
よ〜しっ、踊りが得意ならこの勝負いけそうだ!
何たってリレイアは顔もスタイル―――は別として、かなり良い方だ!
ようやく打開策も発見できて、俺も少しは落ち着き始めた。

「それじゃあ、コンテストは一週間後だからそれまでに修行だ。」
「は〜い♪」
うっとりするような可愛い返事。
自分からの期待が嬉しいようだ。
(これはマジでいけるぜ!)

そんなことを考えている内に彼女が俺の足下まで寄って来ているのに気が付いた。
大体言いたいことはわかる。
「良いよ。おいで。」
俺は軽く手で彼女を招いた。
彼女もそれを見ると、即座に俺の膝上に乗って笑う。
「えへへ、ここが一番落ちつくんですよ。」
「変な奴。」
そうこうして、俺達がイチャイチャとしていると――

パタンッ!

「短いなぁ。」
急に本を閉じて、俺に聞こえるくらいの大きさでモミがそう呟いた。
もちろん俺には何が短いのか全く理解できない。
「どうかしました?」
「わかんないなら良い!」
怒っているのか?
モミは思いっきりドアを開けて、そのまま部屋から出て行ってしまった。
(何か不味いことしたかな?)
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/08(Thu) 22:59
〜Haunting Envy〜

何故か怒って部屋を出て行ってしまったモミ。
理由は全くわからない。
俺はただそんな彼女の後ろ姿をずっと見ていた・・・。

「追いかけなくてもいいんですか?」
「んっ?」
どうしてか、彼女がわざわざ俺にそんな事を言った。
自分を置いて、他の女性を追いかけても構わないと言うことだろうか。


他の女性・・・。


(あっ!)
その時、俺の頭にはあることがピ〜ンときた。
俺は馬鹿だ。
「リレイア、ありがとう。俺行かなくっちゃ。」
「?」
俺は部屋にリレイアを置いて、モミを全速力で追いかけた。
(クソッ、怒るのも当たり前だよ。)



「ちょっと、待ってください!!!」
部屋を出て、俺はモミを大声で呼んだ。
あまりにも大きな声だったので、周りの人もジロジロとこちらを見ている。
モミも少し、周りの視線を気にしながらこちらを振り返る。
「何かな?」
声は普段と同じようだが、明らかに顔は怒っている。
それも当然だろう。
自分の好きな男性が他の女とイチャイチャしている姿を見て、気分を良くする人間などいるはずがないのだから。

「俺が悪かったんですよね。モミさんの前でリレイアと―――」
俺ははっきりと謝ろうとした。
だが、彼女は俺の言いかけのところで自分から謝ってきた。
「私こそゴメン。」
「えっ!?」
「本当にゴメンね、ついカッとなっちゃて・・・。
その〜、ケイタ君もこんな嫉妬深い女って嫌いだよね?」
(!!!)

自分から怒って、自分から謝る・・・。
これは新手の男を落とすテクニックなのだろうか?
それくらい、今ので俺の胸はドキッとした。<単純だなぁ

「そ、そんなことないですよ。俺だってモミさんが他の男と一緒にいたら普通に嫉妬だってします。」
俺の口からとっさに出た凄い言葉。
よくこんな恥ずかしい台詞がでるものだ。
「ケイタ君が嫉妬かぁ・・・・。フフッ、ありがとう♪
そう言って貰えると、何だか嬉しいな。」
俺の言葉の後は、すっかりと怒りの表情も消えてむしろ笑っている。
本当に胸キュンだ・・・。<意味不明


「後、短いって何がですか?」
「あ〜、全然気にしなくてもいいよ。(こっちの話だから)
それにもう、疲れちゃってるから部屋に戻るね。」
「はぁ。」



短い・・・
この意味はいったい何を意味していたのだろう―――?
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/08(Thu) 23:01
〜親切?〜

ヨスガジムのポケモンコンテストまで、残り5日間の俺達は毎日真面目にダンスの特訓をしていた。

ズンチャ ズンチャ

流れる音楽に沿って踊るリレイア。
モミの言った通り、ダンス自体はかなり上手いようだ。

「は〜い、もっと笑顔でぇ。」
リレイアの表情が硬くなるたびに俺は手をパチンッと叩いて注意した。
ダンスは上手いのだが、緊張のせいか表情が暗いのだ。
「こうですか?」
彼女も一応は笑ってみせようとするのだが――――

バタンッ

「まただ・・・。」
表情に意識がいくと何故か転んでしまう。
ここ二日間の練習は延々とこれの繰り返しだ。
そして、また踊りだし――

バタンッ

(たぶん、疲れてもきてるんだろうな・・。)
俺は彼女の疲労が心配になり、そろそろ今日の練習を打ち切ることにした。
「疲れてるだろ。休憩にしようか?」
「ふぇ〜、スイマセン。失敗ばかりで・・。」
先程からの失敗を気にしているのだろう。
彼女からはいつもの元気が感じられない。
「そう落ち込むなって。ジュースでも買って来てあげるからさ。」
俺はリレイアをなだめながら言う。
しかし、彼女はまだヤル気のようだ。
「いえっ、私まだまだ疲れてません。
踊りの練習だって、ほらっ―――」
俺にまだ踊れるというところを必死でアピールしようとする。
だけど、足下はフラフラで無理しているのがはっきりとわかる。

「お前が大丈夫でも、俺が疲れたの。
ほらっ、何が飲みたいんだ?」
とりあえず、俺は何としてでも休憩させようとした。
彼女が怪我でもしたらコンテストに出場すら許されないし、やっぱり体も気になるからだ。

「やさしいんですね。」
彼女は俺を見つめ、手をギュッと握った。
「あん?」
「シンクロでわかります。別にマスターは疲れてないんでしょ?
ただ私を休ませてあげたいと思って・・・。」
全てお見通しの彼女。
何だか、さっきの自分の台詞が急にクサく感じられる。
「それがわかってるなら、しっかり休んどけよ。」
俺は照れ隠しに怒りながら彼女を無理やり床に座らせて休ませる。
「それじゃ、ジュース買ってくるけど、お前はりんごジュースでいいだろ?」
「はい。」
リレイアは嬉しそうに頷く。
俺はやれやれといった表情でそのまま自動販売機へ向かった。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/08(Thu) 23:04
〜ダイレクト〜

ウィ〜ン ガコン

わざとらしい機会音と共に自動販売機から出てくる一本のジュース。
俺はそれを手にとり、リレイアの居る部屋まで向かった。
(冷たいなぁ。)


「えぇ〜、無理なんですかぁ?」
部屋に戻る途中、二匹のポケモンが女医さんと何やら口論をしているのに目が付いた。
一匹はムウマで、もう片方は――――え〜と、たぶんマニューラだと思う・・・。
俺はちょっと興味がわき、聞き耳を立ててみた。
「ですから、トレーナーがいないポケモンのお部屋をとるわけには――」
「私達は野生じゃないですよっ!」
「ぶっ潰すぞ!」
あんまり何言ってるか聞こえないけど、機嫌の悪そうに文句を言っているみたいだ。
(面白そうだけど、遠くて何言ってるかわかんねぇなあ・・。
おっと、立ち聞きしてる暇ないや。ジュースを届に行かなくっちゃ。)
俺はジュースが温くならないうちに、とっとと部屋へ帰った。
巻き込まれても困るしな。


ガチャ

「おまたせ。」
部屋に入るとリレイアがソファの上に横たわっていた。
俺はそんな彼女にりんごジュースを手渡す。
彼女はそれを受けとると、一度頭を下げてからさっそく自分の顔に当てて涼みだした。
やっぱり相当疲れてたようだ。
「ありがとうございます。冷たくて気持ちいいです。」
「そっか。それは良かったよ。」
リレイアがジュースを涼みに使っている間、俺はさっそく自分の分のコーラを飲むことにした。

ポシュッ

コーラを開けると、少しだけ泡がでた。
俺はそれが漏れないようにとゆっくりと飲む。
「マスター。」
「どうした?」
俺がジュースを飲んでいると、リレイアがそのジュースを指差しながら言った。
「私もどっちかと言うとコーラの方が・・。」
「えっ。」
こういった女の子は炭酸系はてっきりダメなイメージがあった。<偏見
そのためわざと炭酸は避けたのに・・・。
これはかなり意外だった。



(まあ、交換してあげるか。)
俺は仕方なく彼女にコーラを差し出そうとした。
その時、何となく思ったことがあった。

間接キス?

「あれっ、これって間接キスだよな?
まさかお前狙って・・・って、そんなワケないか。」
「あっ、わかりました?」
(マジかよ。)
「嫌ですか?」
「う〜ん、別に嫌じゃないんだよな。」
温泉旅行で感覚が狂ったのか、彼女との間接キスに特にそう言う気持ちはない。
むしろ、間接キス程度では不満が残る。

「それよりこっちの方がいいな。」
「こっち?」
俺は油断して無防備状態だったリレイアの顔をいきなりこちらに引き寄せた。
そしてダイレクトに―――

チュッ

あまりにも急な出来事に驚き、固まるリレイア。
顔はやっぱり真っ赤に染まる。
「・・・。」
彼女のぽけっとした表情・・

「どうした、嬉しくなかった?」
「嬉しいですけど―――またモミ姉に怒られますよ。」
「大丈夫だよ、あの人部屋で本読んでたから。」
「そうですか・・。」


その後の練習、リレイアのダンスは大いに向上した。

楽しくなると踊り出す〜

どうやら図鑑に記されていたことは本当だったらしい。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/08(Thu) 23:06
〜風の音〜

さあ、コンテストまでついに残り三日間となった俺達。
今日もガンガン練習だあぁぁッッ――――!!!
とでも言いたいところなんだけど、今回はちょっぴり休憩。
リレイアの要望で近場の喫茶店でデートを楽しんでいるところなのだ♪


ポケセンの近場にある喫茶店 〜風の音〜 
やはりポケセンと比べると値段がお高いのか、客はあんまり居ない。
そのせいでリレイアは周りの視線を気にする必要ないので俺にベッタリだ。
「最近、マスターと二人っきりになる機会が多くて嬉しいです。」
「う〜ん、あの貝とフレスカも勝手に出かけるようになったからなあ。」
俺は注文したソーダ水の中の氷をストローでかき回しながら、適当におしゃべりをして楽しんでいた。
リレイアも紅茶を飲みながらそんな俺をじっと見つめていた。

〜二人っきりで過ごす時間
それがこれほどまで幸せに感じられたのは久しぶりだった〜


「マスターってジュースばかり飲んでますけど、その年頃で何でですか?」
「俺、コーヒーとか紅茶とか飲めないもん。」
実はと言うと、俺はああいった苦い系(?)の飲み物は全くダメである。
そのため昔から友達と飲み物を買う時は決まってジュースなのだ。

「クスッ、可愛いですね。」
「何が?」
「まだまだ子供だなって言いたいんです♪」
しばらくクスクス笑いを続けるリレイア。
彼女に子供と言われると微妙に悔しい。

だけど俺も負けてはいない。<何が?
「お前だって子供だろ?
ほらっ、頬に生クリーム付いてるぞ。」
すっと彼女の頬に付いたケーキの生クリームを指で取り、俺はそれを口に運んだ。
(うぇっ、甘すぎ!?)
必要以上に甘味のあるケーキの生クリームだ。
俺は口直しにソーダ水を一口飲む。
「なんかラブラブですね、私達。」
「かもな。(こんなの喰ってたら太るぞ)」





しばらく周りのことも気にせずにこんな調子で時間が過ぎていった。
そして、そろそろ帰ろうと思って席を立とうとしたその時、一昨日見たあのポケモン達が反対側に居るのに気が付いた。
ムウマとマニューラだ。
今度はかなり近距離、会話がはっきりと聞こえる。<別に聞く必要ないけど・・

「本当にここにファントムが居るのか?」
「可能性は大ですよ〜。」

会話からするとどうやら人探しをしているらしい。
(どうでも良いけどファントムって誰だ?)
「マスター、何突っ立てるんですか?
早くお会計済ませましょうよ。」
「あっ、うん。」
俺は慌ててレジへ向かった。
それにしても、あの二匹は何なんだろう?






「そういえば、お金足りないかも・・。」
「えっ!」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/08(Thu) 23:08
〜Take your time〜

なんだかんだ言って、後二日でコンテストが開催される。
今日もみっちりとダンスの特訓だ。

ズンチャ ズンチャ

「ワンツー、ワンツー。」
「ワンツー、ワンツー・・。」
音楽と俺の手拍子に合わせて踊るリレイア。
この五日間で彼女の踊りは本当に上達したと思う。
これも今までの彼女自身の努力の現われなのだろう。
そんなわけで、今回のコンテストは俺の為だけではなく、彼女の為にも必ずクリアさせてあげたい。
そう思えてきた。

ガチャ

「ん?」
ダンスの練習中、部屋にモミが入ってきた。
この頃、休憩中にはちょこちょこと部屋に出入りしてたが、練習中に入ってくるのは今日が初めてだ。
「どうかしました?」
俺は休憩中に現われる彼女の時と同じように対応をする。
いつもならここで用件を言ってくれるハズだ。
だけど、今日はそんなことは無かった。
彼女は特にすることもなく、ぼ〜と辺りを見回している。
「別に・・ただ頑張ってるかなって思って。」
「まあ、実際に頑張ってるのはリレイアですけどね。」

ズンチャ ズンチャ

「聞いたことある曲だ。何だっけ?」
部屋に流れる曲を聴き、モミが尋ねる。
本当に何しに来たのだろう?
俺はそう思いつつも一応返答しておいた。
「たしか『キレイ〜花のワルツ〜』だったと思います。」
「やっぱり知らないや。」
(どっちだよ!)


「練習中なんで用が無いならその・・」
「ああ、ゴメン。私ジャマよね?」
そう言い、部屋から出て行くモミ。
実につまらない会話だった。
リレイアのダンスの特訓が始まってから、俺は彼女に付きっきり。
そのせいか、近頃はモミとの会話も少なくなった気がする。
ついこの前までどちらかと言うと、モミとの会話の方が多かったのに・・。



こっちに転んでは、あっちに転がる。

俺は結局はどちらの女性を愛しているのか?

答はいつになったら出せるのだろうか?

それまであの二人をどれだけ苦しめるのだろう・・・。


あの温泉旅行の日からそんなことばかり考えていた。

俺がじっとその悩みに向かっていると、ダンスの練習が終わったリレイアが俺の顔を覗き込みながら言った。
「モミ姉来たんですか?」
「えっ、うん。特に用もないのに何でだろうな?」
「う〜、それがわからないうちでは答はまだまだ出ないと思いますけど?」
「はぁ・・?」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/08(Thu) 23:11
〜Twincast〜

コンテストまで後一日!!!
ダンスもほぼ完成し、俺達は面接練習やら得意技を使ったパフォーマンスなど、最後の詰めに入った。
明日は絶対に勝って、バッジをゲットする。
「張り切ってますね。」
「まあな。」


――――――――――――――――――――――――

その頃、ファントムを狩る為に派遣されたあの二匹のポケモン達がヨスガシティをフラリとうろついていた・・。
あの喫茶店に居た、マニューラのバリスとムウマのセーラだ。
「絶対明日に現われるのか?」
ターゲットのファントムについて何度もセーラに念を押すバリス。
プライドの高い彼は後輩であるセーラをイマイチ信用しきっていないのだ。
「ファントム先輩は女の子が大好きでしたから、コンテストの視察に部下くらいは送り込みに来るはずです。
もしその部下が現われたら私達がちょいちょいっと追っかければ――――」
「おいっ、待て。誰が部下かってわかるのか?」
「それは私達の部隊から抜けて、先輩の下についていったあのメンバーの誰かだと思います。」
「なるほどな。」
フンッと鼻息を飛ばすバリス。
それとは反対に笑顔なセーラ。
二匹の急造凸凹コンビも明日、ケイタ達と同じコンテスト会場に現われるだろう。
もちろん、この町に彼らが居ることは知らない。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/08(Thu) 23:13
〜Dazzling Beauty 〜

今日は待ちに待ったコンテストの当日。
いつもと違うピリピリとした感じは―――――
別にしないな・・。
まぁ、とにかくこの一週間の力を出し切れればいい。
そうすれば勝てるハズなのだ。



トントン

「モミさーん、まだですか?」
俺は部屋外から戸を数回ノックしながら尋ねた。
えっ、何故俺が部屋の外にいるかって?
そのだなぁ〜、今日はコンテストの本番だろ。
それでリレイアをもっと可愛くする為にもお化粧が必要なんだ。
そりゃ、俺だって止めたさ。
「お前は元から可愛いから大丈夫だ」って。
だけど本人もすっぴんで出場するのに抵抗があるらしい。
それでモミさんがお化粧なら自分に任せろって言ってたから頼んだんだよ。
そしたら、俺は覗いちゃダメらしくて部屋の外に――――
「ケイタ君、聞いてる?
もう入って良いわよ。」
「あっ、わかりました。」
スマン、説明はここまでだ。
こうペチャクチャ喋ってたらストーリーが進まないからな。

ガチャ

俺はゴクリッと息を呑みながら戸を開けた。
何故か緊張しているのだ。
「失礼します。」
俺が部屋に入ると、実に綺麗なドレスを着た一匹のポケモンが奥に座っていた。
もちのろんで(古!?)リレイアだ。
「なかなか可愛いでしょ♪」
「そ、そのどうでしょうか?」

「・・・。」

「ふぇっ、もしかして変で―――」
「そんなこと全然ないよ。正直、滅茶苦茶可愛い。」
俺はすぐさま彼女のもとまで駆け寄った。
顔にはほんのりとお化粧が施してあり、唇紅も薄っすらとのっている。
そしていつも以上にエロい服装・・。<モミさんの趣味かな?
俺はリレイアをギュッと抱く。
何だか香水でいい匂いまでしている。
その上いつも以上に彼女の体が柔らかく感じる。
(プニプニしてる♪)
「その、気に入りましたか?(///)」
「うん、俺の好みだよ。」
「えへへ♪」




「コホンッ、あんまり私の前でそういうの止めてよ。」
「あっ、そうでしたよね。」
学ばない男だ・・。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/08(Thu) 23:15
〜Astro Glide〜

お昼過ぎに俺達はヨスガシティポケモンコンテスト会場に集まった。

「すっごい人数だぁ。」
周りを見ると圧倒される。
俺達以外にもいる大勢の参加者、そしてそれを上回る数の見物者。
このコンテストは月に2回開催され、ジムリーダーであるメリッサとか何とかいう人より上位だった者のみにバッジが渡されるルールとなっている。
つまり、一度に複数もの参加者がバッジを手に入れる時もあれば、一人も手に入れることができない時もあるということだ。

本番間近になって初めて感じるこの特有のプレッシャー。
(クソッ、押しつぶされそうだ・・。)

「マスターが別に出場するわけではないので、そんなに緊張しなくても・・。」
「けどさぁ〜。」
冷静なツッコミだ。
だが、緊張するものはしょうがないのだ。
(どうでもいいけど見物の人多いなぁ。)



「それにしても、マスターは普段着なのに周りと全く浮いてませんね。」
周りの参加者達を見渡しながらリレイアが言う。
大抵皆さんはタキシードやドレスで身をまとっている。
「まあ、俺はいっつもスーツ姿だしな。」
「そんな服装で旅してる人なんていませんよ?」
「俺の場合はいいんだよ。この服装に誇りを持ってるから。
大体それならモミさんの服装もけっこうアレだぜ。」
「そのモミ姉は応援に来てくれないんですね。」
しまった、彼女にモミというワードは禁句だった。
実は今回、モミはリレイアの応援に来てくれていない。
彼女はそのことを少し気にしていたのだ。
「ゴメンな。モミさんには貝とフレスカの面倒見るの頼んじゃって。」
「別に気にしてなんかいませんよ・・。」
口ではそう言っても顔はやはり淋しそうだ。
今日のダンスは大丈夫か?


そんな心配をしている時、周りのその他大勢の皆さんがいっせいに騒ぎ出した。
俺は一瞬何事だ!
と思ったが、理由はすぐにわかった。
ジムリーダーのメリッサの登場だ。

「メリッサさんだ――!」
「サインくれぇ!」

ギャラリーどものうざい叫び声で肝心な本人が何を言ってるかよくわからない。
だが、その手にはレリックバッジがある。
(あのバッジは絶対手入れるぞ!)
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/08(Thu) 23:18
〜変〜

「リレイア、お疲れ♪」
俺は予選の面接が終了した彼女にそっとタオルを被せてあげた。
「ありがとうございます。」
面接でかなり疲れたのだろう。
少しぐったりとした状態だ。

ところで、予選って何の話だ?
って考えている人がいると思うので一応説明しておく。
実はここのコンテストはあまりにも参加希望者が多いので、一度面接で挑戦できる人数を絞るシステムをとっているのだ。
つまり、この面接をクリアしなければダンスもクソも無いというワケだ。
噂によると、残れるのは10人程らしい・・。
はっきり言ってかなり少ない。


(リレイアは大丈夫かな?)
俺はさっきからそんな事ばかり考えている。
「自信はどう?」
「さあ、何とも・・・。」
「そっか。」
俺もそれもそうだと思った。
面接で本人に出来などわかるわけが無いのだから。
「それより、ちょっとお化粧に行ってきてもいいですか?」
「お前一人じゃできないだろ?」
俺がそう言うと、リレイアがため息をつく。
「マスターはもう少し乙女心を勉強した方がいいと思いますよ。」
「何で?」
「ある意味で希少価値ですね。」
そう言って、会場の方へ歩いていったリレイア。
(乙女心の理解かあ・・。)
俺には未だお化粧の意味がわからなかった。



―――――――――――――――――――――――――――――

お手洗い

バシャ バシャ〜

「マスターって、どうも女性への対応法が抜けてるんですよね。」
手を洗いながらブツクサと独り言を言うリレイア。
そんな時、誰かが彼女の背中に触れたのを感じた。
それも冷たい、氷のような感触を・・。
「ひゃっ!」
突然の出来事に驚き、彼女は大声を出す。
そして、後ろを見ると―――

一匹のムウマ

「な、何でしょうか?」
彼女は怯えた声でそのムウマに尋ねる。
「ゴメンね、ビックリさせちゃった〜♪
ちょっと可愛いなぁって、声かけようとしたら体が先にでちゃって。
あっ、私はセーラって言うの。あなた、コンテスト出場者よね?
名前は何ていうの?」
「リレイアです・・。」
可愛いから声をかけようとした。
彼女にとっては嬉しい言葉だが、何故それでこのセーラというポケモンに自分が絡まれる必要があるのかは全くわからない。
リレイアは名前だけ名乗ってとっととここから抜け出そうとしたのだが―――
「本当に可愛いですね〜。」
そう言って迫り来るセーラはなかなかリレイアを逃がしてくれそうにもない。
それどころが、彼女の体をペタペタと触りだした。
「な、何するんですか!?」
「お体を貰おうと思ってね。」
「はぁ?」
言っている意味が全く理解できない。
しかも、何の許可も無く行動を開始するセーラ。
その後、結局リレイアは初対面のセーラにしばらく体中を触られていた・・。
「ふぇっ、もしかして変態?」


数分後、ようやくセーラがリレイアから手を離した。
リレイアは既に涙目だ。
「えへへ、ありがとう。」
「も、もう帰ってもいいですか?」
「全然いいですよ〜♪」
リレイアはホッとして、ケイタの所へ戻ろうとした。
すると、またあのセーラが声をかけてきた。
「ねぇ。」
「まだ何か?」

「ご主人のこと好き?」
「は、はい。」
リレイアは適当な返事をしてさっさと逃げた。
「ふ〜ん。」
ニヤニヤと笑うセーラ。
その顔はさっきまでの顔とは少し違う。
冷酷な微笑。
そんな言葉がピッタリだった。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/09(Fri) 21:24
〜Pact〜

「リレイア、遅かっ―――ってどうしたんだよ?」
お化粧(?)から戻ってきたリレイアに声をかけようとしたら、彼女は暗い表情でまたまた泣いていたのだ。
俺は焦っておどおどとする。
「まだ、モミさんのこと気にしてるのか?」
「ち、違います。実は・・」
彼女はそう言って、俺に先程の出来事を語りだした。



「変態に体を触れただとぉ!!!
くそっ、その野郎は一体どこに居るんだよ。
俺がぶっ殺してやる。」
会場前で大声で叫ぶ俺。
他の人達はビックリして、周りから引いていった。

「お、落ち着いて下さいよ。」
これが落ち着いていられるかよ。
俺のリレイアに手をだしたこと、後悔させてやる〜。
「そのポケモンは、どんな奴だ?」
俺は吼えるよう言う。
若干、リレイアも俺にビビリ気味だ。
「♀のムウマでした。」
「♀・・?」
その言葉を聞いたとたん、俺の怒りはどこかへ飛んでいってしまった。
同時に表情もいつものように戻る。
「♀だったら気にすることないな、うん。」
「えっ!?」
さすがのリレイアも俺の態度の急変に驚き声をあげた。
「相手が♂だったらアレだけどさぁ、♀なら別に・・。」
実にいい加減な言葉だ。
もちろんリレイアもその言葉に怒る。
「ひどいっ、私はこんなに気にしてるのに。」
俺のお腹をポカポカと叩きだすリレイア。
本人は相当気にしているらしい。



「そんな気にすることないって。」
俺は必死に彼女をなだめようとした。
このままじゃ、予選に受かっても踊れる状態じゃない。
すると、リレイアが俺の方を見つめながら恥ずかしそうに言った。
「私、決めてたんです。
自分の体はマスターにって・・・。」
「なっ!?」
「だから気にしてるんですよ。」
そういうワケだったのか・・。
俺は前の自分の態度を反省した。<でも、触られただけじゃん



「そうだったのか。ゴメン、お前の気持ちわからなくて。」
自分の体は俺に・・。
考えてみると凄いセリフだ。
しかし、こんなところまで考えが行っているとは意外だ。
それほどまで俺に執着心があるのか・・・。
だったら俺も彼女が好きな者として、それに応えてやるか。
俺は、一つの決心をした。


「よしっ、決めた!」
「何をですか?」
「お前がこのコンテスト頑張ったら、また今度に同じ事やってあげるよ。」
「同じ事?」
リレイアは首を傾げる。
まだ意味がわからないらしい。
「つ・ま・り、俺が可愛いお姫様の体を頂くってこと。」
「ほ、本当ですかぁ――――!?
絶対の絶対に約束ですよ。」
一瞬で彼女の顔から涙が消える。
う〜ん、単純だな。

「それじゃ、お前も約束通りにコンテスト頑張れよ。」
俺はお姫様に向かってピースしてみせた。
彼女も同じように俺に向かってピース。
そして、笑い出す。
顔つきもダンスモードだ。
「私、頑張っちゃいます♪」







「それで、どこまでやってくれるんですか?」
「えっ!お、お前の年齢に合わせたところまでかな?」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/09(Fri) 21:26
〜メリッサ〜

「お前、さっきまでどこで油売ってたんだ!?」
ようやく会場にやって来たセーラにイライラしながらバリスが言う。
コンテストの本戦開始までの時間はあと少ししかない。
「スイマセン〜、途中で可愛いキルリアがいたもので、いつものクセで体を貰ってきちゃったんですよ。
たぶん、ファントム先輩との戦いでも役に立つと思って♪」
「チッ、そんなことどうでもいい!
まずは会場にアイツの部下が居るか調べるぞ。」
気のせいか口調がさっきよりも厳しくなっている。

「そんなに急がなくても大丈夫ですよ♪
それより、ゆっくりコンテストでも見学しましょうよ。」
「お前、本当に能天気だな。早く行くぞっ!」
そう言って、さっさと自分だけ会場に向かうバリス。
それをセーラも渋々と追いかけた。


―――――――――――――――――――――――――――

コンテスト会場

「リレイア、お前の名前あたっぞ!」
「本当ですか!?」
何と見事にリレイアはコンテストの予選を突破してみせたのだ。
しかも初出場で本戦に行けるのは毎年2、3人程度らしい。
これはつまり―――まあ、とにかく凄いと言う事だ。

「あの。」
もじもじしながら俺の袖を引くリレイア。
こちらをチラッと見ては、顔を下にする。
「何?」
「コンテストが終わったら、その――約束を・・」
(ああ、その事か。)
どうやら彼女にとってこのコンテストはもはやあの約束の為の存在になってしまったらしい。
別に構わないけど・・・。
「わかってる。その代わり、ダンス頑張れよ。」
俺は一応、ダンスという単語を強調して言っておいた。




それからしばらくしてから俺達は本戦用控え室に向かった。
部屋に着くと、何気にちゃんとリレイア様用と書いてあった。
さっそくその部屋に入ろうとすると、突然あのメリッサが現われた。
「アナタタチ ガ ハツシュツジョウ ノ オカタ デ―スカ?」
「あっ、はい。(聞き取りにくい言葉だなぁ。)」
よくわからない日本語に何とか反応する俺。
どうやら、彼女は初出場の人には毎回挨拶に来るらしい。
迷惑な話だ。<おいっ!

「キョウノ ショウブ ワタシ タノシミ デース。」
「はぁ・・。」
自分のペースでペラペラとふざけた日本語は話すメリッサ。
俺もそれに対して適当に受け答えをした。

その後、メリッサの話は続きに続いた。
しかも下らないネタばかり。
初出場で本戦は凄いとか、ダンスが楽しみとかそんなところだった。
(早く部屋に入りたい・・。)
俺は密かに嘆いた。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/09(Fri) 21:28
〜Windborn Muse〜

ようやく始まったコンテストの本戦、一番手はジムリーダーのメリッサからだった。
舞台の周りには千を超える観客達。
俺なら気がまいりそうな所だが、さすがジムリーダー、平然とした雰囲気で舞台へあがる。
そしてボールから、気球ポケモンのフワライドを繰り出した。。

「さぁ、一番手はメリッサさん。
ポケモンはフンワリフワフワのフワライドだ。」

「可愛い―!」
「待ってましたぁ。」

開始早々に盛り上がる観客達。
このダンスの結果は観客全員の投票によって決まる。
つまり、勝つためにはよりよくお客さんを楽しませる必要があるのだ。
そう考えると、やはりジムリーダーという名の人気もあり、少しこちら側が不利かもしれない。


「ソレデーイワ ミュージック ハジメマス。」
メリッサが相変わらずよくわからない日本語を話した後、軽快な音楽が流れ出す。


タータタン♪ タタタッ♪
タラリ〜♪  タラリン タラリン♪


フワライドはその軽快な音楽に合わせて優雅に踊る。
しかも相手は空中での踊り。
観客を喜ばすには十分な魅力があった。

「いいぞー!」

後方の観客が席から立ち上がり、大声で叫ぶ。
そうなるのも無理がない程の美しさだ・・。
それに加え、メリッサはダンスに様々なパフォーマンスを混ぜてくる。

「フワライド アクノハドウ デース。」

フワライドの周りから円状に広がっていく漆黒のオーラが会場を包む。
「うわっ、見えなっ!」
全てを闇で包む悪の波動。
会場から光が消え、残るのは音楽と喚き声のみ。

そして次に光が戻った時には―――

「綺麗・・・。」
「うはぁ〜。」

観客達がそれぞれ騒ぎ出す。
俺は一体何が起こったのかと思い、観客席を見ると、
彼らに一人ひとりに渡された一本の薔薇が目に止まった。
実はあの一瞬でフワライドは、全員に薔薇を風起こしで運んでいたのだ。
仕掛けは単純なのだが、相当なコントロールが無い限りは観客に気が付かれずにそんな事をすることは不可能だ。
何と言う軽業―――じゃなくて神業、正にジムリーダーに相応しいショーだった。
さすがの俺もこれには呆然とした。
「ありえない。」


「ワタシタチ クゥアラノ ホンノキモチ デシタ。」
彼女の挨拶の後、いっせいに湧き上がる歓声と鳴り止むことのない拍手。
踊りとパフォーマンス、どれをとっても最強クラスだ。

「さぁ〜、そして気になる得点は――――――――――」


ティロ ティロロ〜

得点板が勢いよく回転し出し、イチのケタから止まっていった。
そして、ついにその得点が現われた!

988

「出ましたあ――、自己最高記録の988点です。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/09(Fri) 21:30
〜Lovesinger〜

「出ましたあ――、自己最高記録の988点です。」

「988!?」
あまりにもの高得点に俺は度胆を抜かれた。
いくらなんでも高すぎる・・。

「スゲー!」
「最高。」

点数を見るなり会場はあっという間にお祭り騒ぎ。
それに比べて、控えていた挑戦者達は一気に静まり返った。
それも当たり前だ。
俺達がバッジを手に入れようと思うのなら、988点以上を叩きださなくてはいけなくなったからだ。
しかもこれは過去に無い記録だそうだ。


「今回のコンテストは最強のフワライドかよ。」
「俺、諦める。」


半ば諦めだすメンバー達。
(ふざけるなっ、俺達はお前らと違ってこんなところでモタモタしてられないんだよ。)
俺は自分の唇を噛締める。
こうなったら、リレイアにとびっきりのダンスを披露してもらうしかない。

「リレイア、988点以上頑張れるか?」
「もちろんです。1000点くらい余裕です。」
俺の問いに意気込むリレイア。
顔つきは以前と同様のダンスモードに入っている。
真剣な眼つきに、熱い闘志(?)。
それを見るなり、俺の不安は急に和らいだ。
(彼女なら・・。)
そんな期待が膨らんだのだ。
俺はその彼女の顔を何となくじっと見つめていた。


「どうしました、顔に何か――――?」
「いやっ、今日のお前、カッコイイって思って。」
「カッコイイ?」
可愛いの方が良かったのか、不満そうな顔をするリレイア。
しかし、そう思ってしまったものはしょうがない。
事実、今日のダンスモードのリレイアは頼りがいがあって何故かカッコイイ。

「何か眼つきが真剣なせいかな?」
俺は彼女の乱れた髪の毛を手ぐしで整える。
「・・・。」
「何だ、ボケッとして?」
「マスター、変わりましたね♪
初めの頃は私のLOVEアタックも全部避けてたのに・・、
最近は何だかやさしいです。」
確かにそれは言えている。
俺はハクタイの森のあの事件以来変わったのかもしれない。

「好きって気持ちがわかったら、人間変わるもんだぜ。
まあ、俺はまだまだ本気だしてないけどな。」
「本気?」
「俺ってさあ、たぶん本気だしたらお前に凄っく甘えちゃうと思う。」
俺は照れながら彼女に話す。

実はと言うと、俺は前々から好きな女性には甘えたい方だったのだ。
しかし、相手はリレイア・・・。
俺から年下の彼女に甘えることはどうもできなかったのだ。
「何だか意外ですね・・・。」
「可愛いもんだろ?」
俺はニヤリと笑ってみせた。



そんな時、一人の女性が俺に話し掛けてきた。
「次だよ。」
どうやら俺たちの出番が来たらしい。

「よしっ、行くぞ。」
俺は両腕でリレイアの頭と足を同時に持ち上げた。
「えっ・・・、これって?」
「お姫様抱っこ♪」
「で、ですよね・・。」
俺のこの行動にはリレイアも戸惑いをみせた。
しかし、内心喜んでいるのがはっきりとわかる。

「それでは、お姫様、舞台に参りましょう。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/09(Fri) 21:33
〜Lovesinger the second〜

「それでは、次は初挑戦者のケイタ君です。
温かい拍手でお迎えください。」

俺の名前が呼ばれ、会場がざわざわと荒れ出す。
ついに出番だ。
「よしっ、行くぞ。」
俺は両腕でリレイアの頭と足を同時に持ち上げる。
そう、いわゆるお姫様抱っこだ。

「えっ・・・、これって?」
俺の行動に彼女は戸惑いを見せた。
だけど、はっきりと感じられる。
彼女の体が熱く、そして鼓動が速まるのが・・・。



「それでは、お姫様、舞台に参りましょう。」
俺は態とらしくそう言いい、リレイアを舞台へ運ぶ。
「マスター。(///)」
彼女はそれに照れながらも、小さく頷いた。


「さあー、お待ちかねの3番手は感情ポケモンのキルリアだぁ!
な、何とお姫様の様に華麗に登場!」


アナウンスが流れた後、俺達は舞台へと姿を現した。

「おぉぉ、いいぞぉ――!」
「初出場頑張って。」

どうやら初出場での本戦出場は話題性があり、人気がでるらしい。
意外なことに、メリッサに負けないほどの歓声だ。
俺は観客に向かって深々とお辞儀をした。
リレイアもそれと同時に俺の両腕から飛び降り着地をすると、ちょこんとお辞儀してみせた。

「可愛い〜♪」
「スッゲー、ラブリーなポケモンだぜ。」

周りから連発される可愛いの一言。
リレイアが褒められるのを聞くと、俺も誇らしい気分だ。
しかし、それに混ざってオカシな一文も聞こえてくる。

「トレーナーの目つきやばくない?」
「糸目じゃま。」

(おいっ、聞き間違いだと思うが酷い暴言も飛んでないか?)
「皆、マスターの良さがわからないんですね。」
笑いを堪えながらリレイアが言う。
しかも、明らかに上から目線だ。
(自分はモテるからって・・。)


「さっさと音楽、お願いしま〜す。」
すっかり気分を悪くした俺は、早々にと音楽を流させた。

ズンチャ〜♪
ズンチャチャ♪

曲はもちろん――――

『キレイ〜花のワルツ〜』




「前々から思ってたんだが、何かこの曲どっかで聴いたことあるんだよなぁ・・。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/09(Fri) 21:35
〜Cold-blooded Adept〜

あの2匹のポケモン達は見ていた
俺達が舞台へあがるのを・・


アナウンスが流れた後、一匹のポケモンが大声をだした。
「なっ、ケイタってあのケイタか!?」
このコンテスト会場、一番奥の席でずっとファントムの部下を探していたバリスだ。
あまりにも予想外の出来事に驚き、彼は思わず席を立つ。
(まさかあのガキがヨスガに・・・。)

これは石の奪回の絶好のチャンス。
彼の身体に喜びと緊張の両方が駆け巡る。
加えて顔には冷や汗・・。


しかしそんな状況、隣の席に座っていたセーラは相変わらず落ち着いている。
そしてポップコーンをポリポリッと齧りながら言う。
「あっ、リレイアちゃんだ。」
「知ってるのか!?」
「ホラッ〜、体を貰ったって言ってた―――」
「馬鹿野郎っ、あのガキ共は石を持ってるんだよ。
何でその時に殺さなかった!」
彼女の不甲斐無さにバリスが檄を飛ばす。

「知らなかったんですよ〜。あの子が敵だったなんで・・。」
バリスの方を見て、セーラが泣く振りをする。
だが、逆に硬派なバリスに泣き落としは無意味。
怒りは増す一方だ。


「冗談ですよ、そんなに怒らないで下さい。
それにどちらにしてもあの御方達の御相手をなさるのはフィンケルさんです。
私達が勝手に行動を起こしたら、間違いなく殺されますよ〜♪」
「ケッ、あんなザコに殺される?
それこそ冗談にしか聞こえないぜ。」
バリスはハッと笑うと、鋭く目を尖らした。
ダンスで夢中の今なら楽に殺れる。
そう考えているのだろう。

しかし、その考えに気がついたセーラがそれを止めようとする。
「バリス先輩、ダメです!」
「うるさいっ、このチャンスを放っておけるかよ。」
バリスは自分を止める彼女を右腕で薙ぎ払おうとする。
だが、彼女もそれをヒラリッとかわす。

そして、いつもと違う冷酷な顔をし―――

「バリスさん、冷静になったらどうですか?
殺害相手の決定は絶対。もし、破るのならリーダーやアカギ様に言いますよ。」
その言葉を聞いたとたん、バリスが動きが止まった。

「わかったよ。」
舌打ちをしながら素直に席に座るバリス。
いくら彼でも、やはり上の者には弱いのだ。
「えへへっ、それを聞けて安心しまし―――――――あっ!」
「今度は何だよ?」
「ファントムさんの部下が居ましたよ!」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/09(Fri) 21:37
〜Platinum Angel 〜

ズンチャ〜♪
ズンチャチャ♪


会場に響き渡る優雅な音楽。
リレイアはいつも通りにその音楽に合わせて軽くステップを踏み出した。

一歩、二歩、そして三歩・・

彼女はそれに続けて、飛んでみたりクルクルと回ってみせる。
(頑張れ。)
俺はその踊りをひたすらと見守り続けた。


「おおー、流石は踊りが本職のポケモンです。
これはかなりの高得点が期待できます。」


彼女の踊りにはメリッサのフワライドと比べると、ハデさやインパクトはない。
だけど、一つだけはっきりとしていることがある。
単純に上手いのだ。
それも美しい。


リレイアは舞台をスイスイと駆け回り、華麗な踊りで観客を何度もあっと言わせた。
そして、俺も彼らと同じように彼女の世界へ引きずり込まれていった。
(練習の時なんかより、はるかに上手い。)
そう感じるのも無理がないくらいだ。
今の彼女はいわゆる覚醒状態だ。

「何だ、まるでプロの演技だぜっ!」
「これで初出場!?」

会場の盛り上がりは止まらない!!!
それほどに上手すぎる。
正直、踊り一本で勝てそうな雰囲気だ。
もはやメリッサ達のような技のパフォーマンスでどうのこうのと言ったレベルではないのだ。


(勝てる、勝てる!)
俺の先程までの負のオーラは全て、勝ちへの思いへ変換されている。
会場の観客も彼女に期待をかける。


そして、音楽もようやく終盤となった時、
リレイアが鮮やかなステップで俺の方までやって来た。
「おいっ、どうしたんだよ?
演技はまだ終わってな―――えっ!?」

彼女は俺に抱きついた。
そして小さな手で俺の顔を温かく撫で、
音楽が止まるその瞬間――
「ま、まさか・・。」

チュッ♪

堂々とフィニッシュ技に俺の唇に天使のキス(普通覚えないような・・)。
会場は一瞬、凍りついたように静まり返った。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/09(Fri) 21:41
〜Mind's Desire〜

リレイアのダンスが終了した後、何も考えずに俺は控え室の椅子に腰をかけていた。
手には俺がずっと狙っていたレリックバッジが収まっている。
「どうしたんですか、マスター?
私・・頑張ったのに嬉しく無いんですか?」
先程からボ〜ッとしている俺を心配して、リレイアが声をかける。
心なしかおどおどとして、落ち着きが無い状態だ。
彼女らしい―――。
素直に自分の気持ちを出してしまっている。


「イヤッ、俺もお前が頑張ってくれて嬉しかったよ。
そのおかけでバッジも手に入ったし・・・。」
「それじゃあ、何で元気が無いんですか?」
彼女の声はどんどん小さくなり、淋しげな気持ちが伝わってくる。
自分の頑張りに対しての俺の対応が悪いからなのかもしれない。


でも、俺にだって対応が悪くなるそれなりの理由があるのだ。

「うぅ〜、別に元気が無いってワケじゃないんだ。」
俺は頭を両手で支えながら口を開く。
体はフラリッとし、椅子から転げ落ちそうだ・・・。
「だ、大丈夫ですか?」
「ああ。う〜ん、大丈夫だと思う。ただ――――」
「ただ?」
「人間様に天使のキスの混乱効果はキツイらしい。
どうも、頭がクラクラして―――何だ・・・・、
自分でも何考えてんのかわからないんだ。」
「えっ!」
一瞬驚いた後、しまったという顔をする彼女。


そう、俺がさっきから元気が無いのは彼女のせいだったのだ。
彼女がフィニッシュ技に選択した天使のキスは、混乱効果を持つ技。
それを直接喰らった俺は、もちろんポケモンと違いって何の抗体も持たないため、簡単に酔い潰れてしまったというワケだったのだ。



「ゴメン、リレイア〜。
水持ってきて・・・。」
俺は弱々しい声で彼女に水を求めた。
混乱とは実に恐ろしいものだ・・。
何だか吐き気までしてきた。

「どうぞ、お水です。」
「あ、ありがとう。」
俺は彼女から水を受け取り、ゴクゴクと飲み始めた。
味覚も完全に狂っているせいで、もはや何を飲んでいるのかわからない有様だ。

「ぷはっ。」
水を飲み終わると、少し気が楽になった。
だが、コップは汗でびっしょりなのが感じられたし、冷や汗も相当だ。
「無理せずにお体を休めてくださいね。」
「うん。」

・・・。

「リレイア・・。」
「また、お水ですか?」
「そうじゃ無くてさ・・・・
その〜、お前凄いよ。」
「えっ?」
「お前の踊り凄かった。
あのメリッサさんの得点抜いちゃうし、他の挑戦者も全くよせつけなかった・・。
やっぱりお前は凄いと思う。」
自然と俺の口から出た台詞。
意識は薄っすらの中、本能が彼女を褒めてあげたいと思っているらしい。


だが、実際にリレイアの踊りも本当に凄かった。
あのメリッサの自己最高記録も抜き去る998点を出した上、
ヨスガシティの市長から表彰状も貰った程だ。

今、俺の持っているバッジも全て彼女のおかげだ。
そう思うと、改めて彼女の凄さというものがわかる。


「ハハ・・、最高だよ。」
俺は体を左右に揺らしながら、笑った。
たぶん正気を失っているのだろう。
「マスター、目がイッちゃてますよ。」
そんな俺をやさしく支える彼女。
おかげで椅子から転げ落ちることなく、降りることが出来た。
俺はそのままそこで横になった。
立つのも座るのも今の俺にとっては辛い。
リレイアはそんな状態の俺の額をせっせとハンカチで拭いている。


「俺にあんまり近寄らない方がいいと思う。」
「はっ?」
「今の俺、お前に何やっちゃうかわからないんだ・・・。」
俺は更に弱った声で彼女に話した。
混乱している今、本気で何を起こすかわからないからだ。

だけど、そんな俺の心配を彼女は気にも留めない。
逆に近づいてくるくらいだ。
「大丈夫です。私はマスターを信じてますから。
ほらっ、少しお休みになったらどうですか?
疲れも混乱もポケセンの原理で回復ですよ♪」
クスリッと笑いながら冗談を言うリレイア。
(可愛い・・。)

「ポケセンの原理って何?」
「まあ、気にしないで下さいよ。
それより今日は私に甘えてください。
好きな女性に甘えるのはマスターの希望でしょ?」
リレイアは俺にやさしく手招きをする。
自分の方へ来いと言ってるのだろう。
「悪い。」
俺はそう言い、彼女の方へ体をもたらせた。
彼女の体は相変わらずプニプニとしていて柔らかい。

「気持ちいいですか?」
「うん・・。」
俺はそのまま彼女の膝上で眠りについた。


そう言えば、人に甘えたのって何年ぶりだったんだろう―――――
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/09(Fri) 21:43
〜楽しみ〜

ポケセン帰宅後・・・
控え室で寝たおかげか、気分はすっかりと良くなっていた。
本来ならここで仲間に勝利の報告をしたいところなのだが、
リレイアとの約束もあり、こっそりと自分の部屋に戻ろうとした。
しかし――、

「ケイタ君、リレイアちゃん、優勝おめでとう。」
部屋に着く前、速攻モミに会ってしまった。
しかもいきなりこの一言。
何で彼女が勝ったことを知っているのだろう・・?
俺はさっそくそのことが気になったので尋ねてみた。
ケイタ:「ありがとうございます。
でも、どうして知ってるんですか?」
「ニュースで大騒ぎだったわよ。
二人共、この町では有名人だよ♪」
モミははしゃぐ様にそう言う。
うっ、ニュース?
まさかここまで事態が発展していたとは予想外だ。
(初出場での優勝効果か!)



「マスタ〜、や・く・そ・く。」
俺とモミがごちゃごちゃと話していると、リレイアが可愛らしく俺の足を突っついてきた。
それも得意の甘えるでおねだりで俺を急かす。
彼女も早くベッドで俺とエッ・・・うん、言いたいことわかるだろ?
とにかくそれがしたいらしい。
「ああぁ―――うん、わかってるよ。
モミさん、ちょっとお願い事があるんですけどいいですか?」
「大抵のことはいいけど?」
「俺、今からリレイアと二人っきりで部屋で反省会があるので、
引き続き二匹の面倒を見ててください。」
「ま、またぁ?」
完全に嫌な顔をするモミ。
だが、問答無用だ。
「後、少し早めに寝るのは健康に良いですよ。」
俺はモミの背をグイッと押し、彼女の部屋まで押しのけた。

「リレイア、行くぞ。」
「はい!」

バタンッ

「えっ、えぇぇ〜。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/09(Fri) 21:46
〜楽しみ the second〜

部屋に入ると、そのままリレイアはベッドにダイビング。
彼女は一度フンワリと浮かんでそこに着地した。
「鍵、ちゃんとかけて下さいね。」
「わかってるよ。」
俺は彼女に言われた通りに部屋のドアに鍵をかける。
そして、上着を床に投げ捨てた。


(緊張するなぁ〜。)
俺から彼女に言っておいては何なのだが、実はかなり緊張しているし、不安もあるのだ。
経験自体が少ないわけだし、上手くリードできるものかと気になる。
まあ、今頃悩んでもどうしようもない―――。
できる範囲で頑張るか。
俺は自分にそう言い聞かせ、二〜三回深呼吸をした。
「マスター、早くぅ♪」
「うん。」
(でもやっぱり不安なんだよなぁ。)


俺は明かりを消してから、ゆっくりとベッドに向かった。
リレイアはそれを何かを楽しみにするように眺めている。

ごくりっ

そんな音をだしながら、俺は息を呑む。
(大丈夫、俺ならできる―――と思う・・。)
自信なさげな気もちのまま、俺は彼女の隣に腰をかけた。
俺の心臓は高鳴りを続けている。


「今の心境はどうです?」
「えっ?」
いきなりの質問だった。
さっそく行動をとろうとした瞬間だったので、俺は少し慌ててしまった。
「心境ですよ〜。」
「あっ、う〜ん――――――――――――。
はっきり言うと、お前を満足させられる不安だな。」
俺は正直にそう語ると、彼女はクスッと笑いをもらした。
「何で笑うんだよ!」
「経験の薄いマスターなんかに元から期待してませんから、大丈夫ですよ♪」
「失礼だぞっ!」
怒った俺は彼女の頭をポコリッと殴った。

「痛いですよ〜。」
頭を抑えて彼女がムッという顔をする。
「お前が悪いんだよ。」
「そんなに気にしなくていいんじゃないんですか?
上手いとか下手とか私は問いません。
ただ、あなたと・・・。」
何故か彼女にあなたと言われると、色気というものを感じる。
「本当に下手でもいいんだな?」
「そこで嘘ついても得しませんよ。」


・・・。


少しの間、沈黙が続いた。
互いに気持ちを落ち着かせているのだろう。

「じゃあ・・。」
心の準備も終わり、俺が始めようとすると、リレイアと目が合った。
「会場での続き・・お願いできます・・?」
彼女は目を閉じ、唇をそ〜っと尖らせる。
「ああ。」
俺は彼女と唇を重ねた。

チュッ

本当に軽めだった。
それが彼女には気にくわなかったのだろう。
彼女は俺に2回目のキスを求める。
「マスター・・もっと、激しく・・。」
「えっ!あっ、うん。」
俺は仕方なくもう一度、彼女と唇を重ねあった。

クチュクチュ・・・
プアァ・・・

両者の唇が離れあう。
その時にこんなにもいやらしい音がでるなんて・・。

「これで満足・・かな?」
「はいっ、キスは♪」
(飽く迄もキスはか・・。)
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/11(Sun) 01:24
〜楽しみ the third〜

「キスは満足か・・・。
だったら次はどうすればいいんだよ?」
情けない男だ。
俺は結局は自分で何もできず、彼女に助けを求めてしまった。

しかし、彼女からも当然の結果が返ってくる・・・。
「え〜っ、私に聞かれましても。」
俺の質問に対し、不安で顔を曇らせるリレイア。
彼女だってこんなこと初めてだ―――――
自分に任せられては困るに決まっている。


「うぅ〜、俺の勉強不足というワケか。
ゴメンな、続きはまた今度で―――」

ガシッ

「逃げないで下さいよ。」
そう言い、彼女はベッドから離れかけた俺の体を一生懸命に自分の方へ手繰り寄せた。
俺は再びベットの上に倒れこむ。
「何するんだよ!?」
「初めに言ったハズです。
上手い下手は関係ありませんって。
だから、マスターの好きなように・・・。」

(俺の好きなように?)

彼女のやさしい言葉。

「そんなこと言われたら、俺の自己満足に終わるかもしれないけどいいのか?」
「受け入れます。」
彼女は小さな手で俺の手のひらをぎっしりと握ったまま、そう答えてくれた。
俺の好きなようにか・・・・・
彼女がそれでいいのなら、俺にとっては悪くないかもな。

「それなら、行かせて貰うぞ!」

ガシッ

俺のやりたいように・・・。
まず最初に彼女の背に両腕を回し、俺は抱きつく体勢をとった。
いつもと違い、下はベッドなので新鮮な感触だ。
それに加えて彼女の体は暖かく、まるでぬいぐるみのように気持ちいい。
「マスターの腕、暖かいですね♪」
彼女も俺と同じことを考えていたらしく、そっと俺に向かって囁いた。

「もうちょっと強く・・、いいかな?」
「ご自由に。」
その了解を得たとたん、俺は彼女の体を更に強く抱いた。
互いの体は完全に密着し、荒くなった呼吸音が耳に入る。
俺はそれでもまだ満足できず、脚をも彼女の体に巻きつけた。
「そ、それはちょっと・・・。」
「ここは我慢してくれ。」
「えっ〜。」
自分では否定するものの抵抗は全くみせない。
彼女もこの体勢が満更嫌ではないようだ。



ドクンッ ドクンッ

テンポがどんどん上がる俺の心音。
そう言えば、モミとはここらで打ち止めだった。
だが、今回はあの時とはまた少し違う――――――――
リレイアに対しては遠慮が全く生まれないのだ。
それも当たり前か、好きなんだから。


俺は今度は、彼女のコンテスト用のフリフリの薄い衣装に手をかけだした。
(これならすぐに引き裂ける。)
そう思ったのだ。

「こっちもいいかな?」
俺は流石にこっちはダメかなと思いながら彼女に尋ねたところ、
「マスターが喜ぶなら。」
(ありっ、すんなりOKなのね・・。)
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/11(Sun) 01:26
〜Vial Affinity〜

リレイアの衣装にかけられた俺の両手。
俺は再び息を呑む・・・。

そして――――

「行かせて貰います。」
俺はゆっくとと彼女の衣装に力を加え始めた。
一気に裂く気でいるのだ。
しかし、リレイアはそれをすぐさま止めた。
「ちょっと、止めてくださいよ。」
「えっ、何で?」
俺は首を傾げた。
さっきまでは普通にOKだったのに・・・。
(まさか、ドタキャン?)

「違います。この衣装はモミ姉に貰った大切なものなんです。
ですから・・・粗末に扱わないで下さい。
大体、裂く必要性はあるんですか?」
「必要性?」
そう言われてみれば特に無い。
ただ興味があって読んだ雑誌などでそういうシーンがあったので、何となくその気になっていただけだ。

「別に無いかも。」
「やっぱり無いんだ。」
少し怒った顔をし、リレイアは自分の衣装を整える。
「普通に脱がせてくれればいいんですよ。」
「ああ、悪い。」
何で俺が謝ってるんだ?

――――――――――――――――――――――――――――――――――

〜仕方なく再チャレンジ〜

「行くぞ。」
「はい・・。」
(え〜と、ここに手をかけて―――)
俺は慣れない手つきで彼女の衣装を今度は脱がそうと試みた。
だが、どうも上手くはいかなかった。

カチカチッ

(ここでボタンを外して、これを引くのか?)

何度も詰まる手順。
どうしてこんな複雑な形してんだ?

(たくっ、ここを取って。)

カチッ

(それでこれをこうして・・・あれっ、違うか。)

ヒュッ

(わかった。ここを引っ張れば!)


ビリッ!

(よ〜し、脱げ――――んぅぅ、ビリッ?)




・・・。



(裂けちゃった。)
ずっと俺の耳に残るリフト音。
俺には自分の顔が真っ青になっていくのがすぐにわかった。
慌ててリレイアの方を見ると、彼女の目玉から溢れ出る大粒の涙。
「え〜と。」
「マスターのバカ!」
そう泣き叫び、彼女は俺の顔面に思いっきりの右ストレートを浴びせる。
俺はその場で即KO・・・。

意識も消える・・。





――――――――――――――――――――――――――――――――――

(となる状況は避けたいな。
となると、ここはアイツ自身に脱いでもらうか。)
「何考えてるんですか?」
「頭の中で予行練習してたんだよ。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/11(Sun) 01:28
〜謎のエーフィ〜

「ううぅ〜、この後どうしようかな・・・。」
体をプルプルと震わせながら、俺はトイレで用を足していた。
次の行動を練るためにもリレイアから一度だけ席を外させてもらったのだ。


(あんまり発展しすぎると、この小説自体が削除されるからなぁ。)
俺はそんな下らないことを考えながら、部屋へ戻った。
特に何をするか考えつかなかったけどな。

ガチャッ

「リレイ――――、何だお前!?」
俺がドアを開けると、そこには一匹の見たことも無いエーフィ。
額の宝石が少し欠けている。
っと、今はそんなこと関係ない!
気になるのはそのエーフィの上に倒れこんだリレイアが乗っかっていることだ。
彼女の衣装などに汚れはなく、部屋も同じ状態。
つまり、戦った形跡はないということになる。
(だったらどうやって!?)
イヤッ、そんなことはどうでもいい!
重要なのは
(何故リレイアをこんな目にということだ。)


「お前、リレイアに何したんだ!」
大切なパートナーが危険な状態、俺の目は怒りに燃えた。
それとは反対に奴は冷静に頭を下げ、一言詫びてきた。
「すまない、私には彼女が必要なんだ。」
「はっ?」
リレイアが必要?
意味がわかない。


「生憎、貴方と話している時間はないので。」
後ろを向くエーフィ。
逃げる気だ。
俺はすぐにそのエーフィを捕まえようとしたが、奴もかなりの足の持ち主。
エーフィは俺に触る隙も与えずに割れた窓ガラスから逃げていった。


ダダッ


「おいっ、待てよ!」
俺は慌てて上着を着て、部屋に置いてあったボールを掴んでそいつを追った。
部屋に偶々あったボールは一つ。
それもよりによって貝野郎。
この状況、フレスカの力も借りたいところだったのだが、モミの部屋まで戻っている暇はない。
今は、あのエーフィを見失うことなく追いかけなくてはならない。
「リレイアァァッ―――――――――――――――!!!」
俺は彼女の名を叫びながら必死に夜道を走っていった・・・。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/11(Sun) 01:40
〜二人〜

俺達の前に急に現われ、リレイアをさらって行った謎のエーフィ。
夜道の中、俺はそいつを必死に追いかけていた。


ハァ ハァ・・・。


荒くなる息。
一体、俺はどこまで走ったのだろう?
周りは既に町の外。
おまけにエーフィは完全に見失ってしまった。
それでも俺は薄っすらと地にへばり付いた足跡を頼りに、全力で走りつづけた。



―――――――――――――――――――――――――――――――

「バリスさん、面白い展開になって来ましたね♪」
そんなケイタの走る姿を遠くから見つめるセーラ、そしてバリス。
闇の中で蠢く彼らはどことなく不気味である・・。

「ケッ、相変わらずファントムの馬鹿は何をやりたいかわからないぜ。
ギンガ団を抜けたアイツが、あのキルリアをどうするつもりなんだ?」
歯をギシギシと擦り合うバリス。
今夜も機嫌が悪いようだ。
「バリスさん、その答えは簡単ですよ。
あの人は女の子好きですから、きっと彼女を自分の物にでも・・・」
「くだらねぇ!」
すぐ傍にあった岩を素手でこなごなに砕きながら、バリスが吼える。
「俺はあの馬鹿みたいな軟派が大嫌いなんだよ!」

「・・・。」

「な、何だよ。」
「恋愛経験の無い人にセリフだなぁ―と、思いまして♪」
バリスの顔を突いて、セーラが笑いながら言う。
それにキレたのか、バリスの顔が真っ赤になる。
「うるせぇ――っ、とにかくファントムを殺すぞ!」
「もうっ、落ち着いて下さいよ〜。
バリスさんだけで戦ったら間違いなく返り討ちです。
ここはファントムさんのアジトがわかり次第、援軍を呼びましょうよ。」
「チッ、お前も相変わらずのビビリだな。」
「フフフッ、そうかもしれませんね♪」
またもやセーラが笑いをもらす。
だが、今回は本気で笑っているようには見えない。
心のどこかでビビリという単語に反応したのだろう・・・。


「何だよ、その笑い方?
先輩の俺に喧嘩売ってんのかよ!」
「だから、そんなに怒んないで下さいよ〜。」
「フンッ、またブリッ子かよ。
まあいい、それよりあの石ころのガキはどうする?」
「私がフィンケルさんに連絡しておきますので、無視しておいて下さい。」
「俺が殺った方が楽なのによ――。」
最後にバリスはセーラに聞き取られぬように独り言を呟いた後、再びエーフィを追った。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/11(Sun) 01:42
〜Juggernaut〜

「んっ・・・・・。」
頭をクラクラとさせながら、目をゆっくりと開けようとするリレイア。
だけど、思うようにまぶたが動かせない。
ついでに体中にずっしりとした鉛のような重みも感じる。
彼女はそれでも頑張って倒れこんだ身体を起こし、目を開けた。


・・・


周りは見たことも無い、物静かな風景。
光の通り道が無いのだろうか、微妙に薄暗くて不気味な場所だ。
おそらく古い建物かどこかの中なのだろう――――。
彼女はそう考えた。
しかし、どうして自分がこんな所にいるのか?
そして何故自分は気を失っていたのか?
それが彼女には全くわからなかった。


「ここは?」
とにかく状況判断が必要!
リレイアはまずここが何処なのかを調べるために立ち上がろうとした。

しかし―――

「あれっ、力が・・・。」
やはり体が重い。
そのせいか本来のサイコパワーも発揮できず、力がこれぽっちも出ない。
おまけに体が黒い紐のようなものでしっかりと結ばれている。
これでは身動きがとれたものではない。


「何でこんなことに。」
薄暗い部屋に縛り上げられた女の子が一人・・・。
何だか心配になってくるリレイア。
そんなとき、彼女の頭にケイタの顔が過ぎった。
「そうだ、マスターは?」
彼女は今度はケイタを探し出した。
ついさっきまで自分の隣に居たんだ。
今もきっと近くに・・・。
そう思ったのだが、やはりどこにも彼の姿は見あたらない。


「ま、まさかこれが噂に聞いた放置プレイ!?
マスタ〜、それはリレイアちゃんが可愛そうですよ。」
ついには混乱のあまり、激しく勘違い。

バタンッ

そんな時、向こうの方にあった扉が急に開いた。
リレイアはその音に一瞬びびる。
だが、もしかしたらと――――と思い。
「マスターですか?」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/11(Sun) 01:46
〜隠れ家〜

「マスターですか?」
彼女のその言葉に対し、扉の方から声が聞こえてきた。

「残念ながら、違う。」

そう言って、この気味の悪い部屋に入ってきたのは2匹のポケモンだった。
彼女もあまり良くは知らないが、その二匹はエーフィとチャーレムという種だ。

「マスターじゃ・・・ないんですね。」
リレイアは弱々しい声を漏らす。
そもそも期待などはしていなかった。
自分の愛する主人がこんな事するハズがない。
それは彼女もわかっていたのだから。


「あの、お二人はどなたですか?
ここはどこなんですか?
マスターはどこに居るんですか?」
彼女は心に溜まっているもやもや全てをその二匹にぶつけた。
するとエーフィは彼女の隣に、チャーレムは部屋の隅の方へ腰を落とした。
よく見ると、そのエーフィは額の宝石が欠ていた。


「君が不思議がるのも仕方がないだろう。
私が君を勝手にさらって来たのだから・・・。」
突然、エーフィが口にした言葉。
「それって誘拐ってことですか?
でも、マスターは別に大金なんて持って―――」
「目的はお金じゃない。」
今度はチャーレムの方が応える。
しかし、それなら何の為に自分を誘拐したのだろう?
はっきり言って、リレイアにはその辺の事情がチンプンカンプンだった。


「それじゃあ、何でお二人は―――――――
スイマセン、名前聞いてませんでしたよね。」
彼女の言葉を聞き、二人はポカンッとした顔をする。
そして、笑い出した。
「君は相当変わった子のようだ。
普通ならこの状況で名前なんて聞くかい?
まあ、別にいいけど。」
すると、エーフィとチャーレムはそれぞれ丁寧に自己紹介をしてくれた。
二匹はそれぞれソーサレス、ミディという名らしい。

「ソーサレスさんと、ミディさんですね。
あっ、ちなみに私はリレイアです♪」
何故か二匹の中にドンドンと足を踏み入れるリレイア。
同じエスパータイプとして、何か近い物を感じてしまっているのだ。

「それでソーサレスさん、ここはどこですか?」
リレイアは一番近くに居るソーサレスに尋ねた。
顔を近づけすぎたのか、彼の顔は少し赤くなった。
「こ、ここはヨスガシティの外にあるただの古い工場だ。
今は使われてなく、私達の隠れ家となっている。」
「ふ〜ん。それで、私は何の為にここに?」
「私達のリーダーであるエルレイドのファントムさんが君に用があるのだ。」
「ファントムさん?」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/11(Sun) 01:48
〜ファントム登場〜

「ファントムさん?」
そう彼らの口から出てきた言葉。
どうやら彼らのリーダーはエルレイドのファントムという男らしい。
しかし、何の目的で自分が誘拐されたのかはやっぱりわからない。
エルレイドとは同じサナ系の種だが、そんな人に会ったことなどないのだから・・・。


そんな時、再び扉がガチャッという音をたてて、一匹のポケモンが現われた。
緑色の肌と両腕に備わった鋭い刀。
目付きは自分のマスターのような糸目・・。
そう、噂の刃ポケモン・・エルレイドだ。

そのエルレイドはリレイアの顔を見ると、ゆっくりと彼女の方までやってきた。

カチャ カチャ

歩くたびする刀が揺れる音。
そしてついには目の前に・・。

その姿は近くで見ると威圧感があり、周りの空気がピリピリとするのがはっきりと感じられた。
そんな威圧感に耐えられなくなったのか、リレイアは顔を下に向ける。
それと同時に顔から流れ出す冷や汗。
(他の二人と違って恐い・・。)
今の彼女の頭にはそれしかなかった。


しかし、そのエルレイドは意外にもやさしく、ニッコリと笑って彼女の顔を下から覗いてきた。
「そんなに恐がるなって・・・・・。別に君を傷つけようとかそんなことしないから。
え〜っと、俺はファントムっていうんだけど、君の名前は?」
「リ、リレイアです。」
やはりさっきの時のように、上手く声がでない。
気が完全に奴に飲み込まれているのだ。

「リレイアか・・・。良い名前だな。」
ファントムはそう言って、隣に座っていたソーサレスをどかしてリレイアの横に座った。
急に隣に座わられたので、リレイアの心臓もドキッとした。
(あわわ、やっぱりこの人恐いです・・。)


ガクガクッ

あまりにも恐怖心で彼女の体が小刻みに揺れた。
「どうした?」
「な、何でもないです・・。」


・・・。


しばらくの沈黙の後、ファントムは一度立ち上がって他の二人を集め出した。
「なあ、今日の俺どう思う?
頑張って笑顔作ってるつもりなんだけど・・。」
「前よりはマシですけど―――」
「やっぱり顔が恐いですよ。」
ソーサレスとミディがそれぞれ苦笑いしながら答えた。

「そ、そうか?」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/11(Sun) 01:50
〜愛の告白〜

「ファントムさん、それで・・・・
どうして私をここに?」
三人が集まって話し合っている際、リレイアは勇気をだしてそのことを尋ねてみた。
すると、ファントムはポカンとした顔をした。
そしてミディを睨みつける。
「お前ら、あの事をまだ言ってないのか!?」
「はい。そこはファントムさんから言わないと意味ないと思って・・。」
「チッ。」
軽い舌打ち・・・。
(ううぅ、早く助けてくださいマスター。)


「リレイア。」
「ひゃい。」
突然に呼ばれた自分の名前。
リレイアは慌てて返事をしたので、微妙に噛んでしまった。
(こ、こんどは何を・・。
まさか刀の試し斬り?)
ああ、長い間ポケサナを応援してくださりありがとうございます。
今日ここで、リレイアちゃんは皆様とお別れかもしれません・・・。


「そのだな・・。」


(最後にマスター、私と一緒に――――)


「俺の女になってくれ!」


・・・。


「えっ!?」
それはまさかの告白だった!?
「君のことが好きなんだ。」
恐い目付きには全く似合わない照れ顔で話すファントム。
しかし、自分には好きな男性が居る・・。
彼には悪いが・・そのお誘いを受けることが出来ない。

「でも・・私にはもう好きな人が。
大切なマスターが居るんです。」
「なっ!」
その言葉を聞き、ショックでファントムは後ろに転げ落ちそうになる。
そして、後ろに移動していた二人をギロリと睨みながら叫んだ。
「まさかお前ら、この子を主人に黙って連れて来たのか!?」
「そうでもしない限り無理だと思いまして・・。」
確かにソーサレスさんの意見は正論だろう・・。
普通なら自分の大切な相棒を見ず知らずのポケモンに手渡すハズないのだから。


「仕方がない。あの子の主人と話し合って譲り受けるか。」
「そ、それも無理かと・・。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/11(Sun) 01:54
〜リレイアちゃんの逃亡計画〜

(今のうちに!)

三人の注意が別の方に向いているこの瞬間、リレイアは逃走を試みた。
まずはこの黒い紐を念力で外そうとする。
「ムゥゥゥ・・。」
小さな手から放たれる念力――――
だが、失敗。
何故かいつものように力を制御できない。

(やっぱりサイコパワーがでない・・。
な、なら今度はマジカルリーフで切断です!)

体の周りから発生する鋭い葉っぱ。
これで紐を断ち切る!!!

「ハッ!」


・・・


しかし、またもや失敗。
力無く葉っぱは無様に床にヒラヒラと落ちた。

(ううぅぅ、最終手段のテレポート。)

「ぬんっ!」


・・・



・・・


「れれ?」
やっぱり何も起こらない。
(な、なんで〜?)
力が出ない!
技も使えない!
いったいどうすれば!?


「何やってんの?」
(しまった。気付かれちゃいました。)
彼女の奇怪な行動にさすがにファントム達も気が付いた。
「もしかして逃げる気か?」
「あ、当たり前ですよ!」
必死に足をジタバタして抵抗するリレイア。
何気にその姿は可愛い。

「ハハッ、逃げたい。でも動けない―――だろ?」
リレイアに顔を近づけながら、ミディが笑う。
(ううぅ、やっぱりこの方達のせいで力が・・。)
そして今度はソーサレス。
「無理しないほうがいい。
その君を縛っている黒い紐は悪タイプのポケモンの毛皮からできている。
故に純粋なエスパータイプは力を失うんだ。」
(悪タイプ!)
どうりで力が出せないハズだ。
悪タイプはエスパータイプである自分の天敵。
これ一つでサイコパワーは全て完封されるのだ・・・。


「マスター・・助けてください。」
この逃れ様のない絶望的な状況、リレイア瞳から涙が流れる。
自分はこのままこの男の持ち物に――――
それだけは嫌だ!


「泣きまで行くって・・・
俺の評価ってどんだけ低いんだよ。」
「限りなく0ですよ。」
「マジ?」
(だいたいこの子の主人ってそんなにいい奴なのか?)
逆に今度はそっちの方が気になるファントム・・・。


「あの子のご主人ってどんな奴だ?」
「確かソーサレスの撮った彼女の写真に写ってましたよ。」
そう言って、一枚の写真をミディが手渡す。
中央には綺麗なリレイアの姿。
そして、隅っこに目付きの悪い人間。
「おいっ、コイツ・・まさか。」
「目付き悪!?
これ人ですか?」
「馬鹿、そうじゃない!」
ミディの頭を思いっきりファントムが殴る。
気のせいか相当痛そうだ。
「いきなり何するんですか!?」
「おいっ、お前ら二人ともこの写真を良く見ろ!」
「?」

意味もわからず、ただ言われた通りに写真を眺める二人。
そして―――

「やっぱり目付き悪!」
とミディ・・・そしてソーサレスも―――
「これ悪役顔ですよね?」

・・・





「二人とも帰っていいぞ。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/11(Sun) 01:58
〜15人目〜

「いいかお前ら!この子の主人は元は俺たちの敵だったガキなんだよ。」
呆れたような顔でファントムが熱弁する。
実はファントムは直接会場に行っていない。
彼がリレイアの事を知ったのは写真からである。
つまり、実際ケイタの顔を確認していたのはこの二人。
それなのに、現場では全く気が付いていなかったのだ。
「あぁ〜、そう言われるとそうですね。」
二人同時に手を叩く。

(こいつらの頭は本当に大丈夫か?)

「ちょっと待ってください!
ファントムさん達はマスターの事を知ってるんですか?
それに敵って何のお話しなんですか?」
「えっ・・んぅぅ。」
彼女の質問に対し、困った顔をするファントム。
その上、言葉も詰まる・・・。

「ちゃんと答えてくださいよ!」


・・・


長い沈黙が続き、三人が互いに顔を見合わせた。
そして、深いため息と共にファントムが話し出す。
「仕方ないなぁ。話せばいいんだろ?
実は俺達三人は、元は君の敵であるギンガ団の一員だったんだ。」
「ギンガ団!!!」
その言葉を聞き、リレイアの顔つきが変わった。


【リレイアの頭の中】
 ギンガ団 ⇒ マスターの敵 ⇒ 自分の敵!


「つまり悪い人なんですね、ファントムさん達!」
「悪い人って・・・・前の話だぜ、それ。
今はどっちかと言うと良い人――――――でもないけどな。
とにかく昔の話なんだよ。」


「うぅぅ、どちらにしろこんな危険人物と私は一緒にはなれません。」
「ええっ、その言い方は酷いなぁ。
これでも昔と比べてたら丸くなったつもりだぜ。
性格も口調もモテる為に修正したって言うのに・・。」
「モテる為って・・・・・私は何人目ですか?」
「ん〜と、全部失敗してるからなぁ――15に・・
違う、違う。君が初めてだ。俺はそんなに軽くない。」


危なかった・・。
ついつい本当のことを言ってしまうところだった。
ここで15人って言ってたら、俺の評価が下がる!
ここは初恋ということにしておこう。
んぅぅ、気のせいかリレイアちゃんの目が疑いの眼差しに見える・・・。


「とにかく私は帰らせて貰いますよ。
この変な紐も早く回収して下さい!」
プンプンと怒りながら、リレイアは近くにいたソーサレスに向かって怒る。
ソーサレスも仕方なく、それに従い紐を噛み切ろうとする。

カプゥ

「うっ!」
「どうしました?」
急に弱々しく、倒れこむソーサレス。
「すまない、私もエスパーだった・・・。(この作業無理。)」
「おいおい。」


ガチャッ


そんな会話の間、新にある人物が部屋に入ってきた。
黒いスーツにムナクソ悪い目つき。
片手には汚れたボールを持ちながら、荒い息遣いで立っている。
「お、お前・・。」


「このブタ野郎、俺の女を返せ!!!」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/12(Mon) 00:59
〜Pernicious Love〜

扉が開いたその時、リレイアがあっと驚く。
そしてそこには愛しのケイタの姿―――



「リレイア、大丈夫か?」
俺は部屋の隅にぐったりと座っている彼女に向かって叫んだ。
「私は大丈夫です。」
意外にも彼女の返事はすぐに返ってきた。
幸いこれといった怪我もなさそうだ。
これには少しホッとした。


彼女を失いかけたあの気持ち
俺はもう二度とあんな体験したくはないからだ―――――


「敵はアイツらか・・。」
リレイアの周りに居る三匹のポケモン。
エーフィにチャーレム・・・後は何だか緑色のポケモン
俺の知識ではよくわからないが、何となく雰囲気はキルリアに似ている気がする・・。

「お前ら、何の目的でリレイアに手をだした!」
俺はその三匹をギロリッと睨みながら重い口調で喋った。
すると、一番奥の緑が口を開いた。
予想外ではあるがどうやらコイツがこの犯行の主犯らしい。
「目的は、俺がこの子に惚れちゃって――
それで譲って貰おうかなぁ〜って。」

「断る!」

その叫び声で部屋全体が振動する。
リレイアに惚れただと?
ふざけるなっ!
彼女は俺のものだ。絶対に!

「チッ、即答かよ。もうちょっと、人の話は聞いた方が――」
「マスター、気を付けてください!
このエルレイドっていうポケモンはファントムという奴で、私達の敵であるギンガ団の一員なんです。」

「ギンガ団!?」

「元だけどな。」

(あのファントムって野郎がギンガ団と言う事は目的はリレイアの他にもある。
つまり・・・俺の今持っているしらたまだ!)

「それで、俺からしらたまも奪うのか?」
「ええっ、そんな気無いって!
だいたい俺達は昔、ギンガ団の一員だっただけだって。
今はただこの子とのお付き合いを・・」
「マスター、油断しないで下さい!」
「わかってる。」
俺はボールを握り締め、相手を威嚇する。
相手がギンガ団だとわかったいじょう、手など抜けない!

「なっ、何で戦闘態勢!?
たくっ、どいつもこいつも人の話は聞けよ。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/12(Mon) 01:04
〜死闘/Mortal Combat 〜

「ファントムだっけか?
まずはリレイアを放して貰うぞ!」
今度はボールを相手に突き向けながら言う。
相手はギンガ団、一筋縄にはいかないのわかる。
だが、俺にはリレイアを助ける義務がある。
彼女の主人として、そして彼女を愛する者として。

「彼女を放す?
残念ながらそれは無理な注文だな。」
わかってはいたが、当然相手もそれを拒否する。
それなら仕方は無い・・
「だったら――――」

「戦うまでだ・・だろ?」
ついさっきまでは、あの三匹の輪の中に居たチャーレム。
今度はそいつが急に俺に向かって攻撃を仕掛けてきた。
(チッ、デカ唇か。なかなかの速度だけどな―――)

俺はその攻撃を避けもせず
イヤッ、正確にはその攻撃が繰り出される前に――

バギッ!!

一発をそのチャーレムに浴びせた!
「ゴハッ・・。」
不意をついたハズが、逆に不意をつかれたチャーレム。
俺からの重い一撃を顔面に受け、無様にも数メートル吹っ飛ぶ。
「遅すぎるぜっ!
お前らの所の蝉野郎と比べたらな。」
「こいつぅ〜。」
殴られた箇所を手で撫でながら、デカ唇が立ち上がる。
まだやる気か?
「私はこの程度では負けんぞぉ!」

「止めとけ、お前じゃ無理だ。
コイツは今までにあのフィンケルとアニアとの戦闘に勝ってきている。」
怒りに我を忘れているチャーレムをファントムが止めた。
「なっ、アイツ達を?」
彼の言葉にデカ唇も一瞬ビビる。
正確に言うとアニアを倒したのはゲンだけど・・。


「なあ、お前はこの状況わかってるか?」
ファントムはこちらをにらめつける。
「ん?」
「こっちにはお前の大切なポケモンが居るんだぜ。
これ以上ハデに動いたら―――――――――――」
「そうしたら、俺がお前を潰す。」

「冷静に考えろよ・・。」

今度は冷たい目でファントムが言う。
この目付きの悪さ
俺といい勝負だぜ。

「ここは取引しないか?」
「取引?」

「お前、ギンガ団に命を狙われてるんだろ?
だったらこうしようぜ。俺がお前に奴らの情報を与える。
そしたら、お前に俺にこの子を渡す・・・簡単だろ?」
「えっ!?」
リレイアは俺の顔を見る。
明らかに自分を売るなという顔だ。
(わかってるよ。)

「悪いなぁ、俺の答えはもっと簡単だ。
お前を倒してからリレイアを助け、ギンガ団の情報も奪う。
これでどうだ?」
「俺を倒すか・・・。」






「大丈夫か、ミディ?」
ケイタとファントムの会話中、ソーサレスがミディの方へ駆け寄る。
ミディは腕を押さえながら必死に痛みに耐えている。
「イテテッ。俺さぁ、ただでさえ腕を痛めてたのに―――
アレで完全に折れたよ・・・。」
「まぁ、負けるのはわかってたよ。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/12(Mon) 01:07
〜勇壮な戦闘/Epic Struggle〜

「俺を倒すか・・・。つまり、それは俺と殺りあうってことか?」
ケイタ:「ああ。(当たり前だろ。)」
俺の返事に対し、ファントムは鼻で笑う。
そして、ゆっくりと手を突き出して構えをとる。
正直言って、この時から周りの空気が奴の方向へと変わった。
「ククッ、俺も昔は好戦的な方だったからな――一度、戦い出すと手が止められなくなるぜ!」
「そ、そのようで・・。」
(アレッ、マジで強そうだな。
せっかくカッコつけしたのに・・。)


「ルールは簡単だ。どちらかが負けを認めるまで戦いつづける。
もちろん、お前はそのボールのポケモンを使ってもいいぜ。」
「最初っからそのつもりだ。」

凄い余裕だな・・。
コイツ、やはり只者じゃない!

「ちなみに勝者には賞品として、あの子の所有権が手に入る!」
と、リレイアを指差しながらファントムが言う。
それにしてもムカツク野郎だ・・・。

「やっぱりお前にアイツを愛する権利はないな!」
「な、何!?」
「アイツを―――イヤッ、リレイアを賞品・・つまり物扱いするようなクズは消えろって言ったんだよ!」
「マスター。」

これは決まった!
漫画とかで良くある、実際に言ってみたいセリフのベスト10を言えた!
さあ、ここは大人しく手を――

プルプル・・

引く気はないよねぇ・・。

「黙れ――!」
当たり前のことながら鬼のような人相をし、ファントムは俺の方まで向かって来た。
口で言っていただけはある。これはかなりの速度だ!

「辻斬り。」

鋭く尖ったファントムの刃。
それはまるで大地をも切り裂くような速度で俺に向けられた。
狙いはもちろん、急所である首。

ビュッ―――――――!!!

「チッ。」
室内に響き渡る奴の舌打ち・・・。
俺は間一髪であの攻撃を避けたのだ。
「あ、危ねぇ。」
何とか当たりはしなかったが、これはかなり危険だ。
本当は俺一人で倒して、リレイアにカッコイイとこを見せ付けたいのだが止めだ。
ここは貝野郎を早めに―――

「マスター、上です!」

突如、耳に入った彼女の言葉。
俺はそれにすぐ反応し、上を見ると既にファントムの姿が!
おまけに技を出す体勢は完成している。
「くそっ、攻撃に間がない奴だな。」

「消え去れ!」

今度は奴の刃が落下スピードど共に、威力を倍増させながら襲い掛かる!
全く、せっかちなお客さんだ。
俺は防御の為にボールからさっそく貝野郎を出す。
コイツの殻は案外丈夫、この程度の攻撃なら受け止められるハズだ!

「シェルダーでチャンプブロック!!!」
「うおぉぉ――、オイラのでばっ」

キィィィン!!

「ぐっ!」
敵の刃と鋼鉄の殻が当たったその時だ―――
奴の顔が苦痛で歪んだ。

予想通りだ。
あの攻撃力でも貝野郎の防御は突破できないのだ。
「どうした、俺はまだ何もしてないぜ?<ここで調子に乗るのがケイタだ」
「ぐぅぅ〜。」





「だ、だからオイラは盾じゃなくて・・・。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/12(Mon) 01:09
〜宿命の戦い/Righteous War〜

(あの貝、かなりの硬さだ。そう簡単には崩せそうにないな。)

ファントムはペッと唾を床に吐き落とす。
片手はまだ押さえている状態。
よほど貝野郎の殻からダメージを貰ったらしい。
(これは好機!)

「シェルダー、まずは渦潮で奴の動きを封鎖しろ。」
「はいッス。オイラの華麗な技を披露ッス!」

ゴ・ゴ・ゴ・・ゴゴゴゴ――!!!

貝野郎の渦潮攻撃により、激しい水がファントムを両サイドから襲う!
狭いこの室内、奴の逃げ場は上にしかなくなった。
「チッ、地上は無理か。」
もちろんの事、敵は真上に避ける気だ。
だけど、そう簡単には逃げさせない。
「シェルダー、ここで更に氷柱張り。」
「今日のオイラは最高に目立ってるッス。」

ファントムの真上に現われたのは、先端が見事に研ぎ澄まされた数多の氷柱。
これで奴が上に飛べば、氷柱は至近距離からヒット。
もしそのまま地上に残るなら、初手に繰り出した渦潮に巻き込まれる。
これぞ目立ちやがり屋で器用な貝野郎だからこそ出来る連携技だ。

「さあ、渦潮か氷柱張りのどっちか好きな方を喰らえ!」

ゴゴゴ・・ゴゴ〜

「飛ぶしかないな、これは!」
覚悟を決めたのか、ファントムは渦潮をジャンプで避けた。
だけど、残念―――
空中でなら真上にギッシリと張り巡らされた氷柱攻撃は確実に当たる!
「よしっ、まずは先手を取った!」
「ぐっ。」


キン!!・・キン! キン! キーン! キン!!!


勢い良く降り注ぐ氷柱の軍団が床に落ちる音がした。
どうやら攻撃に成功したらしい。
「よくやったぞ、シェル―――――――えっ!?」

ミシィ・・・

「ぐはっ!!!」
油断していた俺は何故か後ろから攻撃をまともに受けて、そのまま吹っ飛んだ!



アレッ・・・どうしてだ?

あの状態で氷柱張りは避けられるハズがない

絶対に当たるハズだったのに

どうして――――?


俺は奴が何をしたのかわからなかった・・・。
だけど、ただ一つだけわかる事がる。
ファントムは攻撃がヒットしたと思われたあの時、俺の背後に高速で移動して攻撃を繰り出していたのだ。
その攻撃は俺の左腕に命中したらしい。
この痛み、この感触・・・おそらく骨が砕けたのだろう。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/12(Mon) 01:11
〜死の一撃/Death Stroke〜

張りつめた一瞬の後、凍りついたように動かぬケイタにファントムの刃が振り下ろされた。
ケイタの左腕はガラス細工のように粉々に砕け、ファントムは自分の影が他に移る感じた。
―元殺人者としての血が騒ぎ出したのだ。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――




「ぐぅ。」
俺はダメージを受けた左腕を必死になって押さえた。
だが既に痛み以外の感覚は無くなっているのに気が付く。
よく見てみると、左腕はパンパンに膨れ上がり、訳のわからない色へと変わっている。
これでは、ここからの戦いが相当不利な状況だ。
(情けない・・。)


「マ、マスター・・・腕が!!!」
そんな俺の痛々しい姿を見て、リレイアが叫び声をあげた。
気のせいか顔が青い。

「大丈夫、ただの打撲だ。」
俺は彼女を安心さえようと、嘘をついた。
けれども、表情まで嘘はつけない。
彼女にもすぐにバレているだろう・・。
(それにしても何が起こったんだ?)



「さっきの攻撃は少し危なかったぜ。」
俺のすぐ後ろでファントムが言う。
体に氷柱張りが命中した形跡は無い・・・。
となると、やはり避けられた!?

「クソッ、どうやって避けたがわかんねぇーけど、
今度こそ・・シェルダー、オーロラビーム。」
「合点ッス。」
そう言い、またもや貝野郎の攻撃がファントムに向かって繰り出された。
しかし、今回は当てるのが目的ではない!
奴のあの技を見切るのが目的だ。

ピュルルル〜

ファントムに襲い掛かる美しい光線。
だが敵もそれを余裕の表情で回避した。
イヤッ、消えたというべきか・・・

ビュンッ

今度は少し前に俺の倒した、唇野郎に位置にファントムが姿を現した。
「その程度じゃ、楽に避けられるぜ。」
そしてそのまま、攻撃体勢に!
「喰らえ、インファイト!」


急激に接近するファントム。
そして、それと同時に繰り出される強烈なラッシュ攻撃!
(こんな重いの貰えるかよ!)
「シェルダーでブロック!!!」

キン!

俺も負けずに貝野郎で壁を作り、攻撃を防いだ。
「やるな。」
完璧に上から目線のセリフだ。
まあ、この状況では無理も無いのだが、やっぱりムカツク。
「今度は、氷のつぶて!」
少しムキになった俺はガンガンと攻めた。

だが―――――――

「遅い!」

ビュンッ

毎度のように姿を消すファントム。
そして今度は俺の後ろだ!
「その右腕貰うぜ。」
「いぃっ!」
奴の刃に狙われた俺の右腕。
これを喰らえば、両腕が終わる。

俺は全力で体をそらそうとしたが、この速度では間に合わない!
(こうなったら――――)

ドス!!!!!
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/12(Mon) 01:13
〜邪魔/Hinder〜

ヒュンッ!

研ぎ澄まされた刃が空を切り裂きながら進む音――――
それはまるで、獲物を狙い済ました死神の如く俺を狙ってきた!

もちろん俺はその攻撃を避ける為に全力で体をそらそうとしたのだが、この速度では間に合わない!
(こうなったら――――)


ドス!!!!! と部屋中に響く鈍い音
そして流れる微量の血液――――


ケイタ:「ガハッ!」
リレイア:「ひゃっ!?」
ファントムの攻撃は見事に命中し、俺は腕を押さえ込みながら床へ叩きつけられた。
回避できなかったのだ!
しかし、その攻撃でやられた方は奴に狙われていた右腕ではない・・・。
先程痛められた左腕だ!


ケイタ:「ぐぅぅ、やっぱり痛ぇ――!」
俺はあまりにもの痛みで顔を歪めた。
こんなに痛い思いをしたのは何年ぶりだ?

ファントム:「なるほど、あらかじめ使えないとわかった左腕を盾にしたってわけか・・・。
お前、案外実戦馴れしてるんじゃないのか?」
ケイタ:「そんな事を言われても、嬉しくとも何とも無いな。」
俺は吐き捨てるように言った。
それにしても痛い・・。


ケイタ:「シェ・・シェルダー、次は渦潮で隙間無く攻撃だ。」
俺はひるまずに、次々と貝野郎に攻撃をさせる。
幸い、未だ貝野郎にはダメージは与えられていない!
俺が奴からの攻撃を粘れば勝てるハズ―――――


単純にそう考えていたのだ。


しかしながら、こちらも状況は同じだった・・。
ファントム:「渦潮は厄介だ。」
ファントムはビュッと姿を消して、貝野郎の後ろに回り込んで蹴りをいれた。
貝野郎は攻撃は殻で防げるのだが、踏ん張りがきかない為に後ろへと吹き飛ばされて渦潮攻撃は起動できなかった。
ケイタ:「まだまだ、氷柱張り。」
ファントム:「させるかよっ!」
シェルダー:「うわっ。」
立ち上がり前を攻撃され、再び飛ばされる貝野郎。
当たり前だが、技は発動しない・・。



これでは奴にも全くと言っていいほどダメージを与えることはできない。

(クソッ、さっきからビュン ビュンと消えやがって・・・。あの技は何なんだよ!?)
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/12(Mon) 01:15
〜瞬間移動/Teleport〜

いくら攻撃も続けても姿を消すことにより、巧みに技を回避するファントム。
その度に俺もダメージを受けている。


「ぐふっ!」

「マスター!?」
数回目の攻撃を受け、俺は床に転がる。
そろそろ左腕以外の箇所も攻撃を受け、スーツも血だらけになってきた。
骨も何本かいっていそうな状況だ・・。
しかし、それでも俺は立ち上がった。
この戦い―――

絶対に負けるワケにはいかないのだから!


「しつこい奴だなぁ、お前も・・・。そういうの悪くはないけど、好きでもないな。
昔のギンガ団での暗殺者だったころを思い出し――」
「オーロラビーム!!!」

ビュン

貝野郎のオーロラビームを避け、唇野郎のすぐ傍まで移動するファントム。
幸い、俺に攻撃は飛んでこなかった。
「余裕ってワケか?」


「人の話は最後まで聞こうぜ。」
奴はそう言い放ち、サイコカッターの構えをとる。
俺の体は痛みで悲鳴をあげている。
避ける暇なんてない。
「やられる前に氷のつぶて!」
俺はダメもとで貝野郎で攻撃を繰り出した。

ビュン

攻撃は当然のように回避された。
また攻撃を喰らう・・・。
せめて移動する位置さえつかめれば――――



そう思っていた。
しかし、以外にも奴の移動先はさっきと同じ!
唇野郎のすぐ傍だった。
この時、俺にはあることがピーンときた。
「そうか、そういうことか・・。」


(俺は何となく、奴はテレポートで移動していたと思ってきていた・・。
だけど、これまでの移動先や行動パターンを見てやっとわかった。
奴が俺の所まで来て、攻撃を仕掛けることの出来るある条件が――)
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/12(Mon) 01:18
〜あらゆる犠牲/Any Cost〜

(もしかして――)

俺にはわかった。
奴の攻撃の仕組み・・

つまり条件が!

「これで移動位置は掴んだ、あとを自然に向きを変えればいい。」
俺は小声でそう呟いた。
(あの消えてからの攻撃はこの条件で避けることが可能、後は気付かれないようにカウンターをできれば一気にいける!)


「何ブツブツ言ってるんだ!?」
俺の小声に反応するファントム。
だけど、対策を練れたことのは気が付いていない。

「ただの独り言かよ!」
そう言い、今度はサイコカッターを繰り出してきたファントム。
ここで消えないということは、やはり俺の考えは正しいハズ。
俺はそのサイコカッターをかわそうとしたのだが、やはりスピードが違う。
わずかに攻撃は肘をかすった。
「くっ。」
肘からはまたもや出血。
だけど、これでいい。俺の目的は自然に互いの向きを変えること。
これであの攻撃の条件は整った。
つまり奴の次の攻撃は必ずそれで来るハズ。
そこは上手くカウンターできれば・・・




「ハァ、まだ避けるか・・・さっさと諦めれば?」
俺からの反撃は最早ありえないと感じたのか、ファントムはニヤニヤと笑っている。
はっきり言って、ウザイ奴だ。
「焦るな、勝負はまだ着いて―――」
「もういいです、マスター。」
俺のセリフの途中に突然、大声で叫ぶリレイア。
表情はどんよりと暗くなっている。

「何がいいんだよ?」
「もういいんです。元からこの戦いに勝ち目なんて無かったんですよ。
ただ私はこれ以上、マスターの傷つく姿―――――見たくありません。
私は彼の所へ行きます・・だからマスターは・・」

つまり・・それは自分はもういいから、俺が死ぬ前に降参しろということか?
今の状況、彼女がそう思うのも仕方ないのかもしれない・・・。
で、でも―――

「馬鹿野郎!!!」
俺は彼女の大声を上回る程の大きさで怒鳴った。
本気で彼女に怒ったのはこれが初めてかもしれない。
「俺は大切な女性を置いて逃げれる程器用じゃないぞ。
だから、お前をアイツなんかに渡すことはできない。」

そうだ、絶対にお前を失わない。
そう誓って俺はこの戦いに挑んだんだ。

「で、でも・・このままじゃ―――」
「お前はいっつもそうだ!
リングマに襲われたときも、自らを犠牲にして俺を救った。」
「だって・・」
「黙って聞けよ、これは命令だぞ。
いいか、俺は絶対にこの戦いに勝つ!
そしてお前を・・・大切な女性を連れ戻す――この手で。
だからお前も俺をもっと信じてくれ。いつまでも自己犠牲なんてこと考えるな!」
俺はボロボロのスーツで顔を拭きながら、言いたいことを全部言った。
心の中で俺はもう少し、彼女に自分を信用してほしかったのだ。


「マスター。」
リレイアは目からポロリ、ポロリと涙を流し出した。
そして決意を固めた。
「私、マスターを信じます!」
「当たり前だろ。」


ファントム:「フンッ、俺だけ悪役ってワケか――――
そういの・・・面白くないんだよ!!!!!」
奴にとって俺達の会話は正直、イラッと来たのだろう。
ファントムはすぐさまに攻撃を仕掛けようとしてきた。
「リレイア、見てろよ。」
「はい。」

ビュン

奴の攻撃は俺の思った通り、消える方で来た!
これはさっそくのチャンス。
後は俺の考えが正しければ、移動先は―――――






俺の影!


バキッ

「ぐはっ!!!」
俺自身の影からグッと身体を突き出しながら、攻撃を仕掛けようとしていたファントム。
だが俺は完全に奴の移動先を読んでいた。
俺の裏拳がファントムの顎に命中し、奴は無様に吹き飛んだ。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/12(Mon) 01:20
〜影打ち〜

「ぐはっ!!!」
予想外であった俺の攻撃を受けたファントムは、後ろに飛ばされながらも何とか体勢を立て直した。
だが、顎への一発はやはりダメージが大きい。
足下がまだフラフラともたついている。

「今がチャンスだ。氷のつぶて。」
「任せるッス―!」

ヒュン!!! ヒュン!!!

この絶好の機会―――――
待ってましたと言わんばかりに貝野郎はファントムめがけて氷のつぶていっせい発射した。
「○×△・・、ぐぅぅ―――。」

ビュン

しかし、さすがに相手もかなりの実力者なだけはある。
まだ回転のきかないあの頭でこの状況を瞬時に判断し、何とか攻撃からだけでも逃れようと姿を消した。
だけど現われた位置はやはり予想通り―――
唇野郎の影上だ!

「ハァ、ハァ・・・。
何で俺の位置がわかったんだ?」
赤く腫れた顎を片手で押さえながら奴は俺にそう尋ねてきた。
口元からはうっすらと血が流れている。

「その消える技の仕掛けに気が付けば簡単にわかること。
それはお前が一番わかっていたことじゃないのか?」
俺のこの言葉に対し、奴の顔色は急変した。
「ま、まさか―――――――」

「お前のその技の正体は影打ち。
影が存在するエリアを自由に移動できる技・・
これで俺の攻撃を全て避けつつ、反撃も行っていたんだろ!」
俺はファントムに指を突きつけ、そう公言する。
同時に奴の額からは冷や汗が流れるのを感じた。
「ぐぅぅ、だけどな――――――
偶然に俺が影内を移動していただけで、実はテレポートを使っていただけかもしれないぞ。」
「その可能性はゼロに近いハズだ。」
「!!!」

「お前のその攻撃、影打ちはさっきも言ったが影が存在するエリアを自由に移動できる技だ。
だけどその移動先は生命体から伸びる影上のみ・・・つまり、この空間でお前以外の生物から影が伸びているのは俺とシェルダー、そしてそこに居るチャーレムの三人だ(リレイアとエーフィは部屋の隅に居るため、自の影は隠れてしまっている)。
そして、お前は全ての俺達への攻撃をある規則性に従って行っている。
それは俺自身の向きだ!」
「あっ・・」
「確かにお前のその消える技はテレポートの可能性もあった・・・。
だけど、それにしては一つ引っ掛かる点が出てしまうんだ。

そう、お前が攻撃を避ける際に偶に何故かチャーレムを挟んでいる事だ。
お前の技がテレポートなら簡単にいつでも俺の背後に来、攻撃を繰り出せたハズ。
だけどお前はそれができない――――――――
その理由はお前の技が影打ちであって、その時に影が俺とシェルダーの正面≠ノきていたからだ。

ここでお前が構わずに瞬間移動すれば移動先は必然的に背後では無く俺達の目の前――――
つまり出会い頭のカウンターを受ける可能性のある位置に来てしまう・・・。
だからお前はその時に限ってはチャーレムまで移動して、攻撃から逃れていたんだ。

そして、今――――俺とシェルダーの前に影が出ている。
加えてお前の位置は移動先で唯一の安全圏であったチャーレムの位置。
何処に移動しても、絶対に攻撃を喰らわすことができる状態。
俺はもちろん、ここで渦潮から氷柱張りで勝負を決めるぞ!<やった、このセリフは決まったぞ!」

「くっ!」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/12(Mon) 01:22
〜氷壁〜

「行くぞ、シェルダー。」
今、貝野郎の攻撃が完全にファントムを捕らえようとしている!
奴がこの攻撃を影打ちで避けても、出現できる場所は俺達の目の前。
つまり、影から出現した瞬間に確実にカウンターを受けるのだ。
もう何処にも逃げ場はない。

「とっておきを見せるッス。」
この最大の見せ場、貝野郎は張り切って渦潮と氷柱張りを作り出した。
これはかなりのダメージが期待できる。


「何してんだ、ソーサレス。
さっさと影ができる場所まで移動しろ。」
やはり奴にはこの攻撃を避ける手段が無いらしい。
リレイアの近くに居たエーフィに移動の命令をしだした。
これで影を作り、移動場所を増やす気でいるらしい・・。

(まあ、俺にとっては結局移動場所が限定されるワケで追撃しやすくなるんだけどな。)
しかし、そんな心配も必要なかった。
何故かそのエーフィはその場から動かない。

「スイマセン。私、あの悪タイプの黒い紐に触れて今は力が・・。」
「な、何?」
「これではっきりしたな。もうお前には避ける手段は無い!
行けっ、シェルダー。」
俺がそう命令したその瞬間、どこからともなく声が聞こえてきた。

「吹雪!」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/13(Tue) 18:50
〜繋がり〜

「吹雪!」

どこからか聞こえてきたその声と共にに室内全体に大吹雪が発生し、それは大きな氷の壁を作りだした。
その氷壁はケイタのグループとファントムのグループの間に現われ、くっきりと二つのメンバーに分けるように現われた。
「だ、誰だ?」
そう俺が叫んだ後、いつのまにやら部屋には大勢のギンガ団の姿が・・・。
10・・いや、20人以上の軍団だ。

「ギ、ギンガ団!?」

突然の敵の援軍に俺は驚く。
やはりファントムは奴らと繋がっていたのか・・。
この怪我だらけの状況で狙われたら終わりだぞ。

そう思ってビクビクしていたのだが、奴らの狙いは俺ではなくて逆にファントムの方だった。
「裏切り者を血祭りにあげろ――。」

ポン ポン

勢い良くボールから飛び出る大量のポケモン達!
それもゴルバットやヤミカラスにムクバード・・・格闘タイプが苦手とする飛行タイプばかりだ。
ファントムの顔が歪む。
「くっ、コイツら――どうやってこの場所が・・」


・・・


(何だかよくわからないけど、逃げるチャンス?)
今、ファントム達はこの氷壁によってここまで来ることができない。
その上、元同士に狙われている状態であり、俺達に構っている暇など無いハズだ。
俺はそう考え、貝野郎をボールにしまい込み、縛り上げられたリレイアのもとまで走った。
「リレイア、逃げるぞ!!!」
「でもマスターの体はボロボロで・・」
「気にするな。」
俺は両腕でリレイアをヒョイと持ち上げ、近くの窓ガラスを思いっきり蹴った。

パリン

窓ガラスはキレイな音をたてながら割れ、俺達はそこからすぐに外へ脱出した。
「しまった!?」
それを見て、ファントムがアッと声を出したのだが、思った通り・・・
追いかけてはこない。
この状況で俺達を追いかけている余裕など全くないという事だ。


(しかし、気になることがある・・・
俺は奴等の狙うしらたまの所持者なのに、俺の事を完璧に無視している。
う〜ん、俺の顔は下っ端にはまだバレてないってことかな?
イヤッ、それは有り得ないな。とにかく油断は出来ない。)

――――――――――――――――――――――――――――――――――


「ククッ、流石の貴方もその体でこの人数相手には無理だろう。」
指の関節をポキポキと鳴らしながら、敵は調子に乗りだしている。
この大人数の中、ファントムもピンチと感じて汗を流す。
「へっ、いいのかよ・・俺なんか相手にしてても?
さっき逃げたガキはお前達が探してるしらたまの所持者なんだぜ・・。」
この多人数・・一人でも多く向こうのケイタの方へ流そうと思って放ったこのセリフ。
だが、それは次の一言で全く効果を表すことは無かった。

「全く問題ない。奴等はフィンケル様が狩る。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/13(Tue) 18:55
〜ソーサレス〜

「全く問題ない。奴等はフィンケル様が狩る。」
敵の一人はニヤリと笑って言った。
半分信じられない話だったが、どうやら本当のことらしい。
現に奴等は一人としてケイタ達を追いかける素振りを見せない。

「フィンケルが狩るだと・・」

「その通りだ。本来ここで俺がぶっ潰したいところなんだが、あのガキはフィンケルの馬鹿が殺る事になっててな―――
本当に残念な話だぜ、全く。まあ、代わりにお前を狩れるワケだがな、ククッ。」
ファントムの呟きの後、奥から一匹のマニューラが喋りながら現われた。
彼の正体はもちろん、コンテストでしつこくファントムの部下を探していたあのバリスだ。
「フッ、久しぶりだな。バリスよ。
そうなるとさっきの吹雪もお前の技か・・。」
「ああ。」



唯でさえこの大人数。
ファントムは再度、周りを確認した。
(敵は飛行タイプのポケモンが十匹以上・・
加えて、あのバリスが来たとなると、やはりキツイな。)


そうこう考えている間、ぎこちない動きでソーサレスが彼の前に出てきた言った。
「ファントムさん、ミディ・・・ここは私に任せて彼女達を追って下さい。」
「なっ、お前は今は力がでなくて――」
「奴等の飛行タイプと互角に戦えるのは私だけです。
それにファントムさんをこんな所で失うワケにはいかない!」
「お前・・。」
その一言に胸を打たれたのか、ファントムの目からは一滴の涙。
それは昔、殺人鬼と言われてきた彼にとって珍しい出来事だった。
ファントムは馴れない涙を手で拭き取ると、ソーサレスの肩を掴んで言った。
「死ぬなよ。」
「わかってますから貴方は早く。」
「行きましょう、ファントムさん。」
鮮やかな飛び膝蹴りで窓ガラスを蹴り割ったミディがファントムの腕を引いて外へと逃げた。
そして、彼もまた一言をソーサレスに残した。
「後で追いついてこいよ!」
「ああ。」
その返事を確認だけをすると、二人はケイタ達を追いかけながら外へと消えて行った。
(もちろん、ケイタ達を追いかけるのは飽く迄もおまけで逃げるのが先決だ。)



「逃がすかよ。」
だけど無論、敵も簡単には逃がさせない気だ。
ソーサレスを無視し、外へと逃げ出すファントム達に攻撃を仕掛けようとしてきた。
だが、そんな事をさせない。

「リフレクター!」

室内のど真中に出現した不思議な壁。
それは、敵の打撃を全て無効化する技であった。

「クッ、攻撃が通らないだと!?」
相手の飛行タイプの攻撃は大抵が物理。
この壁は突破できない。
「お前達にファントムさんは渡さない。サイコキネシス!」
続けてソーサレスは強い念力を送り込み、周りの敵を全て薙ぎ払った。
「な、何て威力・・。」
悪タイプの紐で弱ってはいたが、敵の軍団を半壊させるほどの威力だ。
しかし、その中でバリスだけは余裕でその攻撃を流している。
「下らない。」

そう、マニューラのタイプは悪。
彼にはエスパータイプの攻撃は防がれてしまうのだ。

「なるほど、厄介な敵だ。
だけど、こっちにはリフレクターが・・」
「瓦割。」


パリン


「えっ!?」
全くの想定外だった。
せっかくのリフレクターがこうも簡単に砕けたのだ。

この時、彼は既に死を覚悟した。


人は死ぬ直前・・・
時間が止まったように感じるとよく聞く。
今のソーサレスがまさにその状況だった。
自分の一つ一つの呼吸が永遠のように感じられた。
そして・・・

「更に辻斬り。」


グシャッ
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/13(Tue) 23:48
〜ソーサレスの死〜

グシャッ

室内に小さく響き渡った斬撃音と、水しぶきの用に飛び散る赤い液体。

―血だ―

「あ・・ぁ・・・・・・・ぁ・・。」
バリスの辻斬りを受けたソーサレスはその場にバタンと倒れこむ。
一瞬で体は赤く染まり、周りも血の海へと変わっていった。
傷はかなり深いようだ。

「終わったな。」
バリスは自分の技の切れ味に満足しながら、死にかけたソーサレスの顔を覗き込む。
「がはっ。」
彼の口からは大量の血がでる。
どうやら自分はここまでのようだ・・・。
ソーサレスはそう感じていた。


ファントムさん

ありがとう

あなただけだった

ギンガ団で落ちこぼれだったこの私を

救ってくれた存在は

そして――――

ごめんな・・さ・・・・・ぃ


ソーサレスはファントムへの思いを描き、そのまま力尽きた。
目からはファントムと同じように涙が・・。
それは約束を守れなかった悔しさ、それともファントムへの熱い思いからのモノかは誰にもわからなかった。


「死んだか。さすがに元下っ端程度じゃこんなモンだな。
まあ、それにしても――――――――――」
バリスはソーサレスの死を確認すると、後ろをクルリッと振り返った。
そこにはサイコキネシスで大ダメージを受けた一員の姿。
「チッ、肝心な時に使えない野郎だぜ。
おいっ、セーラ出て来い。そこに居るんだろう?」
バリスが部屋のドアに向かって叫ぶと、そこからひょっこりとセーラが姿を現した。
どうやらソーサレスのサイコキネシスを避けるために室外の居たらしい。
「その子、死んじゃいました?」
「ああ、死んだな。後はアイツ達だけなんだが――
この下っ端共はもうダメだな。仕方ない、俺達だけでファントムを追うぞ。」
「了解♪」

二人はその後、割れた窓ガラスから外へ出るとすぐにファントムを追いかけていった。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/13(Tue) 23:51
〜ゲンとマイ〜

ケイタ達がファントムから逃げ出した時との同時刻
ある町の外れでのこと・・・


そこには人差し指上で器用にクルクルとボールを回す一人の姿。
それはあのアニア戦でケイタ達を救った謎の男、ゲンであった。

「今日も特に収穫は無しだったナ・・。」
そうポツリッと呟きながら、ゲンは気を失ったギンガ団の下っ端の上へと座り込む。
実は彼もギンガ団に狙われている身であり、ここ最近は毎日襲われているらしい。


ゲンが軽いため息をついていると、そこに彼のパートナーであるマイが現れた。
「戦闘・・大丈夫だった?」
彼のことが心配だったのか、わざわざ来てくれたらしい。
相変わらず無愛想な顔はしているが・・・。

「ああ、見ての通り大丈夫ダ。」
ゲン自分の下に居るギンガ団を指差しながら自慢気に言う。
狙われている立場のハズなのに顔はちょっぴり笑っている。

「それにしても、この一週間で11人カ・・・。
最近、良く狙われるナ。」
「でも、そのおかげで・・得られる情報もある・・・・・。」
「その情報なんだけど、全然収穫無しダ。
上はコイツ等に重要な事は教えてないらしいナ。」
ゲンはやれやれと言った表情をしながら、ギンガ団の上からひょいっと降りた。


「それで、そこに居るキミは俺達に何の用カナ?」


   「!?」


ゲンの声に反応し、物陰からガサッという音がした。
「そこに居るのは知ってる・・。」
そしてマイも彼同様、その気配に気づいていた。

   「これは驚いたな。いつからだ?」


「俺が良く狙われるようになったこの一週間くらい前からダ。」

   「どうやら、かなりの実力者のようだな・・。」

「それはそちらさんもダロ?」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/13(Tue) 23:54
〜カーズ=バイソン〜

ゲンとの会話の後、ついに物陰から姿を現したのは一匹のポケモンだった。
しかし、それはただのポケモンではなかった。

「お、お前ハ・・・。」


その正体を確認するなり、自然とその場から一歩下がるゲン。
相手が悪いと感じたのだ。
それもそのハズ―――

何と物陰から現われたのは伝説と言われている存在・・
DNAポケモン、デオキシスだった。



「あ、あなたの目的は何・・?」
ゲンとは違いここは退かずと、冷静な口調で話すマイ。
しかし、心なしかいつものクールな表情は崩れ気味である。

敵はその二人をゆっくりと見た後、少し間を空けてからようやく口を開いた。
「俺はギンガ団、第一部隊を率いるカーズ=バイソンというものだ。
今日はお前達を抹殺するために来たのだが・・・・・
フッ、俺が隠れていることわかるとはなかなかの奴だな。」
彼のギンガ団、そして抹殺というワードを聞くなり、ゲン達の警戒心は強まる。
(やはり、俺達のことは既にバレていたカ。)


「第一部隊ということは、アカギの手持ち内の―――」
「一番の実力者であり、リーダーだ。」
(チッ、ついにはリーダー格かヨ・・・。
それにしてもこの実力、サシは不味いな。)


「さあ、お話しは終わりだ。
他の隊が頑張っているのに俺だけサボるワケにはいかない。
さっさと始めようか?」


相手は戦う気満々。
絶妙な笑みでこちらに向かって来る。
どうやら逃れる事の出来ない戦いのようだ。
「マイ、手持ちはどうダ?」
「ゴメン・・・、マルマインが一匹。」
「俺もルカリオだケ。同じようなもんダ。
だが、殺り合うしかなさそうダナ!」


互いに覚悟を決める二人が――
ここで衝突した!
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/13(Tue) 23:56
〜逃げ道〜

タッ タッ―――

「ソーサレス・・。」
ソーサレスの無事を祈りながら、暗い闇の中で必死に追っ手から逃げようとするファントムとミディ。
ケイタとの戦いのせいか、疲れでスピードはあまり出ていない。

「ファントムさん、足は大丈夫なんですか?」
ファントムのことが気になり、ミディが声をかける。
「気にするな。直接ダメージは受けてない。
ただな、やはり疲れがでている。ギンガ団を抜けてから体が鈍ったな。
だが、これくらいのスピードが一番良いだろう。
追っかけて来るのは奴等じゃなく、ソーサレスの方だからな。」
「ファントムさん・・・・・・・・・。
そうですね、きっとソーサレスは戻って来ますね。」

二人はソーサレスの帰りを信じ、そのままケイタ達を追いかけていった。
だけど、二人は知らない・・。

ソーサレスはもうこの世に居ないことを――――――

――――――――――――――――――――――――――――――――――

同時刻、ファントム達より少し先の場所で

ケイタ達は

「ハァ、ハァ・・。」
疲れと痛みのせいで足がもう動かない。
俺の動きはすっかりその場で止まってしまい、今は近くの木陰で休んでいる。
「マスター、足を見せてください。」
自分を縛り上げていた紐もといて貰い、すっかり回復したリレイアは今度は俺の看病に移ってくれた。


「冷やしますね。」
「ああ。」
俺の痛んだ足を近くの川で汲んできた冷水で冷やしてくれている彼女。
やっぱり、彼女が居ると落ち着く。
例え自分がどんな状況であっても――――――
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/13(Tue) 23:59
〜それでもお前が好きだから〜

彼女の看病のおかげで足の痛みは随分とマシになっていた。
だが、折れた左腕や大きなダメージを受けた箇所などはやはり痛い。


「イテテッ・・・。」
体を少しでも動かそうとすると、体の全体に激痛が走る。
よくこれで先程まで走れたものだ。
そう思っても可笑しくない程の痛みだった。

「マスター。」
俺のそんなだらしの無い格好を見て、リレイアが手を掛ける。
「痛みますか?」
俺は「ちょっとだけな。」と言ったのだが、彼女の同調の前では無意味。
すぐに我慢している事はバレてしまった。


「ごめんなさい、私のせいで・・・。」
目から涙を流しながら、謝るリレイア。
俺がこうなったのも全て自分の責任だと感じているのだろう。

(リレイア・・。)

俺はポケットからハンカチ―――――は無いので、代わりにポケットティッシュを取り出し、それで彼女の涙を拭い去ってやった。
涙のひとつひとつから彼女の悲しみの思いが伝わってくるのを何となくだが感じられた。

「お前が悪いんじゃない。全部アイツ達のせいだ。」
「グスンッ、でも―――――――やっぱり私のことが嫌いに・・。」
「誰もお前を責めたりなんかしない!」


それに―――――――――――――


「お前のことが本当に好きなんだよ。
簡単に嫌いになんかなれるくらいの愛じゃないんだ。」

「マスター(///)。」
俺のその言葉を聞き、顔を赤くするリレイア。
何だか俺まで恥ずかしい。



そして

その時だった

彼女の体が薄っすらとした光に包まれたのは――
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/14(Wed) 00:01
〜いやしの願い/Healing Wish〜


薄っすらとした光に包まれるリレイア

俺は彼女の体から溢れ出すサイコパワーを肌で感じた

そして、その次の瞬間だった――――――――

その光はゆっくりとまるで川が流れるように

俺の体の方まで伸びてき

そのまま俺の全身を走った

暖かい・・・



でもどうしてだろう?

こんな状況なのに、何だか気持ちが良い

俺はこの心地よい気分の中

そぉ〜と目を閉じていった・・・




まるで誰かに抱かれているような気がする
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/14(Wed) 00:03
〜いやしの願い/Healing Wish the second〜

俺の体をふんわりと抱き上げるこの感触

癒される

俺はしばらくその温もりに浸っていた・・・


そしてその後、目を開けると

あることに俺は気が付いた――――


「怪我が治ってる!?」
それはまるで嘘のような出来事だった。
先程まであんなにひどかった傷が全て癒されていたのだ。
俺は試しに足や手、様々な部分を動かしてみると・・

(全然、痛くない!)


「リレイア、お前が―――――――っん?」
俺はこの回復は彼女のおかげなのだろうと思い、さっそく礼をしようとリレイアの方を見たのだが、彼女は既にすやすやと眠りに付いていた。
あれだけのサイコパワーを放出したんだ。
きっと疲れが出てきたのだろう。
俺は眠る彼女にそっと「ありがとう。」と、言った。
そして、彼女を背に負んぶすると再び歩き出したのだった。



(まさかリレイアにあんな力があったとは知らなかった・・。)
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/17(Sat) 00:36
〜バリスとセーラ〜

「そんな馬鹿な!」

静かな闇の中、ファントムが出会ったのは期待を込めた仲間ではなかった。
むしろ、敵であるバリスだったのだ。
しかも後ろには見慣れないムウマも一匹居る。


「やっと追いついたぜ。」
鋭い爪を舌でペロリと舐めながら、薄気味悪く笑うバリス。
体中には赤い血がついている・・・。
「ま、まさかソーサレスを?」
「ソーサレス―――あのエーフィか。
ああ、すぐに楽にしてやったぜ。」

その言葉を聞いた瞬間、
ミディがバリスに向かって飛び掛った!

「この野郎―――――、アイツの恨みは俺が晴らす!」
ソーサレスの仇と言わんばかりに彼は渾身の力を振り絞って跳び膝蹴りを繰り出した。
だが――――

パシッ

「何?」
彼の跳び膝蹴りはバリスの届くこともなく、簡単にムウマに受け止められてしまった。
「この程度の技で恨みを晴らそうなんて・・・・
ソーサレスさんも哀れですね。」
「黙れ、気安くアイツの名を呼ぶな。」
今度は右ストレートをムウマの顔面にぶちかましたのだが・・・
「クスッ♪」
またしても受け止められた。


「ダメですよ、格闘技は私には効きませんよっ!」
そう言って、思いっきりムウマはシャドーボールをミディにぶつけた。
「がはっ!」
もちろん効果は抜群!
ミディは大ダメージと共に吹き飛ばされた。


それを見て彼を助けようとするファントム。
しかし、今度はバリスが通せん坊。
「おっと、お前の相手はこの俺だ。」


「バリスさん、こっちのチャーレムは貰いますよ。」
「勝手にしろ。」



どうやら、それぞれが戦わなくてはいけないらしい・・・。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/17(Sat) 23:29
〜命の玉〜

互いに見つめ合うファントムとバリス。
元々は同士であった彼らの因縁の対決―――――――


(相手はあのバリスか。昔は断然に俺の方が上だったが―――
今のこの鈍ったカラダでは少し厄介な戦いになりそうだぜっ!)

一旦ファントムはバリスから距離をとると、手から木の実を取り出した。
(オボンの実!)
この実は食べることによって、ポケモン達の体の怪我を癒してくれるというありがたい代物である。
ファントムはさっそくそれを頬張る。

パリッ ポリポリ・・・


実は噛めば噛むほどファントムの体を癒していく。
そして、最後には完全回復!
「チッ、まずは体力の回復か・・・。」
「ああ。」
「まあ、そのおかげでこっちも遠慮無く戦えるぜ!」
今度はバリスの方が何やら不気味に輝く玉のような物を取り出した。
同時にバリスの爪に凄まじい力を感じる。

(アイツ、自慢の命の玉か・・・。あれで切り裂かれたら、さすがの俺の刃でもガードしきれないな。
だったら―――、攻撃は全て避ける必要がある。)


「これでさっきのエーフィみたいに終わらせてやるよ!」
鋭く尖った爪に己の生命エネルギーを注ぎ込みながら、ファントムへ突進するバリス。
スピードはかなりの速め!

「クッ。」

しかし、ファントムも実力者。
何とかではあるが、相手の攻撃かわしてみせた。


「随分と速くなったな。」
「お前がダラダラの平穏な世界で過ごしている間、俺は腕を磨いていたからな!」
「ああ、そうかよ。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/17(Sat) 23:32
〜命の玉 the second〜

バリス:「喰らえ、吹雪!」
本日二回目の吹雪攻撃を繰り出すバリス。
だが吹雪は威力は高いのに対して命中力は低め。
ファントムにはそう簡単には当たらない。


「チッ。」
技を外したバリスが悔しがる。
「遠距離攻撃じゃ、せっかくのお前の速度が無駄になるぜ。」
「うるせいっ、辻斬り!」

バリスの爪に再び集まる生命エネルギー。
全く攻撃時の間隔がない・・・。
「少し考えが甘いな。」

ビュッ!

ファントムは得意の影打ちでバリスの辻斬りをかわした。
そして、ケイタの時と同様にバリスの背後へと回り込み―――――
一発をブチ込む!

バキッ

「グフッ!?」
ファントムの攻撃は見事に相手に命中。
攻撃中のバリスは避けきれず、背に攻撃を受けた・・。
威力は低いものの、確実にジワジワとダメージを与えられるのが彼の影打ちだ。

「どれだけ経験を積もうが、冷静になれない所は変わらないな!」
「フンッ、さすがはギンガ団最強と言われていただけはあるな。
だがな、昔と比べると俺との差はそんなに無いぞ。」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――

一方、セーラとミディの戦い・・・


「攻撃が当たらない・・。」
何発打ち込んでもふんわりと浮かぶセーラの体にはミディの攻撃は届かない。
先程からそんな状態が続いている。

「フフッ、無理ですよ〜。私の方が強いんですから♪」
クスクスと笑いながらセーラは上空からミディ見下ろす。
「ぐぐぅ〜、何故攻撃をしてこない!」
「簡単に倒しちゃったらつまんないでしょ?
でも、もうこの鬼ごっこもあきちゃいましたね・・。」
今度は冷酷な微笑を浮かべるセーラ・・・。
そして――――


「♪♪―ラ〜ララ〜♪ ララララ〜♪ ララララ〜ララ〜♪―♪♪」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/17(Sat) 23:34
〜滅びの歌〜

「♪♪―ラ〜ララ〜♪ ララララ〜♪ ララララ〜ララ〜♪―♪♪」

突然、上空から歌い出すセーラ。
その歌声は美しく、まるで風の音のよう――――
しかし、そんな歌声にも何処かに棘はある。
これも立派な技なのだから・・


「ラ―――アア――――ァァ・・♪」
歌い終わると、セーラは満足そうな顔をして地上に降りて来た。

(技は既に終了したのか?)
そう思ったのだが、ミディにダメージは無い・・。
間接系の攻撃だったのか?

「何だ、さっきの歌は?
ただの遊び―――――――」
「自分の胸を見てください♪」
「あん?」
ミディは言われた通りに自分の胸に目をやった。
そして、あることに気が付いた!


「なっ!!!」

何と彼の胸には光のようなモノで作られた大きな10の文字。
良く見ると、相手の胸にも同じような文字が浮き出ている。
「私に何を・・!?」
「フフッ、今から簡単なゲームをしましょうよ♪」
「ゲーム?」

フワフワと地上付近で周りながらセーラは説明をしだす。
「さっきの私の技は滅びの歌というモノです♪
そして、このゲームの参加条件がその歌を聴くこと・・。」
「何!?」


「胸にカウントがありますよね。」
胸の10の文字を強調し、セーラは軽くウインクしてみせた。
ミディもそれにあわせて頷く。
「これはある一定の時間毎にドンドン数が減っていく仕組みなんです。
これが0になるとゲームオーバー・・・つまり死ですね♪」
平気で死という言葉を使う敵。
それもゲームで・・。
完全に狂っているとしか思えない。


「しかし、それでは両方が―――」
「焦らないで下さい。ゲームっていったでしょ♪
これには更に細かいルールがあるんですよ。
まず、このカウントはゲーム参加者に攻撃を加える度に変動する仕組みなんです。
つ〜ま〜り、攻撃を与えればカウントは増え、逆に受ければカウントが減るんです。」
「!?」
更にセーラは淡々と話しを続ける。
「そしてもう1つはこのカウントは身体の運動によってダウンする速度が変わるということです。
簡単に言えば、無駄に動けば動くほどドンドン数字は減っていくってことですよ。
ちなみに片方が死ぬと、このカウントは消えるので安心して下さい。」

「リスクが高いが効果は絶大か・・。」
「そういうことですね。
後、動きは出来るだけ最小限に―――ね♪」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/17(Sat) 23:36
〜滅びの歌 the seond〜

互いの胸に刻まれた10の文字。
このカウントが0になった時、死が訪れる。
それがセーラの技、滅びの歌である―――

セーラが技の説明を終えると、両者のカウントは既に9になっていた。
どうやらカウントが1つ落ちるのにそんなに時間はかからないらしい。
これは短期決戦となる予感だ・・。

「今度は空中でコソコソと逃げないんだな?」
「私も死ぬのは嫌なんで♪」


前回も言った通り、このカウントはただ単純に減っていくわけではなく、あるルールによって変動していくのだ。
そのルールは簡単に2つある。

1つ目:このゲームの参加者にダメージを与えたとき、ダメージを与えた側はカウントがアップし、逆に受けた側はダウンする。
つまり、多くの攻撃をヒットさせれば有利なカウントになるのだ!

2つ目:このカウントのダウンスピードはプレイヤーの身体の運動と深く密接している。
簡単に説明すると、動けば動く程カウントはドンドン減っていくということだ。



「さて、私は無駄に動きたく無いので貴方の方から攻めますか?」
「そうさせて貰う!」



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

〜そんな頃のポケモンセンター〜

「反省会っていつまでしてるのかしら?」
あれから全く帰ってくる気配を感じさせないケイタの事が気になり、モミはブツクサと呟きながら彼の部屋へと向かっていた。
気になると言っても、リレイアとの関係がだ・・。
(ああ、私が居ない間に二人で夜の楽しみでもしてたらどうしよう・・。)
モミはそんな事を考えながら、彼の部屋の前まで来た。
彼女はそこで一度深呼吸をしてからドアを開ける。

ガチャ

「ちょっと、二人とも――――――ほへ?」
何とビックリ!?
ドアを開けて部屋を覗いてみたのだが、そこには居るはずの二人の姿がない。
そして、何故か割れた状態で放置された窓ガラス・・。
「・・・。」
何が起きたか全く予想のできないモミ。
彼女はしばらくポカーンと口を開けながらその場につっ立っていた。








(夢―――だよね。うん、これは夢だよ。早くベッドに戻らなくちゃ・・・・。)
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/17(Sat) 23:40
〜夢ですよ〜

ポケモンセンター内
部屋に戻る途中の廊下――――
自分のすぐ傍に現われた小さな影


「誰か居るの?」
少し驚いた表情をしながら、モミはその影をそ〜っと覗き込もうとする。
今、彼女の脳内では何気に
(ケイタ君・・・にしては小さいなぁ。リレイアちゃんかな?
あれれ、もしかしてゴーストタイプのポケモンだったり!?)
とありえもしない妄想でいっぱいだった。


彼女が影に顔を近づけると、その正体がようやくわかった。
ちょっぴり寝ぼけ面で、久しぶりの登場であるフレスカだった♪
フレスカはモミの顔を見るなり、大きな欠伸をふわぁ〜とする。
どうやらかなり眠いらしい。
「むにゃ・・むにゃ・・・・・・。まだ起きてたんですか?」
落ちかけたまぶたをゴシゴシと擦りながら、フレスカが不思議そうに尋ねる。
そう言えば、既に良い子は寝る時間だ。

「何かケイタ君達が心配でね―――さっき部屋を見てきたんだけど、誰も居なかったのよね。
それで今から部屋に戻る所なんだけど、フレスカちゃんは?」
「僕もちょっとケイタさんが気になって・・。
アレッ、部屋に誰も居ないって?」
彼女の爆弾発言でフレスカの目がパッチリと開く。
それと同時に激しく動揺を起こす。
しかし、モミは特に気にしていなそう。
イヤ、むしろ冷静だ・・。

「放っておいても大丈夫よ、これはただの夢だから。それより早く寝ましょうよ♪」
何とモミは本気でこれは夢だと思い込んでいるのだ。
「うっ・・。」
流石にこれには少し引き気味のフレスカ。
だが、彼女はそんな事も気にせずにそのまま強引にフレスカを部屋まで連れ戻して行くのだった・・。




「本当に夢ですか?」
「当たり前よ。私達がここの展開ででてる時点で何かおかしいもん。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/17(Sat) 23:42
〜セーラとの戦い〜

セーラとの戦い・・滅びの歌によって短期決戦が強いられるこの状況。
先手を仕掛けたのはミディ!
彼はセーラに拳を突き出した。
するとその瞬間、冷気がドンドンとその拳に込められていった。
これは冷凍パンチだ。

「地上に降りたことを後悔させてやる。」
彼は集まった冷気を自分の拳内に留めると、セーラへと猛突進した。
彼女は彼のそんな姿を見て鼻で笑う。
「そんな直線的な攻撃が通用する?」
彼女は予想通りというような顔を一度すると、今度は技の体勢へと移った。

「まもる!」

彼女の使用したのは防御技のまもる。
これにより薄っすらとした透明な壁が前方に出現。
これならミディの攻撃を簡単にシャットダウンできるのだ。
「これで私は無駄に動かず、貴方の攻撃を防げますよ。」

(これで相手のカウントのみを早められる。)
セーラはそう考えていた。
しかし、ミディの方が彼女より上手だった・・。
彼はその技を読んでいたのだ。
セーラが気が付いた頃にはもう彼の姿はない。

「消えた?」

実はあれはただのフェイントという技で、本体はこっそりと敵の後方へ移動していたのだ。
もちろん、こんな展開になるとは知らなかったセーラは防御に入ることが出来ない。
ミディはそれを待ってましたと言わんばかりに、本命の攻撃を繰り出す。

「防御はさせない。バレットパンチ!」
この声でようやくセーラは、自分の後ろにミディが居ることに気が付いた。
だがやはり、防御は出来ない。
「!?」

ダダダダダッ!!!!!

「きゃっ!」
まるで弾丸のような速く、そして硬いパンチが命中し、悲鳴をあげるセーラ。
更にミディはその様子を確認すると、追撃モードに入った。
「冷凍パンチ、続けて炎のパンチ!」

ベキ―――ッ!

「ぐにゅっ。」


「どうだ、これでお前のカウントは1まで減ったな。」
セーラの胸のカウントを指差しながらミディは言う。
自分のカウントはまだ6。

勝った。

そう確信したその時だった――――


「フフフフ・・・。」
突如、セーラが不気味な笑い声をあげた。
「何が可笑しい!?」

「ここまで全て私の作戦通りだからですよ。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/17(Sat) 23:45
〜セーラとの戦い the second〜

突然のセーラの不気味な笑い声。
それは暗いこの空間にゆっくりと響き渡り、文字通り滅びを連想させるような独特な雰囲気を作り出していた。


「ここまで全て作戦通りですよ。」
ミディからの猛攻を受け、自分の残りカウントはたったの1。
そんな絶体絶命の状況でも、セーラは全く顔色を変えない。
それどころが、自分の作戦通りだと言い出したのだ。

「どういことだ!?」
「こういうことですよ!」

その時だった―――――
セーラの目から一瞬、真っ黒な閃光が放たれた!
それは見事にミディの胸のカウントを貫き
そして、ゆっくりと消えていった・・

「何だ、あの技は!?」
セーラの謎の攻撃を受けたミディは、慌てて体を確認した。
不思議と痛みはない・・・。
「ただの脅しか?」
「まぁ、カウントの確認をしてみては?」

ミディはセーラに言われた通り、カウントの確認をした。
すると、何故か自分のカウントが4にまで減っていた!
更にセーラの方を見ると、逆に4にまで増えている。
(受けた攻撃は一回だけなのに何故?)

「フフッ、不思議ですよね〜♪
実はさっき痛み分けという技を使用したんですよ。」
セーラは得意げそうに自分の技を暴露し出す。
「痛み分けは自分の受けたダメージを相手と分かち合う防御不可能な技。
つまり、これで私と貴方の受けたダメージ、更にカウントを同じにさせて貰いました♪」


「クソッ、だけどな――――もう一度、私が攻めれ・・!」

ピタッ

「か・・体が!?」
もう一度攻撃を試みようとしたミディだったのだが、何故か体が全く動かないのだ。
(そうか、相手に与えたダメージが私にも・・・)
実はセーラは自分が受けたダメージをミディに返すことによって、彼の動きをも封鎖していたのだ。


「あれれ、もうカウントが少ないですよ〜。」
「!」
気が付くと自分のカウントは既に2だ。
しかし、セーラは変わらず4。
(どこにこんな差が?)

「その顔を見ると、どうして自分のカウントの方が減りが早いか気が付いていなようですね。
教えてあげますよ。貴方と私では体を動かした量が違います。」
「なっ!?」


そうだ――――――

このカウントのダウンスピードはプレイヤーの身体の運動と深く密接している。
その為に動けば動く程カウントはドンドン減っていくのだ。
セーラはその場から全く動いていない。
だが、ミディは攻め続けで大量に体力を消費させていた。
つまり、このままでは一方的にミディのカウントが減っていく。

今、彼の頭の中には何とかしなくてはという考えでいっぱいだった。
しかしながら、体が動かなければどうしようもない。

負けだ・・・。


「後は貴方のカウントが0になれば終わりですね♪」
実に気楽なものだ。
セーラはミディのカウントをじっと見つめながら、上空へと再び逃げていった。
これで攻撃も当たらない・・・。
「全ては作戦通りかよ――――――」

ドサッ

チャーレムは元々は耐久力の低い種族。
彼の受けたダメージはセーラと同じでも、体に受ける負担はその分大きい。
ミディはそのままその場へ倒れた。
そして、カウントだけが静かに動いていく。










「!!!」


・・・




・・・




ファ・・ン・・ト・・ム・・・さ・ん・・・

ミディのカウントが0になった時。
彼の存在はこの世から消えてなくなったのだった。

そこにはセーラの不気味な笑いのみが残るのであった。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/17(Sat) 23:47
〜ファントムの最後?〜

ビッ!



キン――――ッ


キン キンッ!



激しく己の技をぶつかり合わせる二人。
戦いはだんだんとヒートアップしていく!


「メガトンパンチ!」
「冷凍パンチ!」

バシン!

攻撃はまたもや相打ち。
お互いの実力はほとんど同じ。
戦いは長引く一方。

(スピードはアイツの方が若干だが上か・・・?)
ファントムの腕は昔と比べると、かなり落ちている。
最早、スピードではバリスの方が上となっている状況だ。
(マニューラ自体、速いからな―――何とか捕らえたいな。)


「スキあり、吹雪!」
「しまった。」

ヒュゥゥゥゥ〜

ファントムが一瞬だけ考え事をした瞬間を狙い、バリスは吹雪を仕掛ける。
命中率は相変わらず低いが、ファントムの反応はそのスキのせいで遅れている。
当てるには十分だ。


「危ねっ!」
しかし、そんな状況でもファントムは真横に跳び、間一髪で攻撃を回避してみせた。
だが、バリスもその後の硬直を見逃すことなく、素早く攻撃を仕掛けた。
「体勢を崩したな。氷のつぶて!!!」
技はあのシェルダーも得意とする氷のつぶて。

ドドドッドドッドッ!!!

「グハッ――――カフッ!?」
至近距離から発射されたつぶての威力はシェルダーの比ではなかった。
ファントムはそれを直で全弾喰らった。
氷の突き刺さった箇所から真っ赤な血が流れる。

それでも尚、バリスは攻撃を止めない!
「猫騙し!」
バリスは両手をパチンッと叩き、ファントムを怯ませる。
これで次の大技を確実にぶち込むことが可能になる。
もちろんバリスもそれを狙っており、ファントムに冷凍パンチをお見舞いした。
しかし、狙ったのはボディではなくて彼の足だった。

ピキ・・ピキキ

冷凍パンチを受けたファントムの足は見るみるうちに氷漬けとなっていく。
そして・・・ついには足の全てが凍ってしまった。

「あ、足が・・!?」
足が封じられたファントムは地に倒れて必死にもがいた。
このままではやられる。

そして、敵は容赦なく攻撃を続ける。
「これで回避は不可能だな。クタバレ、吹雪!」
いくら当て辛い技でも、動けなければ避けられない。
ファントムをバリスの最大奥義が襲う!
「詰みだ。」


ヒュゥゥゥゥゥ〜




「クソッタレが・・!」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/17(Sat) 23:49
〜終結の予感〜

ヒュゥゥゥゥゥ〜




「クソッタレが・・!」

ファントムの足は冷凍パンチを喰らい、氷漬け状態の今
最早彼にバリスの吹雪を避ける術はない。
そして――――――――

ピキンッ!

吹雪は狙った獲物を完璧に捕らえ、その全てを凍らせてしまった。
「念のために・・・。」

ヒュゥゥゥゥゥゥ〜

ファントムの耐久力を考え、更にもう一発をお見舞いするバリス。
顔は勝利の笑みを浮かべている。
「ククッ、一対一で奴を倒したこの瞬間、ギンガ団最強は
この俺に―――――――――――――――――――――えっ!?」



完全に終わったと思っていた・・・
だが、彼は俺のすぐそこに居た

何故?



「インファイト!」
何とそこには、ついさっきに殺したハズの男・・・
ファントムの姿があった!
しかも今まで以上のスピードで近づいて来ている!
(よ、避けれな――っ!?)

ドドッド! ドドド!!!

「がはっ!」
ファントムのインファイトに全く反応出来ずにバリスは吹き飛ばされる。
悪と氷タイプの彼にはインファイトの威力は4倍!
そのダメージのせいで起き上がることが出来ない。
ファントムはそんなバリスの姿を遠くから見下ろしている。

「お前の足は凍らせたハズじゃ・・・・・・・
一体、どうやってあの吹雪を避けやがったんだよ!?」
やられた箇所をおえながら、苦しそうな口調でバリスは言う。
「あの瞬間、炎のパンチを打って溶かさせてもらった!」
ファントムはそう言い、自分の片足を上げてバリスに見せつけた。
そこには大きな火傷。
実はファントムは、自分の足に炎タイプの技を放つことによって、氷を溶かしていたのだ。


これでファントムが吹雪を避けられた理由はわかった。
だが、バリスにはひとつだけ腑に落ちないことがある。
それはインファイトを打つ瞬間のスピードだった。
彼の足は多少の火傷を受けている状態だった。
つまり、あれ程のスピードは出せるはずが無いのだ。
しかしながら、彼はそれを遣って退けたのだ。


「だ・・だが・・・・・そんな火傷をおった足でどうやって――」
「俺の特性だ!」
「!?」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/17(Sat) 23:54
〜終結の予感 the second〜

油断していた・・・。
信じられないことに、ファントムはあの土壇場で自分の限界速度を引き上げたのだ。
自分の勝利を最後まで信じきっていた、バリスには当然その攻撃を読むことは不可能。

だけど何故急にスピードが?
戦いの中で己の方が速いと確信していたのに。


その答えはファントムの「特性」とい言葉の中に隠されていた――――




「お・・お前の特性が・・ガフッ・・・何・なん・・ガッ・・だ・よ?」
話の合い間に何度も血を吐きながらバリスは喋る。
目は完全にいっている・・・。


カッ カッ

そんな生気を失いかけている敵に、ファントムはゆっくりと近づいた。
「忘れたか、俺の特性は不屈の心だ。」
「ふ、不屈の心!?」
聞いたことも無い言葉にバリスが反応する。
しかしながら、それが今回の事にどう関連したのかを彼は知らない。
「そうだ。この特性は相手の技により怯んだ時、発動するようになっている。
そしてその効果は、限界スピードの上昇だ。」
「怯みって・・・。」
その後もファントムは冷静に話しを続ける。
「お前が俺に冷凍パンチを当てる際につかった猫騙し。
それがこの特性の引き金となっり、結果俺はお前のスピードを超えたんだ。」
「あ・・あの技が!?」
バリスはしまったという顔をし、必死で地に這いつくばって逃げようとする。
けれでも体は動かない。

「よほどダメージが蓄積されているようだな・・・。
まあ、自分の命と引き換えに攻撃力を上げる命の玉を使った結果――自業自得だな!」
「俺に・・・寄るな!」
「そうは行かないな。お前はここで死ぬ!」
そう言い、ファントムが腕を振り上げた瞬間
後方からどこかで聞いたことのある声が耳に入ってきた。

「止めてください、ファントムさん!」

「えっ?」
ファントムは驚いて後ろを振り向いた。
すると、そこには逃げたハズのリレイアの姿が・・。
そして更に可笑しなことに、彼女は泣きながらバリスのことを庇いだしたのだ。
「何で、君がそんな奴を?」
そんな異様な光景を目にし、ファントムは反抗をする。
しかし、彼女の口からはとんでもない一言が返ってきた。
「敵でも殺す必要は無いんです。彼はまだやり直せます!」
「!?」


(アイツが・・?)


彼女の「やり直せる」という言葉。
それを聞き、一瞬だがファントムの胸がドキッとした・・。
今になって考えてみると、自分も昔は奴と同じ様に悪に満ちていた。
しかし、現在ではこうやってまとも(では無いかもしれない)に生きている身。
コイツももしかしたら俺みたいに―――――――


(そうかもな・・。)


「わかった。トドメは止めておこう・・・。
だがな言っておくぞ、次は絶対に無いと思えよっ!!!」
ファントムは振り上げていた腕を下ろすと、後ろを向いてその場から離れた。
そして、バリスからは「ああ。」と力の無い返事・・。
ファントムはチッと舌を打った。
(俺も随分と甘くなったもんだ。)


「これでいいのか、リレイアちゃん?」
「ありがとうございます♪」
彼女はそう彼に感謝した後、あろう事かファントムに抱きついた。
ファントムはそのせいで、後ろに転びそうになった。
「えっ――あっ!?」
「ファントムさん・・・(///)。」

リレイアは顔を赤くしながら、まったり甘い声を出す。
そして・・・


「さようならですよ♪」
「はっ?」



グサッ!!!
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/18(Sun) 20:02
〜光なき世界へ〜

グサッ!!!

まるで何かに刺されたような音――――


それは突然に起きたことだった・・・。
「な、何故?」

ドサッ

いきなり地面に倒れ込むファントム。
胸からは真っ赤な血が流れ出す。
そして、目の前には返り血を浴びたリレイアの姿。

「油断しすぎですよ。」
そのリレイアはクスクスと笑いながらファントムの顔面を蹴り飛ばした。
「グッ。」
ファントムの口からは砂に血が混ざったような味がする。
(これは・・彼女じゃない!)

「お、お前は・・まさか。」
顔を見上げ、息を荒くしながらファントムはリレイアを睨みつける。
「あっ、わかりました?」

ぐにゃ〜

どんどんと変形していく彼女の姿。
そして、ついには彼女は紫色の柔軟な体に。
これはまさに・・・

メタモンだ。

「あの、ムウマ・・・お前だったのかセーラ!?」
「あれっ、気付いてませんでした?」
実はセーラの本来の姿は、あのメタモンだったのだ!
いくらファントムが元ギンガ団でも、変身済みの彼女を見破ることは出来なかったのだ!?
(俺は馬鹿か・・リレイアちゃんだと思って油断してた。)


「やっぱり、良かったですね。この体、貰っといて・・・。」
自分の胸をペタペタと触るセーラ。
コンテストの時、リレイアに体を貰うと言ったのはこういうワケだったのだ。
それにしても・・・かなり気に入ってるらしい。
ファントムのことを無視し、クルクル回ったり、飛び跳ねたりして遊んでいる。


「お前・・ミディは?」
「殺しましたけど?」

(!?)

「この野―――グッ!?」

グラッ

「無理しないで下さいよ、胸の赤いのは壊したんですから。」
そう笑いながら言い、セーラはファントムの刺された胸を指で指した。
確かに胸の赤い突起は粉々になっている。
「知ってますよ。貴方達はその胸の突起物を破壊されたら力が出ないということをね♪」
「!?」

サナ系に存在する赤い突起物
これは、彼(彼女)達のサイコパワーを溜める場所
つまりこれが破壊されたとき、力を発揮することが出来なくなる!

加えてこの胸の傷・・。
目がかすむ。


「それでは、私はバリスさんを連れて行くので先に帰りますね。
貴方はそこで死ぬまで、地獄の苦しみに耐えていてください♪」
セーラは再びムウマの姿に戻ると、よいっとバリスを背に乗せてそのまま去って行った。
ファントムはその姿をただ見ていることしか出来なかった・・。



そして待つしかない



死を―――――
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/18(Sun) 20:05
〜光なき世界へ the second〜

夜空に浮かぶ月は 消えかける蝋燭の火のように弱々しく輝き
この長かった夜に 終わりを告げようとしている
そんな夜の道――――――――


ケイタはリレイアを背に、モミ達の居るポケセンへと足を進めていた。



「もう・・朝が近いな。」
沈む直前の月を見上げ、俺は小さく呟いた。
リレイアは俺の背でまだぐっすりと眠っている。
(さすがにこう密着されてはドキドキするな・・。)

昨日の晩のことを思い出すと、やっぱり興奮してくる。
でも、今はそんな場合ではない!
今ちょうど、この付近にはギンガ団、それにファントム達が居るのだから。
俺は誘惑に負けずとペースを更に上げ、歩き出した・・・。


トコトコ・・

しばらく歩いていると、向こうの方に人のような影が見えてきた・・。
(まさか敵か?)
俺は恐る恐るにその影の方へ近づいて行った。
本来なら、もっと警戒をして避けることも考えるべきかもしれない。
しかし今回は、ポケセンへの一番の近道であるここを通る必要があるのだ。


「そこに誰か居るのか?」
ある程度近づいた後、俺はその影に向かって叫んだ。
内心では「敵じゃありませんように」と、必死で願ってはいた。


だが、肝心な返事が返ってこない・・?


俺は少しばかり気になって、どんどんとその影に近づいた。
すると近づくことによって、その影はうつ伏せになっているのがわかった。
(大丈夫かよ!?)
俺は更に更にと近づいた。


そして、その影の正体に気がついた


そこに居たのは紛れも無く、あのファントムだった。
しかし、胸部からは夥しい量の血が流れている。
この様子からすると、あのギンガ団に殺られたらしい・・・。


「死んでるの・・・か?」
俺はその場に座り込み、彼の顔を覗き込んだ。
相変わらずのふざけた顔だ。
俺はそんな奴に仕返しに唾でも吐き捨ててやろうと思った。
だが、その時―――――


「オ・・・・・・イ・・。」
今にも死にそうな声だったが、ファントムは目を開けて喋った。
何と彼こんな状況でもしぶとく生きていたのだ。
それも俺の腕を強く握り締め、立ち上がろうとしている。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/18(Sun) 20:10
〜光なき世界へ the third〜

「リ・・リレイアちゃんは・・?」
生きているのが不思議な程の怪我。
それでも、死に物狂いで俺の腕に掴まるファントムの姿が
俺の目に写る。

「リレイアは無事だ。だけどな、お前には関係ないだろう!」
俺は乱暴に彼の腕を振り放った。
大体コイツは、誰のせいで俺達がこうなってるのかわかってるかのか?


「あの子は無事なんだな。」
「何度も言わせるな。」
俺は背を少しファントムに向け、寝ているリレイアの姿を見せてやった。
それを見るなり、彼もホッと安心した表情をした。
だが、やはり怪我が酷いらしく、意識が朦朧としているのがハッキリとわかる。

「ヒドイ怪我だな。あのギンガ団にやられたのか?」
「ああ。」
「ふ〜ん・・・。先に言っておくけど、お前を助ける気なんて俺にはさらさら無いからな!」
「それもわかっている。」

実に調子の狂う奴だ。



「おいっ、よく聞け!」
急に態度を変え、ファントムが言う。
最早喋るのもキツイハズ・・・。
体中が悲鳴をあげているのが俺にもわかる。
「あんまり無理すんなよ。」
「いいから聞け。お前らは・・さっさとここから逃げろ。
あのギンガ団が言っていた。フィンケルがお前達を抹殺するとな・・。」
「あのフィンケル!?」
フィンケルとは、俺達が一度戦ったことのあるギンガ団の一員のことだ。
そして、更にファントムは話を続ける。
「それにこの町にはまだ、マニューラのバリスとメタモンのセーラが居る。
その二人はギンガ団内でも5本の指に入っている実力者だ。」

(マニューラのバリス?)

その時、俺の頭に「喫茶店〜風の音〜」で起きた日のことが過ぎった。

(あの時のマニューラ、確かにファントムって口にしてた。
そうなると、前々から俺達の近くに――――――――!?)
「イヤッ、でもメタモンか。
おいっ、ムウマは知らないのか?」
「そのムウマがメタモンの変身した姿なんだ。
それに気を付けろ、奴は既にリレイアちゃんを盗んでる。」
「!?」
「俺も・・・ゆだ・・んしてな・・・。
彼女の姿に変身したアイツにやられちまったんだ。」
なるほど、そうだったのか。
コイツくらいの実力者が簡単に負けるハズがない。
こんな状況まで追い詰められたのは理由があったのだ。
それに思ってみると、リレイアはムウマに触られたって・・。
(クソッ、あの時にはもう・・・)

「最後にコレを・・・。」
ファントムは震える腕を伸ばしながら、何やら変わった物体を俺に手渡そうとした。
俺は少し不信を抱きながらも、それを受け取った。
(意外と重いな・・。)
その後、ファントムは俺にそれについての説明をしてくれた。
俺は話を聞くと、ゆっくりと首を縦に振ってそれをポケットに閉まった。

「最後に言っておく・・・ギンガ団を滅ぼしたいなら、
ポケモン・・・・・リーグを・・目指せ――――――――――――」

そこで彼の話は途切れた。
一つの生命が終わった瞬間だったのだ。

「ファントム・・。」
俺は少しの間、彼のその姿を見続けていた。


不思議と涙は出なかった

別にアイツのことが嫌いだからというワケじゃない

俺にも彼がどんな気持ちで俺にギンガ団のことを話したかはわかる

自分の惚れた女―――――リレイアを最後まで守って欲しい

俺なんかに頼むのは気が引けただろう

でも、俺は任せられた

だったら泣いている暇なんてない

俺には彼女の為にも、そして死んだファントムの為にも

前進しなくてはならないのだ


(お前のこと・・・嫌いだったけど、死ぬには惜しいよ。
最後に言う、リレイアは絶対に俺が守ってみせる!!!
だから安心して、眠ってていいぞ。)
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/18(Sun) 20:13
〜再起〜

「やっと・・着いた。」

ファントムの死を見届けてからしばらく、俺達はようやくポケセンに到着した。
「リレイア、ポケモンセンターについたぞ。」
俺は寝ている彼女をゆさゆさとさすって起こした。
「うにゅぅ〜」
彼女は可愛い表情で小さく欠伸をすると、目を片手でこすりだす。
(まだ少し眠いのかな?)

「マスター、ここは?」
口を大きく開け、何度も欠伸を繰り返す彼女。
「ポケモンセンターだぞ。とにかく降りるだろ?」
俺はそう言って彼女を背から降ろそうとしたのだが、腕をきっちりと首に巻いていて離れない。

(何だ、まだ歩けないのか?)
俺がそう思った直後、彼女は首を横に振り出した。
得意のシンクロで考えを読まれたらしい。
「もう少し・・・・・このままでいたいです・・(///)。」
彼女はちょっぴり恥ずかしそうに言った。
ほんの少しの間とはいえ、色々と恐い目にあったのだ。
その・・・何だ―――――自意識過剰かもしれないけど、
俺と一緒に居たいってワケだろ?

「俺も実はこのままの方が良かった。」
俺は彼女に向かって笑いかけ、もう一度彼女を背に乗っけた。
何か俺までドキドキしてきた・・。


「背・・温かいですね♪」
「そ、そうか?」

何気ない会話。
それでもやっぱりドキドキする・・。
俺って変態なのか?



「そういえば、マスターの怪我は?」
「えっ、お前が治したじゃん。」
「?」
リレイアは俺の背の上で首を傾げる。
本人に自覚は無い・・・。
それじゃ、あの技は何だったんだ?
俺にも何がなんだかわからない。



―そんな頃、モミの部屋―

「ああ、外からケイタ君とリレイアちゃんの声が聞こえる・・・。
また夢でも見てるの、それとも今度は幻聴かしら?」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/18(Sun) 20:17
〜再起 the second〜

ケイタ、ポケセン到着後のすぐ―――


「マスター、ズイタウンまでこのペースで何日くらいですか?」
暑さと疲労でクタクタなリレイアは足を重そうにしながら歩いている。
実はと言うと、俺達はあれからモミ達にあの日の出来事を話した後、即この町を出発して新たな目的地に向かっていたのだ。
これもギンガ団の追っ手を警戒しての行動。
悔しいが今のメンバーでは、まだまだアイツ達には勝てないないのだ・・・。

「次の町までは・・・あと一週間とちょっとかな?」
「うぅぅ・・。」
気の無い嘆き声だ。
(まだ出発してから2〜3時間しか経ってないのに大丈夫かなぁ?)

「ねぇ、ペース上げない?
こんなスピードじゃ追いつかれるかもよ。」
後ろからモミの急かしが聞こえる。
(ペースを上げろって言われてもなぁ・・・。
貴方が一番遅いような気がする。)
大体これ以上ペースを上げるとリレイアが絶対もたない。
イヤッ、このままでも潰れるかもな・・。

「そんなに急がなくても大丈夫ですよ。
俺達を狙っているのはフィンケルだけだそうですし。」
「そ・・そう。」


「そう言えば、どうしてその――ファントムだっけ?
彼はケイタ君にポケモンリーグを目指せって言ったのかしらね?」
「わかりません。でも、きっと意味があるんですよ。」
俺は拳を強く握った。


そう、最後に彼は俺にポケモンリーグを目指せといった。
それがどういう意味かは俺達にはわからない。
だけど、きっと何かしらギンガ団に関係があるのだろう・・・。








「それにしてもボール内は楽でいいっすね♪」
「そうだね。」
熱さの中、ボールでのんびりと過ごす貝野郎とフレスカであった。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/18(Sun) 20:19
〜君の胸で愛を叫ぶ〜

ヨスガシティを出発してからの一日目の夜。
全員が長時間による移動でヘトヘトな状態。
ケイタ達はすぐに寝袋へと直行した。
最近はポケセンでの宿泊が多かった為、野宿は本当に久しぶりだ。

「いい風だな。」

俺も眠りに入ろうとしたのだが、何故か眠れなかった。
体は疲れているのに・・・何だか可笑しな気分だ。
そんなワケで俺は一人で夜風に当たっていた。
昨日も同じような時刻に外に居たのだが、今日の風は格別に気持ちよかった。
そんな時、俺はふと彼女のことを思い出した。

(リレイア・・寝ちゃったかな?)

少し気になったのか、俺はモミ達のいる女性グループの方へ足を運んだ。
夜の風はいっそうに涼しさを増している。

「リレイア・・?」
こっそりと女性グループに侵入すると・・・
寝てる、寝てる。
モミもリレイアも二人でグッスリ。
何故かフレスカやロゼリア、ラッキーも外に出ている。

(やっぱり寝てるか・・。)
俺は少し残念そうな顔をし、その場から立ち去ろうとすると急に声がした。
それも彼女の声だった。
「マスター、寝れないんですかぁ?」
「えっ・・まあな。」
完全に寝てたと思っていたのに、こういきなり声を出されてはビックリする。
その為、俺の返事はとても落ち着きが無いものだった。




「何か御用で?」
つぶらな瞳で俺を見つめる彼女。
でも少し眠そうだ。
「用っていうか・・・・・ただ起きてるかなって―――」
「そうですか。」
リレイアは歯を見せながら笑うと、「よっ♪」と言って寝袋から出てきた。


「場所を変えてお話でもしましょうか?」
彼女は自分のお尻をパンパンと叩くと、寝れない俺の為に話を持ちかけてくれた。
(でも・・・疲れてるんじゃない?)
「俺は嬉しいけど、眠くないのか?」
「大丈夫です♪」
「そう・・。」


その後、俺は彼女に連れられてここから離れた草原へと姿を消した――――
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/18(Sun) 20:22
〜君の胸で愛を叫ぶ the second〜

「それでお前があのシェルダーをリンゴで釣ってさ―――」
「フフッ、そんなことありましたね♪」

静かな夜の中で二人っきり。
俺達は取り留めの無いような話で馬鹿みたいに盛り上がっていた。
彼女が笑い、俺も笑う。
そんな時間がただずっと流れていった・・・。


「なぁ、お前に聞きたいことがあるんだ。」
話の途中に俺は彼女と顔を合わせるように言った。
ずっと、ずっと前から彼女に聞きたいことがあったのだ・・。
「改まって何でしょうか?」


「あのさぁ・・・お前、俺のどこが好き?」
俺は顔をカァーッと赤くしながら、小声で呟いた。
前から彼女が俺のことを好きと言っていてくれた。
でも、その理由を今まで聞いたことが無かった。
俺にはこんな目付きの悪い男のどこがいいのか見当もつかない。


「んぅぅ、それはですね・・・。」
勿体振るように、話に間を空けるリレイア。
俺の心臓はその間にも激しく激しく鼓動を続けていた。
そして彼女は恥ずかしいのか、俺から目をそらしながら喋り出した。
「マスターは私にこの外の世界の広さを教えてくださった人です。
そんな意味では、もちろんマスターのことを尊敬していますし、こういった感情も抱きます。
それに―――――――」
「それに?」
彼女は話の続きを喋る。
「あんまり上手には言えませんけど、何だか初対面だった気がしないんです。
何故か、昔から貴方のことを知っていた・・・・・そんな感じがしまして♪」
話を終えると、リレイアは俺に向かってにっこりとした笑顔みせた。
唇の両側がキュッと上がっていて、それはとても可愛らしかった。

「初めて会った気がしないか・・・俺はそんな気無かったけどな。」
俺が笑いを漏らすと、彼女も「それが普通ですよ。」と言って同じように笑い出した。





その笑いからしばらく――――

「そろそろ帰りますか?」
流石に彼女のまぶたにも限界が来たのか、リレイアはゆっくりと立ち上がろうとした。
だけど・・・俺は彼女の両肩を掴んでそれを止めた。
彼女の口から「えっ?」と言う声が漏れる。

誰も居ない二人っきりの夜。
俺はどうしても昨夜の続きがしたくなっていたのだ・・・。


「リレイア・・・お願いがある。」
「な、何でしょう?」
「お前がもし良いなら・・その――――――」
俺の体がガンガンに熱くなる。
心臓の鼓動は先程の比ではない。




「私も・・いいですよ。」
最後の言葉を言う前の返事・・
(シンクロ!?)



――――――――――――――――――――――――――――――――――――






ガサ ガサ

「その・・優しくして下さいね。」
「わかってるよ。」



ガサ ゴサ


パチンッ




「ちょっとマスター、そこ違いますよ!」
「嘘っ、ごめん!?」


「もう。」


ギシ ギッシ



ギシギシ・・・



「あぁ・・」









[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/18(Sun) 20:25
〜君の胸で愛を叫ぶ the third〜

モゾ モゾ・・・

どうしても眠りにつけない俺は何度も何度も寝袋の中で寝返りを打った。
顔を右に向けると、傍にはリレイアの姿・・・。
とろけるような甘い顔ですやすやと眠っている。

(俺・・・やっちゃたんだよな。)

俺は心の中でぼんやりと考え込んでいた。
別に後悔などはしていない。
むしろ嬉しかった。

でも、何か忘れているような気がする・・・。

重要なことを――――――――――――――



Zzz・・・。



俺の意識は一旦ここで途絶えた。
深い、深い眠りについたのだった・・・・。






[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/18(Sun) 20:28
〜新たな始まり〜

ポカポカの心地の良い朝。
太陽は今日もギラギラと輝きつづけ、夏を思わせる。
そんな中、必死に歩くケイタ達。
次の目的地であるズイタウンまでの道のりはまだまだ遠い・・・。



「待ってよ。ふ・・二人共、速すぎだって〜。」

後ろから聞こえるモミのヘタレ声。
先頭で歩く俺とリレイアが速すぎるのか、彼女との距離が知らぬうちにかなり出来ていた。
俺の口からは小さな吐息が漏れる。
「モミさん、もっと頑張って下さいよ!」
「ごめん・・無理。もっとペースを―――」
(面倒な人だな・・・。)
俺は仕方なく歩く速度を緩めた。
同時にリレイアも俺と同じように歩幅を縮め出した。
昨日はヘコタレタ彼女だが、今日は頑張っているようだ。


俺はそんな彼女のてちてち歩き(?)を横からこっそりと眺めていた。
するとその時、彼女が不意にこちらを向いた。


自然と合う目線―――――――

だが、すぐに互いに下を向く。
昨夜の出来事が気掛かりで、何を口にすればいいのかわからないのだ。

しばらく、何も喋らない状態が続く・・・。
風は穏やかに吹き、近くで川も静かに流れている。





そんな無言の状態を先に打ち破ったのは、彼女の笑い声だった。

「フフフ・・。」

「な、なんだよ・・急に笑って?」
「だって可笑しくないですか?
昨日はあそこまでいった仲のに、今日は無言ですよ。」
彼女はできる限り、笑い声を漏らさぬようにと口を押さえる。
「まあ、確かにそうなんだけどな。」
俺は頭をポリポリと2〜3回掻いてみせた。
彼女の言う通りかもしれない。
あそこまでやっといて、今更恥ずかしいもクソもないような気がする。

「後――」
彼女の話はまだ続く。

「どうでもいいですけど、初めての子はもっと丁寧に扱って下さいよ♪」
彼女は俺の膝をえいっと叩く。
(そんなに乱暴だったのか―――俺?)
俺は心の中でそっと反省をした。

だけど、前にも言った・・・かな?
彼女に怒られると、妙に悔しい。
俺はすぐに反論する。


「う、うるさいなぁ・・。お前だって嬉しそうな顔して変なこと連発して言ってただろ!?」
「へ、変なこと言ってました?」
彼女はドキッとした顔をする。
心当たりは無いようだ。
しかしながら、俺ははっきりと覚えている。
確かに昨晩のあの時、リレイアはありえない程の危険発言を連発していた。
ここでは敢えて公開しないけど・・。

「自覚無いってことは、お前って意外と普段からそっち系に興味深々?」
俺がちょっぴり意地悪そうにそう言うと、彼女の顔が昨日の時に負けないくらい真っ赤かになった。
「嘘・・(///)。」
両手で顔覆いかぶせ、座り込む。

(うぐっ、言い過ぎたか・・。フォローしなくちゃ。)

「そう赤くなるなって。みんな、そんなモノだよ。」
俺は彼女と同じ目線で話しかけ、頭を撫でた。
彼女もすぐにこちらを見上げる。
「本当ですか?」
「ああ。」


・・・


彼女から送られるのは冷たい視線・・・。
コイツ・・信用してないな。


俺は何とか誤魔化そうと、彼女の背を押して出発を促してやった。
「今はそんなこといいだろ。早く行こうぜ。」
「そ、そうですよね。」







彼女が笑い、そして俺も笑う。
昨日と同じだけど、また違う笑い。


これからも俺達にはたくさんの困難が訪れるだろう。

でも辛いことばかりじゃない!

同時に俺達には明るい笑いも待っている。

彼女と一緒に過ごせるこの中で―――――――――――



俺とリレイアはそのままズイタウン目指して走っていった。
俺達の冒険はまだまだ始まったばかり。

そして、この愛もまた・・・
始まりのページをほんの少しめくっただけにすぎないのだから。




〜ポケサナストーリー 完〜








「ちょっと、何でペース上がってるの?
それに、「完」って何よ―――――――――!」















「待てぇぇ―――――まだ、終わってねぇよ!!!
これは、第二部が「完」ていう意味なんだよ。<絶対勘違いされるぞ」
「第二部って・・・どこまでが一部だったんですか?」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/19(Mon) 23:29
〜ズイタウンでの日々〜

ファントムとの決戦から二週間以上が経過したある日。
俺達はようやく到着したズイタウンで疲れを癒していた。

この町に来てから3日程経つが、ギンガ団の動きはみられない。
俺達を見失ったか、それとも・・・・・
また何か別の作戦があるのだろうか?
それは俺達にも全くわからなかった。




「よしっ、体も調子が良くなってきたぞ。」
早朝、俺は体を色々と動かして入念に運動をしていた。
ファントムにやられた怪我はリレイアのおかげ(?)で、きちんと回復している。
後は旅の準備をして、トバリシティに向かうだけ。
そう思っていた時、リレイアが何やら封筒を持って部屋に入ってきた。

「何だ、その封筒?」
「ペリッパーがお届けモノをと・・・。」
彼女にもあんまりよくわからないらしいが、とにかく俺への宅配便らしい。
俺はリレイアから封筒を預かり、差出し人を確認した。
すると、それはダイチからのモノだとすぐにわかった。

「不良さんからですか?」
「らしいな。」
興味深々で封筒を眺めるリレイアを払い除け、俺はゆっくりと封筒を開いた。
中からはペラペラな紙切れが二枚と、便箋が一枚。
俺はとりあえず、便箋を広げて読んでみた。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――
最近、調子どうよ?
俺はもう最高だぜ。トバリのゲーセンで大儲けしちゃって、一気に大金持ち♪
これも全て、あの時に口止め料をくれたお前のおかげだぜ。

今日はやさしいダイチ様が貧乏な君達にプレゼントあげるつもりだ。
それは何と、最近出来たあの有名な遊園地 「ポケパーク」 のチケットだ。
是非、あのキルリアと楽しんで来てくれ!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

俺の口はしばらく開いたままだった。
あの馬鹿、こんな下らないモノを送ってきやがって。
それに口止め料金残ってたのかよ。

俺は封筒と便箋をビリビリに引き裂いてやった。
「あの馬鹿が・・。」
「でも、遊園地のチケット貰っちゃいましたね♪」
リレイアはチケットを握り締めながら、無邪気な笑顔をみせる。
そう言えば、彼女は遊園地になんて行ったことがない。

「お前、遊園地に行きたい?」
「はい♪」
彼女は何度も首を縦に振ってみせる。
「それなら行ってきていいぞ。俺もお前と一緒に――――」
「えっ、本当ですか!?
それでは、さっそくモミ姉と一緒に♪」


・・・


「へっ?(モミさんと・・・」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/19(Mon) 23:34
〜ケイタのなつやすみ 海の冒険篇〜

天気は良好

まさにお出かけには最高の一日

そんな日にリレイアとモミは遊園地へと旅立つのであった・・・


「それではマスター、行ってきますね♪」
「うん・・・。」


リレイアはとびっきりの笑顔と共に手を振る。
背中には最近、俺が買ってあげたピンクの鞄をぶらさげて、髪はサナサナ(さらさら)となびかせている。
そんな非常に可愛らしい彼女の姿を見ても、今日の俺は喜べない。


それもそうだろう・・・

彼女が一緒に遊園地へ行く相手は俺ではなくモミなのだから。
はっきり言うが、ショックだ。
俺はてっきり自分を誘ってくれると信じていたのだから・・・。

そう考えると、自然と俺の表情に明るさはなくなっていく。


「そんなに恐い顔しないでくださいよ・・・。」
「お土産買ってきてあげるわよ♪」


俺の暗さとは逆に彼女達は明るい・・・。
よほど楽しみなんでしょうね・・・・・。
反面、俺はただため息を付くしかなかった・・・・・・・。


「途中で・・こんごうだまを狙われてもしりませんよ・・・・。」
気の無いぼそぼそ声。
聞こえて無さそうでも、モミの耳には入っていた。

「それなら大丈夫よ。」
不思議とニコッと笑う彼女。
そしてポケットから何やら取り出し、俺の手のひらにそれを置いた。
石ころだろうか?
微妙に重い。

「何ですか・・・・・・・・・コレ・・・・・?」
「こうごうだま。」


・・・


「そうですか・・・・・・・・・・・・・。」
本来ならツッコミを入れる所なのだろう・・・・・。
だけどそんな気力が出ない・・・。
俺はノーリアクションでそのこんごうだまをポケットに入れた。
「反応薄いなぁ――――大丈夫?
とにかく、それでギンガ団全員はめでたくケイタ君狙いになるから。
私達は安全圏だよ!」
平気に恐ろしいことを笑いながら言うモミ。
でも・・・やっぱり―――――反論する気力が出ない。




俺の薄いリアクションに飽きたのだろう、モミ達は早々と出発した。
「それでは、楽しんできて・・。」
俺も今にも死にそうな目付きで彼女達を見送る・・・。


二人共は一度もこちらを振り返ることは無かった・・・・・・・・。



それ程、今の俺は恐ろしかったのだろう・・・・。




「今日のケイタ君、怖くない?」
「不気味でしたね。」
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/19(Mon) 23:36
〜ケイタのなつやすみ 海の冒険篇〜

リレイア  そして・・モミ
二人の女性が居なくなった今
俺の幸せな空間は一瞬に打ち砕かれ
辺りには淋しさしか残っていない・・・

そんな中

俺はある一つの決心をした――――――――――



「こうなったら、俺だって海にでも遊びにいってやる!」
今思ってみればこの時期、世間は夏休み。
俺くらいの年の男なら、この長期休日を利用して何処かに出かけるくらいの根性をみせるのは当たり前!
それにだな、俺だって偶には遊びに行ってもいいハズだ。

「よ〜し、さっそく水着の見学だぁ!!!」
鞄に財布やらモンスターボールを詰め込み、俺はさっそく準備に取り掛かる。
やろうとしていることは普段のダイチとあまり変わりないかもしない・・・
だけど、そんな事は関係ない!
俺を置いていった彼女達が悪いんだい。


準備が終わると俺はさっそく近場の海へ向かって出発した。



お日様はギラギラと輝き、まるで俺を海へと誘っているようにみえる。


目指せ、海!


そして目指せ、水着の美少女!






この行動がきっかけに、ケイタに新たな出会い―――――

そして事件が起こるという事は

まだこの時点では

作者しか知らないのであった・・・
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/19(Mon) 23:39
〜ケイタのなつやすみ 海の冒険篇〜


「5人目の・・お姉さん・・もダメ―――だったか・・・・・。」
近場の海辺での出来事・・・。
ナンパを見事に失敗した俺は、手痛い平手打ちと共に砂浜に散った。


赤く腫れた頬は太陽の熱を浴びてよけいに痛さを増す。
俺はその頬をやさしく撫でる。
口からはかすかにだが、血の味がした。
「イテェなぁ・・。」
リレイア、モミという二人の女性に囲まれて旅をしてきた為、俺は大きな勘違いをしていたのだろう。
世間からしてみれば俺は、決してモテるタイプではない。
今日のこの出来事で俺はそのことを嫌というほど痛感させられたのだった。

「俺じゃ、無理なのかなぁ・・。」
5人目の女性から断られた今、俺はすっかり意気消沈していた。
このまま続けても時間の無駄だろう――――
俺はそう考えて、仕方なく一度休憩するために海の家へ向かった。
気のせいか足取りは重い・・・。





ガチャッ

「いらっしゃいませ〜♪」
さっそく近場の海の家に入ると、そきには可愛らしい声で軽く頭を下げるウエイターさん。
意外にも海にいたどの女性よりも美人なような気がした。
「御一人様ですね、どうぞこちらへ。」
その女性は俺に同行者が居ないことを確認すると、奥の方で空いていた席に案内をしてくれた。

「それではメニューが決まり次第、御声をおかけください♪」
「ども。」
何故か御客である俺が彼女に頭を下げると、彼女はクスリッと笑って他のテーブルへとまわった。
別に好みではないけど、やっぱり美人だぁ。
俺はニヤケながらメニューを手にとった。

「ご注文のお品です♪」

店内の奥から俺のジュースを運ぶ、先ほどのウエイターさん。
他の御客さんの品も持ち運んでいるため、やけにフラフラとしてて危なっかしい。
(大丈夫かなぁ・・・?)
俺がそう心配していると――――

「キャァァァ――ッ!」

ガシャン


注文通りの展開・・・
見事に転倒してみせた彼女。
ご注文の品も、丁寧に俺にオールヒット。


お皿やコップのほとんどは割れ、焼きソバやジュースが転げ落ちる。
周りは急に静かになり、無惨にも食べ物の死骸が床に残る。



「す、すいません!」

慌てて俺の服を拭こうと、近くの布巾を手にとる彼女。
どうでもいいんだけど、その布巾・・・テーブルを拭いたヤツだし、濡れてもいますよ。
しかし、彼女はそんなこと気にもせずに一生懸命に俺のスーツを拭きだした。

「本当にすいません。私、まだ見習いで・・・。」
何度も何度も彼女は頭を下げる。
それに伴い、俺のスーツも濡れてくる。
濡れているのに気が付いていないのか、この光景を見ていた人たちあちらこちらでも笑いを漏らす。


流石の俺も我慢が出来なくて怒ろうとした。
が、それよりも先に店の奥から大きな声がした。
「カホ、また何かしたの!」
その大声に周りの人たちも驚く。
俺もそのせいで、心臓が止まりそうになった.


だが、一番驚いていたのはそのウエイターの方だった。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/19(Mon) 23:42
〜ケイタのなつやすみ 海の冒険篇〜

「カホ、また何かしたの!」
店の奥から大きな怒鳴り声。
周りの人たちはその声に一瞬ビクッとする。
そしてウエイターもまた・・・。



「御客様、この子が何か・・・って、アァァ―――!!!」
さっきの声の主が現われ、俺の方を見て再び大声を出す。
このウエイターが濡れた布巾で俺の服を拭いているのに気が付いたらしい。
「あの・・スーツは大丈夫ですか?」
その人は大慌てでウエイターを押しのけ、代わりの布巾で拭き出す。
よく見るとこの人も女性だ。

「全くカホはドジなんだから・・。怪我はない?」
「無いです。」
「そう。」
この二人の会話から見ると、職場の先輩と後輩といったところか・・・。
俺も面倒な所に来てしまったものだな。

「ほらっ、ちゃんと頭を下げて。」
先輩らしき方はウエイターの頭を下げさせる。
彼女も必死に「すいません!」と、謝っている。
(別にもういいのに・・・。)


このやり取りを見ている他の客の視線がどうにも俺には痛い。
「あの・・、気にしなくてもいいですよ。
それより他の御客さんも来ていますし。」
「そうですか・・・。カホ、次は失敗しないでよ!」
「はい。」
先輩の言葉に対し、気の無い返事をする彼女。
先輩がこの場を離れて、心の中ではホッとしているのだろう。
「カホさんでしたっけ・・・・?
色々と大変なんですね。」
「やだ、名前覚えちゃった!?」
カホはちょっぴり驚いた顔をすると、再び顔を下げて謝った。

「先程はすいませんでした。
御詫びに何かさせて下さい。」
「御詫び?」
そう言われてもちょっと困るなぁ。
特にこれからの予定も無いし――――――
「それじゃぁ、今日一日だけ一緒にデートでも。」
俺は冗談交じりに一言。

しかし、彼女は意外にも――――

「えっ、私でいいなら・・・(///)」
「へっ!?」
「じゃぁ、バイトの時間が終わったらね♪」
(本気?)
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/19(Mon) 23:44
〜ケイタのなつやすみ 海の冒険篇〜

約束のバイトの終了時間、お店の前で待っていた俺の所にカホがやって来た。
この前とは違って私服姿・・。
そんな彼女がちょっぴり輝いて見えた。
「ごめんね。待った?」
「イヤッ・・・全然。」
俺は少し照れながら答える。
(うっ、意外に可愛いなぁ・・・。)


「さて、どこで遊ぼうかぁ?
え〜と、名前・・・まだ聞いてなかったね。」
「あぁ、ケイタっていいます。」
俺は遅れながらも自己紹介する。
そう言えば、名前をまだ言ってなかったのだ。
「それじゃぁ、ケイタ君のどこか行きたいとろこは?」
目をキラキラと輝かせながらカホが尋ねる。
しかしながら、俺はここらの事は全く知らない。
実に残念である。
「その・・・この辺初めてでよくわからないんです。」
俺は仕方なく、彼女に謝った。
彼女も非常に残念そうな顔をする。
「えっ、それは困ったわね。(私も来たばかりだし・・・)」


「それなら良い所があるわ。」
そんな時だった。
店の中から声がした。
それもさっきの先輩(?)らしき人の声だ。
「アヤ先輩!?」
「全く・・・二人共なってないんだから。
今日は特別に私が良いデートスポットを伝授してあげるわ。」
そう言うと、彼女は俺達に一枚の紙切れを手渡した。
「何ですかこれ?」
「良いから、見てみなさい。」
俺達は首を傾げながらも、言われたままにその紙切れに書かれた内容を読み始めた。

「夏のポケモンバトル大会?」
「それもダブルバトル・・・。」

「そう、二人が協力して戦う大会なの!
これならお互いに楽しめるわよ〜。」
アヤはまるで子供のようにはしゃぐ。

(デートでポケモンバトルって何だよ・・。)
俺は断ろうとしたのだが――――

「ケイタ君・・・ポケモン持ってる?」
「えぇっ・・・まぁ、一応。」
「殺るわよ!」
(えっ、本気ですか?)

カホは挑戦する気満々のようだ・・・。
何かスイッチでも入ったのか?
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/19(Mon) 23:47
〜ケイタのなつやすみ 海の冒険篇〜

「よし、登録完了♪」
登録用紙を両手でペラペラとさせながら喜ぶカホ。
本人曰く、「大会という名を持つ物はとことん制覇する!」と、いうのが彼女の真情であるらしい。
せっかくのデートチャンスなのに・・・俺にとっては残念な出来事だ。

「商品も出るらしいし、目指すなら優勝よ!」
やる気の無い俺の顔を見たカホは景気付けにと、一発俺の背を叩く。
本人は軽めにのつもりだろうが、微妙に痛かった・・・。

「カホさん、正直言うと、俺・・ダブルの経験なんて浅いですよ。」
俺はケホケホッと咳をしながら声を出す。
彼女が優勝したい気はわかるが、俺にとってダブルはほとんど未知の世界。
経験も過去に数回しか無いほどだ・・・。

「大丈夫よ〜、二人が適当に協力すれば勝てるって♪」
やけに自信満々に答える彼女。
(それ本気で言ってるの?)
そう俺が言おうとした瞬間、同じようなセリフが飛んできた。

「本気でそう思ってるのかい?」

その声に反応して後ろを向くと、二人組のポケモントレーナーの姿があった。
二人とも地元の人だろうか?
肌がこんがり焼けて小麦色になっている。
「僕の名前はタカオ。隣はミーリだ。」
いきなりだが、男性の方が自己紹介を始めだした。
同時にもう一人も俺達に向かって喋り出す。
「貴方達もこの大会の出場者ね。
でもね、さっきの会話を聞いている限りたいしたことはないわね。」
「むぅ・・。どういう意味ですかぁ?」
少し頬を膨らませて反論するカホ。
そんな時、またもや声が飛んできた。

「ダブルバトルを甘く見ている時点で私達には勝てませんよ♪」

今度も女性と男性の二人組だ・・・。
たぶん、こちらも地元の人なのだろう。
そして性懲りも無く語りだす。
「私の名前はアイ。前大会のベスト8の実力者です。」
「はぁ。」
「そして、僕は彼女のパートナーであるヨウイチだ。」
「はぁ。」


「ベスト8って・・・・・参加人数が少ないから、簡単なのよね。」
「むっ!?」
「僕達なんて、昨年は完全試合をしたぜ。」
「小学生相手にな。」
「なんだとぉ!」


わー わー


ぎゃ――――


ぎゃ――――


「何か揉めてるな。」
「うん。」


俺達が揉めている間に逃げようとすると、全員が後ろに目があるかのようにこちらを振り向く。
そして最後に一言・・・。

「とにかく、この大会に勝つのは俺(私)達だ!」



「はぁ・・。」
(勝手にやってくれよ。)
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/19(Mon) 23:50
〜ケイタのなつやすみ 海の冒険篇〜

「フィールドが砂浜っていうのがポイントなのよねぇ・・。」
「う〜、足を取られやすいってワケですよね。」
あの意味不明の集団から抜け出した俺達。
あれからずっと試合に向けての会議だ。
本気で優勝を狙っているらしく、カホの表情は真剣。
遊びでも全力を尽くすタイプなのだろう。


この大会には簡単に二つのポイントがある。
まずは互いの出せるポケモンが一試合につき一匹という点。
<ダブルだから 2 VS 2
つまり、タイプや相性次第ですぐに勝負が決まってしまう恐れがあるのだ。
そして二つ目はフィールドが砂浜ということ。
このビーチで行われる大会なので当たり前な話なのだが、これが意外と厄介なルール。
慣れない足場な上、陸系のポケモンにとっては動き難い場所。
さっきからカホも「地元有利になりそうね。」と連呼している。
まぁ、それは仕方が無いことだ・・・。


「やっぱり、私は地形を無視出来るビークインかな?」
長い会議の後、ようやくカホは自分の手持ちを選ぶ。
彼女が選んだのはビークイン。
このポケモンは弱点が多く短期決戦になる可能性もあるが、空に浮いている為に先程述べていた不利な状況をカバーできるのだ。
「だったら俺はこのシェルダーですね。」
一方の所、俺は彼女とは逆の陸系ポケモンの貝野郎を選んだ。
単に飛行タイプを持ってないというのもあるが、こいつは本来なら海のポケモンだし、足で動くタイプではない。
フレスカよりはある程度動けるだろうし、デメリットは少ない・・・。
そういった考えもある。


「とりあえず、一回は顔の見せ合いこでもしようか♪」
「ですね。」
カホは俺の返事を聞くと、ニコッと笑ってモンスターボールを投げる。
俺もそれに合わせて同じようにボールを投げる。

ボンッ

という音をたてて現われたのは、大きな巣を体に持つ女王蜂のようなポケモン。
ビークインだ。
そして俺の方はもちろん貝野や―――――――

(あれ?)

よ・・・予想外の出来事。
なんと俺のボールから飛び出たのは貝野郎ではなく、モミの手持ち・・・
ロゼリアだった。
俺は慌ててバッグを探るが他にボールはない・・。
間違って持って来てしまったのだ!?



ロゼリアは見慣れない場所、しかも俺に呼び出されたことに戸惑いを感じている。
カホは見たことも無いシェルダーだねっというような顔をしながらずっと口を開けている。


「あの・・・これは?」
ロゼリアは軽く首を捻ってみせる。
[14644へのレス] Re: ポケサナストーリー 投稿者:サーナ 投稿日:2007/11/19(Mon) 23:54
〜ケイタのなつやすみ 海の冒険篇〜

見慣れない場所、しかも主人でもない人に呼び出されたロゼリアはいまいちこの状況が理解出来ず、困惑を隠せない。

「すまんロゼリア・・・。これには色々とあって。」
「はぁ?」

とりあえず、俺は彼女に今の状況を大まかに説明をした。
今まで彼女とは全く話した記憶が無かったので、おそらくこれが初の会話かもしれない。
そのせいか、どことなく話し難かった。

大体のお話の後、実に嫌そうな顔をしたロゼリアが言う。
「要するに私が戦えばいいんでしょ?」
「うん。頼むよ・・・。」
俺が頭を下げると、彼女がムスッとした表情で頬を膨らませてみせた。
「もしかして――嫌かな?「
「当たり前です。主人以外の命令を聞くのは不本意ですから。」
「そこを何とかお願いしますロゼリア様。」
俺は今度は両手を合わせて頼む。
彼女はそれを見ると自分の口を閉じだした。
考えてくれる気はあるようだ。

しばらくの無言状態の後、ようやく彼女は再び重い口を開けた。
「今日のところは特別ですよ。」
その言葉を聞いて、思わず俺はガッツポーズをした。
だが、「ただし条件があります――――」とすぐに付けたしがきた。
話の流れからいって、どうせろくなものではない・・。
それだけはわかる。

「条件って何だよ?」
「そうですね。帰宅後は一回くらいは遊びに連れていって下さい。」
彼女は照れながらそう言うと、すぐに俺から目線をそらした。

「遊びにって・・・・・モミさんと一緒に俺が行けってこと?」
「いえっ、貴方と二人です!」

・・・?

彼女の言いたいことが良くわからない。
二人っきり・・・
それではまるでデートではないか?

「う〜ん、意味が良くわからないなぁ。
それって俺をデートに誘ってるって取ってもいいの?」
俺のあまりにも単刀直入な質問に彼女の鉄拳が顔面に飛んできた。
「勘違いしなで!
ただ、貴方が私の主人に相応しいかテストするだけよ。」
「テスト?」

なんだぁ・・
そのデートで俺を計る気か?
全く、何が何だかわからない女の子で困る。

「で・・・どうします?」
自慢の腕の毒の薔薇を顔面に突きつけるロゼリア。
まるで脅迫だ・・。
「わ、わかったからその腕を引け。なんか銃口みたいで恐い。」
「はいはい。」
彼女は少し意地の悪い顔をしてか